以下に図面を参照して、本実施形態について説明する。図1は、情報提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報提供システム100は、端末装置200と、情報提供装置300とを有する。端末装置200と、情報提供装置300とは、ネットワーク等を介して接続されている。
本実施形態の端末装置200は、情報表示処理部210を有する。情報表示処理部210は、情報提供装置300に対する検索条件の入力を受け付けて、検索条件を満たす情報の取得要求を行う。また、情報表示処理部210は、情報提供装置300から提供された情報の表示を行う。
本実施形態の情報提供装置300は、施設データベース310、アイコンデータベース320、情報提供処理部330を有する。また、本実施形態の情報提供装置300は、地図情報を有する地図サーバ400と通信を行う。
本実施形態の施設データベース310は、地図上に表される各施設について、施設の位置を示す情報、施設の利用することが可能な時間帯を示す情報等が格納される。本実施形態のアイコンデータベース320は、施設の分類毎のアイコン画像の画像データが格納される。
本実施形態の情報提供処理部330は、施設データベース310を参照し、端末装置200から情報の取得要求を受けた地点の周辺の施設を抽出する。そして、情報提供処理部330は、端末装置200の利用者が利用できる施設と対応するアイコン画像を地図上に示した画面を、端末装置200に表示させる。
このとき、情報提供処理部330は、施設毎に、施設のアイコン画像と共に、端末装置200の利用者が出発地から施設まで移動した場合の移動時間を示す情報と、利用者が施設へ到着した後にこの施設を利用することができる時間の長さを示す情報と、を表示させる。
つまり、本実施形態では、端末装置200の利用者が、ある地点の周辺の施設の情報の取得要求を行った際に、利用者が各施設に到着した後に利用できる施設と、施設を利用できる時間の長さと、を示す施設の付帯情報を地図上に一覧として表示させることができる。
したがって、本実施形態によれば、情報提供システム100の利用者に対し、移動時間を考慮した、施設を利用できる時間を知らせることができる。
尚、以下の説明では、施設を利用することができる時間帯を施設の利用可能時間と表現することがある。
また、図1では、情報提供装置300が施設データベース310、アイコンデータベース320を有する構成としたが、これに限定されない。施設データベース310、アイコンデータベース320は、情報提供装置300とは別の装置に設けられていても良い。また、本実施形態の情報提供装置300は、地図情報が格納された地図サーバ400と通信が可能であり、地図データや、ある地点からある地点までの距離や、ある地点からある地点までの移動にかかる時間等を、地図サーバ400から取得する。
次に、本実施形態の情報提供システム100の有する各装置について説明する。図2は、情報提供装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報提供装置300は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31、出力装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36及びインターフェース装置37を含む電子機器である。
入力装置31は、情報の入力を行うための装置であり、出力装置32は、情報を出力すめるための装置である。インターフェース装置37は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
情報提供プログラムは、情報提供装置300を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。情報提供プログラムは例えば記憶媒体38の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。情報提供プログラムを記録した記憶媒体38は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、情報提供プログラムは、情報提供プログラムを記録した記憶媒体38がドライブ装置33にセットされると、記憶媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた情報提供プログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、インストールされた情報提供プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34から情報提供プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された情報提供プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
本実施形態の端末装置200のハードウェア構成は、情報提供装置300と同様であるから説明を省略する。尚、本実施形態の端末装置200がスマートフォンやタブレット端末である場合には、入力装置31と出力装置32の代わりに、表示機能と入力機能を有する表示操作装置を有していても良い。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の情報提供装置300の有する各データベースについて説明する。
