JP2019080345A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理に適した作成方法で表示用画像を作成する電子カメラを提供する。【解決手段】電子カメラは、撮像素子10とアナログ信号処理回路11とA/D変換回路12とからなる撮像部を備え、撮像素子10が撮像した被写体像に関するデジタル信号が出力される。ASIC13は、第1入力部100に入力されたデジタル信号に基づく第1取り込み画像401に対して画像処理を行い現像画像405を生成する第1画像処理部307と、第1入力部に入力されたデジタル信号に対して画像処理を行い第2取り込み画像403を生成する第2画像処理部305と、現像画像と第2取り込み画像の少なくともどちらか一方に基づいて、ライブビュー画像として表示される表示用画像404を生成するリサイズ処理部306とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は撮像装置に関する。
様々な画像効果をライブビュー画像に付加して表示する撮像装置が知られている。(特
許文献1)。
特開2011−155449号公報
様々な画像効果をライブビュー画像に付加する工程は複雑であり、同じ作成方法でライ
ブビュー画像を作成することは困難であった。
本発明による撮像装置は、被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像部と、前記撮像部によって出力された前記撮像信号に対して画像処理を行う第1画像処理回路と、前記撮像信号に対して画像処理を行う、前記第1画像処理回路よりも消費電力の少ない第2画像処理回路と、前記第1画像処理回路と前記第2画像処理回路との少なくともどちらか一方から出力された画像データに基づいて、表示部に表示する表示用画像を生成する画像生成部と、を備える。
本発明によれば、画像処理に適した作成方法で表示用画像を作成することができる。
本発明の一実施の形態による撮像装置の回路構成を例示するブロック図である。 撮像素子の制御に用いる駆動信号に関するタイミングチャートである。 ASICに関する機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態による撮像装置において実行される処理に関するフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による撮像装置の回路構成を例示するブロック図である
。図1に例示される電子カメラ200は、撮影レンズ7と、絞り8と、絞り駆動部9と、
撮像素子10と、アナログ信号処理回路11と、A/D変換回路12と、ASIC(Ap
plication Specific Integrated Circuit)13
と、ドライバ16と、タイミングジェネレータ(TG)17と、CPU18と、RAM1
9と、ROM20と、表示モニタ21と、メインスイッチ22と、半押しスイッチ23と
、全押しスイッチ24と、測光装置25と、記録媒体27とを備える。
撮影レンズ7は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成さ
れ、被写体像を撮像素子10の受光面に結像させる。なお、図1では、図を簡単にするた
め、撮影レンズ7は単レンズとして図示されている。絞り8は、複数枚の絞り羽根(不図
示)から形成され、撮像素子10に受光させる光束の光量を調整する。絞り駆動部9は、
CPU18が設定した絞り値に基づいて、絞り羽根(不図示)を駆動する。
なお、図1に示す電子カメラ200は、撮影レンズ7がカメラと一体的に形成された(
撮影レンズが着脱不能な)デジタルカメラである。しかしながら後述する構成は、カメラ
ボディと、そのカメラボディに着脱可能な交換レンズからなるカメラシステムに適用する
ことも可能である。その場合、図1に図示された構成のうち撮影レンズ7、絞り8、絞り
駆動部9が交換レンズ側の構成となり、その他の構成がカメラボディ側の構成となる。
撮像素子10は、その撮像面上に撮像画素と焦点検出画素とを有する。撮像画素は、撮
像素子10の撮像面上に、例えばベイヤ配列に従い配置されている。撮像素子10の撮像
