JP2019075353A - イオン発生装置 - Google Patents

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Masayoshi Satake
正義 佐竹
賢吾 福永
Kengo Fukunaga
賢吾 福永
登 前田
Noboru Maeda
登 前田
四方 一史
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Abstract

【課題】体格の増大化を抑えつつ、沿面放電の発生を抑えるようにしたイオン発生装置を提供する。【解決手段】イオン発生装置1は、上面11の外周側に形成されている端面13aを備える放電電極10と、上面21の外周側に形成されている端面23aとを備えるグランド電極20とを備え、保持部30が端面13a、23aが間隔を開けて対向するように放電電極10およびグランド電極20を支持する。保持部30は、放電電極10の上面11のうち中心側に固定され、かつグランド電極20の上面21のうち中心側に固定されることにより、放電電極10およびグランド電極20を支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、イオン発生装置に関するものである。
従来、活性種発生ユニットでは、対向電極および放電電極の間に対向電極を保持する電気絶縁性枠体が配置され、対向電極および放電電極の間に電源部より電圧を印加してコロナ放電により活性種を発生するものがある。
この活性種発生ユニットでは、電気絶縁性枠体および対向電極の間には、電気絶縁性枠体および対向電極の間の沿面距離を確保する電気絶縁性Oリングが配置されている。このことにより、対向電極および放電電極の間にて電気絶縁性枠体を介する沿面放電が生じることを抑えることができる。
特開2013−179000号公報
上記特許文献1の活性種発生ユニットでは、電気絶縁性枠体および対向電極の間に電気絶縁性Oリングが配置されているため、対向電極および放電電極の間にて沿面放電が生じることを抑えることができる。しかし、活性種発生ユニットの体格の増大化を招く恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、体格の増大化を抑えつつ、沿面放電の発生を抑えるようにしたイオン発生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1面(11)を備える第1電極(10)と、
第2面(21)を備える第2電極(20)と、を備え、
第1電極および第2電極が間隔を開けて配置されており、
第1電極および第2電極の間に印加される電圧によって第1電極および第2電極の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させるイオン発生装置であって、
第1電極および第2電極の間を電気絶縁し、かつ第1電極および第2電極を支持することにより第1電極および第2電極の間の間隔を保持する保持部(30)を備え、
保持部は、第1面のうち外周部(31x)よりも内側に固定され、かつ第2面のうち外周部(32x)よりも内側に固定されることにより、第1電極および第2電極を支持する。
以上により、第1電極のうち保持部の固定位置を電気力線の密度が大きい外周部側から離間した位置にすることができる。第2電極のうち保持部の固定位置を電気力線の密度が大きい外周部側から離間した位置にすることができる。
これにより、第1電極および第2電極の間の沿面距離を長くするための追加部品を用いることなく、沿面放電の耐圧を向上することができる。よって、体格の増大化を抑えつつ、沿面放電の発生を抑えるようにしたイオン発生装置を提供することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態におけるイオン発生装置の全体構成を示す斜視図である。 図1中の2枚の電極板を図1中矢印Ya方向から視た図である。 対比例におけるイオン発生装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるイオン発生装置の電極板の上面図である。 図4A中IVB−IVB断面図である。 第2実施形態におけるイオン発生装置の電極板と保持部材との固定構造を示す断面図である。 図4Bの部分拡大図である。 本発明の第3実施形態におけるイオン発生装置の電極板の斜視図である。 図5A中の保持部の電極支持部のうち軸線Sを含む部分断面図である。 本発明の第4実施形態におけるイオン発生装置の電極板の斜視図である。 本発明の第4実施形態におけるイオン発生装置の電極板の斜静図である。 図7A中の保持部の電極支持部のうち断面Dで切断した断面図である。 本発明の第5実施形態におけるイオン発生装置の斜視図である。 本発明の第6実施形態におけるイオン発生装置の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1、図2に本発明のイオン発生装置1の第1実施形態を示す。本実施形態におけるイオン発生装置は、居室内空間(或いは、車室内空間)へのイオンの供給、若しくは、イオン風に湿度やアロマをのせて局所的に提供することなど、ユーザの快適性を向上するための応用が考えられる。
