JP2017044448A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減し、もって蒸発器をより確実に除霜することのできる冷却貯蔵庫を提供する。【解決手段】冷却貯蔵庫は、断熱扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、庫内温度を検出する庫内温度センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、除霜キャンセル条件は、除霜運転を開始する前の庫内温度が基準温度以下であることを含む。【選択図】図6

Description

蒸発器を除霜する除霜運転を行う冷却貯蔵庫に関する。
従来、蒸発器を除霜する除霜運転を行う冷却貯蔵庫において、蒸発器に付着している霜が多い場合は消費電力が多い除霜方式によって除霜し、付着している霜が少ない場合は消費電力が少ない除霜方式によって除霜するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の除霜運転制御装置は、蒸発器ファンの吸込空気温度又は吹出空気温度(すなわち庫内温度)が所定温度より低い場合は除霜能力が不足して極端な残留デフロストが生じないように加熱デフロスト方式(消費電力が多い除霜方式)によって除霜し、所定温度以上の場合は消費電力を抑制するためにオフサイクルデフロスト方式(消費電力が少ない除霜方式)によって除霜している。
特開平10−89834号公報
上述した特許文献1に記載の除霜運転制御装置によると、庫内温度が低い場合は消費電力が多い除霜方式によって除霜していることから、庫内温度が低い場合は蒸発器に多量の霜が付着していると判断しているといえる。言い換えると、特許文献1に記載の除霜運転制御装置において蒸発器に多量の霜が付着する場合とは、庫内温度が低い場合である。
これに対し、本願発明者は、庫内温度が低い場合以外にも蒸発器に多量の霜が付着する場合があることを見出した。それは、貯蔵庫本体と扉との間をシールするパッキンが何らかの原因によって変形するなどによって貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができてしまった場合である。貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内に外気が吸い込まれるため、蒸発器に多量の霜が付着する。
従来は貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができた場合について十分に検討されていなかった。このため、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったり、あるいは除霜運転をキャンセルしてしまったりする虞があった。
本明細書では、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減し、もって蒸発器をより確実に除霜する技術を開示する。
本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、庫内温度を検出する庫内温度センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、除霜運転を開始する前の庫内温度が基準温度以下であることを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて庫内に外気が吸い込まれると庫内温度が高くなる。前述した特許文献1に記載の除霜運転制御装置は、庫内温度が高い場合は消費電力が少ない除霜方式(オフサイクルデフロスト方式)によって除霜するので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着した場合は、庫内温度が高いことにより、消費電力が少ない除霜方式によって除霜が行われてしまう。このため蒸発器を十分に除霜できない虞がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、除霜運転を開始する前の庫内温度が基準温度より高い場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、前記圧縮機の運転/停止を切り換えて庫内温度をほぼ庫内設定温度に維持する冷却運転、及び、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間以内に前記圧縮機が停止していたことを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内温度が高くなるため冷却運転中に圧縮機が停止しなくなる。逆に言うと、冷却運転中に圧縮機が停止していなかった場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
また、冷却運転中に圧縮機が停止していた場合であっても、最後に圧縮機が停止した時から除霜開始条件が成立した時までの時間が長い場合は、その間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、冷却運転中に圧縮機が停止していなかった場合、及び、圧縮機が停止していても最後に圧縮機が停止した時から除霜開始条件が成立した時までの時間が長い場合(最後に圧縮機が停止した時が、除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間より前の場合)は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりしないようにすることができる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機、蒸発器などが配管によって循環接続されている冷却回路と、前記蒸発器の出口側に接続されている出口側配管の温度を検出する出口側配管温度センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記出口側配管の温度が基準温度以上であることを含む。
