JP2019084958A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの振動発生源によりシートクッションとシートバックとを共に振動させられるようにする。【解決手段】シートクッション13と、シートバック14と、シートクッション13に対して振動が伝わるように設置された振動発生源20とを備える乗物用シートであって、シートバック14に対して振動が伝わるように、そのシートバック14の背面側に取付けられた振動子30と、振動発生源20で発生する振動を振動子30に伝える振動伝達部材40とを有する。【選択図】図3
Description
本発明は、シートクッションと、シートバックと、前記シートクッションに対して振動が伝わるように設置された振動発生源とを備える乗物用シートに関する。
これに関連する乗物用シートが特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の乗物用シートは、車両の運転席として使用されるシートであり、図9に示すように、シートクッション100の後部左右両側に振動発生源であるスピーカー102が前向きに取付けられている。また、左右のスピーカー102にはシートクッション100の上面に沿って前方に延びる振動伝達部材であるワイヤー103が接続されている。上記構成により、ECU105(電子制御ユニット)からの信号で前記スピーカー102が警報音を発すると、そのスピーカー102の振動がワイヤー103を介して運転者の大腿部に伝わるようになる。これにより、運転者に対して強く注意喚起できるようになる。
前記車両用シートでは、振動発生源であるスピーカー102の振動を一本のワイヤー103で伝達する構成である。このため、スピーカー102に対して位置が変化する部材(部分)にワイヤー103で振動を伝達することは困難である。即ち、ワイヤー103により振動を伝達する構成では、スピーカー102が取付けられているシートクッション100の範囲内でしか振動を伝達することはできない。したがって、スピーカー102がシートクッション100に取付けられている状態で、シートクッション100に対して傾斜可能なシートバックに対し、前記一本のワイヤー103により振動を伝達することは困難である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、一つの振動発生源によりシートクッションとシートバックとを共に振動させられるようにすることである。
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、シートクッションと、シートバックと、前記シートクッションに対して振動が伝わるように設置された振動発生源とを備える乗物用シートであって、前記シートバックに対して振動が伝わるように、そのシートバックの背面側に取付けられた振動子と、前記振動発生源で発生する振動を前記振動子に伝える振動伝達部材とを有する。
本発明によると、シートクッションに設置された振動発生源の振動を振動伝達部材により前記シートバックに取付けられた振動子まで伝えることができる。このため、振動発生源で振動を発生させることにより、シートクッションを振動させ、さらに振動伝達部材、振動子を介してシートバックを振動させることができる。即ち、一つの振動発生源により、シートクッションとシートバックとを共に振動させることができる。
第2の発明によると、シートクッションは、クッションフレームと、そのクッションフレームを上から覆うクッションパッドとを備えており、振動発生源は前記クッションフレームの前部下側に取付けられている。ここで、クッションパッドは着座者のホールド性を向上させるため中央部に対して両サイド部が硬く構成されている。このため、振動発生源の振動はクッションフレームの前部からクッションパッドの両サイド部を介して着座者の大腿部に効率的に伝わるようになる。
第3の発明によると、振動伝達部材は、振動発生源の振動を振動子まで空気伝播させる通路である。このため、シートクッションの振動発生源の振動をシートバックの振動子まで伝える機構が簡単になる。
第4の発明によると、シートバックは、シートクッションに対する傾斜角度を調整できるように構成されており、振動伝達部材は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている。このため、シートクッションに対してシートバックの傾斜角度を変化させても、振動伝達部材の振動の伝達性能が変化しない。
第5の発明によると、振動発生源は、最低共振周波数が70Hz以下のスピーカーである。このため、スピーカーで発生した音と振動とをシートバックの振動子に伝達できる。
第6の発明によると、振動伝達部材は、シートクッションとシートバックとの合わせ位置内に形成された密閉空間と、シートクッションのクッションパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するクッションパッド通路と、前記シートバックのバックパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するバックパッド通路とを備えており、前記密閉空間は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度が変化しても密閉状態が保持されるように構成されている。
