JP2019088607A - ハイブリッドまな板 - Google Patents

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Takenao Shishikura
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Abstract

【課題】使い勝手と利便性に優れたハイブリッドまな板を比較的安価に提供する。【解決手段】ハイブリッドまな板(1、1A、1B、1C、1D)は、まな板本体(10)と、まな板本体(10)の表面の一区画に形成されたまな板シート支持部(11、11X)と、まな板シート支持部(11、11X)に着脱可能に支持されるまな板シート(20、21、22)と、まな板本体(10)の表面の他区画に形成された調理支援部(12、14、15、16、17、18、19、70)とを有することを特徴としている。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッドまな板に関する。
従来、家庭用・業務用などで使用されるまな板として、例えば、木製のまな板、プラスチック製のまな板、ゴム製(例えば天然ゴムや合成ゴム)のまな板が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−150121号公報
しかしながら、木製のまな板は、包丁などによる傷に細菌が残って繁殖しやすい他、カビの発生を誘発するので、管理に注意が必要である。また、木製のまな板は、水分や高温多湿、乾燥などの環境による反りやひび割れが起こりやすい。
プラスチック製のまな板は、水分や高音多湿に対して安定しており、調理する食材から出る油分や臭いに対しても浸透しにくく、洗剤、漂白剤などの薬品に対しても耐性があるため、使用後の洗浄などのメンテナンス性に優れる。一方、表面(刃あたり)が硬いため、包丁の刃先を傷める(刃先が潰れて切れにくくなる)おそれがある。また、プラスチック製のまな板は、キッチンの金属製の調理台の上で滑りやすいという問題がある。さらに、プラスチック製のまな板は、薄いシート状の場合は円弧状に変形しやすく熱に弱いという問題があり、ある程度の厚みを持つ場合は比重が高く重いという問題がある。
ゴム製のまな板は、プラスチック製のまな板同様に、水分や高音多湿に対して安定しており、調理する食材から出る油分や臭いに対しても浸透しにくく、洗剤、漂白剤などの薬品に対しても耐性があるため、使用後の洗浄などのメンテナンス性に優れる。また、表面が柔らかく刃先を痛めにくい。さらに、単体素材で製造した場合には、その形状を保つためプラスチックなどよりは厚みのある設計が必要であり、その場合木製やプラスチック製のまな板と比べて重く高価である。一方、ゴム製のまな板は、環境木製やプラスチック製のまな板と比べて重く高価である。
一方、まな板を用いた調理時には、包丁で切り分けた調理素材を鍋やフライパンに投入したりゴミとしてゴミ箱や三角コーナー部に廃棄するといったように、まな板以外の調理器具等との連携が要求される場合が少なくない。しかし、従来のまな板は、このような要求に応えきれておらず、使い勝手と利便性の点で改良の余地があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使い勝手と利便性に優れたハイブリッドまな板を比較的安価に提供することを目的とする。
本実施形態のハイブリッドまな板は、まな板本体と、前記まな板本体の表面の一区画に形成されたまな板シート支持部と、前記まな板シート支持部に着脱可能に支持されるまな板シートと、前記まな板本体の表面の他区画に形成された調理支援部と、を有することを特徴としている。
前記まな板シート支持部は、前記まな板シートが嵌め込まれるまな板シート嵌込凹部から構成することができる。
前記まな板シートは、調理素材を包み込むように丸められる可撓性を有することができる。
前記まな板シートは、調理素材に応じて用意されたまな板シート群の中から選択可能である。
前記調理支援部は、調理素材を載置する調理素材載置部を有することができる。
前記調理支援部は、前記調理素材載置部から落下する前記調理素材を収容する調理素材収容部材を係止する係止部を有することができる。
前記調理支援部は、前記調理素材載置部から前記調理素材を落下させる開口部を有することができる。
前記調理支援部は、前記開口部を開放するように付勢されるとともにその付勢力に抗して前記開口部を閉塞可能な付勢閉塞開放部を有することができる。
本発明によれば、使い勝手と利便性に優れたハイブリッドまな板を比較的安価に提供することができる。
