JP2019083375A - 画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末のバッテリー消費を抑制しつつ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、制御対象の画像処理装置に関する情報を適切に提供する。【解決手段】1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、制御対象の画像処理装置のスペック情報(印刷処理部の印刷速度や画像読取部の読み取り速度など)に基づいてポーリング周期を算出し、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値(印刷枚数や印刷部数、課金金額など)を更新するように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラムに関し、特に、画像処理装置と端末とが通信ネットワークで接続される画像処理システム、画像処理装置と端末との通信を制御する通信制御方法及び画像処理装置又は端末で動作する通信制御プログラムに関する。
近年のスキャナやプリンタ、MFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像処理装置は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末(以下、端末と呼ぶ。)による処理状態確認や遠隔操作を可能にする機能が搭載されており、画像処理装置と端末とを無線LAN(Local Area Network)などを介して接続することにより、端末に表示される画面を用いて画像処理装置の処理状態(印刷枚数や原稿の読み取り枚数など)を確認したり遠隔操作したりすることができる。
このような端末の表示部に表示する画面の情報を取得するための通信方法として、ポーリングがある。ポーリングでは、端末から画像処理装置に対して定期的に問い合わせを行って情報を取得し、取得した情報に基づいて表示部に画面を表示する。従って、端末のポーリングは、画像処理装置の状態に応じた表示を行うために十分な間隔とすることが重要である。
上記ポーリングに関連する技術として、プリンタのステータスを取得するためのポーリングの間隔を変更する印刷制御装置が知られている。例えば、下記特許文献1には、画像出力装置の状態を示すステータスのうち取得すべきステータスを、前記ステータスを表示する表示部の表示内容に応じて選択し、当該選択したステータスを取得するために実行するポーリングの間隔を当該選択したステータスの即時性に基づいて設定するとともに、並列処理数を当該選択したステータスの数に基づいて設定する設定手段を有する印刷制御装置が開示されている。
特開2017−042955号公報
上述したように、端末からのポーリングは、制御対象となる画像処理装置の状態に応じた表示を行うために十分な間隔とすることが重要であり、画像処理装置と端末とが一体化している状態(すなわち、画像処理装置に付属するパネルに画面を表示する場合)であれば、その画像処理装置のスペックに合わせてポーリングの間隔を一意に決めることができる。
しかしながら、画像処理装置と端末とが一対一で対応していない場合は、複数の画像処理装置の状態に応じた表示を行うことができるように、通常、ポーリングの間隔を高速処理機に合わせて短く設定するため、同じ端末を同じ設定で低速処理機に接続するとポーリングが無駄に行われることになる。
ここで、端末は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末をベースにしているため、ポーリングの間隔が短くなると、ポーリングの無駄により電力消費(バッテリー残量の低下)の影響は大きくなる。一方、ポーリングの間隔が長くなると、電力消費を抑制することはできるが、画面が適切に更新されないことによりユーザに不利益を与えてしまう。
例えば、ポーリングにより表示値を変更する場面として、部数カウント値を考える。ポーリングの間隔を長くすることによって、部数カウント値が勝手に1つ飛ばしなどで表示されると、ユーザに戸惑いや不信感を与えてしまう。また、ユーザが見たいと思ったときにリアルタイムに適切な情報を提供できない場合が生じ、ユーザの利便性を低下させてしまう。
すなわち、部数カウント値が1つずつ増加することはユーザにとっては見慣れた挙動であり、部数カウント値が飛ぶことでページが抜けてしまっているのではないかという不安を持つユーザもいる。特に、プリントを請け負っている事業者などの場合は、抜けや漏れを防止するために出力物のページを全てカウントする必要があると感じる場合もあり、抜けや漏れが発生すると業務に対するクレームに繋がる恐れもある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、端末のバッテリー消費を抑制しつつ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、制御対象の画像処理装置に関する情報を適切に提供することができる画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおいて、前記端末は、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示部と、画像処理装置毎のスペック情報を保持する記憶部と、前記制御対象の画像処理装置のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出するポーリング周期算出部と、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信制御部と、前記情報に基づいて、前記画面の中の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示制御部と、を備えることを特徴とする。また、1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部と、前記画像読取部及び/又は前記印刷処理部のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出するポーリング周期算出部と、を備え、前記端末は、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示部と、前記制御対象の画像処理装置からポーリング周期を取得し、当該ポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信制御部と、前記情報に基づいて、前記画面の中の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける通信制御方法であって、前記端末は、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップと、前記画像処理装置のスペック情報を取得する取得ステップと、前記スペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップと、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップと、前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップと、を実行することを特徴とする。