JP2019078668A - 応力発光測定システム、応力発光測定方法及び応力発光測定プログラム - Google Patents

応力発光測定システム、応力発光測定方法及び応力発光測定プログラム Download PDF

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友昭 江藤
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勝太郎 松山
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Abstract

【課題】応力発光体の発光により応力を検出する応力発光測定システムにおいて、励起エネルギーを供給しつつ正確に応力を検出できる応力発光測定システムを提供する。
【解決手段】応力発光体を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した応力発光体を示す撮像画像に基づき、応力発光体の発光強度を検知する検知部と、応力発光体に光を照射する照射部と、照射部から照射された光が、撮像部による撮像に対する影響を除去する除去部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、応力発光体に対する荷重を検出する応力発光測定システム、応力発光測定方法及び応力発光測定プログラムに関する。
従来、応力発光測定により、検知しにくい歪みを検出したり、荷重のかかり具合などを検出したりすることを行っている。当該応力発光測定は、応力発光物質を測定対象に塗布したりして測定するが、応力発光物質は、元々吸収している励起エネルギーにより発光する。そのため、蓄積している励起エネルギーが減少すると発光強度も下がるという問題がある。そこで、特許文献1には、断続的にパルス光を照射することによって、ランダムに入力される荷重に対しても、応力発光体の発光強度を確実に評価することができる応力発光評価装置が開示されている。
特開2015−75477号公報
ところで、特許文献1に記載の応力発光評価装置において、パルス光を照射しているときに、撮像を行って応力の検出をすると、そのパルス光の影響を受けて、撮像画像から正確な応力を検出できないという問題が発生する。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて成されたものであり、応力発光体に対して光を照射してもその影響を考慮して応力を正確に検出できる応力発光測定システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る応力発光測定システムは、応力発光体を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した応力発光体を示す撮像画像に基づき、応力発光体の発光強度を検知する検知部と、応力発光体に光を照射する照射部と、照射部から照射された光が撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去部を備える除去部を備える。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る応力発光測定方法は、撮像部が応力発光体を撮像する撮像ステップと、撮像部が撮像した画像に基づき、応力発光体の発光強度を検知する検知ステップと、照射部から応力発光体に光を照射する照射ステップと、照射部から照射された光が撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去ステップを含む。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る応力発光測定プログラムは、コンピュータに、応力発光体を撮像する撮像機能と、撮像機能が撮像した画像に基づき、応力発光体の発光強度を検知する検知機能と、応力発光体に光を照射する照射機能と、照射機能により照射された光が撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去機能とを実現させる。
上記応力発光測定システムにおいて、除去部は、照射部が応力発光体に対して光を照射する照射タイミングと、撮像部が応力発光体を撮像する撮像タイミングとが互いに逆位相となるように制御することとしてもよい。
上記応力発光測定システムにおいて、除去部は、一部に開口を有するシャッターであり、シャッターは、撮像部と応力発光体の間、且つ照射部と応力発光体との間に設けられ、開口の位置が撮像部と応力発光体の間に位置する間は、照射部と応力発光体の間はシャッターにより遮断され、開口が照射部と応力発光体の間に位置する間は、撮像部と応力発光体の間はシャッターにより遮断されるよう、シャッターを制御することとしてもよい。
上記応力発光測定システムにおいて、撮像部は、ローリングシャッター方式による撮像を行うカメラであり、照射部は、撮像部による撮像範囲に対して所定のライン幅の単位で、応力発光体に光を照射し、除去部は、カメラを構成する複数のフォトダイオードの内、ライン露光順読み出しを行うごとに、読み出しが完了したラインに対応する箇所に照射部に光の照射を実行させることとしてもよい。
上記応力発光測定システムにおいて、除去部は、撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、他の画素で補完することとしてもよい。
上記応力発光測定システムにおいて、除去部は、撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、他の画像の同位置の画素に置換することで補完することとしてもよい。
