JP2019093679A - インキ壺装置と印刷機及び印刷機の制御方法 - Google Patents

インキ壺装置と印刷機及び印刷機の制御方法 Download PDF

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雅幸 井爪
Masayuki Izume
雅幸 井爪
淑女 青山
Shukujo Aoyama
淑女 青山
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Abstract

【構成】 インキ壺は、フレームと、プレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を備えている。前後進機構は、前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である左右一対のカムと、左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータとを備えている。【効果】 プレートと壺ローラとの隙間を精密かつコンパクトに調整できる。【選択図】 図2

Description

この発明は印刷機のインキ壺装置と、印刷機自体、及び印刷機の制御方法に関する。
特許文献1(JP3194174B)は、巻き取りと繰り出しが自在なプラスチックフィルムでインキ壺の表面を覆い、インキ壺がインキで汚れないようにすることを開示している。特許文献1はさらに、インキ壺全体を回動軸により回動させ、インキ壺と壺ローラとの隙間を調整することを開示している。
インキ壺と壺ローラとの隙間は、版胴へのインキ供給量を左右する重要なファクターである。インキ壺全体を精密に回動させることは難しく、またこのような機構は大がかりなものに成りやすい。
JP3194174B
この発明の基本的な課題は、インキ壺と壺ローラとの隙間を精密かつコンパクトに調整できるようにすることにある。
この発明は、インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介してインキを供給する印刷機の、インキ壺装置において、
インキ壺の壺ローラ側を前方、壺ローラとは反対側を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
インキ壺装置は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有するインキ壺を備え、
前記前後進機構は、
前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータ、
とを備え備えていることを特徴とする。
好ましくは、前後進機構は、プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させるように構成され、
さらに壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナを備え、プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナは壺ローラ側へ前進する。
この発明の印刷機は、インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介して版胴へインキを供給する。この発明の印刷機は、
インキ壺の壺ローラ部を前方、壺ローラとは反対を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
インキ壺装置は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有するインキ壺を備え、
前記前後進機構は、
前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータ、
とを備え、
かつ、プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させるように構成され、
印刷機は、壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナをさらに備え、
プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナは壺ローラ側へ前進するように構成されていることを特徴とする。
この発明の印刷機の制御方法では、インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介して版胴へインキを供給する。この発明の印刷機の制御方法は、
インキ壺の壺ローラ側を前方、壺ローラとは反対側を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
