JP2019087301A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハロゲン含有難燃剤による難燃性を得ながら、光照射による臭素の発生を抑制する。【解決手段】光源となるLED11が実装されるLED基板21を備えた照明装置10は、LED基板21の表面に、LED11が部品配置空間70に収めて実装され、部品配置空間71内で、LED基板21の裏側に、ハロゲン含有難燃剤を含む樹脂ケース81Aで覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品81が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、照明装置に関する。
照明装置には、光源となるLED素子と、電源回路とを備えた電源内蔵型がある(例えば、特許文献1)。回路に使用される電子部品は、難燃剤を含有する樹脂ケース(外装体に相当)で覆われており、この難燃剤には、ハロゲン含有難燃剤(臭素系難燃剤とも称する)が使用されることが多い。
特開2016−58204号公報
しかし、LED素子と、電源回路等を構成する電子部品とを隣接して配置した場合、LED素子からの光照射により、ハロゲン含有難燃剤を含む樹脂ケースから臭素が解離するおそれがある。臭素が解離すると、浮遊した臭素によって周辺の樹脂部材の強度が低下したり、LED素子表面の樹脂等にクラックが発生したりするおそれが生じる。
そこで、本発明は、ハロゲン含有難燃剤による難燃性を得ながら、光照射による臭素の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源となるLED素子が実装される基板を備えた照明装置において、前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、前記基板の表面に少なくとも前記LED素子が実装され、前記部品配置空間内で、前記LED素子の光が照射されない領域に、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、光源となるLED素子が実装される基板を備えた照明装置において、前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、前記基板の表面に少なくとも前記LED素子が実装され、前記部品配置空間内で、前記基板の裏側には、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記ハロゲン含有電子部品は、前記基板と電気的に接続される他の基板に実装されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記ハロゲン含有電子部品は、前記基板の裏面に実装されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記基板の表面に、ハロゲンフリーで難燃性を有する外装体で覆われた電子部品であるハロゲンフリー電子部品が前記部品配置空間に収めて実装されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記基板を貫通する貫通孔を有し、前記貫通孔には、前記ハロゲンフリー電子部品と前記ハロゲン含有電子部品とを電気的に接続する導通部材が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記ハロゲンフリー電子部品と前記ハロゲン含有電子部品とは、電気的に接続されて前記LED素子の電源回路を構成していることを特徴とする。
また、本発明は、光源となるLED素子が実装される基板を備える照明装置において、前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、前記基板の表面に、前記LED素子と、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品とが実装され、前記部品配置空間内で、前記LED素子と前記ハロゲン含有電子部品との間には、前記ハロゲン含有電子部品への前記LED素子の光を遮光する遮光部材が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記ハロゲン含有電子部品は、前記LED素子の電源回路の少なくとも一部を構成していることを特徴とする。
また、本発明は、上記照明装置において、前記基板の裏面に熱的に結合されるヒートシンクを有していることを特徴とする。
