JP2019083700A - 温度調節庫 - Google Patents

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【課題】冷却運転をしているときに不必要な除霜運転をしないように制御した温度調節庫を提供する。【解決手段】温度調節庫10においては、制御装置50は、収納庫12を設定時間となるまで設定温度となるように冷却装置20により冷却する冷却運転を実行中に、冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間となると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を実行するように制御しており、冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間となっても除霜運転を実行しないように制御した。【選択図】図4

Description

本発明は、パン生地を焼成する前にパン生地を温度を調節した状態で凍結、熟成及び発酵等を行うドウコンディショナー等の温度調節庫に関する。
特許文献1には、パン生地を焼成する前に発酵管理するドウコンディショナーが開示されている。このドウコンディショナーは、パン生地を収納するする収納庫と、収納庫を冷却する冷却手段と、収容庫を加熱する加熱手段と、収容室の湿度を調節する湿度調節手段と、収容庫内の空気を循環させて温度及び湿度を均一化させる送風手段を備えている。このドウコンディショナーにおいては、収容庫内の空気は冷却手段または加熱手段により温度が調節されるとともに湿度調節手段により湿度が調節された状態で循環手段によって循環し、収容室内に収容されたパン生地は冷凍工程、冷蔵工程、予熱工程及び発酵工程の各工程が順番に実行されるようになっている。
特開2009−254306号公報
上述した特許文献1のドウコンディショナーはパン屋等の店舗で用いられ、発酵管理プルグラムは朝方にパン生地の発酵が完了するように、前日の夕方または夜間から冷凍工程、冷蔵工程、予熱工程及び発酵工程の各工程を順に実行するように制御している。パン屋等の店舗の休日明けの朝方にパン生地の発酵を完了させるときには、発酵管理プログラムは前々日の夕方または夜間から前日の夜間まで冷凍工程を実行し、前日の夜間から冷蔵工程、予熱工程及び発酵工程を実行させるように制御している。この種のドウコンディショナーでは、冷凍工程の時間が長くなると、冷却装置の蒸発器に霜が付着するため、一定時間毎にヒータによって蒸発器を加熱して霜を取り除く除霜運転をする必要がある。しかし、一定時間毎に除霜運転をするように制御したときには、冷凍工程の残り時間が短くて冷蔵工程に移行する直前にも除霜運転を実行することがあり、無駄な除霜運転となるおそれや、除霜運転後の冷凍工程で十分に冷却できない問題があった。本発明は、温度調節庫の冷却運転をしているときに不必要な除霜運転をしないようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、収納物を収納する収納庫と、収納庫内の空気を循環させる循環ファンと、収納庫内を冷却する蒸発器を有した冷却装置と、蒸発器を加熱して除霜するヒータと、冷却装置とヒータの作動を制御する制御装置とを備え、制御装置は、収納庫を設定時間となるまで設定温度となるように冷却装置により冷却する冷却運転を実行中に、冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間となると、ヒータにより蒸発器を除霜する除霜運転を実行するように制御した温度調節庫であって、制御装置は、冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間となっても除霜運転を実行しないように制御したことを特徴とする温度調節庫を提供するものである。
上記のように構成した温度調節庫においては、冷却運転の残り時間が短いときに除霜運転を実行すると、除霜運転後に再び収納庫を設定温度まで冷却しても、直ぐに冷却運転が終了することがある。この場合には、除霜運転をしていなくても、冷却運転の終了後に蒸発器に付着した霜が自然に融解するので、除霜運転が無駄になるおそれがある。また、除霜運転後に、収納庫を再び設定温度まで冷却しても、直ぐに冷却運転が終了するために、収納庫内の冷却効率が悪くなるおそれがある。これに対し、本発明の温度調節庫においては、制御装置は、冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間となっても除霜運転を実行しないように制御した。これによって、冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに、無駄な除霜運転をしないようにすることができるとともに、冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに一時的に除霜運転を実行することによる冷却効率の低下を防ぐことができた。
