JP2019075020A - 消耗材管理システム及び消耗材管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ等の消耗材を消費する機器において、日によって消費量に変動やばらつきがある場合でも、従来よりも正確に消耗材の消費予測を行うことができる技術を提供すること。【解決手段】インキ補充機10のインキ残量を管理するクラウドサーバ20は、インキの消費履歴情報を記憶するデータベース23と、インキの消費履歴情報に基づいて、当該インキ補充機10において消費されるインキの消費パターンを解析するよう構成されたインキ消費パターン解析手段103と、インキ補充機10におけるインキの消費予測を行うように構成されたインキ消費予測手段104とを備える。インキ消費予測手段104は、インキ消費パターン解析手段103により解析された曜日毎の消費パターン28に基づいて、当該インキ補充機10におけるインキの残量を予測するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の機器において消費される消耗材の残量等を一元的に管理するように構成されたシステム及び管理の方法に関する。
従来、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機においては、トナー等の消耗材の残量を自動で管理するための様々なシステムが提案されている。例えば特許文献1のファクシミリ装置は、プリンタ部にトナーの残量を検知する検知手段を設け、トナーが無くなった時に発注先に自動的に電話する手段を備えている。
しかし、消耗材が無くなった時点で発注を行うこととなると、発注先に在庫が常にあるとは限らず、また消耗材が納品されるまでの間に機器を使用することができない場合も想定される。そこで、例えば特許文献2及び3には、消耗材の過去の使用状況から消費予測をすることで、消耗材が無くなる前に発注を行えるようにしたシステムが開示されている。
特開平7−87212号公報 特開2002−189277号公報 特開2002−127568号公報
従来技術による消耗材の消費予測おいては、消耗材の消費履歴情報で示される時系列の残量値データを補間するように演算された近似線が使用される。例えば特許文献2では、線形近似法により現像液の減少率を演算し、現像液が今後もその一定の減少率で減少することを前提として消費予測が行われる。また、特許文献3では、過去4回の消耗度の履歴から最小二乗法によって近似曲線を演算し、消耗度曲線に基づいて消耗材の補充を必要とするまでの時間が予測される。
このように従来の消費予測法は、消耗材の平均的な減少率又は消耗度曲線に基づくものである。しかし、日によって消耗材の消費量が変動するような使われ方がされる機器に関しては、正確な予測ができないという課題がある。例えばインキの消費量が比較的多い日をまたぐ場合、平均的な減少率に基づく予測日よりも、実際にはより早い日にインキが無くなる場合があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、日によって消耗材の消費量に変動やばらつきがある場合でも、従来よりも正確に消耗材の消費予測を行うことができる技術を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、機器と、前記機器において消費される消耗材の残量を検知する残量検知手段と、ネットワークを介して前記機器に接続され当該機器における消耗材の残量を管理するサーバと、前記機器において過去に消費された消耗材の消費履歴情報を記憶するデータベースとを備え、前記サーバが、前記機器における消耗材の消費予測を行うように構成された消費予測手段を備える消耗材管理システムであって、前記サーバが、前記データベースに記憶されている前記消費履歴情報に基づいて、当該機器において消費される消耗材の消費パターンを解析するよう構成された消費パターン解析手段とを備え、前記消費予測手段が、前記消費パターン解析手段により解析された前記消費パターンに基づいて、当該機器における消耗材の残量を予測するように構成されている、消耗材管理システムである。
この消耗材管理システムにおいて、前記消費パターンが、前記機器における消耗材の周期的な消費パターンを含むことが好ましい。
また、前記消費パターンが、前記機器において所定周期日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含むことが好ましい。また、前記消費パターンが、前記機器において曜日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含むことが好ましい。
また、この消耗材管理システムにおいて、前記サーバが、前記消費予測手段による予測結果に基づいて、消耗材の発注処理を行う発注手段を更に備えることが好ましい。
