JP2019090861A - リンク機構および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動リンクの支点軸を支持する支持溝が回動リンクの回動動作のみを許容する溝である場合に比較して、支点軸と結合軸を有する回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、回動リンクの回動に伴って、ガイド溝の支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を低減できるリンク機構等を提供する。【解決手段】リンク機構は、支点軸と支点軸と異なる位置に存在する結合軸とが配置され、支点軸を回転中心にして回動する回動リンクと、回動リンクの結合軸が2地点の間で移動するときに結合軸を案内するガイド溝と、回動リンクの支点軸を回転可能に支持する支持溝とが設けられた支持部材とを備え、前記支持部材のガイド溝は、回動リンクの支点軸と結合軸との離間距離を半径とする円弧の曲率よりも大きい曲率からなる形状の長辺ガイド部を有し、前記支持部材の支持溝は、ガイド溝の長辺ガイド部の延びる方向と交差する方向に延びる長い形状の長溝で構成されている。【選択図】図12

Description

この発明は、リンク機構および画像形成装置に関するものである。
従来、露光により静電潜像を形成する露光手段などの構成部品を動作位置と退避位置との間でリンク機構を利用して移動させる技術としては、以下に例示する特許文献に記載されているものが知られている。
例えば、下記特許文献1には、潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段を潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成位置と潜像担持体から離間した退避位置との間で移動させる退避機構において、画像形成装置本体に回動自在に支持され、回動することで潜像形成手段を潜像形成位置と退避位置との間で移動させる回動部材と、その回動部材を付勢する付勢手段とを備え、その回動部材を回動させて潜像形成手段を退避位置から潜像形成位置へ移動させている間に、付勢手段の付勢力が回動部材の回動を阻止する阻止方向からその阻止方向と逆方向に切り替わるように構成し、潜像形成手段が潜像形成位置にあるとき、付勢手段の付勢力による回動部材の回動を規制する規制手段を備えた退避機構が示されている。
特許文献1には、上記退避機構として、装置本体に回動自在に支持された回動部材としての第1リンク部材、潜像形成手段としての露光装置を保持して装置本体に回動自在に支持された保持部材としての第2リンク部材、第1リンク部材と第2リンク部材とを連結する連結手段としての連結機構などを備えたものが示されている。
特開2014−2350号公報
この発明は、回動リンクの支点軸を支持する支持溝が回動リンクの回動動作のみを許容する溝である場合に比較して、支点軸と結合軸を有する回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、回動リンクの回動に伴って、結合軸を2地点の間で移動するよう案内するガイド溝の支点軸を回転可能に支持する支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を低減することができるリンク機構とそれを用いた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)のリンク機構は、請求項1に記載しているとおり、
支点軸と前記支点軸と異なる位置に存在する結合軸とが配置され、前記支点軸を回転中心にして回動する回動リンクと、
前記回動リンクの結合軸が2地点の間で移動するときに前記結合軸を案内するガイド溝と、前記回動リンクの支点軸を回転可能に支持する支持溝とが設けられた支持部材と、
を備え、
前記支持部材のガイド溝は、前記回動リンクの支点軸と結合軸との離間距離を半径とする円弧の曲率よりも大きい曲率からなる形状の長辺ガイド部を有し、
前記支持部材の支持溝は、前記ガイド溝の前記長辺ガイド部の延びる方向と交差する方向に延びる長い形状の長溝で構成されているものである。
この発明(A2)のリンク機構は、上記発明A1のリンク機構において、前記長辺ガイド部が、前記2地点を結ぶ直線に沿う直線状の形状で形成されているものである。
この発明(A3)のリンク機構は、上記発明A1又はA2のリンク機構において、前記長辺ガイド部が、前記支持溝から遠い方の長辺部に少なくとも設けられているものである。
この発明(A4)のリンク機構は、上記発明A1からA3までのいずれかのリンク機構において、前記支持溝が、前記ガイド溝の長手方向の中心点を通過する垂直線に沿う長い形状の長溝で構成されているものである。
この発明(A5)のリンク機構は、上記発明A1からA4までのいずれかのリンク機構において、前記ガイド溝は、前記支持部材の一端部に、当該ガイド溝の長手方向が当該一端部の縁部に沿う状態で設けられているものである。
この発明(A6)のリンク機構は、上記発明A5のリンク機構において、前記支持部材の前記ガイド溝が設けられる一端部は、その縁部が当該ガイド溝の長手方向とほぼ平行する直線状の形状で形成されているものである。
この発明(A7)のリンク機構は、上記発明A1からA6までのいずれかのリンク機構において、前記回動リンクの結合軸が存在する端部は、当該結合軸が前記ガイド溝を移動して前記回動リンクが回転する間、当該ガイド溝の前記支持溝から遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる形状で構成されているものである。
この発明(A8)のリンク機構は、上記発明A7のリンク機構において、前記回動リンクの結合軸が存在する端部は、円弧状の形状からなる部分を有しているものである。
この発明(A9)のリンク機構は、上記発明A1からA8までのいずれかのリンク機構において、前記回動リンクの結合軸に、当該結合軸を前記ガイド溝において移動させる動力を伝える駆動リンクが接続されているものである。
この発明(A10)のリンク機構は、上記発明A9のリンク機構において、前記駆動リンクの前記結合軸と接続する端部は、前記回動リンクが回動して前記結合軸が前記ガイド溝内で移動する間、前記ガイド溝の前記支持溝から遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる形状で構成されているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、請求項11に記載しているとおり、
作像装置が配置され、内壁面を有する筐体と、
前記筐体の内壁面に接近する位置に配置されるリンク機構と、
を備え、
前記リンク機構が上記発明A1からA10までのいずれかのリンク機構であり、
前記リンク機構における支持部材は、前記ガイド溝の長手方向が前記筐体の内壁面に最も接近してほぼ平行した状態になるよう当該筐体に取り付けられているものである。
この発明(B2)の画像形成装置は、上記発明B1の画像形成装置において、前記筐体の前記リンク機構が接近して配置される内壁面が、当該筐体の上面部の内側に存在する内壁面であるものである。
上記発明A1のリンク機構によれば、回動リンクの支点軸を支持する支持溝が回動リンクの回動動作のみを許容する溝である場合に比較して、支点軸と結合軸を有する回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、回動リンクの回動に伴って、結合軸を2地点の間で移動するよう案内するガイド溝の支点軸を回転可能に支持する支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を低減することができる。
上記発明A2のリンク機構では、上記迫り出す量を確実に低減することができる。
上記発明A3のリンク機構では、簡易な構成のガイド溝でもって、上記迫り出す量を低減することができる。
上記発明A4のリンク機構では、回動リンクを円滑に回動させて、上記迫り出す量を確実に低減することができる。
上記発明A5のリンク機構では、回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、支持部材の一端部から迫り出す量も低減することができる。
上記発明A6のリンク機構では、回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、支持部材の一端部から迫り出す量をより多く低減することができる。
上記発明A7のリンク機構では、回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、ガイド溝の支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を抑制することができる。
