JP2019076375A - 筋肉電気刺激装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気刺激による運動効果を高める。【解決手段】本発明に係る筋肉電気刺激装置10は、操作部12と、電極11に電気パルス信号を印加するパルス発生回路15と、振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が前記第1の所定レベルに維持される第2の期間(T2)、振幅が前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号をパルス発生回路15に出力させる制御回路16とを備え、制御回路16は、第2の期間(T2)内において、変更要求が操作部12に入力されると、パルス発生回路15に、変更要求が入力された時点から、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅がゼロになると、電気パルス信号の振幅を第2の所定レベルまで徐々に変化させる。【選択図】図1
Description
本発明は、人体に当接する電極を介して、電気刺激を人体の筋肉に与える筋肉電気刺激装置およびその制御方法に関する。
人体に当接する電極に電気パルス信号を印加し、電気刺激を筋肉に与えて、筋肉を伸縮させることで、運動効果を得る筋肉電気刺激装置(EMS(Electrical Muscle Stimulation)装置)がある。従来、このような筋肉電気刺激装置においては、電気パルス信号は、オン/オフのみで制御されていた。すなわち、電気パルス信号の振幅を、ゼロから所定レベルまで一度に変化させる、また、所定レベルからゼロまで一度に変化させるという制御が行われていた。このような電気パルス信号の振幅の急激な変化は、使用者に急激な刺激を与え、苦痛を感じさせることがあった。
特許文献1には、電気パルス信号の振幅を、第1の期間では、ゼロから所定レベルまで徐々に変化させ、第1の期間に続く第2の期間では、所定レベルに維持し、第2の期間が経過すると、所定レベルからゼロまで一度に変化させ、所定時間後に再び、ゼロから所定レベルまで徐々に変化させる技術が開示されている。この技術によれば、第1の期間において、電気パルス信号の振幅がゼロから所定レベルまで徐々に変化することで、使用者に与えられる刺激も徐々に増加するので、急激な刺激が与えられることによる苦痛を使用者に感じさせないようにすることができる。
上述した筋肉電気刺激装置の中には、電気パルス信号の振幅レベルを変更することで、刺激の強度を変更する機能を有するものがある。
ここで、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する場合を考える。特許文献1においては、電気信号のレベルは所定レベルからゼロに一度に変化する。したがって、電気パルス信号の振幅レベルを変更する際に、特許文献1に開示されている技術を適用した場合、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルからゼロまで一度に変化させた後、第2の所定レベルまで徐々に変化させるという制御方法が考えられる。しかしながら、この制御方法では、十分な運動効果を得られないことがあるという問題がある。
上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、電気刺激による運動効果を高めることができる筋肉電気刺激装置およびその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る筋肉電気刺激装置は、人体に当接する電極を介して、電気刺激を前記人体の筋肉に与える筋肉電気刺激装置であって、操作入力を受け付ける操作部と、前記電極に電気パルス信号を印加するパルス発生回路と、振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が前記第1の所定レベルに維持される、前記第1の期間(T1)に続く第2の期間(T2)、振幅が前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、前記第2の期間(T2)に続く第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される、前記第3の期間(T3)に続く第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号を前記パルス発生回路に出力させる制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第2の期間(T2)内において、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記変更要求が入力された時点から、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させる。
また、本発明に係る筋肉電気刺激装置において、前記制御回路は、前記第3の期間(T3)内において、前記変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅をゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させることが好ましい。
また、本発明に係る筋肉電気刺激装置において、前記制御回路は、前記第1の期間(T1)内において、前記変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅が前記第1の所定レベルになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させることが好ましい。