また、原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と、端末と、が通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける通信制御方法であって、前記画像処理装置は、前記画像読取部及び/又は前記印刷処理部のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップを実行し、前記端末は、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップと、前記制御対象の画像処理装置からポーリング周期を取得し、当該ポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップと、前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける、前記端末で動作する通信制御プログラムであって、前記端末に、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップ、前記画像処理装置のスペック情報を取得する取得ステップ、前記スペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップと、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップ、前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップ、を実行させることを特徴とする。
本発明の画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラムによれば、端末のバッテリー消費を抑制しつつ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、制御対象の画像処理装置に関する情報を適切に提供することができる。
その理由は、1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、制御対象の画像処理装置のスペック情報に基づいてポーリング周期を算出し、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値を更新するように制御するからである。
本発明の第1の実施例に係る画像処理システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る端末の処理を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る端末に表示される画面(コピー中画面)の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る端末に表示される画面(コピー中画面)の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る画像処理システムの処理を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、画像処理装置の処理状態を確認したり遠隔操作したりする端末が知られており、端末から画像処理装置に対して定期的に問い合わせを行うポーリングを実行することにより、画像処理装置から取得した情報に基づいて画面を表示することができる。この端末のポーリングは、制御対象となる画像処理装置の状態に応じた表示を行うために十分な間隔(周期)とすることが重要であり、ポーリングの間隔が短くなると、ポーリングが無駄に行われて電力消費(バッテリー残量の低下)が大きくなる。一方、ポーリングの間隔が長くなると、部数などのカウント値が1つ飛ばしなどで表示されてしまい、ユーザに戸惑いや不信感を与えてしまうと共に、ユーザにリアルタイムに適切な情報を提供できない場合が生じ、ユーザの利便性を低下させてしまう。
そこで、本発明の一実施の形態では、1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、画像処理装置毎のスペック情報(印刷処理部の印刷速度や画像読取部の読み取り速度など)を保持し、制御対象の画像処理装置のスペック情報に基づいてポーリング周期を算出し、算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値を更新するように制御する。また、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報(課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定など)や端末の機器情報(バッテリー残量など)に基づいてポーリングの周期を算出する。
また、本発明の他の実施の形態では、1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続された画像処理システムにおいて、画像処理装置は、画像読取部及び/又は印刷処理部のスペック情報に基づいてポーリングの周期を算出して端末に送信し、端末は、制御対象の画像処理装置ポーリング周期を取得し、当該ポーリング周期に従ってポーリングを実行し、制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値を更新するように制御する。また、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報や端末の機器情報に基づいてポーリングの周期を算出したり、端末の機器情報に基づいて画像処理装置から取得したポーリング周期を修正したりする。
このように画像処理装置のスペック情報(必要に応じて、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報や端末の機器情報)に基づいてポーリングの周期を算出することにより、画面の見た目を画像処理装置に付属するパネルに表示する場合と同様にすることができ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、ユーザにリアルタイムに適切な情報を提供することができる。また、ポーリングの周期をスペック情報で算出される値まで可能な限り長くすることにより、端末のバッテリー消費を低減することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラムについて、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施例の画像処理システムの構成を模式的に示す図であり、図2は、本実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図、図3は、本実施例の端末の構成を示すブロック図である。また、図4は、本実施例の端末の動作を示すフローチャート図であり、図5及び図6は、本実施例の端末に表示される画面を示す模式図である。
図1に示すように、本実施例の画像処理システムは、1又は複数の装置(本実施例では、画像処理装置10とする。)と、1又は複数の携帯端末(端末20と呼ぶ。)と、を備えており、画像処理装置10と端末20とは、アクセスポイントを介して、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められる無線LAN等の通信ネットワークにより接続されている。
なお、図1では、画像処理装置10と端末20とがアクセスポイントを介して接続される構成を示しているが、画像処理装置10と端末20とが直接、接続される構成としてもよい。また、画像処理装置10と端末20との通信方法は、無線LAN等に限らず、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)、TransferJet(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、IrDA等の規格に従って無線や赤外線でデータ通信を行う近距離無線通信などを用いても良い。以下、各装置について説明する。
[画像処理装置]
