JP2019081152A - 液供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留タンクに必要以上の圧力をかけることなく、貯留タンクからバッファタンクへの充填時間を短縮することができる液供給システムを提供する。【解決手段】基板上に塗布液を吐出する塗布器に塗布液を供給する液供給システムであって、塗布液が貯留される貯留タンクと、前記塗布器に供給するために前記貯留タンクから送液される塗布液を一時的に貯留するバッファタンクと、を備えており、前記貯留タンクには、塗布液を前記バッファタンクに送液するために貯留タンクにエアを供給して貯留タンク内を所定の送液加圧力に加圧する圧力調節部が接続されており、この圧力調節部は、前記貯留タンク内にエアを供給して前記貯留タンク内を前記送液加圧力に維持する基準加圧モードと、この基準加圧モードよりも大量のエアを供給する急速加圧モードとに切り替え可能に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に塗布膜を形成する塗布器に塗布液を供給する液供給システムに関するものである。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、ガラス基板上にレジスト液が塗布されたもの(塗布基板と称す)が使用されている。この塗布基板は、レジスト液や薬液等の塗布液を均一に塗布する塗布装置によって形成されている。この塗布装置は、図4に示すように、塗布液を基板W上に吐出する塗布器100と、この塗布器100に塗布液を供給する液供給システム101とを有しており、液供給システム101から供給される塗布液がポンプ102に収容された後、このポンプ102を作動させることにより塗布器100から塗布液が吐出され基板W上に塗布膜が形成される。
液供給システム101は、塗布液の供給源であって塗布液が貯留されている貯留タンク103と、この貯留タンク103から送液される塗布液を一時的に貯留するバッファタンク104とを有しており、塗布器100による塗布動作前に、バッファタンク104から塗布動作に必要な塗布液がポンプ102に送液される。具体的には、次の塗布動作が開始される前にバッファタンク104に貯留された塗布液がポンプ102内に吸引されることにより、ポンプ102内に塗布動作に必要な量の塗布液が収容される。
バッファタンク104には、数回の塗布動作に必要な塗布液が貯留されており、ポンプ102に送液される塗布液が不足しないように、貯留タンク103から塗布液が送液される。貯留タンク103からバッファタンク104への送液は、貯留タンク103に圧力調節部105が接続されており、圧力調節部105により貯留タンク103が加圧されることにより行われる。具体的には、圧力調節部105は、工場の圧空源106に接続される配管107と、配管107に設けられるバルブ108を有しており、バルブ108が開かれることにより貯留タンク103内が加圧され塗布液が送液される。すなわち、バッファタンク104の塗布液の残量が少なくなると、バルブ108が開かれることにより貯留タンク103内にエア(CDA等)が供給され、貯留タンク103内の圧力が大気圧から所定の圧力(送液加圧力)に加圧されることにより、貯留タンク103内の塗布液がバッファタンク104に送液されるようになっている。
特開2011−139972号公報
しかし、上記液供給システム101では、バッファタンク104への塗布液の充填が十分に行うことができない場合があるという問題があった。近年では、貯留タンク103が薄肉化されたものが存在しており、上記送液加圧力として高い圧力を設定すると貯留タンク103の剛性不足から貯留タンク103が破損してしまう。そのため、送液加圧力は、貯留タンク103が変形しない程度の低圧に設定せざるを得ない。ところが、送液加圧力を低圧に設定すると塗布液の送液速度が低下するため、バッファタンク104への充填時間が長くなる。その結果、特にバッファタンク104の塗布液の残量が所定量より少ない場合には、次の塗布動作までにバッファタンク104に十分な塗布液の供給が間に合わず、次の塗布動作を開始することができず結果としてタクトタイムを悪化させてしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、貯留タンクに必要以上の圧力をかけることなく、貯留タンクからバッファタンクへの充填時間を短縮することができる液供給システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の液供給システムは、基板上に塗布液を吐出する塗布器に塗布液を供給する液供給システムであって、塗布液が貯留される貯留タンクと、前記塗布器に供給するために前記貯留タンクから送液される塗布液を一時的に貯留するバッファタンクと、を備えており、前記貯留タンクには、塗布液を前記バッファタンクに送液するために貯留タンクにエアを供給して貯留タンク内を所定の送液加圧力に加圧する圧力調節部が接続されており、この圧力調節部は、前記貯留タンク内にエアを供給して前記貯留タンク内を前記送液加圧力に維持する基準加圧モードと、この基準加圧モードよりも大量のエアを供給する急速加圧モードとに切り替え可能に設定されていることを特徴としている。
