JPH0331879Y2 - - Google Patents

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JPH0331879Y2
JPH0331879Y2 JP1985021033U JP2103385U JPH0331879Y2 JP H0331879 Y2 JPH0331879 Y2 JP H0331879Y2 JP 1985021033 U JP1985021033 U JP 1985021033U JP 2103385 U JP2103385 U JP 2103385U JP H0331879 Y2 JPH0331879 Y2 JP H0331879Y2
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valve body
check valve
valve
water
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として上水道に使用されるボール
式止水栓の改良に関し、逆流防止機能と流量調節
機能とを兼ね備えたボール式止水栓に係る。
〔従来の技術〕
逆流防止機能を備えたボール式止水栓は本考案
者によつて既に提案(実開昭60−191771号)され
ている。この止水栓はボール栓室に連設させて逆
止弁室を設け、この逆止弁室に逆止弁体を収容
し、この逆止弁体の背面にコイルバネによる弾性
押圧力を付与して、逆止弁体が常時、閉弁方向に
付勢されるようにしたものである。
同様の止水栓は特開昭58−128576号にも示され
ている。この止水栓では逆止弁体が球形であり、
この球形弁体が自重によつて、流水口弁座に接触
して、逆流を阻止する形式である。
また、逆流防止機能を有する単なる流量調節弁
は実公昭8−6818号などとして提案され、かつ、
従来から広く実施されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の止水栓は、いずれも止水
機構が1段である。この為、止水機能が2段で、
主栓と副栓とを有するもののような、副栓を閉め
て、主栓部の修理などを行うことができない。
また、前記実開昭60−191771号や実開昭58−
128576号のものでは、全開・全閉の切替操作は可
能であるが、中間での流量調節ができない点に難
がある。更に、実開昭58−128576号のものでは、
逆止弁体が球形であるので、弁体の下面を流れる
流速によつてはダウンプル現象が発生して、球形
の弁体が激しい上下運動を起こし、乱流、脈動
圧、異常音などが発生する欠点がある。
本考案はこのような点に鑑み、逆流防止付きの
ボール式止水栓に流量調節機能をも持たせると共
に、逆止弁体のダウンプル現象を防止し、流れを
安定させることのできるボール式止水栓を提供せ
んとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のボール式止水栓の技術的手段は、ボー
ル栓室と逆止弁室とを有する栓胴と、ボール栓室
内に開閉操作自在に装填された栓体と、逆止弁室
内に移動自在に収容された逆止弁体と、逆止弁体
に背面押圧力を加える弾性部材と、位置調節自在
な弁体押え装置とからなり、前記逆止弁体は下端
面閉鎖の円筒状で、逆止弁室の内壁面に上下摺動
自在に支持されており、また、前記弁体押え装置
は弁棒と弁体押えとで構成され、弁棒と弁体押え
とは螺合していて、弁棒を回転させると、弁体押
えが逆止弁室内で上下方向に移動し、前記弾性部
材は逆止弁体と弁体押えとの間に介装されてい
て、開弁時には逆止弁体は弾性部材の付勢力に抗
して上昇して弁体押えに当接するようになり、更
に、弁棒の軸芯部には貫通状に空気抜き孔が設け
られ、この空気抜き孔の外方端は止めビスによつ
て開放自在に閉鎖されていることにある。
〔作用〕
本考案のボール式止水栓ではボール栓体を回動
操作することにより、栓が開閉する。逆止弁体に
は弾性部材による背面押圧力が加えられているの
で、水が順方向に流れる場合には、水圧によつて
逆止弁体が押上げられ通水し、反対に水が逆方向
に流れようとする場合には、逆止弁体は通水口を
閉鎖して、逆流を阻止する。弁体押えの位置を変
えることにより、開弁時の弁体の位置が変り、開
口量が変動して、通水量が変る。従つて、弁体押
えの位置を調節することによつて、通水量の調節
を行うことができる。
逆止弁体は下端面閉鎖の円筒状であつて、内部
は中空である。この為、使用状態では逆止弁体の
内部に常に水が充満している。従つて、逆止弁体
が上昇移動せんとする時には、この水が緩衝材と
しての役割を果し、移動が緩慢になり、この結
果、1次側からの水撃圧や脈動圧などを吸収する
効果が生じ、またダウンプル現象を起こさず、異
常音の発生もない。
また、空気抜き孔の止めビスを外すことによ
り、ここから空気抜きを行うことができ、更に、
