JP2019079409A - 入力装置 - Google Patents

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拓也 大杉
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Abstract

【課題】操作体の移動量の大きさに関わらず、小さな可動領域で操作体に対する引き込み力を付加することのできる入力装置を提供する。【解決手段】入力装置において、操作側となる操作面111に対する操作体Fの操作状態を検出する検出部112と、検出部によって検出される操作状態に応じて、所定の機器50に対する入力を行う制御部130と、操作面の拡がる面方向に操作面を振動させる振動発生部121と、操作面から操作体に、複数の突起122bを突出させる突起発生部122とを設ける。制御部は、操作体が操作面に接触しているときに、振動発生部を作動させて、検出部による操作状態から推定される操作体の移動先52aの方向に往復する面方向の振動を操作面に発生させると共に、面方向の振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、突起発生部によって突起を突出させる。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパッドやタッチパネルのように、指等の操作体による入力操作を可能とする入力装置に関するものである。
従来の入力装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の入力装置(電子機器)は、操作体(例えば操作者の指)が接触する接触面と、接触面を支持する筐体と、筐体に対して接触面を移動させる駆動装置とを備えている。そして、操作体の位置情報をもとに、駆動装置によって接触面が移動されるようになっている。
これにより、操作体の移動方向に対して逆方向に接触面を移動させることで、操作体に対して抗力を与え、また操作体の移動方向と同一方向に接触面を移動させることで、引き込み力(誘導力)を与えるようになっている。
特開2016−184428号公報
しかしながら、特許文献1の入力装置では、操作体の移動量が大きい場合では、これに応じて接触面の移動量も大きくする必要が生ずる。よって、その分、筐体において接触面の可動範囲を大きくとる必要が生じ、筐体の大型化を招き、現実性に欠けるものとなってしまう。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、操作体の移動量の大きさに関わらず、小さな可動領域で操作体に対する引き込み力を付加することのできる入力装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、入力装置において、
操作側となる操作面(111)に対する操作体(F)の操作状態を検出する検出部(112)と、
検出部によって検出される操作状態に応じて、所定の機器(50)に対する入力を行う制御部(130)と、
操作面の拡がる面方向に操作面を振動させる振動発生部(121)と、
操作面から操作体に、複数の突起(122b)を突出させる突起発生部(122)と、が設けられ、
制御部は、操作体が操作面に接触しているときに、
振動発生部を作動させて、検出部による操作状態から推定される操作体の移動先(52a)の方向に往復する面方向の振動を操作面に発生させると共に、面方向の振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、突起発生部によって突起を突出させることを特徴としている。
この発明によれば、制御部(130)によって、振動発生部(121)が作動されると、操作面(111)には、操作体(F)の移動先(52a)の方向に往復する面方向の振動が発生される。
ここで、面方向の振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、制御部(130)によって、突起発生部(122)が作動され、突起(122b)が突出されると、操作体(F)と突起(122b)との間に引っ掛かりが発生して、操作体(F)は、一方の振動方向に持って行かれる形となる。これに対して、他方の振動発生時には、突起の突出はないので、操作面(111)と操作体(F)との間に滑りが生じて、操作体(F)は、操作面(111)から置いていかれる形となる。つまり、操作体(F)は、面方向の振動の一方側において、操作面(111)と共に移動され、面方向の振動の他方側に向けては、操作面(111)と共に移動されにくく、総じて、面方向の振動の一方側に向けて引込まれる形となる。
