JP2019071163A - 光ディスク - Google Patents

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佳弘 高谷
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充朗 佐藤
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Masayoshi Tsuchiya
昌義 土谷
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Abstract

【課題】記録層の相対的な位置情報を簡便に取得可能な光ディスクを提供する。【解決手段】本発明の一の実施の形態に係る光ディスクは、内周側及び外周側の一方から他方に形成された渦巻き状の情報トラックに情報を記録する記録層を少なくとも2層備える。前記記録層は、内周側に位置する内周側領域と、前記内周側領域に対して外周側に位置し、コンテンツ情報を記録するデータ領域と、前記データ領域に対して外周側に位置する外周側領域とを備える。複数の前記記録層の前記内周側領域及び外周側領域の少なくとも一方には、前記情報トラックに、前記情報トラックに沿って前記記録層毎に異なる周期で且つ同一記録層内では隣接する情報トラック間で位相が一致するように形成された記録層判別情報が記録された記録層判別領域が設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の記録層を有する光ディスクに関する。
CDやDVD等の光ディスクの高密度化が進んでいる。近年、青紫色レーザの開発により、DVDよりも更に記録密度を高めたBD(Blu-ray(登録商標) Disc)が実現された。このようなBDに複数の記録層を設けることにより、光ディスクの更なる大容量化を行う事が可能である。
複数の記録層を形成する光ディスクにおいて、現在記録又は再生している記録層がどの記録層であるかを判別する技術としては、特許文献1及び特許文献2に開示されたものが知られている。
特開平3−219440号公報 特表2007−500410号公報
特許文献1に開示された技術は、光ディスクの各記録層にアドレスが記録された識別部が形成され、このアドレスによって記録層を識別する。また、特許文献2に開示された技術は、光ディスクのリードイン領域のPIC帯(Permanent Information & Control Zone)に記録層を識別する識別データを記録するものである。
しかし、これらの先行技術は、いずれもオントラック状態で記録層を識別するものであり、記録層の識別に時間がかかるという問題がある。本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、各記録層を簡便に判別可能な光ディスクを提供することを目的とする。
本発明の一の実施の形態に係る光ディスクは、内周側及び外周側の一方から他方に形成された渦巻き状の情報トラックに情報を記録する記録層を少なくとも2層備える。前記記録層は、内周側に位置する内周側領域と、前記内周側領域に対して外周側に位置し、コンテンツ情報を記録するデータ領域と、前記データ領域に対して外周側に位置する外周側領域とを備える。複数の前記記録層の前記内周側領域及び外周側領域の少なくとも一方には、前記情報トラックに、前記情報トラックに沿って前記記録層毎に異なる周期で且つ同一記録層内では隣接する情報トラック間で位相が一致するように形成された記録層判別情報が記録された記録層判別領域が設けられている。
ここで、上記実施の形態に係る光ディスクにおいては、情報トラックに、情報トラックに沿って記録層毎に異なる周期で且つ同一記録層内では隣接する情報トラック間で位相が一致するように形成された記録層判別情報が記録された記録層判別領域が設けられている。従って、フォーカス制御がなされていれば、トラッキング制御がなされていない状態であっても、その記録層に対して設定された周期信号を検出することができる。従って、このような実施の形態に係る光ディスクによれば、上記トラッキングを省略して高速かつ簡便に記録層の判別をすることが可能な光ディスクを提供することが可能となる。
上記記録層判別領域は、トラッキング制御を必要とする領域外に設けられていても良い。更に言えば、上記記録層判別領域は、BCA(Burst Cutting Area)の外周側に設けられていても良い。
更に言えば、所定の記録層の内周側領域は、BCA(Burst Cutting Area)と、BCAよりも外周側に設けられた第1の保護領域を有し、他の記録層の外周側領域は、リードアウト領域を有していても良く、上記記録層判別領域は、BCAの内周端若しくは外周端に相当する半径位置から、第1の保護領域の内周端に相当する半径位置までの領域、及び、リードアウト領域の外周端に相当する半径位置よりも外周側の領域のうちの少なくとも1つに設けられていても良い。
上記記録層判別情報は、情報トラックに形成された複数のピットを含んでいても良いし、情報トラックに形成されたウォブル溝を含んでいても良い。
