JP2019066124A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】管内流体と管外流体との間での熱交換効率を高めることができる熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換器100は、両端が閉じた筒状をなす外筒10と、外筒10の内部を、外筒10の延在方向で管内流体室17と管外流体室18とに仕切る管板20と、管外流体室18に配置され、外筒10の延在方向に延び、少なくとも一つの端が管板20に固定されていると共に、管板20に固定されている端が管内流体室17に臨んでいる複数の伝熱管30と、管外流体室18内に配置され、管外流体室18内の流体の流れ方向が外筒10の延在方向に対して交差する交差方向になる交差方向流路CPを形成する交差方向流路形成部材70と、複数の伝熱管30の集まりである伝熱管群の少なくとも一部を覆うように配置された流れ調整部材90と、を有し、流れ調整部材90は、外筒10の延在方向で交差方向流路CP内の一部にのみ配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、熱交換器に関する。
熱交換器としては、外筒と、外筒内を管内流体室と管外流体室とに仕切る管板と、この管板に固定され管外流体室に配置されている複数の伝熱管と、を備える多管式熱交換器がある。
このような熱交換器としては、例えば、以下の特許文献1に開示されている熱交換器がある。この熱交換器は、管外流体室に配置されている複数の管支持板を備えている。複数の管支持板のうちで、外筒が延びている延在方向で互いに隣接している二枚の管支持板間や、延在方向の端に位置している管支持板と管板との間では、管外流体が延在方向に対して交差する交差方向に流れる。
特許第6092650号公報
上記特許文献1に記載されている熱交換器を含む多管式熱交換器では、管内流体と管外流体との間での熱交換効率が高いことが望まれている。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、管内流体と管外流体との間での熱交換効率を高めることができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明の第一態様によれば、熱交換器は、両端が閉じた筒状をなす外筒と、前記外筒の内部を、前記外筒の延在方向で管内流体室と管外流体室とに仕切る管板と、前記管外流体室に配置され、前記外筒の延在方向に延び、少なくとも一つの端が前記管板に固定されていると共に、前記管板に固定されている前記端が前記管内流体室に臨んでいる複数の伝熱管と、前記管外流体室内に配置され、前記管外流体室内の流体の流れ方向が前記外筒の延在方向に対して交差する交差方向になる交差方向流路を形成する交差方向流路形成部材と、複数の前記伝熱管の集まりである伝熱管群の少なくとも一部を覆うように配置された流れ調整部材と、を有し、前記流れ調整部材は、前記外筒の延在方向で前記交差方向流路内の一部にのみ配置されている。
この第一態様では、伝熱管群の少なくとも一部を覆う流れ調整部材が、交差方向流路内の一部にのみ配置されている。そのため、伝熱管の配置等に起因して、交差方向流路内を交差方向に流れる管外流体の流速や流量が、外筒の延在方向で異なる場合であっても、この外筒の延在方向における管外流体の流速や流量を、流れ調整部材によって調整して均一化を図ることができる。
したがって、交差方向流路内に配置された伝熱管の全体に偏りなく管外流体を接触させることができるため、管内流体と管外流体との間での熱交換効率を高めることができる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る熱交換器は、前記管外流体室を、前記複数の伝熱管の入口端から延びる入口側管部の集まりである入口側管群が存在する第一管室と、前記複数の伝熱管の出口端から延びる出口側管部の集まりである出口側管群が存在する第二管室と、に仕切るとともに、前記第一管室から前記第二管室へ貫通する開口が前記管板から離間した位置に形成された仕切壁と、前記管外流体室内に配置され、複数の前記伝熱管及び前記仕切壁を覆い、前記管板側が開口する一方で、前記管板とは反対側が閉じている内筒と、を備え、前記流れ調整部材は、前記内筒を前記管板側に延長するように配置された第一流れ調整部材を備えていてもよい。
この第二態様では、内筒を管板側に延長するように形成された第一流れ調整部材を備えている。そのため、内筒に対して流入する管外流体や、内筒から流出する管外流体の流れが、内筒に近い側に集中することを抑制できる。