よって、振動発生部(121)および突起発生部(122)を上記のように制御することで、小さな可動領域で、面方向の振動の一方側に向けて効果的な引込み力を得ることができる。したがって、従来技術のように、操作体の移動量が大きい場合に、これに応じて接触面の移動量も大きくしなければならないといった問題を無くすことができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
車両における入力装置の搭載状態を示す説明図である。 第1実施形態における入力装置を示すブロック図である。 第1実施形態における入力装置を示す断面図である。 図3(a)のIV方向から見た矢視図である。 制御部が行う制御内容を示すフローチャートである。 1軸方向への指操作が行われる様子を示す説明図である。 斜め方向(2軸方向)への指操作が行われる様子を示す説明図である。 面方向の振動に対して、突起発生部を作動させる際の要領を示す説明図である。 第2実施形態における入力装置を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の入力装置100を図1〜図8に示す。本実施形態の入力装置100は、例えば、ナビゲーション装置50を操作するための遠隔操作デバイスに適用したものである。入力装置100は、ナビゲーション装置50と共に、車両10に搭載されている。ナビゲーション装置50は、本発明の所定の機器に対応する。
ナビゲーション装置50は、地図上における自車の現在位置情報、進行方向情報、あるいは操作者の希望する目的地への案内情報等を表示する航路誘導システムである。図1に示すように、ナビゲーション装置50は、表示部としての液晶ディスプレイ51を有している。液晶ディスプレイ51は、車両10のインストルメントパネル13の車両幅方向の中央部に配置されて、表示画面52が操作者によって視認されるようになっている。
ナビゲーション装置50は、入力装置100に対して別体で形成されており、入力装置100から離れた位置に設定されている。ナビゲーション装置50と入力装置100とは、例えば、Controller Area Networkバス(CANバス(登録商標))によって接続されている。
液晶ディスプレイ51の表示画面52には、地図上における自車位置が表示されると共に、地図の拡大表示、縮小表示、および目的地案内設定等のための各種操作ボタン52aが表示されるようになっている(図6、図7)。操作ボタン52aは、いわゆる操作アイコンと呼ばれるものである。また、表示画面52には、後述する操作部110(操作面111)における操作者の指F(操作体)の位置に対応するように、例えば、矢印状にデザインされたポインタ52bが表示されるようになっている。
入力装置100は、図1〜図4に示すように、車両10のセンターコンソール11にて、アームレスト12と隣接する位置に設けられ、操作者の手の届き易い範囲に配置されている。入力装置100は、操作部110、駆動部120、および制御部130等を備えている。
操作部110は、いわゆるタッチパッドを形成するものであり、操作者の指Fによって、ナビゲーション装置50に対する入力操作を行う部位となっている。操作部110は、操作面111、タッチセンサ112、および筐体113等を有している。
操作面111は、アームレスト12と隣接する位置で操作者側に露出して、操作者が指操作を行う矩形の平面部材となっており、例えば、表面全体にわたって指の滑りを良くする素材等が設けられることで形成されている。操作面111上における操作者の指操作により、表示画面52に表示される各種操作ボタン52aに対する操作(選択、押込み決定等)のための入力ができるように設定されている。表示画面52における操作ボタン52aは、本発明の操作面における「操作状態から推定される操作体の移動先」に対応する。
タッチセンサ112は、操作面111の裏面側に設けられた、例えば、静電容量式の検出部である。タッチセンサ112は、矩形の平板状に形成されており、センサ表面に対する操作者の指Fによる操作状態を検出するようになっている。
タッチセンサ112は、操作面111上のx軸方向(図6、図7)に沿って延びる電極と、y軸方向(図6、図7)に沿って延びる電極とが格子状に配列されることにより形成されている。これら電極は、後述する制御部130と接続されている。
各電極は、センサ表面に近接する操作者の指Fの位置に応じて、発生される静電容量が変化するようになっており、発生される静電容量の信号(感度値)が制御部130に出力されるようになっている。センサ表面は、絶縁材よりなる絶縁シートによって覆われている。尚、タッチセンサ112としては、上記静電容量式のものに限らず、他の感圧式等、各種タイプのものを使用することができる。
