JP2019075157A - 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム - Google Patents

画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2019075157A
JP2019075157A JP2018243361A JP2018243361A JP2019075157A JP 2019075157 A JP2019075157 A JP 2019075157A JP 2018243361 A JP2018243361 A JP 2018243361A JP 2018243361 A JP2018243361 A JP 2018243361A JP 2019075157 A JP2019075157 A JP 2019075157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
information
setting
option
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018243361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6658856B2 (ja
Inventor
由 平澤
Yoshi Hirasawa
由 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018243361A priority Critical patent/JP6658856B2/ja
Publication of JP2019075157A publication Critical patent/JP2019075157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6658856B2 publication Critical patent/JP6658856B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】ユーザごとに画像処理の実行を制限することが可能な画像処理装置に関して,所望の画像処理を実行させるためのユーザの手間を軽減できる技術を提供すること。【解決手段】MFP100は,ログインユーザに対して,スキャンの保存態様の選択肢ごとに利用を制限する。また,MFP100には,少なくともスキャンの保存態様の選択肢のうちの1つがショートカット情報として記憶されている。そして,MFP100は,ある保存態様の利用が制限されているにもかかわらず,当該保存態様が記憶されたショートカット情報を読み出した場合,当該保存態様を代替する選択肢であって利用可能な他の保存態様が有れば,保存態様を選択させる保存態様選択画面60を表示し,他の保存態様が無ければ,機能を選択させる機能選択画面50を表示する。【選択図】図7

Description

本発明は,画像処理装置および情報処理装置に関する。さらに詳細には,ユーザごとに画像処理の実行を制限することが可能な画像処理装置についての,画像処理に関する設定画面の表示技術に関するものである。
従来から,画像処理に関する複数の機能を備える画像処理装置であって,ユーザごとに各機能が利用可能か否かを記憶するリストを有し,画像処理装置にログインしたユーザであるログインユーザに応じて,画像処理の実行を制限する技術が知られている。
利用制限が可能な画像処理装置に対して,画像処理の実行指示あるいは設定を入力する画面に関する技術を開示した文献としては,例えば特許文献1がある。特許文献1では,複数のアプリケーションプログラムが記憶された画像処理装置であって,認証されたユーザに応じて利用が許可されたアプリケーションプログラムの画面遷移を選択可能にするユーザインターフェースを提供する構成が開示されている。
特開2014−56592号公報
近年の画像処理装置においては,多数の機能があり,所望の画像処理を実行させるために複数の入力操作が必要となる。これら複数の入力操作を利用の度にユーザが1から行うとなると,ユーザにとって手間である。そこで,画像処理装置がこれら複数の入力操作によって入力される情報の少なくとも1つをショートカット情報として記憶し,当該ショートカット情報を読み出すことで当該ショートカット情報に対応する入力操作を省略できる,いわゆるショートカット機能が望まれる。
しかしながら,利用制限が可能な画像処理装置にショートカット機能を適用すると,次のような問題がある。すなわち,ショートカット情報に記憶される機能の利用が制限される場合,画像処理装置は,当該ショートカット情報に基づく画像処理を実行できない。そのため,当該ショートカット情報の選択を不可にする,あるいは当該ショートカット情報が読み出された場合には初期画面を表示する,といったショートカット機能を無効にする構成が考えられる。しかしショートカット機能を無効にしてしまうと,全ての入力操作を1からやり直すことになり,ユーザの手間が多くなる。
本発明は,前記した問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ユーザごとに画像処理の実行を制限することが可能な画像処理装置に関して,所望の画像処理を実行させるためのユーザの手間を軽減できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像処理装置は,表示部と,記憶部と,制御部と,を備える画像処理装置であって,前記記憶部には,ユーザの識別情報と,前記画像処理装置が実行する複数の機能の1つである特定の機能に含まれる,特定の設定項目に対する複数の選択肢の,各々の利用可否と,を関連付けた利用情報と,前記複数の選択肢の1つを特定する情報を記憶するショートカット情報と,が記憶され,前記制御部は,ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,前記複数の機能のいずれかを選択させる第1画面の表示中において前記特定の機能が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記特定の設定項目に対する前記複数の選択肢のいずれかを選択させる第2画面に切り換え,前記複数の選択肢の1つである第1の選択肢が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記第1の選択肢が選択されたことを示す情報が表示される第3画面に切り換え,前記第1画面の表示中において前記第1の選択肢を特定する情報が記憶された前記ショートカット情報が読み出された場合,入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザの前記利用情報を参照して,前記第1の選択肢が利用可能か否かを判断し,さらに前記第1の選択肢が利用不可の場合には前記複数の選択肢のうち前記第1の選択肢以外に利用可能な第2の選択肢が有るか否かを判断し,前記1の選択肢が利用可能と判断された場合には,前記第3画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断された場合には,前記第2画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が無いと判断された場合には,前記第1画面を表示させたままとする,ことを特徴としている。
本明細書に開示される画像処理装置は,第1画面と,特定の機能が選択されることで表示される第2画面と,第1の選択肢が選択されることで表示される第3画面とを,表示部に切り換えさせる。また,画像処理装置は,ユーザごとに,特定の機能の特定項目の選択肢ごとに利用を制限する。また,画像処理装置には,特定項目の選択肢のうちの1つがショートカット情報として記憶されている。そして,画像処理装置は,第1の選択肢の利用が制限されているにもかかわらず,第1の選択肢を特定する情報が記憶されたショートカット情報を読み出した場合,第1の選択肢を代替する選択肢であって利用可能な第2の選択肢が有れば,第2画面を表示する。この場合,第1画面から特定の機能を選択する操作は必要無い。そのため,第1画面を表示する場合,すなわちショートカット情報を無効にして選択操作を1からやり直させる場合と比較して,ユーザの手間を軽減できる。
また,前記記憶部には,ユーザの識別情報と,各機能あるいは各選択肢の実行可能回数と,を関連付けた回数情報が記憶され,前記制御部は,実行可能回数が0であった機能あるいは選択肢を利用不可と判断してもよい。利用制限には実行可能回数の設定が含まれていてもよく,制御部は,実行可能回数が0であれば,利用情報に利用可能と記憶されていたとしても利用不可と判断する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させた場合に,前記第1の選択肢の選択を制限させるとよい。第2画面にて第1の選択肢の選択が可能な場合,ユーザが第1の選択肢を実行可能と誤解してしまう可能性がある。そのため,第1の選択肢の選択を制限する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させた場合に,前記第1の選択肢を,利用不可であることを明示するアイコン表示,あるいはグレーアウト表示,あるいは非表示,とするとよい。選択不可を明示することで,ユーザの誤解を回避できる。