前記発注手段は、本日発注後に想定される消耗材の納期日において予測される当該消耗材の残量が、所定量以下になると判断した時点で、当該消耗材の発注処理を行うことが好ましい。
また、消耗材管理システムは、前記機器が、消耗材としてインキを他の器具に補充するためのインキ補充機であることが好ましい。
また、本発明は、機器と、前記機器において消費される消耗材の残量を検知する残量検知手段と、ネットワークを介して前記機器に接続され当該機器における消耗材の残量を管理するサーバと、前記機器において過去に消費された消耗材の消費履歴情報を記憶するデータベースとを備えるシステムにおいて、前記サーバが、前記機器における消耗材の消費予測処理を行う消耗材消費予測方法であって、前記サーバによる演算処理が、前記データベースに記憶されている前記消費履歴情報に基づいて、当該機器において消費される消耗材の消費パターンを解析するステップと、解析された前記消費パターンに基づいて、当該機器における消耗材の残量を予測するステップとを含む、消耗材管理方法である。
この消耗材管理方法において、前記サーバによる演算処理が、消耗材の予測残量に基づいて、最終の発注期限日を予測するステップを更に含むことが好ましい。
また、前記サーバによる演算処理が、前記発注期限日を前記機器の使用者に案内するステップを更に含むことが好ましい。
また、この消耗材管理方法において、前記サーバによる演算処理が、消耗材の予測残量に基づいて、当該消耗材を発注するステップを更に含むことが好ましい。
また、この消耗材管理方法において、前記サーバは、本日発注後に想定される消耗材の納期日において予測される当該消耗材の残量が、所定量以下になると判断した時点で、当該消耗材の発注処理を行うことが好ましい。
また、この消耗材管理方法において、前記消費パターンが、前記機器における消耗材の周期的な消費パターンを含むことが好ましい。また、前記消費パターンが、前記機器において所定周期日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含むことが好ましい。また、前記消費パターンが、前記機器において曜日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含むことが好ましい。
また、この消耗材管理方法は、前記機器が、消耗材としてインキを他の器具に補充するためのインキ補充機であることが好ましい。
本発明によれば、日によって消耗材の消費量に変動やばらつきがある場合でも、従来よりも正確に消耗材の消費予測を行うことができる。
インキ補充機を管理するためのクラウドシステムの概要を例示する図である。 インキ補充機の機能を説明するための流体回路図である。 マスター管理テーブルの項目を例示する図である。 ユーザ情報テーブルの項目を例示する図である。 サプライヤ情報テーブルの項目を例示する図である。 機器動作ログの内容を例示する図である。 インキの消費パターン解析情報の内容(消費パターン)を例示する図である。 クラウドサーバを構成する各処理手段の連携を例示するブロック図である。 周期的な消費パターンの一例である、曜日毎に消費されたインキの平均消費量のヒストグラムである。 インキ残量とその予測推移を例示するグラフである。 最終の発注期限日を予測する方法を説明するためのグラフである。
本発明に係る消耗材管理システムは、複数の機器において消費される消耗材の残量等を一元的に管理するように構成されたクラウドシステムである。ここで、消耗材が「消費される」とは、消耗材がその機器において使い尽くされることを意味するが、機器自らが消耗材を使い尽くすこと以外に、他の機器や器具に消耗材を供給することも含む。例えば消耗材がインキである場合、本発明を、プリンタ、ファクシミリ又はインキ補充機等に適用することができる。また、例えば製造装置に原料を供給するフィーダ、燃料を消費するエンジン、洗剤を使用する洗濯機等、様々な機器に本発明を応用することができる。ここでは、消耗材管理システムにおける管理対象機器として、筆記具にインキを補充するためのインキ補充機10を例に、本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、インキ補充機10のインキ残量を管理するためのクラウドシステムの概要を例示する図である。このクラウドシステムは、インターネットNに接続されたクラウドサーバ20と、クラウドサーバ20がアクセス可能なデータベース23とを備えている。インキ補充機10は、Wi−Fiルータ(図示せず)を経由して、インターネットNに常時接続している。また、後述するように、クラウドサーバ20は、インキ補充機10の管理に関する様々な情報や案内を、インターネットNを介してユーザに提供するアプリケーション機能を備えている。そのようなアプリケーションを利用するため、ユーザは、例えばパーソナルコンピュータ30や、スマートフォン40などの通信端末を、インターネットNに接続して、クラウドサーバ20にアクセスすることができる。