上記応力発光測定システムにおいて、除去部は、撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、同一の画像内の他の画素であって、暗視野下で撮像された箇所の画素により補完することとしてもよい。
本発明の一態様に係る応力発光測定システムは、除去部による照射部からの光の影響を除去することができるので、正確に応力を検出することができる。
応力発光測定システムの構成例を示すブロック図である。 (a)は、実施の形態1に係る応力発光測定システムの外観例を示す概念図である。(b)は、照射部による光の照射を行っている状態を示し、(c)は、撮像部による撮像を行っている状態を示している。 照射部による光の照射と、撮像部による撮像を行っているタイミングを模式的に示すグラフである。 実施の形態1に係る応力発光測定システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る応力発光測定システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る応力発光測定システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る応力発光測定システムの外観を示す概念図である。 実施の形態3に係る応力発光測定システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る応力発光測定システムの動作を示すフローチャートである。 撮像画像から光の影響を除去する手法を示すための説明図である。 実施の形態5に係る応力発光測定システムの概念を示す概念図である。 実施の形態5に係る応力発光測定システムの動作を示すフローチャートである。 応力発光測定システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施態様に係る応力発光測定システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る応力発光測定システムは、図1に示すように、撮像部110と、検知部120と、照射部130と、除去部140とを備える。
撮像部110は、応力発光体を撮像するカメラである。撮像部110は、例えば、CMOSカメラであるが、これに限定されるものではない。応力発光体とは、加えられた力に応じた強度の光を発光する物体のことであり、加えられた力が大きいほど強く光る物体のことである。応力発光体は、例えば、応力発光物質が塗布された物体のことである。また、応力発光物質(塗料、材料)は、摩擦、衝撃、振動、圧縮、引っ張り、捻じりなど各種の荷重が機械刺激として加えられたことに応じて発光するものであり、応力発光は印加された荷重(応力)に応じた輝度で発光する現象のことをいう。
応力発光物質としては、例えば、ユーロピウムをドープし、構造制御したアルミン酸ストロンチウム(SrAl204:Eu)、遷移金属や希土類をドープした硫化亜鉛(ZnS:Mn)やチタン酸バリウム・カルシウム((Ba,Ca)TiO3:Pr)、アルミン酸カルシウムイットリウム(CaYAl3O7:Ce)などを用いることができるが、応力に応じた輝度で発光するものあれば、これらに限定されるものではない。
検知部120は、撮像部110が撮像した応力発光体を示す撮像画像に基づき、応力発光体の発光強度を検知する。検知部120は、撮像画像の各画素の画素値に基づいて、応力発光体の発光強度を検出するものであり、従来の発光強度検知技術を利用することができる。例えば、検知部120は、予め撮像部110が撮像する撮像画像から得られる輝度と、実際の輝度との間の変換係数を保持し、撮像画像を構成する各画素の輝度値に対して、上述の変換係数を乗じることで、実際の輝度値を算出することができる。検知部120は、記憶部(図1では、図示せず)に予め記憶している輝度値算出プログラムを読み出して実行するプロセッサにより実現することができる。また、例えば、検知部120は、応力発光体が発光していないときに撮像された画像の輝度値との差分に基づいて、応力発光体の発光強度を算出することとしてもよい。
照射部130は、応力発光体に光を照射する。照射部130は、応力発光体が励起エネルギーとして吸収可能な光を照射可能なものであれば、どのようなものであってもよく、例えば、LEDライトにより実現することができるが、これに限定されるものではない。
除去部140は、照射部130から照射された光が、撮像部110による撮像に対する影響を除去する。ここで、撮像部110による撮像に対する影響とは、撮像状況に対する影響や、撮像部110が撮像した撮像画像に対して及ぼされた影響を含んでよい。
以下、応力発光測定システム100を実現する各種態様について説明する。
<実施の形態1>
本実施の形態1においては、撮像部110による撮像において、照射部130からの光の影響を、物理的に除去する態様について説明する。
<構成>
図2(a)は、応力発光測定システム100の外観を示す概念図である。図2(a)に示すように、応力発光測定システム100は、応力発光体200を撮像する撮像部110と、応力発光体200に対して光を照射する照射部130と、応力発光体200と、撮像部110及び照射部130との間に設けられる除去部140とを含む。照射部130は一例として光を照射するLEDライトであり、撮像部110は、一例として、CMOSカメラである。照射部130による光の照射方向と、撮像部110による撮像方向とは、同方向であって、応力発光体200が存在する方向に向けられる。なお、光の照射方向と撮像部110による撮像方向は、完全に一致している必要はなく、光の照射範囲と撮像の撮像範囲とが互いに重複するように構成されていればよい。
