JP2019080407A - バッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリパックにおいて、充電器の保護機能によって充電電流が低下している場合でも、最大許容充電電流値の通知によって、充電電流を更に低減できるようにする。【解決手段】バッテリパックは、バッテリの状態に応じて、バッテリへ充電可能な最大許容充電電流値を設定する電流値設定部と、電流値設定部にて設定された最大許容充電電流値を充電器に通知することで、充電器による充電電流を、最大許容充電電流値以下に制限させる電流値出力部と、充電器から、高温時電流値を取得する電流値取得部と、を備え、電流値設定部は、電流値取得部にて取得された高温時電流値に基づき、最大許容充電電流値を設定するように構成される。【選択図】図5

Description

本開示は、バッテリの状態に応じて最大許容充電電流値を設定し、充電器に通知することで、充電電流を最大許容充電電流値以下に制限させるバッテリパックに関する。
従来、バッテリの状態に応じて最大許容充電電流値を設定し、その設定した最大許容充電電流値を充電器に通知することで、充電器に対し、バッテリへの充電電流を最大許容充電電流値以下に制限させるよう構成されたバッテリパックが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、バッテリの充電器として、充電器の温度が高温判定閾値に達すると充電電流を低下させ、その後、充電器の温度が低温判定閾値まで低下すると充電電流を規定電流値まで上昇させるように構成された充電器が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2017−108604号公報 特開平8−65908号公報 実開平6−77447号公報
上記充電器において、充電電流を低下させるのは、充電用の電源部が高温になって劣化するのを抑制するためである。従って、この保護機能は、充電対象となるバッテリパックの状態とは関係なく、充電器単体で働く。
このため、この種の充電器を用いて、上述したバッテリパックを充電すると、図6Bに示すように、例えば、バッテリ電圧(図ではセル電圧)が目標電圧CVに達し(時点t1)、最大許容充電電流値を低下させても、充電電流が下がらないことがある。
つまり、バッテリパック側で、バッテリ電圧の上昇を抑制するために最大許容充電電流値を低下させても、充電器側で上記の保護機能が働き(時点t0)、充電電流が既に最大許容充電電流値よりも低くなっているときには、充電電流を下げることはできない。
そして、このように充電電流を下げることができない場合には、バッテリ電圧は目標電圧を超えて上昇してゆき、最終的には、高電圧完了閾値に達して(時点t2)、バッテリへの充電が停止される。
この状態では、バッテリは充分充電されておらず、充電完了時の充電容量は、満充電時の充電容量に比べて小さくなる。つまり、この場合には、バッテリを満充電状態まで充電することができない。
本開示の一局面は、バッテリパックにおいて、充電器の保護機能によって充電電流が低下している場合でも、最大許容充電電流値の通知によって、充電電流を更に低減できるようにすることが望ましい。
本開示の一局面のバッテリパックは、充電器が高温になるとバッテリへの充電電流を高温時電流値まで低下させるように構成された充電器により充電可能なバッテリと、電流値設定部と、電流値出力部と、電流値取得部と、を備える。
電流値設定部は、バッテリの状態に応じて、バッテリへ充電可能な最大許容充電電流値を設定し、電流値出力部は、電流値設定部にて設定された最大許容充電電流値を充電器に通知することで、充電器による充電電流を最大許容充電電流値以下に制限させる。
また、電流値取得部は、充電器から、高温時電流値を取得し、電流値設定部は、電流値取得部にて取得された高温時電流値に基づき、最大許容充電電流値を設定する。
このため、電流値設定部は、バッテリの状態に応じて、最大許容充電電流値を低下させる際に、最大許容充電電流値を充電器側で設定される高温時電流値に追従させることができるようになる。
よって、本開示のバッテリパックによれば、最大許容充電電流値を低下させたにもかかわらず、充電器側での保護機能によって、バッテリへの充電電流が低下せず、バッテリ電圧が上昇してしまうことを抑制できる。