先ず、本クラウドシステムにより管理される対象機器の一例であるインキ補充機10の概要を説明する。ここで、図2は、インキ補充機10の機能を説明するための流体回路図である。インキ補充機10は、筆記具Pにインキを補充するよう構成された機器である。
図2に示すように、インキ補充機10から筆記具Pに供給されるインキは、インキボトルBに蓄えられている。インキボトルB内のインキが無くなると、新しい満杯のインキボトルBに交換される。インキ補充機10は、インキを蓄えるインキボトルBにエアーを送り込むことにより、筆記具Pにインキを補充するように構成されている。
コンプレッサ13からの高圧エアーは、ライン16を経由して、電磁開閉弁12の入口ポートに供給される。コントローラ11からの指令により電磁開閉弁12が開になると、高圧エアーがライン17を経由して、インキボトルB内のインキ液面よりも上の密閉空間に送り込まれる。これによりインキボトルB内のエアー圧が高まり、インキに挿入されたストローパイプ18内のインキとの間に圧力差が生じる。そのため、ストローパイプ18からインキボトルB内のインキが吸い上げられ、インキ流路19を介して、インキが筆記具Pに供給される。
インキ流路19を流れるインキの流量は、流量計15により測定される。流量計15の測定値はコントローラ11に入力され、これによりインキが筆記具Pに供給されたインキの量がコントローラ11に把握される。また、インキ補充機10は、インキボトルB内のインキ残量を検知する、例えば光学式の残量センサ14を備えている。残量センサ14の検知値はコントローラ11に入力され、これによりインキボトルB内のインキの残量がコントローラ11に把握される。
インキ補充機10において、インキの補充やインキボトルBの交換等が行われると、コントローラ11はイベント信号を生成する。生成されたイベント信号は、無線LAN送受信部50からインターネットNを経由して、クラウドサーバ20に逐次送信される。例えば、コントローラ11は、インキの補充を行うと、自機の機器ID、補充の日時、流量計15により測定されたインキ補充量及び残量センサ14により検知されたインキ残量を情報として含むイベント信号を管理サーバ21に送信する。管理サーバ21は、受信したイベント信号の情報を、データベース23の機器動作ログ27に書き加える。
次に、クラウドシステムは、図1に示したように、クラウドサーバ20と、データベース23とを備えて構成される。データベース23には、管理サーバ21が、各インキ補充機10の情報として管理し、かつ、各種アプリケーションサービスをユーザに提供する際に参照するデータ情報が記憶されている。
具体的に、データベース23には、マスター管理テーブル24と、ユーザ情報テーブル25と、サプライヤ情報テーブル26と、機器動作ログ27と、消費パターン解析情報28とが記憶されている。
図3は、マスター管理テーブル24の項目を例示する図である。マスター管理テーブル24には、インキ補充機10毎に情報が検索可能に記憶されている。例えば、クラウドサーバ20が各インキ補充機10にアクセスするためのIPアドレス、各インキ補充機10を設置するユーザに関するユーザ情報テーブル25、インキボトルBを納品するインキ供給事業者に関するサプライヤ情報テーブル26、各インキ補充機10で行われたイベントの履歴である機器動作ログ27、各インキ補充機10における消費パターン解析情報28等が、各インキ補充機10の機器IDに対応付けられている。
なお、マスター管理テーブル24においては、データベース23に記憶されるユーザ情報テーブル25、サプライヤ情報テーブル26、機器動作ログ27及び消費パターン解析情報28の、データベース23上のそれぞれの参照アドレス(データベース23における先頭アドレス)が、機器IDに対応付けられて記憶されることが好ましい。
図4は、ユーザ情報テーブル25の項目を例示する図である。同図に示されるように、ユーザ情報テーブル25は、ユーザID、ユーザ名、管理サーバ21にログインするためのPINコード、ユーザの所在地(住所)、電子メール、電話番号等の連絡先、及び当該ユーザが設置するインキ補充機10の機器リスト等の各情報を含むことが好ましい。
図5は、サプライヤ情報テーブル26の項目を例示する図である。同図に示されるように、サプライヤ情報テーブル26は、インキ供給業者のID、インキ供給事業者の名称、所在地(住所)、電子メール、電話番号等の連絡先、インキボトルの納期、及び取引先ユーザのリスト等の各情報を含む。
図6は、あるインキ補充機10において発生したイベントのログを記憶した機器動作ログ27の内容を例示する図である。同図に示すように、機器動作ログ27には、インキ補充機10における過去の動作履歴(例えばインキ補充、ボトル交換、メンテナンス等の履歴)が記憶されている。
