JP2019071391A - 端子固定構造 - Google Patents

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Masayoshi Kimura
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Abstract

【課題】導電パッドの寸法を電極端子と同程度に縮小した場合であっても、電極端子と導電パッドとの接続強度を確保することができる端子固定構造を提供すること。【解決手段】端子固定構造1は、平坦な底面20を有する柱状の金属部材からなり、側面から底面20にかけて切り欠き部21が形成された電極端子2と、回路基板6に固定され、電極端子2の底面20との接合面を有し、開口部30が形成された導電パッド3と、開口部30に充填されることにより電極端子2と導電パッド3とを固定する接着剤4と、切り欠き部21において電極端子2と導電パッド3とを接続する半田部材5と、を備え、導電パッド3は、電極端子2の柱状断面と同一の輪郭形状を有し、開口部30が切り欠き部21に接しない位置に形成され、切り欠き部21は、底面20における直交する2方向に対して金属部材を残すような位置に形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、電極端子の固定構造に関する。
電子部品を回路基板に実装する場合、回路基板に設けた導電パッドに半田ペーストを塗布し、電子部品の電極端子を導電パッドに配置して加熱することにより、溶融した半田ペーストによって導電パッドと電極端子とを電気的及び物理的に接続する所謂リフロー工程が行われることが多い。しかし、リフロー工程により電子部品が実装された回路基板は、他の電子部品や他のモジュール基板が接続される場合には、再度のリフロー工程が行われることがある。このとき、導電パッドと電極端子とを接続した半田ペーストが再度の加熱により再溶融し、これに伴って導電パッドと電極端子との相対位置にズレが生じることがある。
このよう問題への対策として、例えば特許文献1では、半田ペーストが再溶融した場合であっても、接着剤を介して電極端子を導電パッドに固定する固定方法が開示されている。より詳しくは、特許文献1の固定構造は、電極端子に接合させる導電パッドの表面領域に凹部が形成され、当該凹部に熱硬化性の接着剤が塗布されている。そして、当該電極端子の平坦な底面は、一部が接着剤を介して導電パッドに固定されると共に、他の部分が導電パッドの平坦な表面に接合される。
特開2007−305904号公報
しかしながら、上記のように、電極端子と導電パッドとの双方の接合面が平坦である場合には、溶融した半田ペーストは、その多くが電極端子の側面に押し出され、電極端子の側面と導電パッドの表面とを接続するフィレットが形成されることになる。そのため、導電パッドは、電極端子の底面よりも大きい寸法で形成されなければならず、回路基板の実装面積を圧迫して部品実装の高密度化を妨げる原因となる他、回路設計の自由度を低下させる虞が生じる。一方、電極端子の底面に近い寸法にまで導電パッドを縮小した場合には、電極端子と導電パッドとを接続する半田ペーストの量を低下させることになるため、両者を電気的及び物理的に接続する接続強度が低下する虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、導電パッドの寸法を電極端子と同程度に縮小した場合であっても、電極端子と導電パッドとの接続強度を確保することができる端子固定構造を提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、平坦な底面を有する柱状の金属部材からなり、側面から前記底面にかけて切り欠き部が形成された電極端子と、回路基板に固定され、前記電極端子の前記底面と接合する接合面を有すると共に、開口部が形成された導電パッドと、前記開口部に充填されることにより前記電極端子と前記導電パッドとを固定する接着剤と、前記切り欠き部において前記電極端子と前記導電パッドとを接続する半田部材と、を備え、前記導電パッドは、前記電極端子の柱状断面と同一の輪郭形状を有し、前記開口部が前記切り欠き部に接しない位置に形成され、前記切り欠き部は、前記底面における直交する2方向に対して前記金属部材を残すような位置に形成される、端子固定構造である。
導電パッドを介して回路基板に接続される電極端子は、柱状の金属部材の側面から導電パッドと接合する底面にかけて切り欠き部が形成されている。また、導電パッドは、表面に接着剤を充填するための開口部が形成されると共に、輪郭の形状が電極端子の柱状断面と同一の寸法で形成されている。そして、導電パッドと電極端子とは、切り欠き部において半田部材によって電気的及び物理的に接続されている。このとき、半田部材は、平面形状が同一の導電パッドと電極端子との間において両者を接続している。
