JP2019086007A5 - - Google Patents

Description

燃料噴射弁であって、弁体と、コイルと、磁気回路を構成する第一の固定鉄心と、前記磁気回路を構成する第二の固定鉄心と、前記コイルの上部に配置され、前記磁気回路を構成する第三の固定鉄心と、前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心に吸引されるように構成され、前記弁体が挿通される孔が形成された可動子と、前記第一の固定鉄心および前記第の二固定鉄心の間に配置され、前記可動子に面する非磁性材のスペーサと、を備え、前記可動子は、前記弁体とは別体で構成されるとともに前記弁体を動かすように構成され、前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心は、前記可動子に面する下端面を有し、前記第一の固定鉄心は、前記コイルの内周側を覆うように設けられ、燃料が流入する燃料流入部と一体に形成される。

本発明の目的は、低燃費化と高出力化の両立といったエンジンの広い運転状態に必要とされる燃料噴射量の制御範囲を広げるために、弁体のストローク量を可変することが可能な燃料噴射弁を提供することにある。本発明の別の目的は、可動子に作用する磁気吸引力の低下を抑制することにある。

本発明の燃料噴射弁によれば、複数のストロークを構成することで、燃料噴射量の制御範囲が広くなることにより、エンジンの広い運転領域で最適な燃料噴射を実現する事が出来る。もしくは、可動子に作用する磁気吸引力の低下を抑制することができる。

Claims (4)

1. 弁体と、
   コイルと、
   磁気回路を構成する第一の固定鉄心と、
   前記磁気回路を構成する第二の固定鉄心と、
   前記コイルの上部に配置され、前記磁気回路を構成する第三の固定鉄心と、
   前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心に吸引されるように構成され、前記弁体が挿通される孔が形成された可動子と、
   前記第一の固定鉄心および前記第の二固定鉄心の間に配置され、前記可動子に面する非磁性材のスペーサと、を備え、
   前記可動子は、前記弁体とは別体で構成されるとともに前記弁体を動かすように構成され、
   前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心は、前記可動子に面する下端面を有し、
   前記第一の固定鉄心は、前記コイルの内周側を覆うように設けられ、燃料が流入する燃料流入部と一体に形成される燃料噴射弁。
2. 請求項１に記載の燃料噴射弁であって、
   前記燃料流入部より下方に位置する前記第一の固定鉄心の内周面には、前記弁体を閉弁方向に付勢するばねの上方を支持するバネ止め部材が固定される燃料噴射弁。
3. 請求項１または２に記載の燃料噴射弁であって、
   前記スペーサは、前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心に溶接または緊迫結合によって固定されている燃料噴射弁。
4. 請求項１乃至３のいずれか一項に記載の燃料噴射弁であって、
   前記可動子は、前記第一の固定鉄心および前記第二の固定鉄心に吸引されるように構成された第一の可動子と、前記第一の固定鉄心に吸引されるように構成された第二の可動子と、有する燃料噴射弁。