JP2019090958A - 電気泳動式表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭額縁化が進んだ場合においても、横方向からの水分の浸入を効果的に遮断することで電気泳動型表示層の特性の劣化を効果的に防止することを可能とする電気泳動式表示パネルを提供する。【解決手段】透明基材1a上に透明電極1bを形成した透明電極基材1の透明電極上に形成した電気泳動型表示層3と、背面基材2a上に背面電極2bを形成した背面電極基材2の背面電極と、を向い合わせに積層した積層体を使用した電気泳動式表示パネルにおいて、積層体の透明基材側には第2バリア層5が積層されており、積層体の背面基材側には第1バリア層4が積層されており、第2バリア層は、透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材の一部の外周部の側面を被覆し、背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触して封止材6が備えられていることを特徴とする電気泳動式表示パネル。【選択図】図1
Description
本発明は、電気泳動式の表示パネルに関する。更に詳しくは、高い耐湿性を備えた電気泳動式表示パネルとその製造方法に関する。
厚さが薄く、小型化が可能なフラットパネル表示装置として、液晶表示装置(LCD)が様々な用途において広範囲に使用されている。LCDより更に薄型化や低消費電力が求められる用途に適する表示装置として、電気泳動現象を利用した表示装置が開発されている。
電気泳動現象を利用した表示装置の一つとして、マイクロカプセル型電気泳動方式が実用化されている。この方式の表示装置は、透明溶媒が満たされたマイクロカプセル中に正、負に帯電した白い粒子と黒い粒子を入れ、外部電圧の印加によってそれぞれの粒子を表示面に引き上げて画像を形成するものである。マイクロカプセルのサイズは径数十μm〜数百μmと小さいので、このマイクロカプセルを透明なバインダに分散させると、インクのようにコーティングすることができる。このインクは、外部から電圧を印加することで画像を描くことができるので、電子インクと呼ばれる。
透明電極を形成した透明樹脂フィルムにこの電子インクをコーティングし、アクティブマトリクス駆動用の電極回路を形成した基板に貼り合わせると、アクティブマトリクスディスプレイパネルを得ることができる。通常、透明電極を形成した透明樹脂フィルムに電子インクをコーティングした部品を「前面板」と呼び、アクティブマトリクス駆動用の電極回路を形成した基板を「背面板」と呼んでいる。
以上のように構成されるマイクロカプセル型電気泳動式表示装置では、パネル側面におけるシールが十分ではなく、電子インクのコーティングにより形成された電気泳動型表示層に、水蒸気等の水分が浸入し、その電気的特性を劣化させるという問題がある。
例えば、特許文献1に示すように、パネル側面に封止部材を設けることで、横方向からの水蒸気等の水分の浸入を防いでいるが、バリア性の乏しい樹脂製の保護層と封止部材のみで封止している為、水分の浸入を遮断することができない。
また、電気泳動方式表示パネルにおいても狭額縁化が求められており、この問題が益々クローズアップされている。
上記の問題点を解決するため、本発明はマイクロカプセル型電気泳動式表示装置において、狭額縁化が進んだ場合においても、前面板のパネル側面から水蒸気等の水分が浸入し、表示装置の電気的特性を劣化させることが無い電気泳動式表示パネルおよびその製造方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の第一の態様は、透明基材上に透明電極を形成した透明電極基材の透明電極上に電気泳動型表示層を積層した前面板の電気泳動型表示層と、背面基材上に背面電極を形成した背面電極基材の背面電極と、を向い合わせに積層した積層体を使用してなる電気泳動式表示パネルにおいて、
積層体の透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側面が一様に揃っており、
積層体の透明電極基材の透明基材側には第2バリア層が積層されており、
積層体の背面電極基材の背面基材側には第1バリア層が積層されており、
第2バリア層は、透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極と背面基材の一部の外周部の側面を被覆しており、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部が備えられていることを特徴とする電気泳動式表示パネルである。
積層体の透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側面が一様に揃っており、
積層体の透明電極基材の透明基材側には第2バリア層が積層されており、
