JP2019092681A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1および図2の外観図に示すように、スロットマシン100は、略矩形状の箱体である筐体102と、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面上扉104と、前面上扉104の下方に位置し、前面上扉104同様、筐体102の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉106と、前面下扉106の下部に位置し、メダル排出口108aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部108とを備えている。
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、主として、制御基板によって制御されている。ここでは、制御基板の一例として、制御基板の機能を分担した、主制御基板200と、副制御基板202とを挙げて説明する。例えば、遊技の進行に関わるプログラムのうち、遊技に供する当選役の抽選やその入賞といったような、特に重要な処理を主制御基板200で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板202で実行している。また、図4に示したように、主制御基板200と副制御基板202との間の電気的な信号の伝達は、不正防止等の観点から、主制御基板200から副制御基板202への一方向のみに制限される。ただし、このような制限がなければ、電気的に双方向通信も技術的に可能である。
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM(RWM)200c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。ただし、メインRAM200cには不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、設定変更が行われてメインRAM200cの初期化処理を実行しない限り、データが消去されることなく保持される。
また、副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブRAM202cにもメインRAM200c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。なお、副制御基板202にも、主制御基板200同様、乱数発生器202dが設けられており、乱数発生器202dによって生成される乱数(以下、演出抽選乱数という)は、主に演出の態様を決定するために用いられる。
スロットマシン100においては、複数の遊技状態が設けられており、遊技の進行に応じて遊技状態が遷移する。そして、主制御基板200では、状態移行手段312により管理される遊技状態に対応する複数の当選役抽選テーブル等がメインROM200bに格納されている。当選役抽選手段304は、メインRAM200cに記憶された現在の遊技状態(後述するボーナス役の成立有無に基づく遊技状態等)に応じて、対応する当選役抽選テーブルをメインROM200bから抽出し、抽出した当選役抽選テーブルと現在の設定値に基づき、スタートスイッチ128の操作信号に応じて取得された当選役抽選乱数が当選役抽選テーブル内のいずれの当選役または不当選に対応するか判定する。ここで、設定値は、遊技利益を得る容易性を段階的に示したものであり、その設定値の数値が高いほど、遊技利益を得易い。なお、設定値は、一般的に、ホール側管理者により少なくとも遊技開始時には決定されており、遊技者が、遊技中に設定値を取得および変更することはできないようになっている。
当選役抽選の結果、当選役「リプレイ」に当選すると、図5に示した当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせである、各リール134a、134b、134cそれぞれに記される図柄「リプレイ」が有効ラインA上に表示可能となり、当選役「リプレイ」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されると、上記したように、遊技者によるベットを行わずして再度1遊技(再遊技)を実行できる。
また、当選役抽選の結果、当選役「ベル」に当選した場合には、当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせである、各リール134a、134b、134cそれぞれに記される図柄「ベル」が有効ラインA上に表示可能となり、当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示された場合には、当選役に対応した枚数(ここでは9枚)のメダルが遊技者に払い出される。ここで、当選役「ベル」に対応する図柄組み合わせを構成する図柄「ベル」同士は、各リール134a、134b、134c内で最大図柄4つ分しか離隔していないので(図3および図5参照)、当選役「リプレイ」同様、上記の停止制御によって、必ず有効ラインA上に表示することができる。