上記のように構成した温度調節庫においては、制御装置は、収納庫内の設定温度を0度より低い温度で冷却運転を実行する冷凍工程と、冷凍工程の後で収納庫内の設定温度を0度以上で冷却運転を実行する冷蔵工程とを実行するように制御したものであり、制御装置は、冷凍工程の実行時に除霜運転を実行するように制御し、冷凍工程での冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転取消時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間となっても除霜運転を実行しないように制御するのが好ましい。このようにしたときには、冷凍工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに、無駄な除霜運転をしないようにすることができるとともに、冷凍工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに一時的に除霜運転を実行することによる冷却効率の低下を防ぐことができた。
温湿度調節庫の正面図である。 図1の前部の左右方向に沿った縦断面図である。 A−A断面図である。 温室度調節庫の冷却装置、加熱装置及び加湿器の概略図である。 制御装置を示すブロック図である。
以下に、本発明の温度調節庫の一実施形態である温湿度調節庫の実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の温湿度調節庫(温度調節庫)10は、ドウコンディショナーと呼ばれるもので、パン生地を焼成する前に、フリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程を順番に実行するものである。温湿度調節庫10では、上記各工程を実行するときに各工程に応じた温度制御を行うとともに、予熱及びホイロ工程では温度制御に加えて湿度制御を行うようにしたものである。
図1及び図2に示したように、温湿度調節庫10は、ハウジング11内の右側部を除いた部分にパン生地(収納物)を収納する収納庫12と、ハウジング11の右側部に機械室13とを備えている。図3に示したように、収納庫12の前部にはパン生地を載せたトレイを出し入れする前側開口部12aが設けられており、前側開口部12aにはこれを開閉する扉14が開閉自在に設けられている。
図2及び図4に示したように、収納庫12の右側部と底部には仕切板15が設けられており、収納庫12の仕切板15によって仕切られた右側部及び底部は温度及び湿度を調節した空気を収納庫12に送り出すダクト通路16としている。ダクト通路16は収納庫12の右側部に配置される縦ダクト通路16aと収納庫12の底部に配置される横ダクト通路16bとを備えている。また、縦ダクト通路16aの上部は機械室13側に突き出るようになっており、この部分は後述する冷却装置20の蒸発器25と、加熱装置30のヒータ31等を収容して空気を冷却または加熱するための温調空間16cとなっている。
図2及び図4に示したように、収納庫12の右側部に配置した仕切板15の上部には循環ファン17が取り付けられており、図4の二点鎖線の矢印に示したように、収納庫12内の空気は循環ファン17によってダクト通路16に導かれるようになっている。ダクト通路16に導かれた空気は温調空間16cで冷却または加熱されて温度が調節され、縦ダクト通路16aと横ダクト通路16bとを通って収納庫12の左側部に送られるようになっている。
図4に示したように、温調空間16cには温度センサ18と湿度センサ19が配設されており、温度センサ18は収納庫12内の温度を検出するものであり、湿度センサ19は収納庫12内の湿度を検出するものである。
図2及び図4に示したように、温調空間16cには収納庫12内を冷却するための冷却装置20の蒸発器25が配設されている。冷却装置20は温調空間16cを通過する収納庫12内の空気を冷却して、収納庫12内を冷却するものである。冷却装置20は周知の冷媒回路を用いたものであり、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮した冷媒ガスを冷却する凝縮器22と、液化冷媒に含まれる水分を除去するドライヤ23と、液化冷媒を膨張させるキャピラリチューブ(膨張手段)24と、膨張させた液化冷媒を気化させて収納庫12内を冷却する蒸発器25とを備えている。蒸発器25はダクト通路16の温調空間16cに配置され、他の部品は機械室13に配置されている。この冷却装置20においては、圧縮機21にて圧縮された冷媒ガスは凝縮器22で冷却されて液化冷媒となり、液化冷媒はドライヤ23を通ってキャピラリチューブ24で膨張して蒸発器25に送られ、蒸発器25で気化するときに温調空間16cの空気を冷却する。また、蒸発器25には除霜用温度センサ25aが設けられており、除霜用温度センサ25aは蒸発器25に付着した霜を取り除く際に蒸発器25の温度を検出するものである。