また,前記制御部は,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させる場合に,前記第1の選択肢の利用が制限されている旨のメッセージを,前記表示部に表示させるとよい。利用制限のメッセージを表示することで,ユーザが選択不可を認識でき,その誤解を回避できる。
また,前記制御部は,前記表示部に表示させる画面の設定である画面設定であって,前記第1画面から前記特定の機能が選択されたときに次に表示させる画面の前記画面設定を受け付け,前記画面設定として前記第3画面が設定された場合に,前記第1の選択肢を記憶する前記ショートカット情報を前記記憶部に記憶させ,前記第1画面にて前記特定の機能が選択された場合に,前記第1の選択肢が記憶された前記ショートカット情報を読み出すとよい。画面のショートカットが選択された際に,その画面に対応付けられた機能をショートカット情報として記憶することで,本発明を適用できる。
また,前記制御部は,前記表示部に,前記記憶部に記憶されたショートカット情報に対応付けられた特定画像が含まれる前記第1画面を表示させ,前記第1画面の前記特定画面への入力があった場合に,前記特定画面に対応するショートカット情報を読み出すとよい。ショートカット情報に対応する特定画面を表示することで,ショートカット情報の選択が容易になる。
また,本明細書には,表示部と,記憶部と,制御部と,を備える画像処理装置であって,前記記憶部には,ユーザの識別情報と,前記画像処理装置が実行する複数の機能および各機能の設定項目の選択肢の利用可否と,を関連付けた利用情報と,前記画像処理装置に実行させる機能および当該機能に含まれる設定項目の設定内容を記憶するショートカット情報と,が記憶され,前記制御部は,ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,前記ショートカット情報の読み出し指示を受け付ける読出画面にて前記読み出し指示を受け付けた場合,前記ショートカット情報を前記記憶部から読み出し,入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザの前記利用情報を参照して,前記ショートカット情報に記憶される設定内容が利用可能か否かを判断し,さらに当該設定内容が利用不可の場合には当該設定内容以外に利用可能な設定である代替設定が有るか否かを判断し,当該設定内容が利用可能と判断された場合には,当該設定内容が設定されていることを示す情報が表示される第1設定画面を前記表示部に表示させ,当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が有ると判断された場合には,前記代替設定への変更を許可するか否かの入力を受け付け,変更を許可する入力を受け付けた場合には,前記代替設定が設定されたことを示す情報が表示される第2設定画面を前記表示部に表示させ,変更を許可しない入力を受け付けた場合,あるいは当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が無いと判断された場合には,前記読出画面あるいは前記読出画面に移行する前の画面を前記表示部に表示させる,ことを特徴とする別の画像処理装置が開示されている。
本明細書に開示される別の画像処理装置では,ショートカット情報に記憶される設定内容が利用不可であった際,ショートカット情報に記憶される設定内容の代わりとなる代替設定が有る場合に,その代替設定への変更可否の入力を受け付け,変更許可が入力された場合には,代替設定に応じた第2設定画面を表示する。これにより,始めから代替設定を選択する場合と比較して,ユーザの手間を軽減できる。
また,前記制御部は,変更を許可する入力を受け付けた場合,前記代替設定を記憶する前記ショートカット情報を前記記憶部に記憶させるとよい。代替設定が選択されたショートカット情報を記憶することで,次回の利用において再度代替設定への変更を入力する必要がなく,ユーザの手間を軽減できる。
また,前記制御部は,前記表示部に,前記記憶部に記憶された各ショートカット情報に対応付けられたボタンが含まれる前記読出画面を表示させ,前記読出画面のボタンへの入力があった場合に,当該ボタンに対応するショートカット情報を読み出すとよい。ショートカット情報に対応するボタンを表示することで,ショートカット情報の選択が容易になる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,ユーザごとに画像処理の実行を制限することが可能な画像処理装置に関して,所望の画像処理を実行させるためのユーザの手間を軽減できる技術が実現される。
実施の形態にかかる複合機(MFP)の電気的構成を示すブロック図である。 MFPが有するユーザ登録テーブルの構成を示す図である。 MFPが有するユーザ制限テーブルの構成を示す図である。 画面設定が無い場合の,スキャン実行時の操作パネルの画面遷移を示す図である。 ショートカットボタン押下時の操作パネルの画面遷移を示す図である。 画面設定を行う設定画面を示す図である。 画面設定が有る場合の,スキャン選択時の操作パネルの画面遷移を示す図である。 実施の形態にかかる機能選択処理の手順(前半)を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる機能選択処理の手順(後半)を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるショートカット機能選択処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像処理装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,画像読取機能および画像形成機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral )に本発明を適用したものである。
[MFPの構成]
本形態のMFP100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34と,を有するコントローラ30を備えている。また,MFP100は,印刷部10と,読取部20と,操作パネル40と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,電話回線インターフェース39とを備え,これらがCPU31によって制御される。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM34も,MFP100にて用いられる各種の情報を記憶する記憶領域として利用される。NVRAM34は,記憶部の一例である。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよい。
印刷部10は,画像データに基づく画像をシートに印刷する。また,印刷部10は,印刷部10は,画像をシートに印刷することができればよく,インクジェット方式であっても電子写真方式であってもよい。更には,カラー印刷が可能であってもモノクロ専用であってもよい。
読取部20は,原稿の画像を読み取って画像データを出力する。読取部20は,原稿の画像を読み取ることができればよく,CIS方式であってもCCD方式であってもよい。更には,カラー読み取りが可能であってもモノクロ専用であってもよい。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブル等を介してネットワークと接続する外部装置200と通信を行うためのハードウェアである。外部装置200としては,例えば,パーソナルコンピュータ(PC),クラウドサーバ,スマートフォンが該当する。USBインターフェース38は,USBケーブル等を介して接続されたデバイスと通信を行うためのハードウェアである。デバイスとしては,例えば,フラッシュメモリやメディアカードが該当する。電話回線インターフェース39は,電話回線を介して電話網に接続された他のファクシミリ(FAX)装置と通信を行うためのハードウェアである。
操作パネル40は,スタートキー,ストップキー,テンキーの各ボタン等,各種のボタンによって構成されるボタン群と,タッチパネルと,を備える。このボタン群やタッチパネルにより,動作状況の表示や入力操作の受け付けが可能になっている。操作パネル40は,表示部の一例である。
MFP100には,実行可能な機能として,コピー,FAX,スキャン,がある。コピーは,読取部20に原稿の画像を読み取らせ,印刷部10に当該原稿の画像を印刷させる機能である。FAXは,読取部20に原稿の画像を読み取らせ,当該原稿の画像に基づくFAXデータを電話回線インターフェース39を介して他のFAX装置に送信する機能である。スキャンは,読取部20に原稿の画像を読み取らせ,当該原稿の画像に基づく画像データを,指定された記憶先に記憶する機能である。MFP100を利用するユーザは,操作パネル40を介して,利用する機能を選択して実行指示を入力する。なお,MFP100が実行可能な機能は,これらに限らず,他の機能があってもよい。他の機能としては,例えば,印刷,すなわち外部装置から取得したデータの画像を印刷部10に印刷させる機能が該当する。
