JP2019070874A - 警報装置 - Google Patents

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【課題】車両用警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取る技術を提供する。【解決手段】車両に搭載される警報装置1において、通知部60は、車両の発進遅れが検出されたことを通知する。設定部61は、通知部60の動作を停止させるか否かの設定を受け付ける。状態取得部63は、車両の運転者の運転状態を取得する。警報制御部62は、車両の発進遅れが検出された場合において、運転者の運転状態が不適と検出されているときは、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても通知部60に警報を通知させる。【選択図】図2

Description

本発明は警報装置に関し、特に車両に搭載して用いられる車両用の警報装置に関する。
先行車両の発進を検知し、先行車両が発進したにもかかわらず自車両が動かない場合には、先行車両が発進したことを運転者に対して通知する技術が種々提案されている。このような技術の中には、運転者が脇見しているかどうかによって、前方車両が発進してから発進警報を出力するまでの時間を変えるものも存在する(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−109724号公報
発進警報をはじめとする各種警報は、運転者によっては警報を煩わしく感じる場合もあり得る。このため、運転者が発進警報の作動の有無を設定できるようになっていることが多い。運転者がひとたび発進警報を作動しないように設定すると、例えば運転者が脇見をしているとき等、本来であれば警報を作動させるべきときにも動作しなくなる。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両用警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取る技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、車両に搭載される警報装置である。この装置は、前記車両の発進遅れが検出されたことを通知する通知部と、前記通知部の動作を停止させるか否かの設定を受け付ける設定部と、前記車両の運転者の運転状態を取得する状態取得部と、前記車両の発進遅れが検出された場合において、前記運転者の運転状態が不適と検出されているときは、前記通知部の動作を停止させる設定がなされている場合であっても前記通知部に警報を通知させる警報制御部と、を備える。
前記警報制御部は、あらかじめ定められた警報抑制解除領域に前記車両が存在することを条件として、前記通知部の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、前記通知部に警報を通知させてもよい。
前記警報制御部は、あらかじめ定められた警報抑制許可領域に前記車両が存在している場合、発進遅れが検出され、かつ運転状態が不適と検出されていても、通知部が警報を通知することを禁止してもよい。
前記警報装置は、警報抑制解除機能を停止するための外部装置が出力する信号を受け付ける信号受付部をさらに備えてもよく、前記警報制御部は、前記信号受付部が前記外部装置から警報抑制解除機能を停止するための信号を受け付けており、かつ通知部の動作を停止させる設定がなされている場合、前記通知部が警報を通知することを他の条件によらず禁止してもよい。
本発明によれば、車両用警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取る技術を提供することができる。
実施の形態に係る警報装置の概要を説明するための模式図である。 実施の形態に係る警報装置の機能構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る地図情報取得部が読み出す地図情報のデータ構造を模式的に示す図である。 実施の形態に係る警報装置が実行する警報抑制処理の流れを説明するためのフローチャートである。
<実施の形態の概要>
図1を参照して、実施の形態に係る警報装置1の概要を述べる。
図1は、実施の形態に係る警報装置1の概要を説明するための模式図である。図1に示す例では、警報装置1は運転者Dが運転する車両Vに搭載されている。車両Vは、警報装置1の一部として、発進遅れ検出装置2と監視装置3とも備えている。また、警報装置1は、OBD(On-board diagnostics)のコネクタを介して外部装置4との間でデータを送受信することもできる。