イオンは、2つの電極間に高い電圧差が設定されて2つの電極間に生じるコロナ放電によって発生される。しかし、環境湿度や異物付着などによってコロナ放電から大電流が流れるアーク放電に移行してしまう場合がある。
しかし、ひとたび、アーク放電が発生すると、イオンを発生させるために必要な電極や筐体がアーク放電や沿面放電などの不要な放電で損傷し、コロナ放電の発生に必要な機能が損なわれてしまう。
特に沿面放電による筐体損傷については、従来技術では高抵抗部材の導入による絶縁性能向上や、沿面距離拡大による絶縁性の向上が取り組まれてきた。しかし、対策の背反として材料追加によるコスト増加、距離確保のための体格増加といった問題が生じている。
そこで、本実施形態のイオン発生装置1では、部材追加や距離拡大を用いずに、保持部30を経由した沿面放電を生じ難くする構造にした。以下、本実施形態のイオン発生装置1の具体的な構成について説明する。
イオン発生装置1は、図1に示すように、放電電極10、グランド電極20、保持部30、および電源部40を備える。
放電電極10は、導電性金属材料によって薄板状に形成されている。放電電極10は、上面11、下面12、端面13a、13b、13c、13dおよび鋭角部14a〜14eを備える。
上面11は、面方向に拡がる長方形に形成されている第1面である。下面12は、面方向に拡がる長方形に形成されている。上面11および下面12は、互いに長手方向が一致する。上面11および下面12は、平行に配置されている。上面11は、下面12に対して厚み方向一方側に形成されている。
端面13a、13b、13c、13dは、上面11(或いは、下面12)の外周側に形成されている。端面13a、13bは、上面11(或いは、下面12)の長手方向に平行に形成されている。端面13c、13dは、上面11(或いは、下面12)の長手方向に形成されている。
端面13aは、グランド電極20に対向している。端面13bは、端面13aに対してグランド電極20の反対側に設けられている。端面13c、13dは、端面13a、13bの間に形成されている。
鋭角部14a〜14eは、それぞれ、端面13からグランド電極20側に向けて突起するように形成されている。鋭角部14a〜14eは、それぞれ、後述するように、コロナ放電を誘発させる役割を果たす。
グランド電極20は、上面21、下面22、および端面23a、23b、23c、23dを備える。
上面21は、面方向に拡がる長方形に形成されている第2面である。下面22は、面方向に拡がる長方形に形成されている。上面21および下面22は、互いに長手方向が一致する。上面21および下面22は、平行に配置されている。上面21は、下面22に対して厚み方向一方側に形成されている。
端面23a、23b、23c、23dは、上面21(或いは、下面22)の外周側に形成されている。
端面23a、23bは、上面21(或いは、下面22)の長手方向に平行に形成されている。端面23c、23dは、上面21(或いは、下面22)の長手方向に形成されている。
端面23aは、放電電極10の端面13a側に対向している。端面23bは、端面23aに対して放電電極10の反対側に設けられている。端面23c、23dは、端面23a、23bの間に形成されている。
本実施形態の放電電極10の上面11(或いは、下面12)の長手方向は、グランド電極20の上面21(或いは、下面22)の長手方向に平行になっている。
保持部30は、放電電極10およびグランド電極20を支持して放電電極10およびグランド電極20の間を一定距離に保持する。すなわち、保持部30は、放電電極10およびグランド電極20を離間させるように放電電極10およびグランド電極20を保持する。保持部30は、放電電極10およびグランド電極20の間を電気絶縁しつつ、放電電極10の端面13aおよびグランド電極20の端面23aの間の間隔を維持する。
具体的には、保持部30は、電極支持部31、32、および保持本体部33を備え、略コ字状に形成されている。電極支持部31は、円柱状に形成されている第1支持部である。電極支持部31のうち軸線方向一方側31aが放電電極10の上面11に固定されている。このことにより、電極支持部31が放電電極10を支持することになる。
電極支持部31のうち軸線方向一方側31aは、上面11のうち外周部31xよりも内側(より具体的には、中心側)に位置する。このことにより、放電電極10のうち電気力線の密度が大きい部位(以下、電気力線集中部位ともいう)以外の部位に電極支持部31が固定されることになる。
電極支持部32は、円柱状に形成されている第2支持部である。電極支持部32のうち軸線方向一方側32aがグランド電極20の上面21に固定されている。このことにより、電極支持部32がグランド電極20を支持することになる。
電極支持部32のうち軸線方向一方側32aは、上面21のうち外周部32xよりも内側(より具体的には、中心側)に位置する。このことにより、グランド電極20のうち電気力線集中部位以外の部位に電極支持部32が固定されることになる。
保持本体部33は、角柱状に形成されている梁部材である。保持本体部33のうち長手方向一方側が電極支持部31の軸線方向他端側31bに固定されている。保持本体部33のうち長手方向他方側が電極支持部32の軸線方向他端側32bに固定されている。
