JP2019075943A - 太陽光発電システムおよび太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルコネクタを保護するとともにケーブルコネクタの劣化を抑制可能とする太陽光発電システムを得ること。【解決手段】太陽光発電システムは、太陽電池パネル1と、太陽電池パネル1に接続された第1端と、ケーブル同士の接続のためのケーブルコネクタ6が取り付けられた第2端とを有するケーブルと、太陽電池パネル1の外縁1cに平行な長尺形状をなし、外縁1cの下方または側方にて立てられた側面部11と側面部11から折り曲げられた部分である底面部12とを有する構造体であるフレーム材2aと、ケーブルコネクタ6を収納可能に構造体に取り付けられ、ケーブルコネクタ6を保護する保護部材9と、を備える。保護部材9は、底面部12より上方にてケーブルコネクタ6を保持する。【選択図】図4

Description

本発明は、ケーブルコネクタによりケーブル同士が接続可能とされた太陽光発電システムおよび太陽電池モジュールに関する。
複数の太陽電池モジュールを備える太陽光発電システムでは、一般に、互いに隣り合う太陽電池モジュールのケーブル同士がケーブルコネクタを介して接続される。太陽電池モジュールが設置面に設置された状態において、ケーブルコネクタは、太陽電池パネルの外縁に取り付けられたフレーム、あるいはフレームが固定される固定部材に収納されることがある。フレームあるいは固定部材にケーブルコネクタが収納されることで、風によるケーブルコネクタの揺れを防ぐことができ、かつ直射日光からケーブルコネクタを保護することができる。
特許文献1には、太陽電池モジュールの取付架台に、ケーブルコネクタを収納可能なガイド部分を設ける技術が開示されている。
特開2000−114577号公報
上記特許文献1に開示された取付架台では、ガイド部分に雨水が溜まることがある。そのため、特許文献1の技術では、ケーブルコネクタが収納されたガイド部分に雨水が溜まり、ケーブルコネクタが雨水に長期間浸漬されることで、ケーブルコネクタの劣化が早まることがあるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ケーブルコネクタを保護するとともにケーブルコネクタの劣化を抑制可能とする太陽光発電システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる太陽光発電システムは、太陽電池パネルと、太陽電池パネルに接続された第1端と、ケーブル同士の接続のためのケーブルコネクタが取り付けられた第2端とを有するケーブルと、を備える。本発明にかかる太陽光発電システムは、太陽電池パネルの外縁に平行な長尺形状をなし、外縁の下方または側方にて立てられた側面部と側面部から折り曲げられた部分である底面部とを有する構造体と、ケーブルコネクタを収納可能に構造体に取り付けられ、ケーブルコネクタを保護する保護部材と、を備える。保護部材は、底面部より上方にてケーブルコネクタを保持する。
本発明によれば、ケーブルコネクタを保護するとともにケーブルコネクタの劣化を抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムが備える太陽電池モジュールの平面図 図1に示す太陽電池モジュールの斜視図 図2に示す太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールに取り付けられた保護部材とを示す平面図 図3に示すIV−IV線における太陽電池モジュールの断面図 図4に示す保護部材とケーブルコネクタとを示す斜視図 図3に示すVI−VI線における太陽電池モジュールの断面図 本発明の実施の形態2にかかる太陽光発電システムの斜視図 図7に示すVIII−VIII線における太陽光発電システムの断面図 本発明の実施の形態3にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 本発明の実施の形態4にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 本発明の実施の形態5にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 本発明の実施の形態6にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 図12に示す保護部材の平面図 本発明の実施の形態7にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 本発明の実施の形態8にかかる太陽電池モジュールの要部断面図 本発明の実施の形態9にかかる太陽電池モジュールの要部断面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる太陽光発電システムおよび太陽電池モジュールを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムが備える太陽電池モジュール100の平面図である。太陽光発電システムは、太陽電池モジュール100と、太陽電池モジュール100を設置面に固定する固定部材とを含む。図1では、固定部材の図示を省略している。太陽光発電システムは、屋根あるいは地面などの設置面に設置される。
太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル1と、太陽電池パネル1の外縁を保持する保持フレーム2とを備える。図1には、太陽電池パネル1の受光面1a側における太陽電池モジュール100の平面構成を示している。図1に示す平面構成において、太陽電池パネル1の外形は長方形をなしている。