画像処理装置10は、スキャナやプリンタ、MFPなど(本実施例ではMFPとする。)であり、図2に示すように、制御部11、記憶部12、ネットワークI/F部13、表示操作部14、画像処理部15、画像読取部16、印刷処理部17などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aとROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部12に記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、画像処理装置10全体の動作を制御する。特に、本実施例では、端末20で実行されるWebブラウザ上で画像処理装置10の制御を可能にするWebサービスを提供するWebアプリケーションをROM11bや記憶部12から読み出し、RAM11cに展開して実行することにより、Webサーバとして機能する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、印刷データ、印刷処理部17の印刷速度や画像読取部16の読み取り速度などのスペック情報などを記憶する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、画像処理装置10を通信ネットワークに接続し、端末20との通信を確立する。
表示操作部14は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置など表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、必要に応じて設けられ、印刷やスキャンに関する各種画面を表示し、印刷やスキャンに関する各種操作を可能にする。なお、操作部としてタッチセンサに加えてハードキーなどを備えていてもよく、表示部と操作部とは別々の装置としてもよい。
画像処理部15は、RIP部(Raster Image Processor)として機能し、印刷データを翻訳して中間データを生成し、レンダリングを行ってビットマップ形式の印刷画像を生成する(この一連の処理をRIP処理と呼ぶ。)。また、画像処理部15は、必要に応じて、印刷画像に対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。
画像読取部16は、原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を搬送するADF(Auto Document Feeder)と、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器などにより構成される。
印刷処理部(エンジン)17は、印刷画像に基づいて印刷処理を実行する。例えば、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から印刷画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。
[端末]
端末20は、スマートフォンや専用又は汎用のタブレット端末などの携帯端末であり、図3(a)に示すように、制御部21、記憶部22、ネットワークI/F部23、表示操作部24、バッテリー25などで構成される。
制御部21は、CPU21aとROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、CPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、端末20全体の動作を制御する。特に、本実施例では、Webブラウザ上で画像処理装置10の制御を可能にするWebアプリケーションをROM21bや記憶部22から読み出し、RAM21cに展開して実行することにより、Webクライアントとしても機能する。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、画像処理装置10の処理状態を示す情報、通信ネットワークに接続されている画像処理装置10のスペック情報、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報、バッテリー25の残量などの機器情報などを記憶する。
ネットワークI/F部23は、NICやモデムなどで構成され、端末20を通信ネットワークに接続し、画像処理装置10との通信を確立する。
表示操作部24は、液晶表示装置や有機EL表示装置など表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、画像処理装置10に関する各種画面(後述するコピー中画面やスキャン中画面など)を表示し、画像処理装置10に対する各種操作を可能にする。本実施例では、Webブラウザによって表示される画面をWebUI(User Interface)と呼ぶ。なお、操作部としてタッチセンサに加えてハードキーなどを備えていてもよく、表示部と操作部とは別々の装置としてもよい。
バッテリー25は、端末20に電力を供給して各部の動作を可能にする。本実施例では、特に、バッテリー25の残量を検知可能であり、バッテリー25の残量を制御部21に通知する。
また、上記制御部21は、図3(b)に示すように、ポーリング周期算出部26、通信制御部27、表示制御部28などとして機能する。
ポーリング周期算出部26は、記憶部22などから制御対象となる画像処理装置10の印刷処理部17の印刷速度や画像読取部16の原稿の読み取り速度などのスペック情報を取得し、現在、表示操作部24に表示している画面がスペック情報で更新間隔が決定される画面(例えば、コピー中画面やスキャン中画面など)であれば、取得したスペック情報に基づいて、印刷部数や原稿の読み取り枚数などのカウント値に抜けや漏れが生じない(一つ飛ばしなどにならない)ようにポーリングの間隔(以下、ポーリング周期と呼ぶ。)を算出する。また、ポーリング周期算出部26は、スペック情報に加えて、必要に応じて、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報やバッテリー残量などの機器情報に基づいて、ポーリング周期を算出する。なお、ポーリング周期の具体的な算出方法については後述する。
通信制御部27は、ポーリング周期算出部26が算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、画像処理装置10から処理状態を示す情報を取得する。
表示制御部28は、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づいて、表示操作部24に表示する画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値を更新する。
上記ポーリング周期算出部26、通信制御部27、表示制御部28はハードウェアとして構成しても良いし、制御部21をポーリング周期算出部26、通信制御部27、表示制御部28として機能させる通信制御プログラムとして構成し、当該通信制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
なお、図1乃至図3は本実施例の画像処理システムの一例であり、画像処理装置10と端末20とが無線通信可能であり、端末20のWebUIを用いて画像処理装置10の処理状態確認や遠隔操作が可能であれば、その構成や制御は変更可能である。
上記構成の画像処理システムの概略動作について説明する。
WebUIを用いて画像処理装置10に接続した際、記憶部22から接続先の画像処理装置10のスペック情報(印刷処理部17の印刷速度、画像読取部16の読み取り速度など)を取得する。WebUIでは、表示すべき画面をその時々で変化させるが、その中で、特に「コピー中画面」を表示している状態を考える。このときの画面イメージを図5に示す。