また,MFP100は,ユーザごとに,装置の利用を制限する制限機能を有している。また,利用制限は,機能ごとに利用可否を設定してもよく,機能の設定項目の選択肢ごとに利用可否を設定してもよい。MFP100は,装置を利用するユーザを特定するためのユーザ認証を行い,認証されたユーザに対して許可された機能あるいは設定項目の選択肢の実行を可能にする。
前述した制限機能を実現するため,MFP100は,ユーザ認証を行うための情報として,図2に示すようなユーザ登録テーブル341を,NVRAM34に記憶している。具体的に,ユーザ登録テーブル341は,ユーザIDと,パスワードとの2つの項目を含むレコードを記憶している。なお,ユーザ登録テーブル341のレコードの構成はこれらに限るものではなく,他の項目を含めてもよい。また,ユーザを特定できる情報が含まれていればよく,必ずしもパスワードを記憶する必要はない。
さらに,MFP100は,機能ないし設定項目の選択肢の利用可否を決定するための情報として,図3に示すようなユーザ制限テーブル342を,NVRAM34に記憶している。具体的に,ユーザ制限テーブル342は,ユーザIDと,制限情報との2つの項目を含むレコードを記憶している。ユーザIDは,ユーザ登録テーブル341のユーザIDと関連付けられる。さらに,制限情報には,コピー,FAX,スキャン,の機能ごとの利用可否の情報が記憶される。
具体的に,制限情報には,コピーの制限として,1回のジョブで許可される最大のページ数,1日にカラーコピーが可能な枚数,1日にモノクロコピーが可能な枚数,が記憶される。カラーコピーが可能な枚数およびモノクロコピーが可能な枚数は,シート1枚の印刷が完了する度に1つ減り,24時間ごとに初期値に戻される。なお,これらの枚数は管理者が初期値に戻してもよい。枚数が0の場合,利用不可となる。また,各情報のうち,「無制限」は,コピー枚数の制限が無いことを意味し,「×」は,始めから利用不可であることを意味する。すなわち,MFP100が実行可能なコピー機能には,設定項目としてコピー態様があり,コピー態様の選択肢として,カラーコピーとモノクロコピーとがある。そして,制限情報には,コピー態様の選択肢ごとの利用可否の情報が記憶される。
また,制限情報には,FAXの制限として,利用可否が記憶される。すなわち,「○」であればFAX送信の利用が可能であり,「×」であればFAX送信の利用が不可であることを意味する。FAXについては,機能の利用可否が記憶され,当該機能の利用が不可の場合には,当該機能の設定項目についてはどの選択肢も利用できない。つまり,機能の利用を不可にすることは,当該機能の設定項目の全選択肢の利用を不可にすることを意味する。
また,制限情報には,スキャンの制限として,読取結果の画像データを,RAM33ないしNVRAM34に保存する「ファイル」,ネットワークインターフェース37を介して接続する外部装置に保存する「転送」,USBインターフェース38を介して接続するデバイスに保存する「USB保存」,電子メールに添付して送信する「電子メール」,の各保存態様の利用可否が記憶される。すなわち,スキャンには,設定項目として保存態様があり,保存態様の選択肢として,ファイル,転送,USB保存,電子メール,がある。そして,制限情報には,保存態様の選択肢ごとの利用可否の情報が記憶される。
なお,ユーザ制限テーブル341のレコード構成もこれらに限るものではなく,他の項目を含めてもよい。制限情報の構成もこれらに限るものではなく,他の項目を含めてもよい。
[MFPの認証動作]
続いて,MFP100の認証動作について説明する。MFP100では,あらかじめ管理者によって,ユーザ登録テーブル341に,ユーザ情報が登録される。また,あらかじめ管理者によって,ユーザ制限テーブル342に,ユーザごとの制限情報が設定される。
MFP100を利用するユーザは,MFP100に画像処理を実行させるにあたって,MFP100にログインする。MFP100へのログインは,操作パネル40に表示されるログイン画面からユーザIDおよびパスワードを入力することによって行われる。すなわち,MFP100は,操作パネル40を介してユーザ情報の入力を受け付ける。なお,MFP100は,ユーザ登録テーブル341に登録されているユーザIDを操作パネル40に一覧表示し,その中からユーザIDを選択させ,その後にパスワードの入力のみを要求してもよい。また,ユーザID等の入力方法は,操作パネル40への入力操作に限らず,ユーザ情報が記憶されたICカードを,MFP100が有するICカードリーダに読み取らせてもよい。
MFP100は,ユーザ情報が入力された後,入力されたユーザ情報に基づいてユーザ認証を行う。具体的にMFP100は,図2に示したユーザ登録テーブル341を参照して,入力されたユーザIDおよびパスワードと一致するレコードが登録されているか否かを判断する。そして,MFP100は,一致するレコードが登録されていれば,ユーザ認証が成功したものと判断し,ログインを許可する。一方,一致するレコードが登録されていなければ,ユーザ認証が失敗したものと判断し,ログインを許可しない。
MFP100は,ログインを許可すると,ログインが許可されたユーザであるログインユーザのユーザIDをRAM33に記憶する。なお,MFP100は,ログインを許可すると,ログアウトが行われるまではログイン画面を表示しない。すなわち,MFP100には,複数のユーザが同時にログインできない。さらにMFP100は,図3に示したユーザ制限テーブル342を参照してログインユーザの制限情報を取得し,ログインユーザに許可された範囲内での画像処理を実行可能にする。
なお,ユーザ認証は,MFP100以外の装置で行ってもよい。例えば,MFP100がネットワークを介して認証サーバと接続されている場合,MFP100は,入力されたユーザ情報を認証サーバに送信し,認証サーバから認証結果を受信し,当該認証結果に基づいてログインの可否を判断してもよい。
また,MFP100は,ユーザ制限の情報を,外部装置から取得してもよい。例えば,ユーザ制限テーブル342を記憶する外部サーバとMFP100が接続されている場合,MFP100は,ログインユーザのユーザIDを当該外部サーバに送信し,当該外部サーバから当該ユーザIDに対応する制限情報を受信してもよい。
[MFPの操作パネルの画面遷移]
続いて,MFP100の操作パネル40のタッチパネルの画面遷移の一例について説明する。この例では,スキャンの実行指示を入力する際の,操作パネル40の画面遷移について説明する。なお,以下の説明では,MFP100へのログインが既に成功しているものとする。
ログインが成功すると,MFP100は先ず,ホーム画面に設定されている画面を表示する。本形態では,図4(a)に示すように,機能を選択させる画面である機能選択画面50がホーム画面に設定されているものとする。ホーム画面の設定は,後述する画面設定によって可能である。機能選択画面50には,機能の一覧をアイコンで表示する機能一覧部51と,ショートカットの選択に移行するボタンであるショートカットボタン53と,ログインユーザの名称を表示するユーザ部54と,が含まれる。機能選択画面50は,第1画面の一例である。
機能選択画面50では,仮選択された機能のアイコンが一点鎖線枠で囲まれる。そして,MFP100は,アイコンが一点鎖線枠で囲まれた状態,すなわち仮選択された状態で,さらに当該アイコンがタッチされることで,当該アイコンに対応する機能の選択を受け付ける。また,MFP100は,アイコンが一点鎖線枠で囲まれていない状態で,当該アイコンがタッチされると,当該アイコンを仮選択状態とし,それまで仮選択状態であったアイコンの一点鎖線枠を消去して仮選択を解除する。
例えば,機能選択画面50にてスキャンの選択を受け付けると,MFP100は,図4(b)に示すように,スキャンの保存態様を選択させる画面である保存態様選択画面60を表示する。保存態様選択画面60には,保存態様の一覧をアイコンで表示する保存態様一覧部61と,前述の機能選択画面50に移行するボタンである機能選択ボタン62と,が含まれる。保存態様一覧部61では,画面を左右方向にスクロールさせることで不図示の保存態様のアイコンが表示される。保存態様選択画面60は,第2画面の一例である。
保存態様選択画面60では,機能選択画面50と同様に,仮選択された保存態様のアイコンが一点鎖線枠で囲まれる。そして,MFP100は,アイコンが一点鎖線枠で囲まれた状態で,さらに当該アイコンがタッチされると,当該アイコンに対応する保存態様の選択を受け付ける。
例えば,保存態様選択画面60にてUSB保存の選択を受け付けると,MFP100は,図4(c)に示すように,USB保存の詳細設定を表示する画面であるUSB保存画面70を表示する。USB保存画面70には,USB保存の設定項目の一覧を表示する項目一覧部71と,前述の保存態様選択画面60に移行するボタンである保存態様選択ボタン72と,保存態様以外の設定項目を設定させる画面に移行するボタンであるオプションボタン73と,現在設定されている設定内容をショートカットとして保存するボタンであるショートカット保存ボタン74と,実行指示を入力するボタンであるスタートボタン75と,が含まれる。USB保存画面70は,第3画面の一例である。
