JP2019085859A - 鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法 - Google Patents

鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法 Download PDF

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【課題】 圧入突合せ型フランジ継手の圧入部の主柱材内面とハブ部先端のテーパー部との間に形成される隙間部からの発錆を防止するとともに、隙間部に充填した材料が経年劣化しても補修可能な圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法を提供すること。【解決手段】 鋼管鉄塔の主柱材端部に取り付けられた圧入突合せ型フランジ継手において、圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部内に接着剤を塗布する工程と、前記接着剤の塗布面にシート状の保護材を貼り付ける工程と、隙間部の残りの凹部に接着剤を充填して隙間部を埋める工程とを備える。【選択図】図13

Description

本発明は、鋼管鉄塔の主柱材の端部に取り付けられる圧入突合せ型フランジ継手において、圧入部に形成される隙間部の防錆方法に関するものである。
一般に鋼管鉄塔は、縦方向に沿って配置される複数の主柱と、横方向に配置され、主柱同士を連結する複数の水平材と、主柱や水平材と傾斜するように配置され、主柱同士を連結する複数の斜材とを備えている。前記主柱は、両端にフランジ継手を有する円筒状の鋼管で形成された主柱材を複数連設し、各主柱材のフランジ継手同士をボルトナットで接合して構成されている。前記水平材および斜材は、鋼管端部の開口部にその直径方向に割込み挿入された連結材が、溶接等の手段により固定されている構造が一般的である。前記連結材は、鋼管鉄塔の主柱材および水平材に設けられたガセットプレートとボルトナットで接合される。
前記フランジ継手には、リブ付きフランジ継手とリブなしフランジ継手とがあり、リブなしフランジ継手には、突合せ型フランジ継手と圧入突合せ型フランジ継手がある(例えば、非特許文献1参照。)。リブ付きフランジ継手は、リング状のフランジ部と主柱材外面との間に複数のリブプレートを溶接固定したものである。リブなしフランジ継手は、フランジ部とハブ部を鍛造により一体成形したものである。
前記突合せ型フランジ継手は、フランジ継手のハブ部の先端と主柱材の端部とを突き合わせ、ハブ部と主柱材の突合せ部を外面側と内面側から溶接して接合したものである。前記圧入突合せ型フランジ継手は、主柱材の端部をフランジ継手のハブ部先端のテーパー部に圧入し、この圧入部を外面側から溶接して接合したものである。(例えば、特許文献1参照。)。突合せ型フランジ継手は、ハブ部と主柱材の突合せ部を外面側と内面側から溶接する必要があるため、主柱材の鋼管径が小さい場合は、主柱材内部に溶接するための作業スペースが確保できないことから、圧入突合せ型フランジ継手が使用されている。
圧入突合せ型フランジ継手は、主柱材の端部をフランジ継手のハブ部先端のテーパー部に圧入し、この圧入部の外面側のみ溶接をすることから、図9および図10に示すように、主柱材内面とハブ部先端のテーパー部との間に隙間部が形成される。フランジ継手に隙間部があると、主柱材に溶融亜鉛めっき処理を施す際に、フランジ継手の隙間部内に溶融亜鉛が進入せず、不めっきが生じる場合があり、発錆の原因となるという問題があった。また、主柱材の内部に流入する雨水や主柱材内面に発生する結露などの水分が隙間部に溜まり、錆が生じやすくなるという問題もあった。そのため、圧入突合せ型フランジ継手では、圧入部の主柱材内面とハブ部先端のテーパー部との間に形成される隙間部に油性のコーキング材を充填して隙間部を埋めることで、隙間部からの発錆を防止している。
実開昭50−003130号公報
鋼管鉄塔細部構造専門委員会,「送電用鋼管鉄塔の細部構造」,電気協同研究,社団法人電気協同研究会,昭和58年9月20日,第39巻,第3号,p.39−41
しかしながら、圧入突合せ型フランジ継手の圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部に充填した油性のコーキング材は、経年劣化により、ひび割れや剥離が生じる場合がある。コーキング材にひび割れや剥離が生じると、そこから水分が浸入して、隙間部内に錆が発生するという問題があった。
この劣化したコーキング材の補修方法として、補修塗装またはコーキング材の取替えが考えられるが、補修塗装の場合、劣化したコーキング材は塗料の付着性が良くないことから、コーキング材を塗装で補修することは困難であった。また、コーキング材の取替えの場合、鉄塔建設後に、主柱の内部に位置している劣化したコーキング材を除去することは困難であった。したがって、コーキング材が劣化すると有効な補修方法が無い状況であった。