ここで、バッテリパックは、充電器が高温になって充電電流を低下させていることを検知する電流低下検知部を備えていてもよい。そして、この場合、電流値設定部は、電流低下検知部にて充電器が高温になって充電電流を低下させていることが検知されると、最大許容充電電流値を、高温時電流値以下の電流値まで低下させるように構成されていてもよい。
このようにすれば、充電器が高温になって充電電流が高温時電流値まで低下しているときに、バッテリパックから充電器に通知される最大許容充電電流値が高温時電流値よりも大きくなるのを防止できる。
このため、充電器が充電電流を高温時電流値まで低下させているときに、バッテリパックからの通知によって、充電電流を更に低下させることができなくなるのを抑制できる。
また、充電電流を低下させることができずに、バッテリ電圧が上昇するのを抑制できることから、バッテリ電圧が、充電停止判定用の高電圧完了閾値に達して、バッテリへの充電が停止されることも抑制できる。従って、バッテリを所望の満充電状態まで充電することができる。
次に、電流値設定部は、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えているとき、最大許容充電電流値を徐々に低下させるように構成されていてもよい。
そして、この場合、電流低下検知部は、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えている期間が所定期間継続すると、充電器が高温になって充電電流を低下させていることを検知するように構成されていてもよい。
つまり、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えているときに、充電器が、既に、充電電流を高温時電流値まで低下させていると、最大許容充電電流値が充電電流よりも高くなり、しかも、最大許容充電電流値と充電電流との差が大きくなることがある。
そして、この場合には、電流値設定部が、最大許容充電電流値を徐々に低下させも、最大許容充電電流値が充電電流よりも低くならないことから、バッテリ電圧を低下させることができない。
そこで、この状態を、電流低下検知部において、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えている期間が所定期間継続したか否かを判断することにより検知するようにするのである。
このようにすれば、充電器から、充電器が高温になって充電電流を低下させていることを表す情報を取得することなく、バッテリパック単体で、充電器が充電電流を高温時電流値まで低下させていることを検知することができるようになる。
一方、電流低下検知部は、充電器が高温になったことを充電器からの通知によって検知するように構成されていてもよい。
この場合、充電器は、バッテリパックに、充電器が高温になったことを通知できるように構成する必要がある。しかし、バッテリパック側で、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えている期間を計測したり、その計測期間が所定期間継続したか否かを判断したり、する必要がないので、バッテリパック側での処理負荷を軽減できる。
バッテリパック及び充電器の外観を表す斜視図である。 バッテリパックの回路構成を表すブロック図である。 充電器の回路構成を表すブロック図である。 充電制御回路において実行される充電制御処理を表すフローチャートである。 バッテリ制御回路において実行される充電制御処理を表すフローチャートである。 実施形態の充電制御による充電電流、バッテリ電圧及び充電器温度の変化を従来例と比較して表すタイムチャートである。 充電制御回路の保護動作復帰時の充電電流、バッテリ電圧及び充電器温度の変化を従来例と比較して表すタイムチャートである。 バッテリ制御回路にて実行される充電制御処理の変形例を表すフローチャートである。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の充電システムは、バッテリパック2と、充電器40とにより構成される。
バッテリパック2は、例えば、充電式電動工具、充電式掃除機、充電式草刈り器等、各種電動作業機に着脱自在に装着されて、その動力源である直流モータ等に電力供給を行うのに利用される。
充電器40は、電源コード42を介して外部電源(一般に商用電源:交流電圧)から電力供給を受けることにより、バッテリ充電用の充電電圧(直流電圧)を生成し、バッテリパック2内のバッテリ10(図2参照)を充電する。
