JP2019085207A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シート確認画面を表示する機能を備えた画像形成装置の生産性を向上させる。【解決手段】画像形成装置は、ジョブによって指定されたシート属性と記憶部に記憶されたシート属性とが一致しない場合であってもシートを給送可能なモードを選択可能である(802のYes)。このモードでジョブを実行する場合、1枚目のシートを給送させる前に、シート保持部に保持されているシートの確認を促す画像が表示される(807)。第1ジョブの後に第2モードで第2ジョブを実行する場合において、第2のジョブの情報が第1のジョブの情報に対して所定の条件を満たすとき(805のNo)、シートの確認を促す画像の表示は省略され、シートの給送が開始される。【選択図】図8

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置、画像形成装置を制御するための制御方法、及びコンピュータに画像形成装置を制御させるためのプログラムに関する。
画像形成装置にシートに対する画像形成を指示するジョブが投入された場合、通常、ジョブによって指定されているシート属性と、画像形成装置のカセット等に保持されているシートのシート属性とが一致する場合にのみ画像形成動作が実行される。しかし、例えばシート属性が不一致であると判定される度にシート属性の再設定を要求することは、ユーザの操作負担の増加につながる。そこで、特許文献1では、カセット等に保持されているシートのシート属性とジョブが指定するシート属性とが不一致であったとしても、ジョブが指定する情報を優先的に用いて画像形成を実行可能とするモードを備えた画像形成装置が提案されている。
特開2016−21604号公報
ところで、ジョブが指定するシート属性の情報を優先的に用いて画像形成を実行するモードであっても、ユーザが意図しないシートの給送は避けることが好ましい。そこで、ジョブの実行を開始する際に、セットされているシートを給送してよいかユーザに確認を促す画面を画像形成装置のディスプレイ等に表示させることが考えられる。しかしながら、このような構成において、画像形成装置が複数のジョブを処理する場合に、ジョブが切換わる度にシートの確認を促す画面が表示されてしまい、画像形成装置の生産性が低下するケースがあった。
そこで、本発明は、生産性を向上可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、情報を表示可能な表示手段と、前記シート保持部に保持されるシートのシート属性の情報を記憶する記憶部と、シートに対する画像形成を指示するジョブが入力された場合に、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されたシート属性とが一致することを条件に前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させる第1モードと、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されたシート属性とが一致しない場合であっても前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させることが可能な第2モードと、を含む複数のモードを実行可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2モードでジョブを実行する場合に、ジョブが指定する枚数のうち1枚目のシートを前記シート保持部から給送させる前に、前記シート保持部に保持されているシートの確認を促す画面を前記表示手段に表示させる表示処理を実行可能であり、第1のジョブに後続する第2のジョブを前記第2モードで実行する場合において、前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して所定の条件を満たすとき、前記第2のジョブについて前記表示処理を実行せずに、前記シート保持部からシートを前記画像形成手段に給送させる、ことを特徴とする。
本発明の他の態様に係る画像形成装置の制御方法は、制御手段が、シートに対する画像形成を指示するジョブが入力された場合に、ジョブによって指定されたシート属性と、記憶部に記憶されている、画像形成装置のシート保持部に保持されているシートのシート属性とが一致することを条件に、前記シート保持部から画像形成手段にシートを給送させる第1モードと、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されているシート属性とが一致しない場合であっても前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させることが可能な第2モードと、を含む複数のモードのいずれかを実行する画像形成工程と、前記制御手段が、前記第2モードで前記画像形成工程を実行する場合に、ジョブが指定する枚数のうち1枚目のシートを前記シート保持部から給送させる前に、前記シート保持部に保持されているシートの確認を促す画面を表示手段に表示させる表示工程と、前記制御手段が、第1のジョブに後続する第2のジョブについて前記第2モードで前記画像形成工程を実行する場合において、前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して所定の条件を満たすか判定する判定工程と、を含み、前記判定工程において前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して前記所定の条件を満たすと判定した場合、前記第2のジョブについて前記表示工程を実行せずに、前記シート保持部からシートを前記画像形成手段に給送させて前記画像形成工程を実行する、ことを特徴とする。
本発明に係る構成により、画像形成装置の生産性を向上させることができる。