本発明によれば、ハロゲン含有難燃剤による難燃性を得ながら、光照射による臭素の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置の斜視図である。 照明装置の分解斜視図である。 照明装置の縦断面図である。 照明装置の各基板を部品配置空間と共に模式的に示した図である。 第2実施形態に係る照明装置のLED基板を部品配置空間と共に模式的に示した図である。 ハロゲン含有電子部品とLEDとの電気的接続構成の一例を示した図である。 (A)は第2実施形態の変形例の説明に供する図、(B)は(A)のハロゲンフリー電子部品とLEDとの電気的接続構成の一例を示した図である。 第3実施形態に係る照明装置のLED基板を部品配置空間と共に模式的に示した図である。 第3実施形態の変形例の説明に供する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る照明装置10の斜視図、図2は照明装置10の分解斜視図、図3は照明装置10の縦断面図である。
この照明装置10は、発光素子の1つであるLED素子11(以下、LED11と表記する)を光源としたLEDランプである。なお、以下の説明における各方向は、図1に示す各方向と同じである。
図1に示すように、照明装置10は、上方に向けて光を照射する発光部23と、この発光部23から下方に延びる筒状部24と、筒状部24の終端となる下端に設けられた口金25と、発光部23の熱を放熱する複数の放熱フィン26とを備えている。
発光部23は、上面全体から上方に向けて光を放射するものである。この発光部23は、図2及び図3に示すように、光源を構成する複数のLED11と、これらLED11等の部品が実装されたLED基板21(第1の基板に相当)と、LED基板21を支持する基板支持プレート22と、LED基板21を上方から覆うグローブ31とを備えている。
複数のLED11は、LED基板21の表面(上面に相当)に実装され、本実施形態では、同心円状に多列で配置されている。また、一部のLED11(本実施形態では内側から2列目のLED11)には、レンズ部材61が取り付けられている。レンズ部材61は、各LED11に対応する複数のレンズ62を配列して一体化したものである。グローブ31は、これらLED11の光を透過する透光性を有する樹脂製のカバーである。
基板支持プレート22は、LED基板21が表面(上面に相当)に載置される円板状の基板載置部32と、基板載置部32の中央に筒状部24を接続させる筒状部接続部33と、基板載置部32の裏面(下面に相当)に設けられる放熱フィン26とを備えている。基板載置部32は、LED基板21が載置される領域に複数のねじ孔部35(図2)を有し、各ねじ孔部35に、LED基板21の上方からねじ36(図3)が締結されることによってLED基板21が固定される。
基板載置部32の外縁は、図2に示すように、円環状の溝部41に形成されると共に、周方向に間隔を空けてカバー固定部43が設けられる。溝部41には、グローブ31との間の隙間を封止するパッキン42が配置される。各カバー固定部43には、グローブ31をねじ47で固定するためのねじ孔44が設けられる。
放熱フィン26は、LED基板21から基板載置部32の裏面に伝わった熱を放熱する。つまり、放熱フィン26は、LED基板21の裏面に熱的に結合されるヒートシンクとして機能する。なお、放熱フィン26は、LED基板21の裏面に熱的に連結されるものに限定されず、LED基板21に熱的に結合されてヒートシンクとして機能すればよい。
図3に示すように、グローブ31は、LED基板21の表面との間に隙間70Uを空けて配置される。このため、この隙間70U内に、LED基板21の表面に実装されるLED11等の部品が配置される。
また、筒状部接続部33は、基板載置部32の中央を下方(口金25側に相当)に凹ませた形状を有し、この筒状部接続部33の底部に、筒状部24の始端となる上端が連結される。これら筒状部接続部33及び筒状部24は、LED基板21の裏面との間に隙間70L(図3)を空けて配置される。この隙間70Lには、LED基板21を他の基板55(図3)に電気的に接続するための導通部材である後述する配線85(図4)等が配置される。
つまり、隙間70U及び70Lは、LED基板21、及びLED基板21周囲の電子部品等を配置する部品配置空間70でもある。
筒状部24は、絶縁性を有する中空部材に形成され、例えば、ポリカーボネイト等の樹脂材料で形成される。なお、筒状部24は、熱伝導性を有する金属で形成した部材と、絶縁性を有する材料から形成された部材とをインサート成型により形成してもよい。
この筒状部24内には、LED基板21とは異なる基板である他の基板55(第2の基板に相当)が配置される。他の基板55は、基板ホルダー56を介して筒状部24に支持され、不図示の配線を介して口金25と電気的に接続されると共に、隙間70L内に配置された配線85(図4)を介してLED基板21と電気的に接続される。
この筒状部24内の空間は、他の基板55、及び他の基板55周囲の部品を配置する部品配置空間71でもある。以下、説明の便宜上、部品配置空間70、71を特に区別して説明する場合は、第1部品配置空間70、及び第2部品配置空間71とそれぞれ表記する。