本発明によれば、記録層の相対的な位置情報を簡便に取得可能な光ディスクを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク1の一例を示す概略的な斜視図である。 A−A′断面における記録層L0の記録情報のレイアウトを示す図である。 A−A′断面における記録層L1の記録情報のレイアウトを示す図である。 A−A′断面における記録層L2の記録情報のレイアウトを示す図である。 内周側L0判別領域11の概略的な拡大斜視図である。 内周側L0判別領域11における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 内周側L1判別領域12における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 内周側L2判別領域13における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る内周側L0判別領域11−2の概略的な拡大斜視図である。 同実施の形態に係る内周側L0判別領域11−2における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 同実施の形態に係る内周側L1判別領域12−2における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 同実施の形態に係る内周側L2判別領域13−2における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る内周側L0判別領域11−3における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 同実施の形態に係る内周側L1判別領域12−3における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 同実施の形態に係る内周側L2判別領域13−3における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。 他の実施の形態に係る内周側L0判別領域11−4における情報トラックの構成を説明するための概略的な拡大斜視図である。 他の実施の形態に係る内周側L0判別領域11−5における情報トラックの構成を説明するための概略的な拡大斜視図である。
[本発明の第1の実施の形態に係る光ディスクの概略構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク1の一例を示す概略的な斜視図である。本実施の形態に係る光ディスク1は3層の記録層L0〜L2を積層してなる積層型のブルーレイディスクROM又は記録型ディスクである。記録層L0〜L2の記録面には、内周側の所定の領域に位置する内周側領域10と、内周側領域10に対して外周側に位置し、コンテンツ情報を記録するデータ領域20と、データ領域20に対して外周側に位置する外周側領域30とが設けられる。
尚、本実施の形態に係る光ディスク1は、記録層L0においては内周側から外周側にかけて情報が記録又は再生され、記録層L1においては外周側から内周側にかけてその続きの情報が記録又は再生され、記録層L2においては内周側から外周側にかけて更にその続きの情報が記録又は再生される。記録又は再生のための光は、図1における光ディスク1の下面側から照射され、光源から最も遠い記録層がL0、最も近い記録層がL2となっている。光源の焦点位置を上下に移動させることで記録層L0〜L2の情報が記録又は再生される。
図2は、記録層L0のA−A′断面における記録情報のレイアウトを示す図である。本実施の形態において、内周側領域(Inner Zone)IZ(10)は、内周側から順に、BCA(Burst Cutting Area)と、内周側L0判別領域IL0とを有する。BCAは、光ディスク1に関する種々の情報を記録する領域で、光ディスク製造原盤に記録され、または光ディスクの製造後にレーザによって外部より形成される。
また、内周側領域IZは、リードイン領域としても利用され、第1の保護領域(Protection Zone)PrZ1と、PIC領域(Permanent Information & Control Zone)PICと、第2の保護領域PrZ2と、情報/予約領域(INFO/Reserved)I/Rとを有する。
光ディスク1が記録型メディアである場合、第1の保護領域PrZ1及び第2の保護領域PrZ2は、それぞれ内周側L0判別領域IL0(11)及びPIC領域PICへのデータの書き込み量が所定以上となった場合に、PIC領域PICや情報/予約領域I/Rにデータの上書きが行われることを防止する。
一方、光ディスク1がROM型メディアである場合、第1の保護領域PrZ1は、BCAのレーザー書き込みがPIC領域に影響することを防止する。また、第2の保護領域PrZ2は、後述するwide pitch領域とnormal pitch領域の間に設けられ、情報トラック上におけるピッチ間隔の切り替えによる信号乱れが読み取りドライブの動作に影響することを防止する。
PIC領域PICは、コンテンツ情報のアドレスや光ディスク1の再生パラメータ等、光ディスク1に関する種々の情報を記録する。同様に、情報/予約領域I/Rも、光ディスク1に関する種々の情報を記録する。