図3は、施設データベースの一例を示す図である。本実施形態の施設データベース310は、予め情報提供システム100の管理者等によって、情報提供装置300に設けられていても良い。
本実施形態の施設データベース310は、情報の項目として、施設ID、名称、分類、緯度、経度、開始時刻、終了時刻を有する。施設データベース310では、項目「施設ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、施設データベース310において、項目「施設ID」の値と、その他の項目の値と、を含む情報を施設情報と呼ぶ。
本実施形態において、項目「施設ID」の値は、施設を特定するための識別情報である。本実施形態の施設とは、例えば、飲食店やショッピングモール、小売店等の店舗、病院等の医療機関、スポーツ施設、図書館、美術館、映画館等を含む物である。本実施形態の施設とは、例えば、利用可能な時間帯と、利用することができない利用不可能な時間帯とが決められた構造物や設備等であれば良い。
項目「名称」の値は、対応する施設の名称を示す。項目「分類」の値は、対応する施設の分類を示す。本実施形態の施設データベース310では、施設は、その施設を訪れる目的毎に分類されていても良い。
項目「緯度」、「経度」の値は、対応する施設の緯度と経度を示す。この緯度と経度は、例えば、地図上の施設の敷地内の何れかの点を示す。
項目「開始時刻」の値は、対応する施設の利用が可能となる時刻である利用開始時刻を示す。項目「終了時刻」の値は、対応する施設の利用が不可能となる時刻である利用可能終了時刻を示す。本実施形態の項目「開始時刻」の値と、項目「終了時刻」の値とは、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日のそれぞれの開始時刻と終了時刻を列挙した形式で示されるものとした。さらに、本実施形態の項目「開始時刻」の値と、項目「終了時刻」の値とは、「99」という値は、対応する曜日の利用が不可能であることを示すものとした。
図3では、例えば、施設ID「001」で特定される施設は、A美術館であり、分類は「見る」とされている。また、A美術館の敷地は、緯度35.5833、経度139.6399で示される地点を含む。
また、A美術館の開始時刻は、「99,10,10,10,10,10,10」であり、終了時刻は、「99,18,18,18,18,18,18」である。したがって、A美術館は、日曜日が休業日であり、月曜日から金曜日までは、10時から18時まで利用可能であることがわかる。
尚、開始時刻と終了時刻は、分単位で設定されていても良い。また、施設データベース310では、この他にも祝日、年末年始等の特別休日、特別営業日等を示す情報が付加されていても良い。さらに、施設データベース310では、施設に関する説明や電話番号、URL(Uniform Resource Locator)等の情報を施設毎に付加しても良い。
図4は、アイコンデータベースの一例を示す図である。本実施形態のアイコンデータベース320は、予め情報提供システム100の管理者等によって、情報提供装置300に設けられていても良い。
本実施形態のアイコンデータベース320は、情報の項目として、分類と、利用可能画像と、利用不可画像とを有する。アイコンデータベース320では、項目「分類」とその他の項目とが対応付けられている。
項目「分類」の値は、施設に割り当てられる分類を示し、施設データベース310の項目「分類」の値に相当する。項目「利用可能画像」の値は、対応する分類に割り当てられた施設が利用可能である場合に、地図上に表示させるアイコン画像の画像データである。
項目「利用不可画像」の値は、対応する分類に割り当てられた施設が利用不可能である場合に、地図上に表示させるアイコン画像の画像データである。
図4では、例えば、「見る」に分類された施設が利用可能である場合、地図上のこの施設の緯度・経度が示す位置に、画像データ「××.jpg」が示すアイコン画像が表示される。また、「見る」に分類された施設が利用不可能である場合、地図上のこの施設の緯度・経度が示す位置に、画像データ「×○.jpg」が示すアイコン画像が表示される。
尚、本実施形態では、図4に示すように、施設が利用可能である場合と利用不可能である場合のそれぞれについて、アイコン画像の画像データを保持するもとしたが、これに限定されない。本実施形態では、例えば、分類と対応するアイコン画像の画像データを保持しておき、施設が利用可能である場合にのみ、地図上にアイコン画像を表示させても良い。また、本実施形態では、分類と対応するアイコン画像の画像データを保持しておき、施設が利用可能である場合には、保持しているアイコン画像の画像データを表示させ、施設が利用不可能であるは場合には、保持しているアイコン画像の画像データの色を変更して表示させても良い。
次に、図5を参照して、本実施形態の情報提供システム100の有する各装置の機能について説明する。図5は、情報提供システムの有する各装置の機能を説明する図である。
はじめに、端末装置200の機能について説明する。端末装置200は、情報表示処理部210を有する。情報表示処理部210は、端末装置200の記憶装置に格納された情報表示プログラムを、端末装置200の演算処理装置が読み出して実行することで実現される。