上記液供給システムによれば、圧力調節部が基準加圧モードと、急速加圧モードとに切り替え可能に設定されているため、バッファタンクへの充填時間を短縮させることができる。すなわち、貯留タンクから塗布液の充填が必要になり、基準加圧モードではバッファタンクへの十分な充填が間に合わない場合には、基準加圧モードよりも急速に加圧する急速加圧モードで貯留タンクを加圧する。急速加圧モードでは、基準加圧モードよりも大量のエアが急速に供給されるため、大気圧に保持された貯留タンク内が急速に加圧される。そして、貯留タンク内が送液加圧力に達すると急速加圧モードから基準加圧モードに切り替えられ、貯留タンク内が送液加圧力に維持される。これにより、貯留タンク内が送液加圧力より大きな圧力に設定されるのを回避しつつ、貯留タンク内を基準加圧モードのみで加圧させる場合に比べて、貯留タンク内を送液加圧力に到達させる時間を短くさせることができる。したがって、貯留タンクに必要以上の圧力をかけて破損させることなく、バッファタンクへの塗布液の充填時間を短縮することができる。
また、前記圧力調節部は、圧空源に接続される配管と、この配管の開閉度合いを調節するバルブとを有しており、前記バルブにより、前記基準加圧モードのエア供給量と、前記急速加圧モードのエア供給量とに調節できる構成にしてもよい。
この構成によれば、バルブの開閉状態を変えることにより、基準加圧モードのエア供給量と急速加圧モードのエア供給量とに切り替えることができる。
また、前記圧力調節部は、前記基準加圧モードでエアが供給される配管と、前記急速加圧モードでエアが供給される配管とが、別々に設けられている構成にしてもよい。
この構成によれば、バルブの開閉により切り替える場合に比べて、安価なバルブを使用することができ、基準加圧モードと急速加圧モードとを明確に切り替えることができる。
本発明の液供給システムによれば、貯留タンクに必要以上の圧力をかけることなく、貯留タンクからバッファタンクへの充填時間を短縮することができる。
本発明の液供給システムを備えた塗布装置を示す概略図である。 上記液供給システムの各モードにおける時間と圧力との関係を示す概略図である。 上記液供給システムの送液動作を示すフローチャートである。 従来の液供給システムを備えた塗布装置を示す図である。
本発明の液供給システムに係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における液供給システムを備える塗布装置を示す概略図である。
図1に示すように、塗布装置1は、塗布液を供給する液供給システム2と、基板Wに塗布液を塗布する塗布ユニット3とを有しており、塗布動作が開始されると、液供給システム2から供給された塗布液が塗布ユニット3により基板W上に塗布されることにより、基板W上に均一膜厚の塗布膜が形成されるようになっている。
塗布ユニット3は、例えばスリットノズルコーターやスピンコーターなど、基板W上に塗布液を吐出するための装置である。本実施形態の塗布ユニット3は、スリットノズルコーターであり、ポンプ31と塗布器32とを備えている。この塗布器32は、塗布液を吐出するスリットノズルを備えており、基板Wに対して相対的に移動できるように構成されている。また、ポンプ31は、液供給システム2と配管4により連結されており、液供給システム2から塗布液が供給されるようになっている。すなわち、ポンプ31とバッファタンクとが配管41で連結されており、ポンプ31が吸引動作を行うことにより塗布液がポンプ31に供給される。そして、ポンプ31と塗布器32とが配管42で連結されており、ポンプ31が吐出動作を行うことにより、ポンプ31に供給された塗布液が一定の吐出量で塗布器32のスリットノズルから吐出される。すなわち、塗布器32を移動させつつ塗布液を吐出させることにより、基板W上には、均一厚さの塗布膜が形成されるようになっている。
なお、配管4には、配管41、配管42等が存在するが、これらを特に区別することなく総称して指す場合は、配管4と呼ぶことにする。