次に、各基板(LED基板21、他の基板55)に実装される部品について説明する。図4は、各基板21、55を部品配置空間70、71と共に模式的に示した図である。
本構成の照明装置10は、電源内蔵型であり、つまり、外部から供給された電力をLED11の駆動に適した電力に変換する電源回路80を備えている。この電源回路80を構成する部品(後述する電子部品81、83)は、各基板21、55に振り分けて配置されている。
一般的に、この種の電源回路には、外部から供給された交流電力(商用電力に相当)を直流に変換するDC駆動型(DC電源回路)が使用されている。これに対し、本構成の電源回路80には、交流電力でLEDを駆動するAC駆動型(AC電源回路)が使用されている。
AC駆動型は、DC駆動型と比べて、AC/DCコンバータを必要としないため、電源回路80を構成する部品を低減でき、小型化及び薄型化に有利である。なお、電源回路80は、AC駆動型に限定する必要はなく、DC駆動型でもよい。
図4に示すように、他の基板55には、電源回路80の一部を構成する電子部品81が、第2部品配置空間71内に収めて実装されている。この電子部品81は、ハロゲン含有難燃剤を含む樹脂ケース81A(外装体に相当)で覆われており、難燃性を有している。ハロゲン含有難燃剤には、公知の材料を広く適用可能である。
また、LED基板21の表面には、LED11と、電源回路80の残部を構成する電子部品83とが、第1部品配置空間70の一部を構成する隙間70U内に収めて実装されている。この電子部品83は、ハロゲンフリーで難燃性を有する樹脂ケース83A(外装体に相当)で覆われており、難燃性を有している。ハロゲンフリーで難燃性を有する材料には、公知のハロゲンフリー難燃剤を広く適用可能である。
なお、ハロゲンフリーとは、ハロゲンが含有されていないものに限定されず、周辺の樹脂部材の強度低下等を招かない程度にハロゲンを含有するものであってもよい。ハロゲンフリーは例えば以下の条件を満たすものである。
・塩素(Cl)の含有率が0.09wt%(900ppm)以下。
・臭素(Br)の含有率が0.09wt%(900ppm)以下。
・塩素(Cl)及び臭素(Br)の含有率の総量が0.15wt%(1500ppm)以下。
以下、説明の便宜上、ハロゲン含有難燃剤を使用した電子部品81を「ハロゲン含有電子部品81」と表記し、ハロゲンフリーの電子部品83を「ハロゲンフリー電子部品83」と表記する。
なお、図4では、ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とをまとめて模式的に示しており、いずれの電子部品81、83も、1つの電子部品に限定されず、複数の電子部品を含むものでもよい。また、各電子部品81、83は、1つ又は複数のICパッケージで構成されてもよい。また、図4中のLED11は、複数のLED11をまとめて模式的に示している。
ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とは、配線85(図4)によって電気的に接続されることによって電源回路80を形成する。配線85の一端は、LED基板21の表面に設けられた配線パターンに形成されたランド又はパッドに接続され、この配線85は、LED基板21を貫通する貫通孔21H(図4)を通って他の基板55側(第1部品配置空間70の隙間70L内)に引き出される。そして、この配線85の他端は、他の基板55に設けられた配線パターンに形成されたランド又はパッドに接続される。
本構成では、ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とを各基板21、55に振り分けて配置するので、これら電子部品81、83を基板21、55のいずれか一方にまとめて配置する場合と比べて、基板21、55外に配置される配線数を低減している。
換言すると、基板21、55外に配置される配線数が低減されるように、電源回路80を構成する電子部品81、83が基板21、55に振り分け配置される。少なくとも、電子部品83は、全てのLED11に駆動電力を直接供給する電子部品を含むことで、電源回路の最下流部に必要な多数の配線については、基板21上の配線パターンに含めることができ、基板21外の配線数を低減し易くなる。
なお、図4には、配線85が柔軟性を有する場合を示しているが、金属バーな等の柔軟性を有しない構成でもよい。また、配線85と各基板21、55との接続方法は、はんだ付けに限定されず、端子接続、コネクタ接続でもよい。なお、端子接続には、例えば、棒端子や先端をはんだ付けしたより線を、クラッチロック端子台に差し込む接続方法、端子台に端子(丸端子、Y端子等)でねじ止めする接続方法、ねじ先端で配線を押圧して接続する方法(プリント基板用端子台等)が挙げられる。
