JP2019068281A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信を可能とする。【解決手段】車両2のルーフ3には、車幅方向に離隔して車両の前後方向に延在する2本のルーフレール10が設けられている。アンテナ装置1のルーフレールアンテナ20は、車両2の前方を向いたときの左側のルーフレール10の前方端、左側のルーフレール10の後方端、車両2の前方を向いたときの右側のルーフレール10の前方端、右側のルーフレールの後方端の少なくとも1箇所に設けられている。ルーフレールアンテナ20は、ルーフレール10における車両2の外側の側面から突出して設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置、特に、ルーフレールを備えた車両に搭載されるアンテナ装置に関する。
特許文献1には、車両のルーフに取り付けられるアンテナ装置が開示されている。特許文献1のアンテナ装置は、車両から突出している高さが低く(例えば、約70mm以下)、先端に行くほど低くなるとともに側面も内側に絞った流線形のアンテナケースにアンテナ部が収容されている。これにより、このアンテナ装置は、車庫入れ時や洗車時にアンテナ部が破損することを防止している。
特許第5237617号公報
ルーフレールを備えた車両のルーフに特許文献1のアンテナ装置を取り付けた場合、アンテナ装置から送受信される電波がルーフレールによって干渉し、アンテナ装置による車両の水平方向の全方位通信が阻害されるという問題がある。
そこで、本発明は、ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、車幅方向に離隔して車両の前後方向に延在する2本のルーフレールに設けられるルーフレールアンテナを有し、ルーフレールアンテナは、一方のルーフレールの前方端、一方のルーフレールの後方端、他方のルーフレールの前方端、および、他方のルーフレールの後方端の少なくとも1箇所において、ルーフレールの車両外側の側面から突出して設けられるアンテナ装置。
複数のルーフレールアンテナの中から通信を行うルーフレールを所定時間間隔で切り替える制御部を有してもよい。
周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とから衝突予測時間を算出し、衝突予測時間が最も小さい周辺車両をターゲット車両に決定し、ターゲット車両の移動推移に基づいて、複数の前記ルーフレールアンテナの中から通信を行うルーフレールアンテナを切り替える制御部を有してもよい。
ルーフレールアンテナは、一方のルーフレールの前方端、一方のルーフレールの後方端、他方のルーフレールの前方端、および、他方のルーフレールの後方端によって形成される四角形における少なくとも一方の対角の位置に設けられてもよい。
制御部と、ルーフにおける車両後方に設けられる第2アンテナと、を有し、ルーフレールアンテナは、一方のルーフレールの前方端または他方のルーフレールの前方端のいずれか一方または双方の箇所に設けられ、制御部は、ルーフレールアンテナおよび第2アンテナの中から通信を行うアンテナを所定時間間隔で切り替えてもよい。
制御部と、ルーフにおける車両後方に設けられる第2アンテナと、を有し、ルーフレールアンテナは、一方のルーフレールの前方端または他方のルーフレールの前方端のいずれか一方または双方の箇所に設けられ、制御部は、周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とから衝突予測時間を算出し、衝突予測時間が最も小さい周辺車両をターゲット車両に決定し、ターゲット車両の移動推移に基づいて、ルーフレールアンテナおよび第2アンテナの中から通信を行うアンテナを切り替えてもよい。
ルーフレールアンテナは、ルーフレールの側面からルーフに略平行に突出するアームと、アームの先端からルーフに対して略垂直上方に起立し、電波を送受信するアンテナエレメントと、を有してもよい。
本発明によれば、ルーフレールによる電波の干渉を抑制し、全方位通信が可能となる。