また、当選役抽選の結果、当選役「BB」に当選すると、図5に示した当選役「BB」に対応する図柄組み合わせである、各リール134a、134b、134cそれぞれに記される図柄「赤7」が有効ラインA上に表示可能となり、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されると、遊技状態がボーナス遊技状態に設定され、次の1遊技(以下、単に次遊技という)以降、メダルが所定枚数(例えば、297枚)払い出されるまで、ボーナス遊技状態にて遊技を実行することが可能となる。なお、各リール134a、134b、134cにおいては、それぞれ図柄「赤7」が、上記の停止制御によっても、有効ラインA上に表示されない場合があるように配列されている(図3および図5参照)。そのため、当選役「BB」に当選したとしても、遊技者は、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを必ずしも有効ラインA上に表示させられるとは限らない。
ここで、BB内部当選フラグについて、遊技状態の遷移と合わせて具体的に説明する。BB内部当選フラグが成立すると、BB内部当選フラグの成立状況に応じて、図6の(1)に示すように、主制御基板200で管理している遊技状態が、ボーナス役である当選役「BB」に当選していないボーナス非成立遊技状態から、ボーナス遊技状態の準備状態に相当するボーナス成立遊技状態となり、ボーナス成立遊技状態に基づいてリール134a、134b、134cそれぞれの停止制御がなされる。このとき、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ラインA上に表示させることができなかった場合には、そのままBB内部当選フラグが次遊技に持ち越され(ボーナス成立遊技状態が維持され)、次回以降の遊技においても当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ラインA上に表示させることが可能となる。そして、遊技者が、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ラインA上に表示させると、図6の(2)に示すように、遊技状態がボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態に移行する。また、ボーナス遊技状態において、所定枚数(例えば、297枚)を超えるメダルが払い出されると、図6の(3)に示すように、遊技状態が、ボーナス遊技状態からボーナス非成立遊技状態に移行する。ただし、図6の(4)に破線の矢印で示すように、ボーナス非成立遊技状態における当選役「BB」が成立した遊技で、当選役「BB」に対応する図柄組み合わせを有効ラインA上に表示させた場合、ボーナス成立遊技状態を経由せず、直接、ボーナス遊技状態に移行する。
図7は、当選役抽選乱数を判定する場合に用いられる当選役抽選テーブルを示す図である。当選役抽選テーブルでは、複数の当選領域が区画されており、各遊技状態によって抽選の対象となる当選役が異なったりする。図7は、各遊技状態(ボーナス非成立遊技状態、ボーナス成立遊技状態、ボーナス遊技状態)毎に割り当てられた当選領域(当選役)を「○」で表している。したがって、「○」が記載されていない当選領域は、その遊技状態に割り当てられていないことを示す。区画化された各当選領域にはそれぞれ当選範囲を示す数値である所定の置数(当選範囲値)と当選役が対応付けられており、遊技状態毎に割り当てられた全ての当選領域の置数を合計すると当選役抽選乱数の総数(65536)となる。したがって、当選役それぞれが決定される確率は、当選領域に対応付けられた置数を当選役抽選乱数の総数で除算した値となる。当選役抽選手段304は、その時点の遊技状態に基づいて、当該当選役抽選テーブルにおける複数の当選領域のうち番号の高い方から、順次、置数を取得し、その置数を当選役抽選乱数から減算して、その減算値が0未満となると、その時点の当選領域に対応付けられた当選役を抽選結果としている。当該抽選の手順は、他の抽選においても適用できる。
図8は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、まず、主制御基板200のメイン処理に沿って、初期化後の1遊技の概略を説明する。また、詳細な説明は省略するが、各処理が遂行される際、各処理において用いられるスイッチ(ベットスイッチ126、スタートスイッチ128、ストップスイッチ130a、130b、130c)は、処理の開始時に有効化され、処理の終了時に無効化される。
電源スイッチ148を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化手段300は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化手段300は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをメインRAM200cに保持している。したがって、不意の電断が生じたとしても、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用い電断前の状態に復帰させることができる。例えば、リール134a、134b、134cの回転中に不意の電断が起きたとしても、復帰動作後に再度各リール134a、134b、134cが回転している状態から開始される。したがって、初期化処理では、基本的に、メインRAM200cの初期化(RAMクリア)は行われない。かかる初期化処理は後程詳述する。
また、コマンド決定手段314は、ベット枚数に変更があった場合に、変更されたベット枚数および貯留枚数を示す投入コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された投入コマンドを副制御基板202に送信する。かかるベット処理S200については、後程詳述する。
