JP2019067606A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置面に対して目立つことを防止可能な照明器具を提供すること。【解決手段】 実施形態によれば、照明器具は、光源と;筒状に形成され、一端を前記光源側に向けて配置され、かつ、内面の少なくとも1部に、他端側からの光を反射する反射面を有する反射板と;前記光源及び前記反射面の間に設けられ、前記光源からの光が前記反射面に照射されることを規制する光学制御部材と;を備える。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、例えば天井に設置される照明器具に関する。
天井に埋め込み設置される照明器具として、所謂ダウンライトが知られている。この種の照明器具は、光源、及び光源からの光を反射する、筒状に形成された反射板を有している。反射板は、その軸線が上下方向と平行となる姿勢で配置されている。反射板の下端は天井に形成された孔を通して室内に向いている。光源は反射板の上端側に配置されている。光源からの光の一部は、反射板の内周面で反射されて室内に出射される。
本発明が解決しようとする課題は、設置面に対して目立つことを防止することが可能な照明器具を提供することである。
実施形態によれば、照明器具は、光源と;筒状に形成され、一端を前記光源側に向けて配置され、かつ、内面の少なくとも1部に、他端側からの光を反射する反射面を有する反射板と;前記光源及び前記反射面の間に設けられ、前記光源からの光が前記反射面に照射されることを規制する光学制御部材と;を備える。
本発明によれば、設置面に対して目立つことを防止可能な照明器具を提供することが可能となる。
照明器具10は、図1に示すように、光源20と;筒状に形成され、一端を光源20側に向けて配置され、かつ、内周面41の少なくとも1部に、他端側からの光を反射する反射面を有する反射板40と;光源20及び内周面41の間に設けられ、光源20からの光が内周面41に照射されることを規制するレンズ50と;を備える。
内周面41は、照明器具10が設置される天井1の室内からの光に対する反射光の輝度を1としたときに、室内からのからの光に対する反射光の輝度が1/10より大きく、10より小さい範囲の輝度を有する。
内周面41は、光源20側の上端42から下端43に向けて、反射板40の中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる形状を有する。レンズ50は、光源20からの光を反射板40の中心線Cに平行な光にして出射する。
内周面41は、照明器具10が設置される天井1の室内からの光に対する反射光の輝度を1としたときに、室内からのからの光に対する反射光の輝度が1/10より大きく、10より小さい範囲の輝度を有する。
内周面41は、光源20側の上端42から下端43に向けて、反射板40の中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる形状を有する。レンズ50は、光源20からの光を反射板40の中心線Cに平行な光にして出射する。
照明器具10Aは、図2に示すように、光源20と;筒状に形成され、一端を光源20側に向けて配置され、かつ、内周面41Aの少なくとも1部に、他端側からの光を反射する第1の面部45を有する反射板40Aと;光源20及び第1の面部45の間に設けられ、光源20からの光が第1の面部45に照射されることを規制する第2の面部46と;を備える。
第1の面部45は、照明器具10が設置される天井1の室内からの光に対する反射光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する反射光の輝度が1/10より大きく、10より小さい範囲の輝度を有する。
第1の面部45は、光源20側の上端42Aから下端43Aに向けて、反射板40Aの中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる形状を有し、第2の面部46は、光源20からの光を反射板40Aの中心線Cに平行な光にして出射する。
反射板40Aの内面41Aは、内面41Aにおいて照明器具10Aの遮光角度θから見たときに見える部分から光源20に対して反対側の一端までの部分が、反射面として機能する第1の面部45に形成され、内面41Aにおいて第1の面部45から光源20側の上端42Aまでの部分が、光学制御部材として機能する第2の面部46に形成され、第2の面部46は、反射板40Aを当該反射板40Aの中心線Cに沿って切断したときに光源20側向かって、漸次中心線Cに近づく放物線を形成する面であり、第1の面部45は、下端43Aに向かって、反射板40Aの中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる面である。
前記第2の面46部は、光源20からの光を、反射板40Aの中心線Cに平行な平行光として出射する。
第1の面部45は、照明器具10が設置される天井1の室内からの光に対する反射光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する反射光の輝度が1/10より大きく、10より小さい範囲の輝度を有する。