インキ壺装置は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有するインキ壺を備え、
前記前後進機構は、
前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータ、
とを備え、
さらに印刷機は、壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナを備え、
前記前後進機構により、
プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させ、 プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナを壺ローラ側へ前進させ、前記隙間に溜まった汚れを除去することを特徴とする。
この発明では、プレート側ガイド面の傾斜あるいはフレーム側ガイド面の傾斜を利用し、カムの左右動をプレートの前後進に変換する。また左右一対のカムにより、プレートは右半部と左半部が同じだけ前後進する。そしてプレート側ガイド面の傾斜あるいはフレーム側ガイド面の傾斜を用い、カムの左右動をプレートの精密な前後進に変換する。モータはカムを左右動させ、ボールネジ等にプレートを取り付けて前後進させるのではない。このため、ボールネジ等がフレームの後端部から突き出すことがなく、インキ壺装置をコンパクトにできる。全体としては、インキ壺と壺ローラとの隙間を精密かつコンパクトに調整できる。
印刷用紙全体に対して再生紙を占める割合が増したため、紙粉等の汚れが版胴から煉りローラ等を介してインキ溜へ移動するという問題が生じている。紙粉等の汚れはインキ壺と壺ローラとの隙間を塞ぎ、インキ供給量が低下する。また紙粉等の汚れは均一に隙間を塞ぐのではないので、壺ローラの軸方向に沿って印刷濃度が変動する。これに対して、前後進機構により、プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させる。そしてプレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナを壺ローラ側へ前進させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する。このようにすると、清掃位置で紙粉を除去でき、清掃位置でも印刷位置でもプレートと壺ローラとの隙間を所望の値にできる。また印刷位置でプレートと壺ローラとの隙間を調整できるので、インキの種類、印刷濃度等に応じ、プレートと壺ローラとの隙間を調整できる。
好ましくは、前後進機構により印刷機の休止時にプレートを壺ローラ側へ前進させ、プレートと壺ローラとの隙間からインキが漏れることを防止する。
この発明の基本的な特徴は、プレートを精密に前後進させることができ、かつコンパクトなインキ壺の前後進機構にある。
この発明の実用的な特徴は、プレートを精密に前後進させることにより、インキ壺と壺ローラとの隙間を塞ぐ紙粉等を除去できることにある。
またこの発明の追加の特徴は、コンパクトで正確な前後進機構を実現するための種々の機構にある。
そしてこの発明では、前後進機構をコンパクトにし、プレートのインキ溜側表面を繰り出しと巻き取りが自在なプラスチックフィルムで覆い、インキ壺の保守を容易にできる。
上記の特徴の内で必須なものは、プレートを精密に前後進させることができ、かつコンパクトな前後進機構である。
好ましくは、左右一対のカムのフレーム側ガイド面は互いに平行、プレート側ガイド面は互いに平行で、かつ左右一対のカムはコネクションロッドにより連結されている。一対のカムをコネクションロッドにより連動させるので、一対のカムを自然に同期して運動させることができる。左右のカムの運動方向と運動する距離は同じで、フレーム側ガイド面を互いに平行にし、プレート側ガイド面も互いに平行にする。さらにボールネジで左右のカムを連結し、モータの回転を歯車で減速するのではないので、バックラッシがない。
好ましくは、左右一対のカムの各々に関して、フレーム側ガイド面は左右方向に平行で、プレート側ガイド面が傾斜面である。さらに少なくとも2個のフレーム側ローラと1個のプレート側ローラとが設けられている。このようにすると、少なくとも2個のフレーム側ローラとフレーム側ガイド面とを用いてカムをフレームに取り付け、次いでプレートを取り付けることができ、インキ壺装置の組立が簡単になる。
好ましくは、モータの出力軸にその回転中心から偏心したピンが設けられ、かつ左右一対のカムの一方に設けられかつプレートの前後進方向に沿った長孔もしくは長溝にピンが係合している。ピンは出力軸の回転中心を中心に回動し、かつプレートの前後進方向に沿った長孔もしくは長溝に係合しているので、カムは左右方向に往復動する。そして他方のカムはコネクションロッドにより、同じストロークで左右動する。