冷却装置20は、収納庫12内を冷却するだけでなく、収納庫12内を除湿する除湿装置としての機能も有している。冷却装置20を除湿装置として用いるときには、冷却機能をできるだけ抑えるようにしつつ除湿機能を発揮させるのが好ましい。これに対応させるために、圧縮機21はインバータ式のモータを採用したものであって回転数を制御可能としている。また、凝縮器22は冷媒を冷却するための冷却ファン22aを備えており、この冷却ファン22aはインバータ式のモータを採用したものであって回転数を制御可能としている。冷却装置20を除湿装置として除湿運転させるときには、圧縮機21の回転数を最小回転数(最大回転数の半分以下)となるように制御した状態で圧縮機21を作動させ、蒸発器25に循環供給される冷媒量を減少させることで、蒸発器25で冷却を抑えた状態で除湿することができる。また、他に冷却装置20を除湿装置して除湿運転させるときには、凝縮器22の冷却ファン22aの回転数を冷却運転するときよりも高い回転数で回転させた状態で圧縮機21を作動させると、凝縮器22に多くの冷媒が滞留して圧縮機21の高圧側と低圧側の圧力差が減少し、蒸発器25に循環供給される冷媒量が減少することで、蒸発器25で冷却を抑えた状態で除湿することができる。
図2及び図4に示したように、温調空間16cには収納庫12内を加熱する加熱装置30が配設されている。加熱装置30は温調空間16cを通過する収納庫12内の空気を加熱して、収納庫12内を加熱するものである。加熱装置30は、温調空間16c内の空気を加熱するヒータ31と、ヒータ31を温調空間16cに取り付けるブラケット32とを備えている。ヒータ31はブラケット32によって冷却装置20の蒸発器25の下側に取り付けられている。ヒータ31はガラス管ヒータを用いたものであり、輻射熱によって温調空間16c内の空気を効率的に加熱できるだけでなく、上側に配置された蒸発器25の除霜用のヒータとしての機能も有している。
図2及び図4に示したように、ダクト通路16の縦ダクト通路16aには加湿器40が配設されており、加湿器40は収納庫12内を加湿するものである。加湿器40は、水を霧状に噴霧する噴霧ノズル41と、水道等の給水源から噴霧ノズル41に水を供給する給水管42と、噴霧ノズル41に空気を供給する給気管43と、給気管43を介して噴霧ノズルに空気を加圧状態で送り出すエアコンプレッサ44とを備えている。給水管42は水道などの給水源に接続されており、給水管42には減圧弁42aと給水弁42bが介装されている。また、給水管42には給水弁42bより下流に排水管45が接続されており、排水管45には排水弁45aが介装されている。
噴霧ノズル41は縦ダクト通路16aにて温調空間16cの下部と同じ高さ位置で後部に配置されている。噴霧ノズル41の先端からの噴霧方向は縦ダクト通路16aの後部から前方に向けられており、循環ファン17によって縦ダクト通路16aを下降する空気と交差(直交)する方向となっている。給水弁42bを開放するとともにエアコンプレッサ44を作動させると、噴霧ノズル41には給水管42からの水と給気管43からの空気が流入し、噴霧ノズル41から水が霧状に噴霧される。また、噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧しないときには、給水管42に水が残らないようにするために、排水弁45aを開放することで、給水管42に残る水を排水管45から排出するようになっている。
図5に示したように、温湿度調節庫10は制御装置50を備えており、制御装置50は、循環ファン17、温度センサ18、湿度センサ19、冷却装置20(圧縮機21、凝縮器22の冷却ファン22a、蒸発器25の除霜用温度センサ25a)、加熱装置30(ヒータ31)、加湿器40(給水弁42b、エアコンプレッサ44、及び排水弁45a)に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、ROMに収納庫12内のパン生地をフリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程を順に実行する発酵管理プログラム(温度制御プログラム)を備えている。なお、温湿度調節庫10は、フリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程の少なくとも1つを選択的に実行することも可能となっている。
この発酵管理プログラムは、主として朝方(例えば午前5時)にホイロ工程が完了するようにパン屋等の店舗での前日の営業時間の終盤から営業時間後の夕方または夜間に開始するものである。フリーズ(冷凍)工程では収納庫12内を−5℃で3時間維持し、リタード(冷蔵)工程では収納庫12内を0℃〜2℃で維持し、予熱工程では収納庫12内を15℃〜18℃で75〜80%の湿度を2時間維持し、ホイロ(発酵)工程では28℃〜35℃で75〜85%の湿度を1時間維持するように制御している。この発酵管理プログラムでは、フリーズ(冷凍)工程の開始時刻からホイロ(発酵)工程で予め設定した終了時刻(例えば午前5時)までに要する時間からフリーズ(冷凍)工程、予熱工程及びホイロ(発酵)工程に要する時間を減じて残る時間をリタード(冷蔵)工程を実行するように制御している。なお、温度、湿度及び時間はあくまで一例であり、発酵に供するパン生地の種類等によって変更可能としている。
また、パン屋等の店舗での休日を挟むように発酵管理する発酵管理プログラムでは、パン屋等の店舗での休日後に発酵が終了するように、休日前の営業時間の終盤から営業時間後に発酵管理プログラムを開始させ、上記のフリーズ(冷凍)工程での管理時間に休日の日数×24時間(休日が1日であれば24時間であり、休日が2日であれば48時間)を加算している。