面には撮影レンズ7によって被写体像が結像される。撮像素子10の各画素は、CPU1
8により設定されたシャッタスピードの間露光して、被写体像の明るさに応じた信号電荷
が蓄積される。
撮像素子10は、内部発振装置10aを内蔵する。内部発振装置10aは、所定のフレ
ームレートで駆動信号を発生させる。撮像素子10に蓄積された信号電荷は、内部発振装
置10aまたは後述するドライバ16が出力する駆動信号に従って読み出されて、アナロ
グ信号処理回路11に出力される。撮像画素に蓄積された信号電荷は、ライブビュー画像
、各種圧縮形式で圧縮された記録用画像の生成などに用いられる。
アナログ信号処理回路11は、AGC回路やCDS回路などを含み、撮像素子10から
読み出された信号電荷に対するアナログ信号処理(ゲインコントロール、ノイズ除去など
)を行い、撮像信号を出力する。A/D変換回路12は、アナログ信号処理回路11によ
るアナログ信号処理後の撮像信号をデジタル信号に変換して、ASIC13に出力する。
なお、アナログ信号処理回路11およびA/D変換回路12は、撮像素子10と一体的に
形成することができる。
ASIC13は、RAM19を作業領域として、A/D変換回路12から出力されるデ
ジタル信号に対して後述する画像処理を行い、ライブビュー画像、各種圧縮形式で圧縮さ
れた記録用画像などを出力する。
タイミングジェネレータ17は、CPU18の制御のもと、タイミング信号を発生させ
る。タイミング信号は、アナログ信号処理回路11、A/D変換回路12、およびドライ
バ16のそれぞれに供給される。ドライバ16は、タイミング信号を用いて駆動信号を生
成し、その駆動信号を撮像素子10へ出力する。
CPU18は、マイクロコンピュータなどによって構成され、RAM19を作業領域と
して用いてROM20に記憶された制御プログラムを実行して、電子カメラ200の各部
を制御する。RAM19は、ASIC13、CPU18等が各部の処理を実行する際に一
時的にデータを格納する作業用メモリである。ROM20は、例えばEEPROM、フラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、電子カメラ200の制御プログラムや設定情
報等を記憶している。表示モニタ21は、例えば液晶モニタであって、ライブビュー画像
やメニュー画面や、後述する記録媒体27に保存された記録用画像などが表示される。表
示モニタ21に表示される表示データは、CPU18により生成される。
メインスイッチ22は、オン操作またはオフ操作に応じた操作信号をCPU18へ出力
する。CPU18は、オン操作信号を受けた場合に不図示の電源回路から各ブロックへ電
源供給を開始させ、オフ操作信号を受けた場合には該電源回路から各ブロックへの電源供
給を停止させる。
半押しスイッチ23および全押しスイッチ24は、レリーズボタン(不図示)の押下操
作に連動してオン/オフされ、それぞれが操作信号をCPU18へ出力する。半押しスイ
ッチ23は、レリーズボタン(不図示)が通常ストロークの半分程度まで押し下げ操作さ
れると半押し信号を出力する。そして、半押しスイッチ23は、半ストロークの押し下げ
操作解除により半押し信号の出力が解除される。
全押しスイッチ24は、レリーズボタン(不図示)が通常ストロークまで押し下げ操作
されると全押し信号を出力する。そして、全押しスイッチ24は、通常ストロークの押し
下げ操作が解除されると全押し信号の出力が解除される。
測光装置25は、CPU18に対して半押しスイッチ23の半押し信号が入力されたと
き、被写体の輝度を算出する。記録媒体27は、たとえば、フラッシュメモリカードなど
のデータストレージ部材によって構成され、記録用画像などが保存される。
(駆動信号)
図2(a)は、内部発振装置10aから出力される駆動信号に関するタイミングチャー
トである。図2(a)では、内部発振装置10aから出力される駆動信号は、所定のフレ
ームレートに対応する時間が経過するごとにHレベルからLレベルに一時的に立ち下がる
。撮像素子10の各画素の露光は、内部発振装置10aから出力される駆動信号が立ち下