第1実施形態のハイブリッドまな板を上方から見た斜視図である。 第1実施形態のハイブリッドまな板を下方から見た斜視図である。 まな板本体とまな板シートを外した状態を示す図1に対応する斜視図である。 調理素材を包み込むようにまな板シートを丸めてまな板本体から取り外した上で調理器具に調理素材を投入する様子を示す図である。 第2実施形態のハイブリッドまな板を上方から見た斜視図である。 第3実施形態のハイブリッドまな板を上方から見た斜視図である。 第4実施形態のハイブリッドまな板を示す図である。 第5実施形態のハイブリッドまな板を示す図である。
≪第1実施形態≫
図1〜図4を参照して、第1実施形態のハイブリッドまな板1について詳細に説明する。
ハイブリッドまな板1は、異種材料からなるまな板本体10とまな板シート20を着脱自在に組み合わせて構成される。
まな板本体10は、平面視したときに四隅が丸みを帯びた略長方形をなし、且つ、単体で変形しにくいある程度の厚みと強度を持った材料(例えば木製やプラスチック製)から構成された板材である。まな板本体10は、縦横の両方で使用することができ、シンク(流し)の縁に差し渡すことで、キッチンのスペースを効率良く使用することができる。まな板本体10には、キッチンの調理台で滑らないような滑り止め構造を設けてもよい。
まな板本体10の表面(図1、図3に描かれている面)には、長手方向の一端部から中央部よりやや他端側まで延びるまな板シート支持部11と、該まな板シート支持部11より他端側に位置する調理素材載置部(調理支援部)12とが形成されている。すなわち、まな板本体10は、表面の一区画に形成されたまな板シート支持部11と、表面の他区画に形成された調理素材載置部12とを有している。まな板本体10の裏面(図2に描かれている面)には、全体が平坦な平坦調理面13が形成されている。ハイブリッドまな板1は、まな板シート20を使用せず、まな板本体10の裏面(平坦調理面13)を上面にしてキッチンの調理台に載置すれば、従来一般の木製まな板やプラスチックまな板と同様に使用することができる。
まな板シート支持部11には、まな板シート20を着脱自在に支持する(が嵌め込まれる)まな板シート嵌込凹部11Xが形成されている。まな板シート嵌込凹部11Xは、平面視したときに、四隅が丸みを帯びた略長方形をなしている。
まな板シート20は、まな板本体10のまな板シート嵌込凹部(まな板シート支持部)11Xに嵌め込まれて支持される。まな板シート20は、平面視したときに、四隅が丸みを帯びた略長方形をなしており、まな板シート嵌込凹部11Xの平面視形状と同じかそれより若干小さく形成されている。まな板シート20の厚さは、まな板シート嵌込凹部11Xの深さと同じかそれより若干大きく設定されている。まな板シート20の厚さをまな板シート嵌込凹部11Xの深さより大きくした場合、まな板本体10からまな板シート20が上方に突出するので、まな板本体10からまな板シート20を取り外すときにまな板シート20を掴みやすくすることができる。
まな板シート20は、薄い(例えば1mm〜5mm程度の)天然ゴム、合成ゴム又はこれらに近い硬度を持ったエラストマー材料から構成されており、調理素材を包み込むように丸められる可撓性を有している。まな板シート20は、例えば、調理素材に応じて用意されたまな板シート群の中から選択可能である。図2では、まな板シート群として、表面に微細なエンボス加工を施した第1のまな板シート21と、表面を平滑にした第2のまな板シート22とを用意した場合を例示しているが、まな板シート群の種類や枚数をどのように選択・設定するかには自由度があり、種々の設計変更が可能である。表面にエンボス加工を施した第1のまな板シート21は、調理素材を滑り難くするとともに、包丁の刃の当たりを最小限にして、第1のまな板シート21の傷と包丁のダメージを減らすことができる。表面が平滑な第2のまな板シート22は、水切れを良くするとともに、調理素材を滑りやすくすることができる。
例えば、まな板シート群を構成する各まな板シートを、肉・魚・野菜などの調理素材に応じて用意することで、臭い移りを防止することができる。
あるいは、まな板シート群を構成する各まな板シートは、例えば、黒・白・緑・赤などのように色を変えることにより、補色となる黒(食材全般)、白、緑(野菜)、赤(肉)の識別をし易くすることができる。このため、視力が弱い場合や色弱の場合であっても、調理しやすく、包丁の操作ミスによる怪我を防止することができる。
まな板シート20は、刃当たりが柔らかく、包丁などの刃先が長持ちするため、刃物を研ぐ回数を減らすことができる。まな板シート20は、水切れがよく、洗っても直ぐに水分を振り落すことができるため、衛生的に使用することができる。まな板シート20は、まな板本体10と組み合わせることで、包丁の大きさに応じた必要最低限の大きさに設定することができ、薄型化も可能になるので、製造原価の低減を図ることができる。まな板シート20は、表裏、左右を入れ替えることにより、包丁などによる傷の集中を避けることができる。まな板シート20は、損傷が大きい場合には、当該シートのみを比較的安価に交換することができる。
