JP2019084957A - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2019084957A
JP2019084957A JP2017214493A JP2017214493A JP2019084957A JP 2019084957 A JP2019084957 A JP 2019084957A JP 2017214493 A JP2017214493 A JP 2017214493A JP 2017214493 A JP2017214493 A JP 2017214493A JP 2019084957 A JP2019084957 A JP 2019084957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vibration
cushion
vehicle seat
vibrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017214493A
Other languages
English (en)
Inventor
大 坂田
Ora Sakata
大 坂田
藤川 直樹
Naoki Fujikawa
直樹 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2017214493A priority Critical patent/JP2019084957A/ja
Publication of JP2019084957A publication Critical patent/JP2019084957A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】一つの振動発生源で異なる共振周波数の複数の振動子を別々に振動させられるようにすることである。【解決手段】シートクッション13、あるいはシートバック14に取付けられた振動発生源20を備える乗物用シートであって、シートクッション13、あるいはシートバック14に対して振動が伝わるように設置された共振周波数の異なる複数の振動子30,35と、振動発生源20で発生する振動を複数の振動子30,35に伝える振動伝達部材40とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、シートクッション、あるいはシートバックに取付けられた振動発生源を備える乗物用シートに関する。
これに関連する乗物用シートが特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の乗物用シートは、乗用車用のシートであり、図12に示すように、シートバック100の背面に振動発生源であるスピーカー102が取付けられている。即ち、シートバック100のバックフレーム103には複数のスプリング104によって樹脂ボード106が支持されている。そして、前記樹脂ボード106のスピーカー用開口106hの裏側位置にスピーカー102が取付けられている。また、樹脂ボード106の表側には、クッション108が重ねられた状態で取付けられている。これにより、スピーカー102で発生する音と振動とが樹脂ボード106、クッション108、及びスプリング104等を介してシートバック100の全体に伝えられるようになる。
特開2007−054457号公報
しかし、上記した車両用シートでは、振動発生源であるスピーカー102の振動をシートバック100の全体に伝える構成のため、シートバック100の各部を異なる周波数により別々に振動させることはできない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、一つの振動発生源で異なる共振周波数の複数の振動子を別々に振動させられるようにすることである。
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、シートクッション、あるいはシートバックに取付けられた振動発生源を備える乗物用シートであって、前記シートクッション、あるいは前記シートバックに対して振動が伝わるように設置された共振周波数の異なる複数の振動子と、前記振動発生源で発生する振動を前記複数の振動子に伝える振動伝達部材とを有する。
本発明によると、振動発生源で発生する振動を振動伝達部材により共振周波数が異なる複数の振動子に伝えることができる。このため、一つの振動発生源により、共振周波数が異なる複数の振動子を振動させることができる。即ち、振動発生源の振動の周波数を変化させることで低い共振周波数の振動子を振動させ、あるいは、それより高い共振周波数の振動子を振動させることが可能になる。
第2の発明によると、シートクッションは、クッションフレームと、そのクッションフレームを上から覆うクッションパッドとを備えており、前記振動発生源は前記クッションフレームの前部下側に取付けられている。ここで、クッションパッドは着座者のホールド性を向上させるため中央部に対して両サイド部が硬く構成されている。このため、振動発生源の振動はクッションフレームの前部からクッションパッドの両サイド部を介して着座者の大腿部に効率的に伝わるようになる。
第3の発明によると、複数の振動子は、シートバックの背面側に取付けられており、前記共振周波数が低い振動子は、前記共振周波数が高い振動子よりも低い位置に取付けられている。即ち、着座者の耳に近い位置に共振周波数が高い振動子が配置されるようになり、音を聞き取り易くなる。
第4の発明によると、振動伝達部材は、振動発生源の振動を振動子まで空気伝播させる通路である。このため、シートクッションの振動発生源の振動をシートバックの振動子まで伝える機構が簡単になる。