本実施形態の保持部30は、セラミック材料や樹脂材料などの電気絶縁性材料によって形成されている。電極支持部31、32は、保持本体部33よりも電気絶縁性の高い材料によって構成されている。例えば、電極支持部31、32をセラミック材料によって構成し、保持本体部33を樹脂材料によって構成する。或いは、電極支持部31、32、および保持本体部33は、それぞれの同一の電気絶縁性材料によって構成してもよい。
電源部40は、放電電極10およびグランド電極20の間でコロナ放電を発生させるために、放電電極10およびグランド電極20の間に高電圧を与える。
次に、本実施形態のイオン発生装置1の作動について説明する。
まず、電源部40は、放電電極10およびグランド電極20の間に矩形波状の高電圧を与える。この際に、グランド電極20を基準電位(すなわち、零電位)として、放電電極10も電位を基準電位よりも低いマイナス電位にする。
この際、放電電極10の上面11(或いは、下面12)の外周側は、電気力線の密度が大きくなっている。一方、放電電極10のうち上面11(或いは、下面12)の中心側は、電気力線の密度が小さい。
同様に、グランド電極20の上面21(或いは、下面22)の外周側には、電気力線の密度が大きい。一方、グランド電極20のうち上21(或いは、下面22)の中心側は、電気力線の密度が小さい。
本実施形態では、保持部30の電極支持部31の軸線方向一方側31aが放電電極10の上面11の中心側に固定され、保持部30の電極支持部32の軸線方向一方側32aがグランド電極20の上面21の中心側に固定されている。
このため、電極支持部31の軸線方向一方側31a、および電極支持部32の軸線方向一方側32aが電気力線の密度が大きい箇所から離れることになる。これにより、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
この状態で、鋭角部14a〜14eの先端近傍に強電界が生じ、放電電極10の鋭角部14a〜14eとグランド電極20の端面23aとの間でコロナ放電が発生する。この際に、鋭角部14a〜14eの付近の空気が電離して、鋭角部14a〜14e付近にて負イオンが発生する。
この負イオンが放電電極10およびグランド電極20の間の電界によってグランド電極20側に移動する。その過程で周囲の中性空気分子を巻き込み、風(すなわち、イオン風)が発生する。
以上説明した本実施形態によれば、イオン発生装置1は、上面11と上面11の外周側に形成されている端面13aとを備える放電電極10と、上面21と上面21の外周側に形成されている端面23aとを備えるグランド電極20とを備える。
イオン発生装置1は、端面13a、23aが間隔を開けて対向するように放電電極10およびグランド電極20が配置されて、放電電極10およびグランド電極20の間に印加される電圧によって放電電極10およびグランド電極20の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させる。
イオン発生装置1は、放電電極10およびグランド電極20の間を電気絶縁し、かつ放電電極10およびグランド電極20を支持することにより端面13a、23aとの間の間隔を保持する保持部30を備える。
保持部30は、放電電極10の上面11のうち中心側に固定され、かつグランド電極20の上面21のうち中心側に固定されることにより、放電電極10およびグランド電極20を支持する。
ここで、従来、湿度変化などが起因して保持部30の表面を経由した放電電極10とグランド電極20間の絶縁抵抗が、沿面放電の閾値を下回ると、保持部30を介した沿面放電が生じてしまう。イオン発生に必要な空気を介したコロナ放電が生じなくなる。
この場合、イオン発生機能を損なうとともに、沿面放電により保持部30等が損傷する問題があった。
そこで、本実施形態では、図1の構成において、放電電極10のうち保持部30の電極支持部31の固定位置を電気力線の密度が大きい端部13a〜13dから離間した位置にする。これに加えて、グランド電極20のうち保持部30の電極支持部32の固定位置を電気力線の密度が大きい端部23a〜23dから離間した位置にする。
このことにより、放電電極10およびグランド電極20の間の沿面距離を長くするための追加部品を用いることなく、沿面放電の耐圧を向上するよう設計することにより、従来と同部材、同等の沿面距離構造であっても沿面放電を生じに難くし、コロナ放電、ひいてはイオン発生の機能を損なうことがない。
以上により、体格の増大化を抑えつつ、沿面放電の発生を抑えるようにしたイオン発生装置1を提供することができる。
ここで、電極の角部や端部(すなわち、外周部)と電極の中心部とでは、電界の大きさが、およそ7倍異なっている。このため、本字実施形態のイオン発生装置1は、図3のように、放電電極10やグランド電極20をそれぞれの外周部を保持部30が保持する場合に比べて、沿面放電の発生を大きく低減することができる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、上記第1実施形態において、保持部30の電極支持部31、32と放電電極10、グランド電極20とを固定するための具体的な固定構造について図4〜図7を参照して説明する。