次に、当選役抽選手段304は、スタートスイッチ128に対する遊技開始操作を有効化し、スタートスイッチ128の操作待ち状態に移行する。ここで、当選役抽選手段304は、遊技者によるスタートスイッチ128の操作に応じて、主制御基板200の乱数発生器200dによって更新された当選役抽選乱数から、スタートスイッチ128が操作された時点における1の当選役抽選乱数を取得する。そして、当選役抽選手段304は、図7に示した当選役抽選テーブル、および、現在設定されている遊技状態に基づいて、取得した当選役抽選乱数が、いずれの当選領域に対応するか判定し、判定された当選領域の当選役または不当選を抽選結果として決定する。また、コマンド決定手段314は、スタートスイッチ128の操作に応じて抽選結果が決定された後、当選役抽選の抽選結果(当選役または不当選)や遊技状態に関する情報等を含む当選役コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された当選役コマンドを副制御基板202に送信する。また、状態移行手段312は、ボーナス非成立遊技状態において当選役「BB」に当選したことに基づき遊技状態をボーナス非成立遊技状態からボーナス成立遊技状態へ移行させる。
スタートスイッチ128が操作されると、リール制御手段306は、ステッピングモータ262を駆動してリール134a、134b、134cを回転させる。このリール回転処理においては、前回の1遊技におけるリール134a、134b、134cの回転開始時点から所定の時間(例えば4.1秒)が経過すると(ウェイト)、当該遊技におけるリール134a、134b、134cの回転を開始し、リール134a、134b、134cの全てが定速回転となったところで、ステップS500に処理を移す。また、リール制御手段306は、リール演出を実行する場合もある。
続いて、リール制御手段306は、ストップスイッチ130a、130b、130cを有効化し、遊技者によるストップスイッチ130a、130b、130cの操作を受け付けると、その操作に対応するリール134a、134b、134cのいずれかを停止制御する。また、コマンド決定手段314は、ストップスイッチ130a、130b、130cのいずれかの操作がなされると、操作がなされたストップスイッチ130a、130b、130cの情報を示す停止コマンド(第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンド)を操作の度に生成し、コマンド送信手段316は、生成された停止コマンドを順次、副制御基板202に送信する。
次に、判定手段308は、図3(b)に示した有効ラインA上に表示された図柄組み合わせが予め定められたどの組み合わせに相当するかを判定し、その図柄組み合わせに応じて遊技状態の変更やリプレイに際して要求される種々の処理を実行する。また、コマンド決定手段314は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせや、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合におけるメダルの払出枚数等を含む入賞コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された入賞コマンドを副制御基板202に送信する。また、状態移行手段312は、ボーナス成立遊技状態において当選役「BB」に対応する図柄組み合わせが有効ラインA上に表示されたことに基づき、遊技状態をボーナス成立遊技状態からボーナス遊技状態へ移行させる。
続いて、払出制御手段310は、ステップS600における判定結果に基づき、例えば、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されると、当該小役に対応するメダルの払出処理を実行し、有効ラインA上にリプレイ役に対応する図柄組み合わせが表示されると、自動的に次遊技のベットを行うための処理を実行する。また、状態移行手段312は、ボーナス遊技状態においてメダルの所定枚数の払い出しが実行されると、遊技状態をボーナス遊技状態からボーナス非成立遊技状態へ移行させる。このように、払出制御手段310は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせに対応して種々の処理を遂行し、当該1遊技を終了する。また、コマンド決定手段314は、メダルの払出処理がなされた場合、払出処理がなされたことを示す払出コマンドを生成し、コマンド送信手段316は、生成された払出コマンドを副制御基板202に送信する。
図9は、電源断退避処理S800を示したフローチャートである。電源が切断されると(電源の供給を停止しようとする操作が行われると)、パワーフェイルフラグがONとなり、割込処理として電源断退避処理S800に処理が移行される。
初期化手段300は、全レジスタの内容を、スタックポインタが示す領域に退避する。
次に、初期化手段300は、再度、パワーフェイルフラグがONの状態を維持しているか否か、すなわち、電源が切断された状態が維持されているか否か判定する。その結果、パワーフェイルフラグがONであれば、ステップS805に処理を移行し、パワーフェイルフラグがOFFであれば、ステップS803に処理を移行する。
上記ステップS801において、パワーフェイルフラグがOFFであると判定されれば、初期化手段300は、スタックポインタが示す領域から全レジスタの内容を復帰させる。
続いて、初期化手段300は、電源が切断された状態が維持されていないので、何らかの原因でパワーフェイルフラグが一時的にONになっただけとみなし、初期化手段300は、当該電源断退避処理S800が遂行される前の状態に復帰して、その元の状態から処理を再開する。