図5に示したコピー中画面30において、コピー完了まで画面の内容はほとんど変更する必要はないが、唯一「部数」の部分が定期的に更新される。このカウント値が1つ飛ばしなどにならない条件を満たす、ポーリング周期は下記のように決定することができる。
まず、予め記憶したスペック情報から、画像処理装置10の印刷処理部17の印刷速度を取得する。ここでは40枚/分とする。印刷処理部17の印刷速度から1枚当たりの印刷所要時間は、1/40(分/枚)=1.5秒/枚であるため、ポーリング周期を1.5秒に決定する。この場合、画面の更新周期が印刷処理部17の出力周期と一致するため、1枚ごとに1つカウントを加算するという画面更新タイミングを担保することができる。また、他の画像処理装置10の印刷処理部17の印刷速度が30枚/分であれば、1枚当たりの印刷所要時間は2秒/枚であるため、ポーリング周期は同様に計算して2秒に決定する。
また、WebUIで「スキャン中画面」を表示している状態でも同様にポーリング周期を決定することができる。「スキャン中画面」でも、スキャン完了まで画面の内容はほとんど変更する必要はないが、唯一「原稿カウント」の部分が定期的に更新される。このカウント値が1つ飛ばしなどにならない条件を満たす、ポーリング周期は下記のように決定することができる。
まず、予め記憶したスペック情報から、画像処理装置10の画像読取部16の読み取り速度を取得する。ここでは20枚/分とする。画像読取部16の読み取り速度から原稿1枚当たりの読み取り所要時間は、1/20(分/枚)=3秒/枚であるため、ポーリング周期を3秒に決定する。
以下、本実施例の端末20の具体的な動作について説明する。端末20のCPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した通信制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図4のフローチャートに示す各ステップの処理を実行する。
まず、端末20の制御部21(通信制御部27)は、ネットワークI/F部23を用いて、制御対象となる画像処理装置10に接続する(S101)。具体的には、制御部21は、表示操作部24に通信ネットワークに接続されている画像処理装置10を選択可能に表示し、ユーザによって選択された画像処理装置10との通信を確立して、当該画像処理装置10に接続する。
次に、制御部21(ポーリング周期算出部26)は、記憶部22から、予め記憶された接続先の画像処理装置10のスペック情報を取得する(S102)。なお、ここでは記憶部22から画像処理装置10のスペック情報を取得する構成とするが、接続した画像処理装置10から直接、スペック情報を取得する構成としてもよい。
次に、制御部21(ポーリング周期算出部26)は、現在、表示操作部24に表示している画面がスペック情報で更新間隔が決まる画面であるか(例えば、現在表示されている画面がコピー中画面やスキャン中画面であるか)を判断する(S103)。
現在画面がスペック情報で更新間隔が決まる画面の場合は(S103のYes)、制御部21(ポーリング周期算出部26)は、スペック情報に基づいてポーリング周期を算出し(S104)、算出したポーリング周期を通信制御部27に設定する(S105)。具体的には、上述したように、印刷処理部17の印刷速度や画像読取部16の読み取り速度から1枚当たりの印刷所要時間や読み取り所要時間を算出し、算出した時間をポーリング周期に設定する。その際、スペック情報に加えて、必要に応じて、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報やバッテリー残量などの機器情報に基づいて、ポーリング周期を算出することもできる(具体的な算出方法は後述する)。一方、現在画面がスペック情報で更新間隔が決まらない画面の場合は(S103のNo)、制御部21(ポーリング周期算出部26)は、ポーリング周期を予め定めた初期値に戻す(S106)。
その後、制御部21(通信制御部27)は、設定されたポーリング周期でポーリングを実行し(S107)、画像処理装置10から受信した、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づく画面が前と同じ画面であるか(コピー中画面における部数やスキャン中画面における原稿カウントなどのカウント値が変化していないか)を判断する(S108)。前と同じ画面の場合は(S108のYes)、S107に戻って、設定されたポーリング周期でポーリングを継続する。
前と同じ画面でない(カウント値が変化した)場合は(S108のNo)、制御部21(表示制御部28)は、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づいて画面を更新した後(S109)、制御部21(通信制御部27)は、端末20と画像処理装置10との接続が切れているかを判断し(S110)、接続が切れていなければ(S110のNo)、S107に戻って、設定されたポーリング周期でポーリングを継続し、接続が切れていれば(S110のYes)、一連の処理を終了する。
なお、上記フローでは、画像処理装置10のスペック情報に基づいてポーリング周期を算出したが、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報を取得し、スペック情報及びジョブの設定情報に基づいてポーリング周期を算出することによって、ユーザビリティを確保しつつ、ポーリング間隔を広げる(ポーリング周期を長くする)ことができる。
第1の例として、表示操作部24に印刷枚数ではなく課金金額を表示する場合を考える。例えば、課金設定として、カラー印刷3枚で50円のように設定されている場合、3枚印刷するまでは課金金額は変化しない。すなわち、印刷処理部17の印刷速度が30枚/分の画像処理装置10であれば、(1/30)×60×3=6秒が経過するまでは課金金額は変化しないため、ポーリング周期は6秒とすることができる。なお、1枚単位で課金する場合は、ポーリング周期は印刷処理部17の印刷速度に基づいて算出した値(2秒)と一致することになる。
第2の例として、紙種別によって、印刷処理部17の印刷速度が変化する場合を考える。例えば、コピー中画面を表示する場合において、スペック情報として紙種別に応じた印刷処理部17の印刷速度を取得し、ジョブの設定情報で厚紙が指定された場合、厚紙に応じた印刷処理部17の印刷速度に基づいてポーリング周期を算出する。具体的には、印刷処理部17の印刷速度が普通紙に対して40枚/分であれば、ポーリング周期は、通常、(1/40)×60=1.5秒となるが、ジョブの設定情報で厚紙が指定されており、印刷処理部17の印刷速度が厚紙に対して20枚/分に変化する場合は、ポーリング周期は(1/20)×60=3秒)とすることができる。
第3の例として、レイアウト設定によって、印刷処理部17の印刷速度が変化する場合を考える。例えば、ジョブの設定情報で4in1コピーが指定された場合、原稿を4枚読み取った後、1部の印刷を開始することになるため、画像読取部16の読み取り速度を20枚/分、印刷処理部17の印刷速度を30枚/分とすると、1部カウントが進むまでに、
(1/20)×60×4+(1/30)×60×1=12+2=14秒
要することになり、この時間がポーリング周期となる。すなわち、ジョブの設定情報でNin1などのレイアウトが設定された場合は、印刷処理部17の印刷速度及び画像読取部16の読み取り速度の双方に基づいてポーリング周期を算出することになる。なお、上記は印刷中に次の原稿の読み取りを行わない場合のポーリング間隔であるが、印刷中に次の原稿の読み取りを行う場合は、ポーリング周期は原稿の読み取り時間と印刷時間の内の遅い方に設定すればよく、上記の例では、原稿の読み取り時間の12秒をポーリング周期とすることができる。