蒸発器に多量の霜が付着すると庫内の空気と冷媒との間で熱交換がされ難くなり、蒸発せずに蒸発器を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなる。蒸発せずに蒸発器を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなると、蒸発器の出口側配管が冷媒によって冷やされ、出口側配管の温度が下がる。逆に言うと、蒸発器の出口側配管の温度が低い場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、蒸発器の出口側配管の温度が基準温度より低い場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機、蒸発器などが配管によって循環接続されている冷却回路と、前記蒸発器の入口側に接続されている入口側配管の温度を検出する入口側配管温度センサと、前記蒸発器の出口側に接続されている出口側配管の温度を検出する出口側配管温度センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記入口側配管の温度と前記出口側配管の温度との差が基準値以上であることを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内に吸い込まれる外気が多くなり、蒸発器に多量の霜が付着する。蒸発器に多量の霜が付着すると、庫内の空気と冷媒との間で熱交換がされ難くなり、蒸発せずに蒸発器を通りすぎてしまう冷媒の量が多くなる。蒸発せずに蒸発器を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなると、蒸発器の出口側配管が冷媒によって冷やされ、蒸発器の入口側配管の温度と蒸発器の出口側配管の温度との差が小さくなる。逆に言うと、蒸発器の入口側配管の温度と蒸発器の出口側配管の温度との差が小さい場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、蒸発器の入口側配管の温度と蒸発器の出口側配管の温度との差が基準値より小さい場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、前記エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の温度を検出する空気吹出口温度センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記空気吹出口から吹き出された空気の温度が基準温度以下であることを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内に吸い込まれる外気が多くなり、蒸発器に多量の霜が付着する。蒸発器に多量の霜が付着すると、蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、エアダクトに吸い込まれた空気が蒸発器によって冷却され難くなり、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の温度が高くなる。逆に言うと、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の温度が高い場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の温度が基準温度より高い場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、前記エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速を検出する風量/風速センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速が基準値以上であることを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内に吸い込まれる外気が多くなり、蒸発器に多量の霜が付着する。蒸発器に多量の霜が付着すると、蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の風量が少なくなるとともに、風速が遅くなる。逆に言うと、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の風量が少ない場合や風速が遅い場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の風量が基準値より少ない場合、又は、風速が基準値より遅い場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
また、本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、扉を有する貯蔵庫本体と、圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、前記エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風量又は風速を検出する空気吸込口風量/風速センサと、前記蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速を検出する蒸発器風量/風速センサと、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、を備え、前記除霜キャンセル条件は、前記空気吸込口から吸い込まれた空気の風量と前記空気吹出口から吹き出された空気の風量との差、又は、前記空気吸込口から吸い込まれた空気の風速と前記空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が基準値以上であることを含む。
貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができると庫内に吸い込まれる外気が多くなり、蒸発器に多量の霜が付着する。蒸発器に多量の霜が付着すると、蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。蒸発器の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風量と蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差や、エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風速と蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が大きくなる。
逆に言うと、エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風量と蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差や、エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風速と蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が小さい場合は、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができており、それにより蒸発器に多量の霜が付着している可能性がある。