本構成では、部品配置空間70、71のうち、少なくとも第2部品配置空間71(LED基板21におけるLED11が実装された面と反対側の空間であり、LED基板21の裏側に相当)は、LED11の光が照射されない領域である。
そして、この第2部品配置空間71内に、電源回路80の一部を構成するハロゲン含有電子部品81を配置している。これにより、LED11からの光はハロゲン含有電子部品81に照射されず、ハロゲン含有電子部品81から臭素が解離する事態を回避できる。
したがって、臭素が発生してハロゲン含有電子部品81周辺の樹脂部材の強度が低下したり、クラックが発生したりする事態が回避される。すなわち、本構成では、広く流通するハロゲン含有難燃剤を用いて十分な難燃性を得ながら、光照射による臭素の発生を抑制できる。
第1部品配置空間70の隙間70Uには、LED11とハロゲンフリー電子部品83とが配置されるので、LED11からの光の一部がハロゲンフリー電子部品83に照射されるおそれがある。ハロゲンフリー電子部品83は、光が照射されても臭素が発生しないので、これによっても、臭素の影響による樹脂部材の強度が低下したり、クラックが発生したりする事態を回避できる。
さらに、ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とは、電気的に接続されてLED11の電源回路80を構成するので、部品配置空間70、71のいずれか一方を利用して電源回路80の部品81、83を配置する場合と比べて、部品の配置スペースを確保し易くなる。
しかも、上述したように、LED11に駆動電力を供給する電子部品81を、LED11を収容する空間(第1部品配置空間70の隙間70U)に配置するので、LED基板21外に配置される配線数を低減し易くなり、組立作業を簡易にし易くなる。
また、ハロゲン含有電子部品81は、LED11が実装されるLED基板21と異なる他の基板55に実装されているので、ハロゲン含有電子部品81の配置スペースを確保し易くなる。
また、LED基板21を貫通する貫通孔21Hを設け、この貫通孔21Hに、ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とを電気的に接続する導通部材である配線85を配置するので、配線長を短くでき、コンパクトに配線85をレイアウトし易くなる。
なお、本構成において、電源回路80を構成する複数の電子部品のうち、冷却が望ましい電子部品を、放熱フィン26に熱的に連結されるLED基板21に実装し、冷却が不要な電子部品を、第2部品配置空間71に配置することが可能である。この場合、冷却が望ましい電子部品を効果的に冷却できると共に、冷却が不要な電子部品については、LED11又は他の電子部品からの熱で影響を受ける事態を回避し易くなる。
また、ハロゲン含有電子部品81とハロゲンフリー電子部品83とは、電源回路80を構成する部品であったが、電源回路80以外の部品を含んでもよい。つまり、基板21、55には、LED11に関わる周辺回路を広く配置してもよい。
また、電源回路80を構成する電子部品81、83を基板21、55に分散して配置する構成に限定されず、基板21、55のいずれか一方にまとめて配置してもよい。この場合、基板21、55のいずれか他方に、LED11及び電源回路80以外の電子部品を配置し易くなる。
(第2実施形態)
図5は第2実施形態に係る照明装置10のLED基板21を部品配置空間70と共に模式的に示した図である。
この照明装置10は、第1実施形態中の他の基板55は備えておらず、LED基板21に、LED11と、電源回路80を構成する電子部品86とを実装している。この点を除いて、第1実施形態の照明装置10と同様の構成であり、例えば、LED基板21の熱は、LED基板21の裏面に熱的に結合された放熱フィン26を介して放熱される。
図5に示すように、LED基板21の表面には、LED11が部品配置空間70の一部を構成する隙間70U内に収めて実装される。また、LED基板21の裏面には、電源回路80を構成する電子部品86が、部品配置空間70の残部を構成する隙間70L内に収めて実装される。
電子部品86は、ハロゲン含有難燃剤を含む樹脂ケース86A(外装体に相当)で覆われた電子部品であり、以下、ハロゲン含有電子部品86と言う。このハロゲン含有電子部品86は、1つの電子部品に限定されず、複数の電子部品を含むものでよく、例えば、1つ又は複数のICパッケージで構成されてもよい。
本構成においても、LED11の光が照射されない領域であるLED基板21の裏側に、ハロゲン含有電子部品86が配置されるので、光の影響によりハロゲン含有電子部品86から臭素が解離する事態を回避できる。これにより、第1実施形態と同様に、広く流通するハロゲン含有難燃剤を用いて十分な難燃性を得ながら、光照射による臭素の発生を抑制できる、といった効果が得られる。