この発明の第三態様によれば、第二態様に係る第一流れ調整部材は、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する第一貫通流路形成部を備えていても良い。
この第三態様では、第一貫通流路形成部によって第一流れ調整部材に複数の貫通流路が形成されるので、これら貫通流路に管外流体が流れる。そのため、交差方向流路を流れる管外流体の流量を第一流れ調整部材の貫通流路によって更に調整することができる。
この発明の第四態様によれば、第三態様に係る第一貫通流路形成部は、前記外筒に設けられた管台から離間するほど、前記第一流れ調整部材の単位面積当たりの前記貫通流路の開口面積の割合が高くなるように形成されていてもよい。
この第四態様では、第一流れ調整部材に設けられた複数の貫通流路のうち、管台に対して最短距離となる位置の貫通流路を通る管外流体の流量や流速が増加し過ぎることを抑制できる。
この発明の第五態様によれば、第一から第三態様の何れか一つの態様に係る熱交換器は、前記管外流体室を、前記複数の伝熱管における入口端から延びる入口側管部の集まりである入口側管群が存在する第一管室と、前記複数の伝熱管における出口端から延びる出口側管部の集まりである出口側管群が存在する第二管室と、に仕切るとともに、前記第一管室から前記第二管室へ貫通する開口が前記管板から離間した位置に形成された仕切壁と、を備え、前記流れ調整部材は、前記仕切壁の開口に配置されるとともに、前記仕切壁を前記管板から離間する方向に延長するように配置された第二流れ調整部材を備えていても良い。
この第五態様では、第二流れ調整部材が、仕切壁を管板から離間する方向に延長するようにして仕切壁の開口に配置されている。そのため、仕切壁の開口を介して第一管室から第二管室へ管外流体が流入する際に、管外流体の流れが、管板に近い側に集中することを抑制できる。
この発明の第六態様によれば、第五態様に係る第二流れ調整部材は、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する第二貫通流路形成部を備えていてもよい。
この第七態様では、第二流れ調整部材に複数の第二貫通流路が形成されるので、この第二貫通流路に管外流体が流れる。そのため、交差方向流路を流れる管外流体の流量を第二流れ調整部材の貫通孔によって更に調整することができる。
この発明の第七態様によれば、第一態様に係る熱交換器は、前記交差方向流路形成部材に形成された窓部と前記交差方向で同じ位置に前記伝熱管が配置されていないNTIW(No Tube In Window)型の熱交換器であって、前記交差方向流路内に配置されると共に、前記交差方向に延在して、前記外筒の延在方向に間隔をあけて配置され、前記伝熱管が貫通する複数の補助流路形成部材を備え、前記流れ調整部材は、前記交差方向で前記補助流路形成部材の直前に配置された前記窓部に近い側に配置されるとともに、隣り合う前記補助流路形成部材の間を渡るように配置された補助流れ調整部材を備えていても良い。
この第七態様では、補助流れ調整部材が、交差方向でNTIW型の熱交換器に設けられた補助流路形成部材の窓部に近い側に配置されている。さらに、この補助流れ調整部は、外筒の延在方向で隣り合う補助流路形成部材の間を渡るように配置されている。そのため、窓部から伝熱管に向けて交差方向に流入する管外流体のうち、補助流路形成部材の間に流入する管外流体の流れを補助流れ調整部材により妨げることができる。したがって、管外流体が補助流路形成部材の間に集中して流入することを抑制できる。
この発明の第八態様によれば、第八態様に係る熱交換器において、前記外筒に設けられた管台は、少なくともその一部が、前記外筒の延在方向で、前記補助流路形成部材の間に配置されていてもよい。
この第八態様では、管台の少なくとも一部が、外筒の延在方向で補助流路形成部材の間に配置されている。このような配置の場合、特に管台の直近に配置されている補助流路形成部材の間に、窓部から流入する管外流体が集中し易い。しかし、補助流れ調整部材により、管外流体が補助流路形成部の間に集中して流れることを抑制できる。
この発明の第九態様によれば、第七又は第八態様に係る補助流れ調整部材が、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する補助貫通流路形成部を備えていてもよい。
この第九態様では、補助流れ調整部材に複数の貫通流路が形成されるので、貫通流路に管外流体が流れる。そのため、交差方向流路を流れる管外流体の流量を補助流れ調整部材の貫通流路によって更に調整することができる。
上記熱交換器によれば、管内流体と管外流体との間での熱交換効率を高めることができる。