上記の冷却貯蔵庫によると、空気吸込口から吸い込まれた空気の風量と、蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差、又は、空気吸込口から吸い込まれた空気の風速と蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が基準値より小さい場合は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
本明細書で開示する冷却貯蔵庫によれば、貯蔵庫本体と扉との間に隙間ができて蒸発器に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまったり消費電力が少ない除霜方式によって除霜してしまったりする可能性を低減できる。これにより蒸発器をより確実に除霜できる。
実施形態1に係る冷却貯蔵庫の正面図 扉を裏側から見た斜視図 冷却回路の概略的な回路図 図1に示すA−A線の断面図であって、冷却回路周辺の断面図 冷却貯蔵庫の電気的構成を示すブロック図 制御部によって実行される除霜運転制御処理のフローチャート 実施形態3に係る冷却回路の概略的な回路図 実施形態4に係る冷却回路の概略的な回路図 実施形態5に係る冷却回路周辺の断面図 実施形態6に係る冷却回路周辺の断面図 実施形態7に係る冷却回路周辺の断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図6に基づいて説明する。以降の説明において上下方向及び左右方向とは図1に示す上下方向及び左右方向を基準とし、前後方向とは図4に示す前後方向を基準とする。
(1)冷却貯蔵庫の構成
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る冷却貯蔵庫としての冷蔵庫1の外観について説明する。冷蔵庫1は前面開口の断熱箱体からなる貯蔵庫本体10を備えている。貯蔵庫本体10には前面開口を開閉する観音開き式の左右一対の断熱扉12が上下に二組取り付けられている。断熱扉12は扉の一例である。各断熱扉12の裏面にはそれぞれ後述するパッキン15(図2参照)が取り付けられている。また、貯蔵庫本体10の下面には貯蔵庫本体10を支持する4つの脚部13が取り付けられている。
貯蔵庫本体10の上には上側が開放された機械室11が設けられている。機械室11には冷却回路30(図3参照)、制御部50(図5参照)、電源部などが収容されている。また、機械室11の前面には操作部14が設けられている。
次に、図2を参照して、断熱扉12の裏面に取り付けられているパッキン15について説明する。断熱扉12の裏面には合成ゴム製のパッキン15が断熱扉12の縁部に沿って矩形枠状に取り付けられている。パッキン15は貯蔵庫本体10の開口縁部に密着して外気が庫内に吸い込まれないようにするためのものである。
(2)冷却回路及びその周辺の構成
先ず、図3を参照して、冷却回路30の概略的な構成について説明する。冷却回路30は圧縮機31、凝縮器32、蒸発器33、キャピラリチューブ(あるいは膨張弁)34などを備えており、それらが複数の配管42A〜42Dによって循環接続されている。図3において複数の矢印は冷却回路30内を冷媒が循環する方向を示している。
次に、図4を参照して、冷却回路30周辺の構成について説明する。冷却回路30は上述した圧縮機31などを断熱性のユニット台35に取り付けることによってユニット化されている。貯蔵庫本体10の天井壁10Aには開口10Bが形成されており、ユニット台35は開口10Bを塞ぐように天井壁10Aの上に配置されている。蒸発器33はユニット台35の下側に取り付けられており、天井(天井壁10A及びユニット台35)とダクト部36との間の空間37(以下「エアダクト37」という)に収容されている。
蒸発器33は低温・低圧の冷媒と庫内空気との熱交換を行うものであり、複数の平行に配列された板状の冷却フィン、それら複数の冷却フィンを貫通するように多重に折り返されている冷媒管などを備えている。図4では示されていないが、蒸発器33には蒸発器33に付着した霜を溶かすための除霜ヒータ38(図5参照)が取り付けられている。
ダクト部36は天井との間にエアダクト37を形成するためのものであるとともに、蒸発器33に付着した霜が溶けた水である除霜水を受けるためのものである。ダクト部36の前側には空気吸込口40が形成されており、その空気吸込口40に上から庫内ファン39が嵌合装着されている。
また、ダクト部36の底壁は後端が貯蔵庫本体10の奥壁10Aまで達しておらず、ダクト部36の底壁と貯蔵庫本体10の奥壁10Aとの間の隙間が空気吹出口41を構成している。庫内ファン39が回転すると庫内の空気が空気吸込口40からエアダクト37に吸い込まれ、蒸発器33によって冷却される。そして、蒸発器33によって冷却された空気は空気吹出口41から奥壁10Aに沿って庫内に吹き出される。
また、図4に示すように、ダクト部36の後端からは左右方向(図4において紙面垂直方向)の概ね中央から後側に向かって排水溝36Aが延びており、その排水溝36Aの先端部が、貯蔵庫本体10の奥壁10Aに設けられている排水路10Bに挿入されている。
(3)冷蔵庫の電気的構成
次に、図5を参照して、冷蔵庫1の電気的構成について説明する。前述したように冷蔵庫1は制御部50を備えている。制御部50には操作部14、圧縮機31、庫内ファン39、除霜ヒータ38、庫内温度センサ51、周囲温度センサ52などが接続されている。
制御部50はCPU50A、ROM50B、RAM50Cなどを備えている。CPU50AはROM50Bに記憶されているプログラムを実行することによって冷蔵庫1の各部を制御する。ROM50BにはCPU50Aによって実行されるプログラムや制御に用いる各種の設定値などが記憶されている。RAM50Cは制御部50が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。なお、制御部50はCPU50Aに替えてFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを備えていてもよい。
操作部14は、ユーザが各種の設定値(庫内設定温度など)を設定するための操作ボタンや、庫内温度などの冷蔵庫1に関する各種の情報を表示する表示装置を備えて構成されている。なお、操作部14はタッチパネルによって構成されてもよい。
庫内温度センサ51は庫内温度を検出するためのものである。図4に示すように庫内温度センサ51はユニット台35の下側において庫内ファン39と蒸発器33との間に取り付けられている。ここで、本実施形態では、庫内温度センサ51は断熱扉12の開閉を検知するセンサとしても用いられる。具体的には、断熱扉12が開閉されると庫内温度が一定温度以上まで上昇するので、制御部50は庫内温度センサ51によって検出された庫内温度が一定温度以上の場合は断熱扉12が開閉されたと判断する。
周囲温度センサ52は冷蔵庫1の周囲の温度、言い換えると外気の温度を検出するセンサである。
(4)冷却運転、及び、除霜運転
次に、制御部50によって行われる冷却運転、及び、除霜運転について説明する。