本実施形態の放電電極10の上面11の中心側には、厚み方向他方側に開口する開口部17aを有して開口部17aから厚み方向一方側に凹む溝部17が第1溝部として形成されている。溝部17を形成する内壁17bは、厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている。
本実施形態の溝部17の開口部17aとしては、円形、長円形など角部の無い形状であればどのような形状でもよい。
放電電極10の上面11と内壁17bが交わる箇所Kaが開口部17aの内側に凸となる湾曲状に形成されている。放電電極10の下面12は、厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている凸部12aが形成されている。
保持部30の電極支持部31は、分割支持部31c、31dを備える。分割支持部31cは、保持本体部33から円柱状に突出するように形成されている。分割支持部31dは、分割支持部31cの軸線方向一方側に配置されている。
分割支持部31cのうち軸線方向一方側31fは、軸線方向一方側に凸となる半球状に形成されている。分割支持部31cのうち軸線方向一方側は、放電電極10の上面11の溝部17内に填め込まれている。
分割支持部31dのうち軸線方向他方側は、軸線方向一方側に半球状に形成される溝部31eが形成されている。分割支持部31dの溝部31eが放電電極10の下面12の凸部12aに填め込まれている。
このことにより、電極支持部31の分割支持部31cのうち軸線方向一方側が、放電電極10の上面11の溝部17内に填め込まれ、かつ分割支持部31c、31dの間に放電電極10を狭持された状態で電極支持部31が放電電極10に固定されることになる。
保持部30の電極支持部31の場合と同様に、保持部30の電極支持部32は、分割支持部31c、31dを備える。放電電極10の場合と同様に、グランド電極20の上面21には、溝部17が第2溝部として設けられている。
電極支持部32の分割支持部31cのうち軸線方向一方側がグランド電極20の上面21の溝部17内に填め込まれ、かつ分割支持部31c、31dの間にグランド電極20を狭持された状態で電極支持部32がグランド電極20に固定されることになる。
以上説明した本実施形態によれば、放電電極10の溝部17を形成する内壁17bは、厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている。このため、放電電極10のうち電極支持部31に固定される箇所において電気力線の密度を小さくすることができる。
さらに、電極支持部31と放電電極10との場合と同様に保持部30の電極支持部32とグランド電極20とが固定される。このため、グランド電極20のうち電極支持部32に固定される箇所において電気力線の密度を小さくすることができる。以上により、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
本実施形態では、電極支持部31の分割支持部31cのうち軸線方向一方側が、放電電極10の上面11の溝部17内に填め込まれ、かつ分割支持部31c、31dの間に放電電極10を狭持された状態で電極支持部31が放電電極10に固定されることになる。これにより、電極支持部31および放電電極10の間の固定強度を高めることができる。
本実施形態では、電極支持部32の分割支持部31cのうち軸線方向一方側がグランド電極20の上面21の溝部17内に填め込まれ、かつ分割支持部31c、31dの間にグランド電極20を狭持された状態で電極支持部32がグランド電極20に固定されることになる。これにより、電極支持部32およびグランド電極20の間の固定強度を高めることができる。
以上により、電極支持部31、32と放電電極10、グランド電極20とを固定するために、電気絶縁性を低下させる接着剤を用いることを抑制することができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態のイオン発生装置1において、電極支持部31、32として円柱状に形成されたものを用いたが、これに代えて、本第3実施形態のイオン発生装置1では、図8、図9に示すように、柱状に形成され、かつ軸線Sを含む断面において表面31sが波状に形成されている電極支持部31、32を用いてもよい。図9は、電極支持部31のうち軸線Sを含む断面図である。軸線Sは、電極並び方向Drに直交する方向に延びる仮想線である。
この場合、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面距離を長くすることができる。このことにより、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
(第4実施形態)
上記第1実施形態のイオン発生装置1において、放電電極10を支持する電極支持部31を1つ設けた例について説明する例について説明したが、これに代えて、放電電極10を支持する2つの電極支持部31を設けた本第4実施形態について図10を参照して説明する。