MFP100は,スタートボタン75がタッチされると,設定内容に従うスキャンの実行を開始する。また,MFP100は,ショートカット保存ボタン74がタッチされると,USB保存画面70に現在表示されているスキャンの設定内容を記憶するショートカット情報を,NVRAM34に保存する。すなわち,ショートカット保存ボタン74がタッチされることによって記憶されるショートカット情報には,少なくと保存態様がUSB保存であることが記憶され,さらに保存態様以外の設定内容も記憶するようにしてもよい。
なお,MFP100は,USB保存以外の保存態様が選択された場合についても,各保存態様に対応する画面を表示する。また,MFP100は,スキャン以外の機能が選択された場合についても,各機能に対応する画面を表示する。
次に,NVRAM34に記憶されたショートカット情報に基づく,操作パネル40の画面遷移について説明する。MFP100は,図5(a)に示したホーム画面である機能選択画面50のショートカットボタン53へのタッチによって,ショートカット情報を利用する指示を受け付ける。
機能選択画面50にてショートカット情報の利用指示を受け付けると,MFP100は,図5(b)に示すように,ショートカット情報を選択させる画面であるショートカット選択画面80を表示する。ショートカット選択画面80には,NVRAM34に記憶されているショートカット情報の各々に対応付けられたアイコンの一覧を表示するショートカット一覧部81と,前述の機能選択画面50に移行するボタンである機能選択ボタン82と,選択されているショートカット情報の設定内容を表示するボタンである詳細ボタン83と,が含まれる。なお,図5(b)では,番号のみを表示したアイコンであるが,ショートカット情報個々に付された名前が記憶されている場合,当該名前を表示してもよい。ショートカット選択画面80は,読出画面の一例である。
ショートカット選択画面80では,機能選択画面50と同様に,仮選択されたショートカット情報のアイコンが一点鎖線枠で囲まれる。そして,MFP100は,アイコンが一点鎖線枠で囲まれた状態で,さらに当該アイコンがタッチされると,当該アイコンに対応するショートカット情報の選択を受け付ける。
ショートカット情報の選択を受け付けると,MFP100は,選択されたショートカット情報をRAM33に読み出す。そして,MFP100は,ユーザ制限テーブル342に記憶された制限情報に基づいて,当該ショートカット情報に記憶された機能ないし設定項目(以下,機能ないし設定項目を「機能等」とする)の設定内容をログインユーザが利用可能か否かを判断する。ログインユーザが当該設定内容を利用可能であれば,ショートカット情報に記憶された機能等の設定内容を表示する画面に移行する。
例えば,機能をコピーとし,設定項目を倍率100%,両面印刷無し,カラーコピー,第1トレイ使用,とした設定内容が記憶されたショートカット情報が選択され,ログインユーザが当該設定内容を利用可能であった場合,MFP100は,図5(c1)に示すようなコピー設定画面701を表示する。コピー設定画面701には,コピーの設定項目の一覧を表示する項目一覧部711と,設定項目を設定させる画面に移行するボタンであるコピー設定ボタン712と,現在設定されている設定内容をショートカットとして保存するボタンであるショートカット保存ボタン714と,実行指示を入力するボタンであるスタートボタン715と,が含まれる。コピー設定画面701は,第1設定画面の一例である。
MFP100は,スタートボタン715がタッチされると,設定内容に従うコピーの実行を開始する。また,MFP100は,ショートカット保存ボタン714がタッチされると,コピー設定画面701に現在表示されている設定内容を記憶するショートカット情報をNVRAM34に保存する。
一方,ログインユーザが当該設定内容を利用不可であれば,MFP100は,利用不可であった機能等を代替できる機能等が有るか否かを判断し,代替できる機能等が有る場合には,代替する機能等を選択させる画面を表示する。
例えば,ログインユーザがカラーコピーおよびモノクロコピーともに実行不可であり,FAXとスキャンが実行可能な場合,代替する機能が有ると判断できる。この場合,MFP100は,図5(c2)に示すように,機能の変更の選択を受け付ける代替選択画面720を表示する。代替選択画面720では,代替する機能の一覧を表示する代替一覧部721が含まれる。また,変更しないことを選択させる選択肢も表示される。MFP100は,変更しない以外の機能が選択されると,選択された機能に対応する画面に移行する。例えば,代替選択画面720にてスキャンが選択されると,保存態様選択画面60を表示する。これにより,読み取った結果をシートに印刷の形態では出力できないものの,データとして出力して残すことができる。この場合,保存態様選択画面60は,第2設定画面の一例である。一方,変更しないが選択されると,画面を移行せず,ショートカット選択画面80を表示したままとする。なお,ホーム画面である機能選択画面50を表示してもよい。
また,例えば,ログインユーザがカラーコピーの実行が不可であり,モノクロコピーの実行が可能な場合,代替する設定項目の選択肢が有ると判断できる。この場合,MFP100は,モノクロコピーへの変更を受け付ける代替選択画面を表示する。そして,代替選択画面にてモノクロコピーへの変更を受け付けると,図5(c1)に示したコピー設定画面701のうちの項目一覧部711のコピーの設定項目をカラーコピーからモノクロコピーに変更した画面を表示する。この場合,モノクロコピーに変更されたコピー設定画面701は,第2設定画面の一例である。
また,例えば,ログインユーザの許可されるカラーコピー枚数が1枚であり,モノクロコピー枚数が100枚であり,部数の設定が10部の場合,代替する設定項目の選択肢が有ると判断できる。この場合,MFP100は,モノクロコピーへの変更あるいは部数の変更を受け付ける代替選択画面を表示する。そして,例えば,代替選択画面にてモノクロコピーへの変更を受け付けると,図5(c1)に示したコピー設定画面701のうちの項目一覧部711のコピーの設定項目をカラーコピーからモノクロコピーに変更した画面を表示する。この場合,モノクロコピーに変更されたコピー設定画面701は,第2設定画面の一例である。また,例えば,代替選択画面にて部数の変更を受け付けると,コピー設定画面701のうちの部数を変更した画面を表示する。この場合,部数が変更されたコピー設定画面701は,第2設定画面の一例である。
次に,画面設定に基づく,操作パネル40の画面遷移について説明する。MFP100は,操作パネル40にある設定ボタンの押下によって,画面設定を変更する指示を受け付ける。
例えば,MFP100は,図6(a)に示すように,機能選択画面50の表示中に画面設定の変更指示を受け付けると,図6(b)に示すように,画面設定を設定させる画面である画面設定画面90を表示する。画面設定画面90には,画面設定の設定項目の一覧を表示する項目一覧部91と,ホーム画面に移行するボタンであるホームボタン92と,が含まれる。項目一覧部91中のホーム画面の項目は,MFP100へのログインが成功した直後に表示される初期画面を意味する。項目一覧部91中のコピー画面およびスキャン画面の項目は,それぞれの機能が機能選択画面50にて選択された際に表示される画面を意味する。例えば,スキャン画面の設定としては,保存態様に対応する画面が設定可能である。画面設定の設定内容は,NVRAM34に記憶される。なお,保存される情報は,表示される画面を特定できる情報であればよく,USB保存等の選択肢の識別情報であってもよいし,USB保存画面70等の画面の識別情報であってもよい。
例えば,図6(b)に示すように,画面設定画面90においてスキャン画面にUSB保存画面70が設定されている場合,図7(a)に示すように機能選択画面50にてスキャンの選択を受け付けると,MFP100は,USB保存画面70に対応する保存態様であるUSB保存をログインユーザが利用可能か否かを判断する。ログインユーザが当該USB保存を利用可能であれば,図7(b1)に示すように,USB保存画面70を表示する。すなわち,画面設定によって既にUSB保存が選択されていることから,図4(b)で説明したような保存態様選択画面60の表示を省略して,USB保存画面70を表示する。すなわち,画面設定も,ショートカットの一形態として機能し,NVRAM34に記憶される画面設定の設定内容もショートカット情報の一例となる。
一方,ログインユーザが当該USB保存を利用不可であれば,図7(b2)に示すように,保存態様選択画面60を表示する。ここでは,機能選択画面50にてスキャンを選択していることから,機能選択画面50にまで戻る必要はなく,機能選択画面50にてスキャンが選択された場合の画面である保存態様選択画面60に移行する。すなわち,ホーム画面である機能選択画面50には戻らず,USB保存画面70よりも図4に示した画面遷移の上で上位階層であって,ホーム画面である機能選択画面50よりも下位階層である,保存態様選択画面60を表示する。
