JP2019078021A - 洗浄栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、高い止水機能と小流量から大流量までにわたる良好な流量調整機能とが得られる洗浄栓を提供する。【解決手段】流路を開閉する主弁3と、主弁3の二次側に設けられ、流量を調節する流量絞り弁4と、を弁箱2に一体に備えた洗浄栓1とした。流量絞り弁4は、周面に形成された通水口22により流路を開く円筒状の絞り弁体23を備え、通水口22には、絞り弁体23の円周方向の位置によって開口幅の異なる幅変化部31を有する微調整部32が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、配水管の洗浄栓に関する。
既設配水管において、消火栓等の排水設備がなく行き止まりの管路となっている箇所では、計画断水や漏水修繕等に伴う配水管路内の洗浄を行う際、宅地部の給水装置を使用することがある。しかし、宅地内に引き込まれている給水装置では口径が小さく排出流量が少ない。また、この方法では水道メータを取り外して作業を行うため、作業終了後に再度水道メータを取り付ける必要があり、一連の作業に時間を要する。宅地内での作業となるため、給水装置の所有者の了解を得なければならないという問題や放水場所の確保が難しいという問題もある。そのため、公道における既設配水管等の末端に簡単に設置でき、かつ設置スペースを抑えた洗浄栓が望まれている。
この問題に対し、特許文献1には、配水管の末端に配水管よりも小口径の排水管を接続し、排水管に弁を設けるとともに排水管の先端にカプラーを取り付けた構造の排水装置が記載されている。また、弁の構造として、特許文献2には、異なる流量特性が得られる2つの流通口をボール弁体に形成した技術が記載されている。
特許第2836046号公報 特開平4−285373号公報
しかしながら、特許文献1に記載の弁には流量調整機能がないため、水を少量排出させての異物混入のチェック作業等を行うには不向きとなる。また、特許文献2に記載の弁は流通口の大きさが2段階に固定されているので、任意の流量が得られない。さらに異物等が流通口に目詰まりした際に取り除くのが困難となる。
本発明は、小型で、高い止水機能と小流量から大流量までにわたる良好な流量調整機能とが得られる洗浄栓を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、流路を開閉する主弁と、前記主弁の二次側に設けられ、流量を調節する流量絞り弁と、を弁箱に一体に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、主弁による高い止水機能と流量絞り弁による良好な流量調節機能とを簡単な構造で確保でき、洗浄栓の小型化、設置空間の省スペースを図ることができる。
また、本発明は、前記流量絞り弁は、周面に形成された通水口により流路を開く円筒状の絞り弁体を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、いわゆるコック弁構造となるので、小流量から大流量まで無段階の流量調整が可能となり、弁開度が解りやすくなって良好な流量調節機能を得ることができる。
また、本発明は、前記通水口には、前記絞り弁体の円周方向の位置によって開口幅の異なる幅変化部を有する微調整部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、通水口が一気に開放することがなく、排出流量を少量とした場合の微調整を容易に行うことができる。
また、本発明は、前記微調整部は、前記通水口の縁から円周方向に離れるにしたがい開口幅が狭くなるように切り欠かれた幅変化切欠き部と、前記幅変化切欠き部の先端から一定の狭小の開口幅で円周方向に延びるスリット部と、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、エアー抜きや、少量排出時での異物混入チェック、濁水チェックを良好に行うことができる。たとえスリット部に異物が詰まったとしても、絞り弁を操作して通水面積を増やすことで、増大した流量により異物を容易に取り除くことができる。
また、本発明は、前記絞り弁体は、表面処理が施されていることを特徴とする。
本発明によれば、絞り弁体の摺動性を高めることができる。