そこで、本発明の課題は、圧入突合せ型フランジ継手の圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部からの発錆を防止するとともに、隙間部に充填した材料が経年劣化しても補修可能な圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法は、鋼管鉄塔の主柱材端部に取り付けられた圧入突合せ型フランジ継手において、圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部内に接着剤を塗布する工程と、前記接着剤の塗布面にシート状の保護材を貼り付ける工程と、隙間部の残りの凹部に接着剤を充填して隙間部を埋める工程と、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、圧入突合せ型フランジ継手の圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部において、隙間部内の主柱材内面とハブ部外面とに接着剤を塗布し、接着剤の塗布面にシート状の保護材を貼り付けることで、保護材に接着剤が浸透し、接着剤が硬化することにより、隙間部内の主柱材内面とハブ部外面とを被覆して保護を行う。すなわち、接着剤が浸透した保護材は、硬化してライニング材として機能する。したがって、主柱材の内部に流入する雨水や主柱材内面に発生する結露などの水分に対して保護する効果を有し、隙間部からの発錆を防止することができる。
また、上記構成によれば、保護材貼り付け後の隙間部の残りの凹部に接着剤を充填して、隙間部を埋めることにより、主柱材の内部に流入する雨水や主柱材内面に発生する結露などの水分が隙間部に溜まることを防止することができる。
さらに、上記構成によれば、前記接着剤は、従来使用されてきた油性のコーキング材と同様に経年により劣化するが、同種の接着剤または塗料で上塗りすることが可能であるため、接着剤が劣化しても補修が可能である。
本発明の鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法によれば、保護材と接着剤により、隙間部内の主柱材内面とハブ部外面とを被覆することで、隙間部からの発錆を防止することができる。また、保護材貼り付け後の隙間部の残りの凹部に接着剤を充填して隙間部を埋めることで、主柱材の内部に流入する雨水や主柱材内面に発生する結露などの水分が隙間部に溜まることを防止することができる。さらに、接着剤が経年劣化しても、同種の接着剤または塗料で上塗りして補修することができる。
鋼管鉄塔の一例を示す正面図である。 鋼管鉄塔の下部付近を示す拡大正面図である。 突合せ型フランジ継手の側面図である。 突合せ型フランジ継手の上面図である。 図4のA−A線から見た主柱材に取り付けた後の突合せ型フランジ継手の側面図である。 圧入突合せ型フランジ継手の側面図である。 圧入突合せ型フランジ継手の上面図である。 図7のB−B線から見た主柱材に取り付ける前の圧入突合せ型フランジ継手の側面図である。 図7のB−B線から見た主柱材に取り付けた後の圧入突合せ型フランジ継手の側面図である。 図9の圧入突合せ型フランジ継手の圧入部の拡大図である。 図10の圧入部の隙間部への接着剤の塗布状況を示す圧入部の拡大図である。 図11の圧入部の隙間部への保護材の貼り付け状況を示す圧入部の拡大図である。 図12の保護材貼り付け後の隙間部の残りの凹部への接着剤の充填状況を示す圧入部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
鋼管鉄塔の構成の一例として、図1に鋼管鉄塔の正面図、図2に鋼管鉄塔の下部付近の拡大正面図を示す。ここで、本発明の鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法を説明するのに先立って、鋼管鉄塔100について説明する。鋼管鉄塔100は、地上から縦方向に沿って立設される鉄塔本体110と、鉄塔本体110から横方向に向けて突出する腕金120とを備えている。
鉄塔本体110は、縦方向に沿って配置され、鉄塔本体110の上端まで延びる主柱111,・・・を複数備える。そして、鉄塔本体110は、横方向に配置され、主柱111,111同士を連結する複数の水平材113,・・・と、主柱111や水平材113と傾斜するように配置され、主柱111,111同士を連結する複数の斜材114,・・・とを備えている。
各主柱111は、両端にフランジ継手117,117を有する円筒状の鋼管で形成された主柱材112を複数連設し、鉛直方向に対して若干傾斜する方向(略鉛直方向)に沿って配置される各主柱材112が、フランジ継手117,117同士をボルトナットで接合されて構成されている。
腕金120は、鉄塔本体110から横方向に沿って突出する一対の腕金主材121,121を備える。また、腕金120は、鉄塔本体110から突出し、腕金主材121と傾斜するように配置され、鉄塔本体110と腕金主材121の先端とを連結する一対の腕金吊材122,122または一対の腕金支材123,123を備えている。