ここに圧力計を取付けることによつて、水圧の測
定を行うことも可能である。
〔実施例〕
本考案の止水栓の実施例を図面について説明す
る。1は栓胴であり、ボール栓室2と逆止弁室3
とを有する。ボール栓室2には通水孔5が穿設さ
れたボール栓体4が回転自在に装填されている。
6はボールシート、7はボール押えである。栓胴
1には水の流入口8が形成されていて、この流入
口8は栓室2に通じており、ボール栓体4が開栓
状態にある時は、流入口8から入つた水は栓体の
通水孔5を通つて逆止弁室3へと流れる。9は栓
室2と弁室3との間の通水口である。ボール栓体
4は90゜回転させることによつて、開閉の切替が
できる。10は栓棒で、ボール栓体4に一体的に
固着されている。11は栓棒10に植設されたピ
ン、12は90゜の切欠であつて、開閉両端位置を
規制するストツパーの役割を果す。13は栓棒押
え、14は操作ハンドル、15はハンドルキヤツ
プである。ハンドル14は栓棒10の端の結合部
に嵌着させ、ハンドルキヤツプ15で固定され
る。このハンドル14はキヤツプ15を外すこと
によつて取外すことができ、ハンドル14を取外
しておくことにより、盗水を防止できる。
逆止弁室3には逆止弁体16が上下動自在に収
容されている。逆止弁体16は下端面が閉鎖の円
筒状であり、内部は中空である。弁体16の下端
面にはパツキン17が取付けられている。弁体1
6の背面にはバネ18が作用していて、弁体16
には常時、閉弁方向への弾性押圧力が付与されて
いる。19は逆止弁室3の蓋体で、栓胴1に螺合
固定されている。蓋体19の内面は逆止弁体16
の摺動案内面20になつている。蓋体19には弁
棒21が回転自在に取付けられていて、この弁棒
21にはネジ部22が形成され、このネジ部22
には弁体押え23が螺合している。また蓋体19
の摺動案内面20には縦溝24が形成され、この
縦溝24に弁体押え23の側面の突起部25が嵌
入している。従つて、弁体押え23の回転が阻止
されるので、弁棒21が回転させられると弁体押
え23は上下方向に移動するようになる。また、
この縦溝24は逆止弁体16が上下動する際の通
水孔の役目を果す。即ち使用時には逆止弁体16
の内外には水が充満していて、逆止弁体16の外
面と、蓋体19の摺動案内面20とはほぼ密接し
ているので、逆止弁体16の上下動時にはこの縦
溝24を通つて水が流出することになる。弁体押
え23には逆止弁体16が開弁時に水圧によつて
押上げられて当接する。従つて、弁体押え23の
位置を上下方向に移動させることによつて開弁状
態の逆止弁体16の位置が変り、開口量を調節で
きる。26は緩衝材で、弁体衝突時の衝撃力を吸
収する。27は弁棒21の上端に取付けられたハ
ンドル、28は止めリングである。弁棒21には
軸中心部を貫通するように空気抜き孔29が形成
されていて、逆止弁室3内の空気を外部に放出で
きるようになつている。また、側面方向にも空気
抜き孔30が形成されていて、側面部からも空気
抜きができるようになつている。空気抜き孔29
の上端には止めビス31が設けられていて、空気
抜き孔30を遮蔽できるようになつている。また
この止めビス31はハンドル29の固定の役割を
も兼ねている。32は流出口で、逆止弁室3と連
通している。この流出口32には伸縮継手33が
取付けられている。34は移動自在なスリーブ、
35は固定用袋ナツト、36はグランドパツキ
ン、37は抜け止めリーフ、38は連結用袋ナツ
トである。
以上のような止水栓では、ボール栓体4が開栓
位置にあると、流入口8から入つた水は栓体4の
孔5を通り、通水口9に達する。通水口9の端面
には逆止弁体16がバネ18の力で圧着させられ
ているが、バネ18の力は比較的弱いので、水圧
によつて弁体16は押上げられ、水は逆止弁室3
から流出口32でと流れる。また、何等かの原因
によつて水が逆流した場合には、弁体16がバネ
18の力で下降して、通水口9の端面に圧着し、
通水口9を塞ぎ、水が逆流するのを防止する。こ
の際、弁体16はバネの力で押圧されるので、逆
止作用が確実で、例えば、自重のみによるもので
は止水栓の据付け角度によつて逆止作用が生じな
くなるが、本装置の場合には止水栓を傾斜させて
据付けても、逆止作用に支障がない。ハンドル1
4を旋回させてボール栓体4の位置を90゜回転さ
せれば、水路を遮断することができる。また袋ナ
ツト15を緩めて外し、ハンドル14を抜き取つ
ておけば、栓の開閉操作ができなくなるので、新
規造成地などに於ける入居前の盗水を防止でき
る。更にハンドル27を回転させれば、弁棒21
は同位置で回転するが、この弁棒21と螺合し、
且つ、回転阻止された状態にある弁体押え23は
上下方向に移動し、逆止弁体16の開口量を調節
できる。従つて、水道の水圧の高低に応じて弁体
押え23の位置を制御し、通水量を調節すること
ができる。更に止めビス31を取外せば、栓内と