第5の発明によると、シートバックは、シートクッションに対する傾斜角度を調整できるように構成されており、振動伝達部材は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている。このため、シートクッションに対してシートバックの傾斜角度を変化させても、振動伝達部材の振動の伝達性能が変化しない。
第6の発明によると、振動発生源は、最低共振周波数が70Hz以下のスピーカーである。このため、スピーカーで発生した音と振動とをシートバックの振動子に伝達できる。
第7の発明によると、振動伝達部材は、シートクッションとシートバックとの合わせ位置内に形成された密閉空間と、前記シートクッションのクッションパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するクッションパッド通路と、前記シートバックのバックパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するバックパッド通路とを備えており、前記密閉空間は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度が変化しても密閉状態が保持されるように構成されている。
第8の発明によると、振動伝達部材は可撓性ダクトを備えており、シートクッションに対するシートバックの傾斜角度の変化に伴って前記可撓性ダクトが変形可能に構成されている。
本発明によると、一つの振動発生源で異なる共振周波数の複数の振動子を別々に振動させることができる。
本発明の実施形態1に係る車両用シートの全体斜視図である。 前記車両用シートのフレームと、スピーカー、振動伝達部材、振動子とを表す模式斜視図である。 前記車両用シートの振動伝達部材等を表す全体縦断面図である。 図3のIV矢視拡大図である。 前記スピーカーを収納するスピーカーボックスの縦断面図である。 第1振動子の縦断面である。 第2振動子の縦断面である。 変更例1に係る車両用シートのフレームと、スピーカー、振動伝達部材、振動子とを表す模式斜視図である。 変更例1に係る振動伝達部材を表す縦断面図である。 変更例2に係る車両用シートのフレームと、スピーカー、振動伝達部材、振動子とを表す模式斜視図である。 変更例2に係る振動伝達部材を表す縦断面図である。 従来の車両用シート(シートバック)のスピーカーの取付け構造を表す模式斜視図である。
[実施形態1]
以下、図1〜図11に基づいて、本発明の実施形態1に係る乗物用シートについて説明する。本実施形態に係る乗物用シートは、乗用車の運転席等に使用される車両用シート10である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、前記車両用シート10の前後左右、及び上下に対応している。
<車両用シート10の概要について>
車両用シート10は、図1に示すように、着座者が着座するシート本体部12と、シート本体部12のシートポジション調整を行なうための左右のシートリフタ(図示省略)、左右の前後スレイドレール(図示省略)を備えている。シート本体部12は、シートクッション13と、シートバック14と、前記シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)を調整するリクライナ16とを備えている。リクライナ16は、図2に示すように、シートクッション13のクッションフレーム132の後部とシートバック14のバックフレーム142の下部との連結部に設けられている。シートクッション13は、図3に示すように、クッションフレーム132を上方から覆うクッションパッド134を備えており、そのクッションパッド134の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。また、シートバック14は、バックフレーム142を前方から覆うバックパッド144を備えており、そのバックパッド144の表面が表皮(図示省略)によって覆われている。
<シートクッション13のスピーカー20について>
シートクッション13のクッションフレーム132の前部パネル132fの下側には、図2、図3に示すように、音源であるとともに、振動発生源でもある低周波を主としたスピーカー20がスピーカーボックス22に収納された状態で取付けられている。スピーカー20は、例えば、最低共振周波数f0が70Hz以下のものが使用される。スピーカーボックス22は、図5に示すように、底板にスピーカー20の取付け穴22hが形成された角形のボックスであり、側面にボックス内と外部とを連通させる連通短管22pが設けられている。スピーカーボックス22の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。
<シートバック14の第1振動子30、第2振動子35について>
シートバック14のバックパッド144の背面には、図2、図3に示すように、着座者のほぼ腰の位置に第1振動子30が左右に埋め込まれている。また、バックパッド144の背面には、着座者のほぼ肩の位置に第2振動子35が左右に埋め込まれている。第1振動子30は、振動伝達部材40(後記する)を介して伝えられたスピーカー20の所定周波数(例えば、約50Hz)の振動を受けて振動する部材である。第1振動子30は、図6に示すように、円筒形をした有底容器状のケース部32と、ケース部32の開口32hを塞ぐ可撓性の振動板部34とから太鼓状に構成されている。そして、ケース部32の底部にケース内と外部とを連通させる連通短管32pが設けられている。