第1実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 ルーフレールが使用される場合の車両の構成を示す平面概略図である。 ルーフレールアンテナの構成を示す斜視図である。 アンテナ装置における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。 制御部が行う処理を示すフローチャートである。 第2実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 第2実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 アンテナ装置における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。 第3実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 第3実施形態によるアンテナ装置が設けられた車両の構成を示す平面概略図である。 第2アンテナの構成を示す側面図である。 アンテナ装置における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態によるアンテナ装置1が設けられた車両2の構成を示す平面概略図である。図1では、信号の流れを破線の矢印で示している。以下、車両2を基準として、進行方向を前方向とし、後進方向を後方向とし、進行方向に対して左の方向を左方向とし、進行方向に対して右の方向を右方向とする。
車両2のルーフ3には、2本のルーフレール10L、10Rが設けられている。ルーフレール10L、10Rは、車幅方向に離隔して車両2の前後方向に延在している。ルーフレール10Lは、ルーフ3上において、左側端付近に配置されており、ルーフレール10Rは、ルーフ3上において、右側端付近に配置されている。ルーフレール10L、10Rを区別しないときは、ルーフレール10と表記する。
ルーフレール10は、ルーフレール本体部11、クロスバー12、軸部13およびクロスバー状態スイッチ14を含んで構成される。ルーフレール本体部11は、車両の前後方向に延在する略棒状に形成されており、ルーフ3上に固定される。
クロスバー12は、ルーフレール本体部11よりも短く、ルーフレール10Lとルーフレール10Rとの間よりも長い略棒状に形成されている。クロスバー12は、ルーフレール本体部11上に設けられる。クロスバー12の一端は、軸部13によってルーフレール本体部11に支持されている。クロスバー12は、軸部13を支点として、ルーフ3と平行な面に沿って回転可能となっている。
クロスバー12の他端は、ルーフレール本体部11に対して、着脱可能となっている。クロスバー12の他端には、クロスバー状態スイッチ14が設けられている。クロスバー状態スイッチ14は、押し込み操作されると、ルーフレール本体部11に支持されているクロスバー12の他端をルーフレール本体部11から離脱させる。例えば、クロスバー12を挟持する爪部がルーフレール本体部11に設けられており、クロスバー状態スイッチ14は、押し込み操作されると爪部を開いてルーフレール本体部11からクロスバー12の他端を離脱させる。
左側のルーフレール10Lでは、軸部13が後方側の端部に設けられており、クロスバー状態スイッチ14が前方側の端部に設けられている。右側のルーフレール10Rでは、軸部13が前方側の端部に設けられており、クロスバー状態スイッチ14が後方側の端部に設けられている。
図1では、ルーフレール10Lのクロスバー12が、ルーフレール10Lのルーフレール本体部11に支持されている。また、ルーフレール10Rのクロスバー12がルーフレール10Rのルーフレール本体部11に支持されている。すなわち、図1では、クロスバー12とルーフレール本体部11とが平行となっており、クロスバー12がルーフレール本体部11に対して閉じた状態となっている。ルーフレール10が使用されない(すなわち、ルーフレール10に荷物を積載しない)場合には、図1のように、クロスバー12とルーフレール本体部11とが平行な状態となる。
図2は、ルーフレール10が使用される(すなわち、ルーフレール10に荷物が積載される)場合の車両2の構成を示す平面概略図である。図2では、クロスバー12とルーフレール本体部11とが垂直に交差しており、クロスバー12がルーフレール本体部11に対して開いた状態となっている。具体的には、左側のルーフレール10Lのクロスバー12のクロスバー状態スイッチ14側の端部(軸部13とは反対側の端部)が、右側のルーフレール10Rのルーフレール本体部11に支持されている。また、右側のルーフレール10Rのクロスバー12のクロスバー状態スイッチ14側の端部(軸部13とは反対側の端部)が、左側のルーフレール10Lのルーフレール本体部11に支持されている。