このため、充電器40の上面には、バッテリパック2を装着(換言すれば載置)するための装着部44が形成されている。この装着部44は、バッテリパック2をスライドさせて装着できるように、バッテリパック2の裏面の装着部4の形状に対応して形成されている。
また、装着部44には、バッテリパック2の装着時に、バッテリパック2の裏面に形成された端子部6と嵌合可能な端子部46が形成されている。
そして、充電器40の端子部46及びバッテリパック2の端子部6には、それぞれ、バッテリパック2を充電器40の装着部44に装着した際、相互に接続される端子51〜58、11〜18が設けられている(図2,図3参照)。
なお、バッテリパック2において、端子11、12は、バッテリ10の正極側及び負極側にそれぞれ接続されて、充電器40からの充電電流や電動作業機への放電電流を流すための正極端子及び負極端子である。
また、端子14は、充電器40や電動作業機との間で通信を行うための通信端子であり、端子16は、充電器40の電源電圧Vccを取り込むための端子であり、端子18は、充電許可信号を出力するための端子である。
また、充電器40において、端子51、52は、バッテリパック2が装着された際に、バッテリパック2の端子11、12にそれぞれ接続されて、バッテリ10への充電を行うための正極端子及び負極端子である。
また、端子14は、バッテリパック2の端子14に接続されて、バッテリパック2との間で通信を行うための通信端子であり、端子56は、バッテリパック2の端子16に接続されて、充電器40内で生成された電源電圧Vccを出力するための端子である。また、端子58は、バッテリパック2の端子18に接続されて、充電許可信号を取り込むための端子である。
次に、バッテリパック2及び充電器40の回路構成を、図2及び図3を用いて説明する。
図2に示すように、バッテリパック2内のバッテリ10は、充放電可能な複数のセルを直列に接続することにより構成されており、その正極側は端子11に接続され、負極側は端子12に接続されている。
バッテリパック2内には、バッテリ10の両端電圧(バッテリ電圧)や各セルの電圧(セル電圧)を監視する監視回路(IC)20、及び、バッテリ10のセルの温度(セル温度)を検出する温度検出回路22が設けられている。なお、温度検出回路22は、例えば、温度により抵抗値が変化するサーミスタ等にて構成される。
バッテリ10の負極側と端子12との間の電流経路には、例えば抵抗にて構成される電流検出素子24が設けられており、監視回路20は、その両端電圧を取り込むことで、バッテリ10への充電時及び放電時に流れる充電電流及び放電電流を監視する。
監視回路20による監視結果(バッテリ電圧、セル電圧、充電電流又は放電電流)、及び、温度検出回路22による検出結果(セル温度)は、バッテリ制御回路30に入力される。
バッテリ制御回路30は、CPU、ROM、RAM等を中心とするマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されており、各種情報が記憶されるメモリ32を備える。なお、メモリ32は不揮発性メモリである。
また、バッテリパック2には、Vcc検出回路26、充電許可信号出力回路28、及び、残容量LED制御回路34も備えられており、これら各回路は、バッテリ制御回路30に接続されている。
Vcc検出回路26は、充電器40から端子16に入力される電源電圧Vccを検出するためのものであり、その検出結果は、バッテリ制御回路30に入力される。
充電許可信号出力回路28は、バッテリ制御回路30からの指令に従い、バッテリ10への充電開始若しくは充電完了を許可する、充電開始許可信号及び充電完了許可信号を生成して、端子18から充電器40へ出力するためのものである。
残容量LED制御回路34は、バッテリ制御回路30からの指令に従い、残容量表示用のLEDの点灯状態を制御することにより、バッテリ10の残容量を表示させるためのものである。なお、残容量とは、バッテリ10に残っている電力量(換言すれば、残りの充電量)のことである。
次に、充電器40には、外部電源から交流電力を受けてバッテリ10を充電するのに必要な充電電圧を生成し、端子51、52へ出力する電源回路62と、電源回路62からの出力を制御する充電制御回路60と、が備えられている。
充電制御回路60は、バッテリ制御回路30と同様、マイコンにて構成されている。
そして、充電制御回路60は、バッテリパック2が充電器40に接続されているときに、端子54、14を介して接続されるバッテリ制御回路30との間で通信を行うことで、バッテリ10への充電を制御する。