上記発明A8のリンク機構では、回動リンクのうち結合軸が存在する部分の上記迫り出す量を容易に抑制することができる。
上記発明A9のリンク機構では、駆動リンクのうち回動リンクの結合軸と接続される部分が、ガイド溝の支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を低減させるための調整がし易くなる。
上記発明A10のリンク機構では、駆動リンクのうち回動リンクの結合軸と接続される部分が、ガイド溝の支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を確実に低減することができる。
また上記発明B1の画像形成装置によれば、リンク機構において、支点軸と結合軸を有する回動リンクのうち結合軸が存在する部分が、回動リンクの回動に伴ってガイド溝の支持溝とは反対側の部位から迫り出す量を低減することができ、その結果、そのリンク機構を筐体の内壁面に接近した状態で容易に配置することができる。
上記発明B2の画像形成装置では、リンク機構を筐体の上面部の内側に存在する内壁面に接近した状態で容易に配置することができる。
実施の形態1に係る画像形成装置の外観を示す概略斜視図である。 図1の画像形成装置のQ−Q線に沿う断面で見たときの主な構成を示す概要図である。 図1の画像形成装置における作像装置などを示す概要図である。 図2の画像形成装置の着脱構造部分を示す概要図である。 図1の画像形成装置の筐体と開閉カバーを開けた状態を示す概略斜視図である。 移動機構の構成と各位置に移動したときの状態を示す概要図である。 移動機構とリンク機構を一体にした移動装置を示す概略斜視図である。 図7の移動装置の一部の部品を省略した状態を示す概略斜視図である。 リンク機構の一部品と開閉カバーの接触作用部を示す概略斜視図である。 移動機構に装着する露光装置を示す概略斜視図である。 (a)は図10の露光装置の一端部を示す概略斜視図、(b)は(a)の露光装置の一端部における内部構造を示す概略斜視図である。 (a)は図7の移動装置の一部品と移動機構およびリンク機構のガイド溝等の構成を示す概略側面図、(b)は回動リンクの構成を示す概略側面図である。 (a)は左側移動装置における移動機構により露光装置が露光位置に移動させられたときの状態を示す概要図、(b)はその移動機構により露光装置が退避位置に移動させられたときの状態を示す概要図である。 (a)は右側移動装置における移動機構により露光装置が露光位置に移動させられたときの状態を示す概要図、(b)はその移動機構により露光装置が退避位置に移動させられたときの状態を示す概要図である。 リンク機構などの筐体への取り付け状態を示す概略斜視図である。 左側移動装置におけるリンク機構等の動作状態(露光装置が露光位置に移動したときの状態)を示す概要図である。 左側移動装置におけるリンク機構等の動作状態(露光装置が退避位置に移動したときの状態)を示す概要図である。 左側移動装置におけるリンク機構等の動作状態(露光装置が露光位置と退避位置の間の位置に移動したときの状態)を示す概要図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図4は、この発明の実施の形態1を示すものである。図1は実施の形態1に係る画像形成装置1の外観の概要を示し、図2はその画像形成装置1の主な構成の概要を示し、図3はその画像形成装置1における作像装置などの概要を示し、図4はその画像形成装置1における着脱構造部分の概要を示している。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、画像形成装置の一例であるプリンタとして構成されたものであり、外部から入力される文字、写真、図形等からなる画像の情報に基づいて現像剤(トナー)で構成される画像を被記録材の一例である記録用紙9に形成するものである。
また、画像形成装置1は、図2等に示されるように、装置本体である筐体10の内部に、現像剤としてのトナーからなるトナー像を電子写真方式等の画像形成方式により形成して記録用紙9に転写する作像装置2、所要の記録用紙9を収容するとともに作像装置2の転写位置に供給する給紙装置3、記録用紙9に転写されたトナー像を定着する定着装置4等を備えている。
筐体10は、図1や図5等に示されるように、構造部材11、外装材12等の各種部材で構成されている。また、この筐体10は、その上部に、画像が形成されて排出される記録用紙9を収容する排出収容部13が設けられている。この排出収容部13は、筐体10に設けられる排出口14の下方に設けられた斜面部13aとその斜面部13aの上端から続く水平面部13bからなる収容面として構成されており、その排出口14から排出される記録用紙9を積み重ねた状態で収容するようになっている。
作像装置2は、図2や図3に示されるように、矢印Aで示す方向に回転駆動する感光ドラム21の周囲に、帯電装置22、露光装置23、現像装置24、転写装置25、清掃装置26等をこの順に配置して構成されている。
このうち、帯電装置22は、感光ドラム21の周面(像形成領域となる外周面部分)を所要の極性および電位に帯電させる接触帯電方式等の装置である。露光装置23は、感光ドラム21の帯電後の周面に、画像形成装置1に種々の方式で入力される画像情報(信号)に対応させた光を照射することにより静電潜像を形成する装置である。現像装置24は、現像剤としてのトナーを現像ロール241から供給することにより感光ドラム21上の静電潜像を現像してトナー像にする装置である。現像装置24には、補給用の現像剤(主にトナー)を収納する現像剤収納容器28から現像剤が補給部244を介して補給される。転写装置25は、感光ドラム21上のトナー像を記録用紙9に静電的に転写させる接触転写方式等の装置である。清掃装置26は、感光ドラム21の周面に付着して残留するトナー等の不要物を除去してその周面を清掃する装置である。
また、作像装置2は、図3に示されるように、その一部である感光ドラム21、帯電装置22、現像装置24および清掃装置26が一体の構造であって、後述するように筐体10に対して着脱可能に装着される着脱ユニット20(二点鎖線で囲まれる部分)として構成されている。また、現像剤収納容器28についても、後述するように筐体10に対して着脱可能に装着される着脱部品として構成されている。なお、着脱ユニット20には、図3に示されるように、そのユニットの支持フレームの一部に、現像剤収納容器28を装着するための装着部20bが設けられている。装着部20bは、ほぼ半円筒状に窪んだ形状を有している。
給紙装置3は、作像装置2から重力方向下方側の離れた位置に配置されている。この給紙装置3は、画像の形成に使用する所要のサイズ、種類等からなる複数枚の記録用紙9を積載板31a上に積み重ねた状態で収容する用紙収容体31と、その用紙収容体31に収容される記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置32等で構成されている。
用紙収容体31は、筐体10に対して引き出した状態にできるよう取り付けられており、その利用する態様に応じて複数装備される。用紙収容体31は、例えば、その外装材に設けられる窪んだ形状の取っ手316をつかんで引き出す等の操作が行われる。記録用紙9としては、例えば、所定のサイズに裁断された普通紙、コート紙、厚紙等の記録媒体が使用される。
定着装置4は、作像装置2からほぼ水平方向(座標軸Xとほぼ平行する方向)に離れた位置に配置されている。この定着装置4は、導入口および排出口が設けられた筐体40の内部に、接触して回転する加熱用回転体41および加圧用回転体42等を配置して構成されている。
加熱用回転体41は、図2に示されるように、矢印で示す方向に回転駆動するとともに、図示しない加熱手段により加熱されて周面温度が所要の温度に保持されるロール形態、ベルト形態等からなる加熱用の定着部材である。加圧用回転体42は、加熱用回転体41の軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト形態等からなる加圧用の定着部材である。また、定着装置4は、加熱用回転体41と加圧用回転体42とが接触する部分を、未定着のトナー像が転写された記録用紙9を通過させて所要の定着処理(加熱、加圧など)を行う定着処理部FNとしている。
また、画像形成装置1においては、図2に一点鎖線Rtで示されるように、筐体10内における記録用紙9の主な用紙搬送路が設けられている。