好ましくは、フレーム後端部の凹部にモータが取り付けられている。モータをフレーム後端部の凹部に取り付けるので嵩張らず、かつモータの出力軸はプレート表面に垂直なので、モータはコネクションロッドと接触しない。
好ましくは、プレート側ローラは偏心軸を備え、かつ前記偏心軸はプレートに着脱自在な取付板とプレートに挟まれて、回動不能にプレートに固定されている。取付板による締め付けを緩め、偏心軸を回動させることにより、プレートの前端部と壺ローラとの隙間を調整できる。そして取付板により偏心軸を締め付けると、偏心軸は回動しない。
好ましくは、ロールから繰り出されかつ他のロールに巻き取られるプラスチックフィルムにより、プレートのインキ溜側表面が覆われている。この発明では、前後進機構がコンパクトで、インキ壺からの出っ張りが少ない。このため、例えばインキ壺の上下にプラスチックフィルムのロールを設けて、プレートのインキ溜側表面を覆うことができる。プラスチックフィルムでプレートを覆うので、インキの変更等の際には、ロールから新しいフィルムを繰り出し、古いフィルムを巻き取ればよい。そしてプレートの表面がインキで汚れないので、インキ壺の保守が容易になる。
好ましくは、プレートを清掃位置へ後退させる前と後とに、インキ溜へインキを補充する。インキ壺と壺ローラの隙間を清掃すると、ダクターローラ等へのインキの供給が中断するので、印刷濃度が低下することがある。そこで清掃前にインキを補充し、壺ローラの後段の練りローラでのインキのバッファ量を増し、清掃時の印刷濃度の低下を防止する。また清掃後にもインキを補充し、清掃時に減少した練りローラのインキバッファ量を補う。特に好ましくは、清掃により除去するインキと合計で同量のインキを清掃の前後に補充し、清掃の前後でインキ溜のインキ量が変動しないようにする。
実施例の印刷機の要部側面図 実施例でのインキ壺のフレームの平面図 実施例でのインキ壺のプレートの底面図 実施例でのインキ壺の正面図 実施例でのカムとローラ及びモータを示す、図2の部分拡大図 実施例での図5とは左右反対側のカムとローラを示す、図2の部分拡大図 変形例での図5とは左右反対側のカムとローラを示す、図2の部分拡大図 実施例での偏心ローラの取付を示す、インキ壺プレートの要部拡大底面図 実施例でのリニアガイドを示す、インキ壺の前後進方向拡大断面図 実施例でのリニアガイドを示す、インキ壺の左右方向拡大断面図 実施例での、モータとブレードの状態及びインキ壺と壺ローラとの隙間の変化を示す図
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
図1〜図11に実施例を示す。図1において、1は印刷機で例えばオフセット印刷機で、凸版印刷機等でも良い。印刷機1のインキ壺2は、例えば固定のフレーム3と、前後進するプレート4とその前後進機構とを備えている。フレーム3の後端部を5,前端部を6で示し、プレート4の後端部を7,前端部を8で示す。また9はインキをインキ壺2へ供給するインキ供給口である。
10は壺ローラで、プレート4の前端部8との隙間からインキを供給し、壺ローラ10とインキ壺2との間に溜まったインキがインキ溜11となる。12は清掃時にインキを受けるパンで、ブレード13を備え、空気圧等のシリンダ14により、壺ローラ10と接触してインキを掻き落とす清掃位置と、壺ローラと非接触の後退位置との間で前後進する。なおパン12は、モータ、ソレノイド等により前後進しても良い。またパン12にインキを溜めず、掻き取ったインキをパイプ等により直ちに排出しても良い。さらにブレード13の代わりに、ブラシ等でインキを除去しても良い。
実施例のインキ壺装置は少なくともインキ壺2を含み、これ以外に後述のロール29,30,及びパン12、ブレード13、シリンダ14を含んでも良い。インキ供給口9、壺ローラ10、及び後述のダクターローラ15は印刷機の一部である。
15は分割ダクターローラで、その軸方向に沿って複数個のローラに分割され、個別のローラ毎に図1の黒抜き矢印方向に往復し、壺ローラ10との接触時間を調整できる。なお軸方向に沿って分割されていない1個のダクターローラを用いても良い。16は練りローラで、例えば複数個の練りローラ16を介して、版胴18へインキを供給する。また19は印刷機1のコントローラである。ローラ10、15,16の回転方向を図1の白抜き矢印で示す。
図1〜図10を参照し、プレート4の前後進機構を説明する。インキ壺2の後端部の、フレーム3とプレート4の間の凹部31に、左右一対のカム20,21、モータ26等の前後進機構が収容されている。フレーム側ローラ22はベアリングローラで、固定の軸がフレーム3に取り付けられている。プレート側ローラ24もベアリングローラで、ローラ24の回転中心から偏心した軸25が、プレート4に固定されている。なお軸25は、ローラ24が回転しても動かない。サーボモータ等のモータ26がコントローラ27(図4)により制御され、カム20,21を図2の左右方向に移動させる。そしてプレート4の表面はプラスチックフィルム28に覆われ、フィルム28はロール29から繰り出され、ロール30に巻き取られる。