また、本発明は、前記弁箱には、前記主弁と前記流量絞り弁との間に形成される横向きの弁間流路と、接合フランジを有した下向きの一次側流路と、継手を取り付ける雌ねじが形成された上向きの二次側流路と、が形成され、前記主弁を開閉する主弁操作ハンドル部が、鉛直方向を回転軸方向として前記弁箱の上部に設けられ、前記流量絞り弁を開閉する操作ハンドルレバーが、水平方向を回転軸方向として前記流量絞り弁の側部に上方に延びるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、洗浄栓の小型化や、配水管側との接続の簡略化を図れる。また、主弁の開閉の操作性と、流量絞り弁の絞り開度の調整のしやすさとが良好になる。
また、本発明は、前記継手は、町野式カップリングオスであることを特徴とする。
本発明によれば、汎用性のある町野式カップリングを用いて排水パイプ等を容易に洗浄栓に接続できる。
本発明の洗浄栓によれば、小型で、高い止水機能と小流量から大流量までにわたる良好な流量調整機能とが得られる。
本発明に係る洗浄栓の正面断面図である。 図1におけるA−A断面図(但し、絞り弁体は全閉状態)である。 本発明に係る洗浄栓の分解斜視図である。 流量絞り弁の平面図である。 流量絞り弁の平面図における作用説明図である。 本発明に係る洗浄栓の使用形態を示す正面図である。 流量絞り弁の微調整部の第1変形例を示す平面図である。 流量絞り弁の微調整部の第2変形例を示す平面図である。 流量絞り弁の微調整部の第3変形例を示す平面図である。
図1ないし図3に示すように、本発明に係る洗浄栓1は、弁箱2と、弁箱2内に設けられ流路を開閉する主弁3と、弁箱2内において主弁3の二次側に設けられ、流量を調節する流量絞り弁4と、を備えている。
「弁箱2」
弁箱2は、主弁3が収容される主弁収容部2Aと、主弁収容部2Aから鉛直方向の軸心O1を中心として下方に延びる円筒状の一次側筒部2Bと、流量絞り弁4が収容される絞り弁収容部2Cと、絞り弁収容部2Cから鉛直方向の軸心O2を中心として上方に延びる円筒状の二次側筒部2Dと、水平方向の軸心O3を中心として横向きに延び主弁収容部2Aと絞り弁収容部2Cとを連通する円筒状の弁間筒部2Eと、を備えた形状からなる。
一次側筒部2Bの内部には一次側流路5が形成され、弁間筒部2Eの内部には弁間流路6が形成され、二次側筒部2Dの内部には二次側流路7が形成される。一次側筒部2Bの下端には径外方向に延びる接合フランジ2Fが形成されている。二次側筒部2Dには雌ねじ2Gが形成されている。雌ねじ2Gには、ワンタッチ式の継手として町野式カップリングオス41の下端の雄ねじ部42が螺合される。町野式カップリングオス41の上部開口には、洗浄栓1の不使用時に図示しない蓋が取り付けられる。また、常閉する場合は、蓋43(図3)が螺合或いは単に被せる態様で取り付けられる。蓋43と町野式カップリングオス41との間には適宜にOリング等のシール部材が介設される。これにより、万が一主弁3に不具合が生じた場合であっても蓋43により漏水を防止でき、外部から弁箱2内への異物の混入も阻止できる。また、雌ねじ2Gには、他の継手等を使用することもできる。
主弁収容部2Aには、主弁3を内部に組み入れるために、軸心O3を中心とする開口部8が形成されている。開口部8には雌ねじが形成され、当該雌ねじに弁体押さえ蓋9が螺合されている。主弁収容部2Aと弁体押さえ蓋9との間にはOリング10が介設される。絞り弁収容部2Cにも、流量絞り弁4を内部に組み入れるために、軸心O4を中心とする開口部11が形成されている。軸心O4は、軸心O2および軸心O3との直交軸に平行な軸心であって、軸心O2よりも軸心O1側で且つ軸心O3よりも下側を通る軸心である。開口部11には雌ねじが形成され、当該雌ねじに、絞り弁収容部2Cを閉じる蓋12が螺合されている。絞り弁収容部2Cと蓋12との間にはOリング13が介設される。
「主弁3」
主弁3は基本的に全閉状態或いは全開状態で使用されることから、ボール弁とすることが好ましい。本実施形態の主弁3は、L型流路を有するボール弁体14を備える。弁間筒部2Eの一次側には軸心O3を中心としてリング状の弁座15が組み付けられ、弁体押さえ蓋9にも軸心O3を中心としてリング状の弁座16が組み付けられている。弁座15,16は樹脂や合成ゴム等で構成されている。ボール弁体14の上部には角形等の係合孔14Aが形成され、この係合孔14Aには弁棒17の下端の係合突部17Aが軸心O1回りにボール弁体14と一体回転するように係合している。
