JP2019066306A - ホイールローダ - Google Patents

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智裕 上田
Tomohiro Ueda
智裕 上田
正規 吉川
Masanori Yoshikawa
正規 吉川
欽也 小田切
Kinya Odagiri
欽也 小田切
正和 皆藤
Masakazu Minafuji
正和 皆藤
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Abstract

【課題】バケットの積載重量が過積載になったことをオペレータに瞬時に知らせることができるホイールローダを提供する。【解決手段】ホイールローダ1に備えられる制御装置22は、バケット3の積載重量を演算する演算部23と、演算部23で演算された積載重量の計測値を表示装置21に計測表示値30として表示する表示制御部24と、オペレータによって任意に設定された基準積載重量W0を記憶する記憶部25と、計測値と基準積載重量W0の大きさを比較する判定部26とを備えており、表示制御部24は、計測値が基準積載重量W0を超えたときに、計測表示値31が表示される第1の表示エリア29Aの背景色を変化させることにより、バケット3の積載重量が過積載になったことをオペレータに瞬時に報知するようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、ホイールローダに関し、特にバケットの積載重量が過積載になったことをオペレータに報知する技術に関する。
ホイールローダは、後フレームの前側に前フレームが左右方向へ揺動可能に連結され、前フレームにはリフトアームやバケット等からなるフロント作業機が取り付けられている。一方、後フレームの上部には運転室が設けられており、運転室の内部には、オペレータによって操作される作業機レバーやアクセルペダル、各種の情報を表示する表示装置等が配設されている(例えば、特許文献1参照)。そして、オペレータが作業機レバーやアクセルペダルを操作することにより、フロント作業機を動作させてバケット作業等を行うようになっている。
このようなホイールローダでは、バケットで掘削した土砂等をダンプトラック等の運搬車両の荷台に積み込む積込作業時に、バケットの積載重量が上限値を超えてしまうと、車体バランスが悪くなって作業性を低下させることになる。このため、バケットの積載重量が上限値を超えたことをオペレータに報知できれば、オペレータにバケットの過積載状態を注意喚起することができ、そのような過積載報知装置を搭載したホイールローダが要望されている。
なお、この種の過積載報知装置に関連する技術として、特許文献2に記載されているように、トラクタにダンプトレーラが連結されたダンプトレーラ牽引車両において、ロードセルで検出された歪量に基づいてダンプトレーラの積載荷重を演算し、その積載荷重をトラクタ側の運転室内に設置した表示装置に表示すると共に、演算した積載荷重が積載許容値を超えた場合に、警報を発してオペレータに注意喚起するという技術が知られている。
特許文献2に記載された過積載報知装置は、演算された積載荷重が表示装置に表示されるため、オペレータは表示画面を見ながら積載荷重を調整することができる。また、積載荷重が積載許容値を超えても積み込みが続けられると、警報装置から警報が発せられるため、オペレータは積込作業を中止して過積載を防止することができる。
特開2017−115545号公報 特許第3247297号公報
特許文献2に記載のダンプトラックやダンプトレーラは、積荷の上限値である積載許容値が一定(固定値)であるため、この積載許容値と計測した積載荷重との大きさを比較すれば、積荷が過積載になったことをオペレータに知らせることができる。しかし、ホイールローダは、バケットの種類等に応じて積載重量の上限値を変える必要があるため、バケットの積載重量を計測しただけでは、その計測値を本来必要とされる上限値と比較することができず、バケットが過積載になったことをオペレータに正しく知らせることが困難となる。
