JP2019071878A - 経口用ヒアルロン酸吸収促進剤 - Google Patents

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守 木村
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Seigo Sakai
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Abstract

【課題】ヒアルロン酸の吸収効率を高めることができる、経口用ヒアルロン酸吸収促進剤の提供。【解決手段】食物繊維を有効成分とし、分子量1,000以上100万以下、好ましくは10万以上50万以下であるヒアルロン酸及び/又はその塩の吸収を促進する、経口用ヒアルロン酸吸収促進剤。【選択図】なし

Description

本発明は、食物繊維を有効成分とし、分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩の吸収を促進する、経口用ヒアルロン酸吸収促進剤に関する。
ヒアルロン酸は、美容成分として数多くの化粧品・食品に配合されており、特に食品用途としては、肌の保水量を高めたり、シワを改善するような成分として使用されている(特許文献1:特開2016−056201)。
ヒアルロン酸を経口摂取した場合、ヒアルロン酸が分解されずに大腸内に到達し、腸内細菌が産生するヒアルロニダーゼによりヒアルロン酸が2糖から10糖程度のオリゴ糖まで分解されて吸収され、血中や皮膚中に移行することが確認されている(非特許文献1)。
そこで、ヒアルロン酸の消化吸収を高めることを目的として、ヒアルロン酸にオリゴ糖を配合した美容食品が提案されている(特許文献2:特開2002−223726)。まず、オリゴ糖が腸内に到達して、そこでラクトバチルス菌やビフィズス菌のような乳酸菌に利用され、これらの菌が産生した酢酸、乳酸等の脂肪酸により腸内pHが酸性になる。その結果、腸内フローラが改善され、ヒアルロン酸の消化吸収が高められる、と報告されている(特許文献2 段落0020)
しかしながら、ラクトバチルス菌やビフィズス菌のような乳酸菌はヒアルロニダーゼを有しておらず、特許文献2では経口摂取したヒアルロン酸が十分に吸収されているとはいえなかった。
特開2016−056201 特開2002−223726 Mamoru Kimura et al. (2016). Absorption of Orally Administered Hyaluronan. J. Med. Food, 19 (12), 1172−1179.
そこで、本発明の目的は、今までよりもヒアルロン酸の吸収効率を高めることができる経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を提供するものである。
すなわち、本発明は、
(1)食物繊維を有効成分とし、分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩の吸収を促進する、
経口用ヒアルロン酸吸収促進剤、
(2)(1)の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤において、
前記ヒアルロン酸および/またはその塩の分子量が10万以上50万以下である、
経口用ヒアルロン酸吸収促進剤、
(3)食物繊維および分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩を含み、ヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品、である。
本発明によれば、食物繊維を有効成分とし、分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩の吸収を促進する、経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を提供できる。
本願発明において、ヒアルロン酸の分解および吸収が促進される要因として、食物繊維とヒアルロン酸を摂取することにより、腸内においてヒアルロニダーゼを産生する腸内細菌が増加し、ヒアルロン酸が効率的に低分子化されることが考えられる。
ヒアルロン酸溶液に実施例1に基づいて行った実施例群から試験開始前に採取した便を添加したサンプルと、ヒアルロン酸水溶液に実施例1に基づいて行った実施例群から試験開始4週間後に採取した便を添加したサンプルのHPLCチャート
ヒアルロン酸溶液に実施例1に対して行った比較例群から試験開始前に採取した便を添加したサンプルと、ヒアルロン酸水溶液に実施例1に対して行った比較例群から試験開始4週間後に採取した便を添加したサンプルのHPLCチャート
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明において「%」は「質量%」を意味する。
<本発明の特徴>
本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤とは、経口摂取したヒアルロン酸が吸収されるのを促進するものである。