発酵管理プログラムを実行したときの制御を以下に説明する。発酵管理プログラムのフリーズ(冷凍)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20の作動を制御することで、収納庫12内を−5℃となるように温度制御している(冷却運転を実行している)。温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である−5℃より高い設定上限温度(設定上限温度は例えば設定温度より1℃高く設定されており、以下同じである)を検出したときには冷却装置20を作動させ、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である−5℃より低い設定下限温度(設定下限温度は例えば設定温度より1℃低く設定されており、以下同じである)を検出したときには、冷却装置20の作動を停止させている。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
また、フリーズ(凍結)工程を実行しているときに、制御装置50は、冷却装置20による冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間として6時間となると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を実行するように制御している。夕方または夜間から開始させて翌日の朝方に終了するような休日を挟まない発酵管理プログラムをさせるときには、フリーズ(凍結)工程による冷却運転時間は3時間となっているので除霜運転は実行されない。これに対し、休日を挟むような発酵管理プログラムでは、フリーズ(凍結)工程での冷却運転時間が例えば27時間であるので、冷却運転時間が除霜待機時間である6時間経過すると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を実行するように制御している。除霜運転では、冷却装置20の運転を停止させた状態で、ヒータ31に通電することで蒸発器25に付着している霜を融かす。蒸発器25に設けた除霜用温度センサ25aの検出温度が5℃以上となると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を終了し、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20の作動を制御して冷却運転を再開することで、収納庫12内を−5℃となるように温度制御する。
また、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の残り時間が短いときに除霜運転を実行すると、除霜運転後に再び収納庫12を設定温度である−5℃となるように冷却しても、直ぐにフリーズ(凍結)工程での冷却運転が終了することがある。この場合には、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の終了後に実行するリタード(冷蔵)工程の開始時にヒータ31により収納庫12内を2℃まで加熱することで、除霜運転をしていなくても、蒸発器25に付着した霜が融解するので、除霜運転が無駄になるおそれがある。また、除霜運転後に、収納庫12を再び設定温度まで冷却しても、直ぐにフリーズ(凍結)工程での冷却運転が終了してリタード(冷蔵)工程に移行するために、収納庫12内の冷却効率が悪くなるおそれがある。
これに対応するために、休日を挟むような発酵管理プログラムを実行しているときに、制御装置50は、フリーズ(凍結)工程での冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間である6時間経過すると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を実行するように制御しているときに、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間である2時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間となっても除霜運転を実行しないように制御している。これによって、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに、無駄な除霜運転をしないようにすることができるとともに、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに一時的に除霜運転を実行することによる冷却効率の低下を防ぐことができた。
フリーズ(冷凍)工程を開始させてから3時間(休日を含むときは休日数×24を加算する)経過すると、制御装置50はリタード(冷蔵)工程を実行する。リタード(冷蔵)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいてヒータ31により収納庫12を設定温度である2℃まで加熱してから、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20の作動を制御することで、収納庫12内を2℃となるように温度制御している。温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である2℃より高い設定上限温度を検出したときには冷却装置20を作動させ、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である2℃より低い設定下限温度を検出したときには、冷却装置20の作動を停止させている。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