また、特許文献2では、演算された積載荷重の値が表示装置に表示されるため、オペレータは画面上の表示荷重を見ながら積載荷重を調整することはできるが、その表示荷重を見ただけでは過積載状態であるか否かを判断するためには画面上の数値を注視しなければならない。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、バケットの積載重量が過積載になったことを、オペレータが表示装置の表示画面上の数値を注視しなくとも把握することができるホイールローダを提供することにある。
上記の目的を達成するために、代表的な本発明は、車体と、前記車体に搭載される運転室と、前記運転室内に設置される表示装置と、前記車体の前部に連結されるリフトアームと、前記リフトアームを上下方向に回動させるリフトアームシリンダと、前記リフトアームの先端に連結されるバケットと、前記バケットを上下方向に回動させるバケットシリンダと、前記表示装置の制御を行う制御装置と、を備えたホイールローダにおいて、前記制御装置は、前記バケットの積載重量を演算する演算部と、前記演算部で演算された積載重量の計測値を前記表示装置に計測表示値として表示する表示制御部と、オペレータによって任意に設定された基準積載重量を記憶する記憶部と、前記計測値と前記基準積載重量の大きさを比較する判定部とを備え、前記表示制御部は、前記計測値が前記基準積載重量を超えたときに、前記表示装置の表示画面の背景色を変化させて前記計測表示値を表示することを特徴とする。
本発明に係るホイールローダによれば、バケットの積載重量が過積載になったことを、オペレータが表示装置の表示画面上の数値を注視しなくとも把握することができる。なお、前述した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るホイールローダの側面図である。 図1に示すホイールローダの運転室の内部構造を示す平面図である。 制御装置のブロック図である。 制御装置に備えられる演算部の処理内容を示すフローチャートである。 制御装置に備えられる表示制御部の処理内容を示すフローチャートである。 表示制御部による1回分の積載荷重表示処理を示すフローチャートである。 表示制御部による1回分の累積荷重表示処理を示すフローチャートである。 表示画面上の計測表示値と累積荷重表示値の表示形態を示す説明図である。
以下、本発明に係るホイールローダの実施形態を図1〜図8を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るホイールローダ1の側面図である。図1に示すように、ホイールローダ1は、リフトアーム2、バケット3、タイヤ4等を有する前フレーム(車体)5と、運転室6、エンジン室7、タイヤ8等を有する後フレーム(車体)9とで構成される。エンジン室7にはエンジン(不図示)が搭載されており、後フレーム9の後方にはカウンタウェイト10が取り付けられている。
リフトアーム2はリフトアームシリンダ11の駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット3はバケットシリンダ12の駆動により上下方向に回動(クラウドまたはダンプ)する。前フレーム5と後フレーム9とはセンタピン13により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ(不図示)の伸縮により後フレーム9に対し前フレーム5が左右に屈折する。
リフトアーム2と前フレーム5の連結部分にはリフトアーム角度センサ14が取り付けられており、このリフトアーム角度センサ14によってリフトアーム2の回動角度が検出される。リフトアームシリンダ11は圧力センサ15を備えており、この圧力センサ15によってバケット3で掘削した土砂等の積載物の荷重が検出される。バケットシリンダ12とバケット3の間にはベルクランク16を含むリンク機構が介設されており、このリンク機構を介してバケットシリンダ12はバケット3を回動させる。バケットシリンダ12はバケット近接スイッチ17を備えており、バケットシリンダ12のロッドが最も短縮された状態になると、このバケット近接スイッチ17がオン動作するようになっている。
