JP2019088394A - シャワールームユニット - Google Patents

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Yoichi Nakao
洋一 中尾
竹内 勉
Tsutomu Takeuchi
勉 竹内
吉雄 川合
Yoshio Kawai
吉雄 川合
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Abstract

【課題】居室内に設置されるシャワールームユニットにおいて十分な水量、及び、水圧のシャワー水を供給することを目的とする。【解決手段】本発明に係るシャワールームユニットは、居室内に設置され、温水器と、貯水タンクと、給水ポンプを有するシャワー供給設備と、シャワー設備と、を備え、温水器は、外部から供給される水道水を加熱して温水を生成し、生成した温水を内部の貯湯タンクに温水を貯水し、貯水タンクは、外部から供給される水道水を貯水し、給水ポンプは、貯水タンクに貯水する水道水を排出口から排出して、シャワー設備に供給し、シャワー設備は、温水器から供給される温水と、貯水タンクから供給される水道水を混合してシャワー水として、少なくとも1の排出口から排出することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、内部にシャワー空間が形成されるシャワールームユニットに関する。特に、居室内に事後的に設置可能なシャワールームユニットに関する。
現在、高齢化社会が進むにあたって、集合住宅型の住居施設、いわゆる老人ホームの数は増加傾向にあり、高齢者にとって使い易い住居施設が求められている。このような住居施設では、利用者は、与えられた個室を主な居室として使用することになる。各個室にはトイレが設けられているが、入浴は住居施設に設けられている共同浴場を使用することが一般的である。
特開平5−168569号公報 特開平8−94103号公報
このような老人ホーム、あるいは、介護施設等、集合住宅型の住居施設に居住する利用者は、入浴の際、共同浴場まで行かなければならないことが通常であり、居住する個室では入浴することはできなかった。体の自由度が低下した老人、要介護者等にとって共同浴場まで行くことは、介助を要するなど困難な行為であるとともに、施設によって入浴時間も決められていることが多い。一方、入浴、あるいは、シャワーを浴びる行為は、老人や要介護者にとっては重要なリフレッシュ行為である。そのため、出願人は、居住する個室内において気軽にシャワーを浴びることのできるシャワールームユニットの設置を提案している。
出願人が提案する居室内に設置されるシャワールームユニットは、施設建築時に設けられるものではなく、建設された施設に事後的に設置されることを前提としている。ここで、シャワーを快適なものとするには、シャワー水が適切な温度であることに加え、シャワー水の量、並びに、水圧が十分であることが必要となる。
特許文献1には、上水を加圧ポンプで加圧して熱交換器に送り、この熱交換器で加熱された上水をシャワー側に送ることで、高水圧を得るシャワー装置が開示されている。また、特許文献1の従来例には、上水を一旦ストレージタンク内に溜め、その上水を、加圧ポンプを利用してシャワー側へ送出することが開示されている。また、特許文献2には、流体通路を有する熱交換体を内蔵するタンクを利用して、このタンク内に温水、冷水の何れか一方を通過させると共に他方を熱交換体の流体通路を通過させるようにすることが開示されている。このような構成により、噴出する温湯の圧力を比較的高圧にすることが可能となる。
特許文献1、2に開示されるようにシャワーにおいて、その水圧を高くすることはよく知られている。しかしながら、居室内に事後的にシャワールームユニットを事後的に設置すること、更には、そのシャワールームユニットで使用するシャワー水を十分な量とし、の水圧を高くすることはこれまで検討されていなかった。本発明は、居室内に事後的にシャワールームユニットを事後的に設置する際、シャワールームユニットに必要な構成を居室内に設置可能とするとともに、そのような制約された条件下においても、十分な水量、及び、水圧のシャワー水を提供することを目的としている。
本発明に係るシャワールームユニットは、
内部にシャワー設備が設置されたシャワー空間を有し、居室内に設置されるシャワールームユニットであって、
居室内に設置されるシャワー供給設備を備え、