本実施の形態において、データ領域(Data Zone)DZ(20)は、例えば映画や音楽、プログラム等のコンテンツ情報を記録する領域である。
本実施の形態において、外周側領域(Outer Zone)OZ(30)は、データ領域DZの外周側の領域である。外周側領域OZは、後述するリードアウト領域34(図4)の外周端に相当する半径位置よりも外周側の領域に設けられた外周側L0判別領域OL0(31)を有する。
図3は、記録層L1のA−A′断面における記録情報のレイアウトを示す図である。本実施の形態に係る光ディスク1が3層の記録層を有するROM型メディアである場合、記録層L1には、BCA、リードイン領域及びリードアウト領域(図4)は設けられていない。また、BCA(図2)の外周端に相当する半径位置から、おおよそ第1の保護領域PrZ1の内周端に相当する半径位置までの領域には内周側L1判別領域IL1が設けられており、後述するリードアウト領域34(図4)の外周端に相当する半径位置よりも外周側の領域には外周側L1判別領域OL1が設けられている。
図4は、記録層L2のA−A′断面における記録情報のレイアウトを示す図である。本実施の形態に係る光ディスク1が3層の記録層を有するROM型メディアである場合、記録層L2には、BCA及びリードイン領域が設けられていない。また、BCA(図2)の外周端に相当する半径位置から、おおよそ第1の保護領域PrZ1の内周端に相当する半径位置までの領域には内周側L2判別領域IL2が設けられている。
更に、記録層L2の外周側領域OZには、内周側から順にリードアウト領域34と、外周側L2判別領域OL2が設けられている。
本実施の形態に係る光ディスク1が記録型ディスクである場合、情報トラックは、記録層のほぼ全面にわたって形成されているが、第1の保護領域PrZ1及び第2の保護領域PrZ2、並びに記録層L1及びL2における内周側L1判別領域及び内周側L2判別領域よりも内周側の領域においては、形成されていない。また、情報トラックの半径方向における間隔及びピットの回転方向における間隔は、上述した第2の保護領域PrZ2より内周側に設けられた領域(wide pitch領域)においては比較的広く、外周側に設けられた領域(normal pitch領域)においては比較的狭い。ここで、wide pitch領域におけるピットの間隔は、例えばCDやDVD等のレーザ光を用いて読み出せるように調整しても良い。
以下、内周側L0判別領域IL0、外周側L0判別領域OL0、内周側L1判別領域IL1、外周側L1判別領域OL1、内周側L2判別領域IL2及び外周側L2判別領域OL2を、併せて記録層判別領域と呼ぶ。各記録層判別領域には、光ピックアップがどの記録層にアクセスしているかを識別するための記録層判別情報が記録されている。
[記録層判別領域の構成]
次に、本実施の形態に係る記録層判別領域の構成について説明する。図5は、内周側L0判別領域IL0(11)の概略的な拡大斜視図である。内周側L0判別領域IL0(11)には、内周側から外周側に渦巻き状に形成され、凸部を形成するグルーブ111及び凹部を形成するランド112を有する情報トラックが設けられる。尚、本実施の形態に係る情報トラックは、グルーブ111及びランド112を有しているが、後述の通り、グルーブ111上又はランド112上にピットを形成し、グルーブ111、ランド112及びピットから情報トラックを形成する事も可能である。
グルーブ111は、情報トラックの進行方向に沿って進行し、光ディスク1の内周方向及び外周方向に周期的に蛇行したウォブル溝を形成している。図5に示す通り、グルーブ111が蛇行する周期は、光ディスク1が所定の回転角度θだけ回転する間に読み出される情報トラック上の所定の距離である。ここで、回転角度θは整数倍することによって360°となる。従って、半径方向に隣接するグルーブ111が形成する波の位相は等しくなる。また、この周期は光ディスク1の回転角度θによって規定されているため、所定の波の波長λ1は、この波に対して外周側に隣接する波の波長λ2よりも短い。しかし、CAV(Constant Angular Velocity)制御によって読み出される信号の周波数は一定となる。本実施の形態においては、この一定のウォブル信号の周波数により記録層を判別する。
次に、各記録層判別領域の具体的な構成について説明する。図6〜8は、それぞれ内周側の記録層判別領域11〜13における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。
本実施の形態においては、各層判別領域11〜13のウォブル周波数によって、各層を判別する。各層判別領域11〜13には、ディスク1周の中に少なくとも1箇所、基本周波数(約1MHz)が得られるウォブルと、各層を識別するための識別周波数が得られるウォブルを形成しておく。例えば、図6に示す通り、内周側L0判別領域11においては、グルーブ111が約1MHz(956.522kHz)の周期で均一に蛇行している。また、図7に示す通り、内周側L1判別領域12においては、グルーブ121の一部が約1MHzの周期で蛇行し、残りの一部が約500kHz(478.261kHz)の周期で蛇行している。更に、図8に示す通り、内周側L2判別領域13においては、グルーブ131の1周のうちの一部が約1MHzの周期で蛇行し、残りの一部が約250kHz(239.130kHz)の周期で蛇行している。尚、これらグルーブ111,121及び131が蛇行する周期は、記録層判別情報を構成する。但し、ここで述べた基本周波数(約1MHz)は、別の周波数を使用しても良い。また、各層の識別周波数も別の周波数を使用しても良い。