また、液供給システム2は、塗布器32に塗布液を供給するものであり、塗布液を貯留する貯留タンク21と、この貯留タンク21から送液された塗布液を一時的に貯留するバッファタンク22とを有している。
貯留タンク21は、塗布液を貯留させておくものであり、十分な量の塗布液が貯留されている。この貯留タンク21には、バッファタンク22と連結される配管43が接続されており、貯留タンク21内の圧力を加圧させることにより塗布液をバッファタンク22に送液できるようになっている。すなわち、貯留タンク21は、エア抜き孔(不図示)が設けられており、通常状態では、エア抜き孔が開かれていることにより貯留タンク21内が大気圧に維持されている。そして、バッファタンク22への送液時には、エア抜き孔が閉じられた状態で、後述の圧力調節部5により貯留タンク21内が加圧されることにより貯留タンク21内の塗布液がバッファタンク22に送液できるようになっている。本実施形態では、この送液する際の圧力は、大気圧よりも高い所定の送液加圧力Psに設定されており、加圧した際に貯留タンク21が塑性変形するような圧力(Pr)より小さい圧力に設定されている。すなわち、この送液加圧力Psに維持することにより、貯留タンク21が損傷することなく、貯留タンク21からバッファタンク22に継続して送液することができるようになっている。
バッファタンク22は、貯留タンク21から送液された塗布液を一時的に貯留させるためのものである。バッファタンク22が塗布液を一時的に貯留することにより、ポンプ31に送液される塗布液が不足するのを回避しつつ、貯留された状態に保持することで塗布液に混入した気泡を除去することができる。このバッファタンク22は、底面部22aで貯留タンク21から延びる配管43と接続されており、さらに底面部22aでポンプ31と配管41で連結されている。これにより、貯留タンク21から送液される塗布液が配管43を通じて一時的に貯留され、ポンプ31が吸引動作を行うことによりバッファタンク22に貯留された塗布液がポンプ31に送液されるようになっている。このバッファタンク22は、一枚の基板Wに必要となる塗布液量の複数枚分の塗布液を貯留できる容量を有しており、一度塗布動作が終了し、塗布液が充填されることなく次の塗布動作が開始されるために塗布液をポンプ31で吸引した場合でも塗布液不足が発生しないようになっている。
バッファタンク22には、液面センサSが設けられている。この液面センサSによりバッファタンク22の塗布液量が監視されている。液面センサSは、バッファタンク22に塗布工程で十分な量の塗布液が充填されたと判断された場合に反応する位置に取り付けられており、本実施形態では、基板W複数枚分の塗布液量が充填されると反応する位置に取り付けられている。すなわち、バッファタンク22への塗布液の充填は、基板W1枚に対する塗布動作終了後に開始されるが、貯留タンク21から塗布液が送液された後、液面センサSが反応するとバッファタンク22への塗布液の充填が完了したと判断され、貯留タンク21からの塗布液の送液が停止されるようになっている。なお、バッファタンク22に十分な量の塗布液が充填されている場合は、液面センサSはONになるものとする。
また、貯留タンク21には、貯留タンク21内の圧力を調節する圧力調節部5が設けられている。本実施形態では、圧力調節部5は、工場に設置される圧空源9に接続される配管4と、配管4を開閉するバルブVとを有しており、圧空源9に接続される配管4が貯留タンク21の上面部21aに接続されている。そして、バルブVを開状態にすることにより、バルブVの開度に応じた量のエア(CDA等)が貯留タンク21に供給され、貯留タンク21内が加圧されるようになっている。
なお、バルブVには、後述するように基準加圧バルブVs、急速加圧バルブVhが存在するが、特に区別なく指す場合は、単にバルブVと呼ぶことにする。
圧力調節部5は、本実施形態では、供給されるエアの量が異なる配管4が2本配置されており、それぞれ、基準加圧モードでエアが供給される配管4(基準加圧配管44)と、急速加圧モードでエアが供給される配管4(急速加圧配管45)とを有している。