除去部140は、本実施の形態1においては、撮像部110による撮像または照射部130による光の照射を遮断するシャッター(以下、シャッター140と記載する)として実現する。
シャッター140は、中心142を中心として回転する遮蔽板であり、開口141を有する。開口141は、撮像部110の前面にあるときに撮像を遮蔽せず、照射部130の前面にあるときに光の照射を遮蔽しないように構成されていれば、どのような形態であってもよい。図2(a)においては、シャッター140の一部を切り欠いて開口141を設けている。開口141の大きさは、望ましい撮像態様によって異なってよく、シミュレーションによって、好ましい大きさに設定すればよい。
図2(a)においては、シャッター140は、図示する矢印143の方向に回転することとしているが、これは逆回転であってもよい。シャッター140は、図示しないモータによって回動可能に構成されてよく、望ましい撮像態様になるように、図示しないプロセッサ等により回転速度が制御されてよい。したがって、応力発光測定システム100は、図2(b)に示すように、開口141が照射部130の正面に位置して、応力発光体200への光の照射を許容し、撮像部110による撮像を遮蔽する状態と、図2(c)に示すように、開口141が撮像部110の正面に位置して、応力発光体200の撮像を許容し、照射部130による光の照射を遮蔽する状態とを実現する。これにより、応力発光測定システム100は、撮像部110による撮像が、照射部130による光の照射の影響を受けることがない態様を実現する。
即ち、図3に示すように、応力発光測定システム100においては、応力発光体200に対する照射部130による光の照射と、応力発光体200の撮像部110による撮像とを逆位相にすることができる。図3を見れば明らかなように、光を照射しているタイミング(T1〜T2、T3〜T4、T5〜T6)と、撮像を実行しているタイミング(T2〜T3、T4〜T5)とが、重複しないようになっており、光の照射タイミングと撮像の実行タイミングとが互いに逆になっていることがわかる。なお、光の照射の時間幅(T1−T2間、T3−T4間、T5−T6間)と、撮像の時間幅(T2−T3間、T4−T5間)は、同じである必要はない。
<動作>
図4は、応力発光測定システム100の動作を示すフローチャートである。応力発光体200には、適宜、力が印加されているものとする。
(ステップS401)
ステップS401において、モータを駆動してシャッター140を回転させる。その後、応力発光測定システム100は、ステップS402の処理に移行する。
(ステップS402)
ステップS402において、撮像部110は、撮像を開始する。その後、応力発光測定システム100は、ステップS403の処理に移行する。
(ステップS403)
ステップS403において、照射部130は、光の照射を開始する。その後、応力発光測定システム100は、ステップS404の処理に移行する。なお、ステップS401〜ステップS403の処理は、同時に実行されてもよいし、順序が異なってもよい。撮像部110は、応力発光体200を撮像した撮像画像を、検知部120に伝達する。
(ステップS404)
ステップS404において、検知部120は、伝達された撮像画像に基づいて、応力発光体200に印加されている応力を検出する。このとき、検知部120は、検出した応力を適宜出力することとしてよく、出力態様はどのようなものであってもよい。例えば、検知部120は、検出した応力を示す数値を出力することとしてもよいし、応力発光体200を撮像し、検出した応力に応じたカラーコンター画像であってもよい。その後、応力発光測定システム100は、ステップS405の処理に移行する。
(ステップS405)
ステップS405において、応力発光測定システム100は、オペレータから応力の検出処理の中止入力があるかを検出する。これは、撮像部110に対する撮像中止の入力を検出するものであってもよいし、照射部130に対する光の照射の中止入力であってもよいし、検知部120に対する撮像画像に基づく応力の算出処理の中止入力であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。応力の検出処理の中止入力がある場合には(YES)、処理を終了し、ない場合には(NO)、応力発光測定システム100は、ステップS401の処理に戻る。
<まとめ>
実施の形態1に係る応力発光測定システム100によれば、物理的に、撮像タイミングにおいて光の照射を遮蔽することにより、撮像における光の照射の影響を抑制しつつ、応力発光体200に対しては光を照射して励起エネルギーを補充することができる。また、実施の形態1に係る応力発光測定システム100においては、細やかな撮像部110の撮像タイミング制御や照射部130による照射タイミング制御を行う必要がない。
<実施の形態2>
上記実施の形態1においては、開口141を有するシャッター140を回転させることにより、撮像部110による撮像と、照射部130からの光の照射とのタイミングが互いに逆位相となるようにした。本実施の形態2においては、実施の形態1と同様に、撮像部110による撮像と、照射部130からの光の照射とのタイミングを逆位相とする他の態様について説明する。
<構成>
図5は、実施の形態2に係る応力発光測定システム100の機能構成を示すブロック図である。