太陽電池パネル1は、アレイ状に配列された複数の太陽電池セル3を備える。太陽電池セル3は、太陽光を電力へ変換する光電変換部である。複数の太陽電池セル3は、直列または並列に接続されている。太陽電池セル3は、受光面1a側に、透明基板であるガラスが配置されている。太陽電池パネル1は、エチレンビニルアセテート(Ethylene−Vinyl Acetate,EVA)樹脂またはポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate,PET)樹脂などの電気的絶縁材料により複数の太陽電池セル3を封止して形成される。図1では、太陽電池パネル1のガラスと電気的絶縁材料との図示を省略している。
保持フレーム2は、太陽電池パネル1の外縁全体を取り囲む。保持フレーム2は、太陽電池パネル1のうち長方形の長辺に沿って設けられた2つのフレーム材2aと、太陽電池パネル1のうち長方形の短辺に沿って設けられた2つのフレーム材2bとを組み合わせて構成されている。フレーム材2aは、太陽電池パネル1のうち長辺である外縁に平行な長尺形状をなす部材である。フレーム材2bは、太陽電池パネル1のうち短辺である外縁に平行な長尺形状をなす部材である。
図2は、図1に示す太陽電池モジュール100の斜視図である。図2には、太陽電池パネル1のうち受光面1aとは裏側の裏面1b側における太陽電池モジュール100の構成を示している。図2では、太陽電池セル3の図示を省略している。
太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル1で発生させた電力を取り出すためのケーブルである2本の出力ケーブル4を備える。太陽電池パネル1の裏面1bには、太陽電池パネル1に内蔵されている内部リード線と出力ケーブル4とを接続するための端子ボックス5が設けられている。端子ボックス5には、出力ケーブル4である負極側出力ケーブル4aと正極側出力ケーブル4bとが接続されている。図2では、内部リード線の図示を省略している。
出力ケーブル4の一方の端である第1端7は、太陽電池モジュール100の端子ボックス5へ挿入されて、太陽電池パネル1の内部リード線に接続される。出力ケーブル4の他方の端である第2端8には、ケーブル同士の接続のためのケーブルコネクタ6が取り付けられている。負極側出力ケーブル4aのケーブルコネクタ6は、他の太陽電池モジュール100の正極側出力ケーブル4bのケーブルコネクタ6に繋げられる。正極側出力ケーブル4bのケーブルコネクタ6は、他の太陽電池モジュール100の負極側出力ケーブル4aのケーブルコネクタ6に繋げられる。図2では、他の太陽電池モジュール100と、当該他の太陽電池モジュール100のケーブルコネクタ6との図示を省略している。
図3は、図2に示す太陽電池モジュール100と、太陽電池モジュール100に取り付けられた保護部材9とを示す平面図である。図3には、裏面1b側における太陽電池モジュール100の平面構成を示している。
太陽電池モジュール100において、保護部材9は、2つのフレーム材2aのうちの一方に取り付けられる。保護部材9は、フレーム材2aとの間にケーブルコネクタ6を収納可能にフレーム材2aに取り付けられて、ケーブルコネクタ6を保護する。図3に示す負極側出力ケーブル4aに取り付けられているケーブルコネクタ6には、他の太陽電池モジュール100の正極側出力ケーブル4bに取り付けられているケーブルコネクタ6が繋げられている。互いに繋げられている当該2つのケーブルコネクタ6は、保護部材9とフレーム材2aとの間に収納されている。
図4は、図3に示すIV−IV線における太陽電池モジュール100の断面図である。図4には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材9と、保護部材9が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図4に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。図4に示す矢印Aの方向を、鉛直方向のうちの上方向とする。また、矢印Bの方向を、鉛直方向のうちの下方向とする。
太陽電池モジュール100は、鉛直方向に垂直な水平面に対して受光面1aが傾けられて設置される。図4には、太陽電池パネル1の外形における長辺に設けられた2つのフレーム材2aのうち、傾斜の下方側にある1つのフレーム材2aを示している。
フレーム材2aは、太陽電池パネル1の外縁1cの下方から外縁1cの側方へかけて立てられた側面部11と、側面部11から折り曲げられている部分である底面部12とを有する。底面部12は、太陽電池モジュール100のうち受光面1aと裏面1bとに平行な底面12aを含む。側面部11は、太陽電池モジュール100のうち、底面12aと受光面1aとに垂直な側面11aを含む。太陽電池モジュール100が傾けられて設置されていることで、フレーム材2aの側面部11と底面部12との間の角部18が、太陽電池モジュール100の傾斜最下部となる。
また、フレーム材2aは、側面部11の上部に位置し太陽電池パネル1を保持する保持部13を備える。保持部13は、側面部11から受光面1aに対向するように突出された第1の張り出し部13aと、裏面1bに対向するように側面部11から突出された第2の張り出し部13bとを備える。第1の張り出し部13aと第2の張り出し部13bとが太陽電池パネル1を挟持することで、保持部13は、太陽電池パネル1を保持する。図4に示すフレーム材2a以外のフレーム材2a,2bは、図4に示すフレーム材2aと同様の構成を備える。