本実施形態の情報表示処理部210は、入力受付部211、表示制御部212、パラメータ生成部213、通信部214を有する。
入力受付部211は、端末装置200に対する各種の入力を受け付ける。具体的には、入力受付部211は、端末装置200の利用者からの、施設の検索条件や、検索条件を満たす情報の取得要求等の入力を受け付ける。
表示制御部212は、端末装置200の有する表示操作装置における表示を制御する。より具体的には、表示制御部212は、施設の検索条件の入力画面や、検索結果を示す画面等を表示操作装置に表示させる。
パラメータ生成部213は、入力画面において入力された検索条件に応じて、情報の取得要求となるパラメータを生成する。本実施形態の入力画面では、例えば、分類、移動手段、出発地、出発日時、検索範囲等が入力される。入力画面の詳細は後述する。
通信部214は、端末装置200と情報提供装置300を含む他の装置との通信を行わせる。具体的には、通信部214は、パラメータ生成部213が生成したパラメータを情報の取得要求として情報提供装置300へ送信する。また、通信部214は、情報提供装置300から送信される情報を受信する。
次に、情報提供装置300の機能について説明する。情報提供装置300は、情報提供処理部330を有する。情報提供処理部330は、情報提供装置300の演算処理装置36が、メモリ装置35や補助記憶装置34等に格納された情報提供プログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施形態の情報提供処理部330は、要求受付部331、施設情報抽出部332、起点決定部333、範囲決定部334、移動情報要求部335、提供可否判定部336、利用可否判定部337、利用可能時間取得部338、画面データ生成部339、出力部340を有する。
要求受付部331は、端末装置200からの情報の取得要求を受け付ける。具体的には、要求受付部331は、検索条件から生成されたパラメータを、情報の取得要求として受け付ける。
施設情報抽出部332は、情報の取得要求に応じて、施設データベース310を参照し、パラメータが示す検索条件を満たす施設の施設情報を抽出する。つまり、本実施形態の施設情報抽出部332は、施設データベース310を参照する参照部でもある。
起点決定部333は、パラメータに含まれる出発地に基づき、地図上において施設情報を提供する範囲の起点を決定する。
範囲決定部334は、パラメータが示す検索条件と、起点決定部333により決定された起点に基づき、地図上における施設情報を提供する範囲を決定する。
移動情報要求部335は、施設情報抽出部332により抽出された施設情報毎に、端末装置200の現在地から施設情報が示す施設までの移動に関する情報の取得要求を地図サーバ400に対して行い、移動に関する情報を取得する。言い換えれば、移動情報要求部335は、パラメータに含まれる出発地と、移動手段と、施設情報抽出部332によって抽出された施設情報に含まれる緯度・経度とを、移動に関する取得要求として、地図サーバ400に送信し、移動に関する情報を取得する。
本実施形態の移動に関する情報とは、パラメータに含まれる出発地から、施設情報によって特定される施設へ移動するまでの移動時間と、出発地からこの施設までの距離と、この施設への到着予定日時と、を含む。移動時間と、距離と、到着予定日時とは、地図サーバ400において、パラメータに含まれる出発地と移動手段に基づき算出される。
提供可否判定部336は、移動情報要求部33が取得した出発地から施設までの距離と、パラメータに含まれる検索範囲と、に基づき、施設情報抽出部332により抽出された施設情報が示す施設が、施設情報の提供の対象となるか否かを判定する。
利用可否判定部337は、提供可否判定部336により施設情報の提供の対象と判定された施設が、移動情報要求部33が取得した到着予定日時において利用可能であるか否かを判定する。
利用可能時間取得部338は、利用可否判定部337によって、利用可能と判定された施設について、到着予定日時から終了時刻までの時間を取得する。言い換えれば、利用可能時間取得部338は、利用可能と判定された施設について、到着予定日時から利用が可能な時間の長さを取得する。
画面データ生成部339は、利用可否判定部337による判定結果と、利用可能時間取得部338によって取得した、施設の利用可能時間の長さと、を含む画面を端末装置200に表示させるための画面データを生成する。
出力部340は、画面データ生成部339が生成した画面データを端末装置200に出力する。
尚、本実施形態では、画面データ生成部339が画面データを生成し、出力部340が画面データを端末装置200に出力するものとしたが、これに限定されない。情報提供装置300は、例えば、画面データの格納先を示すURLを端末装置200に参照させても良い。
次に、図6を参照して、本実施形態の情報提供システム100の動作について説明する。図6は、情報提供システムの動作を説明するシーケンス図である。
情報提供システム100において、端末装置200は、表示制御部212により、検索条件の入力画面を表示させる(ステップS601)。
続いて、端末装置200は、入力された検索条件から、情報の取得要求であるパラメータを生成し(ステップS602)、情報提供装置300へ送信する(ステップS603)。端末装置200の処理の詳細は後述する。