上記ステップS802において、パワーフェイルフラグがONであると判定されれば、初期化手段300は、スタックポインタをRAMの所定の領域に保存する。ここでの「RAM」は、メインRAM200cの一部であり、例えば、後述するF000h〜F1FFhの記憶領域を示す。なお、数値の末尾に付された「h」は、その数値が16進数であることを示す。
続いて、初期化手段300は、当該スロットマシン100中の各基板に設けられた全ての出力ポートをクリアする。
次に、初期化手段300は、チェックサムの結果を保存するためのRAMの所定の領域をクリアする。
続いて、初期化手段300は、バックアップフラグを保存するためのRAMの所定の領域に、バックアップフラグとして所定の値(例えば55h)を書き込む。
次に、初期化手段300は、チェックサムの対象となるRAMの領域全てに対して、チェックサムを実行し、その結果をチェックサムの結果を保存するためのRAMの所定の領域に書き込む。ここで、チェックサムは、データの信頼性を検査するための算出処理であり、例えば、全てのデータをバイト単位で加算する(ただし、桁あふれは無視する)ことを示す。
チェックサムが完了すると、以後のRAMへの不要なアクセスを防止すべく、初期化手段300は、RAMのプロテクトを設定する。
続いて、初期化手段300は、RAMがプロテクトされてから、電源の供給が完全に停止されるまでに要する所定の時間が経過したか否か判定する。その結果、所定の時間が経過していれば、ステップS812に処理を移し、所定の時間が経過していなければ、ハードウェア的に電源が停止するのを待つためステップS811からの処理を繰り返す。
上記ステップS811において、RAMがプロテクトされてから所定の時間が経過していると判定されれば、電源が再投入された、もしくは、瞬断であったとみなして、初期化手段300は、初期化処理S100に処理を移す。
図11は、上記ステップS100の初期化処理の比較例を示したフローチャートである。ここでは本実施形態の特徴に関係する処理について説明し、本実施形態の特徴と無関係の処理については説明を省略する。
初期化手段300は、まず、スタックポインタを初期化する。
所定の処理に引き続き、初期化手段300は、電源断退避処理S800で設定されたRAMプロテクトを解除する。
次に、初期化手段300は、電源断退避処理S800において書き込まれたバックアップフラグを読み出し、そのバックアップフラグが正常な所定の値(例えば55h)であるか否か判定する。その結果、バックアップフラグが所定の値であれば、ステップS104に処理を移し、所定の値でなければステップS112に処理を移す。なお、バックアップフラグは、当該判定処理S103後にクリアされる。
上記ステップS103において、バックアップフラグが所定の値であると判定されれば、初期化手段300は、チェックサムの対象となるRAMの領域全てに対して、チェックサムを実行する。
次に、初期化手段300は、ステップS104のチェックサムの結果と、電源断退避処理S800において書き込まれたチェックサムの結果とが一致しているか否か、すなわち、対象となるRAMの領域のデータが正常に保持されているか否か判定する。その結果、チェックサムの結果が一致していれば、ステップS106に処理を移し、一致していなければステップS112に処理を移す。
上記ステップS105において、チェックサムの結果が一致していると判定されれば、初期化手段300は、設定キーがONしているか否か判定する。その結果、設定キーがONしていれば、ステップS110に処理を移し、設定キーがOFFであれば、ステップS107に処理を移す。
上記ステップS106において、設定キーがOFFであると判定されれば、設定値が変更されることなく電源が投入されたとして、初期化手段300は、電断前のスタックポインタを復帰させる。
電源復帰に関する所定の処理に引き続き、初期化手段300は、電源断退避処理S800が遂行される前の状態に復帰し、その元の状態から処理を再開する。
次に、初期化手段300は、デイジーチェーンリセットを実行して、後に続く割込を受け付けられる状態にし、当該初期化処理S100を終了する。
上記ステップS106において、設定キーがONであると判定されれば、設定値が変更されたとして、初期化手段300は、RAMの内容をクリアする。
次に、初期化手段300は、デイジーチェーンリセットを実行して、後に続く割込を受け付けられる状態にし、設定値の変更に関する所定の処理を行った後、当該初期化処理S100を終了する。
上記ステップS103において、バックアップフラグが所定の値ではないと判定されれば、また、上記ステップS105において、チェックサムの結果が一致していないと判定されれば、コールドスタートするために、初期化手段300は、RAMの内容をクリアする。
コールドスタートに関する所定の処理に引き続き、初期化手段300は、例えば、メイン払出表示部154にエラーコード「E7」を表示するように指令する。なお、エラーコード「E7」は、電源スイッチ148の投入時においてRAMのバックアップ異常を検出した場合に生じるバックアップエラーを示す。
次に、初期化手段300は、デイジーチェーンリセットを実行して、後に続く割込を受け付けられる状態にし、設定値の変更に関する所定の処理を行った後、当該初期化処理S100を終了する。
ところで、上述したように、主制御基板200においては、メインCPU200aが、メインROM200bに格納されたプログラムに基づきメインRAM200cと協働することで、初期化手段300、ベット手段302、当選役抽選手段304、リール制御手段306、判定手段308、払出制御手段310、状態移行手段312、コマンド決定手段314、コマンド送信手段316等として機能し、遊技の進行を制御する。これらの機能部を実行するためのプログラムは、メインROM200bおよびメインRAM200cの所定の領域(使用領域)に配される。