図5は、図4に示す保護部材9とケーブルコネクタ6とを示す斜視図である。保護部材9は、ケーブルコネクタ6が載せられる載置部14と、載置部14から上方へ立てられて側面部11に対向する側壁部15とを備える。図4に示す断面において、保護部材9はL字形状をなす。保護部材9の長手方向は、フレーム材2aの長手方向と同じ方向である。
保護部材9には、アルミニウム材が使用される。保護部材9の材料にアルミニウムが使用されることで、耐環境性と耐火性とを備えた保護部材9を得ることができる。なお、保護部材9の材料は、耐環境性と耐火性とを備えた材料であれば良く、アルミニウム以外の金属材料であっても良い。
太陽電池モジュール100の強度を高めるために、フレーム材2a,2bの材料には、耐環境性と耐火性とを備えた材料である金属材料が用いられる。太陽電池モジュール100において、耐環境性と耐火性とを備えた金属材料からなるフレーム材2aと保護部材9とに囲われた空間9aにケーブルコネクタ6を配置できる。
載置部14は、フレーム材2aの底面部12に当接させて配置される。保護部材9は、底面部12に載置部14を当接させ、かつ第2の張り出し部13bに側壁部15の上端15aを当接させて、フレーム材2aに嵌め込まれる。フレーム材2aに保護部材9が嵌め込まれることで、フレーム材2aの側面部11および第2の張り出し部13bと、保護部材9の載置部14および側壁部15とにより囲まれる空間9aが形成される。空間9aは、ケーブルコネクタ6の長手方向における端部16a,16bにおいて開放されており、端部16a,16bから出力ケーブル4が引き出し可能とされている。端部16a,16b間における保護部材9の長さL1は、互いに繋げられた2つのケーブルコネクタ6の長さL2よりも長く、L1>L2の関係が成り立つ。これにより、フレーム材2aと保護部材9とにより囲われる空間9aにケーブルコネクタ6が収納される。
太陽電池モジュール100は、フレーム材2aへ保護部材9が取り付けられて形成される空間9aにケーブルコネクタ6を収納することで、風によるケーブルコネクタ6の揺れを防ぐことができる。また、太陽電池モジュール100は、直射日光、降雨および降雪からケーブルコネクタ6を保護することができる。
載置部14は、フレーム材2aの底面部12より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能な厚みTを持つ。厚みTは、載置部14のうち底面部12と接する下面とケーブルコネクタ6と接する上面との間の厚みである。
なお、図4に示す保護部材9の載置部14は、フレーム材2aの側面部11から底面部12の端部17の範囲内に納められている。保護部材9は、フレーム材2aの側面部11から端部17までの範囲より外にはみ出るように配置されるものであっても良い。図3には、フレーム材2aからはみ出して配置されている保護部材9を示している。
図6は、図3に示すVI−VI線における太陽電池モジュール100の断面図である。図6には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材9が取り付けられている位置以外におけるフレーム材2aを含む部分の断面構成を示している。図6には、図4と同じフレーム材2aを示している。太陽電池モジュール100が傾けられて設置されていることで、フレーム材2aのうち角部18の上に雨水19が滞留することがある。
図4に示すように、実施の形態1の太陽電池モジュール100は、載置部14の上にケーブルコネクタ6が載せられることで、フレーム材2aの底面部12より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能とする。底面部12より上方にケーブルコネクタ6を保持することで、滞留する雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬が防がれる。太陽電池モジュール100は、ケーブルコネクタ6が雨水19に長期間浸漬されることによるケーブルコネクタ6の劣化を抑制できる。
実施の形態1によると、太陽電池モジュール100は、保持フレーム2に保護部材9が取り付けられることで、保持フレーム2と保護部材9との間にてケーブルコネクタ6を保護する。太陽電池モジュール100は、保護部材9により、底面部12より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能とすることで、雨水19への浸漬によるケーブルコネクタ6の劣化を抑制できる。これにより、太陽電池モジュール100および太陽光発電システムは、ケーブルコネクタ6を保護するとともにケーブルコネクタ6の劣化を抑制できるという効果を奏する。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる太陽光発電システム200の斜視図である。太陽光発電システム200は、太陽電池モジュール101と、太陽電池モジュール101を設置面に固定する固定部材21とを含む。実施の形態2では、保護部材9は、固定部材21に設けられている。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1と重複する説明を省略する。
太陽電池モジュール101の構成は、実施の形態1の太陽電池モジュール100から保護部材9を除いた構成と同じである。図7では、太陽電池パネル1の受光面1a側における太陽光発電システム200の構成を示している。なお、図7では、図1に示す太陽電池セル3の図示を省略している。図7では、図2に示す端子ボックス5と、端子ボックス5に接続されている負極側出力ケーブル4aと、負極側出力ケーブル4aに取り付けられているケーブルコネクタ6とを、破線により示している。
