JP2019081103A - 郵便受け箱 - Google Patents
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Abstract
Description
る不在時においてチラシ広告等の投函を拒否する必要がある場合に、郵便受け箱の投入口
を必要期間閉鎖することが可能な投入口フラップロック手段を備えた不在時投函防止機能
付き郵便受け箱に関するものである。
ート等の集合住宅及び戸建住宅、オフィスビル等にかぎらず、一般家屋においても、通常
、郵便受け箱が広く利用されている。
箱体構造の郵便受け箱本体と、該郵便受け箱本体の前面部板に形成させた郵便物等の投函
用の投入口と、前記投入口から投函された郵便物等を収容する収容室および郵便物等を取
り出すための取出し口とから構成されたものである。
聞のほか、大量の投げ込みチラシ広告が投入される状態にある。特に、集合住宅はその対
象とされ易く、その結果、チラシ広告等が郵便受け箱から溢れでて、周囲に散乱し、美観
を著しく損なうばかりでなく、火災及び放火等の原因となるおそれもある。また、郵便受
け箱からチラシ広告等が溢れ出た状態から、入居者の不在が明確となり、犯罪の温床とな
るおそれもある。
従来からも検討されてきているが、前記の如き事情のほかに集合住宅の管理上においても
重要かつ喫緊の問題である。かかる状況下において、従来、未入居住宅、長期不在住宅等
の郵便受け箱へのチラシ広告等の投入を防止するための各種の投函拒否具が提案されてい
る。
既設の郵便受け箱への投入を拒否する器具として、横長矩形の投入口を有すると共に、該
投入口の下端が所定深さの直角折曲加工になる投入口断面構造を有する郵便受けに装着す
るものであり、前記投入口を覆う大きさをもった横長の投入口被覆正面板の裏面側下縁部
に位置して投入口下縁掛止構造を構成したものが記載されている。
所定深さの直角折曲になる投入口断面構造を有する郵便受けでないと取り付けることがで
きない構造になっているので、近年多様化する各種の郵便受け箱には対応できないという
難点がある。
下縁に掛止するための投入口に下縁掛止構造を必要とし、また、二種類の折爪構造を必要
とするなど構造が複雑である。
口を投入不能な状態に閉塞することのできる大きさの平板状の正面被覆部材と、投入口を
通過可能で、投入口の下縁の背面部分に当接可能な係合部を有する平板状の背面支持部材
と、正面被覆部材と背面支持部材とを対向間隔および対向角度を変更可能に連絡するボル
トとナットを備え、背面支持部材の係合部と対向する位置に正面被覆部材と背面支持部材
との密着を阻止する間隔保持手段を設けた投函拒否具が記載されている。
間を要するものであり、簡便に取り付けることが困難であるという問題がある。
、ポリプロピレン樹脂等を素材とするシートからなり、所定の形態に折り曲げることによ
り組み立てられた投函防止器具が記載されており、折り曲げシートの挿入部を投函口から
挿入することにより装着することが記載されている。
あり、強度の点で問題があり、破壊されるおそれがあり、実用上改良すべき点が残されて
いる。
り、投入口のフラップを利用するものではなかった。
も容易なチラシ広告等の郵便受け箱の投入ブロック用器具として、郵便受け箱の投入口に
設けられているフラップ(開閉蓋(以下、本明細書等において同じ。))を利用した投入
ブロック用器具を提案した(特許文献4参照)。
設の郵便受け箱に適用するものであり、構造が複雑なものとなり、また、取付け作業が煩
雑であり、簡素な操作により装着することはできないという問題があった。
鎖が可能なロック手段を製作時に取り込んだ郵便受け箱の開発が切望されてきた。
の投函を一定期間拒否し、また、一定期間経過後、必要に応じて投函を受け入れる場合に
、簡単な操作で投入口フラップを閉止位置に固定し、または解除可能な投入口フラップロ
ック手段を備えた郵便受け箱を提供することにある。
投入口フラップの自由端部を利用した係止機構を閉止位置に固定および解除可能なフラッ
