JP2019068138A - 制御装置、無線端末、無線通信ネットワークおよび制御装置のプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、無線通信ネットワークにおける複数の無線端末から1つの無線端末と、当該1つの無線端末を除く他の無線端末とを任意に選択し、選択した無線端末間において通信試験を実行させることが可能である制御装置、無線端末、無線通信ネットワークおよび制御装置のプログラムを提供するものである。
本発明の第一の実施形態を、図1から図8を参照して説明する。
(A−1−1)全体構成
図1は無線通信ネットワーク1の全体構成を示す構成図である。図1において無線通信ネットワーク1は、ゲートウェイ(GW)装置10、無線端末11、管理装置12を含む。無線端末11の個数は限定されるものではなく、無線端末11の個数は任意のn個(nは2以上の整数)であってよい。なお図1においては説明のため無線端末11の個数を7個としている。
図2はGW装置10の内部構成を示す機能ブロック図である。図2においてGW装置10は、制御部101、記憶部102、有線送受信部103、有線送受信部104を有する。
図4は無線端末11(無線端末11a〜11g)の内部構成を示す機能ブロック図である。図4において無線端末11は、制御部111、記憶部112、センサー113、無線送受信部114、アンテナ115、有線送受信部116を有する。
次に図5を参照して、第一の実施形態における電波測定試験のための制御信号および試験フレームの送受信の流れを説明し、かつ図6ないし図8を参照してGW端末10および無線端末11の動作の詳細を説明する。
GW装置10は、無線端末11b〜11gから試験フレームの発信端末および受信端末を決定する(図5の500)。詳細には、GW装置10は図5の500以前に実施した電波測定試験の結果情報を消去し(図6のS600)、次いでGW装置10の指示部1011が無線端末11b〜11gから試験フレームの発信端末および試験フレームの受信端末を決定する(図6のS602)。ここで、無線端末11b〜11gから試験フレームの発信端末を任意に1台選択することが可能である。また無線端末11b〜11gから試験フレームの発信端末を除いた残りから、試験フレームの受信端末を任意に1台以上選択することが可能である。無線端末11b〜11gが無線通信ネットワーク1に含まれていれば、無線端末11b〜11gのいずれを試験フレームの発信端末および受信端末に選択してもよい。また例えば、無線通信ネットワーク1の管理者が管理装置12を操作して試験フレームの発信端末および受信端末とする無線端末11を任意に選択し、選択した無線端末のID情報をGW装置10に通知することで、GW装置10の指示部1011において試験フレームの発信端末および受信端末が決定されるようにしてもよい。ここでは指示部1011が、無線端末11b〜11gから無線端末11cを試験フレームの発信端末に決定し、無線端末11b、無線端末11e、無線端末11fを試験フレームの受信端末に決定するものとする。
無線端末11c(試験フレームの発信端末)は、GW装置10から試験フレームの発信指示を受信すると(図5の506)、発信指示に従い試験フレームを発信する(図5の510)。無線端末11cによる試験フレームの発信動作の詳細を、図7を参照して説明する。
GW装置10の算出部1012により算出された(図6のS612)試験フレームの発信完了時間となると(図6のS614:YES)、GW装置10は無線端末11cへ試験フレームの発信数を応答するよう要求し、無線端末11cから試験フレームの発信数を取得する(図5の518)。詳細には、GW装置10の指示部1011が有線送受信部104を介して親局無線端末11aへ応答要求を送信し、マルチホップ通信によって無線端末11cへ応答要求が送信される(図6のS616)。無線端末11cはGW装置10から応答要求を受信すると、試験フレームの発信完了までの期間に加算した(図7のS704)試験フレームの発信数を記憶部112から読み出し、GW装置10に送信する。GW装置10は無線端末11cから試験フレームの発信数を受信する(図6の618)。なお上述したように、無線端末11cは試験フレームの発信数の加算値が発信指示にて指定された発信数に到達するまで試験フレームの発信を繰り返すので、GW装置10が無線端末11cから取得する試験フレームの発信数は、GW装置10から無線端末11cに送信した発信指示に含まれる試験フレームの発信数と一致する。
GW装置10は、電波測定試験の結果を管理装置12に送信する。詳細には、GW装置10から管理装置12へ、無線端末11c(試験フレームの発信端末)における試験フレームの発信数と、無線端末11b、無線端末11eおよび無線端末11fのそれぞれのID情報と紐付けられた試験フレームの受信数と試験フレームの受信強度の情報が送信される。
第一の実施形態によれば、無線通信ネットワーク1に含まれる無線端末11から試験フレームの発信端末を任意に1台選択し、さらに試験フレームの受信端末を任意に1台以上選択し、任意に選択した無線端末間で電波測定試験を実行させることが可能である。
以下、図9から図12を参照し、第一の実施形態に対する第二の実施形態の相違点を中心に説明する。なお第一の実施形態と構成、動作が共通である点の説明については、第一の実施形態の説明に用いた図1から図8を適宜参照する。
(B−1−1)全体構成