以上のように構成されたハイブリッドまな板1では、まな板本体10のまな板シート嵌込凹部11Xにまな板シート20(まな板シート群から選択した1枚のまな板シート)を嵌め込んで支持する。そして、まな板シート20の上面に調理素材を載置して包丁により所望の大きさにカットした後に、実際に調理に使用する部分をまな板シート20の上面に残して、ゴミとして廃棄する部分を調理素材載置部12に移動させる。そして、調理素材を包み込むようにまな板シート20を丸めてまな板本体10から取り外し、調理素材をこぼすことなく鍋やフライパンなどの調理器具30に投入したり(図4)、保存容器に移動させることができる。調理素材載置部12に残った調理素材のゴミ部分は、別途、ゴミ袋などに廃棄することができる。あるいは、まな板シート20で切り分けた第1、第2の調理素材(どちらも調理に使用する)の一方をまな板シート20経由で鍋やフライパンなどの調理器具30に投入し(図4)、他方を調理素材載置部12経由で保存容器に移動させてもよい。このように、まな板シート20と調理素材載置部12の使い分けのコンビネーションには自由度があり、種々の設計変更が可能である。いずれの場合でも、まな板本体10の表面を、まな板シート20を支持するまな板シート支持部11と、調理素材載置部12とに区画して、両者を長手方向にオフセット配置することで、まな板シート20と調理素材載置部12の使い分けのコンビネーションを充実させて、使い勝手と利便性に優れたハイブリッドまな板1を実現することができる。
≪第2実施形態≫
図5を参照して、第2実施形態のハイブリッドまな板1Aについて詳細に説明する。第1実施形態のハイブリッドまな板1との共通部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第2実施形態では、まな板本体10は、調理素材載置部12の長手方向の他端部(まな板シート支持部11とは反対側の端部)に、短手方向に離間した2つの引掛爪部(調理支援部、係止部)14を有している。各引掛爪部14は、調理素材載置部12の長手方向の他端部をまな板シート支持部11の方向にくり抜いた一対のU字形状部の間に形成されている。2つの引掛爪部14には、調理素材収容部材としての袋40の2つの腕部(持ち手部)41が引掛けられて係止される。
以上のように、袋(調理素材収容部材)40が設置されたハイブリッドまな板1Aでは、まな板シート20上で調理素材を切った後に、まな板本体10をゴミ箱に移動させることなく、包丁を滑らせることで調理素材載置部12を経由してゴミを袋(調理素材収容部材)40に廃棄することができる。また、包丁で切った後の調理素材を調理素材載置部12へ移動させた後に、まな板シート20を取り外し、まな板シート20上に残ったゴミをこぼすことなく袋(調理素材収容部材)40へ廃棄することができる。このように、袋(調理素材収容部材)40がハイブリッドまな板1Aに設置されることで、ゴミをこぼすことなく容易に廃棄することができる。
≪第3実施形態≫
図6A及び図6Bを参照して、第3実施形態のハイブリッドまな板1Bについて詳細に説明する。第1実施形態のハイブリッドまな板1との共通部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第3実施形態では、まな板本体10は、平面視したときに、調理素材載置部12に、まな板本体10の短手方向に長く長手方向に短い長穴形状の開口部(調理支援部)16を有する。開口部16の長穴形状の両端部は、丸みを帯びている。まな板本体10は、開口部16を挟んだ両側に位置させて、2つの引掛爪部(係止部)15を有する。各引掛爪部(調理支援部、係止部)15は、開口部16の方向にくり抜いた一対のU字形状部の間に形成されている。2つの引掛爪部(係止部)15は、開口部16とまな板本体10の短手方向の同一線上に位置する。引掛爪部(係止部)15と開口部16の位置は、調理素材載置部12の長手方向の中間位置に限らず、中間位置よりまな板シート支持部11側に設けられてもよく、他端部側(まな板シート支持部11とは反対側)に設けられてもよい。2つの引掛爪部(係止部)15には、調理素材収容部材としての袋40の2つの腕部(持ち手部)41が引掛けられて係止される。