積層体の背面電極基材の背面基材側には第1バリア層が積層されており、
第2バリア層は、透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極と背面基材の一部の外周部の側面を被覆しており、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部が備えられていることを特徴とする電気泳動式表示パネルである。
本発明の第二の態様は、前記第二バリア層は、前記前面板の上面と、前記前面板と前記背面電極と前記背面基材の一部、の外周部の側面と、を被覆していることを特徴とする第一の態様に記載の電気泳動式表示パネルである。
本発明の第三の態様は、前記第1バリア層の外形寸法が、前記透明電極基材と前記背面電極基材および前記電気泳動型表示層の外形寸法より0.5〜1.0mmだけ大きいことを特徴とする第一の態様または第二の態様に記載の電気泳動式表示パネルである。
本発明の第四の態様は、前記第2バリア層が0.01g/m2・日以下の水蒸気透過度を有することを特徴とする第一の態様〜第三の態様のいずれかに記載の電気泳動式表示パネルである。
本発明の第五の態様は、前記第2バリア層には、前記透明基材の端部に沿ってハーフカットが備えられていることを特徴とする第一の態様〜第四の態様のいずれかに記載の電気泳動式表示パネルである。
本発明の第六の態様は、前記封止部は、熱硬化性または光硬化性のアクリル系封止材またはエポキシ系封止材からなることを特徴とする第一の態様〜第四の態様のいずれかに記載の電気泳動式表示パネルである。
本発明の第七の態様は、透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ、密着させる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の第1バリア層に面した面および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法である。
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ、密着させる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の第1バリア層に面した面および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法である。
本発明の第八の態様は、前記透明電極基材の端部に沿って、前記積層体の前記側端部側
に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットが備えられた前記第2バリア層を使用することを特徴とする第七の態様に記載の電気泳動式表示パネルの製造方法である。
に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットが備えられた前記第2バリア層を使用することを特徴とする第七の態様に記載の電気泳動式表示パネルの製造方法である。
本発明の第九の態様は、透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体より大きい第2バリア層の積層体の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットを形成する工程と、
前記の積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法である。
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体より大きい第2バリア層の積層体の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットを形成する工程と、
前記の積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法である。
本発明の第十の態様は、前記封止材は、粘度が1000〜3000mPa・sの熱硬化性または光硬化性のアクリル系樹脂若しくはエポキシ系樹脂であることを特徴とする第七の態様〜第九の態様のいずれかに記載の電気泳動式表示パネルの製造方法である。
以上説明したように、本発明によれば、狭額縁化した場合においても、第2バリア層を透明電極基材、背面電極基材および電気泳動型表示層より大きくし、バリア性の優れた第2バリア層が透明電極基材のエッジで折れ曲がり、封止部が背面電極基材の側面と、第1バリア層の上面の一部および第2バリア層の下面の一部、側面に接触するように配置されていることで、電気泳動型表示層への横方向からの水分の浸入を効果的に遮断し、電気泳動型表示層への水分の浸入による電気泳動型表示層の特性劣化を効果的に防止することが可能な電気泳動式表示パネルを提供することが出来る。
本発明の電気泳動方式表示パネルとその製造方法について説明する。
