JP2019085338A - ボルテゾミブを含有する凍結乾燥医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】再調製時間の遅延が抑制され、良好な再調製を示すボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物およびその製造方法。【解決手段】凍結乾燥医薬組成物中の水分含量が1.0%以下、好ましくは0.5%以下であるボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物。ボリテゾミブ又はその誘導体の含量が1製剤あたり、1〜5mg、好ましくは2又3mgである、凍結乾燥医薬組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、再調製時間の遅延が抑制され、良好な再調製を示すボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物およびその製造方法を提供する。
一般に、凍結乾燥は、医薬品分野のみならず、多種の分野において広く利用される技術である。当該技術は、溶液を凍結後に真空化状態で溶媒を昇華させることにより、乾燥固体または粉末を形成する方法である。そのため、凍結乾燥の技術は医薬品分野において、溶液状態で不安定な薬物などを長期に保管しなければならない場合に多く利用されている。そして、凍結乾燥医薬組成物は注射剤の分野で多く利用されているが、凍結乾燥した注射剤を患者に投与する場合、投与する前に凍結乾燥医薬組成物を生理食塩液などの輸液等で再調製して溶液化する。この際、作業性の観点などから、再調製は短時間且つ容易であることが要求される。
ボルテゾミブは、プロテアソームを選択的かつ可逆的に阻害して抗腫瘍作用を発揮する分子標的薬であり、多発性骨髄腫の治療薬として知られている。現在、ボルテゾミブを含む凍結乾燥製剤は、ベルケイド(登録商標)注射用3mgの商品名で市販されている。そして、ボルテゾミブを含有した凍結乾燥医薬組成物については、酒石酸を含有させることで安定性及び溶出性を改善した医薬組成物(特許文献1参照)、グルコン酸ナトリウムを含有させることで良好な物理特性を有する医薬組成物(特許文献2参照)などが開示されている。
特開2017−057202号公報 特表2016−534111号公報
しかしながら、これら知見は、あくまでもボルテゾミブを含有した凍結乾燥医薬組成物に関する安定性等について開示されているにとどまり、ボルテゾミブを含有した凍結乾燥医薬組成物の再調製時間の遅延に関しては言及していない。
今般、本発明者らは、ボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物において、一定期間貯蔵することにより、再調製に要する時間が貯蔵前と比べて遅延してしまうことを確認した。本発明の課題は、当該貯蔵後における再調製時間の遅延を抑制したボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、驚くべきことに、ボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物において、当該組成物中の水分含量を1.0%以下とすることにより本発明の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、貯蔵後における再調製時間の遅延が抑制されることにより良好な再調製が可能であるボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物を提供することができる。
ボルテゾミブとは、[(1R)‐3‐メチル‐1‐[[(2S)‐1‐オキソ‐3‐フェニル‐2‐[(2‐ピラジニルカルボニル)アミノ]プロピル]アミノ]ブチル]ボロン酸である。そして、ボルテゾミブはプロテアソームを選択的かつ可逆的に阻害して抗腫瘍作用を発揮する分子標的薬であり、多発性骨髄腫の治療薬である。本発明において、ボルテゾミブ又はその誘導体は医薬的に許容される程度の純度を有するものであれば、特に制限なく使用することができる。また凍結乾燥医薬組成物中のボルテゾミブ又はその誘導体の量は、特に限定されるものではないが、例えば、1製剤あたり1〜5mgの量で使用することができ、更に好ましくは1〜3mgであり、更に好ましくは2mg又は3mgである。
本発明の凍結乾燥医薬組成物には、有効成分であるボルテゾミブ又はその誘導体以外に、本発明の効果を損なわない限りにおいて、賦形剤、pH調整剤、緩衝剤、等張化剤などを適宜使用することができる。