外部とが連通状態になるので、栓内及び管路内に
滞留する空気をここから抜き取ることができる。
工事施工後には栓や管路内に空気が残留し、この
ままで配水を行えば、ウオーターハンマー現象や
ノツキング現象が起き易く、また、水道メーター
での計量が不正確になるなどの問題がある。この
為、従来は工事完了後に家庭内の給水器具などか
ら残留空気を抜いていたが、留守宅などの場合に
はこれも不可能であり、空気抜きに困ることが多
かつた。しかし、本止水栓の場合には簡単に空気
抜きが可能で、施工上非常に便利である。また、
この空気抜き孔29は配管内の水圧を測るための
圧力計の接続口としても利用可能である。
なお、前記止水栓に於いては、弁体押え23を
内ネジ式として、ハンドル27の回転に伴う弁棒
21の上下動がないように配慮されているがこれ
は止水栓ケースの高さを考慮したためである。ま
た、弁棒21が上下動しない為に、土砂のかみ込
みがなくなり、ここからの漏水の発生を防止でき
る効果もある。このような配慮の必要のない場合
には、通常の雄ネジ式とすることが可能である。
即ち、弁棒と弁体押えとを一体となし、弁棒を蓋
体に直接螺合させる形式である。この場合にはハ
ンドルの回転に伴つて弁棒が上下移動することに
なるが、構造は簡単なる。
〔考案の効果〕
本考案の止水栓では、弁体押えの位置を調節す
ることによつて、逆止弁体の開口量を加減でき、
これにより流量の調節ができるから、たとえば水
道の水圧などに合わせて通水量の調節をすること
ができる。また、本考案では、逆止弁体は下端面
閉鎖の円筒状で、内部が中空であり、使用状態で
は逆止弁体の内部に水が充満しているので、逆止
弁体の移動時にはこの水が緩衝材となり、1次側
からの水撃圧や脈動圧を吸収する効果を果す他、
ダウンプル現象が起こらず、逆止弁体の動きが安
定する。この結果、異常音の発生がなく、かつ、
止水栓の下流側に接続設置した水道用量水器の誤
針を防止できる。更に、本考案では空気抜き孔が
設けられているので、工事完了後などに配管路中
の空気を容易に抜き取ることができるから、施工
上非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の止水栓の実施例を示し、第1図
は縦断正面図、第2図は要部を断面であらわした
側面図である。 1……栓胴、2……ボール栓室、3……逆止弁
室、4……ボール栓体、5……通水孔、8……流
入口、9……通水口、10……栓棒、14……操
作ハンドル、16……逆止弁体、17……パツキ
ン、18……バネ、19……蓋体、20……摺動
案内面、21……弁棒、22……ネジ部、23…
…弁体押え、24……縦溝、25……突起部、2
7……ハンドル、29,30……空気抜き孔、3
1……止めビス、32……流出口、33……伸縮
継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボール栓室と逆止弁室とを有する栓胴と、ボー
    ル栓室内に開閉操作自在に装填された栓体と、逆
    止弁室内に移動自在に収容された逆止弁体と、逆
    止弁体に背面押圧力を加える弾性部材と、位置調
    節自在な弁体押え装置とからなり、前記逆止弁体
    は下端面閉鎖の円筒状で、逆止弁室の内壁面に上
    下摺動自在に支持されており、また、前記弁体押
    え装置は弁棒と弁体押えとで構成され、弁棒と弁
    体押えとは螺合していて、弁棒を回転させると、
    弁体押えが逆止弁室内で上下方向に移動し、前記
    弾性部材は逆止弁体と弁体押えとの間に介装され
    ていて、開弁時には逆止弁体は弾性部材の付勢力
    に抗して上昇して弁体押えに当接するようにな
    り、更に、弁棒の軸芯部には貫通状に空気抜き孔
    が設けられ、この空気抜き孔の外方端は止めビス
    によつて開放自在に閉鎖されているボール式止水
    栓。
JP1985021033U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH0331879Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5674591B2 (ja) * 2011-08-17 2015-02-25 株式会社光明製作所 二次側止水機能付止水栓
CN109611574B (zh) * 2018-11-28 2019-12-10 江苏海达船用阀业有限公司 一种带有调节压力装置的复合球阀

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128576A (ja) * 1982-01-25 1983-08-01 Kitamura Gokin Seisakusho:Kk 多目的ボ−ル弁装置

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