(4−1)冷却運転
制御部50は、冷蔵庫1の電源が投入されると、圧縮機31の運転/停止を切り替えて庫内温度をほぼ庫内設定温度に維持する冷却運転を開始する。具体的には、制御部50は、冷蔵庫1の電源が投入されると圧縮機31及び庫内ファン39の運転を開始し、所定のサンプリング時間毎に庫内温度センサ51によって庫内温度を検出する。そして、制御部50は、庫内温度が庫内設定温度に対して第1の温度(例えば2℃)以上低下すると圧縮機31を停止させる。
圧縮機31を停止させると庫内温度が上昇する。制御部50は、圧縮機31を停止させた後、庫内温度が庫内設定温度に対して第2の温度(例えば2℃)以上上昇すると圧縮機31の運転を再開する。これを繰り返すことによって庫内温度がほぼ庫内設定温度に維持される。
ここで、制御部50は、庫内温度が庫内設定温度に対して第1の温度以上低下して圧縮機31を停止させたとき、運転/停止のハンチングを防ぐため及び起動性能向上のため、一定時間圧縮機31の停止を継続する。このため、庫内温度が庫内設定温度に対して第2の温度(例えば2℃)以上上昇しても一定時間が経過していない場合は一定時間が経過した後に圧縮機31の運転が再開される。
なお、冷却運転中に圧縮機31を停止させたとき、庫内ファン39については停止させてもよいし、回転させたままでもよい。圧縮機31の停止中に庫内ファン39を停止させるか回転させるかは適宜に決定することができる。
また、ここでは庫内温度が庫内設定温度に対して第1の温度以上低下すると圧縮機31を停止させる場合を例に説明したが、これは冷却貯蔵庫が冷蔵庫である場合の例である。例えば冷却貯蔵庫がインバータ圧縮機を用いる冷凍庫の場合は、庫内温度が庫内設定温度に対して第1の温度以上低下したとき、インバータ圧縮機を完全に停止させるのではなく、庫内温度がほぼ「庫内設定温度−第1の温度」に維持される回転数でインバータ圧縮機を回転させてもよい。
(4−2)除霜運転
制御部50は、上述した冷却運転中に除霜開始条件が成立すると、蒸発器33に付着している霜を溶かすために除霜運転を開始する。除霜開始条件とは、具体的には例えば「前回の除霜が完了した時から一定時間が経過した」、「予め設定されている時刻に達した」などである。なお、これらは一例であり、除霜開始条件は適宜に設定することができる。
一般に除霜運転の方式には加熱除霜方式とオフサイクル除霜方式とがある。加熱除霜方式とは、圧縮機31を停止させて除霜ヒータ38によって蒸発器33を加熱する、あるいは圧縮機31から蒸発器33にホットガスを供給することによって蒸発器33を加熱する方式である。オフサイクル除霜方式とは、圧縮機31を停止させる一方、蒸発器33の加熱は行わず、庫内温度の上昇によって自然に霜を溶かす方式である。本実施形態では除霜ヒータ38を用いた加熱除霜方式(以下、ヒータ除霜方式という)によって除霜するものとする。加熱除霜方式は第1の除霜方式の一例であり、オフサイクル除霜方式は第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式の一例である。
制御部50は、除霜運転を開始すると、所定のサンプリング時間毎に庫内温度を検出し、庫内温度が予め設定されている除霜終了温度まで上昇すると除霜運転を終了して冷却運転を再開する。
なお、除霜運転中は、庫内ファン39については停止させてもよいし、回転させてもよい。除霜運転中に庫内ファン39を停止させるか回転させるかは適宜に決定することができる。
また、ここでは除霜運転を終了する条件として「庫内温度が予め設定されている除霜終了温度まで上昇したこと」を例に説明したが、除霜運転を終了する条件はこれに限られるものではない。例えば、除霜運転を終了する条件は「蒸発器33の温度が予め設定されている除霜終了温度まで上昇したこと」であってもよい。除霜運転を終了する条件は適宜に設定可能である。
(4−3)除霜運転のキャンセル
ヒータ除霜方式では除霜ヒータ38に通電するため消費電力が増加する。また、蒸発器33を加熱すると庫内温度が上昇するため、その後の冷却運転において庫内を冷却するために圧縮機31の運転時間が長くなり、消費電力が増加する。そこで、制御部50は、除霜開始条件が成立しても次に説明する除霜キャンセル条件が成立している場合は蒸発器33に付着している霜が少ないと判断し、消費電力を抑制するために除霜運転をキャンセルする。
実施形態1に係る除霜キャンセル条件は以下の条件1〜5からなり、条件1〜5が全て成立した場合に除霜キャンセル条件が成立する。以下、条件1〜5について、その条件が成立していない場合は蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある理由とともに説明する。
条件1:冷蔵庫1の周囲の温度が第1の基準温度(例えば25℃)以上である。
理由:後述する条件3は、断熱扉12の開閉が一度もない場合は蒸発器33に付着している霜が少ないと判断し、除霜運転をキャンセルするものである。しかしながら、前述したように本実施形態では一定温度以上の庫内温度が検出された場合に断熱扉12が開閉されたと判断するので、周囲の温度が低い場合は断熱扉12が開閉されても庫内温度が上昇せず、断熱扉12の開閉を精度よく判断できない可能性がある。
つまり、周囲の温度が第1の基準温度より低い場合(条件1が成立していない場合)は、断熱扉12の開閉が一度もないとは断定できないので、蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
条件2:庫内設定温度が第2の基準温度(例えば冷蔵庫の場合は2℃、冷凍庫の場合は−22℃)以上である。
理由:庫内設定温度が低いと庫内温度が低くなるので蒸発器33に霜が付着し易くなる。このため、庫内設定温度が第2の基準温度より低い場合(条件2が成立していない場合)は蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
条件3:前回の除霜後に断熱扉12の開閉が一度もない。
理由:断熱扉12が開閉されると庫内に外気が流入し、蒸発器33に霜が付着し易くなる。このため、断熱扉12が一度でも開閉された場合(条件3が成立していない場合)は蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
条件4:前回の除霜後に庫内温度が第3の基準温度(例えば庫内設定温度−2℃)まで低下した。
理由:断熱扉12が完全に閉まっている場合は冷却運転によって庫内温度が第3の基準温度まで低下する。これに対し、断熱扉12が完全に閉まっていない場合は隙間から庫内に外気が流入するので、冷却運転中に庫内温度が第3の基準温度まで低下しないとともに、蒸発器33に多量の霜が付着する。つまり、前回の除霜後に庫内温度が一度も第3の基準温度まで低下していない場合(条件3が成立していない場合)は、断熱扉12が完全に閉まっておらず、蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
