JP2019077284A - タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

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茂 田辺
Shigeru Tanabe
茂 田辺
真久 古山
Masahisa Furuyama
真久 古山
邦人 大瀬
Kunito Ose
邦人 大瀬
和博 北原
Kazuhiro Kitahara
和博 北原
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Abstract

【課題】使用時における滑り止め本体とワイヤガイド部材の、タイヤに対するズレ量を一致させることを課題とする。【解決手段】地面と接地するトレッド部と、前記トレッド部からタイヤの内側に形成される内側脚部と、前記トレッド部からタイヤの外側に形成される外側脚部とを有する滑り止め本体と、前記滑り止め本体をタイヤに密着させる引締め手段を有し、更に前記滑り止め本体の一方の端部の位置に、前記滑り止め本体の幅方向に向かって引締め手段用ワイヤが挿通可能なワイヤガイド部が形成され、引締め手段用ワイヤの引き締め動作によって前記滑り止め本体の一方の端部の位置に配置されたワイヤガイド部材と前記他方の端部の位置が、前記内側脚部位置と前記外側脚部位置の両方の位置で、近接するように構成されたタイヤ滑り止め装置において、前記ワイヤガイド部材に、走行時におけるタイヤの表面との相対的な移動に対する制御手段を設ける【選択図】図1

Description

本発明は、降雪時などに車両のタイヤに装着するタイヤ滑り止め装置に係り、特に滑り止め本体がゴムやプラスチックなどの非金属によって形成してあるタイヤ滑り止め装置に関する。
本発明に関する従来のタイヤ滑り止め装置として、特開2001−71728号では、図26に示すように、ネット状のタイヤ滑り止め本体601と、これらの両端を互いにタイヤの内側位置で連結する連結具602a、602bと、両端を互いにタイヤの外側位置で連結する連結具603a、603bを有し、前記滑り止め装置は、前記タイヤ滑り止め本体601のタイヤの外側位置への配置部分に、両端間の距離を縮小して、前記滑り止め装置をタイヤに密着させるために締付けロック機構604が配置されるように構成されている。
しかしながら、前記従来のタイヤ滑り止め装置では、タイヤへの装着の際、タイヤ滑り止め本体の両端を互いに連結する連結具602a、602b、603a、603bが、タイヤの内側位置とタイヤの外側位置に夫々設けられており、特に腕が入る隙間が狭く、泥などの汚れが付着しやすいタイヤの内側位置での前記連結具602a、602bの接続は、作業性が悪く、また衣服を汚してしまう不具合があった。
前記の従来技術の不具合を解決可能な構成として、特開2015−112982号では、図27に示すように、地面と接地するトレッド部4と、前記トレッド部4からタイヤ500の内側に形成される内側脚部5(図28参照)と、前記トレッド部4からタイヤ500の外側に形成される外側脚部6とを有する滑り止め本体と、前記滑り止め本体1をタイヤ500に密着させる引締め手段を有するタイヤ滑り止め装置において、更に前記滑り止め本体の一方の端部11の位置に、前記滑り止め本体1の幅方向に向かって引締め手段用ワイヤ71が挿通可能なワイヤガイド部21が形成され、引締め手段用ワイヤ71の引き締め動作によって前記滑り止め本体1の一方の端部11の位置に配置されたワイヤガイド部材2と対向端部12の位置が、前記内側脚部位置と前記外側脚部位置の両方の位置で、近接するように構成されたタイヤ滑り止め装置が開示されている。
このタイヤ滑り止め装置は、タイヤ500への装着の際に、タイヤ500の内側位置を連結具によって連結する作業が不要であり、腕等の汚れを回避できると共に、作業性を向上させることができる。
特開2015−112982号で開示されるタイヤ滑り止め装置においては、滑り止め本体1とワイヤガイド部材2の2種類のトレッド部を有する部品が配置されるが、タイヤの円周方向に対する前記ワイヤガイド部材2の幅は、前記滑り止め本体1よりも狭く形成されるため、タイヤ滑り止め装置をタイヤ500に装着して走行する際にタイヤの幅方向の中心位置に対してワイヤガイド部材2の表側と裏側で、タイヤとの円周方向のズレ量に差が出ることによって、図28示すようにタイヤ500に対してワイヤガイド部材2が曲がった状態になってしまい、この曲がった状態で走行を継続すると、ワイヤガイド部材2にタイヤ500の表側若しくは裏側に移動する力が作用するため、タイヤ滑り止め装置が、表側若しくは裏側に移動することで製品寿命が短くなる欠点があった。