<電気泳動方式表示パネル>
本発明の電気泳動方式表示パネルは、透明基材上に透明電極を形成した透明電極基材の透明電極上に電気泳動型表示層を積層した前面板の電気泳動型表示層と、背面基材上に背面電極を形成した背面電極基材の背面電極と、を向い合わせに積層した積層体を使用してなる電気泳動式表示パネルである。
本発明の電気泳動方式表示パネルは、透明基材上に透明電極を形成した透明電極基材の透明電極上に電気泳動型表示層を積層した前面板の電気泳動型表示層と、背面基材上に背面電極を形成した背面電極基材の背面電極と、を向い合わせに積層した積層体を使用してなる電気泳動式表示パネルである。
上記積層体の、積層体の透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側面は一様に揃っている。
また、上記の積層体の、透明電極基材の透明基材側には第2バリア層が積層されており、背面電極基材の背面基材側には第1バリア層が積層されている。
また、上記の第2バリア層は、透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極と背面基材の一部の外周部の側面を被覆している。
また、背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部が備えられていることが特徴である。
前記第2バリア層は、前記前面板の上面と、前記前面板と前記背面電極と前記背面基材の一部、の外周部の側面と、を被覆していても良い。
また、第1バリア層の外形寸法を、透明電極基材と背面電極基材および電気泳動型表示層の外形寸法より0.5〜1.0mmだけ大きくしておくことが好ましい。0.5mmより小さいと水蒸気等の水分が浸透し、表示装置の電気的特性を劣化させることとなり、1.0mmより大きいと狭額縁化にならなくなるためである。
また、第2バリア層が0.01g/m2・日以下の水蒸気透過度を有することが好ましい。0.01g/m2・日より大きいと電気泳動方式表示層の電気的特性に悪影響がでる虞があるためである。
また、第2バリア層には、透明基材の端部に沿ってハーフカットなどの弱め線が備えられている事が好ましい。弱め線が透明基材の端縁部に沿って形成されていることにより、その端縁部に沿って第2バリア層を容易に折り曲げることが可能になるためである。
また、封止部は、熱硬化性または光硬化性のアクリル系封止材またはエポキシ系封止材からなることが好ましい。
<電気泳動方式表示パネルの製造方法>
本発明の電気泳動方式表示パネルの製造方法は、
透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ、密着させる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の第1バリア層に面した面および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えている。
本発明の電気泳動方式表示パネルの製造方法は、
透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ、密着させる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の第1バリア層に面した面および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えている。
また、本発明の電気泳動方式表示パネルの製造方法は、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ易くするハーフカットなどの弱め線が備えられていることが
好ましい。
好ましい。
また、本発明の電気泳動方式表示パネルの製造方法は、上記の製造方法における、背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を貼り合せる工程と、積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を貼り合せる工程と、の間に側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体より大きい第2バリア層の積層体の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ易くするハーフカットなどの弱め線を形成する工程を備えたものであっても構わない。
この様にハーフカット形成する工程を備えることにより、予めハーフカットなどの弱め線を形成していない第2バリア層を使用することができる。
この様にハーフカット形成する工程を備えることにより、予めハーフカットなどの弱め線を形成していない第2バリア層を使用することができる。