がったとき(例えば、時刻T1、時刻T2)に開始され、設定されたシャッタスピードが
経過した後終了する。このシャッタスピードは、駆動信号のフレームレートに制限される
。設定されたシャッタスピードが駆動信号のフレームレートより長い場合は、撮像素子1
0の各画素はフレームレートに対応する時間だけ露光される。
一方、図2(b)は、撮像素子10の外部に設けられたドライバ16から出力される駆
動信号に関するタイミングチャートである。図2(b)では、ドライバ16から出力され
る駆動信号は、時刻T3にHレベルからLレベルに立ち下がり、時刻T4にLレベルから
Hレベルに立ち上がっている。駆動信号が立ち下がったとき(例えば、時刻T3)、撮像
素子10の各画素の露光が開始される。駆動信号が立ち上がったとき(例えば、時刻T4
)、露光が終了して信号電荷の読み出しが開始される。ドライバ16から出力される駆動
信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間(例えば、時刻T3から時刻T4までの期間
)がシャッタスピードである。ドライバ16から出力される駆動信号を用いた場合は、ド
ライバ16から出力される駆動信号のパルス信号の立ち下がりと立ち上がりを制御するこ
とにより、フレームレートが可変となる。つまり、内部発振装置10aから出力される駆
動信号とは異なり、シャッタスピードは駆動信号のフレームレートに制限されず、画素の
露光時間と画素からの信号読出しを適切に制御することができる。
(信号電荷の読み出し方式)
電子カメラ200は、撮像素子10に蓄積された信号電荷を読み出す読み出し方式を複
数有する。例えば、電子カメラ200は、全画素読み出し方式、間引き読み出し方式など
の読み出し方式を有する。
全画素読み出し方式は、例えば静止画像に関する記録用画像データを記録媒体27に記
録するときなどに用いられる。全画素読み出し方式では、ドライバ16から撮像素子10
に向けて駆動信号が入力されたとき、その駆動信号に従って撮像素子10の全画素から信
号電荷が読み出される。
間引き読み出し方式は、例えばライブビュー画像を表示モニタ21に表示させるときな
どに用いられる。間引き読み出し方式では、内部発振装置10aが所定のフレームレート
で駆動信号を発振して、その駆動信号に従って撮像素子10の一部の画素を間引いて信号
電荷が読み出される。これにより、画像処理の対象となる画像データのデータサイズが小
さくなり、処理負荷が低減される。
(ASIC13の動作)
電子カメラ200は、撮影モードと、第1ライブビュー表示モードと、第2ライブビュ
ー表示モードなどの複数の動作モードを有する。ASIC13は、各動作モードに対応し
た画像データを、A/D変換回路12から出力されたデジタル信号に基づいて生成する。
なお、第1ライブビュー表示モードと第2ライブビュー表示モードとを併せて、ライブビ
ュー表示モードと称する。
図3は、ASIC13に関する機能ブロック図である。図3に記載のASIC13は、
第1ASIC131と第2ASIC132とを有する。第1ASIC131は、第1入力
部100と第1リサイズ部101と第2リサイズ部102と第1プリ処理部103と第1
出力部104と第2出力部105とを有する。
第2ASIC132は、第2入力部301と第3入力部302と第2プリ処理部303
と評価値処理部304と第2画像処理部305とリサイズ処理部306と第1画像処理部
307とDSP(Digital Signal Processor)部308と表示
部309と圧縮部312と記録部313とを有する。
(撮影モード)
電子カメラ200は、全押し信号が出力されたとき、撮影モードに移行する。電子カメ
ラ200が撮影モードのとき、撮像素子10の読み出し方式は全画素読み出し方式に設定
される。撮像素子10の信号電荷は、ドライバ16が出力した駆動信号に基づいて読み出
される。それらの信号電荷はアナログ信号処理回路11およびA/D変換回路12を介し
てデジタル信号に変換されて、ASIC13に出力される。A/D変換回路12から出力
されたデジタル信号は、第1ASIC131の第1入力部100に取り込まれる。
撮影モードでは、第1入力部100は、A/D変換回路12から取り込んだデジタル信