図2は運転室6の内部構造を示す平面図である。図2に示すように、運転室6には、オペレータが座る運転席18と、ホイールローダ1の操舵角を制御するステアリングホイール19と、ホイールローダ1を始動・停止させるキースイッチ20と、オペレータへの情報を提示する表示装置(モニタ)21等が設置されている。表示装置21には、ホイールローダ1のエンジン回転数や車速が表示されるだけでなく、後述する制御装置22によって演算されるバケット3の積載荷重や累積積載荷重等も表示される。
次に、制御装置22について説明する。制御装置22は、バケット3の積載荷重等を演算し、表示装置21に積載情報等を表示するための各種処理を実行する。図3は制御装置22のブロック図である。図3に示すように、制御装置22は、演算部23と、表示制御部24と、記憶部25と、判定部26と、を有する。制御装置22による各種処理は、HDD等の記憶装置などに記憶されたプログラムを、図示しないCPUがメモリにロードして実行することにより実現される。
演算部23には、リフトアーム角度センサ14の検出信号と、圧力センサ15の検出信号と、バケット近接スイッチ17のオン/オフ信号と、確定スイッチ27のオン/オフ信号が入力される。演算部23は、圧力センサ15の検出信号に基づいてバケット3が掘削した積載物の積載荷重を演算する。そして、リフトアーム角度センサ14の検出信号に基づいて、リフトアーム2が水平姿勢まで上昇したことが演算部23に入力されると、演算部23は、この時点で演算した積載重量の計測値を確定して表示制御部24に出力する。また、バケット3が倒されて空荷状態になると、バケット近接スイッチ17から演算部23に対してオン信号が入力され、演算部23は、バケット3が空荷状態になる毎に計測値を累積加算して累積積載重量を演算し、その累積積載重量を表示制御部24に出力する。なお、オペレータが確定スイッチ27を操作すると、確定スイッチ27から演算部23に対してオン信号が入力され、演算部23は、累積演算した累積積載荷重を初期状態のゼロにリセットする。確定スイッチ27はオペレータが容易に操作できる位置、例えば、表示装置21における表示画面29の周囲に配置されている。
記憶部25にはテンキー等からなる入力装置28の出力信号が入力され、オペレータは入力装置28を用いて、基準積載重量W0と定格積載重量W1とをそれぞれ任意に設定し、それらを記憶部25に記憶させることができる。基準積載重量W0は、前フレーム5と後フレーム9が安定した姿勢で作業することのできる積載重量の上限値であり、ホイールローダ1はバケット3の種類や大きさ等に応じて適切な基準積載重量W0を有している。定格積載重量W1は、図示せぬダンプトラックやダンプトレーラなどの運搬車両の荷台に積み込むことのできる積載物の許容積載荷重であり、運搬車両の種類に応じて適切な定格積載重量W1が設定される。
判定部26は、演算部23で演算された積載荷重の計測値と、記憶部25に記憶された基準積載重量W0とを比較し、その判定結果を演算部23に出力する。また、判定部26は、演算部23で演算された計測値の累積積載重量と、記憶部25に記憶された定格積載重量W1とを比較し、その判定結果を演算部23に出力する。演算部23は、判定部26の判定結果に基づいて、積載荷重の計測値が基準積載重量W0を超えると、表示制御部24に対してバケット3が過積載である旨の第1の警告信号を出力し、累積積載重量が定格積載重量W1を超えると、表示制御部24に対して運搬車両側の積載量が積荷オーバーである旨の第2の警告信号を出力する。
表示制御部24は、演算部23から積載重量の計測値が入力されると、その計測値に対応する計測表示値30が表示されるように表示装置21に駆動信号を出力し、演算部23から累積加算された累積積載重量が入力されると、その累積積載重量に対応する累積荷重表示値31が表示されるように表示装置21に駆動信号を出力する。また、表示制御部24は、演算部23から第1の警告信号が入力されると、計測表示値30を表示している画面の背景色が変化するように表示装置21に制御信号を出力し、演算部23から第2の警告信号が入力されると、累積荷重表示値31を表示している画面の背景色が変化するように表示装置21に制御信号を出力する。