第二の実施形態における無線通信ネットワーク1の全体構成は、図1に示す第一の実施形態における無線通信ネットワーク1と同じである。第二の実施形態においても、無線通信ネットワーク1における無線端末11の数は7個(無線端末11a〜11g)とする。また無線端末11a〜11gはIEEE802.15.4に準拠したZigBee規格で規定されるマルチホップ通信が可能である。また第一の実施形態と同じく、無線端末11a〜11gは図1に点線で示す通信経路に依らずとも、他の無線端末が発する電波が到達する限り、他の無線端末からのデータを受信することができる。
第二の実施形態におけるGW装置10の内部構成は、図2に示す第一の実施形態におけるGW装置10の内部構成と同じである。但し、第二の実施形態では、電波測定試験の実施において算出部1012が使用されない点が、第一の実施形態と異なる。
第二の実施形態における無線端末11(無線端末11a〜11g)の内部構成は、図4に示す第一の実施形態における無線端末11の内部構成と同じである。
次に図9を参照して、第二の実施形態における電波測定試験のための制御信号および試験フレームの送受信の流れを説明し、かつ図10ないし図12を参照してGW端末10および無線端末11の動作の詳細を説明する。
GW装置10は、無線端末11b〜11gから試験フレームの発信端末および受信端末を決定する(図9の500、図10のS600〜S602)。この動作は、第一の実施形態にて説明したGW装置10の動作と同様である(図5の500、図6のS600〜S602)。
無線端末11c(試験フレームの発信端末)は、GW装置10から試験フレームの発信指示を受信すると(図9の902)、発信指示に従い試験フレームを発信する(図9の904)。無線端末11cによる試験フレームの発信動作の詳細を、図11を参照して説明する。
GW装置10は、無線端末11c(試験フレームの発信端末)から試験フレームの発信完了通知を受信すると(図10のS1004:Yes)、無線端末11cへ試験フレームの発信数を応答するよう要求し、無線端末11cから試験フレームの発信数を取得する(図5の518)。無線端末11cにおいて再送回数の加算値が記録される場合は、試験フレームの発信数とともに再送回数の加算値もGW装置10へ応答される。この動作は、第一の実施形態にて説明した動作と同様である(図6のS616〜S618)。また第一の実施形態と同様に、GW装置10が無線端末11cから取得する試験フレームの発信数は、GW装置10から無線端末11cに送信した発信指示に含まれる試験フレームの発信数と一致する。
GW装置10は、電波測定試験の結果を管理装置12に送信する。詳細には、GW装置10から管理装置12へ、無線端末11c(試験フレームの発信端末)における試験フレームの発信数と、試験フレームの再送数の加算値の2つが送信され、また無線端末11b、無線端末11eおよび無線端末11fのそれぞれのIDに紐付けられた試験フレームの受信数と試験フレームの受信強度の情報が送信される。
第二の実施形態によって第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。第一の実施形態による効果と異なる点は次の通りである。
上述した第一の実施形態および第二の実施形態について、次のような変形例を適用することができる。
GW装置10は、無線端末11から試験フレームの発信端末および試験フレームの受信端末を選択したならば、当該選択した端末間での電波測定試験を定周期ごと実施させるようにしてもよい。
11a…親局無線端末、11b〜11g…無線端末、12…管理装置、101…制御部、1011…指示部、1012…算出部、1013…収集部102…記憶部、
1021…テーブル、1021a…ID情報、1021b…ホップ数情報、
1021c…経路情報103…有線送受信部、104…有線送受信部、
111…制御部、1111…発信制御部、1112…受信制御部、1113…測定部、
112…記憶部、113…センサー、114…無線送受信部、115…アンテナ、
116…有線送受信部
Claims (8)
- 相互に通信が可能な無線端末が複数個含まれる無線ネットワークにおける、当該無線端末の一つと接続される制御装置であって、
当該制御装置は、
複数の前記無線端末の中から、試験フレームを発信させる発信端末を1つ定め、当該試験フレームを受信させる受信端末を1つ以上定める処理部と、
前記発信端末が発信する前記試験フレームの発信数および前記発信端末が前記試験フレームを発信してから次に発信するまでの発信待機時間の情報を含み、前記発信端末に前記試験フレームを発信させる第一の信号を生成する第一の生成部と、
前記試験フレームの受信、前記試験フレームの受信数の測定および前記試験フレームの受信強度の測定を前記受信端末に実行させる第二の信号を生成する第二の生成部と、
前記発信端末が前記試験フレームを発信した発信数を前記発信端末から前記制御装置に通知させる第三の信号を生成する第三の生成部と、
前記試験フレームの受信数および前記試験フレームの受信強度の測定値を、前記受信端末から前記制御装置に通知させる第四の信号を生成する第四の生成部と、
前記第一の生成部、前記第二の生成部、前記第三の生成部および前記第四の生成部と接続され、前記第一の信号と前記第三の信号を前記発信端末に送信し、前記第二の信号と前記第四の信号を前記受信端末に送信する送信部と、
前記発信端末から前記試験フレームの発信数を受信し、前記受信端末から前記試験フレームの受信数および前記試験フレームの受信強度の測定値を受信する受信部と、