ルーフレール10の使用を開始する場合には、クロスバー12を図1に示す姿勢から図2に示す姿勢に変える。具体的には、一方のルーフレール10においてクロスバー状態スイッチ14が押し込み操作され、ルーフレール本体部11から離脱したクロスバー12の他端が、他方のルーフレール10に向かう方向に回転操作される。回転操作されたクロスバー12のクロスバー状態スイッチ14側の端部が、当該他方のルーフレール10の爪部に挟持される。これにより、クロスバー12は、両方のルーフレール10によって保持される。ルーフレール10の使用を終了する場合には、使用を開始する場合の逆の操作を行えばよい。
アンテナ装置1は、ルーフレールアンテナ20L1、ルーフレールアンテナ20L2、ルーフレールアンテナ20R1、ルーフレールアンテナ20R2および制御部30を含んで構成される。ルーフレールアンテナ20L1は、左側のルーフレール10Lの前方端に設けられている。ルーフレールアンテナ20L2は、左側のルーフレール10Lの後方端に設けられている。ルーフレールアンテナ20R1は、右側のルーフレール10Rの前方端に設けられている。ルーフレールアンテナ20R2は、右側のルーフレール10Rの後方端に設けられている。ルーフレールアンテナ20L1、20L2、20R1、20R2を区別しないときは、ルーフレールアンテナ20と表記する。ルーフレールアンテナ20は、ルーフレール本体部11における車両2の外側の側面から突出している。車両2の外側の側面は、車両2の中央から遠い方の側面のことである。
図3は、ルーフレールアンテナ20の構成を示す斜視図である。ルーフレールアンテナ20は、アンテナエレメント21、回転連結部22、アーム23および回転連結部24を含んで構成される。
アンテナエレメント21は、円柱状に形成されている。アンテナエレメント21は、制御部30に電気的に接続されており、電波の送受信を行う。アンテナエレメント21の一端は、略球状の回転連結部22に連結されている。回転連結部22は、略円筒状のアーム23の一端に連結されている。すなわち、アンテナエレメント21は、回転連結部22を介してアーム23に回転自在に連結されている。アーム23の他端は、略球状の回転連結部24に連結されている。回転連結部24は、ルーフレール本体部11に連結されている。すなわち、アーム23は、回転連結部24を介してルーフレール本体部11に回転自在に連結されている。アーム23内には、回転連結部22を回転させるモータ25および回転連結部24を回転させるモータ26が内蔵されている。モータ25、26は、制御部30からの信号に応じて作動する。
アーム23は、ルーフレール本体部11の車両2の外側の側面から、ルーフ3と略平行に(略水平に)突出している。アンテナエレメント21は、アーム23の回転連結部22側の端部から、ルーフ3に対して略垂直上方に(略鉛直上方に)起立している。
図4は、アンテナ装置1における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。図4では、電波の送受信方向が破線で囲まれたエリアで概念的に示されている。ルーフレールアンテナ20L1は、車両2から見て、概ね、前方、前方左方向および左方向の電波の送受信を行う。ルーフレールアンテナ20L2は、車両2から見て、概ね、後方、後方左方向および左方向の電波の送受信を行う。ルーフレールアンテナ20R1は、車両2からみて、概ね、前方、前方右方向および右方向の電波の送受信を行う。ルーフレールアンテナ20R2は、車両2からみて、概ね、後方、後方右方向および右方向の電波の送受信を行う。
図1に戻って、制御部30は、車両2に搭載される車車間通信ユニットであり、CPU、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成される。制御部30は、ルーフレールアンテナ20が受信した信号を受け取るとともに、信号をルーフレールアンテナ20に出力して電波を送信させる。また、制御部30は、アーム23およびアンテナエレメント21の姿勢をモータ25、26によって調整可能である。