プロック手段を備えた郵便受け箱を提供することにより前記課題を解決できることに着目
し、かかる知見に基づいて本発明に想到するに至った。
由端部が投入口縁部に接触する位置であり、投入口が閉鎖状態にあることを意味する。
1.郵便受け箱本体と、
該郵便受け箱本体の前面部に形成された投入口と、
該投入口に基端部が開閉自在に枢設された投入口フラップと、
前記取出口とを設けた郵便受け箱であって、
該投入口フラップの自由端部を閉止位置に固定または解除可能な投入口フラップロック手
段を備えてなることを特徴とする郵便受け箱が提供される。
前面部の開口部に形成された投入口を開閉する投入口フラップと、該フラップを閉止位置
にロックする投入口フラップロック手段とを備えた郵便受け箱が提供されるが、さらに次
の2〜7に掲げる好ましい実施形態を包含する。
前記投入口の下部に位置する前面部の内側に形成された内壁構造とが係合部材により、前
記投入口フラップの閉止位置に固定または解除可能なように構成された投入口フラップ閉
止機構である前記1に記載の郵便受け箱。
記前面部150の内側に形成された内壁構造15と、前記自由端部101と該内壁構造1
5との接触部に共通して貫設された貫通孔153に挿入される係合部材154とからなる
構造体である前記2に記載の郵便受け箱。
1により前記投入口フラップの自由端部101を閉止位置に固定する拘束部材26と、前
記前面部の内側に形成された内壁構造25と、前記拘束部材の他端部262と該内壁構造
25との接触部に共通して貫設された貫通孔253に挿入される係合部材254とからな
る構造体である前記2に記載の郵便受け箱。
される係合部材42とからなり、挟持部材41が、前記投入口の前記フラップの自由端部
401の内壁面に固設され、係合部材42が、前記投入口の下部に位置する前面部の内壁
構造451に穿設により取り付けられた回動軸43に回動自在に枢支され、係合部材42
を上方へ回動させて、その先端部を挟持部材41に挟持させることにより前記フラップの
自由端子部101を閉止位置に固定させる構造体である前記2に記載の郵便受け箱。
ないし前記5のいずれか1項に記載の郵便受け箱。
である前記2ないし前記4のいずれか1項に記載の郵便受け箱。
閉止位置に固定および解除可能なフラップロック手段を備えた構造のものであれば、他の
構成要素については、特に限定されるものではない。
る郵便受け箱は、かかる提案を採用した多種型郵便受け箱を包含するものであるが、好ま
しい形態について、以下、説明する。
(1)郵便受け箱本体と
(2)該郵便受け箱本体の前面部に形成された投入口と、
(3)該投入口に、基端部が開閉自在に枢設された投入口フラップと、
(4)取出口が設けられた郵便受け箱であって、
(5)前記投入口フラップの自由端部を閉止位置に固定および解除可能な投入口フラップ
ロック手段を備えたものである。
が、投入口の下部に位置する前面部の内側に形成された内壁構造と係合部材を用いて閉止
位置に固定される。投入口の下部に位置する前面部の内側に形成された内壁構造とは、投
入フラップとの係合部を提供する構造体であり、投入口フラップとの係合の際の強度およ
び係合安定性が得られるように、所望の構造が採用される。
用いるものであり、具体例としては、嵌入によるピン部材または螺入によるねじ部材が採
用されるが、ワンタッチによる投入口フラップの自由端部の閉止を行なうにはピン部材が
操作上の観点からは好ましい。
た点にある。
放状態に維持できるものでなければ、その機能を発揮させることができない。従って、か
かる観点から、投入口に配達物の受け入れを拒否する投入口の閉鎖機構を備えるような発
想は、従来は存在せず、また、かかる投入口の閉鎖手段を備えた郵便受け箱は存在しない
。かかる状況下において、本発明により初めて提案するものであり、発想の転換による従
来は存在しない新規な郵便受け箱を提供するものである。
用した係止機構である点にある。
て、投入口にはめ込む遮蔽板等が提案されていたが、投入口フラップの自由端部自体を投