前記経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を使用することにより、ヒアルロン酸を経口摂取した際にヒアルロン酸の分解、および分解されたヒアルロン酸の吸収が促進されて、ヒアルロン酸が血中や皮膚に移行することで、肌の水分量増加やシワの改善、さらには関節痛の改善が期待できる。
当該経口用ヒアルロン酸吸収促進剤は、適宜、食品、機能性表示食品、特定保健用食品、又は医薬品に配合することで摂取できる。
<経口用ヒアルロン酸吸収促進剤>
本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤とは、経口摂取したヒアルロン酸が吸収されるのを促進するものである。
前記経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を使用することにより、ヒアルロン酸を経口摂取した際にヒアルロン酸の分解、および分解されたヒアルロン酸の吸収が促進されて、ヒアルロン酸が血中や皮膚に移行することで、肌の水分量増加やシワの改善、さらには関節痛の改善が期待できる。
当該経口用ヒアルロン酸吸収促進剤は、適宜、食品、機能性表示食品、特定保健用食品、又は医薬品に配合することで摂取できる。
<ヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品>
ヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品とは、当該食品のパッケージ、容器、又は販促物に、配合されたヒアルロン酸の吸収が促進されていること、又は吸収されやすいことが記載されているものをいう。
なお、本発明において、ヒアルロン酸の分解が促進されていることから、ヒアルロニダーゼの産生も促進されていると考えられる。したがって、本発明の態様として、平均分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩を含むヒアルロン酸経口用組成物であって、さらに食物繊維を有効成分として含み、ヒアルロニダーゼの産生を促進する経口用ヒアルロン酸含有組成物も含まれる。
<食物繊維>
本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤は、有効成分として食物繊維を含有するものである。食物繊維が腸内に到達し、腸内のヒアルロニダーゼを産生する腸内細菌を増殖させていることで、ヒアルロン酸の分解が促進され、分解されたヒアルロン酸の吸収が促進されると推測できる。
ここで、食物繊維とは、ヒトの消化酵素によって消化されない、食物に含まれている難消化性成分の総称である。具体的には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に大別されるが、食物繊維を含む食品であってもよい。
水溶性食物繊維としては、例えば、ペクチン、グルコマンナン、難消化性デキストリン、アラビアガム、難消化性オリゴ糖、マルチトール等が挙げられる。不溶性食物繊維としては、例えば、セルロース、ヘミセルロース、キチン等が挙げられる。
食物繊維を含む食品としては、動物由来や植物由来等の食物繊維を含む食品等が挙げられるが、食物摂取量当りの食物繊維を効率的に摂取できることから、少なくとも植物由来の食物繊維を含む食品が好ましく、例えば、サラダ、野菜や果物を用いたジュース、スムージー、青汁粉末等が挙げられるが、特にサラダ、野菜や果物を用いたジュース、スムージー、青汁粉末が好ましく、中でも青汁粉末が好ましい。
本願発明においては何れの食物繊維を使用してもよいが、特に水溶性食物繊維よりも不溶性食物繊維を多く含むとよい。
また、食物繊維を効率的に摂取でき、さらに利便性に優れている点で、少なくとも植物由来の食物繊維を含む食品を多く含むとよい。
<食物繊維の摂取量>
本発明において、有効成分である食物繊維の摂取量は、下限値として一日あたり13g以上であるとよく、さらに15g以上であるとよい。
また、有効成分である食物繊維の摂取量は、上限値として特に限定されないが、日常的に摂取することが困難になることから、一日あたり30g以下であるとよく、さらに25g以下であるとよい。
特に、前記食物繊維は不溶性食物繊維であるとよく、不溶性食物繊維の摂取量は、一日
あたり6g以上20g以下であるとよく、さらに7g以上15g以下であるとよい。なお、水溶性食物繊維の摂取量は、一日あたり2.5g以上10g以下であるとよく、さらに2.5g以上8g以下であるとよい。
また、前記食物繊維は少なくとも植物由来の食物繊維を含むとよく、植物由来の食物繊維の摂取量は、下限値として一日あたり3g以上であるとよく、さらに6g以上であるとよく、上限値として特に限定されないが、日常的に摂取することが困難になることから、一日あたり25g以下であるとよく、さらに20g以下であるとよい。
前期植物由来の食物繊維は野菜や果物等が挙げられるが、食物繊維を効率的に摂取でき、さらに利便性に優れているため、ジュース、スムージー、青汁粉末がよく、特に青汁粉末が好ましい。
なお、前記食物繊維の摂取量は、一日あたりの摂取量であればよい。したがって、本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤およびヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品に全量含まれていてもよいし、通常の食事から得られる食物繊維量との合算量であってもよい。