情報提供装置300の情報提供処理部330は、情報の取得要求(パラメータ)を受け付けると、パラメータに含まれる分類が一致する施設情報を施設データベース310から抽出する(ステップS604)。ステップS604の処理の詳細は後述する。
続いて、情報提供装置300は、パラメータに含まれる出発地と移動手段、及び、ステップS604で抽出された施設情報が示す施設とを含む、移動に関する情報の取得要求を地図サーバ400に対して送信する(ステップS605)。
情報提供装置300は、地図サーバ400から、移動に関する情報を受信すると(ステップS606)、端末装置200に表示させる画面データを生成する処理を行う(ステップS607)。ステップS607の処理の詳細は後述する。
続いて、情報提供装置300は、生成した画面データを端末装置200へ送信する(ステップS608)。端末装置200は、受信した画面データを生成する。
次に、図7を参照して、本実施形態の端末装置200の処理について説明する。図7は、端末装置の処理を説明するフローチャートである。図7では、端末装置200が、情報提供装置300へ情報の取得要求を送信する際の情報表示処理部210の処理を示している。具体的には、図7は、図6のステップS601からステップS603の処理を示している。
本実施形態の端末装置200の情報表示処理部210は、入力受付部211により、情報の取得要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS701)。ステップS701において、情報の取得要求を受け付けない場合、入力受付部211は、入力要求を受け付けるまで待機する。
ステップS701において、情報の取得要求を受け付けた場合、情報表示処理部210は、表示制御部212により、検索条件を入力させる入力画面を端末装置200に表示させる(ステップS702)。
続いて、情報表示処理部210は、入力受付部211により、入力された検索条件に基づく検索指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS703)。ステップS703において、検索指示を受け付けない場合、入力受付部211は、検索指示を受け付けるまで待機する。
ステップS703において、検索指示を受け付けた場合、情報表示処理部210は、表示制御部212により、端末装置200における入力画面の表示を終了させる(ステップS704)。
続いて、情報表示処理部210は、パラメータ生成部213により、入力画面において入力された検索条件に応じて、情報の取得要求となるパラメータを生成する(ステップS705)。具体的には、パラメータ生成部213は、入力画面に表示された各項目に対して入力された値を抽出して、パラメータとしても良い。言い換えれば、パラメータは、入力画面において入力された検索条件を示す。入力画面の詳細は後述する。
続いて、情報表示処理部210は、通信部214により、ステップS705で生成されたパラメータを情報の取得要求として情報提供装置300に送信し(ステップS706)、処理を終了する。
次に、図8及び図9を参照して、本実施形態の情報提供装置300の処理について説明する。図8は、情報提供装置の処理を説明する第一のフローチャートである。具体的には、図8は、図6のステップS604における情報提供装置300の処理を示している。
本実施形態の情報提供処理部330は、要求受付部331により情報の取得要求(パラメータ)を受けて、施設情報抽出部332により、施設データベース310を参照し、項目「分類」の値がパラメータに含まれる分類と一致する施設情報を抽出する(ステップS801)。
続いて、情報提供処理部330は、起点決定部333により、パラメータに含まれる出発地の位置情報を取得し、施設情報の検索範囲の起点に決定する(ステップS802)。具体的には、起点決定部333は、パラメータに含まれる出発地の位置情報の取得要求を地図サーバ400に対して行い、地図サーバ400から出発地の緯度と経度を取得して、起点としても良い。
続いて、情報提供処理部330は、範囲決定部334により、パラメータに含まれる検索範囲と、起点決定部333により決定された起点とから、施設情報の検索範囲を決定する(ステップS803)。具体的には、範囲決定部334は、例えば、起点を中心として、検索範囲として設定された距離を半径とする円形の領域を検索範囲としても良い。尚、検索範囲となる領域は、円形でなくても良く、矩形の領域であっても良い。
続いて、情報提供処理部330は、ステップS801で抽出された施設情報のうち、緯度、経度が示す位置が、範囲決定部334によって決定された検索範囲内である施設情報を抽出する(ステップS804)。
以上が、施設情報を抽出する処理である。次に、図9を参照して、施設情報を提供する処理について説明する。図9は、情報提供装置の処理を説明する第二のフローチャートである。具体的には、図9は、図6のステップS605からステップS608までの詳細を示す。
情報提供装置300は、施設情報の抽出が行われると、情報提供処理部330は、移動情報要求部335により、施設情報を選択し、出発地から選択された施設情報により特定される施設までの移動時間と、距離との取得要求を地図サーバ400に対して行う(ステップS901)。