本開示に係る画像形成装置の正面図(a)及びプリンタエンジンの模式図(b)。 画像形成システムの機能ブロック図。 画像形成システムの動作の流れを表すフローチャート。 印刷ジョブを生成するプリンタドライバ処理の内容を表すフローチャート。 画像形成装置が実行するプリンタ処理の内容を表すフローチャート。 プリンタ処理におけるページ生成処理の内容を表すフローチャート。 プリンタ処理における印刷処理の内容を表すフローチャート。 印刷処理における給送判定処理の内容を表すフローチャート。 シート確認機能の設定処理の内容を表すフローチャート。 給送判定処理における表示条件変更処理の内容を表すフローチャート。 印刷処理における表示条件リセット処理の内容を表すフローチャート。 シート確認画面の表示機能についての設定画面の表示例を表す画像図。 シート確認画面の表示条件についての設定画面の表示例を表す画像図。 シート確認画面の表示例を表す画像図。 ドライバソフトウェアによって表示される印刷条件の設定画面の表示例を表す画像図。 シート確認画面の表示条件の変更意思を確認するための画像の表示例を表す画像図。 PDL設定優先機能についての設定画面の表示例を表す画像図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る画像形成装置について説明する。画像形成装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ及びこれらの機能を兼ね備えた複合機を含み、記録媒体であるシートに画像を形成する機能(印刷機能)を有するものとする。
図1(a)に示す画像形成装置100は、シートに画像を形成する複合機である。ただし、シートとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用シート等のプラスチックフィルム、並びに布を含むものとする。また、図面等において「用紙」又は「給送」等の語を使用するが、特に断らない限り紙以外のシートを含むシート一般を指すものとして扱う。
画像形成装置100は、プリンタユニット101、スキャナユニット108、複数の給送カセット102,103,104,105、手差しトレイ106、及び排出トレイ107等のデバイスを備えている。画像読取装置としてのスキャナユニット108は、原稿を光学的に走査して、CCD方式等の光電変換素子により電子的な画像情報に変換する。プリンタユニット101は、画像形成部の一例であるプリンタエンジン110により、スキャナユニット108又は外部のホストコンピュータから入力された画像情報に基づいてシートに画像を形成する。各給送カセット102〜105はシートを収容し、手差しトレイ106は、トレイ上に載置されたシートを支持する。給送カセット102〜105及び手差しトレイ106に保持されたシートは、不図示の給送ユニットによって1枚ずつ分離しながらプリンタエンジン110に給送される。給送カセット102〜105及び手差しトレイ106は、いずれも、画像形成部に供給するためのシートを保持するシート保持部の一例である。プリンタエンジン110によって画像を形成されたシートは、排出部である排出トレイ107に排出される。
図1(b)に示すように、プリンタエンジン110は、電子写真方式の画像形成ユニットPUを有する。画像形成ユニットPUは、ドラム状の感光体である感光ドラム1と、帯電装置2と、露光装置3と、現像装置4と、クリーニング装置6とを含む。プリンタエンジン110に対して画像形成動作の開始が要求されると、帯電装置2が感光ドラム1の表面を一様に帯電させ、露光装置3がレーザー光によって感光ドラム1を走査し、ドラム表面に静電潜像を形成する。現像装置4は、感光ドラム1に帯電したトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム1に担持されたトナー像は、転写装置5によってシートへと転写される。シートに転写されたトナー像は、例えば熱定着方式の定着装置7により、シートへ定着させられる。
次に、図2を用いて、画像形成装置100を含む画像形成システムについて説明する。画像形成装置100は、通信インターフェース(I/F)212を介して有線又は無線のネットワークに接続され、パーソナルコンピュータ(PC)200等の情報処理装置と通信する。
PC200には、画像形成装置100に対して画像形成を指令するジョブ(以下、印刷ジョブ)を生成するドライバソフトウェアとして、プリンタドライバ202がインストールされているものとする。プリンタドライバ202は、例えばPC200の文書作成アプリケーションから受取ったドキュメントデータに基づいて、PDLによって記述された印刷ジョブを生成する。ただし、PDLとは、PS、PCL、LIPS(登録商標)を例とするページ記述言語(Page Description Language)の略称である。また、PC200は、CPU(中央演算装置)等の制御手段と、ROM(読出し専用メモリ)、RAM(書換え可能メモリ)、及びHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶手段を備えているものとする。プリンタドライバ202は、生成した印刷ジョブを、PC200の通信インターフェース203及びネットワークを介して、画像形成装置100へ送信する。
画像形成装置100には、それぞれ特定の機能を実現する制御回路(213,214,216)と、これらの制御回路を統括制御する制御部219と、データを一時的又は恒久的に記憶可能な記憶装置(220,217)とが搭載されている。詳しくは後述するように、PC200から送信された画像データは、上記制御回路によってラスター形式のイメージデータへと変換されて保存される。また、上記スキャナユニット108によって原稿から読取られた画像情報も、イメージデータとして保存される。これらのイメージデータは、ビデオ信号としてプリンタエンジン110へと送信され、プリンタエンジン110による画像形成動作に用いられる。
制御手段の一例である制御部219は、画像形成装置100を統括制御する中央処理装置であり、記憶部220に格納された制御プログラムを読出して実行する。以下の説明において、特に断らない限り、画像形成装置100の制御プロセスの各ステップは制御部219によって実行されるものとする。記憶手段の一例である記憶部220は、ROM、RAM、HDD等を含み、画像形成装置100の制御プログラム及び設定情報を一時的又は恒久的に記憶する他、制御部219が制御プログラムを実行する際の作業メモリとして使用される。