また、上記では、ポーリング周期を一定とする場合を示したが、ポーリング周期をジョブの途中で変化させることも可能である。
例えば、複数枚の原稿をソートしてコピーする場合を考える。例えば、100枚の原稿を10部印刷する場合、ジョブの設定情報で出力順序設定(ソート)が指定された場合、1部は原稿と同じセット、すなわち、100枚コピーで1部のカウントとなる挙動を示す。しかしながら、原稿が100枚であることは原稿を読み切るまでは分からないことから、部数が変化するタイミングは原稿を読み切ったタイミング+印刷1枚分、その後は原稿枚数と印刷処理部17の印刷速度に依存する。原稿1枚を読み取る時間は画像読取部16の読み取り速度に依存するため、ジョブの途中で下記のようにポーリング周期を変化させる。
まず、原稿を読み切るまでは、いつ部数が変化するか予想できないため、画像読取部16の読み取り速度に基づいてポーリング周期を設定する。例えば、画像読取部16の読み取り速度が20枚/分であれば、ポーリング周期を3秒に設定する。そして、原稿を読み切った後は、原稿枚数と印刷処理部17の印刷速度とに基づいてポーリング周期を設定する。例えば、印刷処理部17の印刷速度を30枚/分、原稿を100枚とすると、部数のカウントが変更される周期は、1回目のみ原稿を読み切った時から
(1/30)×60=2秒後
となり、それ以降は、
(1/30)×60×100=200秒
間隔となるため、ポーリング間隔を3秒→2秒→200秒のように変化させることができる。
また、上記では、スペック情報(又はスペック情報とジョブの設定情報)に基づいてポーリング周期を算出したが、バッテリー残量などの機器情報を考慮してポーリング周期を設定することもできる。
第1の例として、ユーザ設定でポーリング間隔を変更する場合を考える。特定のユーザ設定(例えば、「バッテリー消費低減設定」)を有効にした場合、ユーザは利便性よりもバッテリー残量を優先していると考えられることから、ポーリング周期を、例えば2倍間隔にし、部数カウントが一つ飛ばしで進むようにすることができる。なお、この場合は部数カウントが正確に表示されないが、ユーザ自身の設定に基づく表示であるため、ユーザに戸惑いや不信感を与えることはない。
一方で、特定のユーザ設定で「応答速度優先設定」を有効にした場合、ユーザはバッテリー残量よりもレスポンスを優先していると考えられることから、ポーリング周期を、例えば1/2倍間隔にすることもできる。この場合、バッテリー消費は増加するが、例えば、ジャム発生検知から画面表示へのレスポンスがよくなることもあり、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、画面表示レスポンスの向上を図ることができる。
第2の例として、バッテリー残量に応じてポーリング周期を変更する場合を考える。ユーザが明示的に特定のユーザ設定を設定しない場合であっても、例えばバッテリー残量が少ない場合は簡易表示に変更する旨をポップアップなどで表示し、ポーリング周期をスペック情報(又はスペック情報及びジョブの設定情報)から算出される値よりも大きくすることもできる。例えば、バッテリー残量が10%未満になった場合、図6に示すように、ポップアップ画面31を表示して、ポーリング周期を長く(例えば、ポーリング周期を3倍間隔にする)ことができる。また、ポップアップ画面31に表示されるボタンを操作することにより、ポーリング周期の変更を直ちに無効化することもできる。この場合も、部数カウントが正確に表示されないが、ユーザ自身の設定に基づく表示であるため、ユーザに戸惑いや不信感を与えることはない。
また、バッテリー残量が多いときは、ポーリング周期をスペック情報(又はスペック情報及びジョブの設定情報)から算出される値よりも短くすることもできる。例えば、バッテリー残量が80%以上の場合、同様にポップアップ画面を表示して、ポーリング周期を短く(例えばポーリング周期を1/3倍間隔にする)ことができる。また、ポップアップ画面に表示されるボタンを操作することにより、ポーリング周期の変更を直ちに無効化することもできる。この場合は、バッテリー消費は増加するが、画面表示レスポンスの向上を図ることができる。
第3の例として、スペック情報(又はスペック情報及びジョブの設定情報)から算出されるポーリング周期を、その値に応じて変更する場合を考える。スペック情報(又はスペック情報及びジョブの設定情報)によって部数や原稿カウントの値が変化する間隔は異なり、ユーザビリティに与える影響が変わる場合があるため、スペックが所定以上である場合(例えば、印刷処理部17の印刷速度が90枚/分以上の場合)、ポーリング間隔をスペック情報から算出される値から変更することができる。例えば、30枚/分の機種での1枚ごとのカウントと、90枚/分の機種での1枚のカウントはカウント値が変化する速さが3倍異なる。30枚/分の機種では、部数カウントを一つ飛ばしで表示すると4秒待つ(+2秒待つ)必要があるが、90枚/分の機種では、カウントを一つ飛ばしで表示したとしても、約1.3秒(+0.6秒待つ)だけで次のカウントになる。この場合、カウントの変更に要する待ち時間が短くなり、見た目にカウントを飛ばしていることが認識しにくくなるため、ユーザのデメリットが相対的に小さくなる。
一方、スペックが比較的低い機種において、スペック情報から算出された値よりもポーリング周期を短くすることもできる。例えば、10枚/分の機種であれば、ポーリング周期は1/10×60=6秒間隔となるが、これを3秒に早めるというものである。この場合も、バッテリー消費は増加するが、画面表示レスポンスの向上を図ることができる。
なお、上記のポーリング周期の算出方法は一例であり、これらを任意に組み合わせてポーリング周期を算出してもよい。
以上説明したように、本実施例の画像処理システムでは、端末20は、現在表示している画面が画像処理装置10のスペック情報に基づいて更新間隔が決定される特定画面であるかを判断し、特定画面の場合は、接続先の画像処理装置10のスペック情報に基づいて、特定画面のカウント値が1つ飛ばしなどにならない条件を満たすようにポーリング周期を設定してポーリングを実行するため、画面の見た目を画像処理装置に付属するパネルに表示する場合と同様にすることができ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、ユーザにリアルタイムに適切な情報を提供することができる。また、ポーリングの周期をスペック情報(又は、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報及び/又は端末20の機器情報)で算出される値まで可能な限り長くすることにより、端末20のバッテリー25の消費を低減することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る画像処理システム、通信制御方法及び通信制御プログラムについて、図7乃至図9を参照して説明する。図7は、本実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図であり、図8は、端末の構成を示すブロック図である。また、図9は、画像処理システムの動作を示すフローチャート図である。
前記した第1の実施例では、端末20がポーリング周期を算出する場合について説明したが、本実施例では、画像処理装置10がポーリング周期を算出する場合について説明する。その場合、画像処理システムの構成は第1の実施例と同様であるが、図7(b)に示すように、画像処理装置10の制御部11は、ポーリング周期算出部18として機能する。