その主な用紙搬送路としては、給紙装置3の送出装置32と作像装置2の転写位置TP(感光ドラム21の転写装置25と向き合う位置)との間に設けられる供給搬送路Rt1、作像装置2の転写位置TPと定着装置4の定着処理部FNとの間に設けられる中継搬送路Rt2、定着装置4の定着処理部FNと筐体10の排出口14との間に設けられる排出搬送路Rt3、排出搬送路Rt3の終端(分岐部)と供給搬送路Rt1の途中(合流部)との間に設けられる両面用搬送路Rt4等である。
このうち、供給搬送路Rt1は、複数の搬送ロール対34a,34bや図示しない複数の搬送案内部材等を用いて形成されている。搬送ロール対34bは、転写タイミングに合わせて回転を始動させることにより記録用紙9を作像装置2の転写位置TPにむけて送り出す所謂レジロール対として構成されている。
排出搬送路Rt3は、複数の搬送ロール対35a,35bや図示しない複数の搬送案内部材を用いて、全体が湾曲して立ち上がる状態の経路になるよう形成されている。搬送ロール対35bは、排出口14の手前に設けられ、定着後の記録用紙9を排出収容部13に送り出す排出ロール対として構成されている。
両面用搬送路Rt4は、排出搬送路Rt3の終端を構成する正逆回転可能な排出ロール対35b、複数の搬送ロール対36a,36b,36c、記録用紙9の進路先を切り替える図示しない進路切替部材、図示しない複数の搬送案内部材等で構成されている。搬送ロール対36aは、排出搬送路Rt3における搬送ロール対35aと駆動ロールを共用している。
<画像形成装置による画像形成動作>
この画像形成装置1による画像形成は、次のようにして行われる。ここでは、記録用紙9の片面に画像を形成するときの基本的な画像形成動作を例にして説明する。
画像形成装置1は、例えば種々の通信手段で接続されている情報端末等から図示しない制御部が画像形成動作の開始の指令(信号)を受けると、作像装置2においてトナー像を形成する作像動作が開始される。
まず、作像装置2では、感光ドラム21が回転始動し、帯電装置22が感光ドラム21の周面を所定の極性および電位(本例ではマイナス極性)に帯電させた後、露光装置23が感光ドラム21の帯電した周面に画像情報に基づく露光を行って所要のパターンからなる静電潜像を形成する。しかる後、現像装置24が、感光ドラム21の周面に形成された静電潜像にむけて所要の極性(本例ではマイナス極性)に帯電された現像剤であるトナーを現像ロール241から供給して現像を行い、その静電潜像をトナー像として顕像化する。これにより、感光ドラム21上にトナー像が形成される。
続いて、作像装置2では、回転駆動する感光ドラム21がトナー像を転写装置25と対向する転写位置TPまで搬送する。一方、給紙装置3では、この転写タイミングに合わせて記録用紙9を供給搬送路Rt1に送り出して作像装置2の転写位置TPまで供給する動作が行われる。そして、作像装置2の転写位置TPにおいては、転写装置25が転写電界を形成して、感光ドラム21上のトナー像を記録用紙9の片面に静電的に転写させる。また、作像装置2においては、この転写後等を含む時期に、清掃装置26が感光ドラム21の周面を清掃し続ける。
続いて、トナー像が転写された記録用紙9は、回転駆動する感光ドラム21と転写装置25の間に挟まれた状態で搬送力を受けながら中継搬送路Rt2に送り出されて定着装置4まで搬送される。定着装置4では、回転駆動する加熱用回転体41と加圧用回転体42との間の定着処理部FNに記録用紙9を導入して通過させる。この定着処理部FNを通過する際、その記録用紙9の片面にあるトナー像のトナーが加圧下で加熱されて溶融されることにより記録用紙9に定着される。
最後に、定着が終了した記録用紙9は、定着装置4の定着処理部FNから排出搬送路Rt3に送り出されて搬送された後、排出ロール対35bにより筐体10の排出口14から排出されることにより、最終的に排出収容部13に収容される。
以上により、1枚の記録用紙9の片面に対して1色のトナーで構成される単色画像が形成され、片面の画像形成動作が終了する。複数枚の画像形成動作を実行する指令が出された場合には、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。
また、記録用紙9の表裏両面に画像を形成する両面の画像形成動作は、上記片面の画像形成動作が同様に行われた後、片面(第1面:表面)に転写されたトナー像の定着が終了した記録用紙9が両面用搬送路Rt4に送り込まれる。
この際、片面に対するトナー像の定着が終了した後の記録用紙9は、その搬送時の先方側部分が排出ロール対35bに挟まれた状態で排出口14から一時的に排出された状態で停止させられた後、進路切替部材の進路切り替えのための変位動作と排出ロール対35bの逆回転の動作、所謂スイッチバック方式の搬送動作が行われることにより、その搬送時の後方側端部から両面用搬送路Rt4に送り込まれる。
続いて、両面用搬送路Rt4に送り込まれた記録用紙9は、両面用搬送路Rt4を経由して搬送された後、供給搬送路Rt1における搬送ロール対34bの手前位置に合流するよう搬送される。これにより、記録用紙9は、その表裏面が反転した状態で供給搬送路Rt1に送り込まれる。
最後に、供給搬送路Rt1に再送された記録用紙9は、上記片面の画像形成動作の場合と同様に、転写のタイミングで作像装置2の転写位置TPに送り込まれてその他面(第2面:裏面)にトナー像が転写され、しかる後、定着装置4に搬送されてトナー像の定着がなされる。最後に、表裏両面に画像が形成された記録用紙9は、前述した場合と同様に、排出収容部13に排出されて収容される。
以上により、1枚の記録用紙9の表裏両面に対して1色のトナーで構成される単色画像がそれぞれ形成され、両面の画像形成動作が終了する。
<着脱構造部分の構成>
この画像形成装置1においては、図4に示されるように、作像装置2の一部を構成する着脱ユニット20と現像剤収納容器28とが筐体10に対して着脱可能な構造になっている。
着脱ユニット20と現像剤収納容器28の着脱(作業)はいずれも、図4、図5等に示されるように、筐体10の一部に設けられた開閉カバー15を開けた状態にしてから行われる。
開閉カバー15は、図1、図4等に示されるように、筐体10の一側面部(例えば操作正面部)に設けた支点軸16を支点として矢印B1,B2で示す方向に揺動させることで開閉するものである。この開閉カバー15は、矢印B1で示す方向に揺動させて開けた状態にすると、筐体10の一側面部の一部とその上面部の一部(排出収容部13の水平面部13bが存在する部分)を外部に露出させた状態にすることができる(図4や図5)。
また、この画像形成装置1においては、図4に示されるように、筐体10の内部に、現像剤収納容器28の着脱を行う際に現像剤収納容器28を通過させる通路となる第1着脱通過空間S1と、着脱ユニット20の着脱を行う際に着脱ユニット20を通過させる通路となる第2着脱通過空間S2とが設けられている。
第1着脱通過空間S1は、現像剤収納容器28の装着部20bから筐体10の上面部の一部にむけて斜めに延びる空間として構成されている。これにより、現像剤収納容器28は、第1着脱通過空間S1の長手方向にほぼ沿う方向でもある矢印O1,O2で示す斜め方向に移動させることで、その装着および取り外しがなされる。
第2着脱通過空間S2は、着脱ユニット20の装着部から筐体10の一側面部の一部にむけて斜めに延びる空間として構成されている。これにより、着脱ユニット20は、第2着脱通過空間S2の長手方向にほぼ沿う方向でもある矢印D1,D2で示す斜め方向に移動させることで、その装着および取り外しがなされる。
また、この第1着脱通過空間S1と第2着脱通過空間S2については、第1着脱通過空間S1の下部が第2着脱通過空間S2の一部に食い込んで重なり合う関係になっている。これは、上記したように着脱ユニット20の一部に現像剤収納容器28を装着する装着部20bが設けられているためである。
ここで、この画像形成装置1においては、現像剤収納容器28の着脱を行う場合、第1着脱通過空間S1を利用して現像剤収納容器28の着脱作業を何ら支障なく単独で行うことができる。
一方、着脱ユニット20の着脱を行う場合は、現像剤収納容器28を取り外した状態にした後に、第2着脱通過空間S2を利用した着脱ユニット20の着脱作業を行う必要がある。
これは、現像剤収納容器28を装着したままで着脱ユニット20の着脱作業を行おうとしても、その現像剤収納容器28の一部が第2着脱通過空間S2からはみ出した状態になって第2着脱通過空間S2を囲む周囲の部品等に接触してしまい、その着脱ユニット20が第2着脱通過空間S2内を通過することができないためである。
また、この画像形成装置1においては、着脱ユニット20の着脱作業を行う場合、着脱ユニット20を構成しない露光装置23が、着脱ユニット20の第2着脱通過空間S2における移動の妨げになる位置(図4の二点鎖線で示す露光装置の位置)に存在する。