第1の面部45は、光源20側の上端42Aから下端43Aに向けて、反射板40Aの中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる形状を有し、第2の面部46は、光源20からの光を反射板40Aの中心線Cに平行な光にして出射する。
反射板40Aの内面41Aは、内面41Aにおいて照明器具10Aの遮光角度θから見たときに見える部分から光源20に対して反対側の一端までの部分が、反射面として機能する第1の面部45に形成され、内面41Aにおいて第1の面部45から光源20側の上端42Aまでの部分が、光学制御部材として機能する第2の面部46に形成され、第2の面部46は、反射板40Aを当該反射板40Aの中心線Cに沿って切断したときに光源20側向かって、漸次中心線Cに近づく放物線を形成する面であり、第1の面部45は、下端43Aに向かって、反射板40Aの中心線Cに直交する断面が漸次大きくなる面である。
前記第2の面46部は、光源20からの光を、反射板40Aの中心線Cに平行な平行光として出射する。
第1の実施形態に係る照明器具10を、図1を用いて説明する。
図1は、照明器具10を示す断面図である。図1は、照明器具10に用いられるレンズ50の光軸に沿って照明器具10を切断した状態を示している。
図1に示すように、照明器具10は、一例として、天井1に設けられるダウンライトである。すなわち、天井1は、照明器具10が設置される壁部の一例である。天井面2は、白色である。天井1には、照明器具10の下端部が配置される孔3が形成されている。なお、照明器具10の設置場所は、天井1に限定されるものではない。照明器具10は、例えば、部屋を構成する側壁に設けられてもよい。
図1は、照明器具10を示す断面図である。図1は、照明器具10に用いられるレンズ50の光軸に沿って照明器具10を切断した状態を示している。
図1に示すように、照明器具10は、一例として、天井1に設けられるダウンライトである。すなわち、天井1は、照明器具10が設置される壁部の一例である。天井面2は、白色である。天井1には、照明器具10の下端部が配置される孔3が形成されている。なお、照明器具10の設置場所は、天井1に限定されるものではない。照明器具10は、例えば、部屋を構成する側壁に設けられてもよい。
照明器具10は、光源20、光源20の熱を放熱する放熱部30、反射板40、並びに、光源20及び反射板40の間に設置されたレンズ50を有している。また、照明器具10は、照明器具10を天井1に取り付ける、図示しない取り付け具を有している。また、照明器具10は、電力供給用の配線に接続される、図示しない端子を有している。電力供給用の配線は、天井1の裏に配されている。この端子を介して、後述する光源20の基板に電力が供給される。
取り付け具は、例えば、反射板40の外周面側に、複数設けられた、板部材を湾曲することにより形成された取り付けばねである。取り付け具は、その湾曲部が、反射板40及び孔3の縁の間に配置される。取り付け具の湾曲部は、反射板40及び孔3の縁に挟持されることにより、圧縮されて変位する。取り付け具は、弾性により元の形状に復帰しようとする。この弾性により、照明器具10が、孔3に保持される。なお、取り付け具は、照明器具10の天井1への取り付け手段の一例であり、これに限定されるものではない。
光源20は、例えば、LED等の半導体発光素子、及び、半導体発光素子が搭載された基板を有している。なお、光源20は、半導体発光素子を有して発光可能に構成されることに限定されない。光源20は、発光可能であればよい。光源20は、反射板40と同軸に配置されている。すなわち、反射板40の中心線Cは、光源20の中心を通る。光源20の中心とは、光源20が1つの発光素子を有する場合は、この発光素子の中心である。光源20が複数の発光素子を有する場合は、これら複数の発光素子を1つの発光体としてみたときの中心である。
放熱部30は、例えば複数の放熱フィン31を有している。放熱部30は、光源20の制御基板に接触している。放熱部30は、光源20からの熱を大気に放出する。
反射板40は、筒状に形成されている。ここで言う筒状とは、周壁が周方向に連続する形状である。反射板40は、本実施形態では一例として、内周面41が円錐面となる筒状に形成されている。円錐面は、内周面が、光源20側からの上端42から下端43へ向けて、反射板40の中心線に直交する断面が漸次大きくなる形状の一例である。
反射板40の内周面41は、室内からの光を反射可能な反射面を構成している。すなわち、内周面41全体が、反射面となっている。室内からの光とは、光源20からの光が室内で反射して戻ってきた光、及び、室内に照明器具10以外の照明器具があればその照明器具からの照射光を含んでいる。光源20からの光に対する室内での反射光とは、床、室内に設置された机等による反射光である。
反射板40は、例えば、その中心線(軸線)Cに対して線対称な筒形状を有している。反射板40は、本実施形態では一例として、反射板40の中心線Cに直交する断面に沿って切断したときに、内周面41が円を形成する形状となる筒状に形成されている。反射板40は、本実施形態では、一例として、内周面41が反射板40の上端42から下端43に向けて、内径が漸次拡径する円錐面に形成されている。反射板40は、一端の開口を上端とし、他方の開口を下端とした姿勢で、設置される。また、反射板40は、本実施形態では、一定の厚みを有している。この為、反射板40の外観も、円錐状に形成されている。