更に、ワイヤガイド部材2は引締め手段用ワイヤ71によって、タイヤ500への押し付け力がトレッド部22にも直接作用するため、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22は、踏み込み開始側の端部位置は、地面の踏み込みが終了する際に、踏み込み開始側の端部位置がタイヤ500に引っかかりやすく、タイヤ500に対するワイヤガイド部材2のズレ量が、滑り止め本体1よりも少なくなり、その結果、使用時に前記滑り止め本体1からワイヤガイド部材2が過度に離間してしまうことによって走行性能が低下し、更に前記滑り止め本体1から前記ワイヤガイド部材2が過度に離間した状態では前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23と外側脚部24に図29に示すように浮きが生じ乗り心地を悪化させる欠点があった。
特開2001−71728号公報 特開2015−112982号公報
使用時においてタイヤの円周上に、滑り止め本体とワイヤガイド部材が夫々配置されるタイヤ滑り止め装置において、走行時にタイヤの幅方向の中心位置に対してワイヤガイド部材の表側と裏側で、円周方向のズレ量を一致させることを課題とする。更に、走行時のタイヤに対する滑り止め本体のズレ量と、ワイヤガイド部材のズレ量を一致させることを課題とする。
本発明のタイヤ滑り止め装置は、 タイヤ円周方向に対して装着する少なくとも1組の帯状の滑り止め本体を有し、前記滑り止め本体は、地面との接地部が表面に形成されるトレッド部と、前記滑り止め本体のトレッド部からタイヤの内側の幅方向に形成される複数の内側脚部と、前記滑り止め本体のトレッド部からタイヤの外側の幅方向に形成される複数の外側脚部と、を有し、少なくとも1本の引締め手段用ワイヤを引き締めて、前記滑り止め本体をタイヤに密着させるための引締め手段と、を有するタイヤ滑り止め装置において、前記滑り止め装置の引締め手段は、タイヤの幅方向に向かって引締め手段用ワイヤが通過可能なワイヤガイド部が形成されたワイヤガイド部材を有し、前記ワイヤガイド部材のタイヤの円周方向の一方の側面が前記滑り止め本体の端部と近接した位置を維持するように構成され、前記ワイヤガイド部材は、地面との接地部が表面に形成されるトレッド部と、前記ワイヤガイド部材のトレッド部からタイヤの内側の幅方向に形成される内側脚部と、前記ワイヤガイド部材のトレッド部からタイヤの外側の幅方向に形成される外側脚部と、を有し、前記ワイヤガイド部は内側脚部および外側脚部の位置に夫々ワイヤ出入口が形成され、タイヤへの前記滑り止め装置の装着時において、滑り止め本体は前記ワイヤガイド部材の他方の側面と対向する位置に、滑り止め本体の対向端部が配置され、前記引締め手段による引締め動作によって、前記ワイヤガイド部材の内側脚部と前記滑り止め本体の対向端部の位置の内側脚部間の距離と、前記ワイヤガイド部材の外側脚部と前記滑り止め本体の対向端部の位置の外側脚部間の距離とが、共に近接するように構成され、 前記ワイヤガイド部材に、走行時におけるタイヤの表面との相対的な移動に対する制御手段が設けられていることを特徴とする。
前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤとの当接面に形成され、タイヤの幅方向の中央位置に対して実質的に対称に配置された凸部を有するとよい。
更に、前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤとの当接面に形成された凸部が、タイヤの円周方向に延びる、少なくとも一対のリブ状凸部からなるとよい。
更に、前記リブ状凸部は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部位置側よりも、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部位置側に、ずれて形成されるとよい。
更に、前記リブ状凸部の、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部位置は、前記トレッド部のタイヤの円周方向の端部と同一もしくは近接して形成されるとよい。
更に、前記リブ状凸部は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部形状が、曲面形状もしくは面取り形状に形成されるとよい。
更に、前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部形状が、タイヤの円周方向に対して当接するタイヤの曲率よりも大きい曲率で形成されるとよい。
更に、前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤの円周方向の幅よりも、前記ワイヤガイド部材の内側脚部および外側脚部の夫々のワイヤ出入口の位置におけるタイヤの円周方向の幅の方が大きく形成されるとよい。