そこで、この画像形成装置1では、着脱ユニット20の着脱作業を行う際に、後述する移動機構5により露光装置23が静電潜像を形成するときの露光位置P1(図2の実線で又は図4の二点鎖線で示す露光装置23の位置)からその着脱ユニット20の移動の妨げにならないよう退避する退避位置P2(図4の実線で示す露光装置23の位置)まで移動させられるよう構成されている。
<移動機構の構成>
露光装置23の移動機構5は、図4等に示されるように、露光装置23を、第1の位置としての露光位置P1と第1の位置の停止姿勢とは異なる停止姿勢になる第2の位置としての退避位置P2との間を移動させる機構である。
この移動機構5は、図6等に示されるように、露光装置23の異なる位置にそれぞれ設けられる第1突起51および第2突起52と、第1突起51を第1の位置である露光位置P1と第2の位置である退避位置P2の間で案内する第1ガイド溝53と、第2突起52を第1の位置である露光位置P1と第2の位置である退避位置P2の間で案内する第2ガイド溝54とを少なくとも備えるものである。
また、この移動機構5は、露光装置23の長手方向の両端部とそれぞれ向き合う2つの位置に分けて配置される左右2つの移動機構5A,5B(左側移動機構5Aおよび右側移動機構5B)として構成されている。
さらに、この移動機構5(5A,5B)は、開閉カバー15の開閉動作に連動して露光装置23の露光位置P1と退避位置P2の間での移動動作が行われるように構成されている。
画像形成装置1では、この連動機能を実現するため、開閉カバー15の開閉動作時の揺動運動を移動機構5A,5Bの移動動作の動力に変換して伝達する手段として後述するリンク機構6を採用している。
移動機構5A,5Bにおける第1ガイド溝53と第2ガイド溝54はいずれも、それぞれ所要の長さからなる曲線状のガイド溝であるが、その全体の形状は互いに異なる形状になっている。
第2の位置である退避位置P2については、図4に示されるように、第2着脱通過空間S2と排出収容部13の斜面部13aとの間に斜めの状態で挟まるように存在する狭小の空間S5の一部となる位置に設定されている。
また、移動機構5A,5Bは、開閉カバー15の開閉動作に連動して概略以下のように動作する。
まず、開閉カバー15を開ける場合は、図4、図13(a)、図14(a)等に示されるように、その開ける動作に連動して移動機構5A,5Bが露光装置23を露光位置P1から退避位置P2に移動させるように動作する。
反対に開閉カバー15を閉じる場合は、図2、図13(b)、図14(b)等に示されるように、その閉じる動作に連動して移動機構5A,5Bが露光装置23を退避位置P2から露光位置P1に移動させるように動作する。
さらに、移動機構5A,5Bは、図5や図7等に示されるように、リンク機構6と一体にした移動装置17として、画像形成装置1の筐体10に設けられている。
実施の形態1では、図5、図7等に示されるように、移動機構5(5A,5B)とリンク機構6(6A,6B)を一体にした移動装置17が、画像形成装置1の筐体10において露光装置23の長手方向の両端部と向き合う2つの側面部(例えば左右の側面部)113,114の上部に、左右2つの移動装置17A,17B(左側移動装置17Aおよび右側移動装置17B)として取り付けられている。
筐体10の上記左右の側面部113,114は、ほぼ矩形の本体部113a,114aと、その本体部のほぼ4辺を外側に折り曲げた折曲げ部(側部折曲げ部113b,114bや上部折曲げ部113c,114cなど)を有する形状の部材で構成されている。また、左右の側面部113,114は、その本体部に露光装置23の移動機構5による移動の範囲を確保するための図示しない切欠き部が設けられている。
図5における符号112は筐体10の一部である底面部、符号115は左右の側面部113,114を側部の下部で連結する側部連結部、符号116は左右の側面部113,114を上面部の一部で連結する上部連結部をそれぞれ示す。
上記移動装置17A,17Bは、左右の側面部113,114の外側面にかつ上記図示しない切欠き部と向き合う状態で配置されるよう取り付けられる第1支持部材171A,171Bと、左右の側面部113,114の外側面にかつ第1支持部材171A,171Bよりも外側に配置されるよう取り付けられる第2支持部材175A,175Bを有している。
なお、図7においては、右の第1支持部材171Bの図示が省略されている。また図8においては、左の第1支持部材171Aのみが図示されており、右の第1支持部材171Bの図示と左右の第2支持部材175A,175Bの図示が省略されている。
移動機構5(5A,5B)の一部やリンク機構6(6A,6B)の一部は、この第1支持部材171A,171Bと第2支持部材175A,175Bの間に挟まれた状態で配置されている。
また、上記第1支持部材171A,171Bにはいずれも、図12から図14等に示されるように、移動機構5A,5Bにおける第1ガイド溝53および第2ガイド溝54がそれぞれ設けられている。この第1ガイド溝53および第2ガイド溝54については、少なくとも露光装置23の長手方向の両端部とそれぞれ向き合うよう配置される板状の支持部材に設ければよい。
<リンク機構の構成>
リンク機構6は、図8、図9、図12、図13、図14等に示されるように、左側移動機構5Aおよび右側移動機構5Bに対応して左右2つのリンク機構6A,6B(左側リンク機構6Aおよび右側リンク機構6B)として構成されている。
このリンク機構6A,6Bは、開閉カバー15の開閉時における揺動運動を動力として入力する左右2つの動力入力部61A,61Bと、各動力入力部61A,61Bで得られる動力を移動機構5における移動動作の動力に変換して左右2つの伝達する動力伝達部65A,65Bとを備えている。
このうち上記動力入力部61A,61Bは、図5、図7から図9、図13、図14等に示されるように、開閉カバー15に対応して設けられる左右2つの接触作用部18A,18Bが接触することにより回動する左右2つの回動体62A,62Bで構成されている。
左側の回動体62Aは、左の側面部113のうち開閉カバー15と向き合う上部角部の外面側に存在するように、左側移動装置17Aの第1支持部材171Aに回転可能に支持されている。右側の回動体62Bは、右の側面部114のうち開閉カバー15と向き合う上部角部の外面側において回転可能に支持されている。
回動体62A,62Bはいずれも、図7から図9等に示されるように、第1支持部材171Aや右の側面部114に設けられる図示しない回転軸に嵌め入れて回転可能に支持される円筒状の軸部621A,621Bが形成された円盤状の本体部620A,620Bを有している。
また、回動体62A,62Bはいずれも、図7から図9等に示されるように、本体部620A,620Bの軸部621A,621Bの周囲に、開閉カバー15の接触作用部18A,18Bと接触する被接触部622A,622Bおよび作用突部623A,623Bや、後述する連結リンク67A,67Bの一端部と結合する結合軸624A,624Bや、後述する引張バネ63A,63Bの一端部を取り付けるバネ取付部625A,625Bが設けられている。
さらに、回動体62A,62Bは、その各バネ取付部625A,625Bに、引張バネ(コイルスプリングなど)63A,63Bの一端部が取り付けられ、これにより所要の方向に所要の張力(FA,FB)でそれぞれ引っ張り続けられるようになっている。
一方、開閉カバー15における接触作用部18A,18Bはいずれも、図5、図9、図13、図14等に示されるように、開閉カバー15の内壁面における左右端部の所定位置に直立状に配置される板状の本体部180と、本体部180の先端側に斜め下方に延びる曲げ先端部181と、本体部180と曲げ先端部181の境界部分に下方に向けて拡がる形状で切り欠いた窪み部182を有する形状からなる部材で構成されている。
また、接触作用部18A,18Bはいずれも、曲げ先端部181の先端に、開閉カバー15を閉じる際に回動体62A,62Bの被接触部622A,622Bに接触して押すための接触面部183が設けられている。
さらに、接触作用部18A,18Bはいずれも、窪み部182のうち接触面部183寄りの内壁面を、下方外側にむけて傾斜させた斜面からなり、開閉カバー15を開ける際に回動体62A,62Bの作用突部623A,623Bとそれぞれ接触する引出し用斜面部184として形成している。しかも、その窪み部182のうち接触面部183と反対側にある内壁面を、下方外側にむけて傾斜させた斜面からなり、開閉カバー15を閉じる際に回動体62A,62Bの作用突部623A,623Bとそれぞれ接触する押込み用斜面部185として形成している。
さらに、筐体10の側面部113,114の側部折曲げ部113b、114bの上部には、図5、図13、図14等に示されるように、開閉カバー15の開閉動作に伴って移動する接触作用部18A,18Bを通過させるための通過口117が設けられている。また、上記回動体62A,62Bは、この通過口117と接近した位置に配置される。