また、本発明の電気泳動方式表示パネルの製造方法においては、封止材の粘度が1000〜3000mPa・sの熱硬化性または光硬化性のアクリル系樹脂若しくはエポキシ系樹脂を使用することが好ましい。
次に、本発明の実施形態について図1〜4を使用して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の積層構造を説明する詳細な断面図、図2〜4は本発明の一実施例の平面構造を説明する詳細な平面図を示している。
図1は本発明の一実施例の積層構造を説明する詳細な断面図、図2〜4は本発明の一実施例の平面構造を説明する詳細な平面図を示している。
まず、図1に示した様に、表面に透明電極(ITO膜)1bが形成されているポリエチレンテレフタレートからなる透明基材1aの透明電極1bの面に、スクリーン印刷により電子インクを印刷し、電気泳動型表示層3を形成することにより、前面板10を得ることができる。
この場合、電子インクの印刷は透明基材1aの透明電極1bに対して行われるが、透明基材1aは、膜厚が薄いため巻取りによる操作が可能であり、電子インクの印刷を、連続して作業性よく行うことが可能である。
透明基材1aとしては、ポリエチレンテレフタレート以外に、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ナイロン−6、ナイロン−66、ポリ塩化ビニリデン、ポリエーテルスルフォン等を用いることが出来る。
透明基材1aの膜厚は、25〜250μm程度であるのが好ましい。透明基材1aの膜厚が250μmより厚いと、巻取りが困難となり、電子インクの印刷の作業性に悪影響を与える。一方、透明基材1aの膜厚が25μmより薄い場合には、電気泳動型表示層3の水分透過量の抑制などの保護機能が不十分となる。
透明基材1aの膜厚は、25〜250μm程度であるのが好ましい。透明基材1aの膜厚が250μmより厚いと、巻取りが困難となり、電子インクの印刷の作業性に悪影響を与える。一方、透明基材1aの膜厚が25μmより薄い場合には、電気泳動型表示層3の水分透過量の抑制などの保護機能が不十分となる。
なお、透明電極1bは、全面を同一の電位とする共通電極とすることが出来る。透明電極1bの膜厚は、十分な導電性を有するためには、好ましくは10nm以上、より好ましくは、100nm程度がよい。
次に電気泳動型表示層3が形成された前面板10の電気泳動型表示層3側と、背面基材2a上に背面電極2bを有した背面電極基材2の背面電極2b側を対面させて貼り合せる。この時、透明電極基材1と背面電極基材2と電気泳動型表示層3の側端面を揃えて貼り合せる。
背面電極基材2としては、セグメント電極を形成した基板(以下、セグメント基板)とアクティブマトリックスのTFT(薄膜トランジスタ)基板のどちらでも構わない。背面電極2bとしては、セグメント基板では、Au、Cu電極、アクティブマトリックスのTFT基板では、Au、Ag、Mo等一般的にTFT基板で用いられている電極材料を使用
する。
する。
図2に示したように、背面電極基材2の背面基材2a側に第1バリア層4を、また透明電極基材1の透明基材1a側に、透明電極基材1のエッジに沿って容易に折れ曲がることを可能とするハーフカット7(点線部分)を形成した第2バリア層5を配置する。
第1バリア層4と第2バリア層5を配置する順はどちらでも構わず、第1バリア層4および第2バリア層5を同時に配置しても構わない。
第1バリア層4と第2バリア層5を配置する順はどちらでも構わず、第1バリア層4および第2バリア層5を同時に配置しても構わない。
図3に示したように、第2バリア層5を透明電極基材1(図1参照)の上に配置した後、ダイヤフラム方式ラミネータで加圧し圧着することで、ハーフカット7を入れた第2バリア層5が透明電極基材1のエッジ(点線)で折れ曲がる。ダイヤフラム方式は圧縮空気でシリコンゴムを膨らませ、基板を加圧し密着するので、第2バリア層5の端部は電気泳動型表示層3の端部に沿って折り曲がる。折り曲げる箇所は、4辺でなく、狭額縁化が可能なら、1辺でも2辺でもよい。
図4に示したように、背面電極基材2(図1参照)の側面の一部と、第1バリア層4の上面の一部と、第2バリア層5の下面(第1バリア層に面した面)および側面と、に接触するように、封止部6を配置する。
前面板10と背面電極基材2を貼り合せる方法は特に限定されるものではないが、一般にラミネート法が用いられる。
第1バリア層4としては、金属箔と樹脂フィルムの積層体を用いることができる。積層体の組合せとしては特に限定されないが、一般にポリエチレンテレフタレートとアルミニウムの積層体を用いることができる。
第2バリア層5の基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ナイロン−6、ナイロン−66、ポリ塩化ビニリデン、ポリエーテルスルフォン等を用いることができる。