更に、前記制御手段として、前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の内側脚部間に配置されるチューブ部材の長さが、前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ部材およびワイヤ巻取り機構の長さ、または、内側脚部間に配置されるチューブ部材の長さと外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ部材の長さの寸法比が、実質的に同一に形成されるとよい。
本発明のタイヤ滑り止め装置は、走行する際にタイヤの幅方向の中心位置に対してワイヤガイド部材の表側と裏側で、タイヤとの円周方向のズレ量に差が出ない構造であるため、滑り止め装置が、表側若しくは裏側に移動することで、製品寿命が短くなることを防止することができる。
更に、本発明のタイヤ滑り止め装置は、走行する際に、タイヤに対する滑り止め本体のズレ量と、ワイヤガイド部材のズレ量を同等にすることができるため、走行性能の低下を防止し、更に乗り心地を悪化させることを防止することができる効果を有する。
本発明の実施例の装着状態をタイヤの内側面から見た裏面図 本発明の実施例の装着状態をタイヤの外側面から見た正面図 本発明の実施例の装着状態をタイヤの左側面から見た左側面図 本発明の実施例の装着状態をタイヤの上面から見た平面図 図1の要部拡大図 図2の要部拡大図 図5のAA断面拡大図 図5のBB断面拡大図 図6のCC断面拡大図 図6のDD断面拡大図 図6のEE断面拡大図 図6のFF断面拡大図 図6のGG断面拡大図 本発明の実施例のワイヤガイド部材のタイヤ当接面を示す平面図 図14のHH断面拡大図 本発明の実施例のワイヤガイド部材の踏み込み開始側位置のタイヤへの踏み込み開始時の状態を示す参考図 本発明の実施例のワイヤガイド部材の踏み込み開始側位置のタイヤへの踏み込み途中の状態を示す参考図 本発明の実施例のワイヤガイド部材の踏み込み開始側位置のタイヤへの踏み込み終了時の状態を示す参考図 本発明の実施例のワイヤガイド部材の断面図 本発明の実施例の斜視図 本発明の実施例の内側脚部間に配置されるチューブ部材と、外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ部材およびワイヤ巻取り機構の関係を示す説明図 本発明の実施例のタイヤへの装着行程を示す参考図 本発明の実施例のタイヤへの装着行程を示す参考図 本発明の実施例のタイヤへの装着行程を示す参考図 本発明の実施例のタイヤへの装着行程を示す参考図 従来技術を示す平面図 従来技術を示す正面図 従来技術の使用時の状態を示す参考図 従来技術を使用時の状態を示す参考図
以下、本発明の実施の形態について、図面を踏まえて具体的に説明する。
図1〜図21は本発明の好ましい実施の形態の一例を示すものである。
本発明の実施例のタイヤ滑り止め装置は、車両のタイヤ500の円周方向に対して装着する1組の帯状の滑り止め本体1を有し、前記滑り止め本体1はポリウレタンエラストマーまたはゴムなどの可撓性材料で形成され、地面との接地部が表面に形成されるトレッド部4と、前記トレッド部4からタイヤ500の内側の幅方向に突設して形成される複数の内側脚部5と、前記トレッド部4からタイヤ500の外側の幅方向に突設して形成される複数の外側脚部6と、引締め手段用ワイヤ71を引き締めて前記滑り止め本体1をタイヤ500に密着させるための引締め手段7と、を有する。
前記滑り止め装置の引締め手段7は、タイヤ500の幅方向に向かって引締め手段用ワイヤ71が通過可能なワイヤガイド部21が形成されたワイヤガイド部材2を有し、前記ワイヤガイド部材2は、タイヤの円周方向に対する一方の側面2aが常時前記滑り止め本体1の一方の端部11と近接した位置を維持するように構成される。
前記ワイヤガイド部材2は、地面との接地部が表面に形成されるトレッド部22と、前記トレッド部22からタイヤの内側の幅方向に形成される内側脚部23と、前記トレッド部22からタイヤの外側の幅方向に形成される外側脚部24と、を有し前記ワイヤガイド部21は内側脚部23および前記外側脚部24の位置に夫々ワイヤ出入口21a、21bが形成される。
前記滑り止め装置のタイヤ500への装着時において、前記滑り止め本体1は前記ワイヤガイド部材2の他方の側面2bと対向する位置に、前記滑り止め本体1の対向端部12が配置され、前記引締め手段7による引締め動作時に、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23と前記滑り止め本体1の対向端部12の位置の内側脚部5間の距離と、前記ワイヤガイド部材2の外側脚部24と前記滑り止め本体1の対向端部12の位置の外側脚部6a間の距離が同時に近接するように構成される。
前記ワイヤガイド部21は内側脚部23および外側脚部24の位置に前記ワイヤガイド部材2の他方の側面2b方向に向かう湾曲部21c、21dが形成されることにより前記ワイヤガイド部21のワイヤ出入口21a、21bの方向が、前記ワイヤガイド部材2の他方の側面方向2b(前記滑り止め装置のタイヤ500への装着時における前記滑り止め本体1の他方の端部12方向)に向かって形成される。