操作面111および、タッチセンサ112には、タッチセンサ112における上記の電極を避けるようにして板厚方向に貫通する複数の孔部112aが設けられている。複数の孔部112aは、図4に示すように、例えば、碁盤目状に配置されている。
筐体113は、上記操作面111およびタッチセンサ112を支持する支持部である。タッチセンサ112と対向する面は、底面部113aとなっている。筐体113は、例えば、センターコンソール11の内部に配置されている。
駆動部120は、振動発生部121、および突起発生部122を有している。振動発生部121は、操作面111の拡がる面方向(x、yの2軸方向)に操作面111を振動させるものであり、接続軸121aを介して、例えば、操作面111(タッチセンサ112)の裏面側の中央部に設けられている。振動発生部121は、制御部130によって振動発生の制御がなされるようになっている。
振動発生部121は、2軸方向のうち、1軸方向のみの振動を有効にすることで、操作面111には1軸方向(x軸方向、あるいはy軸方向)の振動を発生させ、また、2軸方向の振動を同時に有効にすることにより、操作面111には両振動を合成した斜め方向の振動を発生させることができるようになっている。振動発生部121としては、例えば、ソレノイド、ボイスコイルモータ等の電磁アクチュエータが使用されている。
尚、振動発生部121として、他にもピエゾ等の振動体、更には、上記振動体とバネとが組み合わされたもの等を用いることができる。例えば、1つの振動体が2軸方向の振動を発生させるものであれば、操作面111の1カ所に振動体を設けることで、振動発生部121を形成することができる。あるいは、振動体が1軸方向のみの振動を発生させるものであれば、操作面111の2カ所に振動方向が直交するように設けることで、振動発生部121を形成することができる。あるいは、1軸方向の振動体とバネとの組合せを、2組設け、振動方向が直交するように設けることで振動発生部121を形成することができる。
突起発生部122は、本体部122aに複数の突起122bが操作面111側に延びるように設けられて形成されており、操作面111から操作者の指Fに向けて複数の突起122bを突出させるようになっている。突起発生部122の作動は、制御部130によって制御されるようになっている。
本体部122aは、例えば、平板状を成しており、タッチセンサ112の裏面側に配置されている。突起発生部122が非作動のときは、本体部122aは、タッチセンサ112に対して所定の隙間が形成される位置に設定されている。本体部122aは、例えば、ソレノイド等の電磁アクチュエータ、ピエゾ等の振動体、あるいは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)によって形成される共振器等が用いられている。突起発生部122が作動されると、本体部122aは、タッチセンサ112側(図3中の上方向)に移動するようになっている。
突起122bは、例えば、棒状の凸状部として形成されている。複数の突起122bは、本体部122aにおいて、操作面111およびタッチセンサ112に形成された孔部112aの位置にそれぞれ対応するように配置されている。つまり、複数の突起122bは、操作面111側から見たときに、孔部112aと同様に、碁盤目状に配置されている。複数の突起122bは、本体部122aに対して一体的に設けられており、各孔部112aに挿通されている。突起発生部122が作動されると、本体部122aが、タッチセンサ112側に移動して、複数の突起122bの全体が操作面111から操作者の指Fに向けて突出するようになっている。また、突起発生部122が非作動とされると、本体部122aが元の位置に戻って、複数の突起122bは操作面111から突出しない状態となる。
制御部130は、例えば、回路基板上に半田付けされたCPU、RAM、および記憶媒体等を有しており、筐体113の底面部113aの内側面の中央に設けられている。制御部130は、タッチセンサ112から得られる信号から、操作者の指Fの操作状態として、操作面111上における指Fの接触位置(表示画面52上のポインタ52bの位置)、各種操作ボタン52aのうち操作者の指F(ポインタ52b)から一番近い操作ボタン52aへの方向、および操作者の指F(ポインタ52b)から一番近い操作ボタン52aまでの距離等を取得する。加えて、制御部130は、操作状態として、操作面111上において、操作ボタン52aに相当する位置での押込み操作の有無等を取得する。
そして、制御部130は、これらの操作状態に応じて駆動部120(振動発生部121、および突起発生部122)による振動の発生状態、および突起122bの突出状態を制御するようになっている(詳細後述)。
本実施形態の入力装置100の構成は以上のようになっており、以下、作動および作用効果について、図5〜図8を加えて説明する。図5は、制御部130が実行する制御内容を示すフローチャートである。