号を第1リサイズ部101に出力する。撮影モードでは、第1リサイズ部101は、その
デジタル信号に対して、記録用画像のためのリサイズ処理を行う。第1リサイズ部101
によりリサイズ処理を施されたデジタル信号は、第1出力部104に出力される。第1出
力部104は、デジタル信号を第2ASIC132の第2入力部301へ出力する。
第2ASIC132の第2入力部301は、第1出力部104の出力信号を取得して、
第2プリ処理部303と評価値処理部304に出力する。第2プリ処理部303は、第2
入力部301が取得した信号に対して輪郭補償、ガンマ補正などの画像前処理を行い、そ
の処理結果を第1取り込み画像データ401としてRAM19に格納する。
評価値処理部304は、明暗差調整やホワイトバランス調整などに用いる評価値402
を各々算出して、その評価値402をRAM19に格納する。DSP部308は、RAM
19に格納された評価値402に基づいて、第1画像処理部307における明暗差調整や
ホワイトバランス調整などに関わるパラメータを各々設定する。
第1画像処理部307は、RAM19に格納された第1取り込み画像401に対して、
DSP部308から出力された各パラメータに基づいて、ホワイトバランス調整、露出補
正、明暗差調整(ダイナミックレンジ拡大)などの画像処理を行い、現像画像405とし
てRAM19に格納する。明暗差調整とは、第1取り込み画像401のハイライト部の白
とびを抑え、シャドー部の黒つぶれを軽減するための画像処理であって、DSP部308
が設定したパラメータに基づいて処理が実行される。明暗差調整の処理は、処理の工程が
多く、他の画像処理よりも電力消費量が大きい。
現像画像405は、圧縮部312にて所定の圧縮形式(例えば、JPEG)の圧縮画像
406に圧縮される。圧縮された圧縮画像406は記録用画像として、記録部313によ
り、図1の記録媒体27に記録される。
電子カメラ200が撮影モードに移行されてから、記録用画像が記録媒体27に記録さ
れるまでの一連の処理を撮影処理とする。
(第1ライブビュー表示モード)
電子カメラ200が第1ライブビュー表示モードのとき、電子カメラ200の読み出し
方式は、間引き読み出し方式に設定される。撮像素子10の信号電荷は、内部発振装置1
0aが出力した駆動信号に基づいて、所定のフレームレートで読み出される。それらの信
号電荷はアナログ信号処理回路11およびA/D変換回路12を介してデジタル信号に変
換されて、ASIC13に出力される。A/D変換回路12から出力されたデジタル信号
は、第1ASIC131の第1入力部100に取り込まれる。
第1ライブビュー表示モードでは、第1入力部100は、A/D変換回路12から取り
込んだデジタル信号を第2リサイズ部102に出力する。第2リサイズ部102は、その
デジタル信号に対して、画像処理用のリサイズ処理を行う。第2リサイズ部102により
リサイズ処理が施されたデジタル信号は、先述した第1リサイズ部101によりリサイズ
処理が施されたデジタル信号よりも、画像データが小さいデジタル信号である。第2リサ
イズ部102によりリサイズ処理が施されたデジタル信号は、第1プリ処理部103によ
り輪郭補償、ガンマ補正などの画像前処理が行われて、第2出力部105に出力される。
第2出力部105は、画像前処理後の信号を、第2ASIC132の第3入力部302へ
出力する。
第2ASIC132の第3入力部302は、第2出力部105の出力信号を取得して、
第2画像処理部305に出力する。第2画像処理部305は、第1画像処理部307が行
う画像処理のうち少なくとも明暗差調整を除く画像処理を第2出力部105により取得さ
れた信号に対して実行することにより第2取り込み画像データ403を生成して、その第
2取り込み画像データ403をRAM19に格納する。第2画像処理部305は、明暗差
調整を実行しないため、第1画像処理部307より電力消費量が小さい。
リサイズ処理部306は、第2取り込み画像データ403に対して、再度リサイズ処理
を行い、表示用画像404を生成し、RAM19に格納する。表示部309は、この表示