続いて、情報提供処理部330は、移動情報要求部335が、出発地から施設情報により特定される施設までの移動時間と、距離とを取得したか否かを判定する(ステップS902)。ステップS902において、取得していない場合、移動時間と、距離とを取得するまで待機する。
ステップS902において、移動時間と、距離とを取得すると、情報提供処理部330は、提供可否判定部336により、出発地から施設情報により特定される施設までの距離が、検索範囲内であるか否かを判定する(ステップS903)。ステップS903において、出発地から施設情報により特定される施設までの距離が、検索範囲内でない場合、提供可否判定部336は、この施設情報を提供しないものとして、施設情報を除外し(ステップS904)、ステップS901へ戻る。
ステップS903において、距離が検索範囲内であった場合、情報提供処理部330は、利用可否判定部337により、現在時刻と移動時間とから、端末装置200の利用者が、選択された施設情報によって特定される施設に到着する日時を算出する(ステップS905)。
続いて、利用可否判定部337は、施設データベース310を参照し、施設に到着する日が、この施設の利用が可能な日であるか否かを判定する(ステップS906)。ステップS906において、利用が不可能な日であった場合、情報提供処理部330は、後述するステップS908へ進む。
ステップS906において、利用が可能な日であった場合、利用可否判定部337は、施設に到着する予定の時刻が、施設の利用が可能な時間帯であるか否かを判定する(ステップS907)。具体的には、利用可否判定部337は、施設データベース310を参照し、施設に到着する予定の時刻が、選択された施設情報に含まれる開始時刻から終了時刻までの間の時刻である場合に、この施設の利用が可能と判定する。
ステップS907において、施設の利用が不可能な時間帯と判定された場合、利用可否判定部337は、ステップS901で選択した施設情報が特定する施設と対応する利用不可画像を取得し(ステップS908)、テップS901へ戻る。
具体的には、利用可否判定部337は、アイコンデータベース320を参照し、選択された施設情報に含まれる分類と対応する利用不可画像を取得して、施設情報に含まれる施設IDと対応付けておく。
ステップS907において、施設の利用が可能な時間帯であると判定された場合、情報提供処理部330は、利用可能時間取得部338により、施設に到着する時刻から施設情報に含まれる開始時刻から終了時刻までの時間を取得する(ステップS909)。
続いて、情報提供処理部330は、利用可否判定部337により、アイコンデータベース320を参照し、選択された施設情報に含まれる分類と対応する利用可能画像を取得し、施設IDと対応づける(ステップS910)。
続いて、情報提供処理部330は、図8の処理で抽出された全ての施設情報について、ステップS901からステップS910までの処理を実行したか否かを判定する(ステップS911)。ステップS911において、全ての施設情報について処理を行っていない場合、情報提供処理部330は、ステップS901へ戻る。
ステップS911において、全ての施設情報について処理を行った場合、情報提供処理部330は、画面データ生成部339により、端末装置200からの情報の取得要求に応じた画面データを生成し、出力部340により、端末装置200へ画面データを出力し(ステップS912)、処理を終了する。本実施形態の画面データ生成部339により生成される画面データの詳細は後述する。
本実施形態では、図9の処理において、施設情報抽出部332により施設データベース310から抽出された施設情報が示す施設のうち、検索範囲に含まれる施設には、利用可能画像又は利用不可画像のどちらかが対応付けられる。
以下に、本実施形態の端末装置200における表示について説明する。図10は、検索条件の入力画面の一例を示す図である。
図10に示す画面101は、端末装置200に表示された検索条件の入力画面を示している。
画面101は、分類入力欄102、移動手段入力欄103、出発地入力欄104、出発日時入力欄105、検索範囲入力欄106と、検索指示を行うボタン107と、を有する。
分類入力欄102は、施設の分類を入力するための欄であり、施設データベース310の項目「分類」の値と対応する値が一覧表示されている。本実施形態では、画面101の分類入力欄102に表示された一覧から選択された値が、パラメータに含まれる分類の値となる。
移動手段入力欄103は、移動手段を入力するための欄であり、移動手段の一覧が表示されている。本実施形態では、画面101の移動手段入力欄103に表示された一覧から選択された値が、パラメータに含まれる分類の値となる。
出発地入力欄104は、端末装置200の移動の出発地を入力するための欄であり、選択肢111、112が表示されている。選択肢111は、出発地を端末装置200の現在の位置に設定するための選択肢である。選択肢112は、出発地を任意の位置に設定するための選択肢である。画面101では、選択肢112が選択されると、ボタン112a、112bに対する操作が可能とされても良い。ボタン112aが操作されると、出発地となる住所を入力する入力欄が表示され、ボタン112bが操作されると、出発地を指定するための地図情報が端表示される。本実施形態では、画面101の出発地入力欄104において入力された出発地が、パラメータに含まれる出発地の値となる。