表示装置21は例えばタッチパネル式の液晶モニタからなり、図8に示すように、表示装置21の表示画面29には、計測表示値30が表示される第1の表示エリア29Aと、累積荷重表示値31が表示される第2の表示エリア29Bとが、上下に分割されて各々の表示エリア29A,29Bが表示画面29のほぼ半分ずつを占める面積に設定されている。詳細については後述するが、図8(a)に示す基本状態において、計測表示値30と累積荷重表示値31は、例えば背景色を黒色とする第1の表示エリア29Aと第2の表示エリア29Bにそれぞれ白色で表示されている。そして、図8(b)に示す過積載状態になると、計測表示値30は赤色に変化した第1の表示エリア29Aに白色で表示され、図8(c)に示す積荷オーバー状態になると、累積荷重表示値31は赤色に変化した第2の表示エリア29Bに白色で表示される。
次に、制御装置22の制御動作について、フローチャートを参照しつつ説明する。バケット3で掘削した土砂等の積載物をダンプトラック等の荷台に積み込む作業に際し、まずは演算部23の動作について説明し、その後、表示制御部24の動作について説明する。
ホイールローダ1が操作可能な状態、すなわちキースイッチ20がスタートの状態(始動時)になると、演算部23は図4に示す処理を開始する。まず、リフトアーム2やバケット3等の作業機を操作する前に、オペレータは基準積載重量W0を記憶部25に記憶しておく(ステップS1)と共に、定格積載重量W1を記憶部25に記憶しておく(ステップS2)。なお、ステップS1とステップS2の順序は逆であっても良い。
基準積載重量W0と定格積載重量W1を設定する場合、例えば、表示装置21の表示画面29をホーム画面とし、このホーム画面上の設定メニューから「車体情報の変更」のアイコンを選択した後、テンキー等を用いて任意の数値を入力することができる。本実施形態では、基準積載重量W0として「3.00t」が設定されると共に、定格積載重量W1として「15.00t」が設定されており、これら基準積載重量W0と定格積載重量W1は、表示画面29における第1の表示エリア29Aと第2の表示エリア29Bの右側下部に小さな文字で表示される(図8参照)。
この状態でオペレータが作業機を操作し、バケット3で土砂等を掘削したままリフトアーム2を上昇させると、バケット3と積載物を含む総重量が圧力センサ15によって検出され、演算部23は、圧力センサ15の検出信号に基づいてバケット3の積載重量を演算する。そして、リフトアーム2が水平姿勢まで上昇し、リフトアーム角度センサ14で検出されるアーム角度が所定角度θになる(ステップS3)と、演算部23は、この時点で演算した積載重量を計測値として確定した後(ステップS4)、その計測値を表示制御部24と判定部26にそれぞれ出力する。
判定部26は、この計測値と記憶部25に記憶された基準積載重量W0とを比較し、計測値が基準積載重量W0を超えた場合(ステップS5のYes)、演算部23は、表示制御部24に対してバケット3が過積載である旨の第1の警告信号を出力する(ステップS6)。ステップS6において過積載の警告が行われた後、計測値のキャンセル動作が行われると(ステップS7のYes)、計測値は初期状態のゼロにリセットされる。かかる計測値のキャンセル動作は、例えば表示画面29の周囲に配置したキャンセルキー(不図示)をオペレータが操作することによって実行される。
ステップS5において計測値が基準積載重量W0よりも小さい場合(ステップS5のNo)と、ステップS7においてキャンセル動作が実行されなかった場合(ステップS7のNo)は、積載物を運搬車両側に放出するようにバケット3が倒されて空荷状態になると(ステップS8)、バケット近接スイッチ17から演算部23に対してオン信号が入力されるため、演算部23は、バケット3が空荷状態になる毎に計測値を累積加算して累積積載重量を演算し(ステップS9)、その累積積載重量を表示制御部24と判定部26にそれぞれ出力する。
判定部26は、この累積積載重量と記憶部25に記憶された定格積載重量W1とを比較し、累積積載重量が定格積載重量W1を超えた場合(ステップS10のYes)、演算部23は、表示制御部24に対して運搬車両側の積載量が積荷オーバーである旨の第2の警告信号を出力する(ステップS11)。ステップS10において、累積積載重量が定格積載重量W1よりも小さい場合(ステップS10のNo)はステップS8に戻り、演算部23は、バケット3が空荷状態になる毎に計測値を前回の演算値に累積加算して累積積載重量を更新する。また、ステップS11において積荷オーバーの警告が行われた後、オペレータが確定スイッチ27を操作すると、累積積載重量は初期状態のゼロにリセットされる(ステップS12)。