照明器具10の遮光角度は、本実施形態では、一例として、0度以上であって50度以下の範囲に設定されている。遮光角度θとは、室内から照明器具10を見たときに、観察者により、光源20及びレンズ50が見えない角度の最大値である。遮光角度θは、観察者の視線L1と天井面2とのなす角度である。
本実施形態では、照明器具10は、一例として、反射板40の下端部が孔3内に配置されており、反射板40の下端が天井面2と面一である。この為、本実施形態では、遮光角度θは、反射板40の中心線Cに沿う面で切断した状態では、反射板40の中心線C、反射板40の内周面41の上端、及び、内周面41の下端を通る視線L1、及び、天井面2のなす角度となる。
反射板40の内周面41は、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する内周面41の光の輝度が、1/10より大きく、かつ、10より小さい範囲となる面に形成されている。室内からの光に対する天井面2の光とは、室内からの光を受けて天井面2が反射した光である。同様に、室内からの光に対する内周面41の光とは、室内からの光を受けて内周面41が反射した光である。
なお、天井面2の色が白であり、内周面41が黒色である場合、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたとき、室内からの光に対する内周面41の光の輝度は、1/10となる。天井面2の色が白であり、内周面41が鏡面である場合、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたとき、室内からの光に対する内周面41の光の輝度は、10となる。
すなわち、本実施形態では、一例として、内周面41の色を、天井面2の色に対して同色系とすることにより、内周面41を室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する内周面41の光の輝度が、1/10より大きく、かつ、10より小さい範囲となる面に形成している。
さらに、内周面41の色を、天井面2と同じ色にしてもよい。この場合、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する内周面41の光の輝度は、1となる。なお、ここで言う同色系とは、同じ色、及び、この同じ色に近い色を含んでいる。
レンズ50は、光源20からの光のうち室内からの光を含まない光が、内周面41に照射されることを規制可能に形成されている。ここで言う規制とは、光源20からの光のうち室内からの光を含まない光が、内周面41に照射されることを防止、すなわち、ゼロにすること、及び、レンズ50がない場合において光源20から直接内周面41に照射される光の量(照度)に対して、小さくすることである。
本実施形態では、レンズ50は、一例として、集光系のレンズである。さらに、レンズ50は、光源20からの光を、反射板40の中心線Cに平行な平行光として出射する。この為、レンズ50から出射された光が、内周面41に直接照射されることがない。すなわち、レンズ50は、本実施形態では一例として、内周面41に照射される、光源20からの光のうち室内からの光を含まない光の量をゼロにする。レンズ50は、例えば、コリメータレンズである。レンズ50は、他の例では、フレネルレンズであってもよい。
レンズ50の光軸は、反射板40と同軸に配置されている。レンズ50の下端面51は、反射板40の上端と同位置、または、反射板40の上端よりもレンズ50の光軸に沿って高い位置に配置されている。レンズ50の下端面51の外径は、反射板40の上端42の開口の内径より小さい。
この為、レンズ50の下端面51から出射された平行光は、反射板40の内周面には照射されずに、反射板40の下端43の開口を通して室内に照射される。
このように構成された照明器具10では、レンズ50により、光源20からの光が反射板40の内周面41に直接照射されることが規制される。この為、光源20の点灯時及び非点灯時において、内周面41に当たる光の量(輝度)、及び、天井面2の孔3の近傍に当たる光に量(輝度)の差が小さくなる、または、ゼロになる。
天井面2による、室内からの光に対する反射光の輝度、及び、内周面41から出射される光の輝度が大きく異なることを防止できる。内周面41から出射された光とは、内周面41に照射された光に対する内周面41による反射光である。この為、観察者が室内から照明器具10を遮光角度から観察したときに、照明器具10の点灯時及び非点灯時において、天井面2に対して照明器具10が目立つことを防止できる。
さらに、レンズ50が、集光系のレンズであることより、レンズ50から出射された光が内周面41に直接照射されることないので、内周面41から出射される光の輝度、及び、天井面2による、室内からの光に対する反射光の輝度が同じまたは略同じとなる。この為、観察者が室内から照明器具10を遮光角度から観察したときに、照明器具10の点灯時及び非点灯時において、天井面2に対して照明器具10が目立つことをより一層防止できる。
さらに、内周面41は、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する内周面41の光の輝度が1/10より大きく、かつ、10より小さい範囲となる面である。この為、光源20の点灯時及び消灯時のそれぞれにおいて、天井面2に対して照明器具10が目立つことを防止できる。この効果について、詳細に説明する。
