JP2019078378A - 自動変速機 - Google Patents

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大典 岡本
Daisuke Okamoto
大典 岡本
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Abstract

【課題】遊星歯車機構のセルフアライニング機能の阻害を抑制することができる自動変速機を提供すること。【解決手段】主変速部と、主変速部とは別軸に回転軸が設けられた副変速部と、を備えた自動変速機であって、副変速部は、主変速部からの動力をカウンタギヤを介してリングギヤに入力し、ピニオンギヤを介してキャリアから出力ギヤに出力する遊星歯車機構を有し、遊星歯車機構のサンギヤが回転軸に一体で形成されており、カウンタギヤとリングギヤとがスプライン結合し、キャリアと出力ギヤとがスプライン結合しており、カウンタギヤのスプライン歯とリングギヤのスプライン歯との間に形成される隙間の大きさが、キャリアのスプライン歯と出力ギヤのスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、自動変速機に関する。
特許文献1には、主変速部とは別軸に設けられた遊星歯車機構を備え、カウンタギヤとリングギヤとが係脱可能であり、別軸に一体で固定されたサンギヤとピニオンギヤとを回転自在に支持するキャリアが、出カギヤと係脱可能な自動変速機が開示されている。
特開平05−288249号公報
特許文献1に開示された自動変速機においては、サンギヤが別軸に一体で固定されており、キャリアが出カギヤと係合するため、サンギヤとキャリアの動きが強く拘束されており、さらに副変入力ギヤとリングギヤとが結合されているため、遊星歯車機構のセルフアライニング機能(自動調芯機能)が阻害され、伝達効率や騒音及び振動が悪化するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、遊星歯車機構のセルフアライニング機能の阻害を抑制することができる自動変速機を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る自動変速機は、主変速部と、前記主変速部とは別軸に回転軸が設けられた副変速部と、を備えた自動変速機であって、前記副変速部は、前記主変速部からの動力をカウンタギヤを介してリングギヤに入力し、ピニオンギヤを介してキャリアから出力ギヤに出力する遊星歯車機構を有し、前記遊星歯車機構のサンギヤが前記回転軸に一体で形成されており、前記カウンタギヤと前記リングギヤとがスプライン結合し、前記キャリアと前記出力ギヤとがスプライン結合しており、前記カウンタギヤのスプライン歯と前記リングギヤのスプライン歯との間に形成される隙間の大きさが、前記キャリアのスプライン歯と前記出力ギヤのスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明に係る自動変速機は、リングギヤのスプライン歯とカウンタギヤのスプライン歯との間の隙間を大きくすることによって、前記隙間を大きくしない場合に比べてリングギヤの拘束を弱くすることができ、その結果、遊星歯車機構のセルフアライニング機能の阻害を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る自動変速機を備えた車両のスケルトン図である。 図2は、副変速機の拡大図である。 図3は、カウンタドリブンギヤと第4リングギヤとのスプライン結合部の拡大図である。 図4は、リングスプライン歯よりもカウンタスプライン歯の歯高を低くした場合における、カウンタドリブンギヤと第4リングギヤとのスプライン結合部の拡大図である。
以下に、本発明に係る自動変速機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る自動変速機3を備えた車両1のスケルトン図である。本実施形態の車両1は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式であって、エンジン2や自動変速機3や前輪4L,4Rなどを備えている。なお、車両1としては、RR(リアエンジン・リアドライブ)方式であってもよい。
自動変速機3は、入力軸10、トルクコンバータ11、ロックアップクラッチ12、主変速機20、副変速機30、ディファレンシャル部50、及び、これらを収容するケース5などを備えている。入力軸10は、エンジン2の不図示のクランク軸に連結されている。トルクコンバータ11は、入力軸10に接続されたポンプインペラ11aと、作動流体である油を介してポンプインペラ11aの回転が伝達されるタービンランナ11bと、ポンプインペラ11aとタービンランナ11bとの間に配置されると共に不図示のワンウェイクラッチにより一方向に回転が規制されたステータ11cとを有している。タービンランナ11bは、入力軸10と同軸の主変速機20の入力軸21に接続されている。ロックアップクラッチ12は、係合によりフロントカバー12aと入力軸21とを直接係合し、トルクコンバータ11をロックアップした状態にする。