この実施形態の熱交換器の概略構成を示す断面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 この発明の実施形態における貫通孔形成部の平面図である。 この発明の第一実施形態の変形例における図2に相当する断面図である。 この発明の第二実施形態における熱交換器の第一管室を示す断面図である。 この発明の第一実施形態における第一貫通流路形成部と第二貫通流路形成部との第一変形例を示す平面図である。 この発明の第一実施形態における第一貫通流路形成部と第二貫通流路形成部との第二変形例を示す平面図である。
次に、この発明の第一実施形態における熱交換器を図面に基づき説明する。
図1は、この実施形態の熱交換器の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、この第一実施形態の熱交換器100は、いわゆるシェルアンドチューブ型熱交換器であって、外筒10と、管板20と、複数の伝熱管30と、内筒40と、第一仕切壁50と、第二仕切壁60と、複数の第一交差方向流路形成部材70aと、第二交差方向流路形成部材70bと、管支持板80と、第一流れ調整部材91と、第二流れ調整部材92と、を備えている。
外筒10は、軸線Xを中心とした円筒状の胴部11と、胴部11の端に接続されている第一鏡板部12及び第二鏡板部13と、を有している。胴部11は、第一管台14aと、第二管台14bと、をそれぞれ備えている。第一管台14aは、後述する第二管室15bと外筒10の外部とを連通させ、第二管台14bは、後述する第一管室15aと外筒10の外部とを連通させる。
以下の説明においては、軸線Xが延びる方向を軸方向Dxとし、この軸方向Dxの一方側を第一端側D1、他方側を第二端側D2とする。
第一鏡板部12は、胴部11の第一端側D1の端に接続され、この胴部11の第一端側D1の開口を塞いでいる。この第一鏡板部12は、その内面側が第二鏡板部13から遠ざかる側、つまり第一端側D1に凹状に滑らかに凹む曲面を有している。この第一鏡板部12には、管内側入口ノズル16aと、管内側出口ノズル16bとが設けられている。管内側入口ノズル16aは、熱媒である管内流体Fiを外筒10の外部から管内流体室17内に流入させる。管内側出口ノズル16bは、管内流体Fiを管内流体室17内から外筒10の外部に流出させる。
管内側入口ノズル16aは、ノズル本体16Aaと、吐出口形成部16Baと、を備えている。ノズル本体16Aaは、外筒10の第一鏡板部12に設けられた実質的に円筒状に形成されている。吐出口形成部16Baは、第一鏡板部12の内側面12aから入口室17A内に向けてノズル本体16Aaを延長するように突出している。この吐出口形成部16Baは、徐々に第一端側D1に向かうように湾曲している。つまり、吐出口形成部16Baは、その開口から吐出された管内流体Fiが、直線的に管板20に向かわないように形成されている。このようにすることで、管内側入口ノズル16aから入口室17A内に流入した管内流体Fiは、第一鏡板部12や第一仕切壁50に衝突して拡散した後に、入口端31から伝熱管30内に流入する。そのため、複数の伝熱管30のそれぞれに流入する管内流体Fiの流量がばらつくことを抑制できる。なお、吐出口形成部16Baは、その開口に向かって漸次拡径するように形成しても良い。このように漸次拡径した場合、入口室17A内に流入した管内流体Fiが入口室17A内で拡散し易くなり、より一層、複数の伝熱管30に流入する管内流体Fiの流量がばらつくことを抑制できる。
第二鏡板部13は、胴部11の第二端側D2の端に接続され、この胴部11の第二端側D2の開口を塞いでいる。この第二鏡板部13は、その内面側が第一鏡板部12から遠ざかる側、つまり第二端側D2に凹状に滑らかに凹む曲面を有している。外筒10は、これら胴部11、第一鏡板部12、及び第二鏡板部13を備えることで、両端が閉じた筒状を成している。第一鏡板部12で、最も第一端側D1の部分は、外筒10の第一端10aを成している。また、第二鏡板部13で、最も第二端側D2の部分は、外筒10の第二端10bを成している。
管板20は、軸方向Dxにおける外筒10の中心よりも第一端側D1の位置で、外筒10の内部を、第一端側D1の管内流体室17と第二端側D2の管外流体室18とに仕切っている。より具体的には、管板20は、第一鏡板部12と胴部11との境に形成されて管内流体室17と管外流体室18とを仕切っている。この実施形態における管板20は、実質的に円板状を成している。管板20には、軸方向Dxに貫通する管孔21が複数形成されている。これら管孔21には、伝熱管30の入口端31及び出口端32が挿通されて固定される。