図7は、機器動作ログ27に基づいて算出された、あるインキ補充機10における消費パターン解析情報28の内容(消費パターン)を例示する図である。この解析例では、インキ補充機10において曜日毎に消費されるインキの平均消費量が、解析された消費パターンとして記憶されている。
次に、図8は、クラウドサーバ20である管理サーバ21及びアプリケーションサーバ22を構成する各処理手段の連携を例示するブロック図である。同図に示されるように、クラウドサーバ20は、処理内容により、管理サーバ21及びアプリケーションサーバ22に分類できる。
管理サーバ21は、同図に示されるように、イベント信号受付手段101と、ログ記録手段102と、インキ消費パターン解析手段103と、インキ消費予測手段104と、発注期限予測手段105とを備えている。
イベント信号受付手段101は、インターネットNに接続している各インキ補充機10から随時送信される、上述のイベント信号を受け付ける処理手段である。
ログ記録手段102は、受信したイベント信号の情報を、データベース23の機器動作ログ27に記録する処理手段である。イベント信号には、送信元のインキ補充機10を特定する情報(機器ID)が含まれている。ログ記録手段102は、発信元のインキ補充機10に関連する機器動作ログ27に、イベント信号が示す内容を書き加えて更新する。なお、この機器動作ログ27に、インキの補充量及び残量の履歴である消費履歴情報が含まれる。
インキ消費パターン解析手段103は、機器動作ログ27に含まれる消費履歴情報に基づいて、当該インキ補充機10において過去に消費されたインキの消費パターンを解析する処理手段である。消費パターンは、当該インキ補充機10におけるインキの周期的な消費パターンを含むことが好ましい。より具体的には、消費パターンは、当該インキ補充機10において、所定周期日毎に消費されるインキの平均消費量のヒストグラムを含むことが好ましい。ここで、図9に、周期的な消費パターンの一例として、曜日毎に消費されたインキの平均消費量のヒストグラムが示される。
インキ消費予測手段104は、解析された曜日毎の消費パターンに基づいて、インキの消費予測を行う処理手段である。ここで、図10のグラフには、あるインキ補充機10において減少するインキの残量の履歴(実線)と、本日以後のインキ残量の予測推移(破線)が例示される。
具体的に、インキ消費予測手段104は、例えば曜日毎の消費パターンに基づく減少項を有する下記の予測演算式(1)を用いて、本日からD日後のインキ残量RDを予測することができる。
Figure 2019075020
ここで、RD:D日後のインキ残量
0:本日のインキ残量
N:本日の曜日における平均消費量
N+i:本日からi日後の曜日における平均消費量
例えば、本日が月曜日、インキ残量Rが100mlの場合、図7の消費パターンの平均消費量を考慮すれば、3日後のインキ残量Rは、下記のように予測できる。

3=100ml−(20+40+12)ml
=28ml
また、インキ消費予測手段104は、インキが無くなるまでの日数Eを、例えば下記の条件式(2)を用いて予測することができる。
Figure 2019075020
ここで、RE(≧0ml):所定インキ残量(インキが空とみなせる残量、例えば20ml)
0:本日のインキ残量
N:本日の曜日における平均消費量
N+i:本日からi日後の曜日における平均消費量
条件式(2)における所定インキ残量Rは、インキボトルB内のインキが空であると同視できる残量であり、例えばインキ補充機10における1日の平均消費量(例えば20ml)であることが好ましい。その場合、インキが無くなるまでの日数Eは、厳密には、インキが所定インキ残量Rとなるまでの日数となる。
なお、条件式(2)を満たす日数Eの解が複数存在する場合には、そのうちの最大の日数を、インキが無くなるまでの日数Eとすることができる。
発注期限予測手段105は、解析された曜日毎の消費パターンに基づいて、インキボトルBの発注期限の予測を行う処理手段である。インキボトルBの交換は、当然ながら、インキボトルB内のインキが完全に空になる前に行う必要がある。その一方で、インキが多く残されたインキボトルBを交換することは、インキの無駄にもなる。したがって、遅くとも、インキボトルB内に少なくとも1日の平均消費量(例えば20ml)になる前には、新しい満杯のインキボトルBが、ユーザに届いていなければならない。
そのため、発注期限予測手段105は、図11に示すように、上記の条件式(2)を用いて予測されたインキが無くなるまでの日数Eから、インキ供給業者による新しいインキボトルBの納期だけ遡った日を、インキボトルBの現時点における最終の発注期限日DLとして予測することができる。