また、画像形成装置100は、情報を表示可能な表示手段として、ユーザインターフェース(UI)画面218を備えている。UI画面218には、ソフトキーの機能を搭載したタッチパネル等のディスプレイを含む表示部と、テンキー及び印刷開始ボタン等のハードキーを含む操作部とが含まれる。
(画像形成の流れ)
以下、本実施形態において画像形成が実行される際の流れについて説明する。図3に示すように、画像形成の実行前に、予めシート確認機能の設定処理(301)がなされるものとする。シート確認機能とは、シート保持部からシートの給送を開始する前に、当該シート保持部にセットされたシートを給送してよいかユーザに確認を促す機能を指し、詳しい内容については後述する。その後、PC200がプリンタドライバ処理(302)によって印刷ジョブを生成し、画像形成装置100に出力する。画像形成装置100に印刷ジョブが入力されると、画像形成装置はプリンタ処理(302)を実行して印刷ジョブを処理する。
(プリンタドライバ処理)
プリンタドライバ処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の各工程は、PC200に搭載されたCPU等の制御手段が、プリンタドライバ202を構成するプログラムを実行することで達成される。プリンタドライバ処理は、PC200のユーザにより、例えば文書作成アプリケーションに対して印刷の実行を指示する操作が行われた場合に開始される。なお、文書作成アプリケーション等を用いて、印刷すべき内容(文書・図等)を示すドキュメントデータが予め生成されているものとする(401)。
PC200に対するユーザの操作信号に基づいて、印刷ジョブの属性情報を設定するための設定処理が行われる(402〜404)。具体的には、図15に示すように、PC200のディスプレイに印刷条件を設定する設定画面1501が表示され、ユーザの操作を受付ける状態となる。タブ1502には印刷設定を行う画面であることが表示される。用紙サイズ設定欄1503にはシートサイズの設定値が表示され、用紙タイプ設定欄1504にはシート種類の設定値が表示され、給送段設定欄1505にはシートの供給元として指定するシート保持部が表示される。シートサイズとしては、ドキュメントデータと同じサイズを指定する「原稿サイズ」の他、「A4」等の定形サイズや、ユーザが数値入力するユーザ定義サイズ等を選択可能である。シート種類としては、「普通紙1」の他、「普通紙1」よりも坪量の大きい「普通紙2」、及び「コート紙」等の設定値を選択可能である。また、シート保持部としては、給送カセット102〜105及び手差しトレイ106のいずれかを選択可能である。また、シートサイズ、シート種類、及びシート保持部のそれぞれについて、画像形成装置に選択を委ねる「自動選択」等の選択肢が設けられる場合がある。ドライバソフトウェアは、このような印刷設定画面1501を介したユーザの操作信号に基づいて、シートサイズ、シート種類、及びシートの給送元となるシート保持部を指定する情報を設定する。
なお、シートサイズとは、シートの長辺長さ及び短辺長さと、画像形成装置100の内部におけるシートの搬送方向に対するシートの向きと、を特定可能な情報を指すものとする。シート種類とは、シートの材質(坪量、表面処理の有無、材料等)、形状(インデックス紙、ルーズリーフ等)、及び特殊用途(封筒等)等、シートのサイズ以外の任意の特徴による分類を指すものとする。また、シートサイズ及びシート種類を含むシートの特徴を総称してシートの属性とする。
続いて、プリンタドライバ202は印刷ジョブのオーナー名とドキュメント名を設定する(405,406)。オーナー名とは、印刷ジョブを作成したユーザを識別するための情報であり、本実施形態では、PC200に現在ログインしているユーザのIDをオーナー名とする。ドキュメント名とは、印刷すべき文書又は図面等のデータファイルを識別するための情報であり、例えばドキュメントデータを生成したアプリケーションから取得するものとする。
そして、プリンタドライバ202は、ドキュメントデータ及び各種の設定情報に基づいて、PDLのフォーマットに従うPDLデータを生成する(407)。PDLデータには、各ページの描画内容を表すページデータと、印刷ジョブの設定情報(シートサイズ・シートタイプ・給送段・オーナー名・ドキュメント名等)とが含まれる。ただし、ページデータとは、プリンタドライバ202により、ドキュメントデータからPDLのフォーマットに従って生成された画像情報である。生成されたPDLデータは、ネットワークを介して画像形成装置100へと送信される(408)。
(プリンタ処理)
PDLデータを表す信号が画像形成装置100に到達すると、画像形成装置100の制御部219はプリンタ処理を開始する。図5に示すように、プリンタ処理は、大まかにページ毎のイメージデータを生成するページ生成処理(501)と、イメージデータに基づいてシートに画像を形成する印刷処理(502)とを含んでいる。
まず、ページ生成処理の内容について、図2を参照しつつ図6のフローチャートに沿って説明する。PC200から送信された印刷ジョブは、データ受信部213によって受信されて一時的に保存される(601)。データ受信部213に格納された印刷ジョブには、PDLのフォーマットに従う画像情報としてページデータが含まれている。このページデータは、インタプリタ214によって解析され(602)、中間データ215へと変換される(603)。ただし、中間データとは、ビットマップ、ランレングス、台形、ボックス、及び高速境界符合化されたビットマップ等の描画オブジェクトと背景パターン、及び、それらからラスター形式のイメージを描画するための描画論理の総称を指すものとする。また、PDLデータに含まれているシートサイズ等の印刷ジョブの設定情報は、インタプリタ214による解析によって抽出され、制御部219によって記憶部220に格納される。