ポーリング周期算出部18は、印刷処理部17の印刷速度や画像読取部16の読み取り速度などのスペック情報を取得し、現在、端末20に表示している画面がスペック情報で更新間隔が決定される画面(例えば、コピー中画面やスキャン中画面など)であれば、取得したスペック情報に基づいて、印刷部数や原稿の読み取り枚数などのカウント値に抜けや漏れが生じない(一つ飛ばしなどにならない)ようにポーリング周期を算出する。また、ポーリング周期算出部18は、スペック情報に加えて、必要に応じて、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報に基づいて、ポーリング周期を算出する。そして、算出したポーリング周期を端末20に通知する。
なお、上記ポーリング周期算出部18はハードウェアとして構成しても良いし、制御部11をポーリング周期算出部18として機能させる通信制御プログラムとして構成し、当該通信制御プログラムをCPU11aに実行させるようにしてもよい。
また、図8(b)に示すように、端末20の制御部21は、ポーリング周期修正部29、通信制御部27、表示制御部28として機能する。
ポーリング周期修正部29は、画像処理装置10から取得したポーリング周期に対して、必要に応じて、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報やバッテリー残量などの機器情報に基づいて、ポーリング周期を修正する。
通信制御部27は、画像処理装置10から取得したポーリング周期、又は、ポーリング周期修正部29が修正したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、画像処理装置10から処理状態を示す情報を受信する。
表示制御部28は、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づいて、表示操作部24に表示する画面の中の処理状態に応じて変動するカウント値を更新する。
なお、上記ポーリング周期修正部29、通信制御部27、表示制御部28はハードウェアとして構成しても良いし、制御部21をポーリング周期修正部29、通信制御部27、表示制御部28として機能させる通信制御プログラムとして構成し、当該通信制御プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
以下、本実施例の画像処理システムの具体的な動作について説明する。画像処理装置10のCPU11aは、ROM11bや記憶部12に記憶した通信制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図9のフローチャートに示すS202〜S205の各ステップの処理を実行する。また、端末20のCPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した通信制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、図9のフローチャートに示すS201、S206〜S210の各ステップの処理を実行する。
まず、端末20の制御部21(通信制御部27)は、ネットワークI/F部23を用いて、制御対象となる画像処理装置10に接続する(S201)。具体的には、制御部21は、表示操作部24に通信ネットワークに接続されている画像処理装置10を選択可能に表示し、ユーザによって選択された画像処理装置10との通信を確立して、当該画像処理装置10に接続する。その際、端末20は、現在、表示操作部14に表示している画面を画像処理装置10に通知する。
接続先の画像処理装置10の制御部11(ポーリング周期算出部18)は、現在、端末20の表示操作部24に表示されている画面がスペック情報で更新間隔が決まる画面であるか(例えば、現在表示されている画面がコピー中画面又はスキャン中画面であるか)を判断する(S202)。
現在画面がスペック情報で更新間隔が決まる画面の場合は(S202のYes)、制御部11(ポーリング周期算出部18)は、スペック情報からポーリング周期を算出する(S203)。具体的には、上述したように、エンジンの印刷速度や画像読取部の読み取り速度から1枚当たりの印刷所要時間や読み取り所要時間を算出し、算出した時間をポーリング周期に設定する。一方、現在画面がスペック情報で更新間隔が決まらない画面の場合は(S202のNo)、制御部11(ポーリング周期算出部18)は、ポーリング周期を予め定めた初期値に戻す(S204)。そして、制御部11(ポーリング周期算出部18)は、算出したポーリング周期又は初期値のポーリング周期を画像処理装置10に通知する(S205)。
一方、端末20の制御部21(ポーリング周期修正部29)は、接続先の画像処理装置10からポーリング周期を取得し、必要に応じて、課金設定や紙種別設定、レイアウト設定、出力順序設定などのジョブの設定情報やバッテリー残量などの機器情報に基づいて、ポーリング周期を修正する(S206)。
その後、制御部21(通信制御部27)は、画像処理装置10で算出されたポーリング周期又は端末20で修正したポーリング周期でポーリングを実行し(S207)、画像処理装置10から受信した、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づく画面が前と同じ画面であるか(コピー中画面における部数やスキャン中画面における原稿カウントなどのカウント値が変化していないか)を判断する(S208)。前と同じ画面の場合は(S208のYes)、S207に戻ってポーリングを継続する。
前と同じ画面でない(カウント値が変化した)場合は(S208のNo)、制御部21(表示制御部28)は、画像処理装置10の処理状態を示す情報に基づいて画面を更新した後(S209)、制御部21(通信制御部27)は、端末20と画像処理装置10との接続が切れているかを判断し(S210)、接続が切れていなければ(S210のNo)、S207に戻ってポーリングを継続し、接続が切れていれば(S210のYes)、一連の処理を終了する。
なお、画像処理装置10のスペック情報(又は、スペック情報に加えて、ジョブ設定情報及び/又は端末20の機器情報)に基づいてポーリング周期を算出する方法は、第1の実施例と同様である。
以上説明したように、本実施例の画像処理システムでは、画像処理装置10は、端末20に現在表示されている画面が画像処理装置10のスペック情報に基づいて更新間隔が決定される特定画面であるかを判断し、特定画面の場合は、スペック情報(又は、スペック情報及びジョブの設定情報)に基づいて、特定画面のカウント値が1つ飛ばしなどにならない条件を満たすようにポーリング周期を設定して端末20に通知し、端末20は、必要に応じて、ジョブの設定情報及び/又は端末20の機器情報に基づいて、画像処理装置10から取得したポーリング周期を修正し、画像処理装置10から取得したポーリング周期又は修正したポーリング周期でポーリングを実行するため、画面の見た目を画像処理装置に付属するパネルに表示する場合と同様にすることができ、ユーザに戸惑いや不信感を与えることなく、ユーザにリアルタイムに適切な情報を提供することができる。また、ポーリングの周期をスペック情報(又は、スペック情報に加えて、ジョブの設定情報及び/又は端末20の機器情報)で算出される値まで可能な限り長くすることにより、端末20のバッテリー25の消費を低減することができる。
なお、本発明は上記実施例の記載に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御方法は適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、スキャナやプリンタ、MFPなどの画像処理装置を制御対象とする場合について記載したが、スペックに応じて処理状態が変化する任意の装置を、本発明の通信制御の対象とすることができる。
また、上記各実施例のフローでは、端末20の表示操作部24に表示されている画面が前の画面と同じであるかを判断したが、画像処理装置10に表示操作部14に表示されている画面が端末20の表示操作部24にも表示される場合は、端末20の表示操作部24に表示されている画面が画像処理装置10に表示操作部14に表示されている画面と同じであるかを判断してもよい。