出発日時入力欄105は、端末装置200の移動が開始される日時を入力するための欄であり、選択肢113、114を有する。選択肢113は、端末装置200が示す現在の日時を出発日時に設定するための選択肢である。選択肢114は、任意の日時を出発日時とするための選択肢である。画面101では、選択肢114が選択されると、日付を入力するための入力欄115と、時刻を入力するための入力欄116への入力が可能となる。また、端末装置200は、画面101において、選択肢114が選択されると、出発日時の入力画面を表示させても良い。出発日時の入力画面の詳細は後述する。本実施形態では、画面101の出発日時入力欄105において入力された出発日時が、パラメータに含まれる出発日時の値となる。
検索範囲入力欄106は、施設情報の検索範囲を入力するための欄であり、選択肢117、118、119を有する。検索範囲入力欄106において、選択肢117が選択されると、検索範囲が起点決定部333より決定された起点から半径1Km以内に設定され、選択肢118が選択されると検索範囲が起点から半径3Km以内に設定され、選択肢119が選択されると検索範囲が起点から半径5Km以内に設定される。本実施形態では、画面101の検索範囲入力欄106において入力された検索範囲が、パラメータに含まれる検索範囲の値となる。
図11は、出発日時の入力画面の一例を示す図である。図11(A)は、入力欄115に日付を入力するための画面の一例を示し、図11(B)は、入力欄116に時刻を入力するための画面の一例を示す。
画面101では、図11(A)に示すように、入力欄115に対する操作を受け付けて、日付を選択するためのカレンダー115Aが表示されても良い。また、画面101では、図11(B)に示すように、入力欄116に対する操作を受け付けて、時刻を選択するための選択欄116Aが表示されても良い。
次に、図12乃至図17を参照して、端末装置200における情報の取得要求を行った結果の表示例について説明する。
図12は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第一の図である。図12の画面121は、例えば、情報の取得要求に応じて、起点Pを中心とした検索範囲の施設情報を検索した結果を示している。
画面121では、施設毎に、施設のアイコン画像と、出発地から施設への移動時間と、施設の利用可能時間と、を示す画像とが、地図上に表示される。
例えば、本実施形態の画面データ生成部339は、画面121に、アイコン画像121A、121B、121Cと、画像122A、122B、122Cとを表示させる。
画面121では、パラメータに含まれる分類の値が、「飲食」であり、アイコン画像121Aは、例えば、アイコンデータベース320において、分類の値「飲食」と対応付けられたアイコン画像である。
アイコン画像121Aは、端末装置200が出発地からアイコン画像121Aと対応付けられた施設へ移動した場合の到着予定時刻において、この施設が利用可能であることを示す。言い換えれば、アイコン画像121Aは、アイコンデータベース320において、分類の値「飲食」と対応付けられた利用可能画像である。
また、アイコン画像121Aには、画像122Aが対応付けられて表示される。画像122Bは、画面データ生成部339によって、利用可能時間取得部338によって取得された利用可能時間に基づき生成され、アイコン画像121Aと対応付けられても良い。
画像122Bは、出発地からアイコン画像121Aと対応付けられた施設までの移動時間の長さを示す画像123Aと、アイコン画像121Aと対応付けられた施設へ到着した後にこの施設を利用することができる時間の長さを示す画像124Aとを含む。
画像122Aでは、画像123Aと画像124Aは、底辺の長さが同じ矩形状であり、画像123Aの高さが画像124Aの高さと比べて高い。したがって、端末装置200の利用者がアイコン画像121Aと対応付けられた施設を利用する場合、施設の利用可能時間と比べて、出発地から施設までの移動時間の方が長いことがわかる。
このように、本実施形態では、出発地から算出される施設への到着予定時刻から、その施設に到着後の利用可能時間を示す情報を、施設の付帯情報として表示させることができる。
したがって、本実施形態では、出発地が端末装置200の現在地とされた場合には、端末装置200の現在位置から算出される施設への到着予定時刻から、その施設の営業が終了する時刻までの長さを示す情報を、施設についての付帯情報として表示させることができる。
尚、図12の例では、画像123A、124Aを矩形の画像としたが、これに限定されない。例えば、画像123A、124Aは、円形であっても良い。その場合、画像123A、124Aのそれぞれの半径を、移動時間の長さと利用可能時間の長さに対応する長さとしても良い。
また、画像123A、124Aは、円形以外の形状であっても良く、例えば任意の形状の画像であっても良い。その場合、画面121に表示される際の画像123Aの大きさ(面積)と、画像124Aの大きさとが、出発地から施設までの移動時間の長さと、施設の利用可能時間の長さと、に対応するように表示される。
アイコン画像121Bは、端末装置200が出発地からアイコン画像121Bと対応付けられた施設へ移動した場合の到着予定時刻において、この施設が利用可能であることを示す。また、アイコン画像121Bには、画像122Bが対応付けられて表示されている。