図5に示すように、応力発光測定システム100は、撮像部110と、照射部130と、制御部500と、記憶部520とを含み、各機能部は接続線530を介して互いに接続されている。なお、実施の形態2に係る応力発光測定システム100においては、制御部500が撮像部110及び照射部130と通信可能(制御可能)に構成されていればよく、例えば、接続線530に代えて無線接続による接続であってもよい。応力発光測定システム100は、一体の筐体に組み込まれる態様で実現されてもよいし、制御部500と記憶部520とが一体のコンピュータシステムとして形成され、撮像部110と照射部130と通信可能に接続される態様で実現されてもよい。
撮像部110は、応力発光体200を撮像するカメラであって、制御部500からの指示に従って撮像を実行する。
照射部130は、応力発光体200に対して光を照射するライトであって、制御部500からの指示に従って光の照射を実行する。
制御部500は、検知部120及び除去部140としての機能を実現するプロセッサである。制御部500は、記憶部520に記憶されている各種プログラムを実行することにより、検知部120及び除去部140としての機能を実現する。制御部500は、撮像部110に対して、撮像の実行と中止を制御する。また、制御部500は、照射部130に対して光の照射の実行と中止を制御する。このとき、制御部500は、撮像部110による撮像タイミングと、照射部130による照射タイミングとが互いに逆位相となるように制御する。
記憶部520は、応力発光測定システム100において必要とされる各種プログラム及び各種データを記憶する機能を有する。記憶部520は、例えば、SSD(Solid State Drive)、HDD、フラッシュメモリなどにより実現することができる。
<動作>
図6は、応力発光測定システム100における制御部500の制御動作を示すフローチャートである。
(ステップS601)
ステップS601において、制御部500は、撮像部110に対して撮像を実行するように指示する。当該指示を受け付けて撮像部110は、応力発光体200を示す画像(静止画、動画のいずれでもよい)を撮像し、得られた撮像画像を、制御部500に伝達する。その後、制御部500は、ステップS602の処理に移行する。
(ステップS602)
ステップS602において、制御部500は、撮像部110から撮像画像を得ると、撮像の中止指示を撮像部110に対して指示する。当該指示を受け付けて撮像部110は、応力発光体200の撮像を中止する。その後、制御部500は、ステップS603の処理に移行する。
(ステップS603)
ステップS603において、制御部500は、撮像部110から伝達された撮像画像に基づいて、応力発光体200の各部に対して印加されている応力を検出する。その後、制御部500は、ステップS604の処理に移行する。
(ステップS604)
ステップS604において、制御部500は、撮像部110に対する撮像の中止を指示した後に、照射部130に対して、光の照射を指示する。当該指示を受け付けて、照射部130は、応力発光体200に対して光を照射する。これにより、応力発光体200(応力発光物質)には、荷重を受けて発光するための励起エネルギーが補充される。その後、制御部500は、ステップS605の処理に移行する。
(ステップS605)
ステップS605において、制御部500は、照射部130に対して、光の照射の中止を指示する。当該指示を受け付けて、照射部130は、光の照射を中止する。その後、制御部500は、ステップS606の処理に移行する。
(ステップS606)
ステップS606において、制御部500は、応力の検出処理の中止入力を、オペレータから受け付けているか否かを判断する。当該判断は、例えば、制御部500に接続された図示しないマウスやキーボード、タッチパネルなどに代表される入力装置に対してオペレータからの入力があるか否かにより判断することができる。応力の検出の中止入力を受け付けていた場合には(YES)、処理を終了し、受け付けていない場合には(NO)、制御部500は、ステップS601の処理に戻る。
<まとめ>
実施の形態2に係る応力発光測定システム100によれば、制御部500が撮像と光の照射のタイミングを制御することができるので、実施の形態1に示したようなシャッターを用意せずとも、照射部130による光の照射が、撮像部110による撮像を阻害しない態様を実現するとともに、照射部130からの光の照射によって応力発光体200の励起エネルギーの補充を実現することができる。
<実施の形態3>
上記実施の形態1及び実施の形態2においては、撮像部110による撮像と、照射部130による光の照射とのタイミングが互いに逆位相になるようにすることで、照射部130による光の照射が撮像部110による撮像に対する影響を除去することとした。本実施の形態3においては、実施の形態2とは異なる照射タイミング制御を行う例を示す。
<構成>
実施の形態3におけるシステム構成は、図5に示したブロック図と変わらないため、ここでは、図5を利用して説明する。
本実施の形態3においては、撮像部110は、動画の撮像を行うものとする。また、撮像部110は、ローリングシャッター方式による撮像を行うものとする。この構成の場合、上記特許文献1に記載のようにパルス光を断続的に照射したとしても、必ず撮像画像は、いずれかのラインにおいて、パルス光の影響を受ける。そこで、本実施の形態3においては、照射部130は、図7に示すような態様を採る。
図7は、実施の形態3に係る応力発光測定システム100の構成例を概念的に示す図である。照射部130は、少なくともラインごとの点灯制御が可能に構成されたライトであり、例えば、図7に示すように、格子状に各ライトを配置し、各ライトを個別に点灯できるように構成してよい。なお、このとき、照射部130を構成する各ライトは、その発光方向を制御できるように指向性を持たせるように構成してもよい。例えば、各ラインの上下には、光を遮光する遮光板を設けて、他のラインに対して影響を与えないように構成してもよい。