主変速機20は、複数の摩擦係合要素である第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2や、ワンウェイクラッチF1の係合や解放を選択的に行うことによって、変速比が異なる複数の変速段が形成される遊星歯車式多段自動変速機である。また、主変速機20は、ダブルピニオン型の第1遊星歯車機構PU1と、ラビニヨ型に構成されているシングルピニオン型の第2遊星歯車機構PU2及びダブルピニオン型の第3遊星歯車機構PU3と、を同一軸線上に有し、入力軸21の回転を変速してカウンタドライブギヤ22から出力する。カウンタドライブギヤ22は、副変速機30を介してディファレンシャル部50に接続される。
第1遊星歯車機構PU1は、外歯歯車である第1サンギヤS1と、第1サンギヤS1と同心円上に配置される内歯歯車である第1リングギヤR1と、第1サンギヤS1及び第1リングギヤR1と噛み合う、一対の歯車対からなる第1ピニオンギヤP1と、その第1ピニオンギヤP1を自転及び公転可能に支持する第1キャリアCA1とを有している。
第2遊星歯車機構PU2は、外歯歯車である第2サンギヤS2と、第2サンギヤS2と同心円上に配置される内歯歯車である第2リングギヤR2と、第2サンギヤS2及び第2リングギヤR2と噛み合う第2ピニオンギヤP2と、その第2ピニオンギヤP2を自転及び公転可能に支持する第2キャリアCA2とを有している。
第3遊星歯車機構PU3は、外歯歯車である第3サンギヤS3と、第3サンギヤS3と同心円上に配置される内歯歯車である第3リングギヤR3と、その第3サンギヤS3及び第3リングギヤR3と噛み合う、一対の歯車対からなる第3ピニオンギヤP3と、その第3ピニオンギヤP3を自転及び公転可能に支持する第3キャリアCA3とを有している。
摩擦係合要素である第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2は、油圧アクチュエータにより押圧される湿式多板型のクラッチやブレーキ、油圧アクチュエータによって引き締められるバンドブレーキなどによって構成されている。
副変速機30は、主変速機20の入力軸21と平行なカウンタシャフト31、主変速機20のカウンタドライブギヤ22と噛み合うカウンタドリブンギヤ32、カウンタシャフト31を回転可能に支持する軸受34、カウンタシャフト31と同一軸線上に設けられた第4遊星歯車機構PU4、ロー/ハイ切替機構40及び出力ギヤであるファイナルドライブギヤ33などによって構成されている。主変速機20のカウンタドライブギヤ22からカウンタドリブンギヤ32に入力された回転は、カウンタシャフト31及び第4遊星歯車機構PU4を介してファイナルドライブギヤ33に伝達される。ファイナルドライブギヤ33は、ディファレンシャル部50のファイナルドリブンギヤ51と噛み合っており、ファイナルドライブギヤ33からファイナルドリブンギヤ51に入力された回転が、ディファレンシャルギヤ52を介して前輪4L,4Rの車軸60L,60Rに出力される。
本実施形態に係る自動変速機3においては、副変速機30を主変速機20とは別軸に設けることによって、主変速機20と副変速機30とを同軸上に設けた場合よりも、自動変速機3の軸線方向の幅を短くすることができる。
図2は、副変速機30の拡大図である。図2に示すように、副変速機30を構成する第4遊星歯車機構PU4は、第4サンギヤS4と、第4サンギヤS4と同心円上に配置される内歯歯車である第4リングギヤR4と、第4サンギヤS4及び第4リングギヤR4と噛み合う第4ピニオンギヤP4と、第4ピニオンギヤP4を自転及び公転可能に支持する第4キャリアCA4とを有している。また、第4リングギヤR4の外周面には、カウンタドリブンギヤ32が設けられている。第4サンギヤS4は、カウンタシャフト31の外周面に直接歯を切って形成された外歯歯車である。
ロー/ハイ切替機構40は、第1ドグクラッチD1、第2ドグクラッチD2、及び、不図示の電動アクチュエータなどによって構成されており、副変速機30のローモードとハイモードとを切り替える。
第1ドグクラッチD1は、クラッチスリーブ41、不図示のシフトフォーク、第1ドグ歯44及び第3ドグ歯46などによって構成されている。第1ドグ歯44は、支持部材47を介してケース5と接続されている。第3ドグ歯46は、支持部材49を介してカウンタシャフト31に接続されている。第2ドグクラッチD2は、第1ドグクラッチD1と共用であるクラッチスリーブ41と不図示のシフトフォークと第3ドグ歯46、及び、第2ドグ歯45などによって構成されている。第2ドグ歯45は、支持部材48を介してカウンタドリブンギヤ32と接続されている。
ロー/ハイ切替機構40は、不図示の電動アクチュエータによって不図示のシフトフォークを移動させて、第1ドグクラッチD1を係合状態にすると共に、第2ドグクラッチD2を解放状態にすることによって、副変速機30をローモードに切り替える。また、ロー/ハイ切替機構40は、不図示の電動アクチュエータによって不図示のシフトフォークを移動させて、第1ドグクラッチD1を解放状態にすると共に、第2ドグクラッチD2を係合状態にすることによって、副変速機30をハイモードに切り替える。