レンダラー216は、中間データ215をRIP処理してイメージデータ記憶部217に格納する(604)。ただし、RIPとは、Raster Image Processingの略称であり、ベクター画像等の画像データからラスター形式のイメージデータを生成する処理を指すものとする。
続いて、印刷処理の内容について、図7のフローチャートに沿って説明する。印刷処理を開始すると、制御部219は処理中のページ(現在のシート)を示すパラメータPを初期化する(701)。パラメータPは、P≧1を満たす整数値とする。制御部219は、パラメータPが総ページ数(印刷ジョブが指定するシート枚数)を示す変数Pmaxを超えているかどうか判定し(702)、P≦Pmaxである限り以下の処理(703〜708)を繰り返し実行する。変数Pmaxは、PDLデータの解析によって抽出され、記憶部220に格納されているものとする。
まず、制御部219は、記憶部220を参照して給送段設定(図4の404参照)の情報を取得し、指定された給送段(シート保持部)からシートを給送可能であるか判定する給送判定処理を行う(703)。給送判定処理の内容については、後に詳しく説明する。給送判定処理によって給送可能と判定されると、シートが1枚給送される(704)。また、制御部219は、イメージデータ記憶部217から処理中のシートのイメージデータを読み出し(705)、これをビデオデータに変換してプリンタエンジン110に転送する(706)。そして、プリンタエンジン110により、ビデオデータに基づいてシートに対する印刷処理(画像形成工程)が実行されると(707)、制御部219はパラメータPをインクリメントする(708)。
総ページ数(Pmax)のシートに対する画像形成が終了すると(702のNo)、制御部219は表示条件リセット処理を行う(709)。この表示条件リセット処理は、次に説明するシート確認画面の表示条件がジョブの実行中に変更された場合において、後続ジョブがないときに表示条件をリセットするためのものである。表示条件リセット処理の詳細については、図11のフローチャートを用いて後述する。
(PDL設定優先機能とシート確認画面)
図8の給送判定処理について説明する前に、PDL設定優先機能及びシート確認画面の表示機能について説明する。本実施形態において、手差しトレイ106に対してPDL設定優先機能が利用可能であり、手差しトレイ106の給送動作を開始可能であるかどうかの判定基準は、PDL設定優先機能が有効か無効かによって異なっている。また、シート確認画面とは、PDL設定優先機能を用いて給送動作を開始しようとする場合に、ユーザにシートの確認を促すために画像形成装置のUI画面218に表示される画面である。
PDL設定優先機能(或いはシート属性フリー機能)とは、画像形成装置の記憶部220に記憶されたシート属性の情報に対して、PDLデータに含まれるシート属性の情報を優先的に使用して画像形成動作を実行する機能を指す。また、PDL設定優先機能を使用するかどうかは、図17に示すように、UI画面218に表示される設定画面1701を介した操作によって予め設定されているものとする。設定画面1701において、入力欄1702の値を切換えることで、PDL設定優先機能が有効(優先する)又は無効(優先しない)であることを表す情報が記憶部220に記憶される。
PDL設定優先機能を設ける利点について説明する。一般的に、印刷ジョブを実行する場合には、印刷ジョブが指定するシート属性の情報(以下、「指定シート属性」とする)と、画像形成装置の記憶部に登録されているシート属性の情報(以下、「登録シート属性」とする)との一致が要求される。PDLデータの形で印刷ジョブが投入される場合には、PDLデータに含まれるシート属性の情報が指定シート属性に相当する。しかし、このように指定シート属性と登録シート属性の一致が常に要求されることで、ユーザの操作負担が大きくなるケースもある。例えば、同一のシート保持部(例:手差しトレイ)をシートの供給元に指定した状態で、ユーザがシート属性の設定が異なる複数のジョブを投入する場合が挙げられる。この場合、指定したシート保持部に所望のシートがセットされていることをユーザが知っているにも関わらず、指定したシート保持部について登録シート属性の設定を変更しない限り印刷が実行されないことになり、設定変更の操作負担が発生する。
そこで、指定シート属性と登録シート属性とが一致しない場合であっても、印刷ジョブを実行可能とする機能としてPDL設定優先機能を設けることが考えられる。PDL設定優先機能が有効である状態(PDL設定優先モード)では、シートの供給元となるシート保持部の登録シート属性のサイズ及びタイプが指定シート属性に一致しない場合であっても、指定シート属性のシートとして給送動作が開始される。これにより、少なくともユーザがシート保持部に適切なシートがセットされていることを把握している場合に、登録シート属性を更新することなく印刷ジョブが処理されるため、ユーザの操作負担が軽減される。なお、PDL設定優先モードにおいて、登録シート属性に関わらずシートを給送可能とする(強制給送する)か、登録シート属性に対して一定の条件(例えばサイズの一致)を満たす場合にのみ給送可能とするかは適宜変更可能である。
次に、シート確認画面表示機能について説明する。本実施形態において、PDL設定優先モードで手差しトレイ106からシートを給送しようとする場合、印刷ジョブによって指定された枚数のうち1枚目のシートの給送が行われる前に、図14に示すようなシート確認画面がUI画面218に表示される。このシート確認画面1401は、PDL設定優先モードにおいて、手差しトレイ106にセットされているシートがユーザの意図した通りのものであるか確認を促すためのものである。
シート確認画面1401には、給送動作を開始してよいか(印刷ジョブを実行してよいか)を尋ねるメッセージ1402が表示され、YESボタン1403が押下されると給送動作が開始される。NOボタン1404ボタンが押下された場合、印刷ジョブは保留され、手差しトレイ106にセットされたシートの変更を要求するメッセージ等が表示される。シート確認画面1401は1枚目のシートを給送する際に表示され、印刷ジョブが複数枚のシートの給送を要求しているときの2枚目以降のシートを給送する際には、シートが補給された場合等を除いて表示されない。