発進遅れ検出装置2は、車両Vの前方で停車中の先行車両が発進したときに、車両Vの発進が遅れているか否かを検出する。具体的には、発進遅れ検出装置2は、先行車両と車両Vとが停止している状態において先行車両が発進したにもかかわらず車両Vが依然として停車しており、かつ、先行車両と車両Vとの距離が所定の距離以上となった場合に、車両Vの発進が遅れていることを示す信号を出力する。
既知の技術であるため詳細な説明は省略するが、発進遅れ検出装置2はミリ波レーダ等を利用して取得した前方車両と車両Vとの相対速度及び距離と、車両Vが搭載している速度センサ(不図示)から取得した車両Vの速度とに基づいて、車両Vの発進遅れを検出することができる。
監視装置3は車両Vの室内に設置され、車両Vの運転者Dの運転状態を検出する。ここで「運転状態」とは、運転者Dが車両Vの運転に適しているか否かを示す状態である。例えば、運転者Dが車両Vの進行方向正面を向き、かつ運転者Dの目が開いている場合には、運転者Dの運転状態は適切な状態といえる。一方、運転者Dが車両Vの側方を向いていたり、運転者Dの目が閉じていたり、あるいは運転者Dが監視装置3の検出範囲の外に存在したりする場合には、運転者Dの運転状態は不適な状態といえる。
既知の技術であるため詳細な説明は省略するが、監視装置3は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子と画像処理を実行する計算部とで実現されている。監視装置3は、車両Vの運転者Dを撮像することで得られた映像を既知の画像処理技術を用いて解析することにより、運転者Dの運転状態を検出する。
なお、監視装置3は、固体撮像素子以外にも、運転席に設けた重量センサ、ステアリングホイールに設けた接触センサ、シートベルトの伸縮量を計測するセンサ等の各種センサの出力も運転者Dの運転状態を検出に利用してもよい。
実施の形態に係る警報装置1は、発進遅れ検出装置2によって車両Vの発進遅れが検出されたときにそのことを運転者Dに通知する機能と、その通知の有無を運転者Dに設定させる機能とを有している。実施の形態に係る警報装置1は、運転者Dが明示的に発進遅れの通知を無効とする設定をしているときであっても、発進遅れを通知すべき所定の条件を満たす場合には、設定に関わらず例外的に発進遅れを通知する。これにより、車両用警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取ることができる。なお、「発進遅れを通知すべき所定の条件」の詳細は後述する。
<警報装置1の機能構成>
図2は、実施の形態に係る警報装置1の機能構成を模式的に示す図である。実施の形態に係る警報装置1は、発進遅れ検出装置2、監視装置3、記憶部5、及び制御部6を備える。
記憶部5は、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置、及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の一時記憶部を含む。不揮発性記憶装置は、実施の形態に係る警報装置1を実現するための各種プログラム及びデータベースの格納部として機能する。一時記憶部は、制御部6の作業メモリとして機能する。
制御部6は、車両VのECU(Electronic Control Unit)等のプロセッサである。制御部6は、記憶部5に格納されているプログラムを実行することにより、通知部60、設定部61、警報制御部62、状態取得部63、位置情報取得部64、地図情報取得部65、及び信号受付部66として機能する。
通知部60は、発進遅れ検出装置2が先行車両に対して車両Vの発進遅れを検出した場合、車両Vの発進遅れが検出されたことを通知する。通知部60は、車両Vの発進遅れが検出されたことを、例えば図示しないスピーカから警報音を出力することで音声によって運転者Dに通知したり、ダッシュボード内に設置された図示しない表示部に警報メッセージを表示して画像によって運転者Dに通知したりする。あるいは、通知部60は、運転者Dが触れているステアリングホイールに内蔵されたバイブレータ(不図示)を振動させることにより、車両Vの発進遅れが検出されたことを触覚によって運転者Dに通知してもよい。
設定部61は、通知部60の動作を停止させるか否かの設定を運転者Dから受け付ける。例えば、運転者Dは、通知部60に設置された機械的なスイッチによって通知部60の動作を停止させるか否かの設定をすることができる。あるいは、運転者Dは、図示しないカーナビゲーションの画面に表示されたGUI(Graphical User Interface)を操作することにより、通知部60の動作を停止させるか否かの設定をするようにしてもよい。いずれにしても、設定部61は、通知部60の動作を停止させるか否かの設定を受け付けると、その内容を記憶部5に格納する。