シャワー供給設備は、温水器と、貯水タンクと、給水ポンプを有し、
温水器は、外部から供給される水道水を加熱して温水を生成し、生成した温水を内部の貯湯タンクに温水を貯水し、
貯水タンクは、外部から供給される水道水を貯水し、
給水ポンプは、貯水タンクに貯水する水道水を排出口から排出して、シャワー設備に供給し、
シャワー設備は、温水器から供給される温水と、貯水タンクから供給される水道水を混合してシャワー水として、少なくとも1の排出口から排出することを特徴とする。
さらに本発明に係るシャワールームユニットにおいて、
給水ポンプの排出口は、シャワー設備中、水道水と温水を混合する混合器よりも高い位置に位置していることを特徴とする。
さらに本発明に係るシャワールームユニットにおいて、
給水ポンプの排出口は、シャワー設備がシャワー水を排出するシャワーヘッド中、最も高い位置に位置するシャワーヘッドよりも高い位置に位置していることを特徴とする。
さらに本発明に係るシャワールームユニットにおいて、
給水ポンプは、貯水タンクの上方に配置されていることを特徴とする。
さらに本発明に係るシャワールームユニットにおいて、
貯水タンクは、温水器の上方に配置されていることを特徴とする。
本発明に係るシャワールームユニットによれば、居室内に事後的にシャワールームユニットを事後的に設置するという制約された条件下においても、貯水タンクを居室内に設置したことで、十分な水量、並びに水圧のシャワー水を提供することが可能となる。さらに、空調の効いた居室内では、貯水タンクに貯水する水道水が空調で温められることになる。そのため、特に冬期においては、温水器から供給する温水の量を抑えることが可能となり、使用できるシャワー水の量を増加させることが可能となる。また、温水器で沸かす温水の量を削減できるため、消費電力も抑制することが可能となる。また、貯水タンクを屋外に設置した場合、冬期には凍結して使用できなくなる恐れがあるが、居室内に設置することで凍結することもない。
さらに、本発明に係るシャワールームユニットにおいて、給水ポンプの排出口は、シャワー設備中、水道水と温水を混合する混合器よりも高い位置に位置させることが好ましい。このような構成を採用することで、より高い水圧のシャワー水を提供することが可能となる。
さらに、本発明に係るシャワールームユニットにおいて、給水ポンプの排出口は、シャワー設備がシャワー水を排出するシャワーヘッド中、最も高い位置に位置するシャワーヘッドよりも高い位置に位置していることが好ましい。このような構成を採用することで、より高い水圧のシャワー水を提供できるとともに、使用する全てのシャワーヘッドにおいても好適な水圧を保つことが可能となる。
さらに、本発明に係るシャワールームユニットにおいて、給水ポンプは、貯水タンクの上方に配置されていることが好ましい。このような構成を採用することで、給水ポンプを十分な高さに位置させることが可能となるとともに、設置面積の抑制を図り、狭小な居室内においてもシャワールームユニットを設置することが可能となる。
さらに、本発明に係るシャワールームユニットにおいて、貯水タンクは、温水器の上方に配置されていることが好ましい。このような構成を採用することで、給水ポンプを十分な高さに位置させることが可能となるとともに、設置面積の抑制を図り、狭小な居室空間内においてもシャワールームユニットを設置することが可能となる。
シャワールームユニット設置前の居室空間を示す上面図 シャワールームユニット設置後の居室空間を示す上面図 シャワールームユニット設置後の居室空間の様子を示す斜視図 外壁を取り外した状態のシャワールームユニットの外観を示す斜視図 シャワールームユニットの配管を説明するための斜視図 シャワールームユニットの配管における給水を説明するための斜視図 高い水圧を確保するための構成間の高さの関係を示す模式図 他の実施形態のシャワールームユニットの配管を説明するための斜視図
図1は、シャワールームユニット設置前の居室空間Aを示す上面図である。本実施形態のシャワールームユニットの設置対象となる居室空間Aは、アパート、マンションあるいは高齢者用集合住宅等、シャワー設備あるいは入浴設備を有していない居室空間Aである。本実施形態のシャワールームユニットは、このような既存の居室空間Aに事後的に設置されるものである。図1に示す居室空間Aには、既存洋式便器11、洗面台流し12が予め設置されている。既存洋式便器11は、既存外壁10で区切られた空間内に配置されており、既存扉10aを使用して同空間に出入りすることが可能となっている。既存洋式便器11の背後に位置する空間(パイプスペース)には、既存洋式便器11の汚水を流すための汚水管14と、洗面台流し12等の雑排水を流すための雑俳管13が配置されている。