制御部30は、ルーフレールアンテナ20が4箇所に設けられているため、これらルーフレールアンテナ20の中から通信するルーフレールアンテナ20を所定時間間隔で切り替える。例えば、制御部30は、ルーフレールアンテナ20L1、ルーフレールアンテナ20R1、ルーフレールアンテナ20R2、ルーフレールアンテナ20L2の順(すなわち、時計回り)に所定時間間隔で切り替える。所定時間は、例えば、1秒などである。また、制御部30は、通信を行うルーフレールアンテナ20を、時計回りのような決まった順に切り替える態様に限らず、ランダムに切り替えてもよい。
また、制御部30は、通信するルーフレールアンテナ20を所定時間間隔で切り替える態様に限らず、例えば、以下のような通信制御を行ってもよい。
図5は、制御部30が行う処理を示すフローチャートである。まず、制御部30は、自車両の周りの周辺車両との衝突軌跡を算出する(S100)。例えば、制御部30は、車車間通信によって周辺車両の走行状態を示す各情報(例えば、周辺車両の位置や速度など)を取得し、周辺車両の将来の移動軌跡を算出する。また、制御部30は、全地球測位システム(GNSS)、速度センサ、ハンドル角センサ等の各センサからの情報に基づいて、自車両の将来の移動軌跡を算出する。これらの移動軌跡は、衝突軌跡を示すものである。
次に、制御部30は、周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とが交わる衝突ポイントが発生した車両について衝突予測時間(TTC)を算出する(S110)。衝突予測時間は、衝突ポイントに達するまでの時間のことである。次に、制御部30は、衝突予測時間が算出された車両のうち、最も衝突予測時間が小さい車両を最も危険な車両であるとして、ターゲット車両に決定する(S120)。
次に、制御部30は、決定したターゲット車両の移動をモニタする(S130)。例えば、制御部30は、車車間通信で得られるターゲット車両の位置情報や速度情報の推移からターゲット車両の移動をモニタする。また、制御部30は、ターゲット車両から送信される電波の電界強度の大きさや方向の推移からターゲット車両の移動をモニタしてもよい。
次に、制御部30は、ターゲット車両のモニタの結果(すなわち、ターゲット車両の移動推移)に基づいて、通信するルーフレールアンテナ20を切り替える(S140)。例えば、制御部30は、ターゲット車両との距離が最も近いルーフレールアンテナ20が、通信するルーフレールアンテナ20となるように切り替える。そして、制御部30は、ルーフレールアンテナ20を切り替えることでターゲット車両との通信を維持する。
以上のように、第1実施形態によるアンテナ装置1は、ルーフレール本体部11における車両2の外側の側面から突出するルーフレールアンテナ20を介して車車間通信を行う。したがって、第1実施形態によるアンテナ装置1は、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、車両2の水平方向の全方位通信が可能となる。
例えば、アンテナエレメント21が2本のルーフレール10の間にある場合、アンテナエレメント21から放射された電波がルーフレール10に当たり易くなる。ルーフレール10に当たった電波は、ルーフレール10によって屈折および反射される。屈折および反射された電波は、アンテナエレメント21から直進する電波と干渉する。屈折および反射された電波の位相が直進する電波の位相から約半波長ずれると、屈折および反射された電波と直進する電波とが互いに打ち消し合うように作用する。これにより、車両2の水平方向のうちの電波が打ち消し合うように作用した方向において、アンテナエレメント21から放射された電波の利得が低下する。その結果、電波の利得が低下する方向の車両に電波が届かないおそれがある。
これに対し、第1実施形態によるアンテナ装置1は、アンテナエレメント21が2本のルーフレール10の外側に配置されるため、アンテナエレメント21から車両2の周囲に放射された電波はルーフレール10に当たり難くなる。ルーフレール10によって屈折および反射される電波が少なくなるため、アンテナ装置1は、アンテナエレメント21から放射された電波の利得の低下が抑制される。その結果、アンテナ装置1は、車両2の水平方向の全方位の車両に電波を届けることができる。
また、アンテナ装置1は、車両2の車体自体(例えば、ルーフ3)によって電波が反射することによる利得の低下を抑制することも可能となる。