また、充電制御回路60は、バッテリパック2が装着されているとき、バッテリパック2の端子18から端子58に入力される充電許可信号(充電開始許可信号、充電完了許可信号)に従い、バッテリ10への充電を開始又は停止する。
なお、端子58から充電制御回路60に至る充電許可信号の入力経路は、抵抗R1を介して、充電器40内の電源ライン(電源電圧:Vcc)に接続されている。
このため、充電器40にバッテリパック2が接続されていないときには、端子58から充電制御回路60に入力される電圧は電源電圧Vccとなり、充電制御回路60は、その電圧値から、バッテリパック2が接続されていないことを検知できる。
次に、充電器40の電源回路62は、バッテリ10への充電電圧を生成するだけでなく、充電制御回路60の電源電圧Vcc(例えば直流5[V])を生成する。そして、電源回路62にて生成された電源電圧Vccは、端子56からバッテリパック2の端子16へ出力される。
このため、バッテリパック2側では、Vcc検出回路26が、端子16に充電器40の電源電圧Vccが印加されたことを検出することにより、バッテリパック2が充電器40に接続されたことを検知できる。
また、充電器40には、電源回路62の温度を検出する温度検出回路64が設けられており、温度検出回路64からの検出信号は、充電制御回路60に入力される。そして、充電制御回路60は、温度検出回路64にて検出された温度が高いときには、バッテリ10への充電電流を抑制する。
次に、バッテリパック2内のバッテリ制御回路30及び充電器40内の充電制御回路60にてバッテリ10を充電するために実行される充電制御処理について説明する。
バッテリ制御回路30は、バッテリ電圧(バッテリ電圧低下時には充電器40から端子16に入力される電源電圧Vcc)を受けて動作し、充電器40に接続されて、バッテリ10への充電が実施されているときに、図5に示す充電制御処理を実行する。
また、充電制御回路60は、電源回路62から出力される電源電圧Vccを受けて動作し、バッテリパック2が接続されて、電源回路62からバッテリ10への充電を実施しているときに、図4に示す充電制御処理を実行する。
図4に示すように、充電制御回路60は、充電制御処理を開始すると、まず、S100で、高温時電流値Ihotをバッテリ制御回路30に通知する。そして、続くS110では、高温フラグ及び温度低下フラグをオフし、現在の電流制限値Ilimit_nowを充電器40の最大出力電流値Icmaxに設定する、初期化の処理を実行する。
次に、S120では、温度検出回路64から現在の充電器温度Tnowを取得し、S130にて、充電器温度Tnowは、高温判定閾値Thotよりも高いか否かを判断する。そして、充電器温度Tnowが高温判定閾値Thotよりも高い場合には、S140にて、高温フラグをオン状態にし、S190に移行する。
また、S130にて、充電器温度Tnowは、高温判定閾値Thot以下であると判断されると、S150に移行し、充電器温度Tnowは、低温判定閾値Tcoolよりも低いか否かを判断する。
そして、充電器温度Tnowが低温判定閾値Tcoolよりも低い場合には、S160に移行し、充電器温度Tnowが低温判定閾値Tcool以上であれば、S190に移行する。
次に、S160では、高温フラグがオン状態になっているか否かを判断し、高温フラグがオン状態になっている場合には、S170にて高温フラグをオフにし、S180にて温度低下フラグをオンにした後、S190に移行する。また、高温フラグがオン状態になっていなければ、そのままS190に移行する。
S190では、高温フラグがオン状態であるか否かを判断し、高温フラグがオン状態であれば、S200に移行して、次の電流制限値Ilimit_nextに、充電器高温時の電流制限値である高温時電流値Ihotを設定し、S250に移行する。
また、S190にて、高温フラグはオン状態ではないと判断されると、S210に移行して、温度低下フラグはオン状態であるか否かを判断し、温度低下フラグがオン状態でなければ、S250に移行する。
S210にて、温度低下フラグはオン状態であると判断されると、S220に移行して、現在の電流制限値Ilimit_nowに所定電流値(例えば、0.5A)を加算することで、次の電流制限値Ilimit_nextを設定する。