通知部60は、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合には、発進遅れ検出装置2が先行車両に対して車両Vの発進遅れを検出した場合であっても、動作しないことを基本とする。しかしながら、警報制御部62は、発進遅れ検出装置2が車両Vの発進遅れを検出した場合において、発進遅れを通知すべき所定の条件を満たしているときは、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、通知部60に警報を通知させる。
「発進遅れを通知すべき所定の条件」は、車両Vの運転者Dの運転状態に関する条件を含む。具体的には、運転者Dの運転状態が、車両Vを運転するには不適な状態であると検出されているときは、警報制御部62は、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、通知部60に発進遅れの警報を通知させる。これを実現するために、状態取得部63は、車両Vの運転者の運転状態を監視装置3から取得する。
これにより、運転者Dが、例えば脇見をしていたり、目を閉じていたり、体勢を崩していたりすることによって先行車両の発進に気付かない恐れがあるような状態にあるときは、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、通知部60は発進遅れを通知することになる。
このため、警報装置1は、運転者Dの運転状態が通常の状態(すなわち、運転者Dが正面を向いて開眼している状態等、先行車両の発進に気付く蓋然性が高い状態)のときは発進警報を抑制する一方で、運転者Dが運転不適の状態であるときは、発進警報を動作させることになる。ゆえに、警報装置1は、警報の作動と抑制とのバランスを取ることができる。
「発進遅れを通知すべき所定の条件」は、車両Vが存在する場所の地理的条件を含んでもよい。以下、発進遅れを通知すべき地理的条件について説明する。
位置情報取得部64は、車両Vの存在位置を示す位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部64は、車両Vが搭載する図示しないGPS(Global Positioning System)受信機から、車両Vの存在位置を示す位置情報を取得する。
地図情報取得部65は、記憶部5から地図情報を読み出して取得する。地図情報取得部65が記憶部5から取得する地図情報には、道路、信号、自動車専用道路におけるパーキングエリアやサービスエリア、トラックステーション、及び道の駅(登録商標)等の位置及び範囲に関する情報が含まれている。
図3は、実施の形態に係る地図情報取得部65が読み出す地図情報のデータ構造を模式的に示す図である。地図情報は記憶部5に格納されており、地図情報取得部65によって管理されている。図3に示すように、地図情報は、各情報が示す領域を「警報抑制解除領域」と「警報抑制許可領域」との2種類の領域に分けて記憶している。
「警報抑制解除領域」は、運転者Dによって明示的に通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、警報制御部62が通知部60を動作させることができる領域である。言い換えると、警報制御部62は、あらかじめ定められた警報抑制解除領域に車両Vが存在することを条件として、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、通知部60に警報を通知させることができる。
「警報抑制解除領域」の具体例は、信号の手前である。図3に示すように、地図情報は、警報抑制解除領域に含まれる各領域を示す東経及び北緯と、その領域の範囲を示すデータとを関連付けて格納している。また、図3には示していないが、警報制御部62は、VICS(Vehicle Information and Communication System;登録商標)情報等の外部から受信した情報に含まれる渋滞エリアも警報抑制解除領域とする。
一般に、車両Vが信号の手前や渋滞エリアにいる場合、車両Vが発進及び停止を繰り返すことになる。車両Vが警報抑制解除領域に存在することを通知部60の警報停止設定を強制解除する際の条件とすることにより、警報装置1は、警報の作動と抑制とのバランスを取ることができる。
「警報抑制許可領域」は、運転者Dによって明示的に通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合は、警報制御部62が通知部60を動作させることができない領域である。言い換えると、警報制御部62は、あらかじめ定められた警報抑制許可領域に車両Vが存在しないことを条件として、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、通知部60に警報を通知させることができる。