これにより本発明の第1の態様によれば、導電パッドと電極端子との接続において、接続強度を確保するために十分な量の半田部材を使用した場合であっても、半田部材を電極端子の側面に形成する必要がなく、導電パッドの平面形状を電極端子の柱状断面より広く形成せずとも両者を接続することができる。従って、本発明の第1の態様に係る端子固定構造によれば、導電パッドの寸法を電極端子と同程度に縮小した場合であっても、電極端子と導電パッドとの接続強度を確保することができる端子固定構造を提供することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記切り欠き部は、前記電極端子の前記底面を挟む互いに対向する複数の位置に形成される、端子固定構造である。
本発明の第2の態様によれば、導電パッドと電極端子とを接続する半田部材が、導電パッドと電極端子との接合面の両端にバランスを図りつつ配置することができる。これにより、本発明の第2の態様に係る端子固定構造は、前述した本発明の第1の態様による作用効果に加え、導電パッドに対して電極端子を傾斜させることなく安定的に接続することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第1又は2の態様において、前記切り欠き部は、切り欠き断面が平面である、端子固定構造である。
本発明の第3の態様によれば、電極端子に形成される切り欠き部は、電極端子の側面から底面にかけて平面で切断することにより形成することができる。これにより本発明の第3の態様に係る端子固定構造は、前述した本発明の第1又は2の態様による作用効果に加え、加工が容易で製造コストを抑制することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第4の態様>
本発明の第4の態様は、前述した本発明の第1乃至3のいずれかの態様において、前記開口部は、前記導電パッドの外部と連通する連通路を含み、前記切り欠き部は、前記電極端子の前記底面における前記連通路に隣接しない位置に形成される、端子固定構造である。
導電パッドは、接着剤を充填するための開口部が連通路により導電パッドの外部と連通するように形成されていることにより、開口部の容積よりも接着剤の量が過剰である場合であっても、連通路により過剰な接着剤を開口部から逃がすことができる。これにより、接着剤が導電パッドの平坦な表面よりも電極端子側に溢れることが防止され、導電パッドと電極端子との面接触における良好な接続を図ることができる。
このとき、電極端子に形成される切り欠き部は、開口部のみならず、連通路に対しても隣接しない位置に形成されている。これにより本発明の第4の態様に係る端子固定構造によれば、前述した本発明の第1乃至3のいずれかの態様による作用効果に加え、導電パッドと電極端子との良好な接続を図りつつ、半田部材が連通路に隣接することによる接続不良を防止することができる。
本発明によれば、導電パッドの寸法を電極端子と同程度に縮小した場合であっても、電極端子と導電パッドとの接続強度を確保することができる端子固定構造を提供することができるという作用効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る端子固定構造の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電極端子の底面形状を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る端子固定構造の側面図である。 従来技術に係る端子固定構造の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る導電パッドの上面図である。 本発明の第2実施形態に係る電極端子の底面形状を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る導電パッドの上面図である。 本発明の第1変形例に係る電極端子の底面形状を示す斜視図である。 本発明の第2変形例に係る導電パッドの上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施の形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1の分解斜視図である。より詳しくは、図1は、端子固定構造1の製造段階における構成部材を模式的に示す斜視図である。端子固定構造1は、電極端子2、導電パッド3、接着剤4、半田部材5、を備える。また、端子固定構造1は、導電パッド3の裏面において回路基板6に固定されている。
以下、回路基板6の基板面に平行な面における互いに直交する方向をそれぞれX方向及びY方向とし、X方向及びY方向に垂直な方向をZ方向として説明する。