ここで、基準加圧モードは、貯留タンク21内を送液加圧力Psで加圧するモードであり、2本の配管4のうち、基準加圧配管44のみのバルブ(基準加圧バルブVs)を開くことにより、貯留タンク21内が送液加圧力Psに加圧される。すなわち、基準加圧バルブVsを開状態にすることにより貯留タンク21内にエアが供給され、貯留タンク21内が大気圧から徐々に送液加圧力Psまで加圧される。そして、貯留タンク21には圧力計Pが設けられており、貯留タンク21内が送液加圧力Psに達すると、基準加圧配管44によって加圧される圧力と、貯留タンク21内の圧力とが同じ送液加圧力Psとなり、バッファタンク22への送液動作が完了するまで貯留タンク21内がこの送液加圧力Psに維持される。すなわち、貯留タンク21内の塗布液は、この送液加圧力Psによってバッファタンク22に送液される。これにより、貯留タンク21には、送液加圧力Ps以上の圧力がかかることなく加圧されるため、貯留タンク21が必要以上の圧力により損傷を受けることなく加圧することができる。
また、急速加圧モードは、貯留タンク21内を急速に加圧するモードであり、急速加圧配管45のみのバルブ(急速加圧バルブVh)を開くことにより、貯留タンク21内が急速に加圧される。すなわち、急速加圧バルブVhを開状態にすると貯留タンク21内に基準加圧モードで供給エア量よりも大量のエアが供給されることにより、貯留タンク21内が基準加圧モードに比べて急速に加圧される。これにより、基準加圧モードのみを用いる場合に比べて貯留タンク21内が送液加圧力Psに到達する時間を短くすることができる。
また、急速加圧モードは、貯留タンク21内が所定圧力に達すると解除され、基準加圧モードに切り替えられる。本実施形態では、貯留タンク21内の塗布液がバッファタンク22に送液できる圧力(送液可能加圧力Pt)に達すると急速加圧モードから基準加圧モードに切り替えられるようになっている。この送液可能加圧力Ptは、送液加圧力Psに比べて小さい値であり、送液加圧力Psに比べて塗布液の送液量は小さいものの、バッファタンク22への送液が可能になる圧力である。これにより、急速加圧モードでは、基準加圧モードに比べて大量のエアが供給されることにより急速に貯留タンク21内が加圧されるが、送液加圧力Ps以上の圧力が貯留タンク21に作用することがなく、貯留タンク21内が送液加圧力Psに到達する時間のみを短縮させることができる。
次に、この液供給システム2におけるバッファタンク22への送液動作について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、塗布ユニット3による基板Wへの塗布動作終了後、ステップS1により、前回の送液動作におけるバッファタンク22の充填量が確認される。具体的には、前回の送液動作が終了した際に液面センサSがONであったか否かが確認される。これにより、バッファタンク22における塗布液の消費量に対して充填量が追いついているかが確認され、いずれのモードで送液するかが判断される。
次に、前回の送液動作の結果、液面センサSがONであった場合、ステップS1でYESの方向に進み、基準加圧モードによる送液動作が行われる(ステップS2)。具体的には、基準加圧バルブVsが開かれることによりエアが貯留タンク21に供給され、貯留タンク21内が大気圧から徐々に送液加圧力Psまで加圧される。このとき、貯留タンク21には、送液加圧力Ps以上の圧力がかかることなく加圧されるため、貯留タンク21が損傷を受けることなく塗布液がバッファタンク22に送液される。そして、液面センサSがONになるか、又は、ポンプ31の吸引動作により塗布動作が開始されるまで基準加圧モードによる送液動作が継続される(ステップS3でNOの方向に進む。)。ここで、液面センサSがON、又は、ポンプ31の吸引動作が開始されると、バッファタンク22の充填量が規定量に達した、又は、塗布動作が開始されるための強制終了と判断され、ステップS3でYESの方向に進み、送液動作が終了される。
また、ステップ1において、基板Wに必要とされる塗布液量が多く、前回の送液動作の結果、液面センサSがONにならなかった場合、すなわち、基準加圧モードで送液動作を行ってもバッファタンク22の充填量が十分でなかった場合は、急速加圧モードで送液動作が行われる。すなわち、ステップS1においてNOの方向に進み、急速加圧モードで送液動作が行われる(ステップS4)。