ここで、上記の説明において第3の基準温度の例として記載した「庫内設定温度−2℃」は、冷却運転において圧縮機31の運転を停止する温度(庫内設定温度−第1の温度)と同じ温度である。このようにしたのは、庫内温度が「庫内設定温度−第1の温度」まで低下していれば断熱扉12が完全に閉まっている(庫内が十分に冷却されている)と判断できるからである。
条件5:除霜運転を開始する前(例えば除霜開始条件が成立したとき又はその前後)の庫内温度が第4の基準温度(例えば庫内設定温度+2℃)以下である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間をシールするパッキン15が何らかの原因によって変形するなどにより、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができてしまうことがある。貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができると庫内に外気が吸い込まれ、庫内温度が高くなるとともに、蒸発器33に多量の霜が付着する。このため、除霜運転を開始する前の庫内温度が第4の基準温度より高い場合(条件5が成立していない場合)は蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
ここで、前述した条件4では、断熱扉12が完全に閉まっている場合は庫内温度が第3の基準温度まで低下し、除霜運転がキャンセルされる。しかしながら、庫内温度が第3の基準温度まで低下した後にパッキン15が変形するなどによって隙間ができてしまうこともある。その場合、条件4では一度庫内温度が第3の基準温度まで低下していることから、その後に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しても除霜運転がキャンセルされてしまう。
これに対し、条件5では除霜運転を開始する前の庫内温度が第4の基準温度以上であるか否かを判断するので、一度庫内温度が第3の基準温度まで低下して条件4が成立しても、その後に隙間ができて庫内温度が高くなった場合は条件5が成立しないことにより、除霜運転がキャンセルされてしまわないようにすることができる(除霜運転を行うことができる)。
また、上記の説明において第4の基準温度の例として記載した「庫内設定温度+2℃」は、冷却運転において圧縮機31の運転を再開する温度(庫内設定温度+第2の温度)と同じ温度である。このようにしたのは、通常、冷却運転中は庫内温度が「庫内設定温度+第2の温度」より高くならないので、「庫内設定温度+第2の温度」より高い場合は何かしらの異常があると考えられるためである。
(4−4)除霜運転制御処理
次に、図6を参照して、制御部50によって実行される除霜運転制御処理について説明する。本処理は除霜開始条件が成立すると開始される。
S101では、制御部50は除霜キャンセル条件が成立しているか否か(すなわち条件1〜5が全て成立しているか否か)を判断し、成立していない場合(条件1〜5のうちいずれか一つでも成立していない場合)は着霜量が多いと判断してS102に進み、成立している場合(条件1〜5が全て成立している場合)は着霜量が少ないと判断して本処理を終了する。
S102では、制御部50は除霜運転を行う。
上述したように、制御部50は除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合(S101:Yes)はS102を実行しないので、除霜運転がキャンセルされる。
(5)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係る冷蔵庫1によると、除霜運転を開始する前の庫内温度が第4の基準温度より高い場合(条件5が成立していない場合)は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を説明する。
実施形態2は実施形態1に示す除霜キャンセル条件のうち条件5が異なる。実施形態2に係る条件5を以下に示す。
条件5:「除霜運転を開始する前の庫内温度が第4の基準温度以下である」、及び、「除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間(例えば30分間)以内に圧縮機31が停止していた」の少なくとも一方が成立。
理由:上述した条件5の前半部分は実施形態1の条件5と同じであるのでここでは後半部分の理由について説明する。
貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができると庫内温度が高くなるため冷却運転中に圧縮機31が停止しなくなる。逆に言うと、冷却運転中に圧縮機31が停止していなかった場合は、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができており、それにより蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
また、冷却運転中に圧縮機31が停止していた場合であっても、最後に圧縮機31が停止した時から除霜開始条件が成立した時までの時間が長い場合(最後に圧縮機31が停止した時が、除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間より前の場合)は、その間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態2に係る冷蔵庫1によると、冷却運転中に圧縮機31が停止していなかった場合、及び、圧縮機31が停止していても最後に圧縮機31が停止した時から除霜開始条件が成立した時までの時間が長い場合(最後に圧縮機31が停止した時が、除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間より前の場合)は除霜キャンセル条件が成立しないので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
更に、実施形態2に係る冷蔵庫1によると、実施形態1に係る冷蔵庫1に比べ、蒸発器に付着している霜が少ないにもかかわらず除霜運転が行われてしまうことをより確実に抑制できる。以下、具体的に説明する。
実施形態1で説明したように、制御部50は冷却運転中に圧縮機31を停止させたとき、運転/停止のハンチングを防ぐため及び起動性能向上のために圧縮機31の停止をある程度継続するので、冷却運転中に圧縮機31が停止しているときに除霜開始条件が成立する場合もある。