本実施形態のイオン発生装置1は、上記第1実施形態のイオン発生装置1において、1つの電極支持部31を追加したものであり、その他の構成は、上記第1実施形態のイオン発生装置1と同様である。このため、以下、主に2つの電極支持部31について説明する。
2つの電極支持部31の軸線方向他端側31bは、それぞれ、保持本体部33のうち長手方向一方側に固定されている。
2つの電極支持部31は、放電電極10およびグランド電極20が並ぶ方向(以下、電極並び方向Drという)に交差(具体的には、直交)する方向に並べられている。
本実施形態の電極支持部32は、電極並び方向Drから視て、2つの電極支持部31の間に配置されている。このことにより、電極支持部32は、電極並び方向Drから視て、2つの電極支持部31に対してオフセットして配置されていることになる。
以上により、放電電極10およびグランド電極20の間において、放電時の最短経路を構成する電極並び方向Drに2つの電極支持部31と電極支持部32とを並べることを避けることができる。これにより、放電電極10およびグランド電極20の間において、保持部30を介する沿面距離を長くすることができる。このことにより、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
(第5実施形態)
上記第1実施形態のイオン発生装置1において、単一の電気絶縁性材料によって構成した電極支持部31、32を用いた例について説明したが、これに代えて、電気絶縁性の薄膜を用いて電極支持部31、32の電気絶縁性を高めるようにした本第5実施形態について図11、図12を参照して説明する。
本実施形態のイオン発生装置1の保持部30の電極支持部31は、円柱状に形成されている電極支持基部31kと、電極支持基部31kの表面全体に薄膜状に形成されている高絶縁膜31mとを備える。
ここで、電極支持基部31k、および高絶縁膜31mは、電気絶縁性材料によって構成されている。特に、高絶縁膜31mを構成する電気絶縁性材料は、電極支持基部31kを構成する電気絶縁性材料よりも電気絶縁性が高いものが用いられる。
電極支持部32は、電極支持部31と同様に、電極支持基部31k、および高絶縁膜31mによって構成されている。
同様に、保持本体部33は、固定基部とこの固定基部の表面全体に薄膜状に形成されている高絶縁膜を備える。
以上により、保持本体部33の電気絶縁性を高めることができる。よって、保持部30の電気絶縁性を高めることができる。このことにより、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
(第6実施形態)
上記第1〜5実施形態では、放電電極10として薄板状に形成されている電極板を用いた例について説明したが、これに代えて、針状に形成されている針状電極としての放電電極10を用いた本第6実施形態について図13を参照して説明する。
本実施形態と上記第1実施形態とは、放電電極10が相違するだけで、その他の構成は同一である。そこで、本実施形態の放電電極10について説明し、その他の説明を省略する。図8において、図1と同一符号は、同一のものを示す。
本実施形態の放電電極10は、針状に形成されて、その先端部がグランド電極20の端面23aに向けて配置されている。放電電極10の後端部には、先端部と反対側に突起する突起部15が設けられている。突起部15は、上面15aを有する円板状に形成されている。
上面15aは、厚み方向に形成されている。換言すれば、上面15aは、電極並び方向Drに交差(具体的には、直交)する方向の一方側に向けて形成されている。
電極支持部31のうち軸線方向一方側31aが突起部15の上面15aのうち外周側よりも内側(具体的には、中心側)に固定されている。突起部15の上面15aのうち外周側には、電気力線の密度が大きくなる一方、突起部15の上面15aのうち内側には、電気力線の密度が小さい。このため、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
以上説明した本実施形態によれば、針状そのままの形状である放電電極10を用いる場合には、電極支持部31を固定することが困難であるが、放電電極10に突起部15を設けることにより、電極支持部31を放電電極10に容易に固定することができる。
(第7実施形態)
本第7実施形態のイオン発生装置1は、上記第1実施形態のイオン発生装置1の放電電極10において、2つの電極支持部31を固定するための2つの突起部15A、15Bを追加した例について図14を参照して説明する。図14において、図1と同一の符号は、同一のものを示し、その説明を省略する。
突起部15Aは、放電電極10の端面(すなわち、外壁)13cから突出するように形成されている保持受部である。突起部15Aは、上面15aを形成している。突起部15bBは、放電電極10の端面13dから突出するように形成されている保持受部である。突起部15Bは、上面15bを形成している。
上面15a、15bは、それぞれ、電極並び方向Drに交差(具体的には、直交)する方向の一方側に向けて形成されている。
2つの電極支持部31のうち一方の電極支持部31は、その軸線方向一方側31aが、突起部15Aの上面15aのうち外周部よりも内側(具体的には、中心側)に固定されている。
2つの電極支持部31のうち他方の電極支持部31は、その軸線方向一方側31aが、突起部15Bの上面15bのうち外周側よりも内側(具体的には、中心側)に固定されている。