図5における符号19は、開けたときの開閉カバー15の姿勢を保持するため、開閉カバー15の一部と側部折曲げ部113bの一部との間を所定の長さで連結する可撓性の部材である。
次に、上記動力伝達部65A,65Bは、図8、図13、図14等に示されるように、移動機構5の付近で回動する左右2つの回動リンク66A,66Bと、動力入力部61A,61Bにおける回動体62A,62Bの一部と回動リンク66A,66Bの一部とを連結する左右2つの連結リンク67A,67Bと、回動リンク66A,66Bの他の一部と移動機構5における第1ガイド溝53に案内される第1突起51とを接続する左右2つの接続リンク68A,68Bとで構成されている。
左右2つの回動リンク66A,66Bは、全体がほぼ三角形からなる板状の部材である。この回動リンク66A,66Bは、その1つの頂部付近にある支点軸661A,661Bが、左側移動装置17Aおよび右側移動装置17Bにおける第1支持部材171A,171Bに設けられた支持溝172A,172Bにそれぞれ回動可能に支持されている。
また、回動リンク66A,66Bは、その他の頂部付近に設けられる第1結合軸662A,662Bが、2地点の間を移動するときに第1支持部材171A,171Bにそれぞれ設けられたガイド溝173A,173Bにより案内されるよう支持されている。
左右2つの連結リンク67A,67Bは、所要の形状に曲がった細長い板状の部材である。この連結リンク67A,67Bは、その一端部が回動体62A,62Bの一部に設けられる結合軸624A,624Bに回転可能に取り付けられており、その他端部が回動リンク66A,66Bにおける他の頂部付近に設けられる第1結合軸662A,662Bに回転可能に取り付けられている。
左右2つの接続リンク68A,68Bは、楕円形状の板状の部材であり、一端側に露光装置23の第1突起51を嵌め入れて移動機構5A,5Bにおける第1ガイド溝53で案内される被案内部681A,681Bが形成されている。この接続リンク68A,68Bは、その一端部が回動リンク66A,66Bにおける残りの他の頂部付近に設けられる第2結合軸663A,663Bと回転可能に取り付けられており、その他端部が被案内部681A,681Bに回転可能に取り付けられている。
第2支持部材175A,175Bには、図7に示されるように、第1支持部材171A,171Bに設けられる移動機構5A,5Bの第1ガイド溝53と対応する位置に同じ形状の補助第1ガイド溝176A,176Bが設けられている。この補助第1ガイド溝176A,176Bには、接続リンク68A,68Bにおける被案内部681A,681Bが嵌め入れられて補助的に案内される。
また、第2支持部材175A,175Bには、図7に示されるように、第1支持部材171A,171Bに設けられる支持溝172A,172Bと対応する位置に同じ形状の補助支持溝177A,177Bが設けられている。この補助支持溝177A,177Bには、リンク機構6A,6Bにおける回動リンク66A,66Bの支点軸661A,661B(になる部材)が嵌め入れられて補助的に案内される。
さらに、第2支持部材175Aには、図7に示されるように、引張バネ63Aの他端を取り付けて固定する固定取付部178が設けられている。固定取付部178は、図7や図14(b)に示されるように、回動体62Aよりも回動リンク66A側に離れた位置であって回動体62Aの回転中心と水平方向においてほぼ同じ高さに設けられている。
ちなみに、引張バネ63Bの他端632bは、筐体10の側面部114における本体部114aの一部に設けられる図示しない固定取付部に取り付けられている。この図示しない固定取付部は、図7や図13(a)に示されるように、回動体62Bよりも下方側に離れた位置であって回動体62Bの回転中心よりも回動リンク66Bと反対側にずれた位置に設けられている。
<リンク機構の特徴的な構成部分>
このリンク機構6(6A,6B)においては、上記支点軸661A,661Bと上記第1結合軸662A,662B及び第2結合軸663A,663Bとを有し、上記支点軸661A,661Bを回転中心にして回動する回動リンク66A,66Bと、上記ガイド溝173A,173Bと上記支持溝172A,172Bとが設けられた第1支持部材171A,171Bとを備えたリンク機構部分60において以下の構成を更に採用している。
すなわち、上記ガイド溝173A,173Bについては、図12に示されるように、回動リンク66A,66Bの支点軸661A,661Bと第1結合軸662A,662Bとの離間距離Rを半径とする円弧の曲率よりも大きい曲率からなる形状の長辺ガイド部174を有する構成としている。また、上記支持溝172A,172Bについては、図12(a)に示されるように、ガイド溝173A,173Bの長辺ガイド部174の延びる方向N1と交差する方向N2に延びる長い形状の長溝で構成している。
実施の形態1では、ガイド溝173A,173Bは、図12(a)や図18等に示されるように、第1結合軸662A,662Bが、移動機構5A,5Bにより移動する露光装置23の露光位置P1および退避位置P2に対応する2地点(P10,P20)の間を移動する際に、第1結合軸662A,662Bを案内するよう構成されている。
また、長辺ガイド部174については、図12(a)に示されるように、ガイド溝173A,173Bが第1結合軸662A,662Bを案内する2地点を結ぶ直線(N1)に沿う直線状の形状になるよう形成している。また、長辺ガイド部174については、長溝状のガイド溝173A,173Bにおける2つの長辺部のうち支持溝172A,172Bから遠い方の長辺部に設けている。
一方、支持溝172A,172Bについては、図12(a)に示されるように、ガイド溝173A,173Bの長手方向(N1)の中心点CPを通過する垂直線に沿う長い形状の長溝として形成されている。
移動機構5A,5Bに取り付けられる露光装置23は、図7に示されるように、露光本体部231とその露光本体部231を支持する断面ほぼコの字状の支持部材232とで構成されている。露光本体部231は、その両端部が取付け部材236に対して矢印J1,J2で示す方向に移動可能に支持されている。露光本体部231の支持部材232側とは反対側の部分には、露光時に光が出る出光部233が配置されている。
また、露光装置23は、図10等に示されるように、第1突起51および第2突起52が設けられた取付け部材236が、支持部材232の長手方向の両端部に固定されている。
図10、図11等における符号235は、一端側が露光本体部231に取り付けられた板バネ234(の他端側)を支持部材232に固定するための固定ネジである。また、図11における符号237は、取付け部材236の下面と露光本体部231との間に設けられた圧縮バネ(コイルスプリング)である。さらに、図10等における符号239は、板バネ234のうち支持部材232の長手方向における両端部から露出する部分を覆って保護する保護カバーである。
そして、移動装置17A,17Bにおける第1支持部材171A,171Bに設けた移動機構5A,5Bの第1ガイド溝53と第2ガイド溝54は、図6、図12から図14等に示されるように、第1の位置である露光位置P1に近い側の領域M1で互いに接近した状態にあり、第2の位置である退避位置P2に近い側の領域M2で次第に離れる状態にあるように形成されている。
また、第2ガイド溝54については、図6や図12(a)等に示されるように、1つの円弧状の形状からなるガイド溝として構成している。しかも、このときの第1ガイド溝53については、第2ガイド溝54のうち露光位置P1側に存在する円弧状の部分と同じ方向に曲がる円弧状の形状からなる部分53cと、第2ガイド溝54のうち退避位置P2側に存在する円弧状の部分とは反対の方向に曲がる円弧状の形状からなる部分53dとを有しているガイド溝として形成している。
移動機構5A,5Bとリンク機構6A,6Bを備えた移動装置17A,17B(露光装置23を除く)は、図5、図13、図14,図15等に示されるように、筐体10の側面部113,114の外側面における上端部側の位置でかつ開閉カバー15の側面に接近するよう片寄った状態で取り付けられる。
詳しくは、移動機構5A,5Bが、側面部113,114の外側面のうち作像装置2(着脱ユニット20)における露光装置23の露光位置P1および退避位置P2を含む範囲の位置に配置される。
また、リンク機構6A,6Bにおける動力入力部61A,61B(実際には回動体62A,62B)が、側面部113,114の外側面のうち側部折曲げ部113b,114bの通過口117が設けられた部位に接近した位置に配置される。