その場合、圧縮機31の停止によって庫内温度が上昇しているので、条件5の前半部分のみだと、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができておらず、それにより蒸発器に付着している霜が少ない場合であっても、庫内温度が高いことによって除霜運転がキャンセルされなくなってしまう(除霜運転が行われてしまう)虞がある。あるいは、除霜開始条件が成立したときに圧縮機31が停止していなくても、除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間以内に圧縮機31が停止していた場合は庫内温度がまだ十分に下がっておらず、庫内温度が高いことによって除霜運転が行われてしまう虞がある。
これに対し、条件5の後半部分を加えると、庫内温度が高くても除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間以内に圧縮機31が停止していた場合は除霜運転がキャンセルされるので、蒸発器33に付着している霜が少ないにもかかわらず庫内温度が高いことによって除霜運転が行われてしまうことを抑制できる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図7によって説明する。
先ず、図7を参照して、実施形態3に係る冷却回路30について説明する。実施形態3に係る冷却回路30の構成は実施形態1に係る冷却回路30の構成と実質的に同一であるが、実施形態3に係る冷却回路30は蒸発器33の出口側に接続されている出口側配管42Dの温度を検出する出口側配管温度センサ53が設けられている。
なお、出口側配管42Dは圧縮機31の入口側に接続されている入口側配管ということもできる。また、出口側配管温度センサ53は出口側配管42Dの蒸発器33に近い側の温度を検出してもよいし、圧縮機31に近い側の温度を検出してもよい。
次に、実施形態3に係る除霜キャンセル条件について説明する。実施形態3に係る除霜キャンセル条件は次の一つの条件だけである。
条件:蒸発器33の出口側配管42Dの温度が基準温度以上である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着すると庫内の空気と冷媒との間で熱交換がされ難くなり、蒸発せずに蒸発器33を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなる。蒸発せずに蒸発器33を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなると、蒸発器33の出口側配管42Dが冷媒によって冷やされ、蒸発器33の出口側配管42Dの温度が低くなる。
逆に言うと、蒸発器33の出口側配管42Dの温度が低い場合(上述した条件が成立していない場合)は、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができており、それにより蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態3に係る冷蔵庫1によると、蒸発器33の出口側配管42Dの温度が基準温度より低い場合は除霜運転をキャンセルしない(除霜運転を行う)ので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<実施形態4>
次に、実施形態4を図8によって説明する。
先ず、図8を参照して、実施形態4に係る冷却回路30について説明する。実施形態4に係る冷却回路30の構成は実施形態1に係る冷却回路30の構成と実質的に同一であるが、実施形態4に係る冷却回路30は蒸発器33の入口側に接続されている入口側配管42Cの温度を検出する入口側配管温度センサ54、及び、蒸発器33の出口側に接続されている出口側配管42Dの温度を検出する出口側配管温度センサ53が設けられている。
なお、入口側配管42Cはキャピラリチューブ34の出口側に接続されている出口側配管ということもできる。また、入口側配管温度センサ54は入口側配管42Cのキャピラリチューブ34に近い側の温度を検出してもよいし、蒸発器33に近い側の温度を検出してもよい。
次に、実施形態4に係る除霜キャンセル条件について説明する。実施形態4に係る除霜キャンセル条件は次の一つの条件だけである。
条件:蒸発器33の入口側配管42Cの温度と蒸発器33の出口側配管42Dの温度との差が基準値以上である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着すると庫内の空気と冷媒との間で熱交換がされ難くなり、蒸発せずに蒸発器33を通りすぎてしまう冷媒の量が多くなる。蒸発せずに蒸発器33を通り過ぎてしまう冷媒の量が多くなると、蒸発器33の出口側配管42Dが冷媒によって冷やされ、蒸発器33の入口側配管42Cの温度と蒸発器33の出口側配管42Dの温度との差が小さくなる。
逆に言うと、蒸発器33の入口側配管42Cの温度と蒸発器33の出口側配管42Dの温度との差が小さい場合(上述した条件が成立していない場合)は、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができており、それにより蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態4に係る冷蔵庫1によると、蒸発器33の入口側配管42Cの温度と蒸発器33の出口側配管42Dの温度との差が基準値より小さい場合は除霜運転をキャンセルしない(除霜運転を行う)ので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<実施形態5>
次に、実施形態5を図9によって説明する。
先ず、図9を参照して、実施形態5に係る冷却回路30について説明する。実施形態5に係る冷却回路30の構成は実施形態1に係る冷却回路30の構成と実質的に同一であるが、実施形態5に係る冷却回路30はエアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の温度を検出する空気吹出口温度センサ55が設けられている。
次に、実施形態5に係る除霜キャンセル条件について説明する。実施形態5に係る除霜キャンセル条件は次の一つの条件だけである。
条件:エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の温度が基準温度以下である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着すると蒸発器33の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。蒸発器33の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、エアダクト37に吸い込まれた空気が蒸発器33によって冷却され難くなり、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の温度が高くなる。