第1実施形態では、ルーフレールアンテナ20が、左側のルーフレール10Lの前方端、左側のルーフレール10Lの後方端、右側のルーフレール10Rの前方端、右側のルーフレール10Rの後方端の各位置(4箇所)に設けられていた。しかし、ルーフレールアンテナ20は、左側のルーフレール10Lの前方端、左側のルーフレール10Lの後方端、右側のルーフレール10Rの前方端、右側のルーフレール10Rの後方端の少なくとも1箇所において設けられていればよい。ルーフレールアンテナ20が少なくとも1箇所に設けられていれば、そのルーフレールアンテナ20を介した通信を行うことで、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、通信が確立され易くなるからである。
なお、ルーフレールアンテナ20は、ルーフレール本体部11からルーフ3と略平行に突出するアーム23と、アーム23の先端からルーフ3に対して略垂直上方に起立するアンテナエレメント21とを含む構成に限らない。ルーフレールアンテナ20は、ルーフレール10における車両2の外側の側面から突出して設けられる構成であればよい。
(第2実施形態)
図6および図7は、第2実施形態によるアンテナ装置100が設けられた車両102の構成を示す平面概略図である。図6には、クロスバー12とルーフレール本体部11とが平行となっており、ルーフレール10が使用されない場合が示されている。図7には、クロスバー12がルーフレール本体部11に対して垂直に交差しており、ルーフレール10が使用される場合が示されている。第2実施形態のアンテナ装置100は、ルーフレールアンテナ20L1、20R2が設けられていない点において第1実施形態のアンテナ装置1と異なる。すなわち、アンテナ装置100は、ルーフレールアンテナ20L2、20R1を含んで構成される。
ルーフレールアンテナ20L2とルーフレールアンテナ20R1との位置は、ルーフレール10Lの前方端、ルーフレール10Lの後方端、ルーフレール10Rの前方端、ルーフレール10Rの後方端によって形成される四角形における対角に相当する。
図8は、アンテナ装置100における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。図8では、電波の送受信方向が破線で囲まれたエリアで概念的に示されている。ルーフレールアンテナ20L2は、車両102から見て、概ね、前方、前方左方向、左方向、後方左方向、後方、後方右方向および右方向の電波の送受信を行う。ルーフレールアンテナ20R1は、車両102からみて、概ね、左方向、前方左方向、前方、前方右方向、右方向、後方右方向および後方の電波の送受信を行う。
制御部30は、ルーフレールアンテナ20L2、20R1の中から通信するルーフレールアンテナ20を所定時間間隔で切り替える。ルーフレールアンテナ20の切り替えは、第1実施形態のそれと同様に行えばよい。また、制御部30は、第1実施形態と同様に、ターゲット車両の移動推移に基づいて、通信するルーフレールアンテナ20を切り替えてもよい。
以上のように、第2実施形態のアンテナ装置100は、ルーフレール本体部11における車両102の外側の側面から突出するルーフレールアンテナ20を介して車車間通信を行う。したがって、アンテナ装置100は、ルーフレール10による電波の干渉を抑制し、車両102の水平方向の全方位通信が可能となる。
また、アンテナ装置100は、車両102の車体(例えば、ルーフ3)によって電波が反射することによる利得の低下を抑制することも可能となる。
また、アンテナ装置100は、第1実施形態に比べ、ルーフレールアンテナ20の数が少ないため、コストを抑制することができる。
第2実施形態では、ルーフレールアンテナ20が、左側のルーフレール10Lの後方端、右側のルーフレール10Rの前方端の各位置に設けられていた。しかし、ルーフレールアンテナ20は、左側のルーフレール10Lの前方端、右側のルーフレールの後方端の各位置に設けられてもよい。すなわち、ルーフレールアンテナ20は、一方のルーフレール10の前方端、一方のルーフレール10の後方端、他方のルーフレール10の前方端、他方のルーフレール10の後方端によって形成される四角形における少なくとも一方の対角の位置に設けられてもよい。
ただし、アンテナ装置100は、第1実施形態のルーフレールアンテナ20L1、20R2が設けられていない分、ルーフレールアンテナ20L1、20R2がカバーしていた電波のエリアを、ルーフレールアンテナ20L2、20R1が補完することとなる。このため、第2実施形態では、第1実施形態に比べ、ルーフレールアンテナ20から放射される電波がルーフレール10に当たる可能性が高くなり、結果として、電波の利得が低下する可能性が高くなる。したがって、ルーフレール10による電波の干渉を抑制する効果は第1実施形態の方が高く、第2実施形態よりも第1実施形態の方が好ましい。