第7の発明によると、振動伝達部材は可撓性ダクトを備えており、シートクッションに対するシートバックの傾斜角度の変化に伴って前記可撓性ダクトが変形可能に構成されている。
本発明によると、一つの振動発生源によりシートクッションとシートバックとを共に振動させることができる。
[実施形態1]
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る乗物用シートについて説明する。本実施形態に係る乗物用シートは、乗用車の運転席等に使用される車両用シート10である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、前記車両用シート10の前後左右、及び上下に対応している。
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る乗物用シートについて説明する。本実施形態に係る乗物用シートは、乗用車の運転席等に使用される車両用シート10である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、前記車両用シート10の前後左右、及び上下に対応している。
<車両用シート10の概要について>
車両用シート10は、図1に示すように、着座者が着座するシート本体部12と、シート本体部12のシートポジション調整を行なうための左右のシートリフタ(図示省略)、左右の前後スレイドレール(図示省略)を備えている。シート本体部12は、シートクッション13と、シートバック14と、前記シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)を調整するリクライナ16とを備えている。リクライナ16は、図2に示すように、シートクッション13のクッションフレーム132の後部とシートバック14のバックフレーム142の下部との連結部に設けられている。シートクッション13は、図3に示すように、クッションフレーム132を上方から覆うクッションパッド134を備えており、そのクッションパッド134の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。また、シートバック14は、バックフレーム142を前方から覆うバックパッド144を備えており、そのバックパッド144の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。
車両用シート10は、図1に示すように、着座者が着座するシート本体部12と、シート本体部12のシートポジション調整を行なうための左右のシートリフタ(図示省略)、左右の前後スレイドレール(図示省略)を備えている。シート本体部12は、シートクッション13と、シートバック14と、前記シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)を調整するリクライナ16とを備えている。リクライナ16は、図2に示すように、シートクッション13のクッションフレーム132の後部とシートバック14のバックフレーム142の下部との連結部に設けられている。シートクッション13は、図3に示すように、クッションフレーム132を上方から覆うクッションパッド134を備えており、そのクッションパッド134の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。また、シートバック14は、バックフレーム142を前方から覆うバックパッド144を備えており、そのバックパッド144の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。
<シートクッション13のスピーカー20について>
シートクッション13のクッションフレーム132の前部パネル132fの下側には、図2、図3に示すように、音源であるとともに、振動発生源でもある低周波を主としたスピーカー20がスピーカーボックス22に収納された状態で取付けられている。スピーカー20は、例えば、最低共振周波数f0が70Hz以下のものが使用される。スピーカーボックス22は、図5に示すように、底板にスピーカー20の取付け穴22hが形成された角形のボックスであり、側面にボックス内と外部とを連通させる連通短管22pが設けられている。スピーカーボックス22の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。
シートクッション13のクッションフレーム132の前部パネル132fの下側には、図2、図3に示すように、音源であるとともに、振動発生源でもある低周波を主としたスピーカー20がスピーカーボックス22に収納された状態で取付けられている。スピーカー20は、例えば、最低共振周波数f0が70Hz以下のものが使用される。スピーカーボックス22は、図5に示すように、底板にスピーカー20の取付け穴22hが形成された角形のボックスであり、側面にボックス内と外部とを連通させる連通短管22pが設けられている。スピーカーボックス22の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。
<シートバック14の振動子30について>