伝熱管30は、直管部33と、曲管部34と、を有するU字状に形成されている。直管部33は、入口側管部33aと出口側管部33bとを備えている。入口側管部33aは、その両端のうち一方の端が入口端31となっており、他方の端が曲管部34に接続されている。この入口側管部33aの入口端31は、伝熱管30内に管内流体Fiが流入する入口となる。出口側管部33bは、その両端のうち一方の端が出口端32となっており、他方の端が曲管部34に接続されている。この出口側管部33bの出口端32は、伝熱管30内から管内流体Fiが流出する出口となる。入口側管部33a、出口側管部33bは、いずれも、軸方向Dxに延び、且つ軸方向Dxの位置が同一となっている。入口端31と出口端32とは、それぞれ管板20に固定されている。
入口端31は、管板20における一方の半円(図1中、上側の半円)内に形成された管孔21に挿通された状態で固定されている。これにより、入口端31は、いずれも管内流体室17に臨んでいる。また、出口端32は、管板20における他方の半円(図1中、下側の半円)内に形成された管孔21に挿通された状態で固定されている。これにより、出口端32は、いずれも、管内流体室17に臨んでいる。その一方で、直管部33の大部分、及び曲管部34の全ては、管外流体室18に配置されている。
内筒40は、外筒10の内部に配置されている。より具体的には、内筒40は、管外流体室18内で、直管部33と曲管部34とを外側から囲むように形成されている。この内筒40は、胴部41と、鏡板部42と、空間仕切部材43と、を備えている。胴部41は、軸線Xを中心とした円筒状に形成されている。この胴部41は、外筒10の胴部11の内面から、軸線Xに近づく側に離間している。言い換えると、胴部41は、外筒10の胴部11の内径よりも小さい外径を有している。
鏡板部42は、胴部41の第二端側D2に接続されている。つまり、鏡板部42は、胴部41における第二端側D2の開口を閉じている。この鏡板部42は、その内面側が第二端側D2に凹状に滑らかに凹む曲面を有している。特に、鏡板部42の内面は、曲管部34のうち最も曲率半径の大きい最大曲管部34aに沿って滑らかに曲がっている。鏡板部42の外面は、外筒10の第二鏡板部13の内面から、この第二鏡板部13の内側に離間している。
一方で、内筒40は、胴部41における第一端側D1が開口している。つまり、胴部41における第一端側D1の端には、鏡板部等が設けられていない。この実施形態における胴部41は、その軸方向Dxにおける第一端側D1の端(言い換えれば、開口)が、第二管台14bと管板20との間に位置している。
管支持板80は、内筒40の内部を、曲管部34が配置される曲管室19と、それ以外の室とに仕切っている。管支持板80は、軸線Xと交差する方向に広がる平板状に形成されている。この管支持板80には、軸方向Dxに伝熱管30が貫通する複数の管孔81が形成されている。伝熱管30は、これら管孔81に挿通され、管支持板80に支持されている。
空間仕切部材43は、胴部41の外周面41aと、外筒10の胴部11の内周面10cとの間に形成される空間S1を軸方向Dxに仕切っている。空間仕切部材43は、軸線Xを中心とした径方向に広がる平板状に形成されている。この空間仕切部材43は、軸方向Dxから見て半円環状に形成されている。この半円環状の空間仕切部材43は、軸線Xの位置、言い換えれば第二仕切壁60の位置から第二管台14bに近い側(図1中、上半部)に配置されている。
第一仕切壁50は、管内流体室17内を入口室17Aと出口室17Bとに仕切る。入口室17Aは、伝熱管30の入口端31の集まりである入口端群を臨み、出口室17Bは、伝熱管30の出口端32の集まりである出口端群を臨む。入口室17Aは、第一仕切壁50よりも入口室17A側に配置された管内側入口ノズル16aを介して外部と連通され、出口室17Bは、第一仕切壁50よりも出口室17B側に配置された管内側出口ノズル16bを介して外部と連通されている。
第二仕切壁60は、上述した内筒40及び空間仕切部材43と共に、管外流体室18内を第一管室15aと第二管室15bとに仕切っている。第一管室15a内には、上述した入口側管部33aの集まりである入口側管群33Gaが配置され、第二管室15b内には、上述した出口側管部33bの集まりである出口側管群33Gbが配置されている。この実施形態における第二仕切壁60は、軸線X上に位置し、水平方向に広がる平板状に形成されている。
この第二仕切壁60は、空間仕切部材43よりも第二端側D2に配置される狭幅部61と、空間仕切部材43よりも第一端側D1に配置される広幅部62とを備えている。