ところで、印刷ジョブの2枚目以降のシートに対してシート確認画面1401を表示しない場合であっても、多数の印刷ジョブが画像形成装置100に投入される場合に、印刷ジョブが切換わる度にシート確認画面1401が表示されるケースがある。例えば、ユーザがパソコンのGUI上で複数のドキュメントファイルを選択した状態で一括して印刷実行の操作を行った場合等、ユーザが意図的に複数のデータファイルから複数の印刷ジョブを画像形成装置に出力させる場合がある。また、アプリケーションの仕様によっては、ユーザが1つのデータファイルに対する印刷実行の操作を1回だけ行ったとしても複数の印刷ジョブが生成される場合がある。
このような場合に、印刷ジョブが切換わる度にシート確認画面1401が表示されると、シート確認画面1401が閉じられるまでは印刷ジョブの実行が中断することになり、画像形成装置の生産性が低下してしまう。また、ユーザにとっては、シート確認画面1401が表示される度にボタン操作を要求されることになるため、ユーザビリティ向上の余地があった。
(給送判定処理)
そこで、本実施形態では、PDL設定優先モードで印刷処理を実行する場合、今回の印刷ジョブの情報が直前に実行した印刷ジョブの情報に対して所定の条件を満たす場合に、シート確認画面1401の表示を省略して給送動作を開始する構成とした。以下、印刷処理における給送判定処理の内容について、図8のフローチャートに沿って説明する。
給送判定処理において、まず、制御部219は、記憶部220を参照して給送段設定(図4の404参照)の情報を取得し、シートの供給元として手差しトレイ106が設定されているか否かを確認する。なお、本実施形態における給送段設定の情報は、印刷ジョブに含まれるページ毎に給送段を指定する情報を含むものとする。シートの供給元として手差しトレイ106が設定されている場合(801のYes)、さらに制御部219はPDL設定優先機能が有効であるか確認する(802)。制御部219は、シートの供給元が手差しトレイ106であり、かつPDL設定優先機能が有効である場合(802のYes)、PDL設定優先モード(803〜811)を選択する。一方、シートの供給元が手差しトレイ106以外である場合(801のNo)又はPDL設定優先機能が無効である場合(802のNo)、PDL設定を優先しないモード(812〜815)が選択される。PDL設定を優先しないモードは画像形成装置の第1モードに相当し、PDL設定優先モードは画像形成装置の第2モードに相当する。
まず、PDL設定優先モードにおける処理内容について説明する。制御部219は手差しトレイ106に設けられたセンサにより、トレイ上にシートがセットされているかどうかを判定する(803)。シートがセットされていない場合、UI画面218にシートが未セットであることを通知するメッセージを表示して、シートが新たにセットされるまで待機する(804)。
制御部219は、印刷ジョブにおける1枚目のシート(P=1)を給送する場合(806のYes)、又はシート無しの状態から新たにセットされたシートを給送する場合(804のYes)、判定工程としてシート確認機能を使用するかどうか判定する。具体的には、シート確認機能の設定が有効、かつ現在処理中の印刷ジョブの情報が直前に実行した印刷ジョブの情報に対して予め設定された表示条件を満たす場合(805のYes)、表示工程としてUI画面218にシート確認画面が表示される(807)。一方、シート確認機能の設定が「無効」である場合、又は処理中の印刷ジョブの情報が表示条件を満たさない場合(805のNo)、シート確認画面は表示されず、シートの給送が開始される(図7の704)。なお、シート確認機能の有効/無効及び表示条件の設定方法については、図9及び図10を用いて後に説明する。
UI画面218にシート確認画面が表示された状態でYESボタン1403(図14参照)が押された場合、制御部219はシートの給送を開始可能であると判定する。このとき、シート確認画面において設定変更ボタン1405が操作され、シート確認画面の表示条件が変更されていた場合(810のYes)、制御部219は後述の表示条件変更処理を実行する(811)。一方、シート確認画面が表示された状態でNOボタン1404が押された場合、制御部219はシートの給送を停止し、手差しトレイ106にセットされたシートの変更を要求するメッセージをUI画面218に表示させる(809)。そして、手差しトレイ106に新たにシートがセットされたことを検知するまで待機したのち、804から処理を再開する。
以上のPDL設定優先モードにおいては、原則として、印刷ジョブの指定シート属性と手差しトレイ106の登録シート属性とが一致しない場合であっても、給送動作が開始可能と判定される。
一方、PDL設定優先機能を使用しない場合(812〜815)、給送動作を開始するための条件として、指定シート属性と登録シート属性との一致が要求される。この場合、まず、制御部219はシートの供給元として設定された給送段(シート保持部)に、シートがあるかどうかを確認し(812)、シートがない場合はUI画面218にシートの補給を要求するメッセージを表示させて待機する(813)。その後、制御部219は指定シート属性と登録シート属性が一致しているかどうかを確認し、これらの情報が一致する場合(814のYes)に給送動作を開始可能と判定する。一方、指定シート属性と登録シート属性が一致しない場合(814のNo)、制御部219はシートの変更を要求するメッセージをUI画面218に表示させて新たなシートがセットされるまで待機し、813から処理を再開する。従って、このモードでは、指定シート属性に一致するシート属性のシートがシート保持部にセットされない限り、シートの給送(図7の704)は開始されない。
(シート確認機能の設定)
上記PDL設定優先モードにおいて、シート確認画面は表示条件が満たされる場合に表示され、他の場合には表示が省略される。シート確認画面を表示するかどうかを設定するための設定処理について、図9を用いて説明する。以下の設定処理は、初期設定として製品の使用前に予め実行されているものとするが、サービスマンやユーザがUI画面218の操作によって再設定可能な構成としてもよい。