また、本発明に係る筋肉電気刺激装置において、前記電気パルス信号の周波数は、5kHz〜500kHzである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る筋肉電気刺激装置の制御方法は、操作入力を受け付ける操作部と、人体に当接する電極に電気パルス信号を印加するパルス発生回路とを備え、前記電極を介して、電気刺激を前記人体の筋肉に与える筋肉電気刺激装置の制御方法であって、振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が前記第1の所定レベルに維持される、前記第1の期間(T1)に続く第2の期間(T2)、振幅が前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、前記第2の期間(T2)に続く第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される、前記第3の期間(T3)に続く第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号を前記パルス発生回路に出力させるステップと、前記第2の期間(T2)内において、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が前記操作部に入力されると、該変更要求が入力された時点から、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅を、前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記第2の所定レベルまで徐々に変化させるステップと、を含む。
本発明に係る筋肉電気刺激装置およびその制御方法によれば、電気刺激による運動効果を高めることができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る筋肉電気刺激装置10の構成例を示す図である。本実施形態に係る筋肉電気刺激装置10は、人体に当接する電極11に電気パルス信号を印加し、電極11を介して電気刺激を筋肉に与えて、筋肉を伸縮させることで、運動効果を得るものである。
図1に示す筋肉電気刺激装置10は、電極11と、操作部12と、通知部13と、電源回路14と、パルス発生回路15と、制御回路16とを備える。
電極11は、使用時には、人体(使用者)に当接し、後述するパルス発生回路15から出力される電気パルス信号の印加により、人体の筋肉に刺激を与えて、筋肉を伸縮させるためのものである。電極11は、例えば、銀導電性インク、カーボンインク、ステンレスなどの導電性部材で構成される。筋肉電気刺激装置10は、使用時には、電極11が使用者の頭、顔などに当接するようにして保持される。
操作部12は、使用者による操作入力を受け付け、入力された操作に応じた信号を制御回路16に出力する。操作部12は、例えば、押しボタンスイッチである。
通知部13は、制御回路16の制御に従い、音、光の点灯、点滅、文字・映像の表示などにより、筋肉電気刺激装置10の動作状態などを使用者に通知する。通知部13は、例えば、ブザー、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)などである。
電源回路14は、パルス発生回路15および制御回路16に電力を供給する。
パルス発生回路15は、制御回路16の制御に従い、電気パルス信号を電極11に出力(印加)する。
制御回路16は、操作部12への操作入力に応じて、筋肉電気刺激装置10全体の動作を制御する。例えば、制御回路16は、筋肉電気刺激装置10の動作を開始させる、あるいは、停止させる操作入力に応じて、パルス発生回路15による電極11への電気パルス信号の出力を制御する。また、制御回路16は、通知部13を制御して、筋肉電気刺激装置10の動作状態などを使用者に通知する。
次に、本実施形態に係る筋肉電気刺激装置10の動作について説明する。
図2は、パルス発生回路15が出力する電気パルス信号の波形の一例を示す図である。図2において、実線は、電気パルス信号の波形を示し、一点鎖線は、電気パルス信号の波形の包絡線を示す。電気パルス信号の波形の包絡線とは、複数のパルスを含むパルス群を表す波形を指す。
図2に示すように、パルス発生回路15は、期間T1(第1の期間)において、電気パルス信号の振幅を0Vから所定レベルまで徐々に(段階的に)変化させる。期間T1は、例えば、0.5秒であるが、これに限られない。期間T1に続く期間T2(第2の期間)において、パルス発生回路15は、電気パルス信号の振幅を、所定レベルで一定に維持する。期間T2は、例えば、6.0秒であるが、これに限られない。期間T2に続く期間T3(第3の期間)において、パルス発生回路15は、電気パルス信号の振幅を、所定レベルから0Vまで徐々に(段階的に)変化させる。期間T3は、例えば、0.5秒であるが、これに限られない。期間T3に続く期間T4において、パルス発生回路15は、電気パルス信号の振幅を0Vに維持する。期間T4は、例えば、1.0秒であるが、これに限られない。パルス発生回路15は、通常の動作状態では、期間T1から期間T4を一周期として、電気パルス信号を繰り返し出力する。