太陽光発電システム200は、2本の固定部材21を備える。固定部材21は、太陽電池パネル1の外形である長方形の長辺に沿って設けられている。固定部材21は、太陽電池パネル1のうち長辺である外縁に平行な長尺形状をなす構造体である。固定金具22は、固定部材21にフレーム材2aを固定する。固定部材21は、ネジ止めにより設置面に固定される。例を挙げると、固定部材21の底面に形成された孔を通された木ネジを屋根にねじ込むことで、固定部材21は、屋根上にて固定される。これにより、固定部材21は、保持フレーム2が取り付けられて、太陽電池モジュール101を設置面に固定する。なお、図7では、太陽光発電システム200のうち設置面への固定のための構成の図示を省略している。
太陽光発電システム200において、保護部材9は、2つの固定部材21のうちの一方に取り付けられる。保護部材9は、固定部材21との間にケーブルコネクタ6を収納可能に固定部材21に取り付けられて、ケーブルコネクタ6を保護する。なお、図7には、固定部材21への取り付け前における保護部材9を示している。
図8は、図7に示すVIII−VIII線における太陽光発電システム200の断面図である。図8には、太陽光発電システム200のうち、保護部材9と、保護部材9が取り付けられている固定部材21とを含む部分の断面構成を示している。なお、図8には、固定部材21への取り付け後における保護部材9を示している。図8に示す断面は、固定部材21の長手方向に垂直な断面である。図8に示す矢印Aの方向を、鉛直方向における上方向とする。また、矢印Bの方向を、鉛直方向における下方向とする。
太陽光発電システム200は、鉛直方向に垂直な水平面に対して受光面1aが傾けられて設置される。図8には、太陽電池パネル1の外形における長辺に平行に設けられた2つの固定部材21のうち、傾斜の下方側にある固定部材21を示している。
固定部材21は、太陽電池パネル1の外縁1cの下方にて立てられた側面部23と、側面部23から折り曲げられている部分である底面部24とを備える。底面部24は、太陽光発電システム200のうち受光面1aと裏面1bとに平行な底面24aを含む。側面部23は、太陽光発電システム200のうち底面24aと受光面1aとに垂直な側面23aを含む。太陽光発電システム200が傾けられて設置されていることで、固定部材21の側面部23と底面部24との間の角部27が、太陽光発電システム200の傾斜最下部となる。また、固定部材21は、側面部23の上側に位置し保持フレーム2が固定される保持部25を備える。保持部25は、側面部23から折り曲げられて、底面部24と平行とされている部分である。
保護部材9は、固定部材21の底面部24上に載置部14が配置され、かつ保持部25に側壁部15の上端15aを当接させて、固定部材21に嵌め込まれる。固定部材21に保護部材9が嵌め込まれることで、固定部材21の側面部23および保持部25と、保護部材9の載置部14および側壁部15とにより囲まれる空間9aが形成される。ケーブルコネクタ6は、固定部材21と保護部材9とにより囲われる空間9aに収納される。
太陽光発電システム200は、固定部材21へ保護部材9が取り付けられて形成される空間9aにケーブルコネクタ6を収納することで、風によるケーブルコネクタ6の揺れを防ぐことができる。また、太陽光発電システム200は、直射日光、降雨および降雪からケーブルコネクタ6を保護することができる。
載置部14は、固定部材21の底面部12より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能な厚みTを持つ。厚みTは、載置部14のうち底面部24と接する下面とケーブルコネクタ6と接する上面との間の厚みである。
太陽光発電システム200が傾けられて設置されていることで、固定部材21のうち角部18の上に雨水19が滞留することがある。実施の形態2の太陽光発電システム200は、載置部14の上にケーブルコネクタ6が載せられることで、固定部材21の底面部24より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能とする。底面部24より上方にケーブルコネクタ6を保持することで、滞留する雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬が防がれる。太陽光発電システム200は、ケーブルコネクタ6が雨水19に長期間浸漬されることによるケーブルコネクタ6の劣化を抑制できる。
なお、図8に示す保護部材9の載置部14は、固定部材21の側面部23から底面部24の端部26の範囲内に納められている。保護部材9は、固定部材21の側面部23から端部26までの範囲より外にはみ出るように配置されても良い。
実施の形態2によると、太陽光発電システム200は、固定部材21に保護部材9が取り付けられることで、固定部材21と保護部材9との間にてケーブルコネクタ6を保護する。太陽光発電システム200は、保護部材9により、底面部24より上方にてケーブルコネクタ6を保持可能とすることで、雨水19への浸漬によるケーブルコネクタ6の劣化を抑制できる。これにより、太陽光発電システム200は、ケーブルコネクタ6を保護するとともにケーブルコネクタ6の劣化を抑制できるという効果を奏する。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態3にかかる太陽電池モジュール100は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュール100と同様の構成を備える。実施の形態3では、フレーム材2aと保護部材9との寸法の例について説明する。実施の形態3では、上記の実施の形態1および2と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1および2と重複する説明を省略する。図9には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材9と、保護部材9が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図9に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