そして、応力発光測定システム100において、制御部500は、撮像部110による撮像と、照射部130による照射を細かく制御する。具体的には、撮像部110が撮像を行い、ラインを構成する各画素から画素値を読み出すにあたって、ライン順次読み出しにおける読み出しを行った行の画素に対応する箇所に対して、照射部130のライトを点灯して、励起エネルギーの補充を行わせる。
図7の例で言えば、撮像部110による撮像において、撮像範囲700において、仮に、範囲701に対応する画素のライン読み出しを行うと、照射部130の行131に対応するライトの点灯を行って、範囲701に対応する箇所に撮像される範囲の応力発光体200に対して励起エネルギーを補充し、範囲702に対応する画素のライン読み出しを行うと、照射部130の行132に対応するライトの点灯を行って、範囲702に対応する箇所に撮像される範囲の応力発光体200に対して励起エネルギーを補充し、範囲703に対応する画素のライン読み出しを行うと、照射部130の行133に対応するライトの点灯を行って、範囲703に対応する箇所に撮像される範囲の応力発光体200に対して励起エネルギーを補充し、…、範囲706に対応する画素のライン読み出しを行うと、照射部130の行136に対応するライトの点灯を行って、範囲706に対応する箇所に撮像される範囲の応力発光体200に対して励起エネルギーを補充する。図7の例では、行133のライトを点灯して、範囲703において撮像される範囲の応力発光体200に対して励起エネルギーを補充する例を示している。
なお、図7においては、図の見やすさを考慮して、撮像範囲700に対してラインが6行しかなく、照射部130を構成するライトの列も6列しかない場合を示したが、実際には、撮像範囲700に対応する撮像部110による撮像画素のラインが存在する。このとき、撮像部110による撮像画素の各画素に対応して、照射部130に1つのライトを設けることとしてもよいし、複数行の画素に対応して1つの体とを設けることとしてもよい。
<動作>
このような構成において、応力発光測定システム100は、図8のフローチャートに示すように、以下のように動作する。
(ステップS801)
ステップS801において、制御部500は、撮像部110に対して撮像の開始を指示する。その後に、応力発光測定システム100は、ステップS802の処理に移行する。
(ステップS802)
ステップS802において、撮像部110は、ライン順次読み出しを実行する。撮像部110は、ライン順次読み出しを行う際の、水平同期信号を逐次、制御部500に対して伝達する。これにより、制御部500は、どのラインの画素値を読み出しているかを認識することができる。また、撮像部110は、垂直同期信号も適宜制御部500に対して出力する。これにより、制御部500は、一フレーム分の撮像画像を得られたことを認識することができる。その後に、応力発光測定システム100は、ステップS803の処理に移行する。
(ステップS803)
ステップS803において、制御部500は、撮像部110から伝達された水平同期信号に従って、対応するライトの点灯を照射部130に対して指示する。当該指示を受け付けて照射部130は対応する行のライトを点灯する。その後に、応力発光測定システム100は、ステップS804の処理に移行する。
(ステップS804)
ステップS804において、制御部500は、照射部130に対して、点灯していたライトの消灯を指示し、その後に、応力発光測定システム100は、ステップS805の処理に移行する。
(ステップS805)
ステップS805において、制御部500は、全ラインから読み出しを実行したか否かを、撮像部110から垂直同期信号を受け付けているか否かに基づいて、判断する。全てのラインから読み出しを終了している場合には(YES)、ステップS806の処理に移行し、全てのラインから読み出しを終了していない場合には(NO)、次の行の処理に移行する(ステップS802の処理に戻る)。
(ステップS806)
ステップS806において、制御部500は、得られた撮像画像から、応力発光体200の応力を検出する。その後に、ステップS807の処理に移行する。
(ステップS807)
ステップS807において、制御部500は、応力の検出処理の中止入力を、オペレータから受け付けているか否かを判断する。当該判断は、例えば、制御部500に接続された図示しないマウスやキーボード、タッチパネルなどに代表される入力装置に対してオペレータからの入力があるか否かにより判断することができる。応力の検出の中止入力を受け付けていた場合には(YES)、処理を終了し、受け付けていない場合には(NO)、制御部500は、ステップS801の処理に戻る。
<まとめ>
本実施の形態3に係る応力発光測定システム100によれば、ライン読み出しにより画素値を読み出した後に対応する箇所に対して、光の照射を行うことで、光の照射による撮像への影響を低減することができる。したがって、得られた撮像画像から、正確な応力を検出することができる。
<実施の形態4>
上記実施の形態1及び実施の形態2においては、撮像部110による撮像と、照射部130による光の照射とのタイミングが互いに逆位相になるようにすることで、照射部130による光の照射が撮像部110による撮像に対する影響を除去することとした。本実施の形態4においては、照射部130による光が撮像部110により撮像された撮像画像に対して影響を与えてしまった場合に、当該撮像画像から、その影響を除去する態様について説明する。即ち、照射部130による光の照射タイミングと、撮像部110による撮像のタイミングの制御を行わずに、光の影響を除去する例を説明する。