電極端子2は、回路基板6に表面実装される電子部品(図示せず)の端子であり、本実施形態においては、X方向、Y方向、Z方向の長さがそれぞれ2.3mm、1.5mm、1.5mmである角柱形状の銅材料からなる。但し、電極端子2は、詳細を後述するように、回路基板6に実装される面の角に切り欠きが形成され、図1の破線矢印で示されるように、半田部材5を介して導電パッド3に接続される金属部材である。尚、電極端子2は、例えば複数の基板同士を電気的に接続する仲介部材であってもよい。
導電パッド3は、回路基板6において電極端子2を設置する位置に貼付け固定され、回路基板6に形成された図示しない電子回路と電極端子2とを導通させる金属部材である。導電パッド3は、本実施形態においては、X方向、Y方向の長さがそれぞれ2.3mm、1.5mmの輪郭形状、すなわち、電極端子2の角柱断面と同一の形状として形成されている。また、導電パッド3は、中央部に円形の開口部30が形成されている。開口部30は、任意の深さに設定することができるが、本実施形態においては導電パッド3の表裏面を貫通する貫通開口として形成されている。
接着剤4は、熱硬化性を有する接着剤であり、導電パッド3の開口部30に充填される。これにより接着剤4は、リフロー工程において電極端子2が導電パッド3に半田接続されるときに、開口部30において電極端子2を回路基板6に固定する。ここで、開口部30が貫通開口でない場合には、電極端子2は、接着剤4を介して導電パッド3に固定される。
半田部材5は、端子固定構造1の製造工程においては導電パッド3の表面、すなわち、導電パッド3における開口部30以外の表面にペースト形態で塗布される。また、半田部材5は、詳細を後述するように、リフロー工程において加熱により溶融されると、電極端子2に形成された切り欠きに移動して、電極端子2と導電パッド3とを電気的及び物理的に接続する。
回路基板6は、公知のプリント配線基板であり、図示しない電子部品及び電子回路が両面に実装されている。また、回路基板6に形成された電子回路のうち、電極端子2に接続されるべき電子回路が導電パッド3に接続されている。尚、回路基板6は、本実施形態においては、X方向、Y方向の長さがそれぞれ36.0mm、23.6mmであり、Z方向の厚さが1.6mmである。
図2は、本発明の第1実施形態に係る電極端子2の底面形状を示す斜視図である。ここで、図2の破線矢印は、電極端子2が導電パッド3に接続される方向を示す。電極端子2は、導電パッド3と接合される底面20が平坦な形状を有し、底面20の四隅に切り欠き部21が形成されている。切り欠き部21は、本実施形態においては、加工前の角柱形状の電極端子2に対して、図2に示す角柱の頂点PからX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ0.5mm離間した三点を通る平面で切断することにより形成される。
図3は、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1の側面図である。より具体的には、図3は、リフロー工程を経て電極端子2が導電パッド3に接続された後の端子固定構造1をY方向から見た場合の側面形状を表す。
リフロー工程の加熱により溶融した半田部材5は、平坦な電極端子2の底面20と平坦な導電パッド3の表面とにより挟まれることで、その大部分が電極端子2に形成された切り欠き部21に流入する。このとき、切り欠き部21に流入した半田部材5は、切り欠き部21において電極端子2と導電パッド3とを電気的及び物理的に接続する。また、電極端子2の底面20と導電パッド3の表面との接合面に僅かに隙間がある場合には、半田部材5の一部が当該隙間に残留することにより、接合面において電極端子2と導電パッド3との隙間が埋まり、両者が密に接続されることになる。
電極端子2の底面20と導電パッド3の表面とが接続されると、リフロー工程の加熱により接着剤4が硬化して電極端子2と導電パッド3とが互いに密着した状態で固定される。そのため、端子固定構造1に再度のリフロー工程が行われて半田部材5が再溶融した場合であっても、電極端子2と導電パッド3との相対位置にズレが発生することを防止することができる。
次に、本発明の効果について、従来技術と比較しつつ説明する。図4は、従来技術に係る端子固定構造1’の斜視図である。従来技術に係る端子固定構造1’は、回路基板6’に貼付け固定された導電パッド3’に角柱形状の電極端子2’が配置され、半田部材5’により電極端子2’が導電パッド3’に接続される。
より詳しくは、従来技術に係る端子固定構造1’は、電極端子2’と導電パッド3’とのリフロー工程による接続において、電極端子2’の平坦な底面に塗布された半田部材5’が導電パッド3’の平坦な表面によって押し出される。これにより、従来技術に係る半田部材5’は、電極端子2’のX方向及びY方向を向く側面と、導電パッド3’のZ方向を向く表面とを跨ぐように、電極端子2’の周囲において両者を接続するフィレットが形成される。