上述のように、白色の輝度を1としたとき、黒色の輝度は1/10であり、鏡面の輝度は10となる。天井面は、一般に白色である(本実施形態では天井面2は白色である)。さらに、照明期限の反射板の内周面は、一般に、黒色、白色、または、鏡面である。天井面が白色であるときに、反射板の内周面が黒であると、天井面の輝度を1としたとき、反射板の内周面の輝度が1/10となるので輝度の差が大きくなり、照明器具が目立つ。同様に、反射板の内周面が鏡面であると、天井面の輝度が1となり、反射板の内周面の輝度が10となるので、輝度の差が大きくなり、照明器具が目立つ。
しかしながら、本実施形態では、室内からの光に対する天井面2の光の輝度を1としたときに、室内からの光に対する内周面41の光の輝度は、1/10より大きく、かつ、10より小さい。この為、天井面2に対して照明器具10が目立つことを防止できる。
また、本実施形態では、内周面41の色を天井面2と同色となる白色とすることにより、照明器具10が天井面2に対して目立つことを、より一層防止することができる。
なお、本実施形態では、反射板40の内周面41は、円錐面であるが、これに限定されない。反射板40は、円筒に形成されてもよい。なお、反射板40が円筒面に形成される場合、すなわち、反射板40の上端の内径及び反射板40の下端の内径が同じである場合は、反射板40の内径は、レンズ50の下端面51の直径よりも大きいことが好ましい。
また、本実施形態では、内周面41の色は、天井面2と同色であるが、これに限定されない。内周面41の色は、天井面2と近い色であっても、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、レンズ50は、光源20からの光を、反射板40の中心線Cに平行な平行光として下端面51から出射することにより、光源20からの光を反射板40の内周面41に照射しない。すなわち、レンズ50からの光が直接内周面41に照射されることがない、または、略ない。
しかしながら、レンズ50から出射された光が内周面41に照射されないことに成されないことに限定されない。レンズ50は、当該レンズ50から出射される光のうち内周面41に照射される光の量(輝度)が、レンズ50がない場合において光源20から内周面41に直接照射される光の量(輝度)より、小さくなればよい。
次に、第2の実施形態に係る照明器具10Aを、図2を用いて説明する。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図2は、照明器具10Aを示す断面図である。図2は、照明器具10Aを、後述する反射板40Aの中心線Cに沿う断面で切断した状態を示している。図2に示すように、照明器具10Aは、光源20、放熱部30、及び、反射板40Aを有している。また、照明器具10Aは、照明器具10Aを天井1に取り付ける取り付け具を有している。また、照明器具10Aは、図示しない電源に接続される端子を有している。端子及び取り付け具は、第1の実施形態と同様である。
光源20は、一例として、反射板40Aの上端42Aに配置されている。光源20は、反射板40Aと同軸に配置されている。すなわち、反射板40Aの中心線Cは、光源20の中心を通る。光源20の中心とは、光源20が1つの発光素子を有する場合は、この発光素子の中心である。光源20が複数の発光素子を有する場合は、これら複数の発光素子を1つの発光体としてみたてときの中心である。
反射板40Aは、筒状に形成されている。反射板40Aの内周面41Aは、室内からの光を反射する範囲となる第1の面部45、及び、第1の面部45に連続して形成され、光源20からの光が第1の面部45へ照射されることを規制する範囲となる第2の面部46を有している。
第1の面部45は、反射板40Aの内周面41Aの下端43A側の部分である。さらに、第1の面部45は、内周面41Aにおいて、室内から照明器具10Aを遮光角度θで観察したときに見える範囲である。すなわち、第1の面部45の上端の位置は、内周面41Aにおいて、視線L1が当たる部位となる。
本実施形態では、具体的には、第1の面部45は、内周面41Aの下端43Aから上方の所定高さ位置までの範囲である。また、第1の面部45は、光源20からの光が直接照射されない形状に形成されている。
この形状の一例として、第1の面部45は、第1の面部45の上端45aから反射板40Aの下端43Aに向かって漸次内径が拡径する曲面であって、中心線C側に突出する凸面となる曲面である。
すなわち、第1の面部45は、照明器具10Aを図2に示すように中心線Cに沿って切断したときの形状が、中心線C側に突出する形状となる。この第1の面部45の形状は、中心線Cに直交する断面が下方に向かうにつれて漸次大きくなる形状の一例である。なお、第1の面部45は、その断面が曲面に形成されることに限定されず、円錐面であってもよい。
第1の面部45は、室内からの光に対する天井面2の輝度を1としたときに、室内からの光に対する第1の面部45の輝度が1/10より大きく、かつ、10より小さい範囲の輝度となる面に形成されている。第1の面部45の色は、一例として、天井面2と同色である。