ただし,保存態様としてUSB保存が利用不可であることから,MFP100は,保存態様選択画面60にてUSB保存が利用不可であることを明示する。例えば,図7(b2)に示すように「×」マークを付加したアイコンを表示する。この他,アイコンをグレーアウトしてもよいし,アイコンを非表示にしてもよい。また,USB保存の利用が制限されている旨のメッセージを保存態様選択画面60中に表示してもよい。USB保存が利用不可であることを明示することで,USB保存が利用可能と誤解する可能性を低減できる。なお,USB保存以外にも利用不可の保存態様があれば,当該保存態様についても利用不可であることを明示してもよい。
また,USB保存以外の保存態様が選択されると,選択された保存態様に対応する画面を表示する。その後,選択された保存態様に対応する画面にて実行指示が入力された場合に,画面設定を当該選択された保存態様に切り換えてもよい。
[MFPの機能選択処理]
続いて,前述したMFP100の操作パネル40の画面遷移を実現する機能選択処理について,図8および図9のフローチャートを参照しつつ説明する。機能選択処理は,ログインに成功した等,機能選択画面50を表示する条件を満たしたことを契機に,CPU31によって実行される。なお,本形態では,ホーム画面に機能選択画面50が設定されているものとする。
機能選択処理では,CPU31は先ず,図8に示すように,機能選択画面50を,操作パネル40に表示させる(S101)。このときユーザ制限テーブル342を参照し,ログインユーザの利用不可の機能については,利用不可であることを明示してもよい。
S101の後,CPU31は,機能の選択を受け付けたか否かを判断する(S111)。機能の選択を受け付けていない場合(S111:NO),CPU31は,ショートカットボタン53が押下されたか否かを判断する(S112)。ショートカットボタン53が押下されていない場合(S112:NO),CPU31は,ログアウト指示が入力されたか否かを判断する(S113)。ログアウト指示も入力されていない場合(S113:NO),S111に戻り,CPU31は,各種の入力を待つ。なお,CPU31が待つ入力には,機能一覧部51での機能の選択,ショートカットボタン53の押下,ログアウト指示の入力の他にもあるが,説明を省略する。
機能の選択を受け付けた場合(S111:YES),CPU31は,選択された機能がスキャンか否かを判断する(S121)。スキャンが選択されていない場合(S121:NO),CPU31は,選択されたスキャン以外の機能に対応する画面を操作パネル40に表示させる指示を出力する(S122)。スキャン以外の機能に対応する画面を表示させる指示が出力されると,CPU31は,当該画面を操作パネル40に表示させる処理の実行を開始する。具体的にS122では,コピーやFAXが選択された場合も,図6に示した画面設定が行われているか否かに応じて,それぞれ利用可否の判断および判断結果に応じた画面の表示を行う。すなわち,スキャンと同様の画面遷移となる。スキャン以外の機能が選択された場合については説明を省略する。S122の後,操作パネル40の画面が,機能選択画面50からスキャン以外の機能に対応する画面に切り換えられる。そのため,機能選択処理を終了する。
スキャンが選択された場合(S121:YES),図9に移行し,CPU31は,画面設定の設定が有るか否かを判断する(S201)。画面設定の設定が無い場合(S201:NO),CPU31は,保存態様選択画面60を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S231)。保存態様選択画面60を表示させる指示が出力されると,CPU31は,保存態様選択画面60を操作パネル40に表示させる処理の実行を開始する。保存態様選択画面60を操作パネル40に表示させる処理の詳細については省略する。
画面設定の設定が有る場合(S201:YES),CPU31は,当該画面設定をNVRAM34から読み出して取得する(S202)。さらに,ユーザ制限テーブル342を参照してログインユーザの制限情報を取得する(S203)。S202とS203とは逆順であってもよい。
その後,CPU31は,画面設定にて設定されている画面に対応する保存態様をログインユーザが利用可能か否かを判断する(S211)。ログインユーザが利用可能であれば(S211:YES),CPU31は,画面設定にて設定されている保存態様の詳細設定を表示する画面を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S212)。保存態様の詳細設定を表示する画面,例えばUSB保存画面70を表示させる指示が出力されると,CPU31は,当該画面を操作パネル40に表示させる処理の実行を開始する。保存態様の詳細設定を表示する画面を操作パネル40に表示させる処理の詳細については省略する。
ログインユーザが利用可能でなければ(S211:NO),CPU31は,画面設定に設定されている画面に対応する保存態様以外の保存態様の利用が可能であるか否か,すなわち代替可能な保存態様が有るか否かを判断する(S221)。代替可能な保存態様が有る場合(S221:YES),CPU31は,画面設定で選択されている画面よりも図4に示した画面遷移の上で上位階層であって,ホーム画面である機能選択画面50よりも下位階層である,保存態様選択画面60を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S231)。この場合,保存態様選択画面60には,画面設定に設定されている保存態様が利用不可であることを明示させる。
なお,画面設定に設定されている画面に対応する保存態様の利用が不可で(S211:NO),かつ代替可能な保存態様が有る(S221:YES)とする条件を満たして,保存態様選択画面60を表示させる場合,画面設定を無しに変更してもよい。さらに,上記条件を満たしたことで保存態様選択画面60を表示させた場合,保存態様の選択を受け付けることで,選択された保存態様に対応する画面を画面設定に設定してもよい。あるいは,保存態様の選択を受け付けることで表示された画面において実行指示を受け付けることで,選択された保存態様に対応する画面を画面設定に設定してもよい。
代替可能な保存態様が無い場合(S221:NO),CPU31は,画面設定に設定されている画面に対応する保存態様の利用が制限されている旨のエラーを報知する(S222)。報知方法は,操作パネル40のタッチパネルにメッセージを表示させてもよいし,音声ガイダンスを流してもよい。
S222の後は,図8のS111に戻り,CPU31は,各種の入力を待つ。すなわち,操作パネル40の画面を切り換えず,各種の入力を待つ。なお,画面設定画面90を表示し,画面設定の変更を受け付けてもよい。一方,S212の後,あるいはS231の後では,操作パネル40の画面が,機能選択画面50から他の画面に切り換えられる。そのため,機能選択処理を終了する。
一方,ショートカットボタン53が押下された場合(S112:YES),CPU31は,ショートカット選択画面80を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S131)。ショートカット選択画面80を表示させる指示が出力されると,CPU31は,ショートカット選択画面80を操作パネル40に表示させる処理の実行を開始する。S131の後,操作パネル40の画面が,機能選択画面50からショートカット選択画面80に切り換えられる。そのため,機能選択処理を終了する。なお,ショートカット選択画面80にて所定のショートカットが選択された場合も,図5に示したようにそれぞれ利用可否の判断および判断結果に応じた画面の表示を行う。
また,ログアウト指示が入力された場合(S113:YES),CPU31は,ログアウトを行う(S141)。さらに,CPU31は,ログインのための情報およびログイン指示の入力を受け付けるログイン画面を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S142)。ログイン画面を表示させる指示が出力されると,CPU31は,ログイン画面を操作パネル40に表示させる処理の実行を開始する。ログイン画面を操作パネル40に表示させる処理の詳細については省略する。S142の後,操作パネル40の画面が,機能選択画面50からログイン画面に切り換えられる。そのため,機能選択処理を終了する。
[MFPのショートカット選択処理]
続いて,前述したMFP100の操作パネル40の画面遷移を実現するショートカット選択処理について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。ショートカット選択処理は,機能選択画面50のショートカットボタン53が押下された等,図5(b)で示したようなショートカット選択画面80を表示する条件を満たしたことを契機に,CPU31によって実行される。
ショートカット選択処理では,CPU31は先ず,ショートカット選択画面80を,操作パネル40に表示させる(S301)。なお,ショートカット選択画面80に表示されるショートカット情報に,画面設定の設定内容は含まれない。