具体的には、急速加圧配管45のバルブが開かれることにより貯留タンク21内が基準加圧モードに比べて大量のエアが供給され貯留タンク21内が急速に加圧される。ここで、図2は、貯留タンク21の圧力の時間変化を表す図であり、図2における実線が急速加圧モードで加圧した場合を示しており、破線が基準加圧モードで加圧した場合を示している。すなわち、急速加圧モードで急速加圧バルブVhが開かれると貯留タンク21の圧力は、基準加圧モードで基準加圧バルブVsが開かれた場合に比べて急速に加圧される(図2(1))。そして、貯留タンク21内が送液可能加圧力Ptに達したか否かが判断され(ステップS5)、送液可能圧力に達するまで急速加圧バルブVhが閉じられることなく急速加圧モードで加圧される(ステップS4においてNOの方向に進む。)。そして、貯留タンク21内の圧力が送液可能加圧力Ptに達すると、ステップS5においてYESの方向に進み、基準加圧モードに切り替えられる。すなわち、急速加圧バルブVhが閉じられるとともに、基準加圧バルブVsが開かれることにより、急速加圧モードから基準加圧モードに切り替えられ、貯留タンク21へのエア量が減少し貯留タンク21内が加圧される速度が小さくなる(図2(2))。その後、上述したステップS2とステップS3の処理が行われ、液面センサSがON、又は、ポンプ31の吸引動作が開始されることにより送液動作は終了する。
このように、上記実施形態の液供給システム2によれば、圧力調節部5が基準加圧モードと、急速加圧モードとに切り替え可能に設定されているため、バッファタンク22への充填時間を短縮させることができる。すなわち、貯留タンク21から塗布液の充填が必要になり、基準加圧モードではバッファタンク22への十分な充填が間に合わない場合には、基準加圧モードよりも急速に加圧する急速加圧モードで貯留タンク21を加圧する。急速加圧モードでは、基準加圧モードよりも大量のエアが急速に供給されるため、大気圧に保持された貯留タンク21内が急速に加圧される。そして、貯留タンク21内が送液可能圧力に達すると急速加圧モードから基準加圧モードに切り替えられ、最終的に貯留タンク21内が送液加圧力Psに維持される。これにより、貯留タンク21内が送液加圧力Psより大きな圧力に設定されるのを回避しつつ、貯留タンク21内を基準加圧モードのみで加圧させる場合に比べて、貯留タンク21内を送液加圧力Psに到達させる時間を短くさせることができる。したがって、貯留タンク21に必要以上の圧力をかけて破損させることなく、バッファタンク22への塗布液の充填時間を短縮することができる。
上記実施形態では、圧力調節部5が、基準加圧モードで使用する基準加圧配管44と急速加圧モードで使用する急速加圧配管45とが別々に設けられる例について説明したが、共用の配管41つにして、バルブの開度により基準加圧モードと急速加圧モードで動作するように構成したものであってもよい。この構成によれば、開度が調節できるバルブが必要になるが配管4の数を減らすことができる点で好ましい。
また、上記実施形態では、急速加圧モード中に送液可能加圧力Ptに達した場合に基準加圧モードに切り替える例について説明したが、送液可能加圧力Ptではなく、送液加圧力Psに達したときに基準加圧モードに切り替える構成であってもよい。このように構成することにより、貯留タンク21が送液加圧力Psに到達する時間をより短縮させることができる。なお、上記実施形態では、急速加圧モードから基準加圧モードへの切り替えは、所定の加圧力1点を基準に切り替える構成で説明したが、切り替えポイントを複数点設けるものや、急速加圧モードから基準加圧モードに滑らかに切り替えられるように構成したものであってもよい。
1 塗布装置
2 液供給システム
3 塗布ユニット
5 圧力調節部
21 貯留タンク
22 バッファタンク
44 基準加圧配管
45 急速加圧配管

Claims (3)

  1. 基板上に塗布液を吐出する塗布器に塗布液を供給する液供給システムであって、
    塗布液が貯留される貯留タンクと、
    前記塗布器に供給するために前記貯留タンクから送液される塗布液を一時的に貯留するバッファタンクと、
    を備えており、
    前記貯留タンクには、塗布液を前記バッファタンクに送液するために貯留タンクにエアを供給して貯留タンク内を所定の送液加圧力に加圧する圧力調節部が接続されており、この圧力調節部は、前記貯留タンク内にエアを供給して前記貯留タンク内を前記送液加圧力に維持する基準加圧モードと、この基準加圧モードよりも大量のエアを供給する急速加圧モードとに切り替え可能に設定されていることを特徴とする液供給システム。
  2. 前記圧力調節部は、圧空源に接続される配管と、この配管の開閉度合いを調節するバルブとを有しており、前記バルブにより、前記基準加圧モードのエア供給量と、前記急速加圧モードのエア供給量とに調節できることを特徴とする請求項1に記載の液供給システム。
  3. 前記圧力調節部は、前記基準加圧モードでエアが供給される配管と、前記急速加圧モードでエアが供給される配管とが、別々に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液供給システム。
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