また、電源回路80を構成するハロゲン含有電子部品86と、LED11とは電気的に接続される。ここで、図6はハロゲン含有電子部品86とLED11との電気的接続構成の一例を示した図である。なお、図6では、LED11を、以下に説明する貫通孔21Hの周囲に間隔を空けて配置した場合を例示している。 図6に示すように、LED基板21には、LED基板21の表面から裏面まで貫通する貫通孔21Hが設けられている。この貫通孔21Hは、各LED11を避けた位置に形成され、この貫通孔21Hを利用して、ハロゲン含有電子部品86と各LED11とを電気的に接続する導通部材87が配置される。
この貫通孔21Hの内径d1は、ハロゲン含有電子部品86が配置される部品配置空間(隙間70Lに相当)の内径d2よりも小さく形成されている。
この導通部材87は、金属バー等の柔軟性を有しない構成、又は、配線等の柔軟性を有する構成のいずれを適用してもよい。また、導通部材87とLED基板21との接続方法(ハロゲン含有電子部品86と各LED11との接続方法に相当)は、はんだ付け、端子接続、又はコネクタ接続等の公知の方法を広く適用可能である。
なお、LED基板21に実装する部品は適宜に変更可能である。例えば、図7(A)に示すように、LED基板21の表面に、電源回路80の一部を構成する電子部品88を更に実装し、LED基板21の裏面に、電源回路80の残部を構成するハロゲン含有電子部品86を配置してもよい。
この場合、電子部品88は、ハロゲンフリーで難燃性を有する樹脂ケース88A(外装体に相当)で覆われた電子部品(以下、ハロゲンフリー電子部品88と言う)である。これにより、臭素の発生を抑制しつつ、電源回路80の配置スペースが拡がる。
なお、ハロゲンフリー電子部品88、又はハロゲン含有電子部品86に、電源回路80以外の電子部品(LED11に関わる周辺回路)を含めてもよい。
図7(B)は、図7(A)に例示したハロゲンフリー電子部品88とLED11との電気的接続構成の一例を示している。図7(B)では、LED11及びハロゲンフリー電子部品88を、LED基板21に形成された貫通孔21Hの周囲に配置し、この貫通孔21Hを利用して、ハロゲンフリー電子部品88とハロゲン含有電子部品86とを電気的に接続する導通部材87が配置される。つまり、図6と同様の電気的接続構成を適用した場合を示している。
(第3実施形態)
図8は第3実施形態に係る照明装置10のLED基板21を部品配置空間70と共に模式的に示した図である。
この照明装置10は、第1実施形態中の他の基板55は備えておらず、LED基板21に、LED11と、電源回路80を構成するハロゲン含有電子部品86とを実装している。更に、LED11とハロゲン含有電子部品86との間に、ハロゲン含有電子部品86へのLED11の光を遮光する遮光部材90を配置している。この点を除いて、第1実施形態の照明装置10と同様の構成であり、LED基板21の熱は放熱フィン26を介して放熱される。
図8に示すように、LED基板21の表面には、LED11とハロゲン含有電子部品86とが部品配置空間70の一部を構成する隙間70U内に収めて実装される。
遮光部材90は、LED11の頂部とハロゲン含有電子部品86の頂部とをつなぐ直線(図8中、符号LXで示す)よりも高い壁に形成されることによって、ハロゲン含有電子部品86へのLED11の光を十分に遮光する。また、遮光部材90は、部品配置空間70内に配置される。
遮光部材90には、遮光可能で、臭素を発生しない任意の部材を適用することができる。例えば、遮光部材90には、ハロゲンフリーの電子部品が適用される。この電子部品は、LED基板21製作時の部品実装工程において実装可能な電子部品であり、且つ、実質的に電子部品としては使用されないダミーの部品が適用される。遮光部材90に電子部品を適用することによって、LED基板21の製作時に遮光部材90を容易に取り付けることができ、且つ、コストの増大も抑え易くなる。
また、遮光部材90はハロゲンフリーであるので、光が照射されても臭素が発生しない。なお、遮光部材90に使用する電子部品は、難燃性を有することが好ましい。
図9に示すように、部品配置空間70が例えば上下に広い場合には、LED基板21を、LED11の領域と、電源回路80を構成するハロゲン含有電子部品86の領域とで分割し、ハロゲン含有電子部品86を、LED11よりも下方(出射方向に対して反対側に相当)に配置するようにしてもよい。
ハロゲン含有電子部品86を、LED11よりも下方に配置することによって、LED11からの光がハロゲン含有電子部品86に照射され難くなる。また、図9に示すように、LED11とハロゲン含有電子部品86との間には、LED11の頂部とハロゲン含有電子部品86の頂部とをつなぐ直線LXよりも高い遮光部材90が配置されるので、仮に、LED11からハロゲン含有電子部品86に向けて光が照射されても遮光部材90によって遮光される。したがって、光照射による臭素の発生をより確実に抑制できる。
