JP3217854U - ケース付きまな板 - Google Patents

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【課題】まな板を消毒や殺菌をするための装置を用いることなく、調理用のまな板を衛生的に使用することができる、ケース付きまな板を提供する。【解決手段】調理用のまな板2と、まな板2を収納するケース3とを備えたケース付きまな板1であって、まな板2が、複数枚あり、各まな板2が矩形形状でその短辺の一つにつまみ部4を有し、ケース3が、両側面部まで開口した開口部6を有し、つまみ部4が、複数枚のまな板2において重ならない位置に、それぞれ配置される。【選択図】図1

Description

本考案は、調理用のまな板を衛生的に使用するためのケース付きまな板に関するものである。
調理用のまな板は、通常、食材を包丁で切るときに、その食材を載せる板として用いる。そして、まな板は、衛生的に使用するために、食材を切った後には、汁やよごれ等を取り除くように洗浄され、その後、また、別の食材を切ることに使用される。また、食材の種類によっては、洗浄だけでなく、消毒や殺菌を行うこともある。
そこで、まな板を消毒や殺菌するための装置が開示されている(特許文献1、2参照)。
このような装置は、まな板をケースに収納した状態で、加熱等により消毒や殺菌を行うものである。そのため、まな板の消毒や殺菌が終了するまでには、時間がかかる。また、ケース内に複雑な電気回路を有する装置であるため、水を使用する調理場に設置する場合には、故障等も懸念される。
特開平1−270827号公報 特開2005−58688号公報
本考案は、まな板を消毒や殺菌するための装置を用いることなく、調理用のまな板を衛生的に使用することができる、ケース付きまな板を提供することを目的とする。
本考案の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
第1に、調理用のまな板と、前記まな板を収納するケースとを備えたケース付きまな板であって、前記まな板が、複数枚あり、該各まな板が矩形形状でその短辺の一つにつまみ部を有し、前記ケースが、両側面部まで開口した開口部を有し、前記つまみ部が、前記複数枚のまな板において重ならない位置に、それぞれ配置されることを特徴とする、ケース付きまな板。
第2に、前記つまみ部を有する短辺を上部として、前記まな板が前記ケースに収納され、前記つまみ部が前記開口部よりも突出していることを特徴とする、前記第1に記載のケース付きまな板。
第3に、前記つまみ部が、平坦な上部と、互いに平行な側部とを有し、前記上部と前記各側部との間に曲部を有することを特徴とする、前記第1または前記第2に記載のケース付きまな板。
第4に、前記つまみ部が、使用する食材を示すインデックスであることを特徴とする、前記第1〜3のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
第5に、前記ケースが、前記まな板を仕切って収納するための仕切り部を有することを特徴とする、前記第1〜4のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
第6に、前記ケースが、底面部に4個の足部を有することを特徴とする、前記第1〜5のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
第7に、前記まな板が、矩形形状の四隅に突起部を有することを特徴とする、前記第1〜6のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
第8に、前記まな板が、全体として凹状になるように凸状の周縁部を有することを特徴とする、前記第1〜7のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
第9に、前記まな板が、4枚であることを特徴とする、前記第1〜8のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
このように、本考案のケース付きまな板は、調理用のまな板と、そのまな板を収納するケースとを備えている。そして、本考案では、まな板が複数枚ある。そのため、複数枚のまな板を同時にケースに収納することで、コンパクトに収納が可能である。
また、本考案は、まな板が複数枚あることによって、食材ごとに、まな板を使い分けることができる。例えば、肉、野菜、魚、調理済みの食材によって使い分けることができるため、肉や魚を切った後に、そのまな板を洗浄して消毒や殺菌することなく、別のまな板である野菜用のまな板を使用することができる。そのため、本考案におけるケース付きまな板は、まな板を簡単に衛生的に使用することができる。
また、本考案は、各まな板がつまみ部を有している。そのため、つまみ部を持つことで、まな板本体に手を触れずに、ケースからまな板を取り出すことができる。このことは、ケースへまな板を収納する際にも同様である。その結果、手の雑菌等がまな板に付着することを防ぐことができるため、衛生的にまな板を扱うことができる。
このとき、ケースの開口部は、両側面部まで開口している。そのため、ケースに対して、右側からも左側からもまな板を斜めにして扱うことができる。そのため、本考案におけるケース付きまな板では、まな板の取り出しや収納にストレスを感じることがない。
さらに、本考案においては、つまみ部が、複数枚のまな板において重ならない位置に、それぞれ配置されている。このことによっても、まな板の取り出しや収納が容易にできる。
また、本考案では、つまみ部を有する短辺を上部として、まな板をケースに収納することができる。そのため、スリムな形状のいわゆる縦型のケース付きまな板として、省スペースでの保管が可能である。
このとき、つまみ部は開口部よりも突出していることが好ましい。つまみ部が持ちやすくなり、まな板の取り出しや収納がやり易くなるからである。
さらに、つまみ部は、平坦な上部と、互いに平行な側部とを有し、上部と各側部との間に曲部を有するものとすることが好ましい。例えば、つまみ部は、角の丸い四角形の形状とすることができる。このようなつまみ部の形状によって、つまみ部の角が尖った状態で指に刺さって怪我をする等の心配がなく、しっかりとつまみ部を持つことができるようになる。そのため、まな板の取り出しや収納時に、誤って、まな板を落下させるリスクが軽減される。