ここで、放電電極10において、突起部15Aの上面15aのうち外周側よりも内側の方が電気力線の密度が小さい。突起部15Bの上面15bのうち外周側よりも内側の方が電気力線の密度が小さい。
本実施形態のグランド電極20には、2つの電極支持部32を固定するための2つの突起部16A、16Bが保持受部として設けられている。
突起部16Aは、グランド電極20の端面23cから突出するように形成されている。突起部16Aは、上面16aを形成している。突起部16bBは、グランド電極20の端面23dから突出するように形成されている。突起部16Bは、上面16bを形成している。
上面16a、16bは、それぞれ、電極並び方向Drに交差(具体的には、直交)する方向の一方側に向けて形成されている。
2つの電極支持部32のうち一方の電極支持部32は、その軸線方向一方側31aが突起部16Aの上面16aのうち外周側よりも内側(具体的には、中心側)に固定されている。
2つの電極支持部32のうち他方の電極支持部32は、その軸線方向一方側32aが突起部16Bの上面16bのうち外周側よりも内側(具体的には、中心側)に固定されている。
グランド電極20において、突起部16A(或いは、16B)の上面16aのうち外周側よりも内側の方が電気力線の密度が小さい。突起部16Bの上面16bのうちその外周側よりも内側の方が電気力線の密度が小さい。
以上説明した本実施形態によれば、放電電極10、グランド電極20において突起部16A、16Bを追加することにより、電極支持部31、32を保持する面積を拡大することができる。これにより、電気力線集中部位を避けた部位において容易に電極支持部31、32を保持することができる。よって、放電電極10およびグランド電極20の間で保持部30を介する沿面放電が生じることが抑制される。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第7実施形態では、グランド電極20を基準電位として放電電極10をマイナス電位にする高電圧を放電電極10およびグランド電極20の間に与える例について説明した。
しかし、これに代えて、グランド電極20を基準電位として放電電極10をプラス電位にする高電圧を放電電極10およびグランド電極20の間に与えるようにしてもよい。この場合、放電電極10において、負イオンに代えて正イオンが発生する。
(2)上記第1〜第4実施形態では、放電電極10のうち電極支持部31が固定される面11を、これに代えて、電極並び方向Drに対する直交方向の一方側に配置している例について説明したが、放電電極10のうち電極支持部31が固定される上面11を前記直交方向の一方側以外の部位に配置してもよい。
(3)上記第1〜第7実施形態では、グランド電極20のうち電極支持部32が固定される面21を、電極並び方向Drに対する直交方向の一方側に配置している例について説明したが、これに代えて、グランド電極20のうち電極支持部32が固定される上面21を、前記直交方向の一方側以外の部位に配置してもよい。
(4)上記第6実施形態では、突起部15のうち保持部30の電極支持部31(或いは、32)が固定される上面15aを、電極並び方向Drに対する直交方向の一方側に配置している例について説明した。しかし、これに代えて、突起部15のうち保持部30の電極支持部31(或いは、32)が固定される上面15aを、電極並び方向Drに対する直交方向の一方側以外の部位に配置してもよい。
上記第7実施形態の突起部15Aの上面15aも同様であり、上記第7実施形態の突起部15Bの上面15bも同様である。
(5)上記第6実施形態では、放電電極10を針状電極とし、グランド電極20を薄板状の電極とした例について説明したが、これに代えて、次の(a)(b)のようにしてもよい。
(a)放電電極10を薄板状の電極とし、グランド電極20を針状電極とする。
(b)放電電極10を針状電極とし、グランド電極20を針状電極とする。
(6)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記第1〜第7実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、イオン発生装置において、第1面を備える第1電極と、第2面を備える第2電極と、を備え、第1電極および第2電極が間隔を開けて配置されており、第1電極および第2電極の間に印加される電圧によって第1電極および第2電極の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させるイオン発生装置であって、第1電極および第2電極の間を電気絶縁し、かつ第1電極および第2電極を支持することにより第1電極および第2電極の間の間隔を保持する保持部を備え、保持部は、第1面のうち外周部よりも内側に固定され、かつ第2面のうち外周部よりも内側に固定されることにより、第1電極および第2電極を支持する。
第2の観点によれば、第1電極の第1面のうちその外周部よりも内側には、開口部を有して開口部から厚み方向一方側に凹む第1溝部が形成されており、保持部が第1電極の第1溝部に嵌め込まれた状態で第1面のうちその外周部よりも内側に固定される。