第2振動子35は、第1振動子30よりも高い周波数(例えば、約125Hz)の振動を受けて振動する部材である。第2振動子35は、図7に示すように、第1振動子30と等しい構造の振動子であり、共振周波数に合わせて第1振動子30の体積よりも小さい体積で形成されている。第1振動子30と第2振動子35のケース部32,36の材料としては、アルミ板が好適に使用される。しかし、アルミ板の代わりに鉄板、あるいは樹脂板を使用することも可能である。また、第1振動子30と第2振動子35の振動板部34,38の材料としては、太鼓の皮状の粘弾性を有するプラスチック、あるいはゴム等が使用される。
<振動伝達部材40について>
振動伝達部材40は、シートクッション13のスピーカー20の振動を空気伝播によりシートバック14の第1振動子30と第2振動子35に伝える通路状の部材である。振動伝達部材40は、図2、図3に示すように、シートクッション側通路41とシートバック側通路45とから構成されている。シートクッション側通路41は、クッションパッド134の下側に配置された一本の管状ダクト43と、クッションパッド134の後部を厚み方向に貫通する一本のクッションパッド通路44とを備えている。クッションパッド通路44は、図4に示すように、クッションパッド134の上面側で拡開する通路であり、その通路の内側に漏斗状の内部配管44pが嵌め込まれている。シートクッション側通路41の管状ダクト43は、図3に示すように、前端側がスピーカーボックス22の連通短管22pに気密状態で接続されており、後端側がクッションパッド通路44の内部配管44pの下端部に気密状態で接続されている。
シートバック側通路45は、図2、図3に示すように、バックパッド144の後側に配置された第1〜第4管状ダクト46a,46b,46c,46dと、前記バックパッド144の下部を厚み方向に貫通する第1〜第4バックパッド通路47a,47b,47c,47dとを備えている。第1〜第4バックパッド通路47a,47b,47c,47dは、図2に示すように、シート幅方向に並ぶ貫通孔状に形成されており、それらのバックパッド通路47a,47b,47c,47dがシートバック14のバックパッド144の下部表面144f、及び表皮の部分で開口している。そして、図4に示すように、第1〜第4バックパッド通路47a,47b,47c,47dにそれぞれ筒状の内部配管47pが嵌め込まれている。
シートバック側通路45の第1、第2管状ダクト46a,46bは、図2に示すように、上端側が左右の第1振動子30の連通短管32pに気密状態で接続されている。そして、第1、第2管状ダクト46a,46bの下端側が、図4に示すように、第1、第2バックパッド通路47a,47bの内部配管47pの上端部に気密状態で接続されている。また、第3、第4管状ダクト46c,46dは、図2に示すように、上端側が左右の第2振動子35の連通短管36p(図7参照)に気密状態で接続されている。そして、第3、第4管状ダクト46c,46dの下端側が、図4に示すように、第3、第4バックパッド通路47c,47dの内部配管47pの上端部に気密状態で接続されている。
シートバック14のバックパッド144の下部表面144f(表皮)は、図4に示すように、シートクッション13のクッションパッド134の後部表面134f(表皮)に面接触して、クッションパッド通路44の拡開部の上側開口部を塞いでいる。そして、リクライナ16の動作によりシートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度(リクライニング角度)が変化しても、クッションパッド通路44の上側開口部は塞がれた状態に保持されている。即ち、クッションパッド通路44の上面側の拡開部が密閉空間40xとなる。そして、クッションパッド通路44と第1〜第4バックパッド通路47a,47b,47c,47dとが密閉空間40xを介して連通するようになる。
<スピーカー20、第1振動子30、第2振動子35、及び振動伝達部材40の働きについて>
前記車両用シート10では、左右の第1振動子30が、前述のように、スピーカー20の約50Hzの振動に対して共振するように、その第1振動子30の内部空間の体積V1とスピーカーボックス22の内部空間の体積V3と振動伝達部材40の通路体積V4との和(V1+V3+V4)が設定されている。また、左右の第2振動子35が、同じく、スピーカー20の約125Hzの音と振動に対して共振するように、その第2振動子35の内部空間の体積V2とスピーカーボックス22の内部空間の体積V3と振動伝達部材40の通路体積V5との和(V2+V3+V5)が設定されている。
スピーカー20からの音と振動はシートクッション側通路41の管状ダクト43、クッションパッド通路44からシートバック側通路45の第1、第2バックパッド通路47a,47bと第1、第2管状ダクト46a,46bとを介して空気伝播により左右の第1振動子30に伝えられる。また、前記音と振動はシートクッション側通路41の管状ダクト43、クッションパッド通路44からシートバック側通路45の第3、第4バックパッド通路47c,47dと第3、第4管状ダクト46c,46dとを介して左右の第2振動子35に伝えられる。そして、スピーカー20で発生した約50Hzの振動が左右の第1振動子30に伝わると、左右の第1振動子30が共振する。また、スピーカー20で発生した約125Hzの音と振動が左右の第2振動子35に伝わると、左右の第2振動子35が共振するようになる。
これによって、スピーカー20で発生した音と振動とにより、シートクッション13が振動するとともに、振動伝達部材40と第1振動子30、第2振動子35の働きにより、シートバック14が振動するようになる。ここで、第1振動子30の共振周波数(50Hz)をさらに低くしたい場合には第1振動子30の内部空間の体積V1を大きくし、第1振動子30の共振周波数を高くしたい場合には第1振動子30の内部空間の体積V1を小さくする。同様に、第2振動子35の共振周波数(125Hz)をさらに低くしたい場合には第2振動子35の内部空間の体積V2を大きくし、第2振動子35の共振周波数を高くしたい場合には第2振動子35の内部空間の体積V2を小さくする。