図9において、長さLは、面31から底面部12の端部17までの長さである。面31は、側面部11のうち空間9aおよび載置部14側の面である。厚みTは、載置部14の厚みである。太陽電池モジュール100の設置角度をθとすると、長さLと厚みTとは、次の式(1)を満足するように設定されている。なお、太陽電池モジュール100の設置角度θは、太陽光発電システムが設置面に設置された状態での水平面Hに対する底面12aの傾斜角度とする。
Tcosθ>Lsinθ ・・・(1)
太陽電池モジュール100が傾けられて設置されていることで、側面部11の面31と底面部12との間の角部32が、フレーム材2aのうち雨水19が滞留し得る部分の最下部となる。式(1)のLsinθは、設置角度θで設置された太陽電池モジュール100における角部32から底面部12の上端33までの鉛直方向における高さである。かかるLsinθは、フレーム材2aに滞留し得る雨水19の、角部32からの最高水位を表す。また、側面部11の面31と載置部14のうち空間9a側の面34との間の角部35が、空間9aの最下部となる。式(1)のTcosθは、角部32から角部35までの鉛直方向における高さを表す。
上記の式(1)を満足することで、角部35は、雨水19の最高水位よりも高い位置とされる。角部35が最高水位より高い位置であることで、雨水19が最高水位に到達した場合であっても、空間9aへの雨水19の入り込みが防がれる。これにより、太陽電池モジュール100は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を確実に防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態3によるフレーム材2aと保護部材9との寸法の設定は、実施の形態2の固定部材21と保護部材9とに適用されても良い。太陽光発電システム200は、図8に示す側面部23のうち空間9aおよび載置部14側の面と端部26との間の長さをLとして、上記の式(1)を満足するように長さLと厚みTとを設定できる。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を確実に防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態4にかかる太陽電池モジュール100は、保護部材40の取り付けにより、フレーム材2aの底面部12と保護部材40の載置部42との間に水路となる空間40bが設けられている。上記の実施の形態1から3と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から3と重複する説明を省略する。図10には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材40と、保護部材40が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図10に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
保護部材40は、ケーブルコネクタ6が収納される空間40aを囲むコネクタ収納部41を有する。コネクタ収納部41は、載置部42と、天面部43と、2つの側壁部44,45とにより構成される。コネクタ収納部41は、筒形をなしている。載置部42は、底面部12から間隔を空けて配置される。側壁部44は、フレーム材2aの側面部11に接する。側壁部45は、空間40aを介して側壁部44に対向する。側壁部45は、載置部42より下方へ延伸されている。保護部材40は、底面部12に側壁部45の下端46を当接させ、かつ第2の張り出し部13bに天面部43を当接させて、フレーム材2aに嵌め込まれる。実施の形態4にかかる太陽電池モジュール100は、耐環境性と耐火性とを備えた金属材料からなる保護部材40内にケーブルコネクタ6を配置できる。
フレーム材2aに保護部材40が嵌め込まれることで、フレーム材2aの底面部12および側面部11と、保護部材40の載置部42および側壁部45とにより囲まれる空間40bが形成される。空間40bは、フレーム材2aに滞留する雨水19が通る水路となる。水路となる空間40bが設けられていることで、保護部材40での雨水19の堰き止めを解消可能とする。これにより、太陽電池モジュール100は、保持フレーム2での雨水19の流動が妨げられないことで、雨水19の滞留を低減できるという効果を奏する。
実施の形態4の保護部材40の寸法には、実施の形態3の保護部材9の寸法の設定が適用されても良い。太陽電池モジュール100は、実施の形態3における厚みTを、底面部12からの載置部42の高さに置き換えて、実施の形態3と同様に保護部材40の寸法を設定できる。これにより、太陽電池モジュール100は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を確実に防ぐことができる。