本実施形態のシャワールームユニットは、高齢者、要介護者等が居室空間Aにおいて快適にシャワーを浴びることのできるシャワー空間を提供することを目的としている。そのため、本実施形態のシャワールームユニットは、居室空間Aの床面(居室床面)上に容易に設置可能であるとともに、居室空間Aが賃貸物件であっても容易に撤去可能とし、原状回復を行うことができるものである。
図2は、本実施形態のシャワールームユニット2を設置した後の居室空間Aを示す上面図である。図2に示されるようにシャワールームユニット2は、3面が内壁22a、22b、22cで囲われ、残る1面が出入り用の扉24で囲われたシャワー空間Bを有している。シャワー空間Bの底面は防水パン21で形成されている。防水パン21の上には、図示しないスノコが設置されている。シャワー空間Bを形成する扉24の外部には、スロープ形成部26が設けられている。このスロープ形成部26は、居室空間Aとシャワー空間B内を緩やかなスロープ(斜面)で接続することが可能であり、利用者が車椅子でも容易にシャワー空間B内に出入りすることを可能としている。本実施形態のシャワー空間Bは、車椅子が入るに十分な空間となっており、利用者は、車椅子のままシャワーを浴びることが可能である。
シャワールームユニット2の背面には、シャワー供給設備4が設けられている。図3は、シャワールームユニット2を設置した後の居室空間の様子を示す斜視図であって、図2の上面図に記載する視線方向Xからシャワールームユニット2を眺めた図である。図3から分かるようにシャワー供給設備4は、外壁23b、並びにシャワールームユニット2で隠された状態となっている。シャワー供給設備4は、シャワー設備25で使用するシャワー水(温水)を形成するための設備である。
シャワー供給設備4と洗面台流し12の間には、洗濯機33を配置するためのスペースが設けられている。本実施形態では、前扉式の洗濯機33が設置されている。洗濯機33の前面にはスロープ形成部26が位置している。このような配置状況では、洗濯機33を使用する場合、スロープ形成部26の上に立つ必要があり、高齢者、要介護者等の場合、スロープ(斜面)により洗濯機33の操作、洗濯物の出し入れが困難となることが考えられる。そのため、本実施形態のスロープ形成部26は、スロープ(斜面)を形成する形態(スロープ形態)と、居室空間Aの床面と平行な形態(ステップ形態)に切り替えることが可能となっている。なお、図3は、ステップ形態の状態となっている。例えば、車椅子を使用してシャワーを浴びる際には、スロープ形成部26をスロープ形態で使用し、車椅子を使用していない利用者の場合、あるいは、洗濯機33を使用する場合には、ステップ形態で使用することで、狭小の居室空間Aであっても、スペースを有効に使用して、適切な形態で使用することが可能となっている。
なお、このスロープ形成部26は、居室空間Aとシャワー空間Bにおける床面間の段差を抑制し、シャワールームユニット2への出入りを容易にする段差抑制手段として機能する。段差抑制手段としては、このようにステップ形態とスロープ形態を切り替えることができるタイプの他、切り替え機能を有さず、ステップ形態のみで使用する形態、あるいは、スロープ形態のみで使用するタイプを採用することとしてもよい。
図2、図3に示されるように、本実施形態のシャワールームユニット2は、それに隣接して追加洋式便器3が設置されていることを特徴としている。この追加洋式便器31は、例えば、これに隣接した位置(例えば、ベッド設置位置35)にベッドを設置することで、ベッドから直ぐに追加洋式便器31への移動、及び、シャワールームユニット2への移動が容易に行える配置となっている。また、本実施形態では、追加洋式便器31に隣接して手洗い流し34が設けられている。本実施形態の追加洋式便器31は、既存洋式便器11と異なり、後付けの洋式便器であって、汚水管14に隣接して位置するものではない。そのため、本実施形態では、汚水発生時、すなわち、用を足した後、後述する圧送式ポンプ51を使用して、汚水管14に強制的に汚水を排出することとしている。