まず、制御部130は、図5に示すステップS100で、タッチセンサ112から得られる信号によって、操作者の指Fが操作面111にタッチ(接触)しているか否かを判定する。制御部130は、否と判定すれば、ステップS100を繰り返し、肯定判定すれば、ステップS110に移行する。尚、図6、図7に示すように、操作者の指Fが操作面111にタッチされると、表示画面52におけるポインタ52bの表示が有効となって、操作面111上における操作者の指Fの位置に対応するように、ポインタ52bが表示画面52に表示される。
次に、ステップS110で、制御部130は、操作者の指Fが各種操作ボタンのうち、いずれかの操作ボタン52aを選択中か否かを判定する。制御部130は、操作者の指Fの位置がいずれかの操作ボタン52aに重なる位置にあると選択中(Yes)であると判定し、操作者の指Fの位置がいずれの操作ボタン52aにも重ならない位置であると選択中ではない(No)と判定する。
尚、操作者の指Fがいずれの操作ボタン52aも選択中ではないという状態は、いずれの操作ボタン52aに対して操作者の指Fは離れた位置にあり、いずれかの操作ボタン52aに向けて移動されている状態を示す。制御部130は、ステップS110で、否と判定すると、ステップS120に移行する。
ステップS120では、制御部130は、操作者の指Fの操作状態から、指Fの移動先となる操作ボタン52aを推定する。ここでは、現在の指Fの位置から一番近い操作ボタン52aを移動先の操作ボタン52aとして推定する。
そして、制御部130は、表示画面52におけるポインタ52bの位置(操作面111上の操作者の指Fの位置)から、操作者の指Fが移動しようとする操作ボタン52aの位置へのベクトルを算出する。ベクトル算出にあたって、制御部130は、ポインタ52bの位置と操作ボタン52aの位置との距離(ベクトルの長さ)と、ポインタ52bの位置から操作ボタン52aの位置に向かう方向(ベクトルの向き)とを算出する。
次に、ステップS130で、制御部130は、算出したベクトルの方向に引込み力を発生させるために、面方向振動を発生させると共に、突起122bの突出状態を制御する。
即ち、制御部130は、まず、振動発生部121を作動させることで、面方向振動として、操作面111の拡がる面に沿って、算出したベクトルの向き(操作体の移動先の方向)に往復する振動を設定する。例えば、制御部130は、上記ベクトルがxyの2軸方向のうち、いずれか一方の軸方向(例えばy軸方向)であると、図6に示すように、その軸方向に沿う振動を設定する。また、制御部130は、上記ベクトルが2軸に対して傾いている場合であると、図7に示すように、2軸方向の合成によって得られる斜め方向の振動を設定する。振動発生部121が作動されることで、図8の上段に示すように、操作面111に面方向振動が発生される。尚、図8では、面方向振動を振動加速度の変化をもって表示している。面方向振動は、往路側、および復路側において最大加速度が同等となる対称振動となっている。
更に、制御部130は、面方向振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、突起発生部122を作動させて、突起122bを操作面111から突出する状態にする。ここでは、図8の下段に示すように、面方向振動の復路側となる振動発生時に、突起122bを操作面111から突出させ、復路側となる振動発生時に、突起発生部122を非作動として、突起122bを操作面111から突出させない状態にする。
ステップS130の後、操作者の指Fによって、操作者が希望する操作ボタン52aが選択されるまで(ステップS110でYes場合)、制御部130は、ステップS100〜ステップS130を繰り返す。
上記ステップS100〜ステップS130を繰り返す中で、ステップS110で、肯定判定すると、制御部130は、ステップS140で、操作ボタン52aに対する押込み操作があったか否かを判定する。押込み操作は、操作者の操作ボタン52aに対する選択決定を示す操作であり、操作者が操作面111上で、操作ボタン52aに対応する位置で指Fを押込むことで行われる。ステップS140で肯定判定すると、制御部130は、ステップS150で押込み決定処理を行う。つまり、操作ボタン52aに対応する指示をナビゲーション装置50に対して行う。尚、ステップS140で否定判定すると、ステップS100に戻る。
そして、ステップS160で、制御部130は、操作者の指Fに対してクリック感を与えるための振動(クリック感振動)を発生させる。ここでは、振動発生部121を流用して、上記ステップS130における引込み用の振動とは異なり、振動発生部121を単発的に振動させることで、操作者が押込み操作をしたことが認識できるようにする。