実施の形態4におけるシステム構成は、図5に示したブロック図と変わらないため、ここでは、図5を利用して説明する。上述の通り、制御部500は、本実施の形態4においては、撮像部110に対する撮像タイミングの指示および照射部130による照射のタイミングの制御を行わない。
制御部500は、撮像部110から伝達された撮像画像について、撮像画像中で明視野、即ち、照射部130による光の影響を受けている箇所を特定する。例えば、撮像画像中において、画素から検出される輝度値が他の画素の輝度値よりも一定以上高い画素を、照射部130による光の影響を受けている箇所として特定する。そして、特定した画素から検出された輝度値は、正確な応力を特定できないので、当該画素については、他の画素の輝度値を利用して、補完することとする。なお、明視野下で撮像された画素とは、所謂白飛びしている画素のことでもよい。
例えば、制御部500は、明視野下で撮像された画素を特定できた場合に、制御部500は、当該画素の画素値を、明視野下で撮像されていないと特定できた隣接画素の画素値に置換したり、その前後で撮像された他のフレームの画素であって、同じ位置の明視野下で撮像されていないと特定できた画素の画素値に置換したりすることで、補完する。このとき、一つの画素の画素値で置換するのではなく、その周辺の複数の画素値で補完、即ち、複数の画素値の平均値で置換することとしてもよい。
制御部500は、このような補完処理(置換処理)を実行した後の撮像画像から、応力を検出する。
<動作>
以下、実施の形態4に係る応力発光測定システム100の動作を説明する。図9は、実施の形態4に係る応力発光測定システム100の動作を示すフローチャートである。
(ステップS901)
ステップS901において、制御部500は、撮像部110に撮像を実行するよう指示する。当該指示を受けて、撮像部110は、撮像を実行する。撮像部110は、撮像により得られた撮像画像(静止画、動画)を制御部500に伝達する。その後に応力発光測定システム100は、ステップS902の処理に移行する。
(ステップS902)
ステップS902において、制御部500は、照射部130に対して光の照射を指示する。当該指示を受けて、照射部130は、光の照射を実行する。その後に応力発光測定システム100は、ステップS903の処理に移行する。
(ステップS903)
ステップS903において、制御部500は、撮像部110から伝達された撮像画像において、明視野下で撮像された画素を特定する。その後に応力発光測定システム100は、ステップS904の処理に移行する。
(ステップS904)
ステップS904において、制御部500は、明視野下で撮像されたと特定した画素を他の画素の画素値を用いて補完する。その後に応力発光測定システム100は、ステップS905の処理に移行する。
(ステップS905)
ステップS905において、制御部500は、補完後の撮像画像を用いて、応力を検出する。その後に応力発光測定システム100は、ステップS906の処理に移行する。
(ステップS906)
ステップS906において、制御部500は、応力の検出処理の中止入力を、オペレータから受け付けているか否かを判断する。当該判断は、例えば、制御部500に接続された図示しないマウスやキーボード、タッチパネルなどに代表される入力装置に対してオペレータからの入力があるか否かにより判断することができる。応力の検出の中止入力を受け付けていた場合には(YES)、処理を終了し、受け付けていない場合には(NO)、制御部500は、ステップS901の処理に戻る。
<具体例>
ここで、制御部500による撮像画像の補完例について図10を用いて、説明する。図10は、時系列順に撮像されたフレーム1000、1010、1020を模式的に示しており、各フレームにおける四角は各々フレームの画素に対応するものとする。図10に示すように、フレーム1000は、時刻T1において撮像され、フレーム1010は、時刻T2において撮像され、フレーム1020は、時刻T3において撮像されているとする。
このとき、制御部500は、フレーム1010において、画素(L5T2、R3T2)、(L6T2、R3T2)、(L7T2、R3T2)、(L8T2、R3T2)、(L9T2、R3T2)、(L1T2、R4T2)、(L2T2、R4T2)、(L3T2、R4T2)、(L4T2、R4T2)の9つの画素が、明視野下で撮像された画素(照射部130による光の照射タイミングで画素値が読み出された画素)であると特定できたとする。
このとき、画素(L5T2、R3T2)についての補完を考える。
制御部500は、画素(L5T2、R3T2)の画素値を、同一フレーム、即ち、フレーム1010において、明視野下で撮像されていないと特定できた周辺画素で置換してよい。この場合、例えば、画素(L5T2、R2T2)、画素(L4T2、R3T2)、画素(L5T2、R4T2)のいずれかの画素値で置換してよい。あるいは、他のフレーム、例えば時系列順で前後するフレーム1000あるいはフレーム1020において同一の画素(L5T1、R3T1)、画素(L5T3、R3T3)のいずれかで置換してもよい。また、あるいは、それらの画素の画素値の平均値を、画素(L5T2、R3T2)の画素値として置換してもよい。
また、あるいは、画素(L5T2、R3T2)に位置する画素について、各時系列の明視野下で撮像されていないと特定できた画素の画素値から、当該位置における画素値についての関数を算出し、当該関数における時刻T2の値を、画素(L5T2、R3T2)の画素値として置換することとしてもよい。