本発明において、賦形剤としては、特に限定されるものではないが、例えばジヒドロキシ化合物などを使用することができる。ジヒドロキシ化合物としては、特に限定されるものではないが、単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコールおよびアミノ糖から選択される少なくとも1種以上の糖類であることが好ましい。糖類としては、好ましくはグルコース、スクロース、フルクトース、トレハロース、キシリトール、マンニトール及びソルビトールなどであり、更に好ましくはマンニトールである。また、マンニトールをはじめとするポリオールを使用するとボルテゾミブとのエステル体を形成することもある。
本発明において、賦形剤の使用量は、特に限定されるものではないが、例えば、ボルテゾミブ又はその誘導体の重量を100重量%とした場合に対して、75重量%以上であることが好ましく、更に好ましくは83重量%以上であり、更に好ましくは88重量%以上である。
本発明において、pH調整剤としては、特に限定されるものではないが、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、リン酸水素ナトリウム、塩酸、クエン酸、酢酸などを使用することができる。本発明の凍結乾燥医薬組成物では、特に限定されないが、再調製後のpHが2.0〜7.0であることが好ましく、更に好ましくはpHが4.0〜7.0である。
本発明において、緩衝剤としては、特に限定されるものではないが、例えばリン酸塩、炭酸塩などを使用することができる。
本発明において、等張化剤としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化ナトリウム、グリセロールなどを使用することができる。
本発明の凍結乾燥医薬組成物では、当該組成物中の水分含量が好ましくは1.0%以下である。更に好ましくは0.9%以下であり、更には0.8%以下であり、更には0.7%以下であり、更には0.6%以下であり、更には0.5%以下であり、更には0.45%以下であり、更には0.4%以下であり、更には0.35%以下である。組成物中の水分含量の測定方法は、特に限定されないが、例えば、カールフィッシャー水分計(例えば、微量水分測定装置 AQ-2200(平沼産業株式会社製))を用いて測定することができる。
本発明において「再調製」とは、凍結乾燥医薬組成物を生理食塩液などの溶解液で溶液化することを意味する。本発明において「再調製時間」とは、凍結乾燥医薬組成物に対して溶解液を加えたときから、該組成物が完全に溶解して無色澄明の液になるまでの再調製に要した時間を意味する。本発明の凍結乾燥医薬組成物は、医薬的に許容される期間貯蔵後も再調製時間の遅延が抑制されている。例えば、温度40℃、相対湿度75%、1ヶ月間貯蔵した後、又は温度60℃、7日間貯蔵した後であっても、試験開始時と比べて、再調製時間の大幅な遅延は見られない。
本発明において、貯蔵後の再調製時間は、特に限定されるものではない。例えば、温度40℃、相対湿度75%、1ヶ月間貯蔵した後の場合、好ましくは50秒以内であり、更に好ましくは40秒以内であり、更に好ましくは30秒以内であり、更に好ましくは20秒以内である。また温度60℃、7日間貯蔵した後の場合、特に限定されるものではないが、好ましくは70秒以内であり、更に好ましくは60秒以内であり、更に好ましくは50秒以内である。
本発明では、再調製時間の遅延の程度を「遅延率」によって表すこともできる。本発明において、「遅延率」とは安定性試験における試験開始時の凍結乾燥医薬組成物の再調製時間を100%とした場合に対するある一定期間貯蔵した後の再調製時間との比率を意味する。なお、当該試験開始時の凍結乾燥医薬組成物は、医薬品として適切に保管された製造から6ヶ月以内の製品が好ましく、更には3ヶ月以内の製品が好ましく、更には1ヶ月以内の製品が好ましい。凍結乾燥医薬組成物である。本発明における「遅延率」については特に限定されるものではない。例えば、温度40℃、相対湿度75%、1ヶ月間貯蔵した後の場合、好ましい遅延率は300%以下であり、更に好ましくは250%以下であり、更に好ましくは200%以下であり、更に好ましくは150%以下であり、更に好ましくは100%以下である。また温度60℃、7日間貯蔵した後の場合、特に限定されるものではないが、好ましい遅延率は500%以下であり、更に好ましくは400%以下であり、更に好ましくは300%以下であり、更に好ましくは250%以下である。
本発明の凍結乾燥医薬組成物の投与経路は、特に限定されないが、例えば、静脈内投与又は皮下投与などによって投与することができる。