本発明は、画像処理装置と端末とが通信ネットワークで接続される画像処理システム、画像処理装置と端末との通信を制御する通信制御方法、画像処理装置又は端末で動作する通信制御プログラム及び当該通信制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像処理装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示操作部
15 画像処理部
16 画像読取部
17 印刷処理部
18 ポーリング周期算出部
20 端末
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 ネットワークI/F部
24 表示操作部
25 バッテリー
26 ポーリング周期算出部
27 通信制御部
28 表示制御部
29 ポーリング周期修正部
30 コピー中画面
31 ポップアップ画面

Claims (28)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおいて、
    前記端末は、
    制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示部と、
    画像処理装置毎のスペック情報を保持する記憶部と、
    前記制御対象の画像処理装置のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出するポーリング周期算出部と、
    算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信制御部と、
    前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部と、
    前記画像読取部及び/又は前記印刷処理部のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出するポーリング周期算出部と、を備え、
    前記端末は、
    制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示部と、
    前記制御対象の画像処理装置からポーリング周期を取得し、当該ポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信制御部と、
    前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  3. 前記端末は、
    前記制御対象の画像処理装置に対するジョブの設定情報及び/又は前記端末の機器情報に基づいて、前記スペック情報に基づいて算出したポーリング周期を修正するポーリング周期修正部を備え、
    前記通信制御部は、前記ポーリング周期修正部が修正したポーリング周期に従ってポーリングを実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記ポーリング周期算出部は、前記スペック情報に加えて、前記制御対象の画像処理装置に対するジョブの設定情報及び/又は前記端末の機器情報に基づいて、ポーリング周期を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  5. 前記ジョブの設定情報は、課金設定を含み、前記課金設定が、所定枚数の印刷毎に所定金額を課金する設定の場合、
    前記ポーリング周期算出部は、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記所定枚数に応じて長くし、
    前記表示制御部は、課金される金額を更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  6. 前記ジョブの設定情報は、紙種別設定を含み、前記ジョブで指定された前記紙種別が普通紙よりも厚い厚紙の場合、
    前記ポーリング周期算出部は、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、普通紙の印刷速度に対する厚紙の印刷速度の比率に応じて長くし、
    前記表示制御部は、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  7. 前記ジョブの設定情報は、レイアウト設定を含み、1枚の用紙に複数ページをレイアウトして印刷する場合、
    前記ポーリング周期算出部は、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、1枚の用紙にレイアウトするページ数に応じて長くし、
    前記表示制御部は、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  8. 前記ジョブの設定情報は、出力順序設定を含み、複数枚の原稿を複数部印刷する場合、
    前記ポーリング周期算出部は、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記原稿の枚数に応じて長くし、
    前記表示制御部は、印刷部数を更新する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。
  9. 前記複数枚の原稿を読み取って、印刷する場合、
    前記ポーリング周期算出部は、前記複数枚の原稿の読み取りが完了するまで、前記読み取り完了後に1部目を印刷する時、2部目以降を印刷する時の各々で、前記ポーリング周期を変更する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記端末の機器情報は、前記端末に含まれるバッテリーの残量を含み、
    前記ポーリング周期算出部又は前記ポーリング周期修正部は、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記バッテリーの残量に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理システム。
  11. 原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける通信制御方法であって、
    前記端末は、
    制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップと、
    前記画像処理装置のスペック情報を取得する取得ステップと、
    前記スペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップと、
    算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップと、
    前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  12. 原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と、端末と、が通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける通信制御方法であって、
    前記画像処理装置は、
    前記画像読取部及び/又は前記印刷処理部のスペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップを実行し、
    前記端末は、
    制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップと、