前記水平材113および斜材114は、鋼管端部の開口部にその直径方向に割込み挿入された連結材115が、溶接等の手段により固定されている。前記連結材115にはボルト穴が設けられており、主柱材112および水平材113に設けられたガセットプレート116とボルトナットで接合される。なお、水平材113および斜材114の鋼管端部の構造としては、U字プレート継手、I字プレート継手、T字プレート継手、十字プレート継手、溝形プレート継手が一般に用いられている。図2では、U字プレート継手を鋼管端部の構造の一例として示している。このU字プレート継手の場合は、連結材115のU字状プレートの内側にガセットプレート116を挿入して、ボルトナットにより連結材115とガセットプレート116とを接合している。
前記主柱材112両端のフランジ継手117には、リブなしフランジ継手が使用される場合がある。リブなしフランジ継手は、ボルト穴13が設けられた環状のフランジ部1と筒状のハブ部2とを鍛造により一体成形したものであり、突合せ型フランジ継手131と圧入突合せ型フランジ継手132がある。
図3に突合せ型フランジ継手131の側面図、図4に突合せ型フランジ継手131の上面図、図5に図4のA−A線から見た主柱材112に取り付けた後の突合せ型フランジ継手131の側面図を示す。前記突合せ型フランジ継手131は、図3から図5に示すように、筒状のハブ部2の外面および内面が、ハブ部2の先端からフランジ部1にかけて傾斜を付けて形成されている。この突合せ型フランジ継手131は、ハブ部2の先端と主柱材112の端部とを突き合わせ、ハブ部2と主柱材112の突合せ部を外面側と内面側から溶接6して、主柱材112と接合される。
図6に圧入突合せ型フランジ継手132の側面図、図7に圧入突合せ型フランジ継手132の上面図、図8に図7のB−B線から見た主柱材112に取り付ける前の圧入突合せ型フランジ継手132の側面図、図9に図7のB−B線から見た主柱材112に取り付けた後の圧入突合せ型フランジ継手132の側面図、図10に図9の圧入突合せ型フランジ継手132の圧入部12の拡大図を示す。前記圧入突合せ型フランジ継手132は、図6から図9に示すように、筒状のハブ部2の外面が、ハブ部2の先端に傾斜を付けて設けられた第1テーパー部3と、第1テーパー部3の下端に設けられた段部5と、段部5からフランジ部1にかけて傾斜を付けて設けられた第2テーパー部4とで形成されている。この圧入突合せ型フランジ継手132は、図9および図10に示すように、主柱材112の端部が段部5に当接するまで、ハブ部2の第1テーパー部3に主柱材112を圧入し、圧入部12の主柱材112端部とハブ部2とを外面側から溶接6して、主柱材112と接合される。
前記突合せ型フランジ継手131は、ハブ部2と主柱材112の突合せ部を外面側と内面側から溶接6する必要があるため、主柱材112の鋼管径が小さい場合は、主柱材112内部に溶接するための作業スペースが確保できないことから、圧入突合せ型フランジ継手132が使用されている。
前記圧入突合せ型フランジ継手132は、圧入部12の主柱材112端部とハブ部2とを外面側から溶接6していることから、図9および図10に示すように、圧入部12の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3との間に隙間部7が形成される。
本発明は、鋼管鉄塔100の主柱材112の端部に取り付けられた圧入突合せ型フランジ継手132において、圧入部12の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3との間に形成される隙間部7の防錆方法に関するもので、隙間部7の主柱材112内面とハブ部2外面とにシート状の保護材8を貼り付けて被覆し、隙間部7の残りの凹部11に接着剤10を充填して隙間部7を埋めることで、隙間部7からの発錆を防止するものである。
本発明の第1の工程では、隙間部7の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3外面とに接着剤9を塗布する。図11は、図10の圧入部12の隙間部7への接着剤9の塗布状況を示す圧入部12の拡大図である。前記接着剤9には、例えばエポキシ樹脂系の接着剤に、シランカップリング剤と脱泡剤を添加したものを用いることができる。まず、エポキシ樹脂の主剤および硬化剤と、シランカップリング剤と、脱泡剤を混合して接着剤9を作成する。次いで、図11に示すように、隙間部7の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3外面とに接着剤9を塗布する。
なお、接着剤9は、隙間部7の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3外面とに後述する保護材8が接着できるものであれば、エポキシ樹脂系に限られず、種々の接着剤を使用してもかまわないが、鋼管鉄塔100の構成材には通常溶融亜鉛めっき処理が施されていることから、亜鉛めっき面への付着性能が高いエポキシ樹脂系の接着剤を使用することが好ましい。
第2の工程では、隙間部7の接着剤9の塗布面にシート状の保護材8を貼り付けるとともに、塗布した接着剤9を保護材8に浸透させる。図12は、図11の圧入部12の隙間部7への保護材8の貼り付け状況を示す圧入部12の拡大図である。前記保護材8は、ガラス繊維の織物であるガラスクロスで形成されている。また、保護材8は、隙間部7に挿入可能で、隙間部7内の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3外面を覆うことができる形状に形成されている。