また、本発明において、食物繊維が含まれる形態としては、食物繊維が前記摂取量の全量含まれていてもよいし、全量含まれていなくとも本発明を一日に複数回摂取することで一日あたり13g以上30g以下摂取できるようなものであってもよい。
<ヒアルロン酸および/またはその塩>
本発明において、「ヒアルロン酸」とは、グルクロン酸とN−アセチルグルコサミンとの2糖からなる繰り返し構成単位を1以上有する多糖類をいう。
また、「ヒアルロン酸の塩」としては、特に限定されないが、食品または薬学上許容しうる塩であることが好ましく、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。特に、経口摂取した際の安全性が高いことから、ナトリウム塩であるとよい。
本発明に用いる、ヒアルロン酸および/またはその塩としては、一般的に食品・医薬品に用いられるものであれば、いずれのものでも良く、動物等の天然物(例えば鶏冠、さい帯、皮膚、関節液などの生体組織など)から抽出されたものでもよく、または、微生物もしくは動物細胞を培養して得られたもの(例えばストレプトコッカス属の細菌等を用いた発酵法)、化学的もしくは酵素的に合成されたものなど、いずれも使用することができる。
<ヒアルロン酸および/またはその塩の分子量>
本発明において、ヒアルロン酸および/またはその塩は、ヒアルロン酸を経口摂取した時の分解、および分解されたヒアルロン酸の吸収がより高まることから、その分子量は1,000以上100万であるとよく、さらに10万以上100万以下、20万以上5
0万以下であるとよい。
前記分子量が1,000より小さい場合、ヒアルロン酸の低分子化が進み、腸内細菌に資化されやすくなることで、ヒアルロン酸の吸収促進効果が得られない。
一方、前記分子量が100万より大きいと、腸内でのヒアルロン酸の分解が不十分で吸収されない程度の大きさの分子量のヒアルロン酸が多くなってしまうため、ヒアルロン酸の吸収促進効果が得られない。
<分子量の測定方法>
なお、本発明に用いるヒアルロン酸および/またはその塩の分子量は以下の方法によって測定することができる。
ゲル濾過カラムを用いて、分子量が既知である複数のヒアルロン酸(基準物質)を液体クロマトグラフィー分析することで、それらの保持時間より検量線を作成する。同様に、測定対象であるヒアルロン酸を液体クロマトグラフィー分析し、前記検量線を用いて分子量を求めることで、測定対象であるヒアルロン酸の分子量を求めることができる。
前記液体クロマトグラフィー分析に使用することができる液体クロマトグラフィー分析装置としては、例えば、Waters Alliance 2690 HPLC Separations Module(Waters社製)、Waters Alliance 2695 HPLC Separations Module(Waters社製)、1200 Series(Agilent社製)が挙げられる。また、液体クロマトグラフィー分析に使用することができるカラムとしては、例えば、shodex社製配位子交換クロマトグラフィー用カラム(配位子交換モード+サイズ排除モード)、型名「SUGAR KS−801」、「SUGAR KS−802」、「SUGAR KS−803」、「SUGAR KS−804」、「SUGAR KS−805」、「SUGAR KS−806」、「SUGARKS−807」や、TOSOH製サイズ排除クロマトグラフィーカラム、型名「TSKgel GMPW」が挙げられる。
<ヒアルロン酸および/またはその塩の摂取量>
本発明において、ヒアルロン酸および/またはその塩の摂取量は、一日あたり50mg以上360mg以下であるとよく、さらに60mg以上250mg以下であるとよい。
本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤およびヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品において、ヒアルロン酸および/またはその塩が含まれる形態としては、ヒアルロン酸および/またはその塩が前記摂取量含まれていてもよいし、50mg以上含まれていなくとも本発明を一日に複数回摂取することで一日あたり50mg以上摂取できるようなものであってもよい。
<その他の成分>
本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤において、その他の成分として、一般的に食品や機能性表示食品、特定保健用食品等に配合される原料を適宜配合することができる。例えば、グルコサミン、コラーゲン、又はコンドロイチン硫酸等が挙げられる。
<ヒアルロン酸の吸収が促進されているかどうかの評価方法>
0.1%のヒアルロン酸水溶液1mLを2つ用意し、本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を摂取前(試験開始前)と4週間摂取した後(試験終了後)の被験者の便約10mgをそれぞれ加えて撹拌後、37℃で24時間反応させた。その後、7,000gで20分間遠心分離を行った後、0.2μmPTFEフィルターでろ過したものを、それぞれ「実施例群の試験開始前の便とヒアルロン酸」と「実施例群の試験終了後の便とヒアルロン酸」の測定試料とし、それぞれHPLC分析を行った。