このようにして、制御部500は、明視野下で撮像された画素の補完を行うことができる。なお、ここで示した補完例は一例であり、ここに示した例を組み合わせたり、他の態様による補完を行ったりしてもよい。
<まとめ>
実施の形態4に係る応力発光測定システム100は、撮像画像が照射部130からの光による影響を受けていたとしても、他の画素による補完を行うことで、正確であると推定される応力を検出することができる。
<実施の形態5>
上記実施の形態4に係る応力発光測定システム100においては、撮像画像において照射部130からの光による影響を他の画素の画素値を用いて補完することで抑制した。本実施の形態5においては、撮像画像において照射部130からの光による影響を受けているフレームを除外して応力測定をすることで、照射部130からの光による影響を抑制する例を説明する。
<構成>
実施の形態5におけるシステム構成は、図5に示したブロック図と変わらないため、ここでは、図5を利用して説明するとともに、実施の形態4と異なる点についてのみ説明する。実施の形態5においては、応力発光測定システム100は、撮像部110は動画を撮像し、照射部130は、定期的に光を照射する。図11に、実施の形態5に係る撮像と、光の照射のタイミングを示すイメージ図を示す。図11には、横軸に時間軸をとり、撮像の実行と、光の照射とのタイミングを縦軸で示している。
図11において、実線は撮像のタイミングを示しており、波線は光の照射の照射タイミングを示している。図11に示すグラフにおいては、時刻T1において撮像部110は、撮像を開始した例を示している。そして、照射部130は、定期的に光を照射している。具体的には、図11において、時刻T2〜T3、T4〜T5において光を照射している例を示している。このとき、応力発光測定システム100は、撮像部110が取得した動画のうち、時刻T2〜T3、T4〜T5に含まれるフレームを除去する。そして、フレーム除去後の動画を用いて、応力を検出する。これによって、応力発光測定システム100は、照射部130による光の影響を除去して、定性的な応力を測定することができる。
具体的に説明すると、撮像部110は、動画を撮影し、当該動画を制御部500に伝達する。また、照射部130は、応力発光体200に向けて光を定期的に照射する。動画を伝達された制御部500の除去部140は、動画中で光が照射されているときに撮像して得られたフレームを特定する。当該特定は、照射部130から光の照射タイミングを伝達されることでフレームを特定することとしてもよいし、制御部500が制御部130に対して照射タイミングを指示しているときには、その照射タイミングに基づいて特定することとしてもよいし、伝達された動画中で、撮像画像の画素値から、特定に明るい環境下で撮像されているフレームを特定することで照射部130からの光の影響を受けているフレームを特定することとしてもよい。
そして、除去部140は、特定したフレームを動画から除外し、除外後の動画を検知部120に伝達する。こうして、検知部120は、照射部130からの光の影響を受けていないフレームのみからなる動画を受け取り、定性的な応力測定を行うことができる。
<動作>
図12を用いて、実施の形態5に係る応力発光測定システム100の動作を説明する。ここは、図9に示すフローチャートと異なる処理についてのみ説明することとし、共通する処理については、説明を割愛する。
(ステップS1203)
ステップS1203において、撮像部110から伝達された動画において、除去部140は、照射部130から光が照射されているタイミングにおいて撮像されたフレームを特定する。その後に、除去部140は、ステップS1204の処理に移行する。
(ステップS1204)
ステップS1204において、除去部140は、特定したフレームを動画から除外する。そして、除去部140は、照射部130から光が照射されているときに撮像されたフレームが除外された動画を検知部120に伝達する。その後に、ステップS1205の処理に移行する。
(ステップS1205)
ステップS1205において、検知部120は、照射部130から光が照射されているときに撮像されたフレームが除外された動画を用いて、応力発光体200の応力を測定する。その後に、ステップS906の処理に移行する。
以上が、実施の形態5に係る応力発光測定システム100の動作である。
<まとめ>
実施の形態5に係る応力発光測定システム100によれば、照射部130が光を照射しているタイミングにおいて撮像されたフレームそのものが動画から除外されることによって、定性的な応力の測定を実現することができる。
<補足>
上記実施の形態に係る応力発光測定システムは、上記実施の形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。以下、各種変形例について説明する。
(1) 上記実施の形態2〜5においては、応力発光測定システムが応力を検出する手法として、応力発光測定システム100を構成する各機能部をプロセッサが応力発光測定プログラム等を実行することにより、応力を検出することとしているが、これは装置に集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等により形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路、FPGA(Field Programmable Gate Array)等によって実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、上記実施の形態に示した複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。すなわち、図4に示すように、応力発光測定システム100を構成する各機能部は、物理的な回路により実現されてもよい。即ち、図13に示すように、応力発光測定システム100は、撮像回路110aと、照射回路130aと、検知回路120a及び/または除去回路140aとして機能する制御回路500aと、記憶回路520aとを備え、各回路は、上述の同名の各機能部と同様の機能を有することとしてよい。