さらに、リンク機構6A,6Bにおける動力伝達部65A,65B(実際には連結リンク67A,67Bと回動リンク66A,66B)が、側面部113,114の外側面のうち移動機構5A,5Bと動力入力部61A,61Bの間の位置でかつ上部折曲げ部113c,114cに接近させた位置に配置される。
<移動機構およびリンク機構等による露光装置の移動動作>
この移動機構5A,5Bは、上記したように開閉カバー15の開閉動作に連動してリンク機構6A,6Bを作動させることにより露光装置23を露光位置P1と退避位置P2の間で移動させるように動作する。
◎開閉カバーを開けるときの動作:
はじめに、閉じられた状態にある開閉カバー15を開けるときの動作について説明する。開閉カバー15を開けるのは、現像剤収納容器28や着脱ユニット20の交換作業等に伴う着脱などを行うときである。
この場合、移動機構5A,5Bは、開閉カバー15が閉じられている段階では、図2、図13(a)、図14(a)等に示されるように露光装置23を露光位置P1に移動させた動作が終了した状態に保たれている。
この状態から開閉カバー15を矢印B1で示す方向に揺動させて開け始めると、図13(b)や図14(b)に示されるように、開閉カバー15にある接触作用部18A,18Bの引出し用斜面部184がリンク機構6A,6Bにおける動力入力部61A,61Bの回動体62A,62Bの作用突部623A,623Bに接触し、回動体62A,62Bが点線矢印C1で示す方向に回動し始める。
これにより、回動体62A,62Bが点線矢印C1で示す方向に回動することで生じる回転運動による動力が、リンク機構6A,6Bにおける動力伝達部65A,65Bを介して移動機構5A,5Bに伝達される。
すなわち、回動体62A,62Bが点線矢印C1で示す方向に回動することにより、動力伝達部65A,65Bの連結リンク67A,67Bが移動機構5A,5Bから遠ざける点線矢印D1で示す方向に移動させられ、この連結リンク67A,67Bの移動により回動リンク66A,66Bにおける第1結合軸662A,662Bがガイド溝173A,173Bに沿って点線矢印E1で示す方向に移動させられる。
ここで、矢印B2で示す方向に揺動する開閉カバー15にある接触作用部18A,18Bが接触して回動体62A,62Bを点線矢印C2で示す方向に回動させる作用は、点線矢印E1で示す方向に移動する第1結合軸662A,662Bがガイド溝173A,173Bの一端側に達する手前の位置で、開閉カバー15が開けられ始めて接触作用部18A,18Bが離間した状態になる段階で消滅する。しかし、回動体62A,62Bの点線矢印C1で示す方向への回動は、図13(b)や図14(b)に示されるように引張バネ63A,63Bの張力TB1,TB2が作用することで続行される。
続いて、第1結合軸662A,662Bが点線矢印E1で示す方向へ移動させられることにより、回動リンク66A,66Bが支点軸661A,661Bを回転中心にして点線矢印G1で示す方向に回動し、この回動リンク66A,66Bの回動に伴って第2結合軸663A,663Bも点線矢印G1で示す方向に移動する。このときの第2結合軸663A,663Bは、下方側の位置から上方側の位置にむけてほぼ円弧状の軌跡を描くよう移動する。
続いて、回動リンク66A,66Bにおける第2結合軸663A,663Bが点線矢印G1で示す方向に移動するときの回転運動による動力が、接続リンク68A,68Bを介して露光装置23における第1突起51に伝達される。
これにより、第1突起51が、移動機構5A,5Bにおける第1ガイド溝53に案内されながら移動し、第1ガイド溝53の下方側の位置から第1ガイド溝53の上方側の位置まで移動させられる。また、この第1突起51の移動に併せて同じ露光装置23における第2突起52が、移動機構5A,5Bにおける第2ガイド溝54に案内されながら移動し、第2ガイド溝54の下方側の位置から第2ガイド溝54の上方側の位置まで移動させられる。
したがって、移動機構5A,5Bは、開閉カバー15を開けると、その開閉カバー15の開ける動作に連動して露光装置23を、図4、図6、図13(b)、図14(b)等に示されるように(露光位置P1から)退避位置P2に移動させるように作動する。
また、移動機構5A,5Bにより退避位置P2に移動させられた露光装置23は、図4、図6等に示されるように、その露光本体部(の出光面)231が斜め上方(例えば第2着脱通過空間S2の長手方向に沿う上向きの方向)を向いた停止姿勢に保たれる。
ちなみに、この露光装置23が退避位置P2に停止して留まるのは、次の仕組みによるものである。
つまり、この段階では、開閉カバー15における接触作用部18A,18Bが回動体62A,62Bから完全に離れた状態にあるが、図13(b)や図14(b)に示されるように、リンク機構6A,6Bにおける回動体62A,62Bが引張バネ63A,63Bによる張力TA1,TA2を受けて点線矢印C1で示す方向に回動し続けるよう保たれている。このため、その回動体62A,62Bの点線矢印C1で示す方向への回動し続けるときの回転運動(動力)が、動力伝達部65A,65Bにより回動リンク66A,66Bを点線矢印G1で示す方向に回動させ続ける力FA1,FB1として伝達される。
この結果、回動リンク66A,66Bが点線矢印G1で示す方向に回動し続ける状態に保たれているので、露光装置23における第1突起51および第2突起52は、第1ガイド溝53および第2ガイド溝54の上方側の位置に留められた状態で維持される。
そして、露光装置23は、移動機構5A,5Bにより退避位置P2に移動させられることにより、図4に示されるように、第2着脱通過空間S2の外側の位置に存在することになる。
これにより、画像形成装置1では、第2着脱通過空間S2を利用した着脱ユニット20の着脱(移動)作業が、露光装置23の存在により妨げられることなく行われる。また、この退避位置P2にあるときの露光装置23は、その露光本体部(出光部)231が第2着脱通過空間S2に向いた停止姿勢になっていないので、第2着脱通過空間S2を通過するときの着脱ユニット20が誤って接触することにより露光本体部231が損傷するおそれがない。
さらに、画像形成装置1では、退避位置P2にあるときの露光装置23がその露光本体部(出光部)231を開閉カバー15で開放された筐体10の上面側開口部に向いた停止姿勢になる。このため、その退避位置P2にあるときの露光装置23と上記筐体10の上面側開口部に至るまでの間に他の構成部品(換言すれば障害物)が介在していない場合であれば、その露光装置23における露光本体部(出光部)231を目視しながら清掃することが可能になる。
この他、画像形成装置1における移動機構5A,5Bでは、図6等に示されるように、第1ガイド溝53と第2ガイド溝54の設定内容により、露光装置23について、退避位置P2での停止姿勢が露光位置P1での停止姿勢に対して90°以上回転した姿勢になるよう移動させられるように構成している。このときの90°以上回転した姿勢とは、図6に2本の二点鎖線からなる直線K1,K2の交差角θで示すように、その交差角θが90°以上になるよう回転したときの姿勢である。
このため、この移動機構5A,5Bでは、露光装置23の露光位置P1および退避位置P2における各停止姿勢を90度以上回転した異なる姿勢に変更することが可能である。
◎開閉カバーを閉じるときの動作:
次に、開けられた状態にある開閉カバー15を閉じるときの動作について説明する。
この場合、移動機構5A,5Bは、開閉カバー15が開けられている段階では、図4、図13(b)、図14(b)等に示されるように露光装置23を退避位置P2に移動させた動作が終了した状態に保たれている。
この状態から開閉カバー15を矢印B2で示す方向に揺動させて閉じ始めると、図13(b)や図14(b)に示されるように、開閉カバー15にある接触作用部18A,18Bにおける接触面部183がリンク機構6A,6Bにおける動力入力部61A,61Bの回動体62A,62Bの被接触部622A,622Bに接触し、回動体62A,62Bが点線矢印C2で示す方向に回動し始める。
これにより、回動体62A,62Bが点線矢印C2で示す方向に回動することで生じる回転運動による動力が、リンク機構6A,6Bにおける動力伝達部65A,65Bを介して移動機構5A,5Bに伝達される。
すなわち、回動体62A,62Bが点線矢印C2で示す方向に回動することにより、動力伝達部65A,65Bの連結リンク67A,67Bが移動機構5A,5Bに近づくような点線矢印D2で示す方向に移動させられ、この連結リンク67A,67Bの移動により回動リンク66A,66Bにおける第1結合軸662A,662Bがガイド溝173A,173Bに沿って点線矢印E2で示す方向に移動させられる。