逆に言うと、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の温度が高い場合(上述した条件が成立していない場合)は、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができており、それにより蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態5に係る冷蔵庫1によると、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の温度が基準温度より高い場合は除霜運転をキャンセルしない(除霜運転を行う)ので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<実施形態6>
次に、実施形態6を図10によって説明する。
先ず、図10を参照して、実施形態6に係る冷却回路30について説明する。実施形態6に係る冷却回路30の構成は実施形態1に係る冷却回路30の構成と実質的に同一であるが、実施形態6に係る冷却回路30はエアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量を検出する風量センサ56が設けられている。
次に、実施形態6に係る除霜キャンセル条件について説明する。実施形態6に係る除霜キャンセル条件は以下の一つの条件だけである。
条件:エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量が基準値以上である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着すると蒸発器33の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量が少なくなる。
逆に言うと、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量が少ない場合(上述した条件が成立していない場合)は、蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態6に係る冷蔵庫1によると、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量が基準値より少ない場合は除霜運転をキャンセルしない(除霜運転を行う)ので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<実施形態7>
次に、実施形態7を図11によって説明する。
先ず、図11を参照して、実施形態7に係る冷却回路30について説明する。実施形態7に係る冷却回路30の構成は実施形態1に係る冷却回路30の構成と実質的に同一であるが、実施形態7に係る冷却回路30はエアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量を検出する空気吸込口風量センサ57と、蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量を検出する蒸発器風量センサ58とが設けられている。
次に、実施形態7係る除霜キャンセル条件について説明する。実施形態7に係る除霜キャンセル条件は以下の一つの条件だけである。
条件:エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量と、蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差が基準値以下である。
理由:貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着すると蒸発器33の冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなる。冷却フィンの間を空気が通り抜け難くなると、空気吸込口40から吸い込まれた空気が蒸発器33とダクト部36との間を流れることにより、エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量と蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差が大きくなる。
逆に言うと、エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量と蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差が大きい場合(上述した条件が成立していない場合)は、蒸発器33に多量の霜が付着している可能性がある。
以上説明した実施形態7に係る冷蔵庫1によると、空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量と蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差が基準値より大きい場合は除霜運転をキャンセルしない(除霜運転を行う)ので、貯蔵庫本体10と断熱扉12との間に隙間ができて蒸発器33に多量の霜が付着しているにもかかわらず除霜運転をキャンセルしてしまう可能性を低減できる。これにより蒸発器33をより確実に除霜できる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では第1の除霜方式として除霜ヒータ38を用いた加熱除霜方式を例に説明したが、第1の除霜方式はホットガスを用いた加熱除霜方式であってもよい。また、第1の除霜方式は加熱除霜方式ではなく、オフサイクル除霜方式であってもよい。オフサイクル除霜方式では蒸発器33を加熱するための電力は不要であるが、圧縮機31を停止させることによって庫内温度は上昇するので、その後の冷却運転において庫内を冷却するために圧縮機31の運転時間が長くなる。このためオフサイクル除霜方式の場合も消費電力が増加する可能性がある。このため、オフサイクル除霜方式の場合も除霜キャンセル条件が成立した場合は除霜運転をキャンセルするようにしてもよい。
(2)上記実施形態2では条件5として「除霜運転を開始する前の庫内温度が第4の基準温度以下である」、及び、「除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間以内に圧縮機31が停止していた」の少なくとも一方が成立したことを例に説明したが、条件5は後半部分だけであってもよい。
(3)上記実施形態1及び2では除霜キャンセル条件として条件1〜5を例に説明した。しかしながら、条件1〜4は一例であり、条件1〜4に替えて適宜の条件を用いることができる。あるいは、条件5のみを除霜キャンセル条件としてもよい。
(4)上記実施形態6では除霜キャンセル条件として「エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風量が基準値以上である」を例に説明した。これに対し、エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風速を検出する風速センサを設け、「エアダクト37の空気吹出口41から吹き出された空気の風速が基準値以上である」ことを除霜キャンセル条件としてもよい。