本発明の凍結乾燥医薬組成物の製造方法は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されないが、例えば、ボルテゾミブをマンニトールなどの賦形剤と共に注射用水などの溶媒に溶解し、得られた水溶液を凍結乾燥することにより得ることができる。なお、凍結乾燥の条件は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されず、医薬分野における通常の知識を有するものによって適宜設定することが可能である。また、本発明の凍結乾燥医薬組成物を調製する際に用いる溶媒としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて特に限定されるものでないが、水(例えば、注射用水など)や有機溶媒(例えばエタノール又はtert−ブタノールなどのアルコール類など)を単独又は組み合わせて適宜使用することができる。
本発明に用いることができる容器としては、特に限定されないが、アンプル、バイアル、プレフィルドシリンジ等を選択することができる。最善な容器はバイアルである。本発明に用いることができる容器の材質としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されるものでないが、例えば、ガラス、シクロオレフィンポリマー(COP)などからなる容器を使用することができる。また、本発明に用いることができる蓋材としては、特に限定されないが、例えば、ゴム栓などである。当該蓋材の材質としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されるものでないが、例えば、ブチル、塩化ブチルなどからなる蓋材を使用することができる。
本発明の凍結乾燥医薬組成物中の水分含量を制御する方法は、本発明の効果を損なわない限りにおいて特に限定されるものでない。一例としては、凍結乾燥時の乾燥条件を適宜設定することにより水分含量を制御することも可能であるし、他には、予め乾燥処理された容器等を用いて本発明の凍結乾燥医薬組成物を保管することなどによっても水分含量を低く制御することが可能である。なお、当該容器等への乾燥処理は、容器又は蓋材のいずれに対して行ってもよく、またその両方を乾燥処理することも可能であるが、特には、蓋材に対して乾燥処理を行うことが好ましい。
本発明の凍結乾燥医薬組成物中の水分含量を制御するために、容器若しくは蓋材又はその両方を乾燥処理する場合、これら容器等における水分値は、本発明の効果を損なわない限りにおいて特に限定されるものでない。例えば、蓋材であるゴム栓を乾燥処理する場合、ゴム栓の水分値が0.25%以下になるまで乾燥処理されていることが好ましく、更に好ましくは0.20%以下であり、更に好ましくは0.17%以下であり、更に好ましくは0.13%以下であり、更に好ましくは0.10%以下である。水分値の測定方法は、特に限定されないが、例えば、カールフィッシャー水分計(例えば、微量水分測定装置 AQ-2200(平沼産業株式会社製))を用いて測定することができる。
本発明において、容器若しくは蓋材又はその両方を乾燥処理する方法としては、本発明の効果を損なわない限り、その手段は特には制限されないが、例えば、高圧蒸気滅菌機などを用いて乾燥処理することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
下記表1の処方に従い、実施例1〜6及び比較例1のボルテゾミブ凍結乾燥医薬組成物を得た。
Figure 2019085338
実施例1〜6及び比較例1は、いずれも以下の製造方法により組成物を調製した。
注射用水を予め入れたステンレス容器内にD−マンニトールを加え、これを撹拌、溶解してD−マンニトール溶解液を調製した。次に、注射用水を予め入れたステンレス容器中にボルテゾミブを加え、これを撹拌してボルテゾミブ懸濁液を調製した。先に調整したD−マンニトール溶解液中にボルテゾミブ懸濁液を加えて、更に注射用水を加えて、これを撹拌した。得られた溶解液を無菌濾過した後、バイアルに充填し、高圧蒸気滅菌器(YRD-E18SLJPCWZ(サクラ精機株式会社製))を用いて滅菌及び乾燥処理を施したゴム栓を半打栓して、凍結乾燥を行った。なお、上記高圧蒸気滅菌器を用いた乾燥処理は、実施例1〜6では真空乾燥タイマー90分、パルス乾燥カウンター30回、比較例1では真空乾燥タイマー90分、パルス乾燥カウンター3回の条件に設定して行った。その後、ゴム栓を全打栓し、キャップの巻締めを行ってボルテゾミブ凍結乾燥組成物を得た。
実施例1〜6及び比較例1の乾燥処理後のゴム栓水分値及び凍結乾燥医薬組成物中の水分値を表2に示す。
Figure 2019085338
<試験例1>
実施例1〜6及び比較例1について、貯蔵後の再調製時間の遅延を確認するための試験を実施した。試験例1では、試験開始時と温度40℃、相対湿度75%の条件下で1ヶ月の期間貯蔵した時の再調製時間をそれぞれ測定した。再調製は、上記で調製した各実施例の凍結乾燥医薬組成物に対して、ボルテゾミブの濃度が1mg/mlになるように、実施例1、実施例2、実施例3及び比較例1では生理食塩液3mLを、実施例4、実施例5及び実施例6では生理食塩液2mLを加え、これを軽く2、3回振盪させた。再調製時間は、生理食塩液を加えてから、凍結乾燥医薬組成物が完全に溶解するまでの時間を測定した。