これにより、保持部を第1電極に容易に固定することができる。
第3の観点によれば、第1電極の第1面と第1溝部を形成する第1内壁とが交わる部位が開口部の内側に凸となる湾曲状に形成されている。
これにより、第1電極のうち保持部に固定される箇所において電気力線の密度を小さくすることができる。
第4の観点によれば、第1溝部が厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている。
これにより、第1電極のうち保持部に固定される箇所において電気力線の密度をより一層小さくすることができる。
第5の観点によれば、第2電極の第2面のうちその外周部よりも内側には、開口部を有して開口部から厚み方向一方側に凹む第2溝部が形成されており、保持部が第2電極の第2溝部に嵌め込まれた状態で第2面のうちその外周部よりも内側に固定される。
これにより、保持部を第2電極に容易に固定することができる。
第6の観点によれば、第2電極の第2面と第2溝部を形成する第2内壁とが交わる部位が開口部の内側に凸となる湾曲状に形成されている。
これにより、第2電極のうち保持部に固定される箇所において電気力線の密度を小さくすることができる。
第7の観点によれば、第2溝部が厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている。
これにより、第2電極のうち保持部に固定される箇所において電気力線の密度をより一層小さくすることができる。
第8の観点によれば、保持部はその表面が波状に形成されている。
これにより、保持部において第1電極および第2電極の間の沿面距離を大きくすることができる。
第9の観点によれば、保持部は、第1電極を支持する第1支持部と第2電極を支持する第2支持部を備え、第1電極および第2電極が並ぶ方向から視て、第1支持部および第2支持部がオフセットするように保持部が構成されている。
これにより、保持部において第1電極および第2電極の間の沿面距離を大きくすることができる。
第10の観点によれば、保持部は、2つの第1支持部を備え、第1電極および第2電極が並ぶ方向から視て、第2支持部は、2つの第1支持部の間に位置する。
第11の観点によれば、保持部は、第1電極および第2電極の間を電気絶縁し、かつ第1電極および第2電極を支持することにより第1電極および第2電極の間の間隔を保持する保持基部と、保持基部よりも電気絶縁性の高い材料によって構成され、保持基部の表面に膜状に形成されている電気絶縁膜とを備える。
これにより、保持部における電気絶縁性を高めることができる。
第12の観点によれば、保持部は、第1電極に固定される第1支持部と、第2電極に接続される第2支持部と、第1支持部と第2支持部とを支持することにより第1電極と第2電極との間の間隔を保持する保持本体部とを備え、第1支持部および第2支持部は、保持本体部よりも電気絶縁性の高い材料によって構成されている。
これにより、保持部における電気絶縁性を高めることができる。
第13の観点によれば、第1電極と第2電極とを備え、第1電極および第2電極が間隔を開けて配置されて、第1電極および第2電極の間に印加される電圧によって第1電極および第2電極の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させるイオン発生装置であって、
第1電極および第2電極の間を電気絶縁し、かつ第1電極および第2電極を支持することにより第1電極と第2電極との間の間隔を保持する保持部を備え、第1電極および第2電極のうち少なくとも一方の電極には、その外壁から突出する突出部が設けられており、
突出部には、突出面が設けられており、保持部は、少なくとも一方の電極の突出部の突出面のうちその外周部よりも内側に固定されている。
これにより、第1電極および第2電極の間の沿面距離を長くするための追加部品を用いることなく、沿面放電の耐圧を向上することができる。よって、体格の増大化を抑えつつ、沿面放電の発生を抑えるようにしたイオン発生装置を提供することができる。
第14の観点によれば、第1電極および第2電極のうち少なくとも一方の電極以外の電極を他方の電極とした場合において、一方の電極は、針状に形成され、かつ先端が他方の電極に向くように形成されている針状電極であり、突出部は、針状電極の後端から突出する。
1 イオン発生装置
10 放電電極
11 上面
20 グランド電極
21 上面
30 保持部
31 電極支持部
32 電極支持部
33 保持本体部
40 電源部

Claims (14)

  1. 第1面(11)を備える第1電極(10)と、
    第2面(21)を備える第2電極(20)と、を備え、
    前記第1電極および前記第2電極が間隔を開けて配置されており、
    前記第1電極および前記第2電極の間に印加される電圧によって前記第1電極および前記第2電極の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させるイオン発生装置であって、
    前記第1電極および前記第2電極の間を電気絶縁し、かつ前記第1電極および前記第2電極を支持することにより前記第1電極および前記第2電極の間の間隔を保持する保持部(30)を備え、