次に、表示制御部24の動作について説明する。前述したように、演算部23から表示制御部24に対して計測値と累積積載重量が出力されると、図5に示すように、表示制御部24は1回分の積載荷重表示処理(ステップS20)と1回分の累積荷重表示処理(ステップS30)を実行し、これをバケット3の積み込み作業中に繰り返す。
まず、図6に示すフローチャートに基づいて、1回分の積載荷重表示処理について説明する。演算部23で演算された積載荷重の計測値が基準積載重量W0よりも小さいとき、例えば計測値が「2.99t」であった場合、表示制御部24は表示装置21の表示画面29に計測表示値30を通常表示する(ステップS21)。図8(a)に示すように、かかる通常表示(基本状態)では、表示画面29の第1の表示エリア29Aに「2.99t」の計測表示値30が表示され、この場合の第1の表示エリア29Aの背景色は黒色となっている。
そして、演算部23で演算された積載荷重の計測値が基準積載重量W0を超えると、例えば計測値が「4.23t」で過積載状態となった場合(ステップS22のYes)、表示制御部24は演算部23から第1の警告信号を取得することにより、表示画面29の第1の表示エリア29Aの背景色を変化させる(ステップS23)。図8(b)に示すように、かかる過積載状態では、第1の表示エリア29Aの背景色が黒色から赤色に変化し、このような第1の表示エリア29Aに「4.23t」の計測表示値30が白色で表示されるため、オペレータはバケット3の積載荷重が過積載になったことを瞬時に視認できる。なお、その後に前述した計測値のキャンセル動作が行われると(ステップS24のYes)、第1の表示エリア29Aは通常表示に戻り、第1の表示エリア29Aの背景色は赤色から黒色へと変化する。
次に、図7に示すフローチャートに基づいて、1回分の累積荷重表示処理について説明する。演算部23で演算された計測値の累積積載重量が定格積載重量W1よりも小さいとき、例えば累積積載重量が「11.11t」であった場合、表示制御部24は表示装置21の表示画面29に累積荷重表示値31を通常表示する(ステップS31)。図8(a)に示すように、かかる通常表示(基本状態)では、表示画面29の第2の表示エリア29Bに「11.11t」の累積荷重表示値31が表示され、この場合の第2の表示エリア29Bの背景色は黒色となっている。
そして、演算部23で演算された計測値の累積積載重量が定格積載重量W1を超えると、例えば累積積載重量が「15.34t」で運搬車両側の許容積載量が積荷オーバーとなった場合(ステップS32のYes)、表示制御部24は演算部23から第2の警告信号を取得することにより、表示画面29の第2の表示エリア29Bの背景色を変化させる(ステップS34)。図8(c)に示すように、かかる積荷オーバー状態では、第2の表示エリア29Bの背景色が黒色から赤色に変化し、このような第2の表示エリア29Bに「15.34t」の累積荷重表示値31が白色で表示されるため、オペレータは運搬車両側の積載量が積荷オーバーになったことを瞬時に視認できる。なお、その後にオペレータが確定スイッチ27を操作してオン動作すると(ステップS34のYes)、第2の表示エリア29Bは通常表示に戻り、第2の表示エリア29Bの背景色は赤色から黒色へと変化する。
以上説明したように、本実施形態に係るホイールローダ1では、制御装置22が、バケット3の積載重量を演算する演算部23と、演算部23で演算された積載重量の計測値を表示装置21に計測表示値30として表示する表示制御部24と、オペレータによって任意に設定された基準積載重量W0を記憶する記憶部25と、計測値と基準積載重量W0の大きさを比較する判定部26とを備え、表示制御部24は、計測値が基準積載重量W0を超えたときに、計測表示値30が表示される画面の背景色を変化させるため、バケット3の積載重量が過積載になったことを、オペレータが表示装置21の表示画面29上の数値を注視しなくとも把握することができる。