次に、アプリケーションサーバ22について説明する。アプリケーションサーバ22は、インターネットN上にアプリケーションサイト(ホームページ)を運営し、それに接続したユーザのパーソナルコンピュータ30や、スマートフォン40などを用いて、インキ補充機10の管理やインキボトルBの発注に関する様々なアプリケーションサービスを提供する。その機能を実現するために、アプリケーションサーバ22は、図8に示したように、問い合わせ受付手段106と、問い合わせ回答手段107と、案内メール送信手段108と、インキボトル発注手段109と、会計・決済手段110と、発注指示受付手段111とを備えている。
問い合わせ受付手段106は、ユーザがログインしたパーソナルコンピュータ30のブラウザや、専用アプリを起動したスマートフォン40などから、ユーザのインキ補充機10における動作ログ(インキ補充履歴)、インキボトルBの交換履歴や交換時期、発注状況などの問い合わせを受け付ける処理手段である。
問い合わせ回答手段107は、ユーザから問い合わせがあった動作ログや、インキボトルBの交換時期などの回答情報を、データベース23から検索して、当該ユーザのパーソナルコンピュータ30やスマートフォン40などに送信する処理手段である。また、問い合わせ回答手段107は、案内メール送信手段108に指令して、ユーザの登録メールアドレスに、上記の回答情報を電子メール送信することもできる。
案内メール送信手段108は、ユーザからの問い合わせがなくても、インキ補充機10の管理情報であるインキ補充履歴やインキボトルの発注・交換履歴を定期的に当該ユーザに電子メール送信する。また、案内メール送信手段108は、インキボトル発注手段109がインキボトルBの自動発注を行った旨を、当該ユーザに電子メールで通知してもよい。また、案内メール送信手段108は、インキ補充機10のインキ残量が所定以下に少なくなったときに、当該ユーザに電子メールでインキ残量を通知してもよい。これにより、ユーザは、インキが無くなる前に、インキボトルBを自ら発注したり、交換したりすることができる。
更に、案内メール送信手段108は、上述のインキ消費予測手段104が予測したインキが無くなるまでの日数Eや、上述の発注期限予測手段105が予測した発注期限日DLを、当該ユーザに自動的に電子メール送信してもよい。また、予測発注期限日の数日前に、アラートとして発注期限日DLまでの日数をユーザに通知してもよい。これらの案内メールにより、ユーザにインキボトルBの迅速な発注を注意喚起することができる。
インキボトル発注手段109は、所定の条件を満たしたときに、インキ供給業者に対し、インキボトルBの自動発注を行う処理手段である。インキボトル発注手段109による発注処理は、様々な態様が考えられるが、例えば上述のサプライヤ情報テーブル26に記載されたインキ供給事業者に対し、電子メール、ファクシミリその他のオンライン手段を用いて電子的な発注書を送信することが好ましい。
インキボトル発注手段109は、本日にインキボトルBを発注した場合に想定される納期日においてインキの予測残量が所定量以下(例えばインキが空とみなせる残量R以下)になるであろうと判断した時点で、該当するインキ供給業者に対し、インキボトルBの発注処理を実行することができる。例えば、発注期限予測手段105により本日が最終の発注期限日DLと予測された場合、自動的に発注処理が実行される。このような自動発注手段により、インキ補充機10のインキが完全に無くなる前に、新しいインキボトルBがユーザに確実に届くようにすることができる。
会計・決済手段110は、ユーザ(発注元)とインキ供給業者(受注先)との間の取引に関して生じる代金、経費及びそれらの支払い等を仲介して管理する処理手段である。
発注指示受付手段111は、インターネットN上のアプリケーションサイトを介して、ユーザから、直接インキボトルBの発注指示を受け付ける処理手段である。ユーザは、上述のような案内メールにより、インキボトルBのインキがもうすぐ無くなりそうだと判断すると、アプリケーションサイトを介して新しいインキボトルBを注文することができる。発注指示受付手段111がユーザからインキボトルBの発注指示を受け付けると、インキボトル発注手段109は、該当するインキボトル供給業者に対し発注処理を実行する。これにより、ユーザは、自ら発注書を書き起こしてインキ供給業者に送付しなくても、アプリケーションサイトを介して、いつでもインキボトルBの発注をかけることができる。
10 インキ補充機
11 コントローラ
12 電磁開閉弁
13 コンプレッサ
14 残量センサ
15 流量計
16、17 ライン
18 ストローパイプ
19 インキ流路
20 クラウドサーバ
21 管理サーバ
22 アプリケーションサーバ
23 データベース
24 マスター管理テーブル
25 ユーザ情報テーブル
26 サプライヤ情報テーブル
27 機器動作ログ
28 消費パターン解析情報
30 パーソナルコンピュータ