上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。例えば、LED基板21の表面に、LED11と、ハロゲン含有電子部品86とを実装する場合に、ハロゲン含有電子部品86に、光照射によってハロゲン含有電子部品86に届くエネルギーを、ハロゲン化物の結合エネルギー未満に抑える保護層を設けるようにしてもよい。この保護層には、例えば、ウレタン樹脂、又はシリコーン樹脂等の樹脂からなるポッティング材が適用される。この保護層によっても、光照射による臭素の発生を抑制できる。
本発明は、部品配置空間70内で、LED11の光が照射されない領域に、ハロゲン含有電子部品を配置すればよく、例えば、ハロゲンフリー電子部品(例えば、上記した電子部品83、88)によってLED11の光の影ができる領域に、ハロゲン含有電子部品(例えば上記した電子部品81、86)を配置してもよい。
また、上述した各実施形態は、図1等に示す照明装置10に本発明を適用する場合を説明したが、様々な構成の照明装置に本発明を適用してもよい。
10 照明装置
11 LED素子
21 LED基板(第1の基板)
21H 貫通孔
26 放熱フィン(ヒートシンク)
55 他の基板(第2の基板)
70、71 部品配置空間
80 電源回路
81、86 電子部品(ハロゲン含有電子部品)
81A、83A、86A、88A 樹脂ケース(外装体)
83、88 電子部品(ハロゲンフリー電子部品)
85 配線(導通部材)
87 導通部材
90 遮光部材

Claims (10)

  1. 光源となるLED素子が実装される基板を備えた照明装置において、
    前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、
    前記基板の表面に少なくとも前記LED素子が実装され、
    前記部品配置空間内で、前記LED素子の光が照射されない領域に、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品が配置されていることを特徴とする照明装置。
  2. 光源となるLED素子が実装される基板を備えた照明装置において、
    前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、
    前記基板の表面に少なくとも前記LED素子が実装され、
    前記部品配置空間内で、前記基板の裏側には、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品が配置されていることを特徴とする照明装置。
  3. 前記ハロゲン含有電子部品は、前記基板と電気的に接続される他の基板に実装されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記ハロゲン含有電子部品は、前記基板の裏面に実装されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記基板の表面に、ハロゲンフリーで難燃性を有する外装体で覆われた電子部品であるハロゲンフリー電子部品が前記部品配置空間に収めて実装されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記基板を貫通する貫通孔を有し、
    前記貫通孔には、前記ハロゲンフリー電子部品と前記ハロゲン含有電子部品とを電気的に接続する導通部材が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記ハロゲンフリー電子部品と前記ハロゲン含有電子部品とは、電気的に接続されて前記LED素子の電源回路を構成していることを特徴とする請求項5又は6に記載の照明装置。
  8. 光源となるLED素子が実装される基板を備える照明装置において、
    前記照明装置は、前記基板が収められる部品配置空間を有し、
    前記基板の表面に、前記LED素子と、ハロゲン含有難燃剤を含む外装体で覆われた電子部品であるハロゲン含有電子部品とが実装され、
    前記部品配置空間内で、前記LED素子と前記ハロゲン含有電子部品との間には、前記ハロゲン含有電子部品への前記LED素子の光を遮光する遮光部材が配置されていることを特徴とする照明装置。
  9. 前記ハロゲン含有電子部品は、前記LED素子の電源回路の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記基板の裏面に熱的に結合されるヒートシンクを有していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の照明装置。
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