入口フラップロック手段の要素の一つとする点については、そもそも投入口のロック手段
の存在が新規であることと相俟って、当然に新規であり、かつ、構成も簡素であり、顕著
な効果を奏する。
より、フラップの係止位置への固定および解除を簡素な構成で行うことができ、着脱自在
となし得る利点を挙げることができる。
本発明に係る郵便受け箱本体は、箱体構造のものであり、箱体の前面部の上部に投入口
が設けられ、投入口から投函された郵便物等の配達物を収容するための収容室および収容
室に収容された配達物を取り出す取出口を設けたものである。
郵便受け箱としては、取出口として投入口の下部に位置する前面部に開閉扉を設けた“
前入れ前出し”タイプと、後面部に開閉扉を設けた“前入れ後出し”タイプのものが基本
構造である。
前入れ前出しタイプの郵便受け箱は、背面部は閉鎖されてあり、投入口の下部に位置す
る「前面部に開閉扉が設けられてある。」
り、背面部に開閉扉が設けられたものである。
て傾斜を設けたものが好ましい。
は、前面部の開閉扉を開いて指でロック手段を押し、フラップの開閉作動を拘束し、フラ
ップの閉止位置に固定した後、開閉扉を閉鎖すればよい。また、前入れ後出しタイプの郵
便受け箱については、後面部の開閉扉を開いて、後面部から手を入れてロック手段を操作
すればよい。
本発明に係る投入口フラップは、郵便物等の投入口を閉塞するために設けた開閉蓋板で
あり、通常、その上縁が投入口の上端に取り付けられた水平軸に枢設され回動自在に固定
された基端部であり、基端部に対し、その下部の先端部が自由端部でもある。フラップは
、通常、その自重により、自由端部が閉止位置の投入口下縁に接触し、投入口は閉鎖状態
にある。
便受け箱内部へ投入された後、フラップは自重により、元の閉止位置に復帰する。
一方の側部に位置する内壁面投入口に設けた垂直軸に回動自在に枢設した横開きの形態の
ものであっても、その自由端部が本発明に係る投入口フラップロック手段の一つの要素と
して組み込まれてあり、閉止位置に固定可能である。
投入口フラップロック手段は、長期不在時等においてチラシ等の投入を拒否する必要の
ある期間、投入口を閉鎖し、その期間経過後は郵便物等の配達を受け入れるのに投入口の
閉鎖を解除するための手段であり、投入口フラップの自由端部を一つの要素として利用す
るものであり、自由端部を閉止位置に固定および解除可能な手段である。
ば、投入口フラップの自由端部と、前記投入口の下部に位置する前面部の内側に形成され
た内壁構造とが、係合部材により固定および解除可能な投入口フラップ係止機構を提供す
るものである。
掲げる1〜4の形態のものが好ましい。
本願発明に係る郵便受け箱の投入口フラップロック手段の第1は、投入口フラップ係止
機構Aであり、図1〜図3に示す通りのものである。
する前面部の内側に形成された内壁構造とに共通に穿設して設けた貫通孔に嵌入する係合
部材とから構成されるものであり、投入口フラップを閉止位置に固定することにより投入
口を閉鎖状態とするものである。
前記投入口の下部に位置する前面部150の内側に形成された内壁部15と、
前記投入口フラップの自由端部101と前記前面部150の内側に形成された内壁部1
5とに共通して貫設された貫通孔153に挿入される係合部材154からなる投入口フラ
ップの係止機構であり、係合部材154の挿入により、フラップを閉止位置に固定するこ
とができる。
平軸を軸支としてヒンジ構造した回動自在に枢設された開閉蓋である。
01を有する形状のものが内壁構造15との連結を容易にするためには好ましい。
止位置に固定可能な支持構成体である。
されるものではなく、任意に構成することができるが、具体例としては、図1および図2
に示すように前面部150の内側への延長部材151と延長部材151を屈曲加工して形
成させた内壁構造15を挙げることができる。
内壁構造15の部材152は、図1の側面図で示すように係合部材154を支持可能な
厚さを保持するように構成したものであり、溶接等により、延長部材151に所定の厚を