尚、前記対向端部12の方向に向かう前記ワイヤ出入口21a、21bの方向は、前記滑り止め本体1をタイヤ500に装着した状態でタイヤの円周上の方向に対して、0度(円周方向)から、タイヤ外周方向に45度傾斜した方向の範囲内であると、前記ワイヤ出入口21a、21bに対する前記引締め手段用ワイヤ71の出し入れ時の摩擦抵抗が過度に高くなることを防止できる。
前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23には前記引締め手段用ワイヤ71の端部に形成された径拡大部72を保持することによって引締め手段用ワイヤ71の端部の位置を内側脚部23から容易に離脱しないように固定可能な引締め手段用ワイヤ端部固定部25が形成され、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23に端部を固定された前記引締め手段用ワイヤ71は、滑り止め本体1の隣接する内側脚部5に配置された引締め手段用ワイヤ通過部51内を順番に通過し、全ての前記内側端部5に配置された引締め手段用ワイヤ通過部51内を通過した前記引締め手段用ワイヤ71は、前記滑り止め装置本体1の対向端部12の位置に形成された内側脚部5の引締め手段用ワイヤ通過部51から引き出されるように構成される。
更に前記引締め手段用ワイヤ71は、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23に形成されたワイヤ出入口21aを経由して、前記ワイヤガイド部21を通過して前記外側脚部24のワイヤ出入口21bから引き出され、前記滑り止め本体1の前記対向端部12の位置の外側脚部6aと、前記対向端部12位置と隣接する外側脚部6bの間に配置されたワイヤ巻取り機構74に接続されることによって引締め手段が構成される。
前記滑り止め本体1の内側脚部5に配置される引締め手段用ワイヤ通過部51は、前記滑り止め装置のタイヤ装着時における前記内側脚部5の略同一円周上の位置に配置され、図7に示すように前記内側脚部5に形成される前記引締め手段用ワイヤ71のワイヤ径よりも大きな内部空間からなる凹部52を前記内側脚部5に固定するためのピン状部材54からなり、前記内側脚部5に形成された孔55と、前記ピン状部材54で、固定することによって、前記内側脚部5に対して離脱困難なように接続される。尚、前記ピン状部材54は、例えば、グロメット(ハトメ)類、リベット、ネジとナットの組合せ等、既存のピン状固定具を使用することができ、前記引締め手段7によって、前記複数の引締め手段用ワイヤ通過部51間に配置された前記引締め手段用ワイヤ71が引き出されることによって、前記複数の内側脚部5間の距離が縮小するように構成される。尚、前記引締め手段用ワイヤ71は、夫々の前記内側脚部5に形成された引締め手段用ワイヤ通過部51の少なくとも一部に対して固定(挟持)されるように構成しても良い。
前記滑り止め装置のタイヤ500への装着時における、前記滑り止め本体1の対向端部12の位置に形成された内側脚部5と、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23に形成されたワイヤ出入口21aと、の間の位置において、前記引締め手段用ワイヤ71には戻り止め部材73が固定され、前記引締め手段7の解除時における前記複数の引締め手段用ワイヤ通過部51方向への前記引締め手段用ワイヤ71の移動量が規制されるように構成される。
尚、本実施例においては、夫々の前記内側脚部5に配置された引締め手段用ワイヤ通過部51間にはチューブ状部材57が配置され、図8に示すように、前記引締め手段用ワイヤ71が前記チューブ状部材57内を通過することによって、夫々の引締め手段用ワイヤ通過部51間の最小距離が規制されるため、前記引締め手段7によって前記引締め手段用ワイヤ71を引き締めた際に、前記引締め手段用ワイヤ通過部51間の最小距離のバラツキを無くし、滑り止め本体1をタイヤ500に対して均等に配置することができる。
尚、本実施例において、前記チューブ状部材57は夫々の前記引締め手段用ワイヤ通過部51間において移動自在に配置されるが、前記チューブ状部材57を前記引締め手段用ワイヤ通過部51に固定しても良く(図示せず)、またチューブ状部材57は必ずしも使用しなくても良い。(図示せず)
尚、前記ワイヤ巻取り機構74は、内部に前記引締め手段用ワイヤの巻き取り部を備えると共に、前記巻き取り部を引締め手段用ワイヤ71の巻取り方向に回転するための付勢手段と、前記巻き取り部の回転動作の制御手段を備え、前記巻き取り部の回転動作の制御手段は、前記巻き取り部からの引締め手段用ワイヤ71の引き出しが可能な引出状態と、前記巻き取り部に引締め手段用ワイヤ71が自動的に巻き取られる巻取状態と、前記巻き取り部の回転がロック(固定)されるロック状態が選択可能に構成されており、更に前記巻き取り部に引締め手段用ワイヤ71が自動的に巻き取られる巻取状態では、巻き取り部の引締め手段用ワイヤ71の引き出し方向の回転を防止する係止機構を含む構成の内部構造となっている。(ワイヤ巻取り機構74の内部構造は図示せず)尚、前記ワイヤ巻取り機構74は、既存のタイヤ滑り止め装置で用いられているワイヤ巻取り機構の技術を使用することができる。また、本発明のワイヤ巻取り機構74は、引締め手段用ワイヤの巻き取り部を手動で回転動作させる構成であっても良く(図示せず)、更に引き出した前記引締め手段用ワイヤ71をワイヤ巻取り機構で巻き取る代わりに、複数の外側脚部に設けた係止突起に係止して固定しても良い。(図示せず)