画像122Bは、画像122Aと同様に、出発地からアイコン画像121Bと対応付けられた施設までの移動時間の長さを示す画像123Bと、アイコン画像121Bと対応付けられた施設へ到着した後にこの施設を利用することができる時間の長さを示す画像124Bとを含む。
画像122Bでは、画像123Bの高さと比べて、画像124Bの高さと比べて高い。したがって、端末装置200の利用者がアイコン画像121Bと対応付けられた施設を利用する場合、出発地から施設までの移動時間と比べて、施設の利用可能時間の方が長いことがわかる。
アイコン画像121Cは、端末装置200が出発地からアイコン画像121Cと対応付けられた施設へ移動した場合の到着予定時刻において、この施設が利用不可能であることを示す。言い換えれば、アイコン画像121Cは、アイコンデータベース320において、分類の値「飲食」と対応付けられた利用不可画像である。
また、アイコン画像121Cには、画像122Cが対応付けられて表示される。画像122Cは、画面データ生成部339によって、提供可否判定部336による判定結果に基づき生成され、アイコン画像121Cと対応付けられても良い。
画像122Cは、アイコン画像121Cと対応付けられた施設の利用可能時間が存在しないことを示している。尚、図12では、利用不可画像であるアイコン画像121Cに、利用可能時間が存在しないことを示す画像122Cを対応付けて表示させるものとしたが、これに限定されない。
画面121において、表示されるアイコン画像が利用不可画像である場合には、画像122Cを表示させなくても良い。
以上のように、本実施形態では、施設への移動時間を考慮した上で、移動先となる施設の利用可能時間を端末装置200の利用者に知らせることができる。したがって、本実施形態によれば、例えば、施設の分類を「飲食」とした場合には、移動先となる店舗において、その店舗に滞在することが可能な時間帯を利用者に通知することができる。
図13は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第二の図である。図13の画面131では、アイコン画像に、アイコン画像と対応付けられた施設の利用可能時間の長さを示す画像を対応付けて表示された例を示している。
画面131に示すアイコン画像121A、121Bには、それぞれに対して画像124A、124Bが対応付けられて表示されている。画面131によれば、アイコン画像121Aと対応付けられた施設よりも、アイコン画像121Bと対応付けられた施設の方が、長時間の利用が可能であることがわかる。
このように、本実施形態では、画面131においても、端末装置200の利用者が施設に到着した後の施設の利用可能時間を利用者に通知することができる。
図14は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第三の図である。図14の画面141では、アイコン画像に、アイコン画像と対応付けられた施設の利用可能時間の値を対応付けて表示された例を示している。
画面141に示すアイコン画像121A、121B、121Cには、それぞれの施設の利用可能時間の値Ta、Tb、Tcが表示されている。
アイコン画像121Aに対応付けられて表示さたれ値Taは、アイコン画像121Aと対応付けられた施設の利用可能時間が45分間であることを示す。アイコン画像121Bに対応付けられて表示さたれ値Tbは、アイコン画像121Bと対応付けられた施設の利用可能時間が3時間12分であることを示す。アイコン画像121Cに対応付けられて表示さたれ値Tcは、アイコン画像121Cと対応付けられた施設の利用可能時間が0分間であることを示す。
このように、本実施形態では、画面141においても、端末装置200の利用者が施設に到着した後の施設の利用可能時間を利用者に通知することができる。尚、図14では、各アイコン画像と対応付けられた施設の利用可能時間の値のみが表示されるものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、施設毎の利用可能時間と共に、各アイコン画像に、各アイコン画像と対応付けられた施設への移動時間を示す値を表示させても良い。
図15は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第四の図である。図15の画面151では、施設毎のアイコン画像を、利用可能時間に対応した形状の画像としている。この場合、例えば、情報提供装置300は、アイコンデータベース320において、項目「分類」と対応する利用可能画像について、利用可能時間の長さ毎に、形状が異なるアイコン画像の画像データを保持していても良い。
具体的には、例えば、アイコンデータベース320には、利用可能時間が1時間以上となる場合には、利用可能画像として、円形のアイコン画像の画像データが保持されていても良い。さらに、アイコンデータベース320では、利用可能時間が1時間未満の場合には、矩形のアイコン画像の画像データが保持されていても良い。また、アイコンデータベース320では、利用不可画像として、利用可能画像とは異なる形状のアイコン画像の画像データが保持されていても良い。