「警報抑制許可領域」の具体例は、一般道における道の駅やトラックステーション、高速道路におけるサービスエリアやパーキングエリア等である。警報抑制解除領域と同様に、地図情報は、警報抑制許可領域に含まれる各領域を示す東経及び北緯と、その領域の範囲を示すデータとを関連付けて格納している。
一般に、トラックステーション等の運転者Dが休憩をすることを前提として設けられた施設においては、運転者Dが、車両Vのエンジンをかけたまま停止して休憩することもしばしば行われている。このような場合に、運転者Dが通知部60の発信警報を明示的に停止しているにもかかわらず警報が動作すると、運転者Dが煩わしさを感じかねない。
そこで、警報制御部62は、あらかじめ定められた警報抑制許可領域に車両Vが存在している場合は、発進遅れ検出装置2によって発進遅れが検出され、かつ監視装置3によって運転者Dの運転状態が不適と検出されていても、通知部60が警報を通知することを禁止する。すなわち、警報制御部62は、運転者Dによる明示的な通知部60の停止設定にしたがう。これにより、警報装置1は、警報の作動と抑制とのバランスを取ることができる。
以上、発進遅れを通知すべき所定の条件が満たされている場合には、運転者Dによって通知部60の停止設定が明示的になされている場合であっても、例外的に警報制御部62が通知部60に発信警報を通知させる場合について説明した。これは、通知部60における停止設定のいわば例外処理である。発進遅れを通知すべき所定の条件が満たされることを条件として、運転者Dの意図に関わらず通知部60は警報を通知することになる。このため、運転者Dの中には、通知部60の動作を例外なく停止することを望む運転者Dがいることもあり得る。
そこで、信号受付部66は、警報制御部62による通知部60の警報抑制解除機能を停止するための信号を受け付ける。ここで、警報抑制解除機能を停止するための信号は、専用の外部装置4が出力する。外部装置4は、例えば車両Vのディーラにおいて、整備士が車両Vの整備に用いる電子機器である。
警報制御部62は、信号受付部66が外部装置4から通知部60の警報抑制解除機能を停止するための信号を受け付けており、かつ通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合、通知部60が警報を通知することを他の条件によらず禁止する。このように、実施の形態に係る警報装置1は、通知部60の動作を完全に停止する機能を用意しているが、この機能は、外部装置4等の専用の装置がなければ利用することができない。
外部装置4は、一般には運転者Dが所持することはないため、運転者Dが単独で通知部60の動作を完全に停止することはできない。つまり、通知部60の動作を完全に停止する設定は、整備士等の車両の専門家が許可する場合に限られることになる。これにより、運転者Dによって不用意に通知部60の動作が完全停止されることが防げるので、警報装置1は、警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取ることができる。
<警報装置1が実行する警報抑制処理の処理フロー>
図4は、実施の形態に係る警報装置1が実行する警報抑制処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば警報装置1のエンジンが始動したときに開始する。
発進遅れ検出装置2は、車両Vの発進遅れを監視する(S2)。車両Vの発進遅れが検出されない間(S4のNo)、発進遅れ検出装置2は、車両Vの発進遅れの監視を継続する。車両Vの発進遅れが検出された場合(S4のYes)、警報制御部62は、通知部60の動作の停止が設定されているか否かを確認する。
通知部60の動作の停止設定がなされている場合(S6のYes)、警報制御部62は、通知部60の警報抑制解除機能を停止するための信号が受け付けられているか否かを確認する。通知部60の警報抑制解除機能を停止するための信号が受け付けられていない場合(S8のNo)、状態取得部63は、監視装置3が検出した運転者Dの運転状態を取得する(S10)。
状態取得部63が取得した運転者Dの運転状態が運転不適の場合(S12のYes)、位置情報取得部64は、車両Vの存在位置を示す位置情報を取得する(S14)。続いて、地図情報取得部65は、記憶部5から地図情報を読み出して取得する(S16)。
車両Vの存在位置が警報抑制解除領域であり(S18のYes)、かつ警報抑制許可領域でない場合(S20のNo)、警報制御部62は、通知部60の動作の停止設定がなされているにも関わらず、通知部60に発信警報を通知させる(S22)。通知部60の動作の停止設定がなされている場合(S6のNo)も、警報制御部62は、通知部60に発信警報を通知させる(S22)。