本実施例において、前記ワイヤガイド部材2の外側脚部24に形成されたワイヤ出入口21bと、前記ワイヤ巻取り機構74間において、前記滑り止め本体1の外側脚部6(6a)には、引締め手段用ワイヤ通過部61が配置され、前記引締め手段用ワイヤ通過部61の構造は、図9に示すように、前記外側脚部6(6a)に形成される前記引締め手段用ワイヤ71のワイヤ径よりも大きな内部空間からなる孔部62と、カバー部材63と、前記カバー部材63を前記外側脚部6(6a)に固定するためのピン状部材64とからなり、前記外側脚部6に形成された孔65と、前記カバー部材63の両端部に形成された孔66を前記ピン状部材64で固定することによって、前記外側脚部6に対して前記カバー部材63が離脱困難なように接続される。尚、前記ピン状部材64は、例えば、グロメット(ハトメ)類、リベット、ネジとナットの組合せ等、既存のピン状固定具を使用することができる。尚、ワイヤガイド部材2のワイヤ出入口23と、前記ワイヤ巻取り機構74の間に前記滑り止め本体の外側脚部6が複数配置される場合は、滑り止め本体1のタイヤ装着時における前記外側脚部6の略同一円周上に前記引締め手段用ワイヤ通過部61配置されるが、必ずしも全ての外側脚部6に前記引締め手段用ワイヤ通過部61を形成しなくても良い。(図示せず)
更に、前記滑り止め本体1の外側脚部6間において、前記引締め手段用ワイヤ通過部61を配置していない外側脚部6には、外側距離規制用ワイヤ8が通過する外側距離規制用ワイヤ通過部81が配置され、前記外側距離規制用ワイヤ8の両端部には夫々径拡大部80が形成され、前記外側距離規制用ワイヤ8の径拡大部の一端80aが、前記ワイヤガイド部材2の外側脚部24に形成された外側距離規制用ワイヤ端部固定部26に固定されると共に、前記外側距離規制用ワイヤ8の径拡大部の他端80bが、前記接続部材75の他端が固定された前記外側脚部6bに配置された、外側距離規制用ワイヤ通過部81に固定される。
前記外側距離規制用ワイヤ8は、前記外側脚部6に配置された外側距離規制用ワイヤ通過部81に固定状態で保持され、前記外側距離規制用ワイヤ通過部81は、滑り止め本体1のタイヤ装着時における前記外側脚部6の略同一円周上に配置され、図11に示すように、前記外側脚部6に形成される前記外側距離規制用ワイヤ8のワイヤ径よりも大きい内部空間からなる孔部82と、前記外側脚部6に固定するためのピン状部材84からなり、前記外側脚部6に形成された孔85と、前記ピン状部材84で、固定することによって、前記外側脚部6に対して離脱困難なように接続される。尚、前記ピン状部材84は、例えば、グロメット(ハトメ)類、リベット、ネジとナットの組合せ等、既存のピン状固定具を使用することができる。尚、少なくとも一部の外側距離規制用ワイヤ通過部81の孔部82を前記外側距離規制用ワイヤ8のワイヤ径よりも大きな内部空間とすることによって外側距離規制用ワイヤ8を移動可能に保持しても良い。
更に、夫々の前記外側脚部6に形成された外側距離規制用ワイヤ通過部81の間にはチューブ状部材86が配置され、図12に示すように、前記外側距離規制用ワイヤ8が前記チューブ状部材87内を通過することによって、夫々の外側距離規制用ワイヤ通過部81間の最小距離が規制されるため、前記外側距離規制用ワイヤ通過部81に固定される前記距離規制用ワイヤ8の固定位置のずれを防止し、滑り止め本体1をタイヤ500に対して均等に配置することができる。
本実施例において、前記チューブ状部材86は夫々の前記外側脚部6間において移動自在に配置されているが、前記外側距離規制用ワイヤ通過部81に固定しても良く(図示せず)、またチューブ状部材86を使用しなくても良い。(図示せず)
本実施例では、図9、図10に示すように、前記ワイヤ巻取り機構74は裏面に接続部材75が固定され、前記ワイヤ巻取り機構74の裏面に固定された接続部材75の延在部の一端には孔76が形成され、前記ピン状部材64によって前記カバー部材63を固定する際に、前記ワイヤ巻取り機構74の裏面に固定された接続部材75の孔76が前記ピン状部材64によって外側脚部6aに固定されるように構成され、前記ピン状部材84によって前記カバー部材83を固定する際に、前記ワイヤ巻取り機構74の裏面に配置されたナット88が前記ピン状部材84によって外側脚部6bに固定されるように構成される。