用画像404を表示モニタ21に出力する。このようにすることで、内部発振装置10a
が出力した駆動信号のフレームレートで、表示用画像404が表示モニタ21においてラ
イブビュー画像として表示される。
(第2ライブビュー表示モード)
第2ライブビュー表示モードでは、撮影モードにおいて生成される現像画像405に付
加されている画像効果と同一の画像効果が付加されたライブビュー画像を表示モニタ21
に表示させる。例えば、撮影モード時に用いられる絞り値やシャッタスピードによる画像
効果、撮影モード時に第2ASIC132の第1画像処理部307が行う露出補正や明暗
差調整による画像効果をライブビュー画像に付加する。これにより、ユーザは、撮影によ
り得られる画像に付加される画像効果を撮影前に確認することができるようになる。
第2ライブビュー表示モードでは、どの画像効果をライブビュー画像に付加するかによ
って、撮像素子10の読み出し方式やASIC13内での処理手順が異なる。例えば、第
2ライブビュー表示モードにおいて、電子カメラ200は、撮影モード時に用いられるシ
ャッタスピードによる画像効果をライブビュー画像に付加する場合、撮像素子10の読み
出し方式を全画素読み出し方式に設定する。すなわち、ドライバ16が出力した駆動信号
(図2(b))に基づいて、撮像素子10の全画素から信号電荷の読み出しを行う。一方
、シャッタスピードによる画像効果以外の画像効果をライブビュー画像に付加する場合、
撮像素子10の読み出し方式を間引き読み出し方式に設定する。すなわち、内部発振装置
10aが出力した駆動信号(図2(a))に基づいて、撮像素子10から信号電荷の読み
出しを行う。シャッタスピードによる画像効果をライブビュー画像に付加する場合、先述
したとおり、内部発振装置10aが出力した駆動信号に基づいて、撮像素子10からの信
号電荷の読み出し制御を行うと、シャッタスピードが駆動信号のフレームレートに制限さ
れる恐れがある。そのため、ドライバ16から出力される駆動信号の立ち上がりと立ち下
がりのタイミングを制御することにより、撮影モード時に用いられるシャッタスピードに
対応することができる。
読み出された信号電荷はアナログ信号処理回路11およびA/D変換回路12を介して
デジタル信号に変換されて、ASIC13に出力される。A/D変換回路12から出力さ
れたデジタル信号は、第1ASIC131の第1入力部100に取り込まれる。なお、明
暗差調整による画像効果をライブビュー画像に付加する場合、A/D変換回路12から出
力されるデジタル信号は、アンダー気味に露出制御される。
第1ASIC131の第1入力部100がA/D変換回路12から取り込んだデジタル
信号を出力する先は、ライブビュー画像に付加する画像効果に基づいて切り替えられる。
例えば、明暗差調整による画像効果をライブビュー画像に付加する場合、第1入力部10
0は、第1リサイズ部101に向けてデジタル信号を出力する。一方、明暗差調整による
画像効果以外の画像効果をライブビュー画像に付加する場合、第1入力部100は、第2
リサイズ部102に向けてデジタル信号を出力する。明暗差調整による画像効果をライブ
ビュー画像に付加する場合に、第1入力部100が撮影モードのとき同様に第1リサイズ
部101に向けてデジタル信号を出力するのは、明暗差調整を実行可能な第1画像処理部
307を利用するためである。一方、明暗差調整による画像効果以外の画像効果をライブ
ビュー画像に付加する場合に、第1入力部100が第1ライブビュー表示モードのときと
同様に第2リサイズ部102に向けてデジタル信号を出力するのは、第1画像処理部30
7より電力消費量が小さい第2画像処理部305を利用するためである。なお、明暗差調
整による画像効果をライブビュー画像に付加する場合のために第2画像処理部305に明
暗差調整用の回路を設けた場合、評価値の算出などの工程が増加することにより、明暗差
調整による画像効果以外の画像効果をライブビュー画像に付加するときの電力消費量や処
理負荷が増加してしまう。
明暗差調整による画像効果をライブビュー画像に付加する場合、第1入力部100は、
A/D変換回路12から取り込んだデジタル信号を第1リサイズ部101に出力する。第