ここで、矢印B2で示す方向に揺動する開閉カバー15にある接触作用部18A,18Bが接触して回動体62A,62Bを点線矢印C2で示す方向に回動させる作用は、以下の2段階(2ステップ)で行われる。つまり、接触作用部18A,18Bの接触面部183を回動体62A,62Bの被接触部622A,622Bに接触させることにより発生させる第1段階から、回動体62A,62Bの作用突部623A,623Bを接触作用部18A,18Bにおける押込み用斜面部185に接触させることにより発生させる第2段階に切り替わるようになっている。
これにより、回動体62A,62Bを点線矢印C2で示す方向に回動させる量について、接触面部183を回動体62A,62Bの被接触部622A,622Bに接触させるだけの場合(第1段階のみの場合)に比べて、より増やすことができる。このことは、移動機構5A,5Bによる露光装置23の移動量を増やすことにもつながる。
続いて、第1結合軸662A,662Bが点線矢印E2で示す方向へ移動させられることにより、回動リンク66A,66Bが支点軸661A,661Bを回転中心にして点線矢印G2で示す方向に回動し、この回動リンク66A,66Bの回動に伴って第2結合軸663A,663Bも点線矢印G2で示す方向に移動する。このときの第2結合軸663A,663Bは、上方側の位置から下方側の位置にむけてほぼ円弧状の軌跡を描くよう移動する。
続いて、回動リンク66A,66Bにおける第2結合軸663A,663Bが点線矢印G2で示す方向に移動するときの回転運動による動力が、接続リンク68A,68Bを介して露光装置23における第1突起51に伝達される。
これにより、第1突起51が、移動機構5A,5Bにおける第1ガイド溝53に案内されながら移動し、第1ガイド溝53の上方側の位置から第1ガイド溝53の下方側の位置まで移動させられる。また、この第1突起51の移動に併せて同じ露光装置23における第2突起52が、移動機構5A,5Bにおける第2ガイド溝54に案内されながら移動し、第2ガイド溝54の上方側の位置から第2ガイド溝54の下方側の位置まで移動させられる。
したがって、移動機構5A,5Bは、開閉カバー15を閉じると、その開閉カバー15の閉じる動作に連動して露光装置23を、図2、図6、図13(a)、図14(a)等に示されるように(退避位置P2から)露光位置P1に移動させるように作動する。
また、移動機構5A,5Bにより露光位置P1に移動させられた露光装置23は、図4、図6等に示されるように、その露光本体部(の出光面)231が斜め下方(感光ドラム21の露光位置:静電潜像の形成位置)を向いた停止姿勢に保たれる。
この際、この露光装置23が露光位置P1に停止して留まるのは、次の仕組みによるものである。
つまり、図13(b)や図14(b)に示されるように、リンク機構6A,6Bにおける回動体62A,62Bが引張バネ63A,63Bによる張力TA2,TB2を受けて点線矢印C1で示す方向に回動し続けるよう保たれている。このときの張力TA2,TB2は、引張バネ63A,63Bが露光装置23が退避位置P2にあるときと比べて延びた状態にあるため、そのときの張力TA1,TB1よりも大きくなる。このため、その回動体62A,62Bの点線矢印C2で示す方向への回動し続けるときの回転運動(動力)が、動力伝達部65A,65Bにより回動リンク66A,66Bを点線矢印G2で示す方向に回動させ続ける力FA2,FB2として伝達される。これにより、回動リンク66A,66Bが点線矢印G2で示す方向に回動し続ける状態に保たれる。
なお、この閉じた状態にある開閉カバー15における接触作用部18A,18Bは、その窪み部182(図9)の中ほどに回動体62A,62Bにおける作用突部623A,623Bが存在して作用突部623A,623Bとは非接触の状態に保たれるようになっている。
また、露光位置P1に移動させられたときの露光装置23は、その露光本体部231が着脱ユニット20の図示しない位置決め停止部分に押し付けられることで上記圧縮バネ237(図11(b))の作用(反力)を受ける。このときの露光装置23は、その反力により支持部材232および取付け部材236と第1突起51および第2突起52を介して矢印J1で示す方向に押し返された状態に保たれる。
さらに、リンク機構6A,6Bにおける回動リンク66A,66Bは、露光装置23を露光位置P1に移動させたとき、第2結合軸663A,663Bがその死点を通過して点線矢印G2で示す方向に少しずれた位置で停止するように構成されている。ここでいう死点とは、第2結合軸663A,663Bが、支点軸661A,661Bと第1突起51とを結ぶ直線上に存在するときの位置である。つまり、このときの回動リンク66A,66Bは、支点軸661A,661Bと第2結合軸663A,663Bと第1突起51を結ぶ線が、第2結合軸663A,663Bの位置が点線矢印G2で示す方向にずれて突出して、全体でくの字状に屈曲した線になるような状態におかれる。
この結果、回動リンク66A,66Bは、上記力FA2,FB2と上記露光装置23から矢印J1で示す方向の反力とを受けることにより、点線矢印G1で示す方向に回動することなく上記結ぶ線が屈曲した状態に保たれるような点線矢印G2で示す方向に回転し続ける状態に保たれるので、露光装置23における第1突起51および第2突起52が第1ガイド溝53および第2ガイド溝54の下方側の位置に留められた状態で維持されるようになっている。
そして、露光装置23は、移動機構5A,5Bにより露光位置P1に移動させられることにより、図2に示されるように、露光により静電潜像の形成が可能な状態になる。
<リンク機構の上記部分の詳細な構成とその作用効果>
リンク機構6A,6Bにおける上記リンク機構部分60では、ガイド溝173A,173Bについて上記したような長辺ガイド部174を有する構成にしているとともに、支持溝172A,172Bについて上記したような長溝で構成している(図12)。
これにより、回動リンク66A,66Bは、支点軸661A,661Bを回転中心にして回動する際、図17から図19に示さるように、その支点軸661A,661Bが支持溝172A,172B内でガイド溝173A,173Bから遠ざかる方向Tに一時的に変位(移動)すると同時に、その第1結合軸662A,662Bが上記2地点(P10,P20)の間を移動する際にガイド溝173A,173Bにおける長辺ガイド部174により直線状に移動するよう案内される(図18参照)。
この結果、回動リンク66A,66Bのうち第1結合軸662A,662Bが存在する部分665A,665Bは、その回動リンク66A,66Bの回動に伴って、第1結合軸662A,662Bを上記2地点(P10,P20)の間で移動するよう案内するガイド溝173A,173Bのうち支持溝172A,172Bとは反対側の部位(本例では長辺ガイド部174でもある)から迫り出す量α(図18)が低減される。
このことによって画像形成装置1では、上記リンク機構部分60を、筐体10の側面部113,114における内壁面の一例である上面折曲げ部113d,114dに接近した状態で容易に配置することが可能になる(図13から図18)。
これに対して、例えば、回動リンク66A,66Bの支点軸661A,661Bを支持する支持溝172A,172Bが回動リンク66A,66Bの回動動作のみを許容する溝(例えば単なる円形の溝)であるリンク機構では、次のような結果になる。
すなわち、このときの回動リンク66A,66Bが支点軸661A,661Bを回転中心にして回動する際には、その回動リンク66A,66Bが支持溝172A,172B内で一時的に変位することがなく、回動リンク66A,66Bの上記部分665A,665Bが、回動リンク66A,66Bにおける支点軸661A,661Bと第1結合軸662A,662Bとの離間距離Rを半径とする円の円弧を描くように移動する。
このため、回動リンク66A,66Bの上記部分665A,665Bは、その円の円弧からなる軌跡を描くように移動するので、ガイド溝173A,173Bのうち支持溝172A,172Bとは反対側の部位から迫り出す量αが低減されない。
また、実施の形態1では、上記したように長辺ガイド部174を上記2地点P10,P20を結ぶ直線(N1)に沿う直線状の形状になるよう形成している。これにより、その迫り出す量αを確実に低減することが可能になる。
また、実施の形態1では、上記したように支持溝172A,172Bについて、ガイド溝173A,173Bの長手方向(N1)の中心点CPを通過する垂直線(N2)に沿う長い形状の長溝で構成している。これにより、回動リンク66A,66Bが回動する際、その回動リンク66A,66Bを円滑に回動させつつ上記迫り出す量αを低減することが可能になる。
さらに、上記リンク機構部分60では、ガイド溝173A,173Bについて、図12、図18等に示されるように、第1支持部材171A,171Bの一端部171cに、ガイド溝173A,173Bの長手方向(N1)が一端部171cの縁部に沿う状態で設けている。