狭幅部61は、軸線Xを中心としたその幅方向の両縁部が、内筒40の内周面に対して固定されている。この狭幅部61は、第一管室15aと第二管室15bとを連通する開口を形成する開口形成部63を備えている(図1、図3参照)。この開口形成部63は、狭幅部61のうち最も管支持板80側、言い換えれば第二仕切壁60のうち最も第二端側D2に配置されている。
広幅部62は、軸線Xを中心としたその幅方向の両縁部が、外筒10の内周面10cに対して固定されている。
第一交差方向流路形成部材70aは、第二管室15b内に配置され、第二管室15b内を流れる管外流体Foの流れる向きを変える。第一交差方向流路形成部材70aは、出口側管部33bが延びている軸方向Dxに対して交差する交差方向に広がる仮想面沿って設けられている。この実施形態で例示する第一交差方向流路形成部材70aは、軸線Xに対して垂直な方向に広がる仮想面(図示せず)に沿って設けられている。また、第一交差方向流路形成部材70aは、軸方向Dxに等間隔で複数設けられている。これら第一交差方向流路形成部材70aには、出口側管部33bが挿通される第一管孔71が形成されている。
軸方向Dxで隣り合う第一交差方向流路形成部材70aは、それぞれ軸方向Dxから見て互いにずれた位置に窓部72を有している。つまり、一つの第一交差方向流路形成部材70aの窓部72を通じて軸方向Dxに流れた管外流体Foは、この第一交差方向流路形成部材70aに軸方向Dxで隣り合う第一交差方向流路形成部材70aの窓部72以外の部分によって偏向されて、この軸方向Dxで隣り合う第一交差方向流路形成部材70aの窓部72まで、軸線Xに交差する方向に流れる。つまり、これら第一交差方向流路形成部材70aは、軸線Xに交差する方向である、出口側管部33bに交差する方向に管外流体Foを流す交差方向流路CPを形成している。
第二交差方向流路形成部材70bは、第一管室15a内に配置され、第一管室15a内を流れる管外流体Foの流れる向きを変える。第二交差方向流路形成部材70bは、入口側管部33aが延びている軸方向Dxに対して交差する交差方向に広がる仮想面(図示せず)に沿って設けられている。この第一実施形態で例示する第二交差方向流路形成部材70bは、軸線Xに対して垂直な方向に広がる仮想面(図示せず)に沿って設けられている。また、第二交差方向流路形成部材70bは、軸方向Dxに等間隔で複数設けられている。これら第二交差方向流路形成部材70bには、入口側管部33aが挿通される第二管孔73が形成されている。この実施形態において、第二交差方向流路形成部材70bは、第一交差方向流路形成部材70aと軸方向Dxで同一位置に配置されている。
軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材70bは、第一交差方向流路形成部材70aと同様に、それぞれ軸方向Dxから見て互いにずれた位置に窓部74を有している。これにより、一つの第二交差方向流路形成部材70bの窓部74を通じて軸方向Dxに流れた管外流体Foは、この第二交差方向流路形成部材70bに軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材70bの窓部74以外の部分によって偏向されて、この軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材70bの窓部74まで、軸線Xに交差する方向に流れる。つまり、これら第二交差方向流路形成部材70bは、第一交差方向流路形成部材70aと同様に、軸線Xに交差する方向である、入口側管部33aに交差する方向に管外流体Foを流す交差方向流路を形成している。
軸方向Dxにおいて、隣り合う二つの第一交差方向流路形成部材70aの間隔を一スパンとすると、この第一実施形態で例示する内筒40は、管板20から二スパンだけ離間している。そして、第一交差方向流路形成部材70a及び第二交差方向流路形成部材70bは、それぞれ内筒40と管板20との中間位置、より具体的には、管板20から軸方向Dxで一スパン分だけ離間した位置にも配置されている。なお、第一交差方向流路形成部材70aおよび第二交差方向流路形成部材70bにおいて、一つの交差方向流路形成部材70に形成される窓部の数は一つに限られず、例えば、二つ以上形成するようにしても良い。また、管外流体Foが流れる流路の形式は、図1に示すシングルセグメンタル型に限られない。例えば、ダブルセグメンタル型や、NTIW(No Tube In Window)型など、他の形式であってもよい。