S301の後,CPU31は,ショートカット情報の選択を受け付けたか否かを判断する(S302)。ショートカット情報の選択を受け付けていない場合(S302:NO),CPU31は,機能選択ボタン82が押下されたか否かを判断する(S303)。機能選択ボタン82が押下されていない場合(S303:NO),S302に戻り,CPU31は,各種の入力を待つ。なお,CPU31が待つ入力には,ショートカット一覧部81でのショートカット情報の選択,機能選択ボタン82の押下の他,例えば,詳細ボタン83の押下も含まれるが,説明を省略する。
ショートカット情報の選択を受け付けた場合(S302:YES),CPU31は,選択されたショートカット情報をNVRAM34から読み出して取得する(S311)。さらに,ユーザ制限テーブル342を参照してログインユーザの制限情報を取得する(S312)。S311とS312とは逆順であってもよい。
その後,CPU31は,読み出されたショートカット情報にて記憶されている機能等の設定内容をログインユーザが利用可能か否かを判断する(S313)。ログインユーザが利用可能であれば(S313:YES),CPU31は,ショートカット情報にて記憶されている機能等の設定内容を表示する画面を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S314)。S314の後,操作パネル40の画面が,ショートカット選択画面80からショートカット情報にて記憶されている機能等の設定内容を表示する画面に切り換えられる。そのため,ショートカット選択処理を終了する。
ログインユーザが利用可能でなければ(S313:NO),CPU31は,ショートカット情報に記憶されている機能等の設定内容以外に利用可能な設定である代替設定が有るか否かを判断する(S321)。代替設定が有る場合(S321:YES),CPU31は,代替設定の選択を受け付ける代替選択画面720を操作パネル40に表示させ,機能等の変更を受け付ける(S322)。
S322の後,CPU31は,機能等の変更を受け付けたか否かを判断する(S323)。機能等の変更を受け付けた場合(S323:YES),すなわち,代替選択画面720にて,変更しない以外の選択肢が選択された場合,CPU31は,S302にて受け付けたショートカット情報の内容を,変更後の機能等の設定に従って書き換える(S324)。そして,CPU31は,変更後のショートカット情報にて記憶されている設定内容を表示する画面を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S325)。S325の後,操作パネル40の画面が,ショートカット選択画面80から変更後のショートカット情報にて記憶されている設定内容を表示する画面に切り換えられる。そのため,ショートカット選択処理を終了する。
機能等を変更しないことを受け付けた場合(S323:NO),あるいは代替設定が無い場合(S321:NO),CPU31は,ショートカット情報に記憶されている機能等の利用が制限されている旨のエラーを報知する(S331)。S331の後,S302に戻り,CPU31は,各種の入力を待つ。すなわち,操作パネル40の画面を切り換えず,各種の入力を待つ。なお,S331の後,S302に戻らず,S341に移行して,機能選択画面50を,操作パネル40に表示させる指示を出力してもよい。すなわち,ショートカット選択画面80に移行する前のホーム画面を表示させてもよい。
一方,機能選択ボタン82が押下された場合(S303:YES),CPU31は,機能選択画面50を,操作パネル40に表示させる指示を出力する(S341)。機能選択画面50を表示させる指示が出力されると,CPU31は,前述した機能選択処理の実行を開始する。S341の後,操作パネル40の画面が,ショートカット選択画面80から機能選択画面50に切り換えられる。そのため,ショートカット選択処理を終了する。
以上詳細に説明したようにMFP100は,例えば,USB保存の利用が制限されているにもかかわらず,スキャンの画面設定にUSB保存が設定され,機能選択画面50にてスキャンが選択された場合,すなわちUSB保存を特定する情報が記憶されたショートカット情報が読み出された場合,USB保存を代替する選択肢であって利用可能な他の保存態様が有れば,保存態様選択画面60を表示する。この場合,機能選択画面50からスキャンを選択する操作は必要無い。そのため,機能選択画面50を表示する場合,すなわちショートカット情報を無効にして選択操作を1からやり直させる場合と比較して,ユーザの手間を軽減できる。つまり,MFP100は,画面設定に設定された画面に対応する機能や,ショートカットに設定された機能ないし設定項目が制限されている場合,初期画面であるホーム画面を表示せず,ホーム画面からその設定された内容を表示する画面である目的画面までに行き着くまでの,上位階層の画面を表示する。そのため,画面を操作する回数が減り,ユーザにとって都合がよい。
また,MFP100は,ショートカット情報に記憶される設定内容が利用不可であった際,ショートカット情報に記憶される設定内容の代わりとなる代替設定が有る場合に,その代替設定への変更可否の入力を受け付ける。そして,変更許可が入力された場合には,代替設定に応じた画面を表示する。これにより,始めから代替設定を選択する場合と比較して,ユーザの手間を軽減できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施の形態ではMFPに本発明を適用しているが,画像処理を行い,画像データを出力する機能を有するものであればよく,例えば,プリンタ,スキャナ,FAX装置,コピー機,であってもよい。
また,実施の形態では,MFP100にユーザIDとパスワードとを入力し,ユーザ認証を行うことでMFP100がユーザを特定しているが,ユーザIDのみを入力し,ユーザ認証を行わずにMFP100がユーザを特定してもよい。
また,実施の形態では,ユーザ制限テーブル342に,ユーザ個々の利用可否を記憶しているが,例えば,複数のユーザをグループとして登録し,グループ単位で利用可否を記憶してもよい。
また,実施の形態の機能選択画面50,保存態様選択画面60,ショートカット選択画面80では,一旦仮選択を行った後,選択を受け付けているが,仮選択を行わず,1回のタッチによって選択を受け付ける構成であってもよい。
また,実施の形態では,画面設定の受け付けを,操作パネル40にあるボタンの押下によって受け付けているが,機能選択画面50等のホーム画面に選択されている画面に画面設定を受け付けるためのボタンを表示し,当該ボタンの押下によって画面設定を受け付けてもよい。あるいは当該ボタンの押下によって表示される画面から,画面設定を受け付けてもよい。
また,実施の形態では,画面設定が無い場合,機能選択画面50にてスキャンが選択されると,保存態様選択画面60が表示されるが,他の設定画面を経て保存態様選択画面60を表示してもよい。すなわち,機能選択画面50が,画面設定が無い画面遷移の上で,保存態様選択画面60よりも先に表示される画面であればよい。同様に,実施の形態では,保存態様選択画面60にてUSB保存が選択されると,USB保存画面70が表示されるが,他の設定画面を経てUSB保存画面70を表示してもよい。すなわち,保存態様選択画面60が,画面設定が無い画面遷移の上で,USB保存画面70よりも先に表示される画面であればよい。
また,実施の形態では,MFP100の操作パネル40に表示される画面の表示制御に本発明を適用しているが,例えばPCに組み込まれたドライバプログラムが表示する画面の制御に本発明を適用してもよい。すなわち,PCにてMFP100を制御する際の,PCのディスプレイに表示される画面の制御に本発明を適用してもよい。
PC等の情報処理装置に本発明を適用する場合,機能選択画面50等の各画面は情報処理装置のディスプレイに表示され,ショートカット情報は情報処理装置のメモリに記憶される。また,ユーザを特定する情報は,情報処理装置にログインしたログインユーザの情報であり,情報処理装置は,ログインユーザの制限情報を,PCのメモリに記憶していてもよいし,MFP100から取得してもよいし,MFP100を管理するプリンタサーバから取得してもよい。そして,情報処理装置に組み込まれたドライバプログラムによって,機能選択処理およびショートカット選択処理が実行される。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
34 NVRAM
40 操作パネル
50 機能選択画面
60 保存態様選択画面
70 USB保存画面
80 ショートカット選択画面
90 画面設定画面
100 MFP
341 ユーザ登録テーブル
342 ユーザ制限テーブル
720 代替選択画面

Claims (12)

  1. 表示部と,
    記憶部と,
    制御部と,
    を備える画像処理装置であって,
    前記記憶部には,
    ユーザの識別情報と,前記画像処理装置が実行する複数の機能の1つである特定の機能に含まれる,特定の設定項目に対する複数の選択肢の,各々の利用可否と,を関連付けた利用情報と,
    前記複数の選択肢の1つを特定する情報を記憶するショートカット情報と,
    が記憶され,
    前記制御部は,
    ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,