なお、この圧送式ポンプ51は、シャワールームユニットの内壁22aと、外壁23aの間に形成された空間に配置されており、外部からは見えない状態となっている。また、本実施形態の圧送式ポンプ51は、シャワー水の排水も兼ねた形態となっている。シャワー時に防水パン21に貯まったシャワー水は、圧送式ポンプ51により、追加洋式便器31の汚水と同様に、圧送式ポンプ51内で粉砕された後、汚水管14に強制排水されることになる。
図4は、外壁23a、23b等を取り外した状態のシャワールームユニット2の外観を示す斜視図である。先に説明したように追加洋式便器3の背後には、圧送式ポンプ51が配置されている。圧送式ポンプ51は、2つの吸引口(第1吸引口、第2吸引口)と、1つの排出口を有している。第1吸引口は、追加洋式便器3に接続され、第2吸引口は、防水パン21に接続されている。また、排出口は、排出管511を介して汚水管14に接続されている。
図5は、シャワールームユニット2の配管を説明するための斜視図である。図5は、図4の斜視図においてシャワールームユニット2の内壁22a、22b、22c、扉24を洗濯機33、洗面台流し12等の各種構成を仮想的に撤去して、配管の様子を分かり易く図示した状態である。本実施形態のシャワー供給設備4は、給水ポンプ43、貯水タンク42、温水器41を主な構成要件として有している。本実施形態のシャワールームユニット2は、車椅子に乗ったままでも、満遍なくシャワーを浴びることができるように、多数のシャワーヘッド(第1〜第6シャワーヘッド47a〜47e、46)を有する構成となっている。
このように多数のシャワーヘッドを有し、多量のシャワー水が必要となる構成では、シャワー水の水圧が低下することが予想されるが、本実施形態のシャワー供給設備4は、貯水タンク42に一旦、水道水を貯水した後、給水ポンプ43を使用して、シャワー設備25の混合器45に給水することで十分な水圧を確保している。特に、水道水の給水口、すなわち、給水ポンプ43の第1排出口43bを混合器45よりも高い位置とすることで、シャワー時における十分な水圧を確保している。
では、シャワー設備25に対する給水について説明する。図6は、シャワールームユニット2の配管における給水を説明するための斜視図であって、各種矢印で水道水、温水、シャワー水の移動を示したものである。なお、図面上、全てのシャワー水の移動を記載すると分かり難くなるため、第3シャワーヘッド47c、第5シャワーヘッド47eに対するシャワー水の移動のみを記載している。
温水器41は、供給管421を介して供給される水道水を加熱して温水を形成し、温水器41内部の貯水タンクに蓄える。本実施形態の温水器41は、35℃〜85℃の温水を形成することが可能である。温水器41は、蓄えている温水を、温水管450を介して混合器45に供給する。
温水器41の上には、架台44を介して貯水タンク42が配置されている。給水ポンプ43は、貯水タンク42内の水位が低下すると、供給口43aを閉状態から開状態に変更し、貯水タンク42内が一定の水位となるまで供給管421から水道水を補給する。本実施形態のシャワールームユニット2は、貯水タンク42を含む全ての構成が、プライベートな空間である居室空間A内に配置されるため、施設内の共用空間を占有することなく、シャワールームユニット2の導入を容易にしている。
また、本実施形態の貯水タンク42は、空調が効いている居室空間A内に設置されているため、貯水タンク42に貯水する水道水は、空調で暖められることになる。そのため、特に冬期においては、所定温度のシャワー水を形成する際に必要とされる温水の量は、直接、水道水を混合器45に導入する場合と比較して、抑えられる。したがって、温水器41から供給する温水の量は削減され、消費電力も抑えられる。温水器41には、深夜電力を使用して温水を沸かし、内部タンクに温水を貯水しておくタイプが一般的である。このようなタイプでは、使用できる温水に限りがあるが、本実施形態のように、居室空間A内に設置された貯水タンク42に一旦貯水することで、シャワー水に使用する温水量の削減を図り、一度に使用できるシャワー水の量を増加させることも可能となる。貯水タンク42を屋外に設置した場合、冬期には凍結して使用できなくなる恐れがあるが、居室内に設置することで凍結することもなく、年中、快適に使用することが可能となる。