1リサイズ部101は、第1入力部100が出力したデジタル信号に対して記録用画像用
よりも画像データの小さい表示画像用のサイズとなるようにリサイズ処理を行う。第1リ
サイズ部101は、リサイズ処理後のデジタル信号を第1出力部104へ出力する。第1
出力部104は、リサイズ処理後のデジタル信号を第2ASIC132の第2入力部30
1へ出力する。
第2ASIC132の第2入力部301は、第1出力部104の出力信号を取得して、
第2プリ処理部303と評価値処理部304に出力する。第2プリ処理部303は、第2
入力部301が取得した信号に対して輪郭補償、ガンマ補正などの画像前処理を行い、そ
の処理結果を第1取り込み画像データ401としてRAM19に格納する。
評価値処理部304は、明暗差調整に用いる評価値402を算出して、その評価値40
2をRAM19に格納する。DSP部308は、RAM19に格納された評価値402に
基づいて、第1画像処理部307における明暗差調整に関わるパラメータを設定する。第
1画像処理部307は、そのパラメータを用いて第1取り込み画像401に対して明暗差
調整を行い、現像画像405としてRAM19に格納する。
明暗差調整による画像効果をライブビュー画像に付加する場合、リサイズ処理部306
は、現像画像405に対してリサイズ処理を行い、表示用画像404を生成する。表示部
309は、この表示用画像404をライブビュー画像として表示モニタ21に出力する。
明暗差調整による画像効果以外の画像効果をライブビュー画像に付加する場合、第1入
力部100は、A/D変換回路12から取り込んだデジタル信号を第2リサイズ部102
に出力する。その後、第1ライブビュー表示モードと同一の方法で表示用画像404を生
成する。
図4は、メインスイッチ22がオン操作されて、電子カメラ200の各部に電源供給が
行われたときにCPU18が開始する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS600では、CPU18は、電子カメラ200の動作モードがライブビュー
表示モードであるか否かを判定する。電子カメラ200の動作モードが第1ライブビュー
表示モードまたは第2ライブビュー表示モードであるとき、ステップS600は肯定判定
される。CPU18は、ステップS600が肯定判定された場合は処理をステップS60
1に進め、ステップS600が否定判定された場合は処理をステップS620に進める。
ステップS601では、CPU18は、電子カメラ200の動作モードが第2ライブビ
ュー表示モードであるか否かを判定する。CPU18は、ステップS601が肯定判定さ
れた場合は処理をステップS602に進め、ステップS601が否定判定された場合、つ
まり電子カメラ200の動作モードが第1ライブビュー表示モードである場合は処理をス
テップS610に進める。
ステップS602では、CPU18は、第2ライブビュー表示モードにおいてライブビ
ュー画像に付加する画像効果がシャッタスピードによる画像効果か否かを判定する。CP
U18は、ステップS602が肯定判定された場合は処理をステップS603に進め、ス
テップS602が否定判定された場合は処理をステップS610に進める。
ステップS603では、CPU18は、全画素読み出し方式を用いた撮像素子10の信
号電荷の読み出しを開始する。撮像素子10から読み出された信号電荷は、アナログ信号
処理回路11およびA/D変換回路12を介してデジタル信号に変換されて、ASIC1
3に出力される。
ステップS604では、CPU18は、ASIC13に対して表示用画像404を生成
させる。
ステップS605では、CPU18は、表示モニタ21にライブビュー画像を逐次表示
させる。CPU18は、ASIC13に対して、表示用画像404を表示モニタ21に出
力させる。表示用画像404は、表示モニタ21においてライブビュー画像として表示さ
れる。
ステップS606では、CPU18は、全押しスイッチ24の全押し信号が入力された
か否かを判定する。CPU18は、ステップS606が肯定判定された場合は処理をステ
ップS620に進め、ステップS606が否定判定された場合は処理をステップS600