以上のように、袋(調理素材収容部材)40が設置されたハイブリッドまな板1Bでは、まな板シート20上で調理素材としての魚50を切って調理に使う切り身部分51と内臓等のゴミ部分52に分けた後に、包丁を滑らすだけで開口部16からゴミ部分52を落とし、袋(調理素材収容部材)40に捨てることができる(図6B)。一方、切り身部分51は、調理素材載置部12に載置しておくことができる。また、開口部16付近で魚(調理素材)50を切った場合には、ゴミ部分52をそのまま開口部16から袋(調理素材収容部材)40へ廃棄することもできる。このように、調理素材載置部12上に開口部16を設け、直下に袋(調理素材収容部材)40を係止することで、まな板シート20上で魚(調理素材)50を切った後に、容易にゴミ部分52を廃棄することができる。
≪第4実施形態≫
図7A〜図7Cを参照して、第4実施形態のハイブリッドまな板1Cについて詳細に説明する。第1実施形態のハイブリッドまな板1との共通部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第4実施形態では、まな板本体10は、調理素材載置部12の略中央部に位置する円形状の開口部(調理支援部)17と、この開口部17の周囲に位置するゴミ受け部材支持部(調理支援部)18とを有する。図7Bでは、ゴミ受け部材支持部18が、調理素材載置部12よりも一段低い位置に形成された環状段差部18Xで構成されている。図7Cでは、ゴミ受け部材支持部18が、まな板本体10の裏面側(平坦調理面13側)から表面側(調理素材載置部12側)に向かって拡径する環状テーパ部18Yで構成されている。
開口部17とゴミ受け部材支持部18には、ゴミ受け部材60が支持される。ゴミ受け部材60は、開口部17に挿通される網目状のカゴ部61と、このカゴ部62の上端部から外方に突出する被支持部62とを有する。図7Bでは、被支持部62が、環状段差部18Xに対応して環状段差部18Xに係合する環状フランジ部62Xで構成されている。図7Cでは、被支持部62が、環状テーパ部18Yに対応して環状テーパ部18Yに係合する環状テーパ部62Yで構成されている。開口部17とゴミ受け部材支持部18にゴミ受け部材60を支持した状態では、まな板本体10の調理素材載置部12と、ゴミ受け部材60の被支持部62(環状フランジ部62X及び/又は環状テーパ部62Y)の上面が面一となる。なお、開口部17の位置は、調理素材載置部12の略中央部に限られず、例えば、調理素材載置部12の角部にあってもよい。
以上のように、開口部17とゴミ受け部材支持部18にゴミ受け部材60を支持したハイブリッドまな板1Cでは、まな板シート20上で調理素材を切った後に、包丁を滑らすだけで開口部17からゴミを落とし、ゴミ受け部材60に捨てることができる。第4実施形態では、第3実施形態の開口部16と比べて、開口部17の面積が大きいため、調理素材のうちゴミとして廃棄する部分をゴミ受け部材60に落としやすくなる。ゴミ受け部材60のカゴ部61は、調理素材に含んだ水分を除き、ゴミだけを溜めることができるため、ゴミの処理を簡便に済ますことができる。ゴミ受け部材60は、取り外しが可能であるため、溜まったゴミを容易にゴミ箱に廃棄することができる。また、ゴミ受け部材60は、掃除がしやすいため、清潔に保つことができる。
≪第5実施形態≫
図8を参照して、第5実施形態のハイブリッドまな板1Dについて詳細に説明する。第1実施形態のハイブリッドまな板1との共通部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第5実施形態では、まな板本体10は、平面視したときに、調理素材載置部12上に開閉可能な略長方形の開口部19を有する(図8B、図8C)。開口部19は、側面視したときに略L字をなす付勢閉塞開放部(調理支援部)70によって開閉される。付勢閉塞開放部70は、図8の紙面直交方向に延びる回転軸71により時計方向/反時計方向に回転自在に支持されている。付勢閉塞開放部70は、図示を省略した付勢部材により、自由状態では、図8中の反時計方向に付勢されて開口部19を開放する(図8B)。一方、付勢閉塞開放部70は、例えば、キッチンの台の上に置かれているような場合には、図示を省略した付勢部材の付勢力に抗して図8中の時計方向に回転して開口部19を閉塞する(図8A)。これにより、開口部19の直下に調理素材収容部材としての袋42などを設置することで(図8C)、開口部19よりゴミ53を廃棄することができる。
以上のように、調理素材載置部12上に開放可能な開口部19を設けたハイブリッドまな板1Dでは、まな板シート20や調理素材載置部12上で調理素材を切った後に、付勢閉塞開放部70を開放させることで、ゴミ53を容易に廃棄することができる(図8C)。また、開口部19を閉塞した状態で使用する場合には(図8A)、調理素材載置部12全体を使用して調理素材を切ることや調理素材を載置することが可能になる。さらに、最初は開口部19を閉塞した状態でまな板本体10をキッチン台に置き(図8A)、調理素材載置部12上で調理素材を切った後に、まな板本体10をキッチン台からずらし、付勢閉塞開放部70を開放させることで開口部19からゴミ53を廃棄することも可能である(図8C)。第5実施形態では、開口部19を閉じた状態で使用するか(図8A)、開いた状態で使用するか(図8C)、またはそれらのコンビネーションによって、調理素材載置部12の活用することが可能になる。