内周側L0判別領域11がアクセスされた場合、ピックアップによって約1MHzの均一な信号が読み出される。これに対し、内周側L1判別領域12がアクセスされた場合、ピックアップによって約1MHzの信号と約500kHzの信号とが交互に読み出される。更に、内周側L2判別領域13がアクセスされた場合、ピックアップによって約1MHzの信号と約250kHzの信号とが交互に読み出される。これら信号を判別することにより、アクセスしている記録層を判別する事が可能である。
尚、外周側L0判別領域OL0は、内周側L0判別領域IL0とほぼ同様の構成を有する。同様に、外周側L1判別領域OL1は内周側L1判別領域IL1と、外周側L2判別領域OL2は内周側L2判別領域IL2とほぼ同様の構成を有する。ただし、回転角度に対してのグルーブが蛇行する周期を内周側の記録層判別領域と外周側の記録層判別領域との間で揃える必要は無い。内周側の記録層判別領域IL0〜IL2と外周側の記録層判別領域OL0〜OL2との間では、信号の干渉が生じないからである。
[本実施の形態に係る光ディスクの効果]
次に、本実施の形態に係る光ディスク1の効果について説明する。本実施の形態に係る光ディスク1においては、情報トラックに、情報トラックに沿って記録層毎に異なる周期で且つ同一記録層内では隣接する情報トラック間で位相が一致するように形成された記録層判別情報が記録された記録層判別領域が設けられている。従って、オフトラック状態であっても、フォーカスしている記録層の記録層判別領域に記録されたウォブル信号を検出することができ、記録層判別情報を読み出すことが可能である。従って、このような実施の形態に係る光ディスクによれば、上記トラッキングを省略して高速かつ簡便に記録層の判別をすることが可能な光ディスクを提供することが可能となる。
また、本実施の形態においては、上記記録層判別領域がトラッキング制御を必要とする領域外に設けられている。従って、フォーカシングを行いつつ記録層判別領域の読み出しを行い、記録層を判別したのちに、トラッキング制御を開始してPIC領域の読み出しを行う事が可能である。このため、記録層の判別を素早く行うことができる。また、上記したピットによらず、ウォブル信号をキャリアとする変調信号とすることによっても、記録層、層総数、記録位置、記録終了位置などの情報を記憶することは可能である。
[本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る光ディスクについて説明する。本実施の形態に係る光ディスクは基本的には第1の実施の形態に係る光ディスクと同様に構成されているが、記録層判別領域の構成が異なっている。
図9は、本実施の形態に係る内周側L0判別領域11−2の概略的な拡大斜視図である。内周側L0判別領域11−2の情報トラックは、グルーブ及びランドを有しておらず、ピット113−2を有している。
ピット113−2は、情報トラックの進行方向に沿って所定の間隔で形成されている。図9に示す通り、ピット113−2が形成される周期は、光ディスク1が所定の回転角度θだけ回転する間に読み出される情報トラック上の所定の距離である。ここで、回転角度θは整数倍することによって360°となる。従って、半径方向に隣接する情報トラックにおいて、ピット113−2が形成される周期は等しくなる。また、この周期は光ディスク1の回転角度θによって規定されているため、所定の波の波長λ1は、この波に対して外周側に隣接する波の波長λ2よりも短い。しかし、CAV制御によって読み出される信号の周波数は一定となる。本実施の形態においては、この一定のピット信号の周波数により記録層を判別する。
図10〜12は、それぞれ本実施の形態に係る内周側L0判別領域11−2、内周側L1判別領域12−2及び内周側L2判別領域13−2における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。図に示す通り、本実施の形態においては、それぞれピット113−2、ピット123−2又はピット133−2からなる情報トラックが、波状に形成されていない。
本実施の形態においては、各層判別領域11−2〜13−2のピットが形成される間隔によって、各層を判別する。各層判別領域11〜13−2には、ディスク1周の中に少なくとも1箇所、基本周波数が得られるような間隔で配置されたピットと、各層を識別するための識別周波数が得られるような間隔で配置されたピットを形成しておく。例えば、図10に示す通り、内周側L0判別領域11−2においては、4Tの長さを有するピット113−2が約8T長の周期で均一に形成されている。また、図11に示す通り、内周側L1判別領域12−2においては、4Tの長さを有する一部のピット123−2が8T長の周期で形成され、6Tの長さを有する残りのピット123−2が12T長の周期で形成されている。更に、図12に示す通り、内周側L2判別領域13−2においては、4Tの長さを有する一部のピット133−2が8T長の周期で形成され、8Tの長さを有する残りのピット133−2が16T長の周期で形成されている。尚、これらピット113−2,123−2及び133−2は、記録層判別情報を構成する。但し、ここで述べた基本周波数は、別の周波数を使用しても良い。また、各層の識別周波数も別の周波数を使用しても良い。