に戻す。
ステップS610では、CPU18は、間引き読み出し方式を用いた撮像素子10の信
号電荷の読み出しを開始する。撮像素子10から読み出された信号電荷は、アナログ信号
処理回路11およびA/D変換回路12を介してデジタル信号に変換されて、ASIC1
3に出力される。
ステップS611では、CPU18は、第2ライブビュー表示モードにおいてライブビ
ュー画像に付加する画像効果が明暗差調整による画像効果か否かを判定する。CPU18
は、ステップS611が肯定判定された場合は処理をステップS612に進め、ステップ
S611が否定判定された場合は処理をステップS604に進める。電子カメラの動作モ
ードが第1ライブビュー表示モードの場合、CPU18はステップS611を否定判定し
、処理をステップS604に進める。
ステップS612では、CPU18は、ASIC13に対して、明暗差調整用の表示用
画像404を生成させる。すなわち、CPU18は、ASIC13に対して、現像画像4
05を生成させ、その現像画像405を用いて表示用画像404を生成させる。
ステップS620では、CPU18は、撮影処理を実行する。すなわち、CPU18は
、電子カメラ200が撮影モードに移行されてから、記録用画像が記憶媒体27に記録さ
れるまでの一連の処理を実行する。
ステップS621では、CPU18は、図4に示す処理の実行を終了するか否かを判定
する。CPU18は、例えば、メインスイッチ20がオフ操作されたか否かを判定する。
CPU18は、ステップS621が肯定判定された場合は図4の処理を終了し、ステップ
S621が否定判定された場合は処理をステップS600に戻す。
以上で説明した実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
電子カメラ200は、撮像素子10とアナログ信号処理回路11とA/D変換回路12
とからなる撮像部を備え、撮像素子10が撮像した被写体像に関するデジタル信号が出力
される。また、電子カメラ200は、第1入力部100に入力されたそのデジタル信号に
基づく第1取り込み画像401に対して画像処理を行い現像画像405を生成する第1画
像処理部307と、第1入力部100に入力されたそのデジタル信号に対して画像処理を
行い第2取り込み画像403を生成する第2画像処理部305と、現像画像405と第2
取り込み画像403の少なくともどちらか一方に基づいて、ライブビュー画像として表示
される表示用画像404を生成するリサイズ処理部306とを有するASIC13とを備
える。このような構成を備えることにより、電子カメラ200は、画像処理に適した作成
方法で表示用画像404を作成することができる。
記録用画像の生成に用いる第1画像処理部307は明暗差調整を行う回路を有している
。一方、明暗差調整による画像効果を付加しないライブビュー画像の生成に用いる第2画
像処理部305は明暗差調整を行う回路を有さない。画像に対して明暗差調整を行う場合
、画像に対して明暗差調整を行わない場合と比べて、評価値の算出など多くの工程が必要
となる。そのため、第1画像処理部307を用いて画像処理を行う場合、第2画像処理部
305を用いて画像処理を行う場合よりも電力消費量が大きくなる。明暗差調整による画
像効果を付加したライブビュー画像を生成する場合、第1画像処理部307のように明暗
差調整を行う回路を有する画像処理部を要するが、第2画像処理部305に明暗差調整を
行う回路を設けてしまうと、明暗差調整による画像効果を付加しないライブビュー画像を
生成する際の電力消費量や処理負荷が増加してしまう。電子カメラ200では、明暗差調
整による画像効果を付加したライブビュー画像を生成する場合、記録用画像を生成するた
めに元々明暗差調整を行う回路を有する第1画像処理部307を用いて、明暗差調整を行
うことにより、明暗差調整による画像効果を付加しないライブビュー画像を生成する際の
電力消費量や処理負荷が増加しない。
以上で説明した実施形態は、以下のように変形して実施できる。
〔変形例1〕シャッタスピードによる画像効果とは異なる画像効果をライブビュー画像に
付加する場合においても、ドライバ16から出力される駆動信号により信号電荷を読み出