(第3実施形態)
図9および図10は、第3実施形態によるアンテナ装置200が設けられた車両202の構成を示す平面概略図である。図9には、クロスバー12とルーフレール本体部11とが平行となっており、ルーフレール10が使用されない場合が示されている。図10には、クロスバー12がルーフレール本体部11に対して垂直に交差しており、ルーフレール10が使用される場合が示されている。第3実施形態のアンテナ装置200は、ルーフレールアンテナ20L1、20L2、20R2が設けられておらず、さらに、第2アンテナ40を有する点において第1実施形態のアンテナ装置1と異なる。また、車両202には、ルーフ3における前方にサンルーフ50が設けられている。
アンテナ装置200は、ルーフレールアンテナ20R1、第2アンテナ40および制御部30を含んで構成される。第2アンテナ40は、車両202のルーフ3における後方中央に設けられる。
図11は、第2アンテナ40の構成を示す側面図である。第2アンテナ40は、本体部41、アンテナエレメント42を含んで構成される。本体部41は、内部に空間が形成されたケースである。本体部41は、前後方向の長さに対して幅が短くなっており、上方の先端および前方の先端に行くほど幅が漸減している。本体部41は、高さ寸法がルーフレール10の高さ寸法よりも小さくなっており、前方の先端に行くほど高さ寸法が漸減している。すなわち、本体部41は、流線形のシャークフィンのような形状となっている。
本体部41内には、アンテナエレメント42が収容されている。アンテナエレメント42は、制御部30に電気的に接続されており、電波の送受信を行う。
図12は、アンテナ装置200における電波の送受信方向を説明する平面概略図である。図12では、電波の送受信方向が破線で囲まれたエリアで概念的に示されている。ルーフレールアンテナ20R1は、車両202から見て、概ね、左方向、前方左方向、前方、前方右方向、右方向、後方右方向および後方の電波の送受信を行う。第2アンテナ40は、概ね、車両202の水平方向におけるサンルーフ50を除く全方位の電波の送受信を行う。
制御部30は、ルーフレールアンテナ20R1および第2アンテナ40が受信した信号を受け取るとともに、信号をルーフレールアンテナ20R1および第2アンテナ40に出力して電波を送信させる。
制御部30は、ルーフレールアンテナ20R1、第2アンテナ40の中から通信するアンテナを所定時間間隔で切り替える。アンテナの切り替えは、第1実施形態におけるルーフレールアンテナ20の切り替えと同様に行えばよい。
また、制御部30は、第1実施形態と同様に、ターゲット車両の移動推移に基づいて、通信するアンテナを切り替えてもよい。すなわち、制御部30は、周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とから衝突予測時間を算出し、衝突予測時間が最も小さい周辺車両をターゲット車両に決定し、ターゲット車両の移動推移に基づいて、ルーフレールアンテナ20R1および第2アンテナ40の中から通信を行うアンテナを切り替える。
車両202には、サンルーフ50が設けられているため、ルーフレール10に荷物が積載されていなくても、第2アンテナ40による前方の電波の送受信がサンルーフ50によって妨げられるおそれがある。しかし、アンテナ装置200は、ルーフレールアンテナ20R1によって前方の電波の送受信を行うことができる。このため、アンテナ装置200は、サンルーフ50による電波の干渉を抑制することができる。
第3実施形態では、第2アンテナ40と、右側のルーフレール10Rの前方端のルーフレールアンテナ20R1とが設けられていた。しかし、第2アンテナ40と、左側のルーフレール10Lの前方端のルーフレールアンテナ20L1(第1実施形態を参照)とが設けられてもよい。また、第2アンテナ40と、ルーフレールアンテナ20L1と、ルーフレールアンテナ20R1とが設けられてもよい。すなわち、ルーフ3における後方に第2アンテナ40を設けるとともに、ルーフレールアンテナ20を、一方のルーフレール10の前方端または他方のルーフレール10の前方端のいずれか一方または双方の箇所に設けてもよい。