インキ壺2に関する前後左右の方向を図2に示し、壺ローラ10側が前方F、その反対側が後方B、壺ローラの軸方向(インキ壺2の長手方向)に平行な方向が左右方向で、図2の左側が左方L、右側が右方Rである。
フレーム3の後端部5には左右一対あるいは1個の凹部31が設けられ、例えば右側の凹部31にモータ26を収容する。モータ26は軸方向がインキ壺2の上面に垂直で、図5に示すように出力軸33に偏心したピン32が設けられ、ピン32がカム20の長孔34あるいは長溝に係合している。そして長孔34等の方向は、インキ壺2の前後方向に平行である。
左右一対のカム20,21は、コネクションロッド36により連結されている。37,37はコネクションロッド36の両端のねじ部で、共に右ネジあるいは共に左ネジである。このため何らかの理由でコネクションロッド36が回転しても、カム20,21間の距離は変化しない。38はコイルスプリング等の付勢部材で、カム20,21あるいはコネクションロッド36等を右側へ付勢する。
図5,図6に示すように、プレート4の前後進方向に沿って、カム20,21の前面に左右方向に平行なフレーム側ガイド面51が設けられ、後面に左右方向から傾斜したプレート側ガイド面52が設けられている。なお実施例では、プレート側ガイド面52は傾斜角が一定のテーパー面である。そしてカム20,21毎に少なくとも2個設けられたフレーム側ローラ22,22がフレーム側ガイド面51を支持し、フレーム側ローラ22,22の軸はフレーム3に取り付けられている。このため、フレーム側ローラ22,22とフレーム側ガイド面51により、カム20,21の前後方向位置が定まる。さらに、1個のカム20,21が2個のフレーム側ローラ22,22により支えられ、カム20,21の前後方向位置は安定している。
カム20,21毎に、軸がプレート4に取り付けられた1個のプレート側ローラ24が設けられ、プレート側ローラ24はプレート側ガイド面52に支持されている。プレート側ローラ24とプレート側ガイド面52により、カム20,21を基準としての、プレート4の前後方向位置が定まる。プレート4は左右で合計2個のプレート側ローラ24,24により支えられ、前後方向位置は安定している。なおプレート側ローラ24はベアリングローラなので、プレート側ローラ24がプレート側ガイド面52に対して回転しても、軸25は回動しない。また55,56は、ローラ22,24のフランジをガイドする溝である。
カム20,21の作用を説明する。モータ26の出力軸33が例えば1回転すると、ピン32は円形の軌道を1周する。ピン32は長孔34あるいは長溝に係合されているので、ピン32の円運動の内で、左右方向の運動のみがカム20に伝わる。このためカム20は小さなストロークで左右に運動し、コネクションロッド36を介し、反対側のカム21も同じ長さだけ左右に運動する。
カム20,21はプレート側ガイド面52の傾斜角と傾斜方向が同じで、プレート側ガイド面52は共に例えば右側が前方、左側が後方となるように傾斜している。
カム20,21が左右動しても、フレーム側ガイド面51の前後方向位置は変わらない。そしてプレート側ローラ24はプレート側ガイド面52により支持されているので、カム20,21の左右動により、前後方向(前方Fと後方Bを結ぶ方向で、プレートの前後進方向である)に沿って軸25が移動し、軸25が取り付けられているプレート4の前後方向位置が変化する。以上のようにして、減速機や歯車なしで、モータ26の出力軸33の回動をプレート4の精密な前後進(精度は例えば±1μm程度)に変換する。
減速機や歯車を用いないので、バックラッシによりプレート4の前後方向位置が狂うことがない。またモータ26,カム20,21,ローラ22,24等は凹部31に収容されて、フレーム3の後端部5からの出っ張りが少なく、コンパクトである。従って図1に示すように、フィルム28と一対のロール29,30を容易に配置できる。フィルム28とロール29,30を配置すると、インキが直接インキ壺2に接触しないので、インキ壺2の清掃が簡単になる。インキが付着したフィルム28はロール30側へ巻き取り、ロール29からフィルム28を繰り出せば良い。
後述のように、プレート4は付勢部材44により前方へ付勢されている。このためカム20,21はプレート側ローラ24により図2の左側へ付勢され、この力がモータ26への負荷となる。そこでこの負荷を軽減するため、付勢部材38によりカム20,21を図2の右側へ付勢する。