そして、続くS230では、次の電流制限値Ilimit_nextが最大出力電流値Icmaxを超えたか否かを判断し、超えていれば、S240にて、次の電流制限値Ilimit_nextに最大出力電流値Icmaxを設定した後、S250に移行する。また、次の電流制限値Ilimit_nextが最大出力電流値Icmaxを超えていなければ、そのままS250に移行する。
S250では、バッテリ制御回路30から最大許容充電電流値Inextを取得し、S260に移行する。そして、S260では、最大許容充電電流値Inextが次の電流制限値Ilimit_nextよりも大きいか否かを判断する。
最大許容充電電流値Inextが次の電流制限値Ilimit_nextよりも大きい場合には、S280に移行して、次の電流制限値Ilimit_nextを、電源回路62からの電流出力(つまり充電電流)として設定し、S290に移行する。
また、最大許容充電電流値Inextが次の電流制限値Ilimit_next以下である場合には、S270に移行して、最大許容充電電流値Inextを、電源回路62からの電流出力(充電電流)として設定し、S290に移行する。
そして、S290では、次の電流制限値Ilimit_nextを現在の電流制限値Ilimit_nowとして設定し、S120に移行する。
このように充電器40の充電制御処理では、図7Aに示すように、充電器温度Tnowが高温判定閾値Thotに達すると(時点t0)、その後、低温判定閾値Tcoolに低下するまで(時点t3)、充電電流が、高温時電流値Ihotに設定される。
また、図6A、図7Aに示すように、充電電流は、バッテリ制御回路30から通知される最大許容充電電流値Inextを上限として設定される。
次に、図5に示すように、バッテリ制御回路30は、充電制御処理を開始すると、まず、S300で、高温時電流値Ihotを充電制御回路60から取得する。
そして、続くS310では、CVカウンタをクリアし、現在の最大許容充電電流値Inowを初期値(0A)に設定する、初期化の処理を実行する。なお、CVカウンタは、バッテリ電圧Vが、充電電圧の狙い値である目標電圧CVを超えている時間を計時するのに用いられる。
次に、S320では、現在のバッテリ電圧Vnow及びバッテリ温度を取得し、続くS330にて、その取得したバッテリ電圧Vnowやバッテリ温度等に基づき、現在のバッテリ状態に応じた充電電流上限値Isetを決定する。
次に、S340では、バッテリ電圧Vnowが目標電圧CVよりも大きいか否かを判断し、バッテリ電圧Vnowが目標電圧CV以下であれば、S350に移行して、CVカウンタをクリアした後、S360に移行する。
S360では、現在の最大許容充電電流値Inowに所定電流値(例えば、0.5A)を加算した値が、充電電流上限値Iset以下であるか否かを判断し、充電電流上限値Isetよりも大きければ、S380に移行し、そうでなければ、S370に移行する。
そして、S380では、充電電流上限値Isetを、次の最大許容充電電流値Inextとして設定し、S390に移行する。また、S370では、現在の最大許容充電電流値Inowに所定電流値(例えば、0.5A)を加算した値を、次の最大許容充電電流値Inextとして設定し、S390に移行する。
S390では、S370又はS380にて設定された次の最大許容充電電流値Inextを充電制御回路60に通知し、続くS400にて、次の最大許容充電電流値Inextを現在の最大許容充電電流値Inowとして設定し、S320に移行する。
この結果、バッテリ電圧Vが目標電圧CVに達するまでは、最大許容充電電流値は、初期値(0A)から所定電流値にて徐々に増加し、最終的には、充電電流上限値Isetに保持されることになる。
次に、S340にて、バッテリ電圧Vnowが目標電圧CVよりも大きいと判断された場合には、S410に移行して、バッテリ電圧Vnowは、高電圧完了閾値を超えたか否かを判断する。
なお、高電圧完了閾値は、目標電圧CVよりも高く、バッテリ10への充電の停止判定に用いられる電圧値である。そして、バッテリ電圧Vnowが高電圧完了閾値を超えていれば、S480に移行して、充電制御回路60に充電完了を通知し、バッテリ10への充電を停止させる。
一方、S410にて、バッテリ電圧Vnowは高電圧完了閾値以下であると判断されると、S420に移行して、CVカウンタをインクリメントすることにより、バッテリ電圧Vnowが目標電圧CVを超えている時間を計時する。
そして、続くS430では、CVカウンタの値が所定値(例えば3)以上であるか否かを判断することで、バッテリ電圧Vnowが目標電圧CVを超えている時間が所定時間以上経過したか否かを判断する。