一方、0.1%のヒアルロン酸水溶液1mLを2つ用意し、実施例1から青汁粉末を除いた1日当たりヒアルロン酸240mgと水200〜300mlを摂取する前(試験開始前)と4週間摂取した後(試験終了後)の被験者の便約10mgをそれぞれ加えて撹拌後、37℃で24時間反応させた。その後、7,000gで20分間遠心分離を行った後、0.2μmPTFEフィルターでろ過したものを、それぞれ「比較例群の試験開始前の便とヒアルロン酸」と「比較例群の試験終了後の便とヒアルロン酸」の測定試料とし、それぞれHPLC分析を行った。
なお、前記ヒアルロン酸水溶液に用いたヒアルロン酸は「商品名:ヒアルロンサンHA LF−P(キユーピー株式会社製)」で分子量は20万〜50万であった。
上記測定試料をHPLC分析して、ヒアルロン酸分解物のピークが検出できた場合、被験者の腸内にはヒアルロニダーゼを産生する腸内細菌が増加しており、ヒアルロン酸の分解および吸収が促進されていると評価できる。
図1、図2では、保持時間8分に検出されているピークは、添加したヒアルロン酸に該当する。
また、保持時間16分から19分に検出されているピークは、ヒアルロン酸分解物(2糖〜12糖)に該当する。
<HPLC測定条件>
カラム:TSK guard colum + YMC-Pack Diol-120 300X 80 mm
カラム温度:40℃
試料注入量:10 μL
流速:0.6 mL/min
移動相:0.003 mol/L リン酸緩衝液-0.15 mol/L NaCl(pH 7.0)
検出器:示差屈折計(Waters 996)
紫外線(UV)検出条件:測定波長230 nm
HPLCシステム:Waters 2690 Separation module(Waters 2690/2695)
次に、本発明を実施例に基づき、さらに説明する。
なお、本発明はこれに限定するものではない。
<試験例1>
健康な男女15名のうち、実施例1に基づいて、実施例群8名には1日当たりヒアルロン酸240mgと青汁粉末14gを清水200〜300mlに溶かした青汁を4週間摂取してもらった。
一方、実施例1に対する比較例群7名には実施例1から青汁粉末を除いた以外は、実施例群と同様にして1日当たりヒアルロン酸240mgを4週間摂取してもらった。
この時、実施例群および比較例群の食事内容の栄養成分は、統計処理をして一日当たりの平均値を算出し、表1に記載した。
ただし、表1の実施例群は、経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を含む、青汁の栄養成分を加算する前の値である。
試験例1で用いたヒアルロン酸は「商品名:ヒアルロンサンHA LF−P(キユーピー株式会社製)」で、当該ヒアルロン酸の分子量は20万〜50万であった。
[表1]
試験前後の被験者の便を採取し、段落[0025]に記載の方法で分析し、ヒアルロン酸吸収能に及ぼす影響を調べた。
その結果、図1より、実施例群では、ヒアルロン酸水溶液に試験開始4週間後の便を添加するとヒアルロン酸分解物(2糖〜12糖)のピークが確認され、経口摂取したヒアルロン酸が分解されていた。
一方、図2より、実施例1に対する比較例群では、ヒアルロン酸水溶液に試験開始4週間後の便を添加してもヒアルロン酸分解物のピークは検出されず、ヒアルロン酸が分解されていなかった。
なお、一日当たりの食物繊維の摂取量は、実施例群が13g以上30g以下(経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を含む、青汁の栄養成分を加算した後の値として)であり、比較例群が13g未満であった。
以上のことから、実施例群では経口摂取したヒアルロン酸が分解されて、吸収が促進されていると考えられる。したがって、図1及び図2より、本発明の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を摂取すると、ヒアルロン酸の吸収が促進されることが明らかになった。
[実施例1]
<青汁>
食物繊維として青汁粉末(キューサイ社製。青汁粉末14g中食物繊維3.2〜6.6g)を用いた経口用ヒアルロン酸吸収促進剤を含む、表2の青汁を調製した。
<表2>
ヒアルロン酸(分子量20万〜50万) 240mg
青汁粉末(キューサイ社製。青汁粉末14g中食物繊維3.2〜6.6g)
14g
清水 200〜300ml

Claims (3)

  1. 食物繊維を有効成分とし、分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩の吸収を促進する、
    経口用ヒアルロン酸吸収促進剤。
  2. 請求項1記載の経口用ヒアルロン酸吸収促進剤において、
    前記ヒアルロン酸および/またはその塩の分子量が10万以上50万以下である、
    経口用ヒアルロン酸吸収促進剤。
  3. 食物繊維および分子量1,000以上100万以下のヒアルロン酸および/またはその塩を含み、ヒアルロン酸の吸収が促進される旨の表示を付した食品。

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