主弁収容部2Aの上部には弁棒17の下部周りを支承する筒部2Hが突設され、弁棒17と筒部2Hとの間にはOリング18が介設されている。弁棒17には鍔部17Bが形成され、この鍔部17Bが、筒部2Hの雄ねじに螺合させたナット19と筒部2Hの上端面とで回転可能な程度に挟まれることで、弁棒17の軸心O1方向の位置決めがなされる。図3において、筒部2Hには切欠き2Kが形成されており、鍔部17Bの外周に形成した図示しないストッパ凸部が切欠き2Kの端部に当接することで、ボール弁体14の軸心O1回りの回転範囲が規制される。弁棒17の上端には、主弁操作ハンドル部としての円筒状のヘッド部材20が軸心O1回りに一体回転可能に取り付けられている。ヘッド部材20の上端は四角柱状等を呈した係合部とされ、図6に示すように、開閉ハンドル工具21の下端が一体回転可能に外嵌する。
「流量絞り弁4」
図1〜図4を参照して、流量絞り弁4は、周面に形成された通水口22により流路を開く円筒状の絞り弁体(コック)23を備えている。絞り弁体23は、軸心O4を回転中心とする弁体であって、両端面が閉じた円筒形状を呈しており、一端面には弁棒24が突設されている。絞り弁体23の材質は金属、樹脂等である。絞り弁体23を金属とした場合、絞り弁収容部2Cとの摺動が良好となるようにフッ素樹脂コーティング等の表面処理を施すことが好ましい。表面処理としては、鍍金等であってもよい。絞り弁体23と弁棒24とは一体に成形されたものでもよいし、別部材同士が一体に組み付けられたものでもよい。
絞り弁体23は、弁棒24側から開口部11を通して絞り弁収容部2Cに収容される。絞り弁収容部2Cの側部には弁棒24の基端周りを支承する筒部2Jが横向きに突設されており、弁棒24と筒部2Jとの間にはOリング25が介設されている。弁棒24の先端には、操作ハンドルレバー26がボルト27、ワッシャ28により一体回転可能に連結される。操作ハンドルレバー26は、直線状に延びる棒状部材である。弁棒24の周面にはストッパピン29が突設されているとともに、筒部2Jの上部には、ストッパピン29を約90°の回転範囲で規制するための切欠き30が形成されている。
以上により、操作ハンドルレバー26は、水平方向に沿う軸心O4を回転軸方向として弁箱2の側部に上方に延びるように設けられる。作業者は、操作ハンドルレバー26を、鉛直方向に対して一方側(主弁3に近づく側)に45°傾倒した位置を絞り全閉位置、他方側(主弁3から遠ざかる側)に45°傾倒した位置を絞り全開位置として、その間の90°の範囲で回転操作し、流量を調節する。
通水口22は、絞り弁体23の略全長にわたり一定の開口幅L1(図4)を有して、周方向に90°弱程度の切欠き範囲角度θ(図1)で絞り弁体23の周面に形成されており、開状態のとき弁間流路6と二次側流路7とを連通する。開口幅L1および切欠き範囲角度θの値は適宜に設定される。二次側流路7に臨む通水口22の円周方向端部の縁22Aには、絞り弁体23の円周方向の位置によって開口幅の異なる幅変化部31を有する微調整部32が形成されている。
本実施形態の微調整部32は、図4に示すように、幅変化部31として、縁22Aから絞り弁体23のP方向(図1)に向かうにしたがい、つまり縁22Aから円周方向に離れるにしたがい開口幅L2が狭くなるように切り欠かれた幅変化切欠き部33と、幅変化切欠き部33の先端から一定の狭小の開口幅L3で円周方向に延びるスリット部34とを備えて構成されている。「絞り弁体23のP方向」とは、流路を開くときの絞り弁体23の回転方向である。「絞り弁体23のQ方向」とは、流路を閉じるときの絞り弁体23の回転方向である。幅変化切欠き部33は、開口幅L1の約1/3程度の寸法で縁22Aの中程に切り欠かれており、そこからP方向に向かうにしたがい開口幅L2が狭くなるように二等辺三角形状に形成されている。二等辺部は直線でもよいし曲線でもよい。幅変化切欠き部33の先端には、円周方向に延びるスリット部34が形成されている。スリット部34の先端はR形状等に形成されている。
「作用」