<本実施形態に係る車両用シート10の長所について>
本実施形態に係る車両用シート10によると、スピーカー20(振動発生源)で発生した振動を振動伝達部材40により共振周波数が異なる第1振動子30と第2振動子35とに伝えることができる。このため、一つのスピーカー20により、共振周波数が異なる第1振動子30と第2振動子35を振動させることができる。即ち、スピーカー20の振動の周波数を変化させることで低い共振周波数の第1振動子30を振動させ、あるいは、それより高い共振周波数の第2振動子35を振動させることが可能になる。また、スピーカー20はクッションフレーム132の前部下側に固定されているため、スピーカー20の振動はクッションフレーム132の前部からクッションパッド134の比較的硬い両サイド部を介して着座者の大腿部に効率的に伝わるようになる。
また、振動伝達部材40は、スピーカー20の振動を第1振動子30、第2振動子35まで空気伝播させる通路であるため、シートクッション13のスピーカー20の振動をシートバック14の第1振動子30、第2振動子35まで伝える機構が簡単になる。また、振動伝達部材40は、シートクッション13に対してシートバック14の傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている。このため、シートクッション13に対してシートバック14の傾斜角度を変化させても、振動伝達部材40の振動の伝達性能が変化しない。さらに、振動発生源として最低共振周波数が70Hz以下のスピーカー20を使用しているため、スピーカー20で発生した音と振動とをシートバック14の第1振動子30、第2振動子35に伝達できる。また、共振周波数が低い第1振動子30よりも高い位置に共振周波数が高い第2振動子35が取付けられている。このため、着座者の耳に近い位置に第2振動子35が配置されるようになり、音を聞き取り易くなる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートバック側通路45を第1〜第4管状ダクト46a,46b,46c,46dとバックパッド144の下部を貫通する第1〜第4バックパッド通路47a,47b,47c,47dとから構成する例を示した。しかし、図8に示すように、左側の第1振動子30と第2振動子35との管状ダクト46eとバックパッド通路47eとを一本にまとめ、右側の第1振動子30と第2振動子35との管状ダクト46fとバックパッド通路47fとを一本にまとめることも可能である。さらに、図9に示すように、一本にまとめた管状ダクト46e,46fの代わりにバックパッド通路47e,47fの延長部を使用することも可能である。
また、本実施形態では、図3に示すように、振動伝達部材40のシートクッション側通路41を構成する一本の管状ダクト43をクッションパッド134の後部、バックパッド144の下部を介して第1〜第4管状ダクト46a,46b,46c,46dに接続する例を示した。しかし、図10、図11に示すように、振動伝達部材40をスピーカーボックス22と各々の振動子30,35とを個別につなぐ4本の管状ダクトから構成することも可能である。ここで、各々の管状ダクトは、第1シートクッション側通路41の管状ダクト43a〜43dと、シートバック側通路45の管状ダクト46a〜46dと、両管状ダクト43a〜43d,46a〜46dをつなぐ可撓性ダクト48a〜48dとから構成されている。ここで、可撓性ダクト48a〜48dは、シートクッション13に対するシートバック14の傾斜角度の変化に伴って変形が可能なジャバラ状のダクトを使用するのが好ましい。
また、本実施形態では、スピーカー20をシートクッション13のクッションフレーム132の前部下側に取付ける例を示した。しかし、スピーカー20をシートバック14のバックフレーム142の下部後側に取付けることも可能である。また、本実施形態では、振動発生源としてスピーカー20を例示したが、スピーカー20の代わりにモータ等を使用することも可能である。さらに、本実施形態では、車両用シート10に本発明を適用する例を示したが、車両以外に列車、飛行機等のシートに本発明を適用することも可能である。
10・・・・車両用シート(乗物用シート)
13・・・・シートクッション
14・・・・シートバック
20・・・・スピーカー(振動発生源)
22・・・・スピーカーボックス
30・・・・第1振動子
35・・・・第2振動子
40・・・・振動伝達部材
40x・・・密閉空間
44・・・・クッションパッド通路
47a・・・第1バックパッド通路
47b・・・第2バックパッド通路
47c・・・第3バックパッド通路
47d・・・第4バックパッド通路
48a〜d・可撓性ダクト

Claims (8)

  1. シートクッション、あるいはシートバックに取付けられた振動発生源を備える乗物用シートであって、
    前記シートクッション、あるいは前記シートバックに対して振動が伝わるように設置された共振周波数の異なる複数の振動子と、
    前記振動発生源で発生する振動を前記複数の振動子に伝える振動伝達部材と、
    を有する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載された乗物用シートであって、
    前記シートクッションは、クッションフレームと、そのクッションフレームを上から覆うクッションパッドとを備えており、