プレート4の前後進機構への変形例を説明する。長孔34とピン32を用いず、ボールネジ等を用いて、モータ26によりカム20をスライドさせても良い。しかしこのようにすると、ボールネジのために前後進機構が大型化し、またバックラッシが生じる。また回転型のサーボモータ26の代わりに、出力方向が図2の左右方向のリニアサーボモータを用いても良い。ただしリニアサーボモータは、回転型のサーボモータ26よりも、同じ出力を得るために必要なサイズが大きい。またコネクションロッド36を用いず、左右のカム20,21毎にモータ26を設けても良い。しかしこのようにすると、左右のモータを精密に同調させる必要がある。
図7のカム60のように、コネクションロッド36の取付位置を図6のカム21から変更しても良い。実施例では、フレーム側ガイド面51を左右方向に平行な面、プレート側ガイド面52を左右方向から傾斜した傾斜面とした。しかし、フレーム側ガイド面51を傾斜面、プレート側ガイド面52を左右方向に平行な面としても良い。あるいは、フレーム側ガイド面51とプレート側ガイド面52を共に傾斜面としても良い。
プレート4の前後進機構の他の要素を説明する。図3はプレート4の底面を示す。図8に示すように、プレート側ローラ24の軸25にはナット46が取り付けられ、調整時に軸25を回動させてプレート4の前後方向の位置を調整できるようにしてある。軸25はプレート4と取付板48とに挟まれ、両者の間の孔に収容されている。そしてボルト等の固定部材49により軸25を締め付け、軸25が回動しないようにする。なお図8にプレート側ガイド面52を鎖線で示す。
図3に戻る。プレート4とフレーム3の左右方向中心部に、リニアガイド40とこれを収容する溝58を設け、プレート4の前後進をガイドする。リニアガイド40は左右方向断面が円弧状(図10)、前後方向断面が長方形状(図9)で、溝58と前後方向に線接触する。リニアガイド40と溝58の配置を逆にし、リニアガイド40をプレート4に、溝58をフレーム3に設けても良い。なお複数のリニアガイドでプレート4の前後進をガイドすると、リニアガイド間でのプレート4との摩擦力の差のため、プレート4を正確にガイドすることが難しくなる。従ってリニアガイドは、フレーム3とプレート4の左右方向中央部に、1個設けることが好ましい。
プレート4を壺ローラ10へ向けて付勢し、モータ26をオフした際に、付勢力によりプレート4の前端部8を、フィルム28を介して、壺ローラ10に密着させる。このため左右一対の付勢部材44(コイルスプリング等)の一端をプレート4に接触させ、フレーム3に固定した取付板43により付勢部材44の他端を支持する。
図3に示すように、例えば左右一対の永久磁石41,41がフレーム3に固定され、プレート4をフレーム3に保持させる。またプレート4とフレーム3の隙間に異物が侵入すると、プレート4が前後進できなくなる可能性があるので、永久磁石41,41とリニアガイド40を取り巻くように、グリース等を充填した溝62を設け、周囲から密封する。また好ましくは、プレート4の底面をフレーム3側へ僅かに突き出したエリア64とこれ以外のエリア65とに分け、溝62がエリア64と向き合うようにする。
図11に、サーボモータ26の動作と、ブレード13の前後進、及びインキ壺2と壺ローラ10との間隔を示す。印刷機1の休止時(夜間、休日等)にはサーボモータは電源がオフし、プレート4の前端部8はフィルム28を介して壺ローラ10に密着している。この結果、インキ溜11のインキの漏れを防止できる。またこの時、ブレード13は後退している。
操業時にはサーボモータ26はオンし、プレート4の前端部8と壺ローラ10との隙間を制御する。またインキの粘度、印刷濃度、用紙の種類等に応じて、隙間を調整することも可能である。
インキ溜11に紙粉等の汚れが混入すると、壺ローラ10とプレート4の隙間が塞がる。これに対して、プレート4を壺ローラ10から後退させることと同期して、ブレード13を前進させ、壺ローラ10とプレート4の隙間のインキを回収する。なお壺ローラ10とプレート4の隙間の清掃は、例えば所定の印刷枚数毎に行う。紙粉が隙間に溜まると、壺ローラ10にインキが載っていない筋が生じるので、光学センサ等により筋を検出し、清掃を行っても良い。
壺ローラ10とプレート4の隙間を清掃している間、ダクターローラ15にインキが供給されないので、印刷濃度が低下する可能性がある。そこで例えば清掃前と清掃後とに、インキ溜11へインキを補充する。清掃前のインキの補充により、ダクターローラ15へのインキ供給量を増すと共に、練りローラ16のインキ量を増し、清掃時の印刷濃度の低下を抑制する。また清掃後にもインキを補充し、練りローラ16にインキを補充し、清掃時のインキ量の低下を補う。好ましくは、清掃により除去するインキと合計で同量のインキを、清掃の前後に補充し、清掃の前後でインキ溜のインキ量が変動しないようにする。
壺ローラ10等の回転数が高くない場合、壺ローラ10のインキが掻き取られた面が、ダクターローラ15後退している間に、ダクターローラ15との対向部を通過するようにしても良い。また清掃の前後にプレート4を後退させ、通常よりも多いインキをダクターローラ15に供給しても良い。