これにより、リンク機構部分60では、回動リンク66A,66Bのうち第1結合軸662A,662Bが存在する部分665A,665Bが、第1支持部材171A,171Bの一端部171cから迫り出す量(図示しない量β)も低減される。また、この効果は、支持部材171A,171Bの一端部171cにおける縁部をガイド溝173A,173Bの長手方向(N1)とほぼ平行する直線状の形状で形成することにより、より確実に得られる。
また、上記リンク機構部分60では、回動リンク66A,66Bのうち第1結合軸662A,662Bが存在する部分665A,665Bについて、図12(b)や図16等に示されるように、第1結合軸662A,662Bがガイド溝173A,173Bを移動して回動リンク66A,66Bが回転する間、ガイド溝173A,173Bにおける2つの長辺部のうち支持溝172A,172Bから遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる形状で形成している。
これにより、リンク機構部分60では、回動リンク66A,66Bの部分665A,665Bがガイド溝173A,173Bの支持溝172A,172Bとは反対側の部位から迫り出す量(β)が抑制される。この効果は、回動リンク66A,66Bの部分665A,665Bについて、例えば円弧状の形状からなる部分を有する形状で構成した場合には、その迫り出す量(β)を容易に抑制することが可能になる。
また、上記リンク機構部分60では、回動リンク66A,66Bの第1結合軸662A,662Bに、その第1結合軸662A,662Bをガイド溝173A,173Bにおいて移動させる動力を伝える駆動リンクの一例である連結リンク67A,67Bを接続している。
これにより、リンク機構部分60では、図18等に示されるように、連結リンク67A,67Bのうち回動リンク66A,66Bの第1結合軸662A,662Bと接続される部分671が、ガイド溝173A,173Bの支持溝172A,172Bとは反対側の部位から迫り出す量(αに似た量)を低減させるための調整がし易くなる。
また、このリンク機構部分60における連結リンク67A,67Bの第1結合軸662A,662Bと接続する端部671は、図17等に示されるように、回動リンク66A,66Bが回動して第1結合軸662A,662Bがガイド溝173A,173B内で移動する間、ガイド溝173A,173Bの支持溝172A,172Bから遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる円弧状の形状で形成されている。
これにより、このリンク機構部分60では、連結リンク67A,67Bの上記部分671が、ガイド溝173A,173Bの支持溝172A,172Bとは反対側の部位から迫り出す量(αに似た量)が確実に低減される。
[他の実施の形態]
実施の形態1では、リンク機構部分60における長辺ガイド部174についてガイド溝173A,173Bにおける片側の長辺部に設ける構成例を示したが、その長辺ガイド部174については、ガイド溝173A,173Bにおける2つの長辺部の双方に設けるようにしてもよい。
また、実施の形態1では、リンク機構部分60における回動リンク66A,66Bとして全体がほぼ三角形状からなるものを例示したが、その回動リンク66A,66Bについては、それ以外の形状のものを適用することも可能である。
回動リンク66A,66Bについては、結合軸が実施の形態1で例示した2つある場合に限らず、1つ又は3つ以上の結合軸を有するものであっても構わない。
また、実施の形態1では、ガイド溝173A,173Bおよび支持溝172A,172Bを移動装置17A,17Bにおける第1支持部材171A,171Bに設ける場合を例示したが、それに限定されない。ガイド溝173A,173Bおよび支持溝172A,172Bについては、例えば、筐体10の側面部113,114に直接設けるようにしてもよい。
また、ガイド溝173A,173Bおよび支持溝172A,172Bについては、貫通した孔(長孔)の形態からなるものであってもよい。
また、実施の形態1では、リンク機構6A,6Bおよびその一部分60として露光装置23を移動させる移動機構5(5A,5B)と併用する構成例を示した。しかし、リンク機構6A,6Bおよびその一部分60については、他の構成部品や装置(画像形成装置の技術分野以外の技術分野)に適用することも可能である。
さらに、実施の形態1では、リンク機構6A,6Bおよびその一部分60を用いる画像形成装置として電子写真方式を採用した画像形成装置1を例示した。しかし、そのリンク機構6A,6Bおよびその一部分60を用いる画像形成装置は、他の画像形成方式を採用した画像形成装置であってもよい。
1 …画像形成装置
2 …作像装置
10…筐体
60…リンク機構部分(リンク機構の一例)
66…回動リンク
67…連結リンク(駆動リンクの一例)
113d,114d…上面折曲げ部(内壁面の一例)
171…第1支持部材(支持部材の一例)
172…支持溝
173…ガイド溝
174…長辺ガイド部
661…支点軸
662…第1結合軸(結合軸の一例)
P10,P20…2地点
R …支点軸と結合軸との離間距離
N1…長辺ガイド部の延びる方向
N2…長辺ガイド部の延びる方向と交差する方向

Claims (12)

  1. 支点軸と前記支点軸と異なる位置に存在する結合軸とが配置され、前記支点軸を回転中心にして回動する回動リンクと、
    前記回動リンクの結合軸が2地点の間で移動するときに前記結合軸を案内するガイド溝と、前記回動リンクの支点軸を回転可能に支持する支持溝とが設けられた支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材のガイド溝は、前記回動リンクの支点軸と結合軸との離間距離を半径とする円弧の曲率よりも大きい曲率からなる形状の長辺ガイド部を有し、
    前記支持部材の支持溝は、前記ガイド溝の前記長辺ガイド部の延びる方向と交差する方向に延びる長い形状の長溝で構成されているリンク機構。
  2. 前記長辺ガイド部は、前記2地点を結ぶ直線に沿う直線状の形状で形成されている請求項1に記載のリンク機構。
  3. 前記長辺ガイド部は、前記支持溝から遠い方の長辺部に少なくとも設けられている請求項1又は2に記載のリンク機構。
  4. 前記支持溝は、前記ガイド溝の長手方向の中心点を通過する垂直線に沿う長い形状の長溝で構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のリンク機構。
  5. 前記ガイド溝は、前記支持部材の一端部に、当該ガイド溝の長手方向が前記一端部の縁部に沿う状態で設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載のリンク機構。
  6. 前記支持部材の前記ガイド溝が設けられる一端部は、その縁部が当該ガイド溝の長手方向とほぼ平行する直線状の形状で形成されている請求項5に記載のリンク機構。
  7. 前記回動リンクの結合軸が存在する端部は、当該結合軸が前記ガイド溝を移動して前記回動リンクが回転する間、当該ガイド溝の前記支持溝から遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる形状で構成されている請求項1乃至6のいずれかに記載のリンク機構。
  8. 前記回動リンクの結合軸が存在する端部は、円弧状の形状からなる部分を有している請求項7に記載のリンク機構。
  9. 前記回動リンクの結合軸に、当該結合軸を前記ガイド溝において移動させる動力を伝える駆動リンクが接続されている請求項1乃至8のいずれかに記載のリンク機構。
  10. 前記駆動リンクの前記結合軸と接続する端部は、前記回動リンクが回動して前記結合軸が前記ガイド溝内で移動する間、前記ガイド溝の前記支持溝から遠い方の長辺部から突出する長さが同じになる形状で構成されている請求項9に記載のリンク機構。
  11. 作像装置が配置され、内壁面を有する筐体と、
    前記筐体の内壁面に接近する位置に配置されるリンク機構と、
    を備え、
    前記リンク機構が請求項1乃至10のいずれかに記載のリンク機構であり、
    前記リンク機構における支持部材は、前記ガイド溝の長手方向が前記筐体の内壁面に最も接近してほぼ平行した状態になるよう当該筐体に取り付けられている画像形成装置。
  12. 前記筐体の前記リンク機構が接近して配置される内壁面が、当該筐体の上面部の内側に存在する内壁面である請求項11に記載の画像形成装置。
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