通知部60の警報抑制解除機能を停止するための信号が受け付けられている場合(S8のYes)、状態取得部63が取得した運転者Dの運転状態が運転不適ではない場合(S12のNo)、車両Vの存在位置が警報抑制解除領域でない場合(S18のNo)、又は車両Vの存在位置が警報抑制許可領域である場合(S20のYes)、警報制御部62は、通知部60が発進警報を通知することを抑制する(S24)。
警報制御部62が通知部60に警報を通知させるか、通知部60による警報の通知を抑制すると、本フローチャートにおける処理は終了する。以上の処理を繰り返すことにより、警報装置1は、車両Vのエンジンが始動している間、警報抑制処理を継続する。
<実施の形態に係る警報装置1が奏する効果>
以上説明したように、実施の形態に係る警報装置1によれば、車両用警報装置における警報の作動と抑制とのバランスを取る技術を提供することができる。特に、警報装置1は、運転者Dの運転状態が不適と検出されているときは、通知部60の動作を停止させる設定がなされている場合であっても警報を通知させる。これにより、通知部60が本来発進遅れを通知すべきときに警報装置1は警報を通知することができる。
運転者Dによって通知部60の停止設定が明示的になされている場合であっても、警報制御部62が通知部60に発信警報を通知させることは一種の例外処理である。例外処理であるため、通知部60の停止設定が明示的になされている場合にはむやみに通知させるのは、必ずしも好ましいことではない。そこで、警報装置1は、車両Vが存在する場所の地理的条件も考慮する。これにより、より適切な条件が整ったときにのみ、警報装置1は、通知部60の明示的な停止設定に関わらず通知部60に発信警報を通知させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
上記では、警報装置1は、発進遅れを通知すべき所定の条件として、運転者Dの運転状態に関する条件と車両Vが存在する場所の地理的条件とを考慮する場合について説明した。この他、警報装置1は、車両Vのパーキングブレーキが作動していないことを発進遅れを通知すべき所定の条件に加えてもよい。
信号待ちや渋滞中等、車両Vを一時的に停車しており、短期間のうちに車両Vを動かす予定がある場合には、運転者Dはパーキングブレーキを作動させないと考えられる。反対に、運転者Dが車両Vのパーキングブレーキを作動させているときは、車両Vを一定以上停止させる意思が運転者Dにあると考えられる。そのため、発進遅れを通知すべき所定の条件として車両Vのパーキングブレーキが作動していないことを加えることにより、例外的に通知部60を作動させる場合の条件をより適切な条件とすることができる。
1・・・警報装置
2・・・発進遅れ検出装置
3・・・監視装置
4・・・外部装置
5・・・記憶部
6・・・制御部
60・・・通知部
61・・・設定部
62・・・警報制御部
63・・・状態取得部
64・・・位置情報取得部
65・・・地図情報取得部
66・・・信号受付部
V・・・車両

Claims (4)

  1. 車両に搭載される警報装置であって、
    前記車両の発進遅れが検出されたことを通知する通知部と、
    前記通知部の動作を停止させるか否かの設定を受け付ける設定部と、
    前記車両の運転者の運転状態を取得する状態取得部と、
    前記車両の発進遅れが検出された場合において、前記運転者の運転状態が不適と検出されているときは、前記通知部の動作を停止させる設定がなされている場合であっても前記通知部に警報を通知させる警報制御部と、
    を備える警報装置。
  2. 前記警報制御部は、あらかじめ定められた警報抑制解除領域に前記車両が存在することを条件として、前記通知部の動作を停止させる設定がなされている場合であっても、前記通知部に警報を通知させる、
    請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記警報制御部は、あらかじめ定められた警報抑制許可領域に前記車両が存在している場合、発進遅れが検出され、かつ運転状態が不適と検出されていても、通知部が警報を通知することを禁止する、
    請求項1又は2に記載の警報装置。
  4. 警報抑制解除機能を停止するための外部装置が出力する信号を受け付ける信号受付部をさらに備え、
    前記警報制御部は、前記信号受付部が前記外部装置から警報抑制解除機能を停止するための信号を受け付けており、かつ通知部の動作を停止させる設定がなされている場合、前記通知部が警報を通知することを他の条件によらず禁止する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の警報装置。

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