図13は、上記ステップS800の電源退避処理を示したフローチャートである。なお、図9を用いて既に説明した処理については同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略し、ここでは、図13中、太線で囲った処理について詳述する。
出力ポートクリア処理S806が終了すると、初期化手段300は、呼出命令(CALL)により後述する別プログラムを呼び出し、RAMチェック処理S850を実行する。
図14は、上記ステップS850のRAMチェック処理を示したフローチャートである。かかるRAMチェック処理S850では、図9のステップS807〜S809に対応する処理が実行される。
まず、初期化手段300は、チェックサムの結果を保存するためのRAMの所定の領域をクリアする。
続いて、初期化手段300は、バックアップフラグを保存するためのRAMの所定の領域に、バックアップフラグとして所定の値(例えば55h)を書き込む。
次に、初期化手段300は、チェックサムの対象となるRAMの領域全てに対して、チェックサムを実行し、その結果をチェックサムの結果を保存するためのRAMの所定の領域に書き込み、当該RAMチェック処理S850を終了する。
図15は、上記ステップS100の初期化処理を示したフローチャートである。なお、図11を用いて既に説明した処理については同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略し、ここでは、図15中、太線で囲った処理について詳述する。
RAMプロテクト解除処理S102が終了すると、初期化手段300は、呼出命令(CALL)により別プログラムを呼び出し、RAMチェック処理S150を実行する。
図16は、上記ステップS150のRAMチェック処理を示したフローチャートである。かかるRAMチェック処理S150では、図11のステップS103〜S105に対応する処理が実行される。
まず、別プログラムに従って、電源断退避処理S800において書き込まれたバックアップフラグを読み出し、そのバックアップフラグが正常な所定の値(例えば55h)であるか否か判定する。その結果、バックアップフラグが所定の値であれば、ステップS150−2に処理を移し、所定の値でなければステップS150−5に処理を移す。なお、バックアップフラグは、当該判定処理(S150−1)後にクリアされる。
上記ステップS150−1において、バックアップフラグが所定の値であると判定されれば、別プログラムに従って、チェックサムの対象となるRAMの領域全てに対して、チェックサムを実行する。
次に、別プログラムに従って、ステップS150−2のチェックサムの結果と、電源断退避処理S800において書き込まれたチェックサムの結果とが一致しているか否か、すなわち、対象となるRAMの領域のデータが正常に保持されているか否か判定する。その結果、チェックサムの結果が一致していれば、ステップS150−4に処理を移し、一致していなければステップS150−5に処理を移す。
上記ステップS150−3において、チェックサムの結果が一致していると判定されれば、RAMエラーフラグをOFFして当該RAMチェック処理S150を終了する。
上記ステップS150−1において、バックアップフラグが所定の値ではないと判定されれば、また、上記ステップS150−3において、チェックサムの結果が一致していないと判定されれば、RAMエラーフラグをONして当該RAMチェック処理S150を終了する。
図15に戻って、初期化手段300は、デイジーチェーンリセットを実行して、後に続く割込を受け付けられる状態にする。
次に、初期化手段300は、RAMエラーフラグがONであるか否か判定する。その結果、RAMエラーフラグがONであれば、ステップS112に処理を移し、RAMエラーフラグがOFFであれば、ステップS106に処理を移す。
126 ベットスイッチ
128 スタートスイッチ
130a、130b、130c ストップスイッチ
134a、134b、134c リール
300 初期化手段
Claims (3)
- 遊技を進行する制御基板を備え、前記制御基板に、CPUと、記憶容量が制限され、その制限された記憶容量内に遊技の進行を制御する遊技制御処理を実行するためのプログラムである使用プログラムが格納される使用領域と、前記遊技制御処理以外の遊技の進行に影響を及ぼさない処理を実行するためのプログラムである別プログラムが格納される別領域とを区分した記憶領域と、を備え、初期化処理を実行した後、メインループを実行する遊技機であって、
前記初期化処理において、前記CPUは、
前記別プログラムに従って、チェックサムを実行し、その結果をRAMに書き込み、
前記使用プログラムに従って、割込復帰命令が含まれるデイジーチェーンリセットを実行し、
前記使用プログラムに従って、前記RAMに書き込まれた結果に基づき、所定の複数の処理から1の処理を実行する遊技機。 - 前記CPUは、前記別プログラムに従って、チェックサムの実行とともにバックアップフラグを判定し、その結果をRAMに書き込む請求項1に記載の遊技機。
- 前記CPUは、前記別プログラムに従って、前記別プログラムを呼び出すための呼出命令のスタック領域を除いた記憶領域に対しチェックサムを実行する請求項1または2に記載の遊技機。
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