内周側L0判別領域11−2がアクセスされた場合、ピックアップによって4Tの均一な信号が読み出される。これに対し、内周側L1判別領域12−2がアクセスされた場合、ピックアップによって4Tの信号と6Tの信号とが交互に読み出される。更に、内周側L2判別領域13−2がアクセスされた場合、ピックアップによって4Tの信号と8Tの信号とが交互に読み出される。これら信号を判別することにより、アクセスしている記録層を判別する事が可能である。
また、本実施の形態においても、外周側L0判別領域は、内周側L0判別領域11−2と、外周側L1判別領域は内周側L1判別領域12−2と、外周側L2判別領域は内周側L2判別領域13−2とほぼ同様の構成を有する。ただし、回転角度に対してのピットが形成される周期を内周側と外周側との間で揃える必要は無い。また、上記のピット長は、記録層判別として使用できる周期であれば、上記以外の組合せでも良い。
本実施の形態に係る光ディスク1も、第1の実施の形態に係る光ディスク1と同様の効果を奏することが可能である。
[本発明の第3の実施の形態に係る光ディスク]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る光ディスクについて説明する。本実施の形態に係る光ディスクは基本的には第1の実施の形態に係る光ディスクと同様に構成されているが、記録層判別領域の構成が異なっている。
図13〜15は、それぞれ本実施の形態に係る内周側L0判別領域11−3、内周側L1判別領域12−3及び内周側L2判別領域13−3における情報トラックの構成を説明するための概略的な平面図である。図に示す通り、本実施の形態においては、ピット113−3、123−3及び133−3が、それぞれ第1の実施の形態に係るグルーブ111、121及び131と同様の周期で、光ディスク1の内周方向及び外周方向に周期的に蛇行している。また、ピット113−3、123−3及び133−3が、それぞれ第2の実施の形態に係るピット113−2、123−2及び133−2と同様の周期で形成されている。
また、本実施の形態においても、外周側L0判別領域は、内周側L0判別領域11−3と、外周側L1判別領域は内周側L1判別領域12−3と、外周側L2判別領域は内周側L2判別領域13−3とほぼ同様の構成を有する。ただし、回転角度に対してのピットが蛇行する周期及びピットが形成される周期を内周側と外周側との間で揃える必要は無い。
本実施の形態に係る光ディスク1も、第1の実施の形態に係る光ディスク1と同様の効果を奏することが可能である。また、本実施の形態においては、ピット113−3、123−3及び133−3が蛇行する周期、並びに、ピット113−3、123−3及び133−3が形成される間隔を、共に記録層の判別に使用しているため、より確実で高速な記録層の判別が可能となる。
[その他の実施の形態に係る光ディスク]
上記第1〜第3の実施の形態に係る光ディスクは、いずれも記録層を3層有していたが、記録層を2層以上有する光ディスクであれば、好適に記録層の判別を行う事が望ましい。従って、本発明は、2層以上の記録層を有する光ディスク全般に適用可能である。
また、上記第1〜第3の実施の形態において、記録層L0においては内周側から外周側にかけて情報が記録され、記録層L1においては外周側から内周側にかけてその続きの情報が記録され、記録層L2においては内周側から外周側にかけて更にその続きの情報が記録されていた。しかしながら、情報の記録方向は適宜変更可能である。
また、例えば、第3の実施の形態において、ピット113−3、123−3及び133−3を、全て同じ長さ且つ同じ間隔で形成しても良い。
また、上記第3の実施の形態においては、ピット113−3、123−3及び133−3が蛇行する周期、並びに、ピット113−3、123−3及び133−3が形成される間隔を、共に記録層の判別に使用していたが、例えば図16に示す通り、ピット113−4を所定の周期で蛇行させ、この周期によって記録層の判別を行い、ピット113−4が形成される間隔によって記録層に関する情報を記録することも可能である。ここで言う記録層に関する情報とは、上記コンテンツ情報とは異なる情報であり、例えば光ディスクが有する記録数の層数(第1〜第3の実施の形態においては3層。)や、当該記録層におけるコンテンツ情報の開始位置、終了位置等が考えられる。