有する部材を付着させることにより形成することができる。該補強部材152と投入口フ
ラップの自由端部101との接触部には、両者に共通に穿設して形成させてなる貫通孔1
53を有する。
閉止位置に固定され、投入口が閉鎖状態になる。係合部材154としては、ねじ部材を用
いることができ、ねじ孔構造とした貫通孔153に螺入可能としたものが好ましい。
投入口フラップ係止機構Bによれば、図4および図5に示すように、L字型の拘束部材
26であって、その一端部261により押圧することにより投入口フラップの自由端部2
01を閉止位置に固定する拘束部材26と、
前面部250の内側に形成された内壁構造25と、
前記拘束部材26の他端部262と該内壁構造25との接触部に共通して貫設された貫
通孔253に挿入される係合部材254とからなる構成体が提供される。
かかる投入口フラップ係止機構Bは、自由端部101が、屈曲加工されない平板状の形
状を有するフラップを構成要素としたものであり、内壁構造25との係合にはL字型の拘
束部材26が介在されて用いられる。「L字型の形状および角度」は、フラップの自由端部101と内壁構造25を構成する延長部材251および補強部材252の形状と位置関係により任意に決定される。投入口フラップの自由端部101の形状は、平板状のほか、異形状のものでもよく、異形状のものとしては、拘束部材26で閉止位置に押圧可能な形状であれば、特に限定されるものではなく、任意に選択することができる。
ればよく、頭部を笠形状部とし、先端部が細くなるように成形した形態のものが挿入の操
作が容易であり、係合が強固となる点から好適である。
投入口フラップ係止機構Cは、図6〜図8に示すように、投入口フラップの自由端部1
01の内壁面に固着したL字型部材351と、 前記投入口の下部に位置する前面部15
0の内部に形成された内壁構造35と、 前記L字型部材351と該内壁構造35との接
触部に共通して貫設された二個の貫通孔に挿入されるコの字型係合部材354とからなる
構成されるものである。
入口フラップの自由端部101の内壁面に固着したものであるが、前記L字型部材351
の代わりに、投入口フラップの自由端部101をL字型に屈曲させ水平上に延長させ、L
字型部材の横辺部351−2の長さに相当する長さとすることにより、前記内壁構造35
のコの字型係合部材352の縦辺部352−1と接触する接触部が形成される。かかる接
触部に共通に貫通孔を穿設することができる。
前記内壁構造35は、図6(b)に示すように、前面部150の内側へ延長された延長
部材350と、該延長部材350の内壁面に固着した断面がコの字型部材352とから構
成されるものである。
コの字型部材352は、コの字型部材上辺部352−1、コの字型部材中央辺部352
−2、コの字型部材下辺部352−3からなるものである。
コの字型部材上辺352−1には、投入口フラップに自由端部101と係合させるため
の係合部材354を挿入するための貫通孔353が少なくとも二個穿設される。穿設位置
は、コの字型係合部354の両脚が挿入され、投入口フラップの閉鎖状態が維持できるよ
うに設定すればよい。また、郵便受け箱のサイズにもよるが、コの字型係合部354を二
基挿入可能なように貫通孔を該当数穿設してもよい。
さらに、コの字型部材352の下辺部352−3には、投入口が開放状態の場合、前記
コの字型係合部354を挿入保管するための貫通孔355を穿設しておくことが好ましい
。
り、フラップの自由端部101を閉止位置に固定することができる。図8(b)には、L
字型部材横辺部351−2とコの字型部材上辺部352−1との接触部に、共通して穿設
した貫通孔に、コの字型係合部354が挿入され、投入口フラップの自由端部101が閉
止位置に固定された状態が示される。
口フラップの自由端部101が閉止位置での固定が解除されて投入口が開放状態となるこ
とが示されている。その場合、コの字型係合部材354は、コの字型部材352の下辺部
352−3に穿設された貫通孔355に挿入し保管された状態が示される。