S430にて、CVカウンタの値が所定値以上であると判断されると、S440に移行し、高温時電流値Ihotから所定値(例えば、1A)を減じた電流値と、現在の最大許容充電電流値Inowから所定値(例えば、0.5A)を減じた電流値とを比較する。
そして、高温時電流値Ihotから所定値を減じた電流値が、現在の最大許容充電電流値Inowから所定値を減じた電流値よりも小さい場合には、S450に移行し、そうでなければ、S460に移行する。
S450では、高温時電流値Ihotから所定値を減じた電流値(Ihot−1A)を、次の最大許容充電電流値Inextとして設定し、S470に移行する。
また、S460では、現在の最大許容充電電流値Inowから所定値を減じた電流値(Inow−0.5A)を、次の最大許容充電電流値Inextとして設定し、S470に移行する。
なお、S460の処理は、S430にて、CVカウンタが所定値に達していないと判断された場合にも実行される。
次に、S470では、次の最大許容充電電流値Inextが充電停止判定用のカット電流値Icutよりも低くなったか否かを判断する。そして、次の最大許容充電電流値Inextがカット電流値Icutよりも低くなっていれば、S480に移行して、充電制御回路60に充電完了を通知し、バッテリ10への充電を停止させる。
また、S470にて、次の最大許容充電電流値Inextはカット電流値Icut以上であると判断された場合には、S390に移行する。
このように、バッテリパック2の充電制御処理では、図6Aに示すように、充電によりバッテリ電圧(図ではセル電圧)が目標電圧CVを超えているとき、次の最大許容充電電流値Inextを所定値(0.5A)ずつ減じる。そして、この最大許容充電電流値Inextは充電制御回路60に通知されるため、充電電流は、最大許容充電電流値Inext以下に制限される。
また、充電によりバッテリ電圧(図ではセル電圧)が目標電圧CVを超え(時点t1)、その状態が所定時間以上経過すると(時点t2)、次の最大許容充電電流値Inextを、高温時電流値Ihotから所定値(1A)を減じた電流値まで低下させる。
これは、バッテリ電圧が目標電圧CVを超えている時間が長くなった場合には、充電器40側で充電電流が高温時電流値Ihotに制限されていると考えられるためである。
つまり、本実施形態では、CVカウンタによる計時時間から、充電器40が高温になって充電電流を低下させていることを検知し、充電制御回路60に通知する最大許容充電電流値Inextを、高温時電流値Ihotから所定値(1A)を減じた電流値まで低下させる。
この結果、図6Bに示す従来例のように、最大許容充電電流値Inextを低下させても充電電流を低下させることができず、バッテリ電圧(セル電圧)が高電圧完了閾値に達して(時点t2)、バッテリ10への充電が停止されるのを防止することができる。
よって、本実施形態のバッテリパック2によれば、充電器40に対し、バッテリ10を所望の満充電状態まで充電させることができる。
また、本実施形態では、図7(A)に示すように、充電器40において、充電器温度Tnowが高温判定閾値Thotに達し(時点t0)、その後、低温判定閾値Tcoolに低下すると(時点t3)、電流制限値(換言すれば充電電流)を徐々に増加させる。
このため、図7Bに示す従来例のように、充電器温度Tnowが低温判定閾値Tcoolまで低下した時点t3で、電流制限を解除して、充電電流を元の電流値に復帰させたときのように、バッテリ電圧(セル電圧)が急上昇するのを抑制できる。
つまり、この場合、充電電流を元の電流値に復帰させることで、バッテリ電圧(セル電圧)は、高電圧完了閾値を越えて急上昇し、バッテリ10への充電が停止されてしまうことがあるが、本実施形態の充電器40によれば、こうした問題を抑制できる。
なお、本実施形態では、バッテリ制御回路30において実行される充電制御処理の内、S300の処理が、本開示の電流値取得部として機能し、S320〜S380、S440〜S460の処理が、本開示の電流値設定部として機能する。また、S390の処理が、本開示の電流値出力部として機能し、S410〜S430の処理が、本開示の電流低下検知部として機能する。
[変形例]
上記実施形態では、バッテリ制御回路30において、バッテリ電圧が目標電圧CVを超えている時間に基づき、充電器40側で充電電流が高温時電流値Ihotに制限されていることを検知するようにした。