この場合、画面151では、アイコン画像151Aは矩形であり、アイコン画像151Bは円形である。したがって、画面151では、アイコン画像151Aと対応付けられた施設の利用可能時間は1時間未満であり、アイコン画像151Bと対応付けられた施設の利用可能時間は1時間以上であることがわかる。
また、画面151では、アイコン画像151Cは三角形であり、アイコン画像151A、151Bとは異なる形状である。したがって、画面151では、アイコン画像151Cと対応付けられた施設は、利用不可能であることがわかる。
尚、図15の例では、施設毎の利用可能時間に対応した形状のアイコン画像のみを表示させるものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、施設毎の利用可能時間に対応した形状のアイコン画像と対応付けて、出発地から各施設までの移動時間と対応した形状や大きさの画像や、移動時間を示す値を表示させても良い。
図16は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第五の図である。図16の画面161では、施設毎のアイコン画像を、利用可能時間に対応した大きさの画像としている。
画面161では、アイコン画像161Aと、アイコン画像161Bとが、利用可能画像であり、アイコン画像161Aの大きさは、アイコン画像161Bと比べて小さい。したがって、画面161では、アイコン画像161Aと対応付けられた施設の利用可能時間が、アイコン画像161Bと対応付けられた施設の利用可能時間と比べて短いことがわかる。
図17は、情報の取得要求に応じた画面の一例を示す第六の図である。図17の画面171では、施設毎のアイコン画像を、利用可能時間に対応した色の画像としている。この場合、例えば、情報提供装置300は、アイコンデータベース320において、項目「分類」と対応する利用可能画像について、利用可能時間の長さ毎に、色が異なるアイコン画像の画像データを保持していても良い。また、情報提供装置300は、画面データ生成部339により、利用可能時間が算出されたときに、アイコンデータベース320に格納された利用可能画像の色を決定しても良い。
画面171では、アイコン画像171Aの色と、アイコン画像171Bの色とが異なる。尚、本実施形態では、例えば、画面171に、施設の利用可能時間とアイコン画像の色とを対応付けた情報を表示させても良い。
つまり、図15乃至図17に示す例では、施設毎のアイコン画像自体が、施設に到着後の利用可能時間の長さを示す付帯情報となる。
このように、本実施形態によれば、移動時間を考慮した、施設を利用できる時間を利用者に知らせることができる。
尚、図12乃至図17に示す表示例では、地図上に各施設のアイコン画像と、各施設の利用可能時間とを示す情報とを表示させるものとしたが、これに限定されない。本実施形態では、情報の提供対象とされた施設と、出発地から各施設までの移動時間と、施設への到着予定時刻からの各施設の利用可能時間とを対応付けた一覧表等として表示させても良い。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
コンピュータによる情報提供方法であって、該コンピュータが、
施設に関する施設情報が記憶された記憶部を参照し、
出発地と前記出発地に基づき抽出された施設情報とから算出された、前記施設情報が示す施設への到着予定時刻からの、前記施設の利用が可能な時間の長さを示す付帯情報を端末装置に表示させる、情報提供方法。
(付記2)
前記付帯情報は、
前記施設の利用が可能な時間の長さに応じて、異なる表示態様で表示される、付記1記載の情報提供方法。
(付記3)
前記付帯情報は、
前記出発地から前記施設までの移動にかかる移動時間の長さを示す情報を含む、付記1又は2記載の情報提供方法。
(付記4)
前記付帯情報は、
前記施設の利用が可能な時間の長さと対応した大きさの画像と、前記移動時間の長さと対応した大きさの画像とを含む画像として表示される、付記3記載の情報提供方法。
(付記5)
前記抽出された施設情報が示す施設が、前記到着予定時刻において利用が可能であるか否かを判定し、
利用が可能であった場合、前記施設が利用可能であることを示す画像と、前記付帯情報とを対応付けて表示させる、付記1乃至4の何れか一項に記載の情報提供方法。
(付記6)
前記抽出された施設情報が示す施設が、前記到着予定時刻において利用が不可能であった場合、
前記施設が利用不可能であることを示す画像を表示させる、付記1乃至5の何れか一項に記載の情報提供方法。
(付記7)
抽出された施設情報が示す施設毎の、前記施設が利用可能であることを示す画像と前記付帯情報と、地図データ上に一覧表示させる、付記4記載の情報提供方法。
(付記8)
施設に関する施設情報が記憶された記憶部を参照し、
出発地と前記出発地に基づき抽出された施設情報とから算出された、前記施設情報が示す施設への到着予定時刻からの、前記施設の利用が可能な時間の長さを示す付帯情報を端末装置に表示させる、処理をコンピュータに実行させる情報提供プログラム。
(付記9)
施設に関する施設情報が記憶された記憶部を参照する参照部と、
出発地と前記出発地に基づき抽出された施設情報とから算出された、前記施設情報が示す施設への到着予定時刻からの、前記施設の利用が可能な時間の長さを示す付帯情報を端末装置に表示させる出力部とを有する電子機器。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。