試験例1の結果について、表3に示す。
Figure 2019085338
表3の結果より、比較例1では、試験開始時に比べて、貯蔵後の再調製時間が大幅に遅延した。一方、実施例1〜6では、比較例1で見られた再調製時間の遅延が顕著に抑制されていた。
<試験例2>
実施例1及び比較例1について、貯蔵条件を温度60℃、7日間に変更したこと以外は試験例1と同様の方法で安定性試験を実施した。そして、試験前後の凍結乾燥医薬組成物の再調製時間については、試験例1と同様に測定した。その結果を表4に示す。
Figure 2019085338
表4の結果より、比較例1では、試験開始時に比べて、貯蔵後の再調製時間が大幅に遅延した。一方、実施例1では、比較例1で見られた再調製時間の遅延が顕著に抑制された。
本発明は貯蔵後における再調製時間の遅延が抑制されており、良好な再調製が可能であるボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物を提供するものであり、医薬品等の分野において産業上の利用可能性を有する。

Claims (16)

  1. ボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物であって、当該組成物中の水分含量が1.0%以下である凍結乾燥医薬組成物。
  2. 水分含量が0.5%以下である請求項1に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  3. ボルテゾミブ又はその誘導体の含量が1製剤あたり1〜5mgである請求項1〜2のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  4. ボルテゾミブ又はその誘導体の含量が1製剤あたり2mg又は3mgである請求項3に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  5. 更に、単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコールおよびアミノ糖から選択される少なくとも1種以上の糖類を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  6. 糖類が、マンニトールである請求項5に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  7. ボルテゾミブ又はその誘導体の重量を100重量%に対して糖類を75重量%以上の量で含む請求項5〜6のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  8. 医薬的に許容される期間貯蔵後において再調製時間の遅延が抑制されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  9. 温度40℃、相対湿度75%下で1ヶ月貯蔵した後の再調製時間の遅延率が300%以下である請求項1〜8のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  10. 温度40℃、相対湿度75%下で1ヶ月貯蔵した後の再調製時間が50秒以内である請求項1〜9のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  11. 温度60℃、7日間貯蔵した後の再調製時間の遅延率が500%以下である請求項1〜10のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  12. 温度60℃、7日間貯蔵した後の再調製時間が70秒以内である請求項1〜11のいずれか1項に記載の凍結乾燥医薬組成物。
  13. 再調製時間の遅延を抑制するため、ボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物の水分含量を1.0%以下とする当該凍結乾燥医薬組成物を製造する方法。
  14. ボルテゾミブ又はその誘導体を含有する凍結乾燥医薬組成物が乾燥処理された容器若しくは蓋材又はその両方に保管されている請求項13に記載の方法。
  15. 蓋材がゴム栓である請求項14に記載の方法。
  16. ゴム栓が0.25%以下の水分値まで乾燥処理されている請求項15に記載の方法。


























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