    前記振動発生源は前記クッションフレームの前部下側に取付けられている乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された乗物用シートであって、
    前記複数の振動子は、前記シートバックの背面側に取付けられており、
    前記共振周波数が低い振動子は、前記共振周波数が高い振動子よりも低い位置に取付けられている乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された乗物用シートであって、
    前記振動伝達部材は、前記振動発生源の振動を前記振動子まで空気伝播させる通路である乗物用シート。
  5. 請求項4に記載された乗物用シートであって、
    前記シートバックは、前記シートクッションに対する傾斜角度を調整できるように構成されており、
    前記振動伝達部材は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度を変化させたときに、通路断面積が変化しないように構成されている乗物用シート。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された乗物用シートであって、
    前記振動発生源は、最低共振周波数が70Hz以下のスピーカーである乗物用シート。
  7. 請求項5又は請求項6のいずれかに記載された乗物用シートであって、
    前記振動伝達部材は、前記シートクッションと前記シートバックとの合わせ位置内に形成された密閉空間と、前記シートクッションのクッションパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するクッションパッド通路と、前記シートバックのバックパッド内に形成されて、前記密閉空間と連通するバックパッド通路とを備えており、
    前記密閉空間は、前記シートクッションに対して前記シートバックの傾斜角度が変化しても密閉状態が保持されるように構成されている乗物用シート。
  8. 請求項5又は請求項6のいずれかに記載された乗物用シートであって、
    前記振動伝達部材は可撓性ダクトを備えており、前記シートクッションに対する前記シートバックの傾斜角度の変化に伴って前記可撓性ダクトが変形可能に構成されている乗物用シート。
JP2017214493A 2017-11-07 2017-11-07 乗物用シート Pending JP2019084957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214493A JP2019084957A (ja) 2017-11-07 2017-11-07 乗物用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214493A JP2019084957A (ja) 2017-11-07 2017-11-07 乗物用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019084957A true JP2019084957A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66762105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017214493A Pending JP2019084957A (ja) 2017-11-07 2017-11-07 乗物用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019084957A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022168527A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022168527A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105745119B (zh) 头枕装置以及声音采集装置
JP3880865B2 (ja) スピーカを備えた椅子
JP6110853B2 (ja) 乗り物用シート装置
JP7457341B2 (ja) 振動を介して音知覚を向上させるために構成された座席
WO2005096893A1 (ja) 車両用シート
JP5998860B2 (ja) 乗物用シート
JP2016105868A (ja) 乗物用シート
CN113561870A (zh) 交通工具座椅的头枕和相关座椅
JP2019084957A (ja) 乗物用シート
JP2007054457A (ja) 自動車シート
JP6412354B2 (ja) 音響装置
KR101991671B1 (ko) 차량용 가상 엔진 사운드 발생장치
JP2016130033A (ja) 乗物用シート
JP2019084958A (ja) 乗物用シート
JP5656568B2 (ja) 車両用能動型騒音制御装置
JPWO2018168478A1 (ja) 移動体用音発生装置
JPH09117346A (ja) シートクッションのサスペンション構造
JP6368815B2 (ja) 乗り物用シート装置
KR20240154534A (ko) 자동차 시트용 머리 받침대
JPH0215431Y2 (ja)
WO2023140059A1 (ja) 乗物用シートシステム
CN118786052A (zh) 用于机动车辆座椅的头枕
JP2017226417A (ja) シートクッション及び車両用シート
JP2010228611A (ja) 車両用シートのスピーカ構造
JP6601535B2 (ja) 乗物用シート