シートバック14のバックパッド144の背面には、図3に示すように、着座者のほぼ腰の位置に振動子30が埋め込まれている。振動子30は、振動伝達部材40(後記する)を介して伝えられたスピーカー20の振動を受けて振動する部材である。振動子30は、図6に示すように、円筒形をした有底容器状のケース部32と、ケース部32の開口32hを塞ぐ可撓性の振動板部34とから太鼓状に構成されている。そして、ケース部32の底部にケース内と外部とを連通させる連通短管32pが設けられている。振動子30のケース部32の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。また、振動板部34の材料としては、太鼓の皮状の粘弾性を有するプラスチック、あるいはゴム等が使用される。
シートバック14のバックパッド144の背面には、図3に示すように、着座者のほぼ腰の位置に振動子30が埋め込まれている。振動子30は、振動伝達部材40(後記する)を介して伝えられたスピーカー20の振動を受けて振動する部材である。振動子30は、図6に示すように、円筒形をした有底容器状のケース部32と、ケース部32の開口32hを塞ぐ可撓性の振動板部34とから太鼓状に構成されている。そして、ケース部32の底部にケース内と外部とを連通させる連通短管32pが設けられている。振動子30のケース部32の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。また、振動板部34の材料としては、太鼓の皮状の粘弾性を有するプラスチック、あるいはゴム等が使用される。
<振動伝達部材40について>
振動伝達部材40は、シートクッション13のスピーカー20の振動を空気伝播によりシートバック14の振動子30に伝える通路状の部材である。振動伝達部材40は、図3、図4に示すように、シートクッション側通路41とシートバック側通路45とから構成されている。シートクッション側通路41は、クッションパッド134の下側に配置された管状ダクト43と、クッションパッド134の後部を厚み方向に貫通するクッションパッド通路44とを備えている。クッションパッド通路44は、図4に示すように、クッションパッド134の上面側で拡開する通路であり、その通路の内側に漏斗状の内部配管44pが嵌め込まれている。シートクッション側通路41の管状ダクト43は、図3に示すように、前端側がスピーカーボックス22の連通短管22pに気密状態で接続されており、後端側がクッションパッド通路44の内部配管44pの下端部に気密状態で接続されている。
振動伝達部材40は、シートクッション13のスピーカー20の振動を空気伝播によりシートバック14の振動子30に伝える通路状の部材である。振動伝達部材40は、図3、図4に示すように、シートクッション側通路41とシートバック側通路45とから構成されている。シートクッション側通路41は、クッションパッド134の下側に配置された管状ダクト43と、クッションパッド134の後部を厚み方向に貫通するクッションパッド通路44とを備えている。クッションパッド通路44は、図4に示すように、クッションパッド134の上面側で拡開する通路であり、その通路の内側に漏斗状の内部配管44pが嵌め込まれている。シートクッション側通路41の管状ダクト43は、図3に示すように、前端側がスピーカーボックス22の連通短管22pに気密状態で接続されており、後端側がクッションパッド通路44の内部配管44pの下端部に気密状態で接続されている。
シートバック側通路45は、バックパッド144の後側に配置された管状ダクト46と、前記バックパッド144の下部を厚み方向に貫通するバックパッド通路47とを備えている。バックパッド通路47は、図4に示すように、貫通孔状に形成されており、そのバックパッド通路47がシートバック14のバックパッド144の下部表面144f、及び表皮の部分で開口している。そして、図4に示すように、バックパッド通路47に筒状の内部配管47pが嵌め込まれている。シートバック側通路45の管状ダクト46は、図3に示すように、上端側が振動子30の連通短管32pに気密状態で接続されており、下端側がバックパッド通路47の内部配管47pの上端部に気密状態で接続されている。
シートバック14のバックパッド144の下部表面144f(表皮)は、図4に示すように、シートクッション13のクッションパッド134の後部表面134f(表皮)に面接触しており、クッションパッド通路44の拡開部の上側開口部を塞いでいる。そして、リクライナ16の動作によりシートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)が変化しても、クッションパッド通路44の上側開口部は塞がれた状態に保持されている。即ち、クッションパッド通路44の上面側の拡開部が密閉空間40xとなる。そして、クッションパッド通路44とバックパッド通路47とが密閉空間40xを介して連通している。
<スピーカー20、振動子30、及び振動伝達部材40の働きについて>
前記車両用シート10では、振動子30がスピーカー20の約100Hzの振動に対して共振するように、その振動子30の内部空間の体積V1とスピーカーボックス22の内部空間の体積V2と振動伝達部材40の通路体積V3との和(V1+V2+V3)が設定されている。スピーカー20からの音と振動は振動伝達部材40のシートクッション側通路41の管状ダクト43、クッシュンパッド通路44からシートバック通路45のバックパッド通路47、管状ダクト46を介して振動子30に空気伝播により伝えられる。そして、スピーカー20で発生した約100Hzの振動が振動子30に伝わると、その振動子30が共振するようになる。