ただし、アンテナ装置200は、第1実施形態のルーフレールアンテナ20L1、20L2、20R2が設けられていない分、ルーフレールアンテナ20L1、20L2、20R2がカバーしていた電波のエリアを、ルーフレールアンテナ20R1、第2アンテナ40が補完することとなる。このため、第3実施形態では、第1実施形態に比べ、ルーフレールアンテナ20R1から放射される電波がルーフレール10に当たる可能性が高くなり、結果として、電波の利得が低下する可能性が高くなる。したがって、ルーフレール10による電波の干渉を抑制する効果は第1実施形態の方が高く、第3実施形態よりも第1実施形態の方が好ましい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
各実施形態において、制御部30は、車車間通信ユニットであった。しかし、制御部30は、車車間通信ユニットとは別体として設けられてもよい。
本発明は、アンテナ装置、特に、ルーフレールを備えた車両に搭載されるアンテナ装置に利用できる。
1 アンテナ装置
2 車両
3 ルーフ
10 ルーフレール
20 ルーフレールアンテナ

Claims (7)

  1. 車幅方向に離隔して車両の前後方向に延在する2本のルーフレールに設けられるルーフレールアンテナを有し、
    前記ルーフレールアンテナは、一方の前記ルーフレールの前方端、前記一方の前記ルーフレールの後方端、他方の前記ルーフレールの前方端、および、前記他方の前記ルーフレールの後方端の少なくとも1箇所において、前記ルーフレールの車両外側の側面から突出して設けられるアンテナ装置。
  2. 複数の前記ルーフレールアンテナの中から通信を行うルーフレールを所定時間間隔で切り替える制御部を有する請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とから衝突予測時間を算出し、前記衝突予測時間が最も小さい周辺車両をターゲット車両に決定し、前記ターゲット車両の移動推移に基づいて、複数の前記ルーフレールアンテナの中から通信を行うルーフレールアンテナを切り替える制御部を有する請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ルーフレールアンテナは、一方の前記ルーフレールの前方端、前記一方の前記ルーフレールの後方端、他方の前記ルーフレールの前方端、および、前記他方の前記ルーフレールの後方端によって形成される四角形における少なくとも一方の対角の位置に設けられる請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 制御部と、
    ルーフにおける車両後方に設けられる第2アンテナと、を有し、
    前記ルーフレールアンテナは、前記一方の前記ルーフレールの前方端または前記他方の前記ルーフレールの前方端のいずれか一方または双方の箇所に設けられ、
    前記制御部は、前記ルーフレールアンテナおよび前記第2アンテナの中から通信を行うアンテナを所定時間間隔で切り替える請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 制御部と、
    ルーフにおける車両後方に設けられる第2アンテナと、を有し、
    前記ルーフレールアンテナは、前記一方の前記ルーフレールの前方端または前記他方の前記ルーフレールの前方端のいずれか一方または双方の箇所に設けられ、
    前記制御部は、周辺車両の将来の移動軌跡と自車両の将来の移動軌跡とから衝突予測時間を算出し、前記衝突予測時間が最も小さい周辺車両をターゲット車両に決定し、ターゲット車両の移動推移に基づいて、前記ルーフレールアンテナおよび前記第2アンテナの中から通信を行うアンテナを切り替える請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記ルーフレールアンテナは、
    前記ルーフレールの側面からルーフに略平行に突出するアームと、
    前記アームの先端からルーフに対して略垂直上方に起立し、電波を送受信するアンテナエレメントと、
    を有する請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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