洗浄栓1の使用形態の一例を説明する。図6に示すように、地中に埋設された上水道の配水管50の末端には、立上げ配管52が地表Gに向け鉛直状に配置されている。地中には上下が開口した洗浄栓収容ボックス51が埋設され、立上げ配管52の上端周りは下方の開口部から洗浄栓収容ボックス51の内部に位置している。立上げ配管52の上端にはフランジ53が形成されており、このフランジ53に接合フランジ2Fがボルトおよびナットで接合されることで、洗浄栓1が洗浄栓収容ボックス51の内部において立上げ配管52の上端に固定されている。洗浄栓1の不使用時には、主弁3と流量絞り弁4とは共に全閉状態であり、地表Gに臨む洗浄栓収容ボックス51の上部開口部も図示しない蓋材により閉じられている。
洗浄栓1の使用時には、作業者は前記蓋材を開き、町野式カップリングオス41から蓋を外して、排水パイプ54をその下端のカップリングメス55で連結する。排水パイプ54は地表Gから上方に突出して鉛直状に起立する。排水パイプ54の上端には横向きの排出口57が形成されている。開閉ハンドル工具21によりヘッド部材20を平面視で右回りに回転操作し、主弁3を全開状態にして一次側流路5と弁間流路6とを連通させる。次いで、操作ハンドルレバー26の回転操作により弁間流路6から二次側流路7に流れる水の流量を調節する。
主に図5を参照して微調整部32の作用について説明する。操作ハンドルレバー26がQ方向側に倒れているとき、図5(a)に示すように、二次側流路7は絞り弁体23の周面により閉じられている。操作ハンドルレバー26をP方向に僅かに回転操作すると、図5(b)に示すように、先ずスリット部34のみが二次側流路7に臨む。これにより、水が排水パイプ54の排出口57から急激に噴き出すことなく、配水管50の内部に溜まったエアーを排出口57から逃がすことができる。
操作ハンドルレバー26をさらにP方向に僅かに回転操作すると、図5(c)に示すように、幅変化切欠き部33も二次側流路7に臨み、排出口57から水が少量排出される。幅変化切欠き部33の通水面積で流量を変える構造としたことにより、所望の流量の微調整を容易に行うことができる。この水の少量排出時では、異物混入チェック等が行われる。
次いで、配水管50の洗浄を行うときは、例えば排水パイプ54の排出口57にホース56を連結する。そして、操作ハンドルレバー26をさらにP方向に回転操作すると、図5(d)〜(f)のように通水口22も連通することで排出流量が増え、配水管50内の洗浄が行われる。図5(f)は最大流量時の状態である。そして、再び図5(c)のように少量排出させて、異物混入チェック、濁水チェック等を行い、洗浄作業が完了したか否かを判断する。操作ハンドルレバー26の操作で、流量を調節するのと同時に流速も可変させられるため、立上げ配管52を特許文献1のように細い径にする必要もなく、配水管50と同口径もしくは同径に近い口径で配管することができる。したがって、洗浄栓1の設置場所の水圧等の条件にさほど左右されることなく、小流量から大流量までにわたり無段階のスムーズな排出が可能となる。
以上のように、流路を開閉する主弁3と、主弁3の二次側に設けられ、流量を調節する流量絞り弁4とを弁箱2に一体に備えた洗浄栓1としたことにより、主弁3による確実な止水機能と流量絞り弁4による良好な流量調節機能とを簡単な構造で確保でき、洗浄栓1の小型化、設置空間の省スペースを図ることができる。
流量絞り弁4は、周面に形成された通水口22により流路を開く円筒状の絞り弁体23を備える構成とすれば、いわゆるコック弁構造となるので、小流量から大流量まで無段階の流量調整が可能となり、弁開度が解りやすくなって良好な流量調節機能を得ることができる。
通水口22には、絞り弁体23の円周方向の位置によって開口幅の異なる幅変化部31を有する微調整部32が形成される構成とすれば、通水口22が一気に開放することがなく、排出流量を少量とした場合の微調整を容易に行うことができる。
特に、微調整部32として、通水口22の縁22Aから円周方向に離れるにしたがい開口幅L2が狭くなるように切り欠かれた幅変化切欠き部33と、幅変化切欠き部33の先端から一定の狭小の開口幅L3で円周方向に延びるスリット部34とを備えるように構成すれば、エアー抜きや、少量排出時での異物混入チェック、濁水チェック等を良好に行うことができる。たとえスリット部に異物が詰まったとしても、絞り弁を操作して通水面積を増やすことで、増大した流量により異物を容易に取り除くことができる。