    前記複数の機能のいずれかを選択させる第1画面の表示中において前記特定の機能が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記特定の設定項目に対する前記複数の選択肢のいずれかを選択させる第2画面に切り換え,
    前記複数の選択肢の1つである第1の選択肢が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記第1の選択肢が選択されたことを示す情報が表示される第3画面に切り換え,
    前記第1画面の表示中において前記第1の選択肢を特定する情報が記憶された前記ショートカット情報が読み出された場合,入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザの前記利用情報を参照して,前記第1の選択肢が利用可能か否かを判断し,さらに前記第1の選択肢が利用不可の場合には前記複数の選択肢のうち前記第1の選択肢以外に利用可能な第2の選択肢が有るか否かを判断し,
    前記1の選択肢が利用可能と判断された場合には,前記第3画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断された場合には,前記第2画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が無いと判断された場合には,前記第1画面を表示させたままとする,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載する画像処理装置において,
    前記記憶部には,
    ユーザの識別情報と,各機能あるいは各選択肢の実行可能回数と,を関連付けた回数情報が記憶され,
    前記制御部は,
    実行可能回数が0であった機能あるいは選択肢を利用不可と判断する,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させた場合に,前記第1の選択肢の選択を制限させることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させた場合に,前記第1の選択肢を,利用不可であることを明示するアイコン表示,あるいはグレーアウト表示,あるいは非表示,とすることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断されたことによって前記第2画面を表示させる場合に,前記第1の選択肢の利用が制限されている旨のメッセージを,前記表示部に表示させることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記表示部に表示させる画面の設定である画面設定であって,前記第1画面から前記特定の機能が選択されたときに次に表示させる画面の前記画面設定を受け付け,
    前記画面設定として前記第3画面が設定された場合に,前記第1の選択肢を記憶する前記ショートカット情報を前記記憶部に記憶させ,
    前記第1画面にて前記特定の機能が選択された場合に,前記第1の選択肢が記憶された前記ショートカット情報を読み出す,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記表示部に,前記記憶部に記憶されたショートカット情報に対応付けられた特定画像が含まれる前記第1画面を表示させ,
    前記第1画面の前記特定画面への入力があった場合に,前記特定画面に対応するショートカット情報を読み出す,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 表示部と,
    記憶部と,
    制御部と,
    を備える画像処理装置であって,
    前記記憶部には,
    ユーザの識別情報と,前記画像処理装置が実行する複数の機能および各機能の設定項目の選択肢の利用可否と,を関連付けた利用情報と,
    前記画像処理装置に実行させる機能および当該機能に含まれる設定項目の設定内容を記憶するショートカット情報と,
    が記憶され,
    前記制御部は,
    ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,
    前記ショートカット情報の読み出し指示を受け付ける読出画面にて前記読み出し指示を受け付けた場合,前記ショートカット情報を前記記憶部から読み出し,入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザの前記利用情報を参照して,前記ショートカット情報に記憶される設定内容が利用可能か否かを判断し,さらに当該設定内容が利用不可の場合には当該設定内容以外に利用可能な設定である代替設定が有るか否かを判断し,
    当該設定内容が利用可能と判断された場合には,当該設定内容が設定されていることを示す情報が表示される第1設定画面を前記表示部に表示させ,
    当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が有ると判断された場合には,前記代替設定への変更を許可するか否かの入力を受け付け,変更を許可する入力を受け付けた場合には,前記代替設定が設定されたことを示す情報が表示される第2設定画面を前記表示部に表示させ,
    変更を許可しない入力を受け付けた場合,あるいは当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が無いと判断された場合には,前記読出画面あるいは前記読出画面に移行する前の画面を前記表示部に表示させる,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項8に記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    変更を許可する入力を受け付けた場合,前記代替設定を記憶する前記ショートカット情報を前記記憶部に記憶させる,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載する画像処理装置において,
    前記制御部は,
    前記表示部に,前記記憶部に記憶された各ショートカット情報に対応付けられたボタンが含まれる前記読出画面を表示させ,
    前記読出画面のボタンへの入力があった場合に,当該ボタンに対応するショートカット情報を読み出す,
    ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 表示部と,
    通信部と,
    記憶部と,
    制御部と,
    を備える情報処理装置であって,
    前記記憶部には,
    前記通信部を介して接続する画像処理装置が実行する複数の機能の1つである特定の機能に含まれる,特定の設定項目に対する複数の選択肢の1つを特定する情報を記憶するショートカット情報が記憶され,
    前記制御部は,
    ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,
    入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザに対する,前記特定項目の各選択肢の利用可否を関連付けた利用情報を,前記通信部を介して前記画像処理装置から受信し,
    前記複数の機能のいずれかを選択させる第1画面の表示中において前記特定の機能が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記特定の設定項目に対する前記複数の選択肢のいずれかを選択させる第2画面に切り換え,
    前記複数の選択肢の1つである第1の選択肢が選択されたことを条件として,前記表示部に表示させる画面を,前記第1の選択肢が選択されたことを示す情報が表示される第3画面に切り換え,
    前記第1画面の表示中において前記第1の選択肢を特定する情報が記憶された前記ショートカット情報が読み出された場合,前記利用情報を参照して,前記第1の選択肢が利用可能か否かを判断し,さらに前記第1の選択肢が利用不可の場合には前記複数の選択肢のうち前記第1の選択肢以外に利用可能な第2の選択肢が有るか否かを判断し,
    前記1の選択肢が利用可能と判断された場合には,前記第3画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が有ると判断された場合には,前記第2画面を前記表示部に表示させ,前記第1の選択肢が利用不可であり前記第2の選択肢が無いと判断された場合には,前記第1画面を表示させたままとする,
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 表示部と,
    通信部と,
    記憶部と,
    制御部と,
    を備える情報処理装置であって,
    前記記憶部には,
    前記通信部を介して接続する画像処理装置に実行させる機能および当該機能に含まれる設定項目の設定内容を記憶するショートカット情報が記憶され,
    前記制御部は,