このため、従来技術に係る端子固定構造1’は、電極端子2’と導電パッド3’とを接続するために、電極端子2’の周囲における導電パッド3’の表面に半田部材5’のフィレットを形成する領域を設ける必要がある。これにより、導電パッド3’は、電極端子2’の実装面積だけでなく、フィレットを形成するための領域を確保しなければならず、小型化が妨げられることになる。従って、従来技術に係る端子固定構造1’は、回路基板6’の実装面積を圧迫して部品実装の高密度化を妨げる原因となる他、回路設計の自由度を低下させる虞が生じる。
これに対し、本発明に係る端子固定構造1は、図3に示すように、電極端子2と導電パッド3との水平方向に対する長さが同一、すなわち導電パッド3の輪郭形状と電極端子2の柱状断面とが同一の形状に形成されている。つまり、本発明に係る端子固定構造1は、導電パッド3を電極端子2の柱状断面と同一の寸法にまで小さくすることができる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る導電パッド3の上面図である。より具体的には、図5は、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1において、電極端子2と導電パッド3との接合面を平面視した場合の導電パッド3の表面を模式的に表す。
図5において、導電パッド3は、四角形ADGJで表される輪郭形状を有し、略中央部に形成された円形の開口部30に接着剤4が充填されている。また、本実施形態に係る導電パッド3は、開口部30を囲むように平坦な表面としての端子接触面31を含み、端子接触面31において電極端子2の底面20と接する。ここで、四角形ADGJは、電極端子2の柱状断面の形状と同一である。
さらに、導電パッド3は、電極端子2の四隅の切り欠き部21の位置に対応する4つの半田接触面32を有する。すなわち、導電パッド3は、図5における三角形ABL、三角形DEC、三角形GHF、及び三角形JKIの4つの領域において半田部材5と接触する。従って、半田部材5は、電極端子2の柱状断面の形状、すなわち四角形ADGJの内部において、電極端子2と導電パッド3とを電気的及び物理的に接続することができる。そして、端子固定構造1は、四角形ADGJの領域内において、電極端子2と導電パッド3とを強固に接続する十分な量の半田部材5を設けることができる。
以上のように、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1によれば、導電パッド3の寸法を電極端子2と同程度に縮小した場合であっても、電極端子2と導電パッド3との接続強度を確保することができる。
また、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1によれば、接着剤4が充填された導電パッド3の開口部30と、電極端子2に形成された切り欠き部21とが、互いに接しない位置に形成されていることから、電極端子2と導電パッド3との電気的な接続が接着剤4により妨げられることを防止することができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1によれば、電極端子2の切り欠き部21が、底面20における直交する2方向に対して金属部材を残すような位置に形成されている。より具体的には、図5に示すように、導電パッド3に接続される電極端子2は、半田接触面32が設けられる導電パッド3の四隅に対応する位置に切り欠き部21が形成されている。すなわち、電極端子2は、導電パッド3の辺BC、辺EF、辺HI、辺KLにおいて、金属部材が残されている。つまり、電極端子2は、X方向における辺EF及び辺KLと、Y方向における辺BC及び辺HIとにおいて、導電パッド3と直接接するように接続されている。これにより、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1は、電極端子2と導電パッド3との接続における相対的な位置ずれを抑制することができる。
そして、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1によれば、電極端子2は、図2に示すように複数の切り欠き部21を有すると共に、これらの切り欠き部21が底面20を挟むように対向する位置に形成されている。より具体的には、複数の切り欠き部21は、図5の半田接触面32として示すように、三角形ABLと三角形GHFとが導電パッド3における端子接触面31を挟むように対向し、三角形DECと三角形JKIとが導電パッド3における端子接触面31を挟むように対向する位置に形成されている。