    前記制御対象の画像処理装置からポーリング周期を取得し、当該ポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップと、
    前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  13. 前記端末は、更に、
    前記制御対象の画像処理装置に対するジョブの設定情報及び/又は前記端末の機器情報に基づいて、前記スペック情報に基づいて算出したポーリング周期を修正する修正ステップを実行し、
    前記通信ステップでは、前記修正ステップで修正したポーリング周期に従ってポーリングを実行する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信制御方法。
  14. 前記算出ステップでは、前記スペック情報に加えて、前記制御対象の画像処理装置に対するジョブの設定情報及び/又は前記端末の機器情報に基づいて、ポーリング周期を算出する、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の通信制御方法。
  15. 前記ジョブの設定情報は、課金設定を含み、前記課金設定が、所定枚数の印刷毎に所定金額を課金する設定の場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記所定枚数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、課金される金額を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  16. 前記ジョブの設定情報は、紙種別設定を含み、前記ジョブで指定された前記紙種別が普通紙よりも厚い厚紙の場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、普通紙の印刷速度に対する厚紙の印刷速度の比率に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  17. 前記ジョブの設定情報は、レイアウト設定を含み、1枚の用紙に複数ページをレイアウトして印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、1枚の用紙にレイアウトするページ数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  18. 前記ジョブの設定情報は、出力順序設定を含み、複数枚の原稿を複数部印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記原稿の枚数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷部数を更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  19. 前記複数枚の原稿を読み取って、印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記複数枚の原稿の読み取りが完了するまで、前記読み取り完了後に1部目を印刷する時、2部目以降を印刷する時の各々で、前記ポーリング周期を変更する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の通信制御方法。
  20. 前記端末の機器情報は、前記端末に含まれるバッテリーの残量を含み、
    前記算出ステップ又は前記修正ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記バッテリーの残量に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の通信制御方法。
  21. 原稿の画像を読み取る画像読取部及び/又は用紙上に画像を形成する印刷処理部を備える1又は複数の画像処理装置と端末とが通信ネットワークを介して接続される画像処理システムにおける、前記端末で動作する通信制御プログラムであって、
    前記端末に、
    制御対象の画像処理装置の処理状態を示す画面を表示する表示ステップ、
    前記画像処理装置のスペック情報を取得する取得ステップ、
    前記スペック情報に基づいて、ポーリング周期を算出する算出ステップと、
    算出したポーリング周期に従ってポーリングを実行し、前記制御対象の画像処理装置から処理状態を示す情報を取得する通信ステップ、
    前記情報に基づいて、前記画面内の前記処理状態に応じて変動するカウント値を更新する表示更新ステップ、を実行させる、
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
  22. 前記算出ステップでは、前記スペック情報に加えて、前記制御対象の画像処理装置に対するジョブの設定情報及び/又は前記端末の機器情報に基づいて、ポーリング周期を算出する、
    ことを特徴とする請求項21に記載の通信制御プログラム。
  23. 前記ジョブの設定情報は、課金設定を含み、前記課金設定が、所定枚数の印刷毎に所定金額を課金する設定の場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記所定枚数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、課金される金額を更新する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信制御プログラム。
  24. 前記ジョブの設定情報は、紙種別設定を含み、前記ジョブで指定された前記紙種別が普通紙よりも厚い厚紙の場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、普通紙の印刷速度に対する厚紙の印刷速度の比率に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信制御プログラム。
  25. 前記ジョブの設定情報は、レイアウト設定を含み、1枚の用紙に複数ページをレイアウトして印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、1枚の用紙にレイアウトするページ数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷枚数を更新する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信制御プログラム。
  26. 前記ジョブの設定情報は、出力順序設定を含み、複数枚の原稿を複数部印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記原稿の枚数に応じて長くし、
    前記表示更新ステップでは、印刷部数を更新する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信制御プログラム。
  27. 前記複数枚の原稿を読み取って、印刷する場合、
    前記算出ステップでは、前記複数枚の原稿の読み取りが完了するまで、前記読み取り完了後に1部目を印刷する時、2部目以降を印刷する時の各々で、前記ポーリング周期を変更する、
    ことを特徴とする請求項26に記載の通信制御プログラム。
  28. 前記端末の機器情報は、前記端末に含まれるバッテリーの残量を含み、
    前記算出ステップ又は前記修正ステップでは、前記スペック情報に基づいて算出されたポーリング周期を、前記バッテリーの残量に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信制御プログラム。
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