実施の形態4の保護部材40は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。保護部材40は、図8に示す固定部材21の底面部24に下端46を当接させ、かつ固定部材21の保持部25に天面部43を当接させて、固定部材21に嵌め込まれる。保護部材40の載置部42と固定部材21の底面部24との間には、空間40bと同様の空間が形成される。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19の滞留を低減できるという効果を奏する。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態5にかかる太陽電池モジュール100は、実施の形態4の保護部材40に代えて、載置部51と側壁部52とを有する保護部材50を備える。上記の実施の形態1から4と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から4と重複する説明を省略する。図11には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材50と、保護部材50が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図11に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
保護部材50の側壁部52は、側面部11に対向する。載置部51は、側壁部52のうち下端53より上方の位置に取り付けられている。載置部51は、側壁部52に対し垂直に立てられている。載置部51は、底面部12から間隔を空けて配置される。保護部材50は、フレーム材2aの底面部12に側壁部52の下端53を当接させ、かつ第2の張り出し部13bに側壁部52の上端54を当接させて、フレーム材2aに嵌め込まれる。フレーム材2aに保護部材50が嵌め込まれることで、フレーム材2aの側面部11および第2の張り出し部13bと、保護部材50の載置部51および側壁部52とにより囲まれる空間50aが形成される。ケーブルコネクタ6は、フレーム材2aと保護部材50とにより囲まれる空間50aに収納される。
また、フレーム材2aの底面部12と保護部材50の載置部51との間には、実施の形態4の空間40bと同様に、雨水19が通る水路となる空間50bが設けられる。これにより、太陽電池モジュール100は、雨水19の滞留を低減できるという効果を奏する。
実施の形態5の保護部材50の寸法には、実施の形態3の保護部材9の寸法の設定が適用されても良い。太陽電池モジュール100は、実施の形態3における厚みTを、底面部12からの載置部51の高さに置き換えて、実施の形態3と同様に保護部材50の寸法を設定できる。これにより、太陽電池モジュール100は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を確実に防ぐことができる。
実施の形態5の保護部材50は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。保護部材50は、図8に示す固定部材21の底面部24に側壁部52の下端53を当接させ、かつ固定部材21の保持部25に側壁部52の上端54を当接させて、固定部材21に嵌め込まれる。保護部材50の載置部51と固定部材21の底面部24との間には、空間50bと同様の空間が形成される。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19の滞留を低減できるという効果を奏する。
実施の形態6.
図12は、本発明の実施の形態6にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態6の太陽電池モジュール100に備えられる保護部材55は、実施の形態5の保護部材50に排水口56が追加されたものである。上記の実施の形態1から5と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から5と重複する説明を省略する。図12には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材55と、保護部材55が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図12に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
排水口56は、空間50aからの排水のための開口である。排水口56は、側壁部52に設けられている。排水口56は、載置部51のうちケーブルコネクタ6が接する面57上に設けられている。図13は、図12に示す保護部材55の平面図である。図13では、側壁部52側における保護部材55の平面構成を示している。図13に示す保護部材55には、3つの排水口56が設けられている。3つの排水口56は、フレーム材2aの長手方向において、等間隔をなして配列されている。なお、フレーム材2aの長手方向における排水口56の位置と排水口56の数とは、任意とする。
空間50aに入り込んだ雨水19は、排水口56を通って空間50aの外へ排出される。太陽電池モジュール100は、保護部材55に排水口56が設けられていることで、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
なお、実施の形態6の排水口56は、実施の形態1および実施の形態3の保護部材9、または実施の形態4の保護部材40に設けられても良い。太陽電池モジュール100は、保護部材9,40に排水口56が設けられていることで、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができる。
実施の形態6の保護部材55は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態7.