また、本実施形態に係るホイールローダ1では、演算部23が、バケット3が空荷状態になる毎に計測値を累積加算して累積積載重量を演算し、表示制御部24が、累積積載重量を表示装置21に累積荷重表示値31として表示すると共に、累積積載重量が運搬車両側の定格積載重量W1を超えたときに、累積荷重表示値31が表示される画面の背景色を変化させるため、運搬車両側の積載量が積荷オーバーになったことを、オペレータが表示装置21の表示画面29上の数値を注視しなくとも把握することができる。
なお、上記の実施形態では、計測表示値30が表示される第1の表示エリア29Aの背景色を変えたり、累積荷重表示値31が表示される第2の表示エリア29Bの背景色を変えることにより、計測表示値30と累積荷重表示値31の表示形態を変化させているが、それ以外の方法によって計測表示値30と累積荷重表示値31の表示形態を変化させることも可能である。例えば、過積載状態や積荷オーバー状態になったときだけ、計測表示値30と累積荷重表示値31を点滅動作させることにより、オペレータに過積載状態や積荷オーバー状態を警報するようにしても良い。
また、上記した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 ホイールローダ
2 リフトアーム
3 バケット
5 前フレーム(車体)
6 運転室
9 後フレーム(車体)
11 リフトアームシリンダ
12 バケットシリンダ
14 リフトアーム角度センサ
15 圧力センサ
16 ベルクランク
17 バケット近接スイッチ
18 運転席
19 ステアリングホイール
20 キースイッチ
21 表示装置
22 制御装置
23 演算部
24 表示制御部
25 記憶部
26 判定部
27 確定スイッチ
28 入力装置
29 表示画面
29A 第1の表示エリア
29B 第2の表示エリア
30 計測表示値
31 累積荷重表示値
W0 基準積載重量
W1 定格積載重量

Claims (5)

  1. 車体と、前記車体に搭載される運転室と、前記運転室内に設置される表示装置と、前記車体の前部に連結されるリフトアームと、前記リフトアームを上下方向に回動させるリフトアームシリンダと、前記リフトアームの先端に連結されるバケットと、前記バケットを上下方向に回動させるバケットシリンダと、前記表示装置の制御を行う制御装置と、を備えたホイールローダにおいて、
    前記制御装置は、
    前記バケットの積載重量を演算する演算部と、
    前記演算部で演算された積載重量の計測値を前記表示装置に計測表示値として表示する表示制御部と、
    オペレータによって任意に設定された基準積載重量を記憶する記憶部と、
    前記計測値と前記基準積載重量の大きさを比較する判定部とを備え、
    前記表示制御部は、前記計測値が前記基準積載重量を超えたときに、前記表示装置の表示画面の背景色を変化させて前記計測表示値を表示することを特徴とするホイールローダ。
  2. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記表示制御部は、前記リフトアームが所定角度になったときに、前記計測値を確定して前記表示装置に前記計測表示値として表示することを特徴とするホイールローダ。
  3. 請求項1に記載のホイールローダにおいて、
    前記演算部は、前記バケットが空荷状態になる毎に前記計測値を累積加算して累積積載重量を演算し、
    前記表示制御部は、前記累積積載重量を前記表示装置に累積荷重表示値として表示すると共に、前記累積積載重量が前記ホイールローダの積込対象である運搬車両の定格積載重量を超えたときに、前記累積荷重表示値の表示形態を変化させることを特徴とするホイールローダ。
  4. 請求項3に記載のホイールローダにおいて、
    前記計測表示値と前記累積荷重表示値は前記表示装置の表示画面に上下に分割されて表示されることを特徴とするホイールローダ。
  5. 請求項3に記載のホイールローダにおいて、
    前記累積積載重量をクリアする確定スイッチを備えており、前記確定スイッチのオン/オフ動作はオペレータの操作によって行われることを特徴とするホイールローダ。
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