尚、本発明のワイヤガイド部材2のトレッド部22には、走行時におけるタイヤ500の表面との相対的な移動に対する制御手段が設けられ、本実施例においては、前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22のタイヤ500との当接面に形成され、図14に示すように、タイヤ500の幅方向の中央位置に対して実質的に対称に配置された凸部300が形成される。この構造によって走行時のタイヤ500の表面に対するワイヤガイド摩擦抵抗が、タイヤ500の幅方向の中間位置に対して左右で均等に生じる様になり、走行時のタイヤ500に対するワイヤガイド部材2の傾斜したズレを軽減することができる。尚、装着するタイヤサイズに起因して前記トレッド部22のタイヤの幅方向の中間位置がタイヤ500の内側もしくは外側へのズレが生じる場合や、設計や製造に起因して走行特性に与える影響が極めて軽微な対称形状の相違は、実質的な対称に含まれる。
図15に示すように、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22のタイヤ500との当接面に形成された凸部300が、タイヤ500の円周方向に延びる、一対のリブ状凸部301からなり、前記リブ状凸部301は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部位置側にリブ状凸部301の形成部分を有し、踏み込み開始側の端部位置側よりも、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部位置側にずれて形成されることによって、図16〜図18に示すように、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22は、踏み込み開始側の端部位置側にはリブが形成していないため、地面の踏み込みが終了する際に、踏み込み開始側の端部位置側がタイヤ500に対して浮き上がる状態となるため、タイヤ500に踏み込み開始側の端部位置側がタイヤ500に引っかからずに、タイヤ500に対して滑り止め本体のトレッド部と連動したズレ量を維持することができる。
更に、前記リブ状凸部301は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部302形状が、曲面形状もしくは面取り形状に形成されることによって、地面の踏み込みが終了する際に、前記リブ状凸部301の踏み込み開始側の端部302がタイヤ500に引っかかることを防止し、タイヤ500に対して滑り止め本体1のトレッド部4と連動したズレ量を維持することができる。
前記リブ状凸部301はトレッド部22の裏面に形成され、前記リブ状凸部301の、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部303は、前記トレッド部22のタイヤ500の円周方向の端部と位置まで形成されることによって、タイヤ500がワイヤガイド部材2の裏面に形成されたリブ状凸部301に乗っている間は、前記リブ状凸部301がタイヤに食い込み、タイヤ500に対するワイヤガイド部材2の傾斜方向のズレを防止することができる。
更に、走行時におけるタイヤ500の表面との相対的な移動に対する制御手段として、図19に示すように、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22形状が、タイヤ500の円周方向に対して当接するタイヤの曲率よりも大きい曲率で形成され、本実施例においてはワイヤガイド部材2のトレッド部22の曲率半径がタイヤの曲率よりも40%小さく形成されるが、本発明においては、ワイヤガイド部材2のトレッド部22の曲率半径がタイヤの曲率よりも35%〜45%程度小さく形成されると、走行時のタイヤ500との密着性が高まり、タイヤ500に対するワイヤガイド部材2の傾斜方向のズレを防止することができる。
更に、走行時におけるタイヤ500の表面との相対的な移動に対する制御手段として、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22のタイヤの円周方向の幅がタイヤの幅方向の中間位置で60mmに形成され、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23および外側脚部24の夫々のワイヤ出入口の位置におけるタイヤの円周方向の幅が80mmに形成され、前記ワイヤガイド部材2のトレッド部22のタイヤの円周方向の幅よりも、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23および外側脚部24の夫々のワイヤ出入口の位置におけるタイヤの円周方向の幅の方が大きく形成されることによって、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23および外側脚部24の強度が高まり、前記ワイヤガイド部材2の前記滑り止め本体1から離間するする力が作用した際に、前記ワイヤガイド部材2の内側脚部23と外側脚部24のネジレ動作を防止することによってタイヤ500に対して滑り止め本体のトレッド部4と連動したズレ量を維持することができる。