実施例の前後進機構には以下の作用効果がある。
1) カム20,21の左右動をプレート4の前後進に変換する。ここでプレート側ガイド面52の傾斜角を小さくすると、プレート4を小さなストロークで精密に前後進させることができる。
2) モータ26の出力を、ピン32と長孔34により、カム20の左右動に変換する。減速機やボールネジ等を用いないので、コンパクトで、バックラッシがない。
3) 左右一対のカム20,21を、コネクションロッド36により同じ距離だけ左右動させる。1個のモータ26で駆動できるので、モータ間の同調が不要である。
4) モータ26,カム20,21等を凹部31に収容するので、フレーム3の後端部5からの出っ張りが少ない。
5) 前後進機構がコンパクトなので、フィルム28とロール29,30をインキ壺2の周囲に配置できる。
6) プレート側ローラ24の軸25を回動させることにより、プレート4の前後方向位置を微調整できる。
実施例の印刷機1では以下の作用効果が得られる。
7) プレート4と壺ローラ10との隙間を精密に調整できる。
8) これにより、休止時のインキ漏れを防止でき、印刷時には上記の隙間を最適化でき、また上記の隙間を拡げ紙粉を除去できる。
9) プレート4の前後進機構はコンパクトで、フィルム28とロール29,30をインキ壺2の周囲に配置できる。
1 印刷機
2 インキ壺
3 フレーム
4 プレート
5,7 後端部
6,8 前端部
9 インキ供給口
10 壺ローラ
11 インキ溜
12 パン
13 ブレード
14 シリンダ
15 分割ダクターローラ
16 練りローラ
18 版胴
19 コントローラ
20,21 カム
22 フレーム側ローラ
24 プレート側ローラ
25 軸
26 モータ
27 コントローラ
28 フィルム
29,30 ロール
31 凹部
32 ピン
33 出力軸
34 長孔
36 コネクションロッド
37 ねじ部
38 付勢部材
40 リニアガイド
41 永久磁石
43 取付板
44 付勢部材
46 ナット
48 取付板
49 固定部材
51 フレーム側ガイド面
52 プレート側ガイド面
55,56 溝
58 溝
60 カム
62 溝
64,65 エリア

F 前方
B 後方
L 左方
R 右方

Claims (13)

  1. インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介してインキを供給する印刷機の、インキ壺装置において、
    インキ壺の壺ローラ側を前方、壺ローラとは反対側を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
    インキ壺装置は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有するインキ壺を備え、
    前記前後進機構は、
    前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
    左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
    左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
    前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータ、
    とを備えていることを特徴とする、インキ壺装置。
  2. 前記前後進機構は、プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させるように構成され、
    さらに壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナを備え、プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナは壺ローラ側へ前進するように構成されていることを特徴とする、請求項1のインキ壺装置。
  3. 左右一対のカムのフレーム側ガイド面は互いに平行、プレート側ガイド面は互いに平行で、かつ左右一対のカムはコネクションロッドにより連結されていることを特徴とする、請求項1または2のインキ壺装置。
  4. 前記左右一対のカムの各々に関して、フレーム側ガイド面は左右方向に平行で、プレート側ガイド面が傾斜面であり、かつ少なくとも2個のフレーム側ローラと1個のプレート側ローラとが設けられていることを特徴とする、請求項3のインキ壺装置。
  5. 前記少なくとも1個のモータの出力軸に、出力軸の回転中心から偏心したピンが設けられ、かつ
    前記左右一対のカムの一方に設けられかつプレートの前後進方向に沿った長孔もしくは長溝に、前記ピンが係合していることを特徴とする、請求項4のインキ壺装置。