前記車両用シート10では、振動子30がスピーカー20の約100Hzの振動に対して共振するように、その振動子30の内部空間の体積V1とスピーカーボックス22の内部空間の体積V2と振動伝達部材40の通路体積V3との和(V1+V2+V3)が設定されている。スピーカー20からの音と振動は振動伝達部材40のシートクッション側通路41の管状ダクト43、クッシュンパッド通路44からシートバック通路45のバックパッド通路47、管状ダクト46を介して振動子30に空気伝播により伝えられる。そして、スピーカー20で発生した約100Hzの振動が振動子30に伝わると、その振動子30が共振するようになる。
これによって、スピーカーで発生した音と振動とにより、シートクッション13が振動するとともに、振動伝達部材40と振動子30の働きによりシートバック14が振動するようになる。ここで、振動子30の共振周波数をさらに低くしたい場合には、振動子30の内部空間の体積V1を大きくすることで可能になる。また、振動子30の共振周波数を高くしたい場合には、振動子30の内部空間の体積V1を小さくすることで可能になる。
<本実施形態に係る車両用シート10の長所について>
本実施形態に係る車両用シート10によると、シートクッション13に設置されたスピーカー20(振動発生源)の振動を振動伝達部材40によりシートバック14に取付けられた振動子30まで伝えることができる。このため、スピーカー20で音と振動を発生させることにより、シートクッション13を振動させ、さらに振動伝達部材40、振動子30を介してシートバック14を振動させることができる。即ち、一つのスピーカー20により、シートクッション13とシートバック14とを共に振動させることができる。また、スピーカー20はクッションフレーム132の前部下側に固定されているため、スピーカー20の振動はクッションフレーム132の前部からクッションパッド134の比較的硬い両サイド部を介して着座者の大腿部に効率的に伝わるようになる。
本実施形態に係る車両用シート10によると、シートクッション13に設置されたスピーカー20(振動発生源)の振動を振動伝達部材40によりシートバック14に取付けられた振動子30まで伝えることができる。このため、スピーカー20で音と振動を発生させることにより、シートクッション13を振動させ、さらに振動伝達部材40、振動子30を介してシートバック14を振動させることができる。即ち、一つのスピーカー20により、シートクッション13とシートバック14とを共に振動させることができる。また、スピーカー20はクッションフレーム132の前部下側に固定されているため、スピーカー20の振動はクッションフレーム132の前部からクッションパッド134の比較的硬い両サイド部を介して着座者の大腿部に効率的に伝わるようになる。
また、振動伝達部材40は、スピーカー20の振動を振動子30まで空気伝播させる通路であるため、シートクッション13のスピーカー20の振動をシートバック14の振動子30まで伝える機構が簡単になる。また、振動伝達部材40は、シートクッション13に対してシートバック14の傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている。このため、シートクッション13に対してシートバック14の傾斜角度を変化させても、振動伝達部材40の振動の伝達性能が変化しない。さらに、振動発生源として最低共振周波数が70Hz以下のスピーカー20を使用しているため、スピーカー20で発生した音と振動とをシートバック14の振動子30に伝達できる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートバック側通路45をバックパッド144の後側に配置された管状ダクト46とバックパッド144の下部を貫通するバックパッド通路47とから構成する例を示した。しかし、バックパッド144の後側に配置された管状ダクト46の代わりに、図7に示すように、バックパッド通路延長部49を設け、前記バックパッド通路延長部49を振動子30に接続する構成でも可能である。また、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートクッション側通路41とシートバック側通路45とをクッションパッド通路44、密閉空間40x、及びバックパッド通路47を介して接続する例を示した。しかし、図8に示すように、振動伝達部材40をシートクッション側通路41の管状ダクト43と、シートバック側通路45の管状ダクト46と、両管状ダクト43,46をつなぐ可撓性ダクト48とから構成することも可能である。ここで、可撓性ダクト48は、シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度の変化に伴って変形が可能なジャバラ状のダクトを使用するのが好ましい。また、本実施形態では、振動発生源としてスピーカー20を例示したが、スピーカー20の代わりにモータ等を使用することも可能である。