更に、走行時におけるタイヤ500の表面との相対的な移動に対する制御手段として、図20、図21に示すように、前記滑り止め本体1およびワイヤガイド部材2の複数の内側脚部間に配置されるチューブ状部材57の長さが、前記滑り止め本体1およびワイヤガイド部材2の複数の外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ状部材87およびワイヤ巻取り機構74の長さ、または、内側脚部間に配置されるチューブ状部材57の長さと外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ状部材87およびワイヤ巻取り機構74の長さの寸法比が、実質的に同一寸法とすることによって、内側脚部と外側脚部の対向する位置の夫々の内側脚部間と外側脚部間の間隔が、計算上同じになるため、タイヤに対するワイヤガイド部材2の傾斜方向のズレを防止することができる。
尚、前記滑り止め本体1およびワイヤガイド部材2の複数の内側脚部間に配置されるチューブ状部材57の長さが、前記滑り止め本体1およびワイヤガイド部材2の複数の外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ状部材87およびワイヤ巻取り機構74の長さは、製造時のバラツキや、部品の変形等によって、寸法に差異が生じる場合があるが、仕様上の同等の寸法設定は、実質的に同一の範囲に含まれる。
本発明のタイヤ滑り止め装置をタイヤ500に装着する際には、まず、図22に示すように、まずワイヤ巻取り機構74の制御手段を引出状態にして、上記ワイヤ巻取り機構74から引締め手段用ワイヤ71を引き出した後、ワイヤ巻取り機構74の制御機構をロック状態にする。
次に、図23に示すように、上記ワイヤガイド部材2の他方の側面2bと、上記滑り止め本体1の対向端部12間において内側部5に配置されている引締め手段用ワイヤ71を滑り止め本体1の外側部6(ワイヤガイド部材の外側部24)の方向に向かって引き出し、上記ワイヤガイド部材2の他方の側面2bと、上記滑り止め本体1の対向端部12間の離間部分を下方に向け、上記引締め手段用ワイヤ71が、タイヤ500の外側面を通過するように、滑り止め装置を上方からタイヤ500に被せる。
次に、図24に示すように、上記ワイヤガイド部材2の他方の側面2bと、上記滑り止め本体1の対向端部12間が、地面から離間する位置まで車両を移動してさせる。
次に、図25に示すように、ワイヤ巻取り機構74の制御機構を巻取り状態に切り替えることによって、上記ワイヤガイド部材2の内側脚部23と上記滑り止め本体1の対向端部12の位置の内側脚部5間の距離と、上記ワイヤガイド部材2の外側脚部24と上記滑り止め本体1の対向端部12の位置の外側脚部6間の距離が同時に近接するように引き寄せられる。更に、引締め手段用ワイヤ71の巻取り状態で車両が走行することによって、タイヤ500に対する滑り止め装置の密着状態が進行してタイヤ500に対して滑り止め装置がしっかり固定される。
本発明の構造は降雪時や路面凍結時などに車両のタイヤに装着するタイヤ滑り止め装置として有効に利用することができる。
1:滑り止め本体、2:ワイヤガイド部材、2a:一方の側面、2b:他方の側面、4:トレッド部、5:内側脚部、6:外側脚部、6a:外側脚部、6b:外側脚部、7:引締め手段、8:外側距離規制用ワイヤ、11:一方の端部、12:対向端部、13:引締め手段用ワイヤ端部固定部、21:ワイヤガイド部、21a:ワイヤ出入口、21b:ワイヤ出入口、21c:湾曲部、21d:湾曲部、22:トレッド部、23:内側脚部、24:外側脚部、26:外側距離規制用ワイヤ端部固定部、29:環状部材接続孔、51:引締め手段用ワイヤ通過部、52:凹部、54:ピン状部材、55:孔、56:孔、57:チューブ状部材、61:引締め手段用ワイヤ通過部、62:孔部、63:カバー部材、64:ピン状部材、65:孔、66:孔、67:チューブ状部材、71:引締め手段用ワイヤ、72:径拡大部、73:戻り止め部材、74:ワイヤ巻取り機構、75:接続部材、76:孔、77:孔、78:ピン状部材、79:ネジ部材、80:径拡大部、80a:一端、80b:他端、81:外側距離規制用ワイヤ通過部、82:孔部、83:カバー部材、84:ピン状部材、85:孔、86:孔、87:チューブ状部材、88:ナット、300:凸部、301:リブ状凸部、302:踏み込み開始側の端部側、303:踏み込み終了側の端部側、500:タイヤ、601:タイヤ滑り止め本体、602a:連結具、602b:連結具、603a:連結具、603b:連結具、604:ロック機構

Claims (9)

  1. タイヤ円周方向に対して装着する少なくとも1組の帯状の滑り止め本体を有し、
    前記滑り止め本体は、
    地面との接地部が表面に形成されるトレッド部と、
    前記滑り止め本体のトレッド部からタイヤの内側の幅方向に形成される複数の内側脚部と、