投入口フラップ係止機構Dによれば、図9〜図12に示すように、
挟持部材41と、 該挟持部材41に脱着自在に係合される係合部材42とからなる構成
体であって、 前記挟持部材41が、前記投入口フラップの自由端部101の内壁面に固
設され、該係合部材42が前記投入口の下部に位置する前面部の内壁構造45に穿設によ
り取り付けられた回動軸43に回動自在に枢支され、前記係合部材42の先端部を上方へ
回動させて、その先端部を前記挟持部材41に挟持させることにより、前記フラップの自
由端部101を閉止位置に固定させる構成体が提供される。
挟持部材41は、図11にその平面図を示すように、その一端を投入口フラップの自由
端部101の内側に固着すると共に他端を突出接触部411に加工し、突出部が弾性力に
より投入口フラップの自由端部101の内側に押圧条件下で接触するようにしてある。
圧し、閉止位置に固定する。
長部材450に穿設された貫通孔に挿入される回転支軸としての頭部を有するボルト43
と、ワッシャ44と、係合部材42とナット432とからなり、係合部材42の下端部を
上方に回動自在にボルト431とナット432を螺合することにより、締結したものであ
る。
り投入口フラップの自由端部101を押圧し、投入口フラップの自由端部101を閉止位
置に固定する。
構が簡素であり、不具合を生ずることもなく、耐用期間も長く、また、投入口フラップの
閉止位置への固定をワンタッチによる操作により、簡便に行なうことができ、また、解除
も係合部材を抜き出す操作のみで容易に行なうことができる。
特に、投入口フラップ係止機構Aを備えた郵便受け箱にあっては、係止構造は、簡素で
あるにも係らず強固であり、振動にも耐えることができる。また、投入口フラップ係止機
構Bは、係合部材としてピン部材を要素とすることから、ワンタッチによる投入口フラッ
プ自由端部の閉止位置への固定が可能であり、解除も容易である。さらに投入口フラップ
係止機構Cによれば、前記投入口フラップおよび解除係止機構Bと同様にワンタッチの操
作により投入口フラップ自由端部の閉止位置への固定および解除を容易にかつ迅速に行な
うことができ、係合部材の保管管理も容易である。また、係合部材はコの字型であり、複
数の貫通孔への挿入も一度に行なうことができ、挿入後も固定状態は安定である。
定状態は安定である。
以下、図面に基づいて、本発明についてさらに具体的に説明する。もっとも、本発明は
これらの具体的な説明により限定されるものではない。
ップ係止機構A10(以下、「フラップ係止機構A」ということがある。)を備えた郵便
受け箱を示す。
止機構Aにより閉止位置に固定された状態を示す側面断面図であり、図1(b)は、投入
口フラップの自由端部101の穿孔部の部分拡大図である。
図1(a)および図1(b)によれば、フラップ係止機構(A)10は、投入口フラッ
プ100の自由端部101と、投入口5の下部に位置する前面部150の延長部材151
および補強部材152から構成される内壁構造15との接触部に共通に穿設して形成した
貫通孔(螺孔)153にねじ部材154を螺入して形成した構成体であることが示されて
いる。図1(a)は、フラップの自由端部が閉止位置に固定された状態を示したものであ
る。ねじ部材154は、簡便式のドライバー等により螺孔153に螺入され固定される。
また、本実施形態によれば、ねじ部材154の頭部の直径寸法を大きくし、ドライバー等
の代わりに指で締め込み可能としてある。図1(a)において点線部は、投入口フラップ
100の開放状態を示したものである。
さらに投入口閉鎖の必要期間の経過後は、図3で示すように、前面の開閉扉を開放すれ
ば、ねじ部材153を取りはずすことにより投入口フラップの閉止位置における固定を解
除することができる。
け効果を得るため延長部材151に厚みを付与したものである。延長部材151と同一ま
たは異種の材料を延長部材151に溶接その他任意の方法で固着される。
図2(a)は、本発明に係る投入口フラップ係止機構A10を備えた前入れ後出しタ