    前記保持部は、前記第1面のうち外周部(31x)よりも内側に固定され、かつ前記第2面のうち外周部(32x)よりも内側に固定されることにより、前記第1電極および前記第2電極を支持するイオン発生装置。
  2. 前記第1電極の前記第1面のうちその前記外周部よりも内側には、第1開口部(17a)を有して前記開口部から厚み方向一方側に凹む第1溝部(17)が形成されており、
    前記保持部が前記第1電極の前記第1溝部に嵌め込まれた状態で前記第1面のうちその外周部よりも内側に固定される請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記第1電極の前記第1面と前記第1溝部を形成する第1内壁(17b)とが交わる部位(Ka)が前記開口部の内側に凸となる湾曲状に形成されている請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 前記第1溝部が前記厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている請求項2または3に記載のイオン発生装置。
  5. 前記第2電極の前記第2面のうちその前記外周部よりも内側には、第2開口部(17a)を有して前記開口部から厚み方向一方側に凹む第2溝部(17)が形成されており、
    前記保持部が前記第2電極の前記第2溝部に嵌め込まれた状態で前記第2面のうちその外周部よりも内側に固定される請求項1ないし4のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
  6. 前記第2電極の前記第2面と前記第2溝部を形成する第2内壁(17b)とが交わる部位(Ka)が前記開口部の内側に凸となる湾曲状に形成されている請求項5に記載のイオン発生装置。
  7. 前記第2溝部が前記厚み方向一方側に凸となる半球状に形成されている請求項6に記載のイオン発生装置。
  8. 前記保持部はその表面が波状に形成されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
  9. 前記保持部は、前記第1電極を支持する第1支持部(31)と前記第2電極を支持する第2支持部(32)を備え、
    前記第1電極および第2電極が並ぶ方向から視て、前記第1支持部および前記第2支持部がオフセットするように前記保持部が構成されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
  10. 前記保持部は、前記2つの第1支持部を備え、
    前記第1電極および第2電極が並ぶ方向から視て、前記第2支持部は、前記2つの第1支持部の間に位置する請求項9に記載のイオン発生装置。
  11. 前記保持部は、前記第1電極および前記第2電極の間を電気絶縁し、かつ前記第1電極および前記第2電極を支持することにより前記第1電極および前記第2電極の間の間隔を保持する保持基部(31k)と、
    前記保持基部よりも電気絶縁性の高い材料によって構成され、前記保持基部の表面に膜状に形成されている電気絶縁膜(31m)と、
    を備える請求項1ないし10のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
  12. 前記保持部は、前記第1電極に固定される第1支持部(31)と、前記第2電極に接続される第2支持部(32)と、前記第1支持部と前記第2支持部とを支持することにより前記第1電極と前記第2電極との間の間隔を保持する保持本体部(33)と、を備え、
    前記第1支持部および前記第2支持部は、前記保持本体部よりも電気絶縁性の高い材料によって構成されている請求項1ないし11のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
  13. 第1電極(10)と第2電極(20)とを備え、
    前記第1電極および前記第2電極が間隔を開けて配置されて、前記第1電極および前記第2電極の間に印加される電圧によって前記第1電極および前記第2電極の間にコロナ放電を発生させてイオンを発生させるイオン発生装置であって、
    前記第1電極および前記第2電極の間を電気絶縁し、かつ前記第1電極および前記第2電極を支持することにより前記第1電極と前記第2電極との間の間隔を保持する保持部(30)を備え、
    前記第1電極および前記第2電極のうち少なくとも一方の電極には、その外壁から突出する突出部(15、15A、15B、16A、16B)が設けられており、
    前記突出部には、突出面(15a、15b)が設けられており、
    前記保持部は、前記少なくとも一方の電極の前記突出部の前記突出面のうちその外周部よりも内側に固定されているイオン発生装置。
  14. 前記第1電極および前記第2電極のうち前記少なくとも一方の電極以外の電極を他方の電極とした場合において、
    前記一方の電極は、針状に形成され、かつ先端が前記他方の電極に向くように形成されている針状電極であり、
    前記突出部は、前記針状電極の後端から突出する請求項13に記載のイオン発生装置。
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