図9に示すように、シート確認機能の設定処理では、シート確認機能を使用するかどうかの設定(901)、及びシート確認画面が表示されるための表示条件の設定(902)が行われる。シート確認機能を使用するかどうかの設定では、UI画面218に図12に示す設定画面1201が表示される。タブ1202にはシート確認機能の設定画面を表す文字列が表示され、表示欄1203には本設定画面において設定すべき内容を表すメッセージが表示される。ボタン1204,1205は、シート確認機能の有効(表示する)と無効(表示しない)とを切換えるためのものであり、選択されている方がハイライト表示される。設定画面1201において、いずれかのボタン1204,1205が操作されると、操作内容に応じてシート確認機能は有効又は無効のいずれかに排他的に設定される。シート確認機能が無効である場合、シート確認画面の表示条件の設定内容及び印刷ジョブの情報の内容にかかわらず、シート確認画面は表示されない。
シート確認画面の表示条件の設定においては、UI画面218に図13に示す設定画面1301が表示される。タブ1302にはシート確認画面の表示条件の設定画面であることを表す文字列が表示され、表示欄1303には本設定画面において設定すべき内容を表すメッセージが表示される。ボタン1304,1305,1306,1307は、表示条件を構成する個別の条件についての設定を切換えるためのものである。各条件は、処理中の印刷ジョブ(今回のジョブ)についての情報の所定の項目が、直前に実行された印刷ジョブについての情報と不一致である場合にシート確認画面を表示することを表している。ボタン1304〜1307が「ON」である条件は、給送判定処理においてシート確認画面を表示するかどうかの判定に用いられ、「OFF」である条件はシート確認画面を表示するかどうかの判定において考慮されない。
具体的に、ボタン1304は、シート属性に関する条件設定を変更するためのものである。ボタン1304がONである場合において、今回のジョブの指定シート属性と直前のジョブのシート属性が不一致である場合はシート確認画面の表示に肯定的な判定がなされる。一方、今回のジョブの指定シート属性と直前のジョブのシート属性が一致する場合はシート確認画面の表示に否定的な判定(シート確認画面の表示を省略可能である)がなされる。
ボタン1305は、ジョブの種類に関する条件設定を変更するためのものである。ジョブの種類とは、例えば、PDLジョブ、コピージョブ、及びファックスジョブ等の区別を表している。ただし、PDLジョブはPDLデータとして外部装置から受信した印刷ジョブである。コピージョブはスキャナユニット108(図1参照)によって取得した画像情報に基づいて画像形成装置によって生成される印刷ジョブである。また、ファックスジョブは電話回線等を通じて外部装置から受信した画像情報に基づいて画像形成装置によって生成される印刷ジョブである。ボタン1305がONである場合において、今回のジョブの種類と直前のジョブの種類が不一致である場合はシート確認画面の表示に肯定的な判定がなされ、ジョブの種類が一致する場合はシート確認画面の表示に否定的な判定がなされる。
ボタン1306は、ジョブのオーナー名に関する条件設定を変更するためのものである。ジョブのオーナー名とは、ジョブの実行を指示した主体を識別するための情報であり、例えば、画像形成装置に対してジョブを出力したPC200にログイン中のユーザ名がこれに該当する。ボタン1306がONである場合において、今回のジョブのオーナー名と直前のジョブのオーナー名が不一致である場合はシート確認画面の表示に肯定的な判定がなされ、オーナー名が一致する場合はシート確認画面の表示に否定的な判定がなされる。
ボタン1307は、ジョブのドキュメント名に関する条件設定を変更するためのものである。ジョブのドキュメント名とは、プリンタドライバがページデータを生成する元となった文書ファイル又は画像ファイル等のデータファイルを識別するための情報を表す。ボタン1307がONである場合において、今回のジョブのドキュメント名と直前のジョブのドキュメント名が不一致である場合はシート確認画面の表示に肯定的な判定がなされ、ドキュメント名が一致する場合はシート確認画面の表示に否定的な判定がなされる。
ここで、複数の表示条件についてボタン1304〜1307の「ON」が選択されている場合において、各条件に対する判定結果に対して最終的にシート確認画面を表示させるかどうかの判定を行うための基準は複数通り考えられる。第1の基準として、「ON」である表示条件の中で少なくとも1つの表示条件が「不一致」である場合にシート確認画面を表示させ、全ての表示条件が「一致」である場合にのみシート確認画面を省略して給送動作を実行させることが考えられる。第2の基準として、全ての表示条件が「不一致」である場合にのみ表示画面を表示させ、少なくとも一つの表示条件が「一致」である場合はシート確認画面を省略して給送動作を実行させることが考えられる。
第1の基準を適用した場合、第2の基準を適用する場合に比べてシート確認画面が表示される頻度が増加するが、ユーザが意図していないシートを給送する可能性は低減される。従って、最終的にシート確認画面を表示させるかどうかの判定基準は、ユーザの要望に応じて適宜設定することが好ましい。また、上記第1の基準及び第2の基準は厳しい基準と緩い基準とを例示したものであり、他の基準を用いて判定しても構わない。例えば、印刷ジョブにシート属性の情報が含まれている場合は、他の表示条件に関わらずシート属性の一致/不一致によってシート確認画面を表示させるかどうかを決定し、シート属性の情報がない場合にのみ他の表示条件を参照する設定としてもよい。
(本実施形態の効果)