また、弁箱2として、主弁3と流量絞り弁4との間に形成される横向きの弁間流路6と、接合フランジ2Fを有した下向きの一次側流路5と、継手(町野式カップリングオス41)を取り付ける雌ねじ2Gが形成された上向きの二次側流路7とを備える構成としたことで、洗浄栓1の小型化、立上げ配管52に対する設置の簡略化、排水パイプ54の接続の簡略化を図れる。継手を弁箱2に螺合させることで、万が一、継手の挿し口部が変形、破損したとしても、弁箱2はそのままに継手のみを交換すれば済む。さらに主弁3を開閉する主弁操作ハンドル部(ヘッド部材20)を、鉛直方向を回転軸方向として弁箱2の上部に設け、流量絞り弁4を開閉する操作ハンドルレバー26を、水平方向を回転軸方向として流量絞り弁4の側部に上方に延びるように設ける構成としたことで、主弁3の開閉の操作性と、流量絞り弁4の絞り開度の調整のしやすさとが良好になる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。微調整部32としては上述した形状以外のものでもよい。図7は、微調整部32の第1変形例を示し、通水口22がP方向に向かうにしたがい、一方側のみ傾斜しながら狭くなるように形成されている。図8は、微調整部32の第2変形例を示し、通水口22がP方向に向かうにしたがい、両側が曲線を描きながら狭くなるように形成されている。図9は、微調整部32の第3変形例を示し、通水口22からP方向に向かうにしたがい、大径の半円35A、中径の円孔35B、小径の円孔35Cが形成されている。これらの変形例によっても、少量排出の微調整を良好に行うことができる。
また、微調整部32は、弁間流路6に臨む通水口22の円周方向端部の縁に形成してもよく、両方の縁に形成してもよい。
1 洗浄栓
2 弁箱
2F 接合フランジ
2G 雌ねじ
3 主弁
4 流量絞り弁
5 一次側流路
6 弁間流路
7 二次側流路
14 ボール弁体
20 ヘッド部材(主弁操作ハンドル部)
22 通水口
22A 縁
23 絞り弁体
24 弁棒
26 操作ハンドルレバー
31 幅変化部
32 微調整部
33 幅変化切欠き部
34 スリット部
41 町野式カップリングオス(継手)

Claims (7)

  1. 流路を開閉する主弁と、
    前記主弁の二次側に設けられ、流量を調節する流量絞り弁と、
    を弁箱に一体に備えたことを特徴とする洗浄栓。
  2. 前記流量絞り弁は、周面に形成された通水口により流路を開く円筒状の絞り弁体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄栓。
  3. 前記通水口には、前記絞り弁体の円周方向の位置によって開口幅の異なる幅変化部を有する微調整部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の洗浄栓。
  4. 前記微調整部は、
    前記通水口の縁から円周方向に離れるにしたがい開口幅が狭くなるように切り欠かれた幅変化切欠き部と、
    前記幅変化切欠き部の先端から一定の狭小の開口幅で円周方向に延びるスリット部と、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の洗浄栓。
  5. 前記絞り弁体は、表面処理が施されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の洗浄栓。
  6. 前記弁箱には、前記主弁と前記流量絞り弁との間に形成される横向きの弁間流路と、接合フランジを有した下向きの一次側流路と、継手を取り付ける雌ねじが形成された上向きの二次側流路と、が形成され、
    前記主弁を開閉する主弁操作ハンドル部が、鉛直方向を回転軸方向として前記弁箱の上部に設けられ、
    前記流量絞り弁を開閉する操作ハンドルレバーが、水平方向を回転軸方向として前記流量絞り弁の側部に上方に延びるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の洗浄栓。
  7. 前記継手は、町野式カップリングオスであることを特徴とする請求項6に記載の洗浄栓。
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