(5)上記実施形態7では除霜キャンセル条件として「エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風量と蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風量との差が基準値以上である」を例に説明した。これに対し、エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風速を検出する風速センサと、蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風速を検出する風速センサとを設け、「エアダクト37の空気吸込口40から吸い込まれた空気の風速と蒸発器33の空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が基準値以上である」ことを除霜キャンセル条件としてもよい。
(6)上記実施形態では、除霜開始条件が成立したとき、除霜キャンセル条件が成立していない場合は加熱除霜方式(第1の除霜方式)によって除霜し、除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルする場合を例に説明した。これに対し、除霜キャンセル条件が成立していない場合は加熱除霜方式(第1の除霜方式)によって除霜し、除霜キャンセル条件が成立している場合はオフサイクル除霜方式(第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式)によって除霜してもよい。
(7)上記実施形態では冷却貯蔵庫として冷蔵庫を例に説明したが、冷却貯蔵庫は冷凍庫であってもよい。
1・・・冷蔵庫(冷却貯蔵庫)、10・・・貯蔵庫本体、12・・・断熱扉(扉)、0・・・冷却回路、31・・・圧縮機、33・・・蒸発器、36・・・ダクト部、37・・・エアダクト、40・・・空気吸込口、41・・・空気吹出口、50・・・制御部、51・・・庫内温度センサ、53・・・出口側配管温度センサ、54・・・入口側配管温度センサ、55・・・空気吹出口温度センサ、56・・・風量センサ、57・・・空気吸込口風量センサ(空気吸込口風量/風速)センサ、58・・・蒸発器風量センサ(蒸発器風量/風速センサ)

Claims (7)

  1. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、
    庫内温度を検出する庫内温度センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、除霜運転を開始する前の庫内温度が基準温度以下であることを含む、冷却貯蔵庫。
  2. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、
    前記圧縮機の運転/停止を切り換えて庫内温度をほぼ庫内設定温度に維持する冷却運転、及び、除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記除霜開始条件が成立した時を基準に過去の一定時間以内に前記圧縮機が停止していたことを含む、冷却貯蔵庫。
  3. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機、蒸発器などが配管によって循環接続されている冷却回路と、
    前記蒸発器の出口側に接続されている出口側配管の温度を検出する出口側配管温度センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記出口側配管の温度が基準温度以上であることを含む、冷却貯蔵庫。
  4. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機、蒸発器などが配管によって循環接続されている冷却回路と、
    前記蒸発器の入口側に接続されている入口側配管の温度を検出する入口側配管温度センサと、
    前記蒸発器の出口側に接続されている出口側配管の温度を検出する出口側配管温度センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記入口側配管の温度と前記出口側配管の温度との差が基準値以上であることを含む、冷却貯蔵庫。
  5. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、
    前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、
    前記エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の温度を検出する空気吹出口温度センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記空気吹出口から吹き出された空気の温度が基準温度以下であることを含む、冷却貯蔵庫。
  6. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、
    前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、
    前記エアダクトの空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速を検出する風量/風速センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、前記除霜開始条件が成立しても除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速が基準値以上であることを含む、冷却貯蔵庫。
  7. 扉を有する貯蔵庫本体と、
    圧縮機及び蒸発器を有する冷却回路と、
    前記蒸発器が収容されるエアダクトを形成するダクト部と、
    前記エアダクトの空気吸込口から吸い込まれた空気の風量又は風速を検出する空気吸込口風量/風速センサと、
    前記蒸発器の空気吹出口から吹き出された空気の風量又は風速を検出する蒸発器風量/風速センサと、
    除霜開始条件が成立すると第1の除霜方式によって前記蒸発器を除霜する除霜運転を行う制御部であって、除霜キャンセル条件が成立している場合は除霜運転をキャンセルするか又は前記第1の除霜方式より消費電力が少ない第2の除霜方式によって除霜する制御部と、
    を備え、
    前記除霜キャンセル条件は、前記空気吸込口から吸い込まれた空気の風量と前記空気吹出口から吹き出された空気の風量との差、又は、前記空気吸込口から吸い込まれた空気の風速と前記空気吹出口から吹き出された空気の風速との差が基準値以上であることを含む、冷却貯蔵庫。
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