このつまみ部には、例えば、中央に、使い分けをしようとする食材を図示すことができる。そして、その食材の図柄を目印として、使用する食材のインデックスに用いることが可能である。
また、ケースには、まな板を仕切って収納するための仕切り部を有することが好ましい。例えば、急いで、まな板を収納しようとした場合に、隣のまな板とぶつかることでうまく収納できないことが考えられる。しかし、このような仕切り部があることによって、まな板同士がぶつかることを防止して、まな板の収納をスムーズに行うことができる。
さらに、ケースは、底面部に4個の足部を有することが好ましい。そして、この足部に滑りにくい材料を用いることで、ケースは、滑り止めの効果を有することができる。このとき、足部の底面にリブを設けることで、滑り止めとすることも可能である。また、ケース本体、特に、正面及び背面の表面全体にリブを設けることで、ケースを持つときの滑り止めとすることも可能である。
一方、まな板には、矩形形状の四隅に突起部を有することが好ましい。この突起部に滑りにくい材料を用いることで、まな板の滑り止めとすることができる。このとき、まな板の両面に、突起部を有することも可能である。
さらに、まな板は、全体として凹状になるように凸状の周縁部を有することができる。このことによって、食材や汁がまな板からこぼれ落ちることを防ぐことができる。
また、本考案においては、まな板は4枚であることが好ましい。例えば、肉、野菜、魚、調理済みの食材の4種類で使い分けることができ、とても使い勝手が良い。
また、まな板は、ポリプロピレン製のものやステンレス製のものとすることが可能である。
本考案に係るケース付きまな板の斜視図である。 本考案に係るケース付きまな板の正面図である。 本考案に係るケース付きまな板の背面図である。 本考案に係るケース付きまな板の平面図である。 本考案に係るケース付きまな板の底面図である。 本考案に係るケース付きまな板の右側面図である。 本考案に係るケース付きまな板の左側面図である。 本考案に係るケース付きまな板の使用状態を示す図である。
以下、本考案について図面を参照しながらさらに詳細に説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。
図1は、本考案に係るケース付きまな板1について、まな板2がケース3に収納されている状態を示している。ケース付きまな板1は、全体的に縦長の形状のいわゆる縦型のケース付きまな板1である。
図1に示すように、まな板2は、複数枚(ここでは4枚)あり、それぞれが矩形形状をしている。
各まな板2は、その短辺の一方(ここでは上部)につまみ部4を有している。
まな板2がケース3に収納されている状態では、つまみ部4は、開口部6よりも上部に突出している。
図1−図4を参照するとわかるように、つまみ部4は、複数枚のまな板において、重ならない位置に、それぞれ配置される。すなわち、つまみ部4は、まな板ごとに異なる位置に配置される。
そして、つまみ部4の形状は、平坦な上部7と、互いに平行な側部8、8’とを有し、さらに、上部7と各側部8、8’との間に曲部9、9’を有した形状である。ここで、図2及び図3に示すように、つまみ部4は、横長の四角形の形状とすることができる。
また、図2及び図3に示すつまみ部4には、それぞれ、中央に、肉、野菜、魚、調理済みの食材の4種類の図柄が示されている。このように食材の図柄があることで、使用する食材のインデックスとして用いることができる。
図6及び図7を参照すると、ケース3の側面部5、5’について、右側、左側ともに半分以上が開口していることがわかる。このように、ケース3は、両側面部5、5’まで開口した開口部6を有している。
また、ケース3は、図1及び図4に示すような仕切り部10を有することができる。
さらに、ケース3は、図5に示すように、底面部に4個の足部11を有することができる。このとき、足部11を滑り止めとすることができる。
また、まな板2についても、滑り止めを有するようにすることができる。この場合、図8に示すような突起部12を、まな板2の矩形形状の四隅に配置することが好ましい。
また、図8に示すように、まな板2は、全体として凹状になるように凸状の周縁部13を有することも可能である。
1 ケース付きまな板
2 まな板
3 ケース
4 つまみ部
5、5’ 側面部
6 開口部
7 平坦な上部
8、8’ 互いに平行な側部
9、9’ 曲部
10 仕切り部
11 足部
12 突起部
13 周縁部

Claims (9)

  1. 調理用のまな板と、前記まな板を収納するケースとを備えたケース付きまな板であって、
    前記まな板が、複数枚あり、該各まな板が矩形形状でその短辺の一つにつまみ部を有し、
    前記ケースが、両側面部まで開口した開口部を有し、
    前記つまみ部が、前記複数枚のまな板において重ならない位置に、それぞれ配置されることを特徴とする、ケース付きまな板。
  2. 前記つまみ部を有する短辺を上部として、前記まな板が前記ケースに収納され、前記つまみ部が前記開口部よりも突出していることを特徴とする、請求項1に記載のケース付きまな板。
  3. 前記つまみ部が、平坦な上部と、互いに平行な側部とを有し、前記上部と前記各側部との間に曲部を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のケース付きまな板。
  4. 前記つまみ部が、使用する食材を示すインデックスであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
  5. 前記ケースが、前記まな板を仕切って収納するための仕切り部を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
  6. 前記ケースが、底面部に4個の足部を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
  7. 前記まな板が、矩形形状の四隅に突起部を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
  8. 前記まな板が、全体として凹状になるように凸状の周縁部を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
  9. 前記まな板が、4枚であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載のケース付きまな板。
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