さらに、本実施形態では、車両用シート10に本発明を適用する例を示したが、車両以外に列車、飛行機等のシートに本発明を適用することも可能である。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートバック側通路45をバックパッド144の後側に配置された管状ダクト46とバックパッド144の下部を貫通するバックパッド通路47とから構成する例を示した。しかし、バックパッド144の後側に配置された管状ダクト46の代わりに、図7に示すように、バックパッド通路延長部49を設け、前記バックパッド通路延長部49を振動子30に接続する構成でも可能である。また、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートクッション側通路41とシートバック側通路45とをクッションパッド通路44、密閉空間40x、及びバックパッド通路47を介して接続する例を示した。しかし、図8に示すように、振動伝達部材40をシートクッション側通路41の管状ダクト43と、シートバック側通路45の管状ダクト46と、両管状ダクト43,46をつなぐ可撓性ダクト48とから構成することも可能である。ここで、可撓性ダクト48は、シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度の変化に伴って変形が可能なジャバラ状のダクトを使用するのが好ましい。また、本実施形態では、振動発生源としてスピーカー20を例示したが、スピーカー20の代わりにモータ等を使用することも可能である。さらに、本実施形態では、車両用シート10に本発明を適用する例を示したが、車両以外に列車、飛行機等のシートに本発明を適用することも可能である。
10・・・車両用シート
13・・・シートクッション
132・・クッションフレーム
132f・前部パネル
134・・クッションパッド
14・・・シートバック
144・・バックパッド
20・・・スピーカー(振動発生源)
22・・・スピーカーボックス
30・・・振動子
40・・・振動伝達部材
40x・・密閉空間
44・・・クッションパッド通路
47・・・バックパッド通路
48・・・可撓性ダクト
13・・・シートクッション
132・・クッションフレーム
132f・前部パネル
134・・クッションパッド
14・・・シートバック
144・・バックパッド
20・・・スピーカー(振動発生源)
22・・・スピーカーボックス
30・・・振動子
40・・・振動伝達部材
40x・・密閉空間
44・・・クッションパッド通路
47・・・バックパッド通路
48・・・可撓性ダクト
Claims (7)
- シートクッションと、シートバックと、前記シートクッションに対して振動が伝わるように設置された振動発生源とを備える乗物用シートであって、
前記シートバックに対して振動が伝わるように、そのシートバックの背面側に取付けられた振動子と、
前記振動発生源で発生する振動を前記振動子に伝える振動伝達部材と、
を有する乗物用シート。 - 請求項1に記載された乗物用シートであって、
前記シートクッションは、クッションフレームと、そのクッションフレームを上から覆うクッションパッドとを備えており、
前記振動発生源は前記クッションフレームの前部下側に取付けられている乗物用シート。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された乗物用シートであって、
前記振動伝達部材は、前記振動発生源の振動を前記振動子まで空気伝播させる通路である乗物用シート。 - 請求項3に記載された乗物用シートであって、
前記シートバックは、前記シートクッションに対する傾斜角度を調整できるように構成されており、
前記振動伝達部材は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている乗物用シート。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された乗物用シートであって、
前記振動発生源は、最低共振周波数が70Hz以下のスピーカーである乗物用シート。 - 請求項4又は請求項5のいずれかに記載された乗物用シートであって、
前記振動伝達部材は、前記シートクッションと前記シートバックとの合わせ位置内に形成された密閉空間と、前記シートクッションのクッションパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するクッションパッド通路と、前記シートバックのバックパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するバックパッド通路とを備えており、
前記密閉空間は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度が変化しても密閉状態が保持されるように構成されている乗物用シート。 - 請求項4又は請求項5のいずれかに記載された乗物用シートであって、
前記振動伝達部材は可撓性ダクトを備えており、前記シートクッションに対する前記シートバックの傾斜角度の変化に伴って前記可撓性ダクトが変形可能に構成されている乗物用シート。
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