第2バリア層5のガスバリア層(図示省略)としては、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の無機化合物、又はフッ素樹脂を用いることができる。ガスバリア層の厚さは、例えば無機化合物膜の場合20〜200nm、フッ素樹脂膜の場合0.05〜0.20mmとすることができる。特に、第2バリア層5は、表示面側からの水分の浸入を効果的に防止するため、0.01g/m2・日以下の水蒸気透過度を有するものであることが望ましい。
第1バリア層4および第2バリア層5を配置する方法としては特に限定されないが、一般にラミネート法を用いることができる。
封止部6を形成する材料としては、粘度が1000〜3000mPa・sの熱硬化性または光硬化性のアクリル系封止材若しくはエポキシ系封止材を使用することができる。
封止部6を形成する方法としては特に限定されないが、一般に前記の液状の封止材を塗布後、熱硬化もしくは光硬化により硬化させて形成する方法を用いることができる。
以下に本発明の実施例について具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
以下の工程1〜工程5を行うことにより図1に示した構成の電気泳動式表示パネルを作製し、評価を行った。
工程1.OCA(Optical Clear Adhesive、フィルム状の透明粘着シート)付前面板と背面電極基材(アクティブマトリクス駆動用の電極回路を形成した基板)の電極面を向い合わせにして、フィルム貼り合せ装置を用いて貼り合わせた。この時、前面板の透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材の側面が一様に揃う様に貼り合せる。その後、背面電極基材の背面基材側と透明電極基材の透明基材側にOCAをフィルム貼り合せ装置を用いて貼り合わせた。
工程2.工程1で作製した基材の透明電極基材側に、第2バリア層として透明電極基材より一回り大きく、透明電極基材のエッジから第2バリア層エッジまでの距離が0.25mmの透明バリアフィルム(厚さ100μm)をフィルム貼り合せ装置で貼り付けた。
工程3.工程2で作製した基材の背面電極基材側に、第1バリア層として電気泳動型表示層のエッジから第1バリア層エッジまでの距離(以下、額縁距離)が0.50mmの接着剤付アルペット(登録商標)(品番:20−75、パナック株式会社製)を貼り付けた。
工程4.工程3で作製した基材の第1バリア層側を下にして、ダイヤフラムラミネータのステージ上に置き、第2バリア層側に配置したシリコンゴムを圧縮空気で膨らませ、第2バリア層を押さえつけることで第2バリア層を透明電極基材の端部に沿って折り曲げた。
工程5.ディスペンサーを用いてディスペンサーステージ上に、工程4で作製した3種類の基材の第1バリア層側を下にして置き、その基材の上部に、封止部として、アクリル系光硬化性封止剤を、透明電極基材の四辺に沿って折り曲げた第2バリア層の重なり部分とハーフカット部も含めて埋めるように、ディスペンサーを用いて塗布後、30kJ/m2の積算光量でUV照射硬化させた。以上の様にして、電気泳動式表示パネルを作製した。
以下の工程1〜工程5を行うことにより図1に示した構成の電気泳動式表示パネルを作製し、評価を行った。
工程1.OCA(Optical Clear Adhesive、フィルム状の透明粘着シート)付前面板と背面電極基材(アクティブマトリクス駆動用の電極回路を形成した基板)の電極面を向い合わせにして、フィルム貼り合せ装置を用いて貼り合わせた。この時、前面板の透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材の側面が一様に揃う様に貼り合せる。その後、背面電極基材の背面基材側と透明電極基材の透明基材側にOCAをフィルム貼り合せ装置を用いて貼り合わせた。
工程2.工程1で作製した基材の透明電極基材側に、第2バリア層として透明電極基材より一回り大きく、透明電極基材のエッジから第2バリア層エッジまでの距離が0.25mmの透明バリアフィルム(厚さ100μm)をフィルム貼り合せ装置で貼り付けた。
工程3.工程2で作製した基材の背面電極基材側に、第1バリア層として電気泳動型表示層のエッジから第1バリア層エッジまでの距離(以下、額縁距離)が0.50mmの接着剤付アルペット(登録商標)(品番:20−75、パナック株式会社製)を貼り付けた。
工程4.工程3で作製した基材の第1バリア層側を下にして、ダイヤフラムラミネータのステージ上に置き、第2バリア層側に配置したシリコンゴムを圧縮空気で膨らませ、第2バリア層を押さえつけることで第2バリア層を透明電極基材の端部に沿って折り曲げた。
工程5.ディスペンサーを用いてディスペンサーステージ上に、工程4で作製した3種類の基材の第1バリア層側を下にして置き、その基材の上部に、封止部として、アクリル系光硬化性封止剤を、透明電極基材の四辺に沿って折り曲げた第2バリア層の重なり部分とハーフカット部も含めて埋めるように、ディスペンサーを用いて塗布後、30kJ/m2の積算光量でUV照射硬化させた。以上の様にして、電気泳動式表示パネルを作製した。