以上のように、本実施形態では、制御部130によって、振動発生部121が作動されると、操作面111には、指Fの移動先(52a)の方向に往復する面方向の振動が発生される。
ここで、面方向の振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、制御部130によって、突起発生部122が作動され、突起122bが突出されると、指Fと突起122bとの間に引っ掛かりが発生して、指Fは、一方の振動方向に持って行かれる形となる。これに対して、他方の振動発生時には、突起122bの突出はないので、操作面111と指Fとの間に滑りが生じて、指Fは、操作面111から置いていかれる形となる。つまり、指Fは、面方向の振動の一方側において、操作面111と共に移動され、面方向の振動の他方側に向けては、操作面111と共に移動されにくく、総じて、面方向の振動の一方側に向けて引込まれる形となる。
よって、振動発生部121および突起発生部122を上記のように制御することで、小さな可動領域で、面方向の振動の一方側に向けて効果的な引込み力を得ることができる。したがって、従来技術のように、指Fの移動量が大きい場合に、これに応じて接触面の移動量も大きくしなければならないといった問題を無くすことができる。
本実施形態では、振動の往路側を移動先の方向としており、制御部130は、振動発生部121による面方向振動の復路側の振動発生時に、突起発生部122によって、突起122bを突出させるようにしている。これにより、操作ボタン52aに近づいて行こうとしている操作者の指Fに対して、この操作ボタン52aに引込ませるような引込み力を発生させることができる。
また、制御部130は、タッチセンサ112より操作状態として、操作面111に対する押込み操作を取得すると(ステップS140)、振動発生部121に対して、引込みのための振動とは異なり、操作者の指Fに対してクリック感を与えるクリック感振動を発生させるようにしている(ステップS160)。これにより、振動発生部121を流用して、操作者に選択決定操作を認識させることができる。
(第1実施形態の変形例)
上記第1実施形態は、複数の突起122bの全体が、操作面111から操作者の指Fに向けて突出するようにした。しかしながら、複数の突起122bがそれぞれ独立して、あるいは所定の本数毎に、操作面111から突出するようにして、操作者の指Fが操作面111に接触している領域(タッチセンサ112によってタッチ検出された領域)において、突起122bを突出させるようにしてもよい。
これにより、操作者に対して、操作面111における突起122bの突出による煩わしさを低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の入力装置100Aを図9に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、孔部112aと突起122bとの隙間114を覆うために、操作面111にシート部材140を設けたものとしている。
シート部材140は、例えば、ゴム材から形成されており、突起122bの動きに応じて弾性変形するようになっている。シート部材140は、突起122bが操作面111から突出していないときは、操作面111に沿って平坦な面を形成し(図9(a))、また、突起122bが操作面111から突出すると、各突起122bに合せて、凸状に変形する(図9(b))ようになっている。
突起122bを設けることで、操作面111(およびタッチセンサ112)に隙間114が形成されると、この隙間114から塵、埃などが侵入する。あるいは、車内で飲み物等を飲んでいるときに、誤ってこぼしてしまうと、飲み物(水分)が隙間114から浸入(浸水)してしまう。よって、シート部材140を設けることで、上記のような不具合を防ぐことができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、制御部130は、操作者の指Fの操作状態から、指Fの移動先となる操作ボタン52aを推定するにあたって、現在の指Fの位置から一番近い操作ボタン52aを移動先の操作ボタン52aとして推定するようにした。しかしながら、これに限定されることなく、例えば、過去の所定期間における操作者の使用頻度の高い操作ボタン52aを移動先となる操作ボタン52aとして推定してもよい。あるいは、現時点での操作者の指Fの移動しようとするその先にある操作ボタン52aを移動先となる操作ボタン52aとして推定してもよい。