40 スマートフォン
50 無線LAN送受信部
101 イベント信号受付手段
102 ログ記録手段
103 インキ消費パターン解析手段
104 インキ消費予測手段
105 発注期限予測手段
106 問い合わせ受付手段
107 問い合わせ回答手段
108 案内メール送信手段
109 インキボトル発注手段
110 会計・決済手段
111 発注指示受付手段
B インキボトル
N インターネット
P 筆記具

Claims (16)

  1. 機器と、前記機器において消費される消耗材の残量を検知する残量検知手段と、ネットワークを介して前記機器に接続され当該機器における消耗材の残量を管理するサーバと、前記機器において過去に消費された消耗材の消費履歴情報を記憶するデータベースとを備え、前記サーバが、前記機器における消耗材の消費予測を行うように構成された消費予測手段を備える消耗材管理システムであって、
    前記サーバが、
    前記データベースに記憶されている前記消費履歴情報に基づいて、当該機器において消費される消耗材の消費パターンを解析するよう構成された消費パターン解析手段と
    を備え、
    前記消費予測手段が、前記消費パターン解析手段により解析された前記消費パターンに基づいて、当該機器における消耗材の残量を予測するように構成されている、消耗材管理システム。
  2. 前記消費パターンが、前記機器における消耗材の周期的な消費パターンを含む、請求項1に記載の消耗材管理システム。
  3. 前記消費パターンが、前記機器において所定周期日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含む、請求項2に記載の消耗材管理システム。
  4. 前記消費パターンが、前記機器において曜日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含む、請求項3に記載の消耗材管理システム。
  5. 前記サーバが、前記消費予測手段による予測結果に基づいて、消耗材の発注処理を行う発注手段を更に備える、請求項1〜4の何れか1項に記載の消耗材管理システム。
  6. 前記発注手段は、本日発注後に想定される消耗材の納期日において予測される当該消耗材の残量が、所定量以下になると判断した時点で、当該消耗材の発注処理を行う、請求項5に記載の消耗材管理システム。
  7. 前記機器が、消耗材としてインキを他の器具に補充するためのインキ補充機である、請求項1〜6の何れか1項に記載の消耗材管理システム。
  8. 機器と、前記機器において消費される消耗材の残量を検知する残量検知手段と、ネットワークを介して前記機器に接続され当該機器における消耗材の残量を管理するサーバと、前記機器において過去に消費された消耗材の消費履歴情報を記憶するデータベースとを備えるシステムにおいて、前記サーバが、前記機器における消耗材の消費予測処理を行う消耗材管理方法であって、
    前記サーバによる演算処理が、
    前記データベースに記憶されている前記消費履歴情報に基づいて、当該機器において消費される消耗材の消費パターンを解析するステップと、
    解析された前記消費パターンに基づいて、当該機器における消耗材の残量を予測するステップと
    を含む、消耗材管理方法。
  9. 前記サーバによる演算処理が、消耗材の予測残量に基づいて、最終の発注期限日を予測するステップを更に含む、請求項8に記載の消耗材管理方法。
  10. 前記サーバによる演算処理が、前記発注期限日を前記機器の使用者に案内するステップを更に含む、請求項9に記載の消耗材管理方法。
  11. 前記サーバによる演算処理が、消耗材の予測残量に基づいて、当該消耗材を発注するステップを更に含む、請求項8〜10の何れか1項に記載の消耗材管理方法。
  12. 前記サーバは、本日発注後に想定される消耗材の納期日において予測される当該消耗材の残量が、所定量以下になると判断した時点で、当該消耗材の発注処理を行う、請求項11に記載の消耗材管理方法。
  13. 前記消費パターンが、前記機器における消耗材の周期的な消費パターンを含む、請求項8〜12の何れか1項に記載の消耗材管理方法。
  14. 前記消費パターンが、前記機器において所定周期日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含む、請求項13に記載の消耗材管理システム。
  15. 前記消費パターンが、前記機器において曜日毎に消費される消耗材の平均消費量のヒストグラムを含む、請求項14に記載の消耗材管理システム。
  16. 前記機器が、消耗材としてインキを他の器具に補充するためのインキ補充機である、請求項8〜15の何れか1項に記載の消耗材管理システム。
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