イプの郵便受け箱の側面断面図であり、図2(b)は、投入口フラップの自由端部101
の穿孔部の部分拡大図である。各構成については、図1の説明と同じである。
図3は、投入口フラップ係止機構A10を備えた前入れ前出しタイプの郵便受け箱の内
部を示す斜視図であり、図3(a)は、投入口フラップの自由端部101が閉止位置に固
定された状態を解除した状態を示すものであり、投入口は開放状態であり、郵便物の投入
可能な状態(通常時)であることを示す。
示し、投入口は閉鎖状態(不在時投入防止時)である。
B」ということがある。)を備えた郵便受け箱を示す。
面断面図であり、図4(b)は、投入口フラップの自由端部101の動作を拘束する拘束
部材26の部分拡大図である。
の自由端部101が平板状の投入口フラップ100を構成要素とするものであり、内壁構
造25との係合には、拘束部材26が介在する。拘束部材26は、屈曲加工されたL字型
部材であり、二つの端部を有し、その一端261が投入口フラップ100の自由端部10
1を閉止位置に固定するように拘束し、他端262には、内壁構造25との接触部には共
通に穿設された貫通孔253が設けられてある。
部材252とから構成される。補強部材252には、拘束部材26と共通に貫通孔253
を有し、拘束部材の端部262側からピン部材254が挿入されて、拘束部材26が内壁
構造25に固定される。
置および内壁構造25の補強部材252の傾斜角度に応じて設定されるが、90度以下で
あることが係合の安定性の観点から好ましい。角度が90度を超えると、内壁構造25の
補強部材252が下側に向かって傾斜する構造となり、係合状態が不安定となるので、投
入口の外部から強く押された場合には投入口フラップの閉止位置への固定が不安定になる
など、投入口の閉鎖効果が十分得ることができないという支障が生ずる。ピン部材254
は先端部が細くなるように傾斜を設けたものであり、貫通孔253への嵌入後、内壁構造
25との係合が強固となる。
イプの郵便受け箱を示す。フラップ係止機構の構造上の説明は、図4(a)、(b)にお
ける説明と同様である。フラップ係止機構Bは、前記のようにいずれのタイプの郵便受け
箱の構成要素として組み入れが可能である。
とがある。)を備えた郵便受け箱を示す。
を示すものであり、図6(a)は、郵便受け箱の後部から観察したフラップ係止機構Cの
背面図であり、図6(b)は、その図6(a)のA−A’の断面図である。図6(b)は
、前入れ前出しタイプの郵便受け箱の開閉扉の内側にフラップ係止機構Cが設けられた状
態を示している。かかるフラップ係止機構Cを構成する各部材の材質は、所要の強度を有
するものであれば、特に限定されるものではないが、金属製のものが開閉扉との固着の観
点からは有用である。
1の横辺部351−2と内壁構造35のコの字部材352の上辺部352−1とが接触し
、接触部に共通に穿設された2つの貫通孔353にコの字型係合部材354が挿入保持さ
れて投入口フラップの自由端部101が閉止位置に固定される。
型係合部材354を貫通孔353から引き抜くことにより、投入口フラップの自由端部1
01と内壁構造35のコの字型部材352とが分離し、投入口フラップの閉鎖状態が解除
される。
部352−3に穿設された貫通孔355に挿入し保管される。
由端部101の閉止位置への固定状態を示す。
ものであり、図8(a)は、投入口フラップ100が解放状態であり、図8(b)は、投
入口フラップ100の自由端部101が閉止位置に固定され、投入口が閉鎖状態であるこ
とを示す。図8においては、投入口フラップの自由端部101の内側にL字型部材351
が固着された形態が示されている。
び抜き出しは極めて容易であり、簡素な操作で投入口の閉鎖および開放を行なうことがで
きる。
うことがある。)を備えた郵便受け箱を示す。
あり、図9(b)は、図9(a)のA−A’の断面図であり、前入れ前出しタイプの郵便
受け箱を示したものである。
示す。