リタード(冷蔵)工程を開始させてから所定の時間となると、制御装置50は予熱工程を実行する。予熱工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいてヒータ31により収納庫12を設定温度である18℃まで加熱してから、温度センサ18の検出温度に基づいて冷却装置20またはヒータ31の作動を制御することで、収納庫12内の温度を18℃となるように温度制御し、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御することで、収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。室温が設定温度である18℃より高いような環境下では、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より高い設定上限温度を検出したときには冷却装置20を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より低い設定下限温度を検出したときには冷却装置20の作動を停止させるように制御している。冷却装置20を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気は蒸発器25と熱交換することによって冷却される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、冷却された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は冷却された空気によって冷却される。
これに対し、室温が設定温度である18℃より低いような環境下では、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より低い設定下限温度を検出したときにはヒータ31を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である18℃より高い設定上限温度を検出したときにはヒータ31の作動を停止させるように制御している。ヒータ31を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気はヒータ31によって加熱される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、加熱された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加熱された空気によって温められる。
また、制御装置50は、予熱工程では上述した温度制御だけでなく収納庫12内の湿度を75%となるように湿度制御している。制御装置50は、湿度センサ19による検出湿度が75%より低い設定下限湿度(設定下限湿度は設定湿度より例えば5%低く設定されており、以下同じである)を検出すると加湿器40により加湿するように制御し、湿度センサ19による検出湿度が75%より高い設定上限湿度(設定上限湿度は設定湿度より例えば5%高く設定されており、以下同じである)を検出すると加湿器40による加湿を停止させるように制御している。噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16に送られた空気は縦ダクト通路16aで噴霧ノズル41から霧状に噴霧された水が気化されて加湿され、図4の二点鎖線の矢印に示したように、加湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加湿された空気によって加湿される。なお、湿度センサ19の検出湿度が設定上限湿度より高く設定した除湿運転切替湿度より高くなったときには、冷却装置20を除湿運転させるように制御している。
予熱工程を開始させてから2時間経過すると、制御装置50は発酵(ホイロ)工程を実行する。ホイロ(発酵)工程では、制御装置50は、温度センサ18の検出温度に基づいてヒータ31の作動を制御することで、収納庫12内の温度を35℃となるように温度制御し、湿度センサ19の検出湿度に基づいて加湿器40の作動を制御することで、収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。
温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である35℃より低い設定下限温度を検出したときにはヒータ31を作動させるように制御し、温度センサ18の検出温度が収納庫12の設定温度である35℃より高い設定上限温度を検出したときにはヒータ31の作動を停止させるように制御している。ヒータ31を作動させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16の温調空間16cに送られた空気はヒータ31によって加熱される。図4の二点鎖線の矢印に示したように、加熱された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加熱された空気によって温められる。