第2の面部46は、反射板40Aの内周面41Aにおいて、第1の面部45より上端42A側の部分である。本実施形態では、第2の面部46は、具体的には、第1の面部45の上端45aから内周面41Aの上端までの範囲である。
第2の面部46は、室内からの光を含まない光源20からの光が、第1の面部45に照射されることを規制する光学制御部材の一例である。第2の面部46は、本実施形態では、光源20から照射された光を、反射板40Aの中心線Cに平行な平行光にして下方に出射可能に形成されている。すなわち、第2の面部46から反射された光は、第1の面部45には照射されない。
第2の面部46は、具体的には、図2に示すように照明器具10Aを中心線Cに沿って切断したときに光源20側に向かうにつれて中心線Cに近づく放物線を形成する曲面であって、中心線Cに対して凹面となる曲面である。すなわち、反射板40Aの内周面41Aは、反射板40Aを中心線Cに沿って切断したときに第1の面部45の上端45aが変曲点となる曲線を形成する曲面に形成されている。
このように、第2の面部46は、第1の面部45に対してその曲がり方をかえることにより、光源20からの光の反射光(第2の面部46から出射去れる光)が第1の面部45に照射されることを規制している。
本実施形態の照明器具10Aは、第2の面部46により、光源20から出射された光が直接第1の面部45に照射されることが規制される。さらに、本実施形態では、第1の面部45は、光源20からの光が直接照射されない形状を有している。
この為、観察者が照明器具10Aを遮光角度θから見たときに天井面2及び第1の面部45の輝度が大きく異なることを防止できるので、光源20の点灯時及び消灯時に、天井面2に対して照明器具10Aが目立つことを防止できる。
さらに、照明器具10Aは、第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本実施形態では、反射板40Aの第2の面部46は、光源20からの光を、反射板40Aの中心線に平行な平行光として出射することにより、光源20からの光が反射板40の内周面41に照射されることを規制した。
しかしながら、第2の面部46は、反射光を平行光として出射することに限定されない。すなわち、第2の面部46は、当該第2の面部46による反射光が第1の面部45に照射されない形状に形成されること限定されない。
なお、第1の実施形態では、照明器具10の構成は、互いに一体に構成されている。例えば、図示しないホルダ等により、光源20、放熱部30、反射板40、レンズ50が、一体に保持されている。第2の実施形態でも同様に、照明器具10Aの構成は、例えば図示しないホルダ等により、一体に保持される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…天井面(壁面)、10…照明器具、10A…照明器具、20…光源、30…放熱部、40…反射板、40A…反射板、41…内周面(内周面、反射面)、41A…内周面、45…第1の面部(反射面)、46…第2の面部(光学制御部材)、50…レンズ(光学制御部材)。
Claims (5)
- 光源と;
筒状に形成され、一端を前記光源側に向けて配置され、かつ、内面の少なくとも1部に、他端側からの光を反射する反射面を有する反射板と;
前記光源及び前記反射面の間に設けられ、前記光源からの光が前記反射面に照射されることを規制する光学制御部材と;
を具備する照明器具。 - 前記反射面は、前記照明器具が設置される壁部の前記他端側からの光に対する反射光の輝度を1としたときに、前記他端側からの光に対する反射光の輝度が1/10より大きく、10より小さい範囲の輝度を有する
請求項1に記載の照明器具。 - 前記反射面は、前記光源側の一端から他端に向けて、前記反射板の中心線に直交する断面が漸次大きくなる形状を有し、
前記光学制御部材は、前記光源からの光を前記反射板の中心線に平行な光にして出射する
請求項1に記載の照明器具。 - 前記反射板の前記内面は、当該内面において前記照明器具の遮光角度から見たときに見える部分から前記光源に対して反対側の一端までの部分が、前記反射面として機能する第1の面部に形成され、
前記内面において前記第1の面部から前記光源側の一端までの部分が、前記光学制御部材として機能する第2の面部に形成され、
前記第2の面部は、前記反射板を当該反射板の中心線に沿って切断したときに前記光源側に向かって、漸次前記中心線に近づく放物線を形成する面であり、
前記第1の面部は、前記反対側の一端に向かって、前記反射板の前記中心線に直交する断面が漸次大きくなる面である
請求項1に記載の照明器具。 - 前記第2の面部は、前記光源からの光を、前記反射板の中心線に平行な平行光として出射する
請求項4に記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017191083A JP2019067606A (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017191083A JP2019067606A (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 照明器具 |
Publications (1)
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