9によれば、壁面構造45が、貫通孔453を有する延長部材450、回転軸43、ワッ
シャ44、係合部材42およびナット432からなる構成要素が示されている。
に係合部材42が実線で示されているように挟持されて投入口フラップの自由端部101
が閉止位置に固定される。
ップの自由端部101と投入口の下部に位置する前面部150とが分離し、投入口フラッ
プの閉鎖状態が解除される。
5を構成する延長部材451に穿設された貫通孔に挿通された回動軸43に回動自在に枢
支される。
、他端411は屈曲加工され、その突出部が弾性力により投入口フラップの自由端部10
1に押圧条件下で接触状態にある。
材41の他端の突出接触部411をこじ開けて挟持部材41に挟持される。
、投入口フラップの自由端部101が閉止位置に固定される。
面図である。図10(a)は、投入口フラップの自由端部101が閉止位置に固定された
状態を示し、図9(b)は、投入口フラップの自由端部101が閉止位置に固定された状
態から解除され、投入口が開放状態であることが示されていある。
ップの自由端部101の内側に固着され、他端411が戻出接触部に屈曲加工されたもの
である。
タイプ郵便受け箱の内部を示したものであり、図12(a)は、投入口フラップが開放状
態を示し、図12(b)は、係合部材42が上方に回動し、挟持部材41に係合され、投
入口フラップの自由端部が閉止位置に固定され、投入口フラップが閉鎖状態であり、不在
時投函防止時の状態を示す。図12に示す郵便受け箱においては、郵便受け箱の後部から
手を入れて係合部材42を上方に回動させて挟持部に容易に係合させることができる。
1 郵便受け箱
100 フラップ
101 フラップ自由端部
150 前面部
5 投入口
10 投入口フラップ係止機構A
15 内壁構造
151 延長部材
152 補強部材
153 貫通孔
154 係合部材(ねじ)
20 投入口フラップ係止機構B
25 内壁構造
26 拘束部材
251 延長部材
252 補強部材
253 貫通孔
254 係合部材(ねじ)
30 投入口フラップ係止機構C
35 内壁構造
351 L字型部材
352 コの字型部材
352−1 コの字型部材上辺部
352−2 コの字型部材中央辺部
352−3 コの字型部材下辺部
353 貫通孔
354 コの字型係合部材
355 貫通孔
40 投入口フラップ係止機構D
41 挟持部材
42 係合部材
43 回動軸
45 内壁構造
450 延長部材
Claims (5)
- 郵便受け箱本体と、
該郵便受け箱本体の前面部に形成された投入口と、
該投入口に、基端部が開閉自在に枢設された投入口フラップと、
取出口とを設けた郵便受け箱であって、
前記投入口フラップの自由端部を閉止位置に固定および解除可能な投入口フラップロッ
ク手段を備えてなることを特徴とする郵便受け箱。 - 前記投入口フラップロック手段が、
前記投入口フラップの自由端部と、前記投入口の下部に位置する前面部の内側に形成さ
れた内壁構造とが、係合部材により係合可能な投入口フラップ係止機構であることを特徴
とする請求項1に記載の郵便受け箱。 - 前記投入口フラップ係止機構が、
前記投入口フラップの自由端部101と、前記前面部150の内側に形成された内壁構
造15と、前記自由端部101と該内壁構造15との接触部に共通して貫設された貫通孔
153に挿入される係合部材154とからなることを特徴とする請求項2に記載の郵便受
け箱。 - 前記投入口の下部に位置する前面部が、前開き開閉扉または閉鎖壁面である請求項2に記載の郵便受け箱。
- 前記係合部材が、貫通孔に嵌入可能なピン部材または螺入可能なねじ部材である請
求項2に記載の郵便受け箱。
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JP3159395U (ja) * | 2010-02-23 | 2010-05-20 | 戸田 光治 | 郵便受口 |
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