図14は、本発明の実施の形態7にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態7の太陽電池モジュール100に備えられる保護部材60は、載置部51に排水口61が設けられている。上記の実施の形態1から6と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から6と重複する説明を省略する。図14には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材60と、保護部材60が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図14に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
排水口61は、空間50aからの排水のための開口である。排水口61は、載置部51のうち、載置部51と側面部11との間の角部62に接して設けられている。載置部51には、フレーム材2aの長手方向において等間隔をなして配列された複数の排水口61が設けられていても良い。なお、フレーム材2aの長手方向における排水口61の位置と排水口61の数とは、任意とする。
太陽電池モジュール100が傾けられて設置されていることで、角部62は、空間50aの傾斜最下部となる。空間50aに入り込んだ雨水19は、面57上にて傾斜下方の角部62へ向けて流動して、排水口61に到達する。排水口61に到達した雨水19は、排水口61を通って空間50bへ落下する。
太陽電池モジュール100は、角部62に排水口61が設けられていることで、空間50aに入り込んだ雨水19を効率良く空間50aの外へ排出できる。これにより、太陽電池モジュール100は、載置部51の角部62に排水口61が設けられていることで、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態7の保護部材60は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態8.
図15は、本発明の実施の形態8にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態8の太陽電池モジュール100に備えられる保護部材65は、実施の形態6の保護部材55の載置部51とは傾きを異ならせた載置部66を備える。上記の実施の形態1から7と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から7と重複する説明を省略する。図15には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材65と、保護部材65が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図15に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
保護部材65において、載置部66は、側面部11側から側壁部52側へ向かって下り勾配となるように、底面12aに対して傾けられている。ここで、太陽電池モジュール100の設置角度をθ、底面12aに対する載置部66の傾斜角度をθとする。図15に示す破線は、底面12aに平行な面を表す。設置角度θは、太陽光発電システムが設置面に設置された状態での水平面Hに対する底面12aの傾斜角度である。載置部66の傾斜角度θは、設置角度θより大きく、θ>θの関係が成り立つ。傾斜角度θが設置角度θより大きいことで、太陽電池モジュール100が傾けられて配置された状態にて、載置部66は、水平な状態から側壁部52側が下がるように傾けられている。
空間50aに入り込んだ雨水19は、載置部66のうち空間50a側の面57上にて傾斜下方へ流動して排水口56へ到達する。保護部材65は、載置部66を傾斜させたことで、空間50aに入り込んだ雨水19を効率良く空間50aの外へ排出できる。これにより、太陽電池モジュール100は、底面12aに対して傾斜させた載置部66が設けられていることで、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態8の保護部材65は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態9.
図16は、本発明の実施の形態9にかかる太陽電池モジュール100の要部断面図である。実施の形態9にかかる太陽電池モジュール100に備えられている保護部材70は、コネクタ収納部71と排水口73とを有する。上記の実施の形態1から8と同様の構成要素には同じ符号を付し、実施の形態1から8と重複する説明を省略する。図16には、太陽電池モジュール100のうち、保護部材70と、保護部材70が取り付けられているフレーム材2aとを含む部分の断面構成を示している。図16に示す断面は、フレーム材2aの長手方向に垂直な断面である。
保護部材70は、ケーブルコネクタ6が収納される空間70aを囲むコネクタ収納部71を有する。コネクタ収納部71は、載置部42と、天面部43と、2つの側壁部72,45とを備える。コネクタ収納部71は、筒型をなしている。側壁部72は、フレーム材2aの側面部11に接する。側壁部45は、空間70aを介して側壁部72に対向する。側壁部72と側壁部45とは、載置部42より下方へ延伸されている。なお、保護部材70は、実施の形態4の保護部材40と同様に、側壁部72と側壁部45とのうち、側壁部45のみを載置部42より下方へ延伸させた形状であっても良い。
保護部材70は、フレーム材2aの底面部12に側壁部72の下端74と側壁部45の下端46とを当接させ、かつ第2の張り出し部13bに天面部43を当接させて、フレーム材2aに嵌め込まれる。実施の形態9にかかる太陽電池モジュール100は、耐環境性と耐火性とを備えた金属材料からなる保護部材70内にケーブルコネクタ6を配置できる。
フレーム材2aに保護部材70が嵌め込まれることで、フレーム材2aの底面部12と、保護部材70の載置部42および側壁部72,45とにより囲まれる空間70bが形成される。空間70bは、雨水19が通る水路となる。
排水口73は、空間70aからの排水のための開口である。排水口73は、載置部42のうち、載置部42と側壁部72との間の角部75に接して設けられている。載置部42には、フレーム材2aの長手方向において等間隔をなして配列された複数の排水口73が設けられていても良い。なお、フレーム材2aの長手方向における排水口73の位置と排水口73の数とは、任意とする。