また、上記第2の実施の形態においては、ピットが形成される間隔を一定とし、ピットの長さを変調させることにより、上記記録層に関する情報を含ませることが可能である。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、記録層判別領域における情報トラックが、グルーブ及びランドのみによって形成されているか、ピットのみによって形成されていた。しかしながら、例えば図17に示す通り、グルーブ111−5、ランド112−5及びピット113−5から情報トラックを形成する事も可能である。尚、図17においては、グルーブ111−5上にピット113−5を形成する、いわゆるインピット方式が採用されているが、ランド112−5上にピット113−5を形成する、いわゆるオンピット方式を採用することも可能であるし、グルーブ111−5及びランド112−5の双方の上にピット113−5を形成することも可能である。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、内周側の記録層判別領域がBCAの内周端若しくは外周端に相当する半径位置から、第1の保護領域の内周端に相当する半径位置までの領域に、外周側の記録層判別領域がリードアウト領域の外周端に相当する半径位置よりも外周側の領域に設けられているが、記録層判別領域が形成される領域は適宜変更可能である。例えば、記録層L0及びL1においては、外周側の記録層判別領域を、リードアウト領域34(図4)と重複する領域に設けることも可能である。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、記録層全てに記録層判別領域が設けられていた。しかしながら、例えば記録層L0に内周側L0判別領域IL0を設けなくても、他の記録層を読み出した場合の信号と判別することは、容易に可能である。従って、場合によっては所定の記録層についての記録層判別領域を省略することも可能である。また、内周側L0判別領域を省略した場合、例えばBCAを拡張することも可能である。
また、上記第1〜第3の実施の形態においては、各記録層の内周側と外周側にそれぞれ記録層判別領域が設けられていた。しかしながら、例えば記録層の内周側にのみ記録層判別領域を設けることも可能であるし、内周側からデータが書き込まれている記録層については内周側にのみ記録層判別領域を設け、外周側からデータが書き込まれている記録層については外周側にのみ記録層判別領域を設けることも考えられる。
また、上記第1の実施の形態においては、グルーブを所定の周期で蛇行させていたが、ランドを所定の周期で蛇行させることも可能である。
1…光ディスク、10…内周側領域、11…内周側L0判別領域、12…内周側L1判別領域、13…内周側L2判別領域、20…データ領域、30…外周側領域、31…外周側L0判別領域、32…外周側L1判別領域、33…外周側L2判別領域、34…リードアウト領域、111、121、131…グルーブ、112、122、132…ランド、113−2、123−2、133−2…ピット。

Claims (6)

  1. 内周側及び外周側の一方から他方に形成された渦巻き状の情報トラックに情報を記録する記録層を少なくとも2層備え、
    前記記録層は、
    内周側に位置する内周側領域と、
    前記内周側領域に対して外周側に位置し、コンテンツ情報を記録するデータ領域と、
    前記データ領域に対して外周側に位置する外周側領域と
    を備え、
    複数の前記記録層の前記内周側領域及び外周側領域の少なくとも一方には、前記情報トラックに、前記情報トラックに沿って前記記録層毎に異なる周期で且つ同一記録層内では隣接する前記情報トラック間で位相が一致するように形成された記録層判別情報が記録された記録層判別領域が設けられている
    ことを特徴とする光ディスク。
  2. 前記記録層判別領域は、トラッキング制御を必要とする領域外に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 前記記録層判別領域は、BCA(Burst Cutting Area)の外周側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ディスク。
  4. 所定の前記記録層の前記内周側領域は、BCA(Burst Cutting Area)と、前記BCAよりも外周側に設けられた第1の保護領域を有し、
    前記所定の記録層と異なる他の記録層の前記外周側領域は、リードアウト領域を有し、
    前記記録層判別領域は、前記BCAの内周端若しくは外周端に相当する半径位置から、前記第1の保護領域の内周端に相当する半径位置までの領域、及び、前記リードアウト領域の外周端に相当する半径位置よりも外周側の領域のうちの少なくとも1つに設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の光ディスク。
  5. 前記記録層判別情報は、前記情報トラックに形成された複数のピットを含む
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の光ディスク。
  6. 前記記録層判別情報は、前記情報トラックに形成されたウォブル溝を含む
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の光ディスク。
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