すなわち、制御回路16は、振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(期間T1)、振幅が第1の所定レベルに維持される、第1の期間に続く第2の期間(期間T2)、振幅が第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、第2の期間に続く第3の期間(期間T3)、および、振幅がゼロに維持される第4の期間(期間T4)を一周期とする電気パルス信号をパルス発生回路15に出力させる。
上述したように、電気パルス信号の振幅が0Vから所定レベルまで一度に変化すると、急激な刺激による苦痛を使用者が感じることがある。本実施形態においては、図2に示すように、期間T1において、電気パルス信号の振幅を、0Vから所定レベルまで徐々に変化させる。こうすることで、使用者に与えられる刺激も徐々に増加するので、使用者は刺激に徐々に馴染みながら、筋肉電気刺激装置10を使用することができる。
また、筋肉電気刺激装置10の動作終了時などに、電気パルス信号の振幅を、所定レベルから0Vまで一度に変化させると、使用者にとっては、唐突に刺激の付与が停止され、違和感を感じる原因となる。本実施形態においては、図2に示すように、期間T3において、電気パルス信号の振幅を、所定レベルから0Vまで徐々に変化させる。こうすることで、スムーズに刺激の付与が終了していく感じを使用者に与えることができる。
なお、電気パルス信号の周波数は、5kHzから500kHz程度である。電気パルス信号の周波数を上述したような範囲に設定することで、筋肉を温める温熱効果を得ることができる。温熱効果により筋肉を温めつつ、電気パルス信号による刺激(筋肉の伸縮)を与えることで、高い運動効果を得ることができる。
本実施形態に係る筋肉電気刺激装置10は、使用者の操作に応じて、刺激の強度を変更する機能を有する。上述したように、電気パルス信号の振幅レベル(期間T2における電気パルス信号の振幅)を変更することで、刺激の強度を変化させることができる。以下では、刺激の強度の変更を要求する操作、すなわち、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が操作部12に入力された場合の、筋肉電気刺激装置10の動作について説明する。
図3は、期間T2(電気パルス信号の振幅を一定に維持する期間)内に変更要求が入力された場合の筋肉電気刺激装置10の動作の一例を説明するための図である。図3においては、電気パルス信号の波形の包絡線を示している。
図3に示すように、電気パルス信号の振幅を所定レベル(第1の所定レベル)に維持する期間T2内の時刻t1において、変更要求が入力されると、制御回路16は、時刻t1(変更要求が入力された時点)から始まる期間T5において、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルから0Vまで徐々に変化させる。期間T5は、例えば、期間T3と同じ時間であるが、これに限られるものではない。電気パルス信号の振幅が0Vになると、制御回路16は、期間T5に続く期間T6において、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、0Vから変更要求に応じた所定レベル(第2の所定レベル)まで徐々に変化させる。期間T6は、例えば、期間T1と同じ時間であるが、これに限られるものではない。すなわち、制御回路16は、期間T2(第2の期間)内において、変更要求が操作部12に入力されると、パルス発生回路15に、変更要求が入力された時点から、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅がゼロになると、電気パルス信号の振幅を第2の所定レベルまで徐々に変化させる。その後、制御回路16は、図2と同様に、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、期間T2だけ第2の所定レベルで一定に維持させる。
例えば、ダンベルの昇降運動、腕立て伏せ、腹筋運動などで効果的に筋肉を鍛えるためには、1回毎の動作を素早く行うよりも、呼吸に合わせて、1回毎の動作をゆっくりと、各回の動作の間に小休止を挟んで行う方が、効果的に筋肉に負荷をかけ、筋肉を鍛えることができる。
電気パルス信号の振幅レベルを第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する場合に、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルから一度にゼロに変化させ、その後、第2の所定レベルまで変化させると、筋肉の運動状態が最大の状態から一気にゼロの状態になる。これは、上述したダンベルの昇降運動などにおいて、1回毎の動作を素早く行う状態と同じである。
一方、本実施形態のように、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルから0Vまで徐々に変化させ、その後、第2の所定レベルまで徐々に変化させると、筋肉の運動状態が最大の状態からゼロまで徐々に負荷が減少し、その後、負荷が徐々に増加する状態になる。この状態では、上述したダンベルの昇降運動などにおいて、1回毎の動作をゆっくりと、各回の動作の間に小休止を挟んで行う状態(効果的に筋肉に負荷が印加される状態)に似た負荷が筋肉に印加される。したがって、本実施形態のように、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルから0Vまで徐々に変化させ、その後、第2の所定レベルまで徐々に変化させることで、筋肉への負荷を緩やかにしていくことにより、より高い運動効果を得ることができる。また、上述したように、電気パルス信号の振幅を所定レベルから一度に0Vにすると、使用者が違和感を感じる原因となるが、所定レベルから0Vに徐々に変化させることで、このような違和感を感じさせることもない。