また、上記各実施形態では、操作ボタン52aに近づいていく操作者の指Fに対して操作ボタン52a側に引込み力を発生させるものとしたが、これに加えて、操作者の指Fが操作ボタン52aの近傍から離れようとするときに、操作ボタン52a側に向かう引込み力を発生させるものとしてもよい。この場合は、操作者の指Fが操作ボタン52aに対して離れていく方向に振動を発生させ、離れていく方向を往路側、その反対方向を復路側とし、復路側の面方向振動のときに、突起122bを突出させるようにしてやればよい。
また、上記各実施形態では、操作部110として、いわゆるタッチパッド式のもとしたが、これに限らず、液晶ディスプレイ51の表示画面52が透過されて操作面111に視認されるいわゆるタッチパネル式のものにも適用可能である。
また、上記各実施形態では、図5で説明したステップS140〜ステップS160で、押込み操作があると、クリック感を与えるクリック感振動を発生させるものとした。しかしながら、本発明は、基本的には、面方向振動を発生させると共に、突起122bを突出させることで、引込み力を発生させるものとしており、ステップS140〜ステップS160を廃止したものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、操作体を操作者の指Fとして説明したが、これに限らず、ペンを模したスティック等としてもよい。
また、上記各実施形態では、液晶ディスプレイ51に対して、操作部110はアームレスト12に隣接する位置に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、液晶ディスプレイをコンビネーションメータ内に設けて、操作部110をステアリングに設けたものとしてもよい。あるいは、液晶ディスプレイをヘッドアップディスプレイ装置の表示部に置き換えて、操作部110をステアリングに設けたものとしてもよい。 あるいは、液晶ディスプレイを後席用に配置して、操作部110を後席のアームレストに設けたものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、入力装置100、100Aによる入力制御の対象(所定の機器)として、ナビゲーション装置50としたが、これに限定されることなく、車両用の空調装置、あるいは車両用オーディオ装置等の他の機器にも適用することができる。
50 ナビゲーション装置(所定の機器)
52a 操作ボタン(移動先)
100、100A 入力装置
111 操作面
112 タッチセンサ(検出部)
112a 孔部
114 隙間
121 振動発生部
122 突起発生部
122b 突起
130 制御部
140 シート部材
F 操作者の指(操作体)

Claims (5)

  1. 操作側となる操作面(111)に対する操作体(F)の操作状態を検出する検出部(112)と、
    前記検出部によって検出される前記操作状態に応じて、所定の機器(50)に対する入力を行う制御部(130)と、
    前記操作面の拡がる面方向に前記操作面を振動させる振動発生部(121)と、
    前記操作面から前記操作体に、複数の突起(122b)を突出させる突起発生部(122)と、が設けられ、
    前記制御部は、前記操作体が前記操作面に接触しているときに、
    前記振動発生部を作動させて、前記検出部による前記操作状態から推定される前記操作体の移動先(52a)の方向に往復する前記面方向の振動を前記操作面に発生させると共に、前記面方向の振動の往路側、あるいは復路側のいずれか一方の振動発生時に、前記突起発生部によって前記突起を突出させる入力装置。
  2. 前記制御部は、前記面方向の振動の往路側の振動発生時に、前記突起を突出させる請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記制御部は、前記操作体が前記操作面に接触している領域において、前記突起を突出させる請求項1または請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記操作面には、複数の孔部(112a)が設けられて、前記突起の突出が可能となっており、
    前記操作面には、前記孔部と前記突起との隙間(114)を覆うシート部材(140)が設けられた請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の入力装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部より前記操作状態として、前記操作面に対する押込み操作を取得すると、前記振動発生部に対して、前記面方向の振動とは異なり、前記操作体に対してクリック感を与えるクリック感振動を発生させる請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の入力装置。
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