このように、本実施形態の画像形成装置は、PDL設定優先モード(第2モード)において1枚目のシートを給送する際に、UI画面218にシート確認画面を表示させる表示処理(図8の807)を実行可能である。そして、今回の印刷ジョブの情報が、直前の印刷ジョブの情報に対して、シート確認画面の表示条件についての一定の基準に該当するときは、シート確認画面の表示が省略される。言い換えると、第1のジョブに後続する第2のジョブを第2モードで実行する場合において、第2のジョブの情報が第1のジョブの情報に対して所定の条件(一定の基準)を満たすとき、表示処理は実行されずにシートの給送が開始される。
これにより、画像形成装置の生産性を確保し、ユーザビリティの向上を図ることができる。なぜならば、所定の条件が満たされている場合、第2のジョブの情報の少なくとも一部が第1のジョブの情報に一致していることになり、第1のジョブ及び第2のジョブが連続性のあるジョブである可能性が高いからである。連続性のあるジョブとは、例えば同一のデータファイルからアプリケーションの仕様によって複数のジョブとして出力されたものや、別ファイルであるが印刷後にまとめて製本すべき複数のデータファイルから生成されたジョブを指す。連続性のある複数のジョブを実行する場合、シート確認画面をジョブが毎回表示せずとも適切なシートが給送されることが期待できるため、シート確認画面の省略が可能となる。
(表示条件の一時的変更)
次に、シート確認画面の表示条件を一時的に変更するための変更処理について、図10及び図16を用いて説明する。この変更処理は、複数の印刷ジョブを連続的に実行する場合において、シート確認画面が表示された際に表示条件の設定を一時的に変更するために実行される。表示条件の設定を一時的に変更することで、シート確認画面が一度表示された後も、印刷ジョブが切換わる毎にシート確認画面が繰り返し表示されることを避けることができる。
この変更処理(図8における811)は、シート確認画面の表示後にユーザが給送動作の開始を指示した場合に、ユーザの指示に基づいて実行される。具体的には、図14に示すシート確認画面1401においてYESボタン1403が押下されると、図16に示す画面1601が表示される。表示欄1602にはシート確認画面の表示条件を変更するかどうかを尋ねるメッセージが表示される。ユーザは、YESボタン1603を操作することで表示条件を変更可能であり、NOボタン1604を操作することで表示条件を変更せずに印刷ジョブの続行を指示することができる。なお、シート確認画面1401とは別にこの画面1601を表示する構成に替えて、シート確認画面1401に、後続のジョブについてシート確認画面の表示条件を変更して印刷を続行する選択肢(ボタン)を設けてもよい。
図10に示すように、表示条件の変更処理を開始すると、制御部219はUI画面218に表示条件の変更画面を表示させる(1001)。なお、この変更画面は、シート確認機能の設定処理において表示される画面(図13参照)と同じ画面を用いることができる。ユーザによる変更画面の操作が完了すると、制御部219は各表示条件について変更後の設定を記憶部220に記憶させる(1002)。また、制御部219は一時的に表示条件が変更されていることを表す一時設定フラグを「ON」に変更して(1003)、記憶部220に記憶させて処理を終了する。
(表示条件のリセット)
上記変更処理によって変更される表示条件のリセットについて説明する。図7に示すように、制御部219は印刷ジョブの総ページ数(Pmax)のシートに対する印刷が完了すると、表示条件リセット処理(709)を実行する。図11に示す表示条件リセット処理においては、後続の印刷ジョブが存在しない場合であって(1101のNo)、一時設定フラグが「ON」に設定されている場合に(1102のYes)、表示条件の設定がリセットされる(1103)。このとき、一時設定フラグも「OFF」に変更される(1104)。一方、後続の印刷ジョブが存在する場合(1101のYes)、又は一時設定フラグが「OFF」である場合(1102のNo)、シート確認画面の表示条件の設定を維持したまま処理を終了する。
このような処理により、ある印刷ジョブの実行中に表示条件の変更処理によって表示条件が変更された場合、後続する印刷ジョブが存在する限りは変更後の表示条件が維持される。従って、あるユーザが複数のPDLジョブを画像形成装置に出力した場合において、シート確認画面が表示された際に以降のジョブについての確認が不要であると感じたときは表示条件の変更画面(図13)を呼び出すことで表示条件の設定を変更すればよい。これにより、後続する印刷ジョブが全て処理されるまでは表示条件の設定が維持され、シート確認画面の不要な表示を回避することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、手差しトレイ106からシートを給送する場合にPDL設定優先機能が利用可能であり、その他のシート保持部についてはPDL設定優先機能が無効であるものとして説明した。しかしながら、他のシート保持部についてもPDL設定優先処理が適用される構成としてもよく、シート保持部毎にPDL設定優先機能の有効/無効を切換え可能な構成としてもよい。
また、上記実施形態のプリンタエンジン110は直接転写型の電子写真方式として説明したが、中間転写体を用いる中間転写型の構成や、複数のトナー色に対応する複数の画像形成ユニットを備えた構成であってもよい。また、シートに画像を形成する画像形成手段として、インクジェット方式やオフセット印刷方式等、電子写真方式以外の構成を用いてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…画像形成装置/102,103,104,105,106…シート保持部(カセット、手差しトレイ)/110…画像形成手段(プリンタエンジン)/218…表示手段(UI画面)/219…制御手段(制御部)/220…記憶部/707…画像形成工程/805…判定工程/807…表示工程

Claims (11)

  1. シートを保持するシート保持部と、
    前記シート保持部から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    情報を表示可能な表示手段と、
    前記シート保持部に保持されるシートのシート属性の情報を記憶する記憶部と、