を有することを特徴とする制御装置。 - 前記第一の生成部は、前記発信端末に前記試験フレームをブロードキャスト形式にて送信させかつ前記受信端末による前記試験フレームの転送禁止を指定した指定情報を前記第一の信号に含めることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記制御装置はさらに、前記発信数および前記発信待機時間とから前記発信端末が前記試験フレームを前記ブロードキャスト形式にて送信し終える終了時間を算出する算出部を備え、
前記送信部は、前記終了時間になると前記第三の信号を前記発信端末へ送信し前記受信端末へ前記第四の信号を送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 前記制御装置はさらに、複数の前記無線端末のそれぞれに割り当てられるID情報を記憶する記憶部を備え、
前記第一の生成部は、前記受信端末の前記ID情報と、前記発信端末に前記ID情報を発信宛先として前記試験フレームをユニキャスト形式にて送信させる送信指示とを前記第一の信号に含める
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記第一の生成部は、前記発信端末が前記発信数にて指定される数の前記試験フレームを前記受信端末へ送信したならば前記発信端末から前記制御端末へ前記試験フレームの送信完了を通知させる通知指示を前記第一の信号にさらに含め、
前記送信部は、前記制御装置が前記発信端末から当該送信完了の通知を受信すると、前記第三の信号を前記発信端末へ送信し、前記第四の信号を前記受信端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。 - 外部から指示される、自装置が発信する試験フレームの発信数および自装置が前記試験フレームを発信してから次に発信するまでの発信待機時間に従って、前記試験フレームを発信する発信部と、
外部からの指示に従い自装置による前記試験フレームの受信、前記試験フレームの受信数の測定および前記試験フレームの受信強度の測定のそれぞれを実行する測定部と、
外部からの指示に従い自装置による前記試験フレームの発信数を当該指示の送信元へ応答し、外部から指示に従い自装置による前記試験フレームの受信数および受信強度の測定値を当該指示の送信元へ応答する応答部と、
を有することを特徴とする無線端末。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の制御装置を1つ含み、請求項1に記載の複数の無線端末の各々として請求項6に記載の無線端末が適用された無線通信ネットワークであって、
当該制御装置によって前記発信端末として選択された1つの当該無線端末へ、前記制御装置から前記第一の信号および前記第三の信号が送信されることで1つの当該無線端末が前記発信端末として動作し、
当該制御装置によって前記受信端末として選択された1つ以上の当該無線端末へ、前記制御装置から前記第二の信号および前記第四の信号が送信されることで1つ以上の当該無線端末が前記受信端末として動作する、
ことを特徴とする無線通信ネットワーク。 - 相互に通信が可能な無線端末が複数個含まれる無線ネットワークにおける、当該無線端末の一つと接続される制御装置に搭載されるコンピュータを、
複数の前記無線端末の中から、試験フレームを発信させる発信端末を1つ定め、当該試験フレームを受信させる受信端末を1つ以上定める処理手段、
前記発信端末が発信する前記試験フレームの発信数および前記発信端末が前記試験フレームを発信してから次に発信するまでの発信待機時間の情報を含み、前記発信端末に前記試験フレームを発信させる第一の信号を生成する第一の生成手段、
前記試験フレームの受信、前記試験フレームの受信数の測定および前記試験フレームの受信強度の測定を前記受信端末に実行させる第二の信号を生成する第二の生成手段、
前記発信端末が前記試験フレームを発信した発信数を前記発信端末から前記制御装置に通知させる第三の信号を生成する第三の生成手段、
前記試験フレームの受信数および前記試験フレームの受信強度の測定値を、前記受信端末から前記制御装置に通知させる第四の信号を生成する第四の生成手段、
前記第一の生成手段、前記第二の生成手段、前記第三の生成手段および前記第四の生成手段から前記第一の信号ないし前記第四の信号を受け取り、前記第一の信号と前記第三の信号を前記発信端末に送信し、前記第二の信号と前記第四の信号を前記受信端末に送信する送信手段、
前記発信端末から前記試験フレームの発信数を受信し、前記受信端末から前記試験フレームの受信数および前記試験フレームの受信強度の測定値を受信する受信手段、
として機能させることを特徴とする制御装置のプログラム。
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千田 修一郎: "アドホックネットワークにおけるパッシブ計測による障害管理の方式提案", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.111 NO.477, vol. 第111巻, JPN6021007462, 5 March 2012 (2012-03-05), JP, pages 223 - 229, ISSN: 0004459405 * |
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