また、制御装置50は、温度制御だけでなく収納庫12内の湿度を85%となるように湿度制御している。制御装置50は、湿度センサ19による検出湿度が85%より低い設定下限湿度を検出すると加湿器40により加湿するように制御し、湿度センサ19による検出湿度が85%より高い設定上限湿度を検出すると加湿器40による加湿を停止させるように制御している。噴霧ノズル41から水を霧状に噴霧させているときには、循環ファン17によって収納庫12内からダクト通路16に送られた空気は縦ダクト通路16aで噴霧ノズル41から霧状に噴霧された水が気化されて加湿され、図4の二点鎖線の矢印に示したように、加湿された空気は縦ダクト通路16a及び横ダクト通路16bを通って再び収納庫12に送られ、収納庫12内は加湿された空気によって加湿される。なお、収納庫12内の湿度が設定湿度よりも高い設定上限湿度より高く設定した除湿運転切替湿度を湿度センサ19により検出したときには、冷却装置20を除湿運転させるように制御している。ホイロ(発酵)工程を開始させてから1時間経過すると、制御装置50は発酵管理プログラムを終了する。
上記のように構成した温湿度調節庫(温度調節庫)10においては、制御装置50は、フリーズ(凍結)工程で収納庫12を設定時間となるまで設定温度である−5℃となるように冷却装置20により冷却する冷却運転を実行中に、冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間である6時間となると、ヒータ31により蒸発器25を除霜する除霜運転を実行するように制御している。しかしながら、冷却運転の残り時間が短いときに除霜運転を実行すると、除霜運転後に再び収納庫12を設定温度である−5℃となるように冷却しても、直ぐにフリーズ(凍結)工程での冷却運転が終了することがある。この場合には、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の終了後に実行するリタード(冷蔵)工程の開始時にヒータ31により収納庫12内を2℃まで加熱するために、除霜運転をしていなくても、蒸発器25に付着した霜が融解するので、除霜運転が無駄になるおそれがある。また、除霜運転後に、収納庫12を再び設定温度である−5℃となるように冷却しても、直ぐにフリーズ(凍結)工程での冷却運転が終了してリタード(冷蔵)工程に移行するために、収納庫12内の冷却効率が悪くなるおそれがある。
これに対し、温度調節庫10においては、制御装置50は、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間である2時間より短くなっているときに、冷却運転時間が除霜待機時間である6時間となっても除霜運転を実行しないように制御した。これによって、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに、無駄な除霜運転をしないようにすることができるとともに、フリーズ(凍結)工程での冷却運転の設定時間の残り時間が短いときに一時的に除霜運転を実行することによる冷却効率の低下を防ぐことができた。
10…温度調節庫(温湿度調節庫)、12…調理庫、17…循環ファン、20…冷却装置、31…ヒータ、50…制御装置。

Claims (2)

  1. 収納物を収納する収納庫と、
    前記収納庫内の空気を循環させる循環ファンと、
    前記収納庫内を冷却する蒸発器を有した冷却装置と、
    前記蒸発器を加熱して除霜するヒータと、
    前記冷却装置と前記ヒータの作動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記収納庫を設定時間となるまで設定温度となるように前記冷却装置により冷却する冷却運転を実行中に、冷却運転時間が除霜運転を待機する除霜待機時間となると、前記ヒータにより前記蒸発器を除霜する除霜運転を実行するように制御した温度調節庫であって、
    前記制御装置は、前記冷却運転の前記設定時間となるまでの残り時間が除霜運転を取り消す除霜運転取消時間より短くなっているときに、前記冷却運転時間が前記除霜待機時間となっても前記除霜運転を実行しないように制御したことを特徴とする温度調節庫。
  2. 請求項1に記載の温度調節庫において、
    前記制御装置は、前記収納庫内の前記設定温度を0度より低い温度で前記冷却運転を実行する冷凍工程と、前記冷凍工程の後で前記収納庫内の前記設定温度を0度以上で前記冷却運転を実行する冷蔵工程とを実行するように制御したものであり、
    前記制御装置は、前記冷凍工程の実行時に前記除霜運転を実行するように制御し、前記冷凍工程での前記冷却運転の前記設定時間となるまでの残り時間が前記除霜運転取消時間より短くなっているときに、前記冷却運転時間が前記除霜待機時間となっても前記除霜運転を実行しないように制御したことを特徴とする温度調節庫。
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