  6. フレーム後端部の凹部に前記少なくとも1個のモータが取り付けられていることを特徴とする、請求項5のインキ壺装置。
  7. 前記プレート側ローラは偏心軸を備え、かつ前記偏心軸はプレートに着脱自在な取付板とプレートに挟まれて、回動不能にプレートに固定されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかのインキ壺装置。
  8. ロールから繰り出されかつ他のロールに巻き取られるプラスチックフィルムにより、プレートのインキ溜側表面が覆われていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかのインキ壺装置。
  9. プレートを清掃位置へ後退させる前と後とに、インキ溜へインキを補充するようにされていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかのインキ壺装置。
  10. インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介して版胴へインキを供給する、印刷機において、
    インキ壺の壺ローラ部を前方、壺ローラとは反対を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
    インキ壺は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有し、
    前記前後進機構は、
    前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
    左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
    左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
    前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータとを備え、
    かつ、プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させるように構成され、
    印刷機は、壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナをさらに備え、
    プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナは壺ローラ側へ前進するように構成されていることを特徴とする、印刷機。
  11. 前記前後進機構は、前記印刷位置、前期清掃位置、及び、プレートを壺ローラ側へ前進させプレートと壺ローラとの隙間からインキが漏れることを防止する密着位置との間で、プレートを前後進させるように構成されていることを特徴とする、印刷機。
  12. インキ壺と壺ローラの間にインキ溜を形成し、インキ溜から壺ローラを介して版胴へインキを供給する印刷機の制御方法において、
    インキ壺の壺ローラ側を前方、壺ローラとは反対側を後方とし、壺ローラの軸に平行な方向を左右方向として、
    インキ壺は、フレームと、フレームに支持されるプレートと、プレートを壺ローラに対して前後進させる前後進機構を有し、
    前記前後進機構は、
    前方にフレーム側ガイド面を、後方にプレート側ガイド面を有し、かつフレーム側ガイド面とプレート側ガイド面の少なくとも一方が左右方向から傾斜している傾斜面である、左右一対のカムと、
    左右一対のカムのフレーム側ガイド面を支持し、かつ軸がフレームに取り付けられているフレーム側ローラと、
    左右一対のカムのプレート側ガイド面により支持され、かつ軸がプレートに取り付けられているプレート側ローラと、
    前記左右一対のカムを左右方向に移動させる少なくとも1個のモータ、
    とを備え、
    さらに印刷機は、壺ローラに対して前後進し、かつ前進位置で壺ローラからインキを除去するクリーナを備え、
    前記前後進機構により、
    プレートと壺ローラとの隙間を所定値に保つ印刷位置と、プレートを壺ローラ側から後退させ、前記隙間に溜まった汚れを除去する清掃位置との間で、プレートを前後進させ、 プレートが清掃位置へ後退することと同期して、前記クリーナを壺ローラ側へ前進させ、前記隙間に溜まった汚れを除去することを特徴とする、印刷機の制御方法。
  13. 前記前後進機構により、印刷機の休止時にプレートを壺ローラ側へ前進させ、プレートと壺ローラとの隙間からインキが漏れることを防止するように構成されていることを特徴とする、請求項12の印刷機の制御方法。
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