<実施例2>
実施例1の工程3において額縁距離を0.75mmとした以外は実施例1と同様とした。
実施例1の工程3において額縁距離を0.75mmとした以外は実施例1と同様とした。
<実施例3>
実施例1の工程3において額縁距離を1.00mmとした以外は実施例1と同様とした。
実施例1の工程3において額縁距離を1.00mmとした以外は実施例1と同様とした。
<比較例>
実施例3の工程4を行わず、第2バリア層を透明電極基材のエッジで折り曲げていない構造の電気泳動式表示パネルを比較例として作製した。その他は実施例3と同様とした。
実施例3の工程4を行わず、第2バリア層を透明電極基材のエッジで折り曲げていない構造の電気泳動式表示パネルを比較例として作製した。その他は実施例3と同様とした。
(表示方法)
実施例1〜3および比較例で作製した3種類の電気泳動式表示パネルに、所望の電圧を印加し、白色および黒色に表示させた。
実施例1〜3および比較例で作製した3種類の電気泳動式表示パネルに、所望の電圧を印加し、白色および黒色に表示させた。
(保管方法)
実施例1〜3および比較例で作製した3種類の電気泳動式表示パネルのサンプルを、温度60℃、湿度90%の環境に240hr放置した。比較例として、初期測定を行なった、折り曲げていない額縁距離1.0mmのパネルも加えた。
実施例1〜3および比較例で作製した3種類の電気泳動式表示パネルのサンプルを、温度60℃、湿度90%の環境に240hr放置した。比較例として、初期測定を行なった、折り曲げていない額縁距離1.0mmのパネルも加えた。
(測色計による評価方法)
温度60℃、湿度90%の環境に放置する前後の電気泳動式表示パネルの白色と黒色各々の明度を1パネルにつき10箇所ずつ、各5パネル測定した。
温度60℃、湿度90%の環境で放置する前の白明度の初期値は70〜75、黒明度の
初期値は15〜20であった。
温度60℃、湿度90%の環境に240hr放置した後の白明度と黒明度の明度差が、35以上であれば、〇
35未満であれば、×
として評価した。
温度60℃、湿度90%の環境に放置する前後の電気泳動式表示パネルの白色と黒色各々の明度を1パネルにつき10箇所ずつ、各5パネル測定した。
温度60℃、湿度90%の環境で放置する前の白明度の初期値は70〜75、黒明度の
初期値は15〜20であった。
温度60℃、湿度90%の環境に240hr放置した後の白明度と黒明度の明度差が、35以上であれば、〇
35未満であれば、×
として評価した。
表1に実施例1〜3で作製した3種類のパネルと比較例のサンプルの評価結果を示す。
表1から、比較例(額縁距離1.00mm(折り曲げ無し)では白黒明度差の測定結果が×であったが、作製した3種類の電気泳動式表示パネルとも、温度60℃、湿度90%の環境で放置する前に比べ、240hr後の白明度も黒明度も変化せず、良好な結果となった。この結果から、本発明の構造は、電気泳動表示層への表示パネルの横方向からの水分の浸入を効果的に遮断可能であり、そのことにより狭額縁化に有効である事が分った。
本発明の電気泳動式表示パネルの封止構造は、優れた水分の浸入を抑制する機能を備えているため、電気泳動式表示パネルだけでなく、水分の浸入を嫌うその他の表示パネルやその他の用途にも適用することができる。
1a・・・透明基材
1b・・・透明電極
1 ・・・透明電極基材
2a・・・背面基材
2b・・・背面電極
2 ・・・背面電極基材
3 ・・・電気泳動型表示層
4 ・・・第1バリア層
5 ・・・第2バリア層
6 ・・・封止部
7 ・・・ハーフカット
10・・・前面板
1b・・・透明電極
1 ・・・透明電極基材
2a・・・背面基材
2b・・・背面電極
2 ・・・背面電極基材
3 ・・・電気泳動型表示層
4 ・・・第1バリア層
5 ・・・第2バリア層
6 ・・・封止部
7 ・・・ハーフカット
10・・・前面板
Claims (10)
- 透明基材上に透明電極を形成した透明電極基材の透明電極上に電気泳動型表示層を積層した前面板の電気泳動型表示層と、背面基材上に背面電極を形成した背面電極基材の背面電極と、を向い合わせに積層した積層体を使用してなる電気泳動式表示パネルにおいて、
積層体の透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側面が一様に揃っており、
積層体の透明電極基材の透明基材側には第2バリア層が積層されており、
積層体の背面電極基材の背面基材側には第1バリア層が積層されており、