    シートに対する画像形成を指示するジョブが入力された場合に、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されたシート属性とが一致することを条件に前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させる第1モードと、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されたシート属性とが一致しない場合であっても前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させることが可能な第2モードと、を含む複数のモードを実行可能な制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第2モードでジョブを実行する場合に、ジョブが指定する枚数のうち1枚目のシートを前記シート保持部から給送させる前に、前記シート保持部に保持されているシートの確認を促す画面を前記表示手段に表示させる表示処理を実行可能であり、
    第1のジョブに後続する第2のジョブを前記第2モードで実行する場合において、前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して所定の条件を満たすとき、前記第2のジョブについて前記表示処理を実行せずに、前記シート保持部からシートを前記画像形成手段に給送させる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して前記所定の条件を満たさないとき、前記表示処理を実行し、前記表示処理において前記シート保持部からシートを給送させる指示の入力があった場合に前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の条件は、前記第2のジョブによって指定されているシート属性が、前記第1のジョブによって指定されたシート属性と一致することを要求する条件を含む、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の条件は、前記第2のジョブの種類が、前記第1のジョブの種類と一致することを要求する条件を含む、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の条件は、前記第2のジョブを入力したオーナーを識別するための情報が、前記第1のジョブを入力したオーナーを識別するための情報と一致することを要求する条件を含む、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の条件は、前記第2のジョブが生成される元となったデータファイルを識別するための情報が、前記第1のジョブが生成される元となったデータファイルを識別するための情報と一致することを要求する条件を含む、
    ことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の条件は、ジョブが含む情報についての複数の条件を含み、
    前記制御手段は、前記表示処理を実行せずに前記シート保持部からシートを給送させるかどうか判定する判定処理において、前記複数の条件の各々を用いるかどうかの設定を変更可能な画面を、前記表示手段に表示させる変更処理を実行可能である、
    ことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記表示処理を実行した場合に前記変更処理を実行する、
    ことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、
    ジョブの実行中に前記変更処理を実行した場合において、
    実行中のジョブに後続する後続ジョブが入力されているとき、前記変更処理の結果に従って前記後続ジョブについて前記判定処理を行い、
    実行中のジョブに後続するジョブが存在しないとき、前記判定処理において前記複数の条件の各々を用いるかどうかの設定を、前記変更処理が実行される前の状態に戻す、
    ことを特徴とする、請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成装置の制御方法であって、
    制御手段が、シートに対する画像形成を指示するジョブが入力された場合に、ジョブによって指定されたシート属性と、記憶部に記憶されている、画像形成装置のシート保持部に保持されているシートのシート属性とが一致することを条件に、前記シート保持部から画像形成手段にシートを給送させる第1モードと、ジョブによって指定されたシート属性と前記記憶部に記憶されているシート属性とが一致しない場合であっても前記シート保持部から前記画像形成手段にシートを給送させることが可能な第2モードと、を含む複数のモードのいずれかを実行する画像形成工程と、
    前記制御手段が、前記第2モードで前記画像形成工程を実行する場合に、ジョブが指定する枚数のうち1枚目のシートを前記シート保持部から給送させる前に、前記シート保持部に保持されているシートの確認を促す画面を表示手段に表示させる表示工程と、
    前記制御手段が、第1のジョブに後続する第2のジョブについて前記第2モードで前記画像形成工程を実行する場合において、前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して所定の条件を満たすか判定する判定工程と、を含み、
    前記判定工程において前記第2のジョブの情報が前記第1のジョブの情報に対して前記所定の条件を満たすと判定した場合、前記第2のジョブについて前記表示工程を実行せずに、前記シート保持部からシートを前記画像形成手段に給送させて前記画像形成工程を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載された画像形成装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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