シャワー設備25でシャワーが利用される際には、給水ポンプ43を駆動することで、第1水管431を介して混合器45に対し、貯水タンク42内に貯水する水道水を十分な水圧で供給する。なお、給水ポンプ43は、追加洋式便器3、並びに、手洗い流し34に対しても第2排出口43c、第2水管432、第1水支管432a、第2水支管432bを介して、貯水タンク42に貯水する水道水を供給することが可能となっている。
混合器45は、温水器41から供給される温水と、給水ポンプ43を使用して供給される貯水タンク42内の水道水を、設定された混合率で混合し、シャワー水として第1〜第6シャワーヘッド47a〜47e、46に供給することが可能となっている。第1シャワーヘッド47a及び第2シャワーヘッド47bは、それぞれ第1シャワー管441、第2シャワー管442を介して混合器45と接続され、混合器45に向かって位置する利用者に対し前方からシャワー水を噴射する。第3シャワーヘッド47cは、第3シャワー管443を介して混合器45と接続され、混合器45に向かって位置する利用者に対し後方からシャワー水を噴射する。
第4シャワーヘッド47d、第5シャワーヘッド47eは、それぞれ第4シャワー管444、第5シャワー管445を介して混合器45と接続され、シャワー空間Bの上方に位置し、利用者の上方からシャワー水を噴射する。なお、第4シャワーヘッド47d、第5シャワーヘッド47eは、共に上方からシャワー水を噴射する点で共通しているが、第4シャワーヘッド47dは、シャワー水を拡散させずに噴射するのに対し、第5シャワーヘッド47eは、シャワー水を拡散させて噴射する点において相違している。第6シャワーヘッド46は、シャワーホース446を介して接続され、利用者が第6シャワーヘッド46を手持ちした状態でシャワー水を噴射させることが可能となっている。
このように本実施形態のシャワー設備25は、利用者の前方、後方、上方等、あらゆる方向からシャワー水を噴射することが可能であり、健常者のみならず、車椅子に乗ったままの利用者であっても、自身の向きを変更することなく、快適にシャワーを浴びることが可能である。
図7は、高い水圧を確保するための構成間の高さの関係を示す模式図である。給水ポンプ43の第1排出口43b付近では、給水ポンプ43が内蔵する電動ポンプによって十分な水圧が確保されている。ここで、第1排出口43bから排出された貯水タンク42内の水道水は、第1排出口43bより上方では、重力によってその水圧は低下する。一方、第1排出口43bよりも下方では、重力によって水圧は更に高められる。本実施形態のシャワー供給設備4は、この重力による水圧上昇効果を利用したものであり、給水ポンプ43の第1排出口43bの位置を、少なくとも、水道水が供給される混合器45の位置よりも高く設定している。
図7に示されるように、第1排出口43bの高さHは、混合器45中、水道水と温水が混合される位置の高さH1よりも高く設定されている。特に、本実施形態では、温水器41の上方に架台44を介して貯水タンク42を設置し、さらに、貯水タンク42の上方に給水ポンプ43を設置することで、給水ポンプ43の位置を高くし、第1排出口43bを十分な高さとすることが可能となっている。また、温水器41、貯水タンク42、給水ポンプ43を1つのスペースにまとめて配置することで、設置面積の抑制を図り、狭小な居室空間A内においてもシャワールームユニット2を設置することを可能としている。
また、本実施形態では、高さの異なる第1〜第6シャワーヘッド47a〜47e、46を使用しているが、給水ポンプ43の第1排出口43bは、最も高い位置のシャワーヘッド(本実施形態では第2シャワーヘッド47b)よりも高い位置であることが好ましい。本実施形態では、第1排出口43bの高さHは、第5シャワーヘッド47eの高さH2よりも高く設定されている。このような配置関係とすることで、最も高い位置のシャワーヘッド(本実施形態では第5シャワーヘッド47e)を含む全てのシャワーヘッド47a〜47e、46においても十分高い水圧を確保することが可能となる。
図8は、他の実施形態のシャワールームユニット2の配管を説明するための斜視図である。この実施形態は、図1〜図7を使用して説明した実施形態と、シャワー供給設備4の点、及び、汚水の排出の点において相違している。以下に、図8の実施形態について、それぞれの相違点について説明する。