すようにしてもよい。
〔変形例2〕
上記の実施の形態では、ライブビュー画像は、電子カメラ200に内蔵された表示モニ
タ21に表示されるものとしたが、外部の表示装置に表示することにしてもよい。ライブ
ビュー画像を外部の表示装置に表示する場合、ASIC13は表示部309とは異なる第
2表示部を更に備え、第2表示部から外部の表示装置に表示用画像を出力する。第2表示
部は、外部の表示装置に適したフレームレートで表示用画像を出力する。例えば、外部の
表示装置の画面解像度が表示モニタ21に比べて高い場合はフレームレートを落とす。
〔変形例3〕
上記の実施の形態では、ASIC13は、ライブビュー表示モードでは、現像画像40
5に対してリサイズ処理を行った表示用画像と、第2取り込み画像データ403に対して
リサイズ処理を行った表示用画像とのいずれか片方を、表示部309から表示モニタ21
に向けて出力するものとした。しかし、ASIC13は、現像画像405に対してリサイ
ズ処理を行った表示用画像と、第2取り込み画像データ403に対してリサイズ処理を行
った表示用画像との両方を同時に生成して、それらを同時に表示モニタ21などに表示さ
せることにしてもよい。二つの表示用画像を、それぞれ異なる表示装置に同時に表示させ
てもよいし、表示モニタ21に並べて表示させてもよい。これにより、明暗差調整を適用
したライブビュー画像と他の画像効果(例えば、絞りによる画像効果)を付加したライブ
ビュー画像とすることで、複数の画像効果の比較や複数の画像効果の調整を行いながら撮
影することが可能となる。
また、ASIC13が現像画像405に対してリサイズ処理を行った表示用画像と、第
2取り込み画像データ403に対してリサイズ処理を行った表示用画像とを合成する合成
部を更に有し、合成画像を表示モニタ21に出力することにしてもよい。このようにする
ことで、ASIC13は、二つの画像を重ね合わせたライブビュー画像を作成することが
できる。
以上で説明した実施の形態や変形例はあくまで例示に過ぎず、発明の特徴が損なわれな
い限り本発明はこれらの内容に限定されない。また、以上で説明した実施の形態や変形例
は発明の特徴が損なわれない限り組み合わせて実行してもよい。
10 撮像素子
10a 内部発振装置
13 ASIC
16 ドライバ
17 タイミングジェネレータ
20 ROM
21 表示モニタ
27 記録媒体
313 記録部
200 電子カメラ

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像部と、
    前記撮像部によって出力された前記撮像信号に対して画像処理を行う第1画像処理回路と、
    前記撮像信号に対して画像処理を行う、前記第1画像処理回路よりも消費電力の少ない第2画像処理回路と、
    前記第1画像処理回路と前記第2画像処理回路との少なくともどちらか一方から出力された画像データに基づいて、表示部に表示する表示用画像を生成する画像生成部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1画像処理回路が行う画像処理の種類に基づいて、前記撮像部の読み出し方法を制御する制御部を備える撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記画像生成部は、記録用画像データに付加される明暗差調整による画像効果を前記表示用画像に付加するときは、前記第1画像処理回路から出力された第1画像データに基づいて前記表示用画像を生成する撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記記録用画像データに付加される明暗差調整による画像効果を前記表示用画像に付加しないときは、前記第2画像処理回路から出力される第2画像データに基づいて前記表示用画像を生成する撮像装置。
  5. 請求項3または4に記載の撮像装置において、
    前記第1画像データを前記記録用画像データに圧縮する圧縮部を更に備える撮像装置。
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