ここで、本実施形態に係る副変速機30においては、カウンタシャフト31と一体で第4サンギヤS4が形成されており、第4キャリアCA4とファイナルドライブギヤ33とがスプライン結合されているため、第4サンギヤS4及び第4キャリアCA4の動きが拘束されている。また、本実施形態に係る副変速機30においては、ファイナルドライブギヤ33を支持する軸受90を受ける構造が、強度を確保するためにファイナルドライブギヤ33と一体になっている。そのため、ファイナルドライブギヤ33の動きが、通常のシムで軸受90を受ける構造よりも強く拘束され、ファイナルドライブギヤ33とスプライン結合された第4キャリアCA4の拘束が強い。さらに、第4リングギヤR4の動きがカウンタドリブンギヤ32とのスプライン結合により拘束されてしまうと、第4遊星歯車機構PU4のセルフアライニング機能が阻害され、伝達効率や騒音及び振動が悪化してしまう。
図3は、カウンタドリブンギヤ32と第4リングギヤR4とのスプライン結合部70の拡大図である。本実施形態に係る副変速機30においては、カウンタドリブンギヤ32と第4リングギヤR4とが、図2に示したスプライン結合部70にて、図3に示すように、カウンタドリブンギヤ32に設けられた内歯であるカウンタスプライン歯72と、第4リングギヤR4に設けられた外歯であるリングスプライン歯71と、が噛み合ってスプライン結合している。また、第4キャリアCA4とファイナルドライブギヤ33とが、図2に示したスプライン結合部80にて、第4キャリアCA4に設けられた外歯である不図示のキャリアスプライン歯と、ファイナルドライブギヤ33に設けられた内歯である不図示のファイナルスプライン歯と、が噛み合ってスプライン結合している。
そして、本実施形態に係る副変速機30においては、図3に示すように、カウンタスプライン歯72よりもリングスプライン歯71の歯高を低くし、カウンタスプライン歯72とリングスプライン歯71との間に形成される隙間の大きさを、キャリアスプライン歯とファイナルスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きくしている。これにより、カウンタスプライン歯72とリングスプライン歯71との間に形成される隙間の大きさを、キャリアスプライン歯とファイナルスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きくしない場合に比べて、第4リングギヤR4の拘束を弱くすることができる。その結果、第4遊星歯車機構PU4のセルフアライニング機能の阻害を抑制することができる。
なお、カウンタスプライン歯72とリングスプライン歯71との間に形成される隙間を、キャリアスプライン歯とファイナルスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きくする方法としては、図4に示すように、リングスプライン歯71よりもカウンタスプライン歯72の歯高を低くしてもよい。
2 エンジン
3 自動変速機
4L,4R 前輪
5 ケース
10 入力軸
20 主変速機
21 入力軸
22 カウンタドライブギヤ
30 副変速機
31 カウンタシャフト
32 カウンタドリブンギヤ
33 ファイナルドライブギヤ
40 ロー/ハイ切替機構
41 クラッチスリーブ
44 第1ドグ歯
45 第2ドグ歯
46 第3ドグ歯
50 ディファレンシャル部
51 ファイナルドリブンギヤ
52 ディファレンシャルギヤ
60L,60R 車軸
70 スプライン結合部
71 リングスプライン歯
72 カウンタスプライン歯
80 スプライン結合部
90 軸受
PU1 第1遊星歯車機構
PU2 第2遊星歯車機構
PU3 第3遊星歯車機構
PU4 第4遊星歯車機構
S1 第1サンギヤ
S2 第2サンギヤ
S3 第3サンギヤ
S4 第4サンギヤ
R1 第1リングギヤ
R2 第2リングギヤ
R3 第3リングギヤ
R4 第4リングギヤ
CA1 第1キャリア
CA2 第2キャリア
CA3 第3キャリア
CA4 第4キャリア
D1 第1ドグクラッチ
D2 第2ドグクラッチ

Claims (1)

  1. 主変速部と、
    前記主変速部とは別軸に回転軸が設けられた副変速部と、
    を備えた自動変速機であって、
    前記副変速部は、前記主変速部からの動力をカウンタギヤを介してリングギヤに入力し、ピニオンギヤを介してキャリアから出力ギヤに出力する遊星歯車機構を有し、
    前記遊星歯車機構のサンギヤが前記回転軸に一体で形成されており、
    前記カウンタギヤと前記リングギヤとがスプライン結合し、前記キャリアと前記出力ギヤとがスプライン結合しており、
    前記カウンタギヤのスプライン歯と前記リングギヤのスプライン歯との間に形成される隙間の大きさが、前記キャリアのスプライン歯と前記出力ギヤのスプライン歯との間に形成される隙間よりも大きいことを特徴とする自動変速機。
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