図4は、期間T3(電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルから0Vまで徐々に変化させる期間)内に変更要求が入力された場合の筋肉電気刺激装置10の動作の一例を説明するための図である。図4においては、電気パルス信号の波形の包絡線を示している。
図4に示すように、電気パルス信号の振幅を所定レベル(第1の所定レベル)から0Vまで徐々に変化させる期間T3内の時刻t2において、変更要求が入力されると、制御回路16は、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を引き続き0Vまで徐々に変化させる。電気パルス信号の振幅が0Vになると、制御回路16は、期間T3に続く期間T7において、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、0Vから変更要求に応じた所定レベル(第2の所定レベル)まで徐々に変化させる。期間T7は、例えば、期間T1と同じ時間であるが、これに限られるものではない。すなわち、制御回路16は、期間T3(第3の期間)内において、変更要求が操作部12に入力されると、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅をゼロまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅がゼロになると、電気パルス信号の振幅を第2の所定レベルまで徐々に変化させる。その後、制御回路16は、図2と同様に、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、期間T2だけ第2の所定レベルで一定に維持させる。
期間T3において変更要求が入力された場合、電気パルス信号の振幅を0Vまで徐々に変化させた後に、第2の所定レベルまで変化させることで、使用者の筋肉に過度の負荷をかけず、また、刺激が急に切り替わるといった違和感を感じさせないようにすることができる。
図5は、期間T1(電気パルス信号の振幅を0Vから第1の所定レベルまで徐々に変化させる期間)内に変更要求が入力された場合の筋肉電気刺激装置10の動作の一例を説明するための図である。図5においては、電気パルス信号の波形の包絡線を示している。
図5に示すように、電気パルス信号の振幅を0Vから所定レベル(第1の所定レベル)まで徐々に変化させる期間T1内の時刻t3において、変更要求が入力されると、制御回路16は、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を引き続き第1の所定レベルまで徐々に変化させる。電気パルス信号の振幅が第1の所定レベルになると、制御回路16は、期間T1に続く期間T8において、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルから0Vまで徐々に変化させる。期間T8は、例えば、期間T3と同じ時間であるが、これに限られるものではない。電気パルス信号の振幅が0Vになると、制御回路16は、期間T8に続く期間T9において、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を0Vから第2の所定レベルまで徐々に変化させる。すなわち、制御回路16は、期間T1(第1の期間)内において、変更要求が操作部12に入力されると、パルス発生回路15に、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅が第1の所定レベルになると、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅がゼロになると、電気パルス信号の振幅を第2の所定レベルまで徐々に変化させる。
期間T1において変更要求が入力された場合、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルまで徐々に変化させた後に0Vまで徐々に変化させ、その後、第2の所定レベルまで徐々に変化させることで、使用者の筋肉に過度の負荷をかけずに刺激の強度を変更することができる。
なお、図3〜5においては、変更要求に応じて、電気パルス信号の振幅を増加させる例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、電気パルス信号の振幅を減少させる場合にも、同様の制御を行うことができる。
このように本実施形態においては、筋肉電気刺激装置10は、操作入力を受け付ける操作部12と、電極11に電気パルス信号を印加するパルス発生回路15と、振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が第1の所定レベルに維持される、第1の期間(T1)に続く第2の期間(T2)、振幅が第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、第2の期間(T2)に続く第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される、第3の期間(T3)に続く第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号をパルス発生回路15に出力させる制御回路16とを備える。制御回路16は、第2の期間内(T2)において、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が操作部12に入力されると、パルス発生回路15に、変更要求が入力された時点から、電気パルス信号の振幅を第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、電気パルス信号の振幅がゼロになると、電気パルス信号の振幅を第2の所定レベルまで徐々に変化させる。