しかし、充電器40が充電電流を高温時電流値Ihotに制限しているときに、その旨をバッテリ制御回路30に通知するようにすれば、バッテリ制御回路30側で、バッテリ電圧が目標電圧CVを超えている時間を監視する必要はない。
そして、このようにするには、バッテリ制御回路30側で、通信により、充電制御回路60から高温フラグのオン・オフ状態を取得するようにすればよい。
以下、このように実行される充電制御処理について説明する。
図8に示すように、本変形例の充電制御処理においては、バッテリ電圧が目標電圧CVを超えた時間を、CVカウンタを用いて計時する必要がないので、上記実施形態の充電制御処理(図5)から、S350、S420〜S450の処理が削除されている。
そして、これらの処理に代えて、S390の処理を実行する前に、S382〜S386の処理を実行する。
すなわち、S382では、充電制御回路60から取得した高温フラグがオン状態であるか否か、換言すれば、充電器40が充電電流を高温時電流値Ihotに制限しているか否か、を判断する。そして、高温フラグがオン状態であれば、S384に移行し、そうでなければ、S390に移行する。
S384では、次の最大許容充電電流値Inextが高温時電流値Ihotよりも大きいか否かを判断する。そして、次の最大許容充電電流値Inextが高温時電流値Ihotよりも大きい場合には、S386にて、次の最大許容充電電流値Inextを高温時電流値Ihotに設定して、S390に移行し、そうでなければ、そのままS390に移行する。
このように、バッテリ制御回路30において、充電制御処理を実行するようにしても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本変形例によれば、バッテリ電圧が目標電圧CVを超えた時間を計時して、充電制御回路60が充電電流を高温時電流値Ihotに制限していることを検知する必要がないので、充電制御処理を簡単にし、バッテリ制御回路30の処理の負担を軽減できる。
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
2…バッテリパック、4…装着部、6…端子部、10…バッテリ、11〜18…端子、20…監視回路、22…温度検出回路、24…電流検出素子、26…Vcc検出回路、28…充電許可信号出力回路、30…バッテリ制御回路、32…メモリ、34…残容量LED制御回路、40…充電器、42…電源コード、44…装着部、46…端子部、51〜58…端子、60…充電制御回路、62…電源回路、64…温度検出回路。

Claims (4)

  1. 充電器が高温になるとバッテリへの充電電流を高温時電流値まで低下させるように構成された充電器により充電可能なバッテリを備えたバッテリパックであって、
    前記バッテリの状態に応じて、前記バッテリへ充電可能な最大許容充電電流値を設定する電流値設定部と、
    前記電流値設定部にて設定された前記最大許容充電電流値を前記充電器に通知することで、前記充電器による前記充電電流を、前記最大許容充電電流値以下に制限させる電流値出力部と、
    前記充電器から、前記高温時電流値を取得する電流値取得部と、
    を備え、
    前記電流値設定部は、前記電流値取得部にて取得された前記高温時電流値に基づき、前記最大許容充電電流値を設定するよう構成されている、バッテリパック。
  2. 前記充電器が高温になって前記充電電流を低下させていることを検知する電流低下検知部を備え、
    前記電流値設定部は、前記電流低下検知部にて前記充電器が高温になって前記充電電流を低下させていることが検知されると、前記最大許容充電電流値を、前記高温時電流値以下の電流値まで低下させるように構成されている、請求項1に記載のバッテリパック。
  3. 前記電流値設定部は、バッテリ電圧が所定の充電電圧を超えているとき、前記最大許容充電電流値を徐々に低下させるように構成されており、
    前記電流低下検知部は、前記バッテリ電圧が前記所定の充電電圧を超えている期間が所定期間継続すると、前記充電器が高温になって前記充電電流を低下させていることを検知する、ように構成されている、請求項2に記載のバッテリパック。
  4. 前記電流低下検知部は、前記充電器が高温になったことを前記充電器からの通知によって検知する、ように構成されている、請求項2に記載のバッテリパック。
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