第2バリア層は、透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極と背面基材の一部の外周部の側面を被覆しており、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部が備えられていることを特徴とする電気泳動式表示パネル。 - 前記第2バリア層は、前記前面板の上面と、前記前面板と前記背面電極と前記背面基材の一部、の外周部の側面と、を被覆していることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動式表示パネル。
- 前記第1バリア層の外形寸法が、前記透明電極基材と前記背面電極基材および前記電気泳動型表示層の外形寸法より0.5〜1.0mmだけ大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の電気泳動式表示パネル。
- 前記第2バリア層が0.01g/m2・日以下の水蒸気透過度を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気泳動式表示パネル。
- 前記第2バリア層には、前記透明基材の端部に沿ってハーフカットが備えられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気泳動式表示パネル。
- 前記封止部は、熱硬化性または光硬化性のアクリル系封止材またはエポキシ系封止材からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気泳動式表示パネル。
- 透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材と電気泳動型表示層の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を配置し、貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ、密着させる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の第1バリア層に面した面および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法。 - 前記透明電極基材の端部に沿って、前記積層体の前記側端部側に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットが備えられた前記第2バリア層を使用することを特徴とする請求項7に記載の電気泳動式表示パネルの製造方法。
- 透明基材上に透明電極を有する透明電極基材の透明電極の上に電気泳動型表示層を塗布する工程と、
電気泳動型表示層上に、透明電極基材と同じ形状と寸法の、背面基材上に背面電極を有する背面電極基材の背面電極を積層して、且つ透明電極基材と背面電極基材の側端面を揃えて、ラミネートする工程と、
背面電極基材の背面基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、第1バリア層を貼り合せる工程と、
前記の側端部を揃えてラミネートされた透明電極基材と電気泳動型表示層と背面電極基材とからなる積層体より大きい第2バリア層の積層体の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げ易くする弱め線であるハーフカットを形成する工程と、
前記の積層体の透明基材側に、フィルム状の透明な粘着シートを介して、その積層体より大きい第2バリア層を貼り合せる工程と、
積層体に貼り合せた第2バリア層を、透明電極基材の端部に沿って、積層体の側端部側に折り曲げる工程と、
背面電極基材の側面の一部と、第1バリア層の上面の一部と、第2バリア層の下面の一部および側面と、に接触するように封止材からなる封止部を形成し硬化する工程と、を備えていることを特徴とする電気泳動式表示パネルの製造方法。 - 前記封止材は、粘度が1000〜3000mPa・sの熱硬化性または光硬化性のアクリル系樹脂若しくはエポキシ系樹脂であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の電気泳動式表示パネルの製造方法。
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JP2017220743A JP2019090958A (ja) | 2017-11-16 | 2017-11-16 | 電気泳動式表示パネルおよびその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7498360B2 (ja) | 2020-09-03 | 2024-06-11 | エルジー イノテック カンパニー リミテッド | 光経路制御部材及びこれを含むディスプレイ装置 |
-
2017
- 2017-11-16 JP JP2017220743A patent/JP2019090958A/ja active Pending
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