本実施形態のハイブリッドまな板1、1A、1B、1C、1Dによれば、前記まな板シート20は、ゴム製のシートをまな板シート20とし、その厚みをまな板シート支持部11よりも薄く(例えば半分以下)にすることができるため、ゴム製シートの使用量を大幅に減らすことができる。また、まな板シート支持部11を安価で軽量かつ強度のある素材(例えば木製)で製造することにより、前記のまな板シート20に、柔らかくまな板の性能的にも理想的なゴムを薄い板状で使用することが可能になり、こうしたハイブリッド化によってゴム製まな板の価格や重さの問題を解決することができる。
≪変形例≫
以上の実施形態では、まな板本体10にまな板シート嵌込凹部11Xを形成して、該まな板シート嵌込凹部11Xにまな板シート20を嵌め込んで支持する場合を例示して説明した。しかし、まな板本体10に対するまな板シート20の支持構造はこれに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。例えば、まな板本体10とまな板シート20に互いに対応する凹凸構造やエンボス構造を設けて、これらを嵌合させることでまな板本体10とまな板シート20を固定してもよい。
1 1A 1B 1C 1D ハイブリッドまな板
10 まな板本体
11 まな板シート支持部
11X まな板シート嵌込凹部(まな板シート支持部)
12 調理素材載置部(調理支援部)
13 平坦調理面
14 引掛爪部(調理支援部、係止部)
15 引掛爪部(調理支援部、係止部)
16 開口部(調理支援部)
17 開口部(調理支援部)
18 ゴミ受け部材支持部(調理支援部)
18X 環状段差部
18Y 環状テーパ部
19 開口部(調理支援部)
20 まな板シート
21 第1のまな板シート
22 第2のまな板シート
30 調理器具
40 袋(調理素材収容部材)
41 腕部(持ち手部)
42 袋(調理素材収容部材)
50 魚(調理素材)
51 切り身部分
52 ゴミ部分
53 ゴミ
60 ゴミ受け部材(調理素材収容部材)
61 カゴ部
62 被支持部
62X 環状フランジ部
62Y 環状テーパ部
70 付勢閉塞開放部(調理支援部)
71 回転軸

Claims (8)

  1. まな板本体と、
    前記まな板本体の表面の一区画に形成されたまな板シート支持部と、
    前記まな板シート支持部に着脱可能に支持されるまな板シートと、
    前記まな板本体の表面の他区画に形成された調理支援部と、
    を有することを特徴とするハイブリッドまな板。
  2. 前記まな板シート支持部は、前記まな板シートが嵌め込まれるまな板シート嵌込凹部からなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドまな板。
  3. 前記まな板シートは、調理素材を包み込むように丸められる可撓性を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドまな板。
  4. 前記まな板シートは、調理素材に応じて用意されたまな板シート群の中から選択可能である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のハイブリッドまな板。
  5. 前記調理支援部は、調理素材を載置する調理素材載置部を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のハイブリッドまな板。
  6. 前記調理支援部は、前記調理素材載置部から落下する前記調理素材を収容する調理素材収容部材を係止する係止部を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のハイブリッドまな板。
  7. 前記調理支援部は、前記調理素材載置部から前記調理素材を落下させる開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のハイブリッドまな板。
  8. 前記調理支援部は、前記開口部を開放するように付勢されるとともにその付勢力に抗して前記開口部を閉塞可能な付勢閉塞開放部を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のハイブリッドまな板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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