これにより、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1は、導電パッド3に対して電極端子2を傾斜させることなく安定的に接続することができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係る端子固定構造1によれば、電極端子2に形成される切り欠き部21は、図2に示すように切り欠き断面が平面として形成されていることにより、加工が容易で製造コストを抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の端子固定構造1は、上記した第1実施形態における電極端子2および導電パッド3の形状が第1実施形態の端子固定構造1と異なる。以下、第1実施形態と異なる部分について説明することとし、第1実施形態と共通する構成要素については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る電極端子7の底面形状を示す斜視図である。ここで、図6の破線矢印は、電極端子7が導電パッド8に接続される方向を示す。電極端子7は、導電パッド8と接合される底面71が平坦な形状を有し、底面71の対向する2隅に切り欠き部72が形成されている。それぞれの切り欠き部72は、本実施形態においては、加工前の円柱形状の電極端子7に対して、2つの平面からなる切断面を有して形成されている。
図7は、本発明の第2実施形態に係る導電パッド8の上面図である。より具体的には、図7は、本発明の第2実施形態に係る端子固定構造1において、電極端子7と導電パッド8との接合面を平面視した場合の導電パッド8の表面を模式的に表す。
図7において、導電パッド8は、円形の輪郭形状を有すると共に、略中央部に形成された円形の開口部80に接着剤4が充填されている。また、本実施形態に係る導電パッド8は、開口部80を囲むように平坦な表面を有する端子接触面81を含む。ここで、導電パッド8の円形の輪郭形状は、電極端子7の柱状断面の形状と同一である。
以上のように、本発明の第2実施形態に係る端子固定構造1によれば、電極端子7と導電パッド8のX−Y平面の形状が四角形に限らず円形である場合にも、上記した第1実施形態に係る端子固定構造1と同様の理由により、導電パッド8の寸法を電極端子7と同程度に縮小することができ、且つ電極端子7と導電パッド8との接続強度を確保することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば上記の第1実施形態では切り欠き部21が電極端子2の底面20の四隅に形成される態様を例示したが、図8に示す第1変形例のように、切り欠き部91が電極端子9の底面90における長方形の2つの短辺上にそれぞれ形成された場合であっても、上記した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記の第1実施形態では、中央部に円形の開口部30が形成された導電パッド3を例示したが、開口部30は、図9に示す第2変形例のように、導電パッド3の外部と連通する連通路33を含んでもよい。より具体的には、図9に示す導電パッド3は、導電パッド3のY方向両側において2つの連通路33により開口部30と連通し、これにより電極端子2との接合面が端子接触面31Aと31Bとに分離した形状となっている。
ここで、図9に示す第2変形例に係る導電パッド3は、2つの連通路33と半田接触面32とが互いに接触しない位置に形成されていることにより、上記した第1実施形態に係る端子固定構造1と同様の効果を奏することができる。
1 端子固定構造
2 電極端子
3 導電パッド
4 接着剤
5 半田部材
6 回路基板
20 底面
21 切り欠き部
30 開口部
31 端子接触面
32 半田接触面
33 連通路

Claims (4)

  1. 平坦な底面を有する柱状の金属部材からなり、側面から前記底面にかけて切り欠き部が形成された電極端子と、
    回路基板に固定され、前記電極端子の前記底面と接合する接合面を有すると共に、開口部が形成された導電パッドと、
    前記開口部に充填されることにより前記電極端子と前記導電パッドとを固定する接着剤と、
    前記切り欠き部において前記電極端子と前記導電パッドとを接続する半田部材と、を備え、
    前記導電パッドは、前記電極端子の柱状断面と同一の輪郭形状を有し、前記開口部が前記切り欠き部に接しない位置に形成され、
    前記切り欠き部は、前記底面における直交する2方向に対して前記金属部材を残すような位置に形成される、端子固定構造。
  2. 前記切り欠き部は、前記電極端子の前記底面を挟む互いに対向する複数の位置に形成される、請求項1に記載の端子固定構造。
  3. 前記切り欠き部は、切り欠き断面が平面である、請求項1又は2に記載の端子固定構造。
  4. 前記開口部は、前記導電パッドの外部と連通する連通路を含み、
    前記切り欠き部は、前記電極端子の前記底面における前記連通路に隣接しない位置に形成される、請求項1乃至3のいずれかに記載の端子固定構造。
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