太陽電池モジュール100が傾けられて設置されていることで、角部75は、空間70aの傾斜最下部となる。空間70aに入り込んだ雨水19は、載置部42上にて傾斜下方の角部75へ向けて流動して、排水口73に到達する。排水口73に到達した雨水19は、排水口73を通って空間70bへ落下する。保護部材70は、角部75に排水口73が設けられていることで、空間70aに入り込んだ雨水19を効率良くコネクタ収納部71から排出できる。
保護部材70は、コネクタ収納部71を構成する載置部42に排水口73が設けられたことで、空間70aに入り込んだ雨水19をコネクタ収納部71から排出することができる。これにより、太陽電池モジュール100は、コネクタ収納部71を有する保護部材70に排水口73が設けられていることで、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態9の保護部材70は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム200に適用されても良い。これにより、太陽光発電システム200は、雨水19へのケーブルコネクタ6の浸漬を防ぐことができるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 太陽電池パネル、1a 受光面、1b 裏面、1c 外縁、2 保持フレーム、2a,2b フレーム材、3 太陽電池セル、4 出力ケーブル、4a 負極側出力ケーブル、4b 正極側出力ケーブル、5 端子ボックス、6 ケーブルコネクタ、7 第1端、8 第2端、9,40,50,55,60,65,70 保護部材、9a,40a,40b,50a,50b,70a,70b 空間、11,23 側面部、11a,23a 側面、12,24 底面部、12a,24a 底面、13,25 保持部、13a 第1の張り出し部、13b 第2の張り出し部、14,42,51,66 載置部、15,44,45,52,72 側壁部、15a,33,54 上端、16a,16b,17,26 端部、18,27,32,35,62,75 角部、19 雨水、21 固定部材、22 固定金具、31,34,57 面、41,71 コネクタ収納部、43 天面部、46,53,74 下端、56,61,73 排水口、100,101 太陽電池モジュール、200 太陽光発電システム。

Claims (12)

  1. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルに接続された第1端と、ケーブル同士の接続のためのケーブルコネクタが取り付けられた第2端とを有するケーブルと、
    前記太陽電池パネルの外縁に平行な長尺形状をなし、前記外縁の下方または側方にて立てられた側面部と前記側面部から折り曲げられた部分である底面部とを有する構造体と、
    前記ケーブルコネクタを収納可能に前記構造体に取り付けられ、前記ケーブルコネクタを保護する保護部材と、
    を備え、
    前記保護部材は、前記底面部より上方にて前記ケーブルコネクタを保持することを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記構造体は、前記太陽電池パネルの前記外縁を保持する保持フレームであることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記太陽電池パネルの前記外縁を保持する保持フレームを備え、
    前記構造体は、前記保持フレームが取り付けられて前記太陽電池パネルを設置面に固定する固定部材であることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記保護部材は、前記底面部に当接させて配置され前記ケーブルコネクタが載せられる載置部を有し、
    前記載置部の厚みをT、前記側面部から前記底面部の端部までの長さをL、前記太陽光発電システムが設置面に設置された状態での水平面に対する前記底面部の傾斜角度をθとして、Tcosθ>Lsinθを満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の太陽光発電システム。
  5. 前記保護部材は、
    前記底面部から間隔を空けて配置され前記ケーブルコネクタが載せられる載置部と、
    前記ケーブルコネクタが収納される空間を前記載置部とともに囲む側壁部と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の太陽光発電システム。
  6. 前記側壁部に開口が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電システム。
  7. 前記載置部は、前記側面部側から前記側壁部側へ向かって下り勾配となるように、前記底面部に対して傾けられていることを特徴とする請求項6に記載の太陽光発電システム。
  8. 前記底面部に対する前記載置部の傾斜角度が、水平面に対する前記底面部の傾斜角度より大きいことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電システム。
  9. 前記載置部に開口が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電システム。
  10. 前記開口は、前記載置部のうち前記側壁部との間の角部に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の太陽光発電システム。
  11. 前記保護部材は、前記ケーブルコネクタが収納される空間を囲むコネクタ収納部を有し、
    前記コネクタ収納部は、前記載置部と前記側壁部とを含めて構成されることを特徴とする請求項5から10のいずれか1つに記載の太陽光発電システム。
  12. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルに接続された第1端と、ケーブル同士の接続のためのケーブルコネクタが取り付けられた第2端とを有するケーブルと、
    前記太陽電池パネルの外縁に平行な長尺形状をなし、前記外縁の側方にて立てられた側面部と前記側面部から折り曲げられた部分である底面部とを含み、前記太陽電池パネルの前記外縁を保持する保持フレームと、
    前記ケーブルコネクタを収納可能に前記保持フレームに取り付けられ、前記ケーブルコネクタを保護する保護部材と、
    を備え、
    前記保護部材は、前記底面部より上方にて前記ケーブルコネクタを保持することを特徴とする太陽電池モジュール。
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