図12に示すように、第1の工程で隙間部7に接着剤9を塗布した後、速やかにシート状の保護材8を隙間部7に挿入し、接着剤9の塗布面に保護材8を配置する。次いで、ヘラ等で保護材8を主柱材112内面側およびハブ部2外面側に押圧して、接着剤9と保護材8の間の気泡を除去するとともに、保護材8に接着剤9を浸透させながら保護材8を貼り付ける。
接着剤9の塗布面にシート状の保護材8を貼り付け、接着剤9が硬化することにより、保護材8を隙間部7の主柱材112内面およびハブ部2の第1テーパー部3外面に強固に固定することができ、隙間部7の主柱材112内面とハブ部2の第1テーパー部3外面とを被覆して保護することができる。すなわち、接着剤9が浸透した保護材8は、硬化してライニング材として機能する。したがって、主柱材112の内部に流入する雨水や主柱材112内面に発生する結露などの水分に対して保護する効果を有し、隙間部7からの発錆を防止することができる。
なお、保護材8は、接着剤9が浸透して硬化した後に、水分に対して保護する効果を有するものであれば、材料や形態は特に限定されない。例えば、保護材8の材料としては、ガラス繊維以外の炭素繊維や合成繊維でもよく、また、保護材8の形態としては、織物以外の不織布やシートでもよい。
第3の工程では、隙間部7の残りの凹部11に接着剤10を充填して隙間部7を埋める。図13は、図12の隙間部7に保護材8を貼り付けた後の隙間部7の残りの凹部11への接着剤10の充填状況を示す圧入部12の拡大図である。図13に示すように、まず、第2の工程で隙間部7に保護材8を貼り付けた後、隙間部7の残りの凹部11に、保護材8の貼り付け時に使用した接着剤10を充填する。次いで、接着剤10を充填させた隙間部7の上端をヘラ等で平滑に処理して、隙間部7を埋める。これにより、隙間部7に主柱材112の内部に流入する雨水や主柱材112内面に発生する結露などの水分が溜まることを防止することができる。
また、第3の工程で充填させた接着剤10が経年により劣化した場合、主柱材112の内部に流入した雨水や主柱材112内面に発生する結露などの水分が接着剤10の劣化部から隙間部7に浸入する可能性があるが、隙間部7に貼り付けた保護材8は、浸透させた接着剤9が硬化することにより、隙間部7の主柱材112内面およびハブ部2の第1テーパー部3外面を被覆し、ライニング材として機能していることから、水分に対して保護する効果を有し、隙間部7からの発錆を防止することができる。
さらに、第3の工程で充填させた接着剤10は、従来使用されてきた油性のコーキング材と同様に経年により劣化するが、同種の接着剤10または塗料で上塗りすることが可能であることから、接着剤10が劣化しても補修が可能である。
なお、第3の工程で充填させた接着剤10が経年により劣化した際の補修方法としては、従来から用いられている鋼管鉄塔100の主柱111内面用の塗装装置を使用することができる。この補修方法は、主材111の内部に挿入可能な形状に形成され、塗料等を噴霧する機能を有する塗装装置を主柱111の頂部から挿入し、塗装装置をワイヤなどによって吊り下げた状態で補修箇所の位置まで降下させ、第3の工程で使用した接着剤10と同種の接着剤10または塗料を補修箇所に吹き付けることで、接着剤10の経年劣化部の補修を行うことができる。
1 フランジ部
2 ハブ部
3 第1テーパー部
4 第2テーパー部
5 段部
6 溶接箇所
7 隙間部
8 保護材
9 隙間部の主柱材内面とハブ部先端の第1テーパー部外面とに塗布する接着剤
10 隙間部に保護材を貼り付けた後の隙間部の残りの凹部に充填する接着剤
11 凹部
12 圧入部
13 ボルト穴
100 鋼管鉄塔
110 鉄塔本体
111 主柱
112 主柱材
113 水平材
114 斜材
115 連結材
116 ガセットプレート
117 フランジ継手
120 腕金
121 腕金主材
122 腕金吊材
123 腕金支材
131 突合せ型フランジ継手
132 圧入突合せ型フランジ継手

Claims (1)

  1. 鋼管鉄塔の主柱材端部に取り付けられた圧入突合せ型フランジ継手において、
    圧入部の主柱材内面とハブ部外面との間に形成される隙間部内に接着剤を塗布する工程と、
    前記接着剤の塗布面にシート状の保護材を貼り付ける工程と、
    隙間部の残りの凹部に接着剤を充填して隙間部を埋める工程と、
    を備えることを特徴とする鋼管鉄塔の圧入突合せ型フランジ継手の防錆方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110671279B (zh) * 2019-10-28 2023-08-04 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 一种反向平衡法兰连接节点及其制作方法和应用

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