図1〜図7の実施形態では、シャワー供給設備4は、温水器41の上に、架台44上に配置された貯水タンク42を設け、更にその上に給水ポンプ43を配置する構成としていた。図8の実施形態では、前実施形態よりも大型の温水器41を使用している。このような構成によれば、温水器41内に十分な温水を貯留することが可能であり、前実施形態の温水器41よりも低い温度の温水とすることが可能となる。本実施形態のように温水器41が大型である場合、温水器41の上部スペースは狭小となってしまい、上部に貯水タンク42を配置することは困難となる。そのため、本実施形態では、温水器41の隣に、架台44上に設置された貯水タンク42を配置することとしている。このような構成においても給水ポンプ43の位置を、少なくとも混合器45の位置よりも高くすることが可能となり、高い水圧を確保することが可能となる。
次に、汚水の排出の点について異なる点を説明する。図1〜図7の実施形態では、防水パン21に貯まったシャワー水、及び、追加洋式便器3の汚水を1台の圧送式ポンプ51で汚水管14に排出していた。このような構成では1台の圧送式ポンプ51で済むため、コスト削減を図ることが可能となる。一方、図8の実施形態では、追加洋式便器3の汚水を排出するための第1圧送式ポンプ51A、防水パン21に貯まったシャワー水を排出するための第2圧送式ポンプ51Bを設けている。なお、この形態では、防水パン21の排出孔は、第2圧送式ポンプ51B側に設けられている。第1圧送式ポンプ51aが排出する汚水は第1排出管511cを介して雑俳管13へと導かれる。そして、第2圧送式ポンプ51bが排出するシャワー水は第2排出管511dを介して汚水管14へと導かれる。このような構成によれば、前述の実施形態と比較して、圧送式ポンプにかかる負担を減らすことで、圧送式ポンプ51A、圧送式ポンプ51Bの長寿命化を図ることが可能となる。また、万が一、どちらかの圧送式ポンプが故障した場合であっても、もう1台の圧送式ポンプが機能するため、シャワー、追加洋式便器3の両方が使用できなくなることはない。
2:シャワールームユニット 42:貯水タンク
4:シャワー供給設備 43:給水ポンプ
10:既存外壁 43a:供給口
10a:既存扉 43b:第1排出口
11:既存洋式便器 43c:第2排出口
12:洗面台流し 44:架台
13:雑俳管 45:混合器
14:汚水管 47a〜47e、46:第1シャワーヘッド
21:防水パン 51(51A、51B):圧送式ポンプ
22a〜22c:内壁 421:供給管
23a、23b:外壁 431:第1水管
24:扉 432:第2水管
25:シャワー設備 432a:第1水支管
26:スロープ形成部 432b:第2水支管
31:追加洋式便器 441〜445:シャワー管
33:洗濯機 446:シャワーホース
34:流し 450:温水管
35:ベッド設置位置 511:排出管
41:温水器

Claims (5)

  1. 内部にシャワー設備が設置されたシャワー空間を有し、居室内に設置されるシャワールームユニットであって、
    居室内に設置されるシャワー供給設備を備え、
    シャワー供給設備は、温水器と、貯水タンクと、給水ポンプを有し、
    温水器は、外部から供給される水道水を加熱して温水を生成し、生成した温水を内部の貯湯タンクに温水を貯水し、
    貯水タンクは、外部から供給される水道水を貯水し、
    給水ポンプは、貯水タンクに貯水する水道水を排出口から排出して、シャワー設備に供給し、
    シャワー設備は、温水器から供給される温水と、貯水タンクから供給される水道水を混合してシャワー水として、少なくとも1の排出口から排出することを特徴とする
    シャワールームユニット。
  2. 給水ポンプの排出口は、シャワー設備中、水道水と温水を混合する混合器よりも高い位置に位置していることを特徴とする
    請求項1に記載のシャワールームユニット。
  3. 給水ポンプの排出口は、シャワー設備がシャワー水を排出するシャワーヘッド中、最も高い位置に位置するシャワーヘッドよりも高い位置に位置していることを特徴とする
    請求項2に記載のシャワールームユニット。
  4. 給水ポンプは、貯水タンクの上方に配置されていることを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のシャワールームユニット。
  5. 貯水タンクは、温水器の上方に配置されていることを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のシャワールームユニット。
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