また、上記応力発光測定プログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録されていてよく、記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記応力発光測定プログラムは、当該応力発光測定プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記プロセッサに供給されてもよい。本発明は、上記応力発光測定プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記応力発光測定プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。
(2)上記実施の形態及び各補足に示した構成は、適宜組み合わせることとしてもよい。
100 応力発光測定システム
110 撮像部
120 検知部
130 照射部
140 除去部

Claims (9)

  1. 応力発光体を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した応力発光体を示す撮像画像に基づき、前記応力発光体の発光強度を検知する検知部と、
    前記応力発光体に光を照射する照射部と、
    前記照射部から照射された光が前記撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去部を備える
    応力発光測定システム。
  2. 前記除去部は、前記照射部が前記応力発光体に対して光を照射する照射タイミングと、前記撮像部が前記応力発光体を撮像する撮像タイミングとが互いに逆位相となるように制御する制御装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の応力発光測定システム。
  3. 前記除去部は、一部に開口を有するシャッターであり、
    前記シャッターは、前記撮像部と前記応力発光体の間、且つ前記照射部と前記応力発光体との間に設けられ、
    前記開口の位置が前記撮像部と前記応力発光体の間に位置する間は、前記照射部と前記応力発光体の間はシャッターにより遮断され、前記開口が前記照射部と前記応力発光体の間に位置する間は、前記撮像部と前記応力発光体の間はシャッターにより遮断されるよう、前記シャッターを制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の応力発光測定システム。
  4. 前記撮像部は、ローリングシャッター方式による撮像を行うカメラであり、
    前記照射部は、前記撮像部による撮像範囲に対して所定のライン幅の単位で、前記応力発光体に光を照射し、
    前記除去部は、前記カメラを構成する複数のフォトダイオードの内、ライン露光順読み出しを行うごとに、読み出しが完了したラインに対応する箇所に前記照射部に光の照射を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の応力発光測定システム。
  5. 前記除去部は、前記撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、他の画素で補完する
    ことを特徴とする請求項1に記載の応力発光測定システム。
  6. 前記除去部は、前記撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、他の画像の同位置の画素に置換することで補完する
    ことを特徴とする請求項5に記載の応力発光測定システム。
  7. 前記除去部は、前記撮像部が撮像した画像において、明視野下で撮像された箇所の画素を、同一の前記画像内の他の画素であって、暗視野下で撮像された箇所の画素により補完する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の応力発光測定システム。
  8. 撮像部が応力発光体を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像部が撮像した撮像画像に基づき、前記応力発光体の発光強度を検知する検知ステップと、
    照射部から前記応力発光体に光を照射する照射ステップと、
    前記照射部から照射された光が前記撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去ステップを含む
    応力発光測定方法。
  9. コンピュータに、
    応力発光体を撮像する撮像機能と、
    前記撮像機能が撮像した撮像画像に基づき、前記応力発光体の発光強度を検知する検知機能と、
    前記応力発光体に光を照射する照射機能と、
    前記照射機能により照射された光が前記撮像画像に対して及ぼす影響を除去する除去機能とを実現させる
    応力発光測定プログラム。
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