電気パルス信号の振幅レベルを第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する場合に、電気パルス信号の振幅を、第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させた後、第2の所定レベルまで徐々に増加させることで、効果的に筋肉に負荷が印加される状態に似た負荷が筋肉に印加される。そのため、電気刺激による運動効果を高めることができる。また、電気パルス信号の振幅を急激に変化させることが無いので、急激な刺激与えられることによる苦痛を使用者に感じさせることが無く、使用時の快適性を損なうことも防ぐことができる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
10 筋肉電気刺激装置
11 電極
12 操作部
13 通知部
14 電源回路
15 パルス発生回路
16 制御回路
11 電極
12 操作部
13 通知部
14 電源回路
15 パルス発生回路
16 制御回路
Claims (5)
- 人体に当接する電極を介して、電気刺激を前記人体の筋肉に与える筋肉電気刺激装置であって、
操作入力を受け付ける操作部と、
前記電極に電気パルス信号を印加するパルス発生回路と、
振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が前記第1の所定レベルに維持される、前記第1の期間(T1)に続く第2の期間(T2)、振幅が前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、前記第2の期間(T2)に続く第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される、前記第3の期間(T3)に続く第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号を前記パルス発生回路に出力させる制御回路とを備え、
前記制御回路は、前記第2の期間内(T2)において、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記変更要求が入力された時点から、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルから、徐々にゼロまで変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させることを特徴とする筋肉電気刺激装置。 - 請求項1に記載の筋肉電気刺激装置において、
前記制御回路は、前記第3の期間(T3)内において、前記変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅をゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させることを特徴とする筋肉電気刺激装置。 - 請求項1または2に記載の筋肉電気刺激装置において、
前記制御回路は、前記第1の期間(T1)内において、前記変更要求が前記操作部に入力されると、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅が前記第1の所定レベルになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記電気パルス信号の振幅を前記第2の所定レベルまで徐々に変化させることを特徴とする筋肉電気刺激装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の筋肉電気刺激装置において、
前記電気パルス信号の周波数は、5kHz〜500kHzであることを特徴とする筋肉電気刺激装置。 - 操作入力を受け付ける操作部と、人体に当接する電極に電気パルス信号を印加するパルス発生回路とを備え、前記電極を介して、電気刺激を前記人体の筋肉に与える筋肉電気刺激装置の制御方法であって、
振幅がゼロから第1の所定レベルまで徐々に変化する第1の期間(T1)、振幅が前記第1の所定レベルに維持される、前記第1の期間(T1)に続く第2の期間(T2)、振幅が前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化する、前記第2の期間(T2)に続く第3の期間(T3)、および、振幅がゼロに維持される、前記第3の期間(T3)に続く第4の期間(T4)を一周期とする電気パルス信号を前記パルス発生回路に出力させるステップと、
前記第2の期間(T2)内において、前記電気パルス信号の振幅を前記第1の所定レベルから第2の所定レベルに変更する変更要求が前記操作部に入力されると、該変更要求が入力された時点から、前記パルス発生回路に、前記電気パルス信号の振幅を、前記第1の所定レベルからゼロまで徐々に変化させ、前記電気パルス信号の振幅がゼロになると、前記第2の所定レベルまで徐々に変化させるステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
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