    ユーザを特定する情報であるユーザ情報の入力を受け付け,
    入力された前記ユーザ情報によって特定されるユーザに対する,前記画像処理装置が実行する複数の機能および各機能の設定項目の選択肢の利用可否を関連付けた利用情報を,前記通信部を介して前記画像処理装置から受信し,
    前記ショートカット情報の読み出し指示を受け付ける読出画面にて前記読み出し指示を受け付けた場合,前記ショートカット情報を前記記憶部から読み出し,前記利用情報を参照して,前記ショートカット情報に記憶される設定内容が利用可能か否かを判断し,さらに当該設定内容が利用不可の場合には当該設定内容以外に利用可能な設定である代替設定が有るか否かを判断し,
    当該設定内容が利用可能と判断された場合には,当該設定内容が設定されていることを示す情報が表示される第1設定画面を前記表示部に表示させ,
    当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が有ると判断された場合には,前記代替設定への変更を許可するか否かの入力を受け付け,変更を許可する入力を受け付けた場合には,前記代替設定が設定されたことを示す情報が表示される第2設定画面を前記表示部に表示させ,
    変更を許可しない入力を受け付けた場合,あるいは当該設定内容が利用不可であり前記代替設定が無いと判断された場合には,前記読出画面あるいは前記読出画面に移行する前の画面を前記表示部に表示させる,
    ことを特徴とする情報処理装置。
JP2018243361A 2018-12-26 2018-12-26 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム Active JP6658856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018243361A JP6658856B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018243361A JP6658856B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015068991A Division JP6458598B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 画像処理装置および情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019075157A true JP2019075157A (ja) 2019-05-16
JP6658856B2 JP6658856B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=66543203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018243361A Active JP6658856B2 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6658856B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196149A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成データの記憶方法、及びプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118558A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Brother Ind Ltd 多機能機及び画面提供サーバ
JP2014235515A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 富士ゼロックス株式会社 処理指示装置、処理装置およびプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118558A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Brother Ind Ltd 多機能機及び画面提供サーバ
JP2014235515A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 富士ゼロックス株式会社 処理指示装置、処理装置およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020196149A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成データの記憶方法、及びプログラム
JP7342426B2 (ja) 2019-05-31 2023-09-12 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成データの記憶方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6658856B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6458598B2 (ja) 画像処理装置および情報処理装置
JP4697318B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
US8339624B2 (en) Image processing apparatus, and method of displaying messages in plural languages
JP5907599B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、並びにプログラム
US10115044B2 (en) Image processing system and image processing apparatus for sending image data
JP2013142931A (ja) 出力制御システム、出力制御方法、出力制御装置、出力装置、および出力制御プログラム
JP7210181B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
US10574838B2 (en) Communication apparatus, method of controlling the same, and storage medium
US11463596B2 (en) Image processing apparatus and method to read card and provide at least a funcion using scanner or printer for improving user operability
JP6946074B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
US11330131B2 (en) Image processing apparatus and control method for managing values related to a function of the image processing apparatus
JP2021012417A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびコンピュータプログラム
KR20190124640A (ko) 인쇄 잡을 실행하는 인쇄장치 및 그 제어방법과, 기억매체
JP2010200004A (ja) 表示管理システム
JP6658856B2 (ja) 画像処理装置,情報処理装置,プログラムおよびシステム
JP2007150749A (ja) 画像処理装置
CN111464712B (zh) 图像处理设备和方法
US11700345B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for displaying a function screen
JP6582906B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2010211585A (ja) 画像処理装置及び情報処理装置
JP2018121244A (ja) 画像形成装置、制御方法及びプログラム
JP2013035282A (ja) 画像形成装置、表示制御方法
WO2015182436A1 (ja) セキュリティ管理システム、セキュリティ管理装置、および画像処理装置
JP5157732B2 (ja) 画像処理装置と画像処理装置の表示制御方法
JP2010194728A (ja) 処理装置、およびその操作手順案内方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6658856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150