    前記滑り止め本体のトレッド部からタイヤの外側の幅方向に形成される複数の外側脚部と、を有し、
    少なくとも1本の引締め手段用ワイヤを引き締めて、前記滑り止め本体をタイヤに密着させるための引締め手段と、
    を有するタイヤ滑り止め装置において、
    前記滑り止め装置の引締め手段は、タイヤの幅方向に向かって引締め手段用ワイヤが通過可能なワイヤガイド部が形成されたワイヤガイド部材を有し、
    前記ワイヤガイド部材のタイヤの円周方向の一方の側面が前記滑り止め本体の端部と近接した位置を維持するように構成され、
    前記ワイヤガイド部材は、
    地面との接地部が表面に形成されるトレッド部と、
    前記ワイヤガイド部材のトレッド部からタイヤの内側の幅方向に形成される内側脚部と、
    前記ワイヤガイド部材のトレッド部からタイヤの外側の幅方向に形成される外側脚部と、を有し、
    前記ワイヤガイド部は内側脚部および外側脚部の位置に夫々ワイヤ出入口が形成され、
    タイヤへの前記滑り止め装置の装着時において、滑り止め本体は前記ワイヤガイド部材の他方の側面と対向する位置に、滑り止め本体の対向端部が配置され、
    前記引締め手段による引締め動作によって、前記ワイヤガイド部材の内側脚部と前記滑り止め本体の対向端部の位置の内側脚部間の距離と、前記ワイヤガイド部材の外側脚部と前記滑り止め本体の対向端部の位置の外側脚部間の距離とが、共に近接するように構成され、
    前記ワイヤガイド部材に、走行時におけるタイヤの表面との相対的な移動に対する制御手段が設けられていることを特徴とするタイヤ滑り止め装置
  2. 前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤとの当接面に形成され、タイヤの幅方向の中央位置に対して実質的に対称に配置された凸部を有することを特徴とする請求項1記載のタイヤ滑り止め装置
  3. 前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤとの当接面に形成された凸部が、タイヤの円周方向に延びる、少なくとも一対のリブ状凸部からなることを特徴とする請求項2記載のタイヤ滑り止め装置
  4. 前記リブ状凸部は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部位置側よりも、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部位置側に、ずれて形成されることを特徴とする請求項3記載のタイヤ滑り止め装置
  5. 前記リブ状凸部の、車両前進時における地面の踏み込み終了側の端部位置は、前記トレッド部のタイヤの円周方向の端部と同一もしくは近接して形成されることを特徴とする請求項3または4記載のタイヤ滑り止め装置
  6. 前記リブ状凸部は、車両前進時における地面の踏み込み開始側の端部形状が、曲面形状もしくは面取り形状に形成されることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載のタイヤ滑り止め装置
  7. 前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部形状が、タイヤの円周方向に対して当接するタイヤの曲率よりも大きい曲率で形成されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載のタイヤ滑り止め装置
  8. 前記制御手段として、前記ワイヤガイド部材のトレッド部のタイヤの円周方向の幅よりも、前記ワイヤガイド部材の内側脚部および外側脚部の夫々のワイヤ出入口の位置におけるタイヤの円周方向の幅の方が大きく形成されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1記載のタイヤ滑り止め装置
  9. 前記制御手段として、前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の内側脚部間に配置されるチューブ部材の長さが、前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ部材およびワイヤ巻取り機構の長さと、実質的に同一に形成される、または前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の内側脚部間に配置されるチューブ部材の長さが、前記滑り止め本体およびワイヤガイド部材の複数の外側脚部間の対向する位置に配置されるチューブ部材およびワイヤ巻取り機構の長さと、の寸法比を、実質的に同一に形成される、ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1記載のタイヤ滑り止め装置
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