流れ調整部材90は、交差方向流路CPを流れる管外流体Foの流量を調整する。この流れ調整部材90は、伝熱管群である入口側管群33Ga及び出口側管群33Gbのうち少なくとも一部を覆うように配置されている。流れ調整部材90は、軸方向Dxで(言い換えれば、外筒10の延在方向で)交差方向流路CP内の一部にのみ配置されている。この実施形態における流れ調整部材90は、第一流れ調整部材91と第二流れ調整部材92とを備えている。流れ調整部材90は、交差方向から軸方向Dx、又は軸方向Dxから交差方向へ管外流体Foが流れの向きが変わる場所に配置されている。
第一流れ調整部材91は、内筒40を管板20側に延長するように形成されている。言い換えれば、第一流れ調整部材91は、内筒40と同等の直径を有した環状に形成されている。ここで、仮に第一流れ調整部材91が無い場合、第一管室15aから流出する管外流体Fo、及び第二管室15bへ流入する管外流体Foは、伝熱管30との接触により、内筒40に近い位置ほど圧損が小さくなる。そのため、内筒40に近い位置ほど管外流体Foの流量及び流速が増加してしまう。これは、伝熱管30のうち、管板20に近い位置の伝熱管30に接触する管外流体Foの流量が少なくなってしまうことを意味する。
これに対して第一流れ調整部材91を設けることで、内筒40よりも管板20側に配置される交差方向流路CPのうち、内筒40に近い交差方向流路CPに流れる管外流体Foの圧損を増加させることができる。これにより、内筒40と管板20との間に形成された交差方向流路CPのうち、管板20に近い位置を流れる管外流体Foの流量及び流速が増加する。
図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。なお、図2においては、図示都合上、伝熱管30、第一交差方向流路形成部材70a、第二交差方向流路形成部材70bの図示を省略している。
図1、図2に示すように、この実施形態における第一流れ調整部材91は、軸線Xを中心とした径方向において、第一流れ調整部材91の内周側と外周側とを連通させる複数の貫通流路P1を形成する第一貫通流路形成部91aを備えている。
この実施形態における第一貫通流路形成部91aは、いわゆるパンチングメタル(多孔板)で構成されている。この第一貫通流路形成部91aによって形成される貫通流路P1には、管外流体Foが流れる。この実施形態の第一貫通流路形成部91aにおける単位面積当たりの貫通流路P1の開口面積の割合は、第一貫通流路形成部91aの全周で均一となっている。この開口面積の割合は、内筒40と管板20との間に形成された交差方向流路CPにおいて、管外流体Foの流量の軸方向Dxにおけるバラつきに応じて、例えば、流量バラつきが所定以下となるように調整してもよい。なお、この第一実施形態における貫通流路P1は、流路断面が円形の場合を例示したが、円形に限られない。
図3は、この発明の実施形態における貫通孔形成部の平面図である。
図1、図3に示すように、第二流れ調整部材92は、第二仕切壁60の開口形成部63に配置されている。この第二流れ調整部材92は、第二管室15bと第一管室15aとを連通させる複数の貫通流路P2を形成する第二貫通流路形成部92aを備えている。この第二流れ調整部材92は、入口側管群33Gaの一部及び出口側管群33Gbの一部をそれぞれ覆っている。
第二流れ調整部材92は、開口形成部63が形成する開口において、管板20から離間する方向である第二端側D2に第二仕切壁60を延長するように配置されている。この実施形態における開口形成部63は、軸方向Dxにおける二スパン分の範囲に配置され、第二流れ調整部材92は、この開口形成部63により形成された開口のうち第一端側D1の一スパン分の範囲を塞ぐように配置されている。
第二流れ調整部材92の第二貫通流路形成部92aは、第一貫通流路形成部91aと同様にパンチングメタルで構成されている。この第二貫通流路形成部92aによって形成される貫通流路P2には、管外流体Foが流れる。この実施形態における単位面積当たりの貫通流路P2の開口面積の割合は第二流れ調整部材92全体で均一となっている。この開口面積の割合は、開口形成部63に面する交差方向流路CPにおいて、管外流体Foの流量の軸方向Dxにおけるバラつきに応じて、例えば、流量バラつきが所定以下となるように調整してもよい。なお、この貫通流路P2の流路断面形状も、貫通流路P1と同様に、円形に限られない。
ここで、仮に第二流れ調整部材92が無い場合、第二管室15bから第一管室15aに向けて流れる管外流体Foは、軸方向Dxにおける伝熱管30と接触する距離等の違いにより第二端側D2ほど圧損が大きくなり第一端側D1ほど圧損が小さくなる。そのため、第一端側D1ほど管外流体Foの流量及び流速が増加してしまう。そして、伝熱管30のうち、管支持板80に近い位置の伝熱管30に接触する管外流体Foの流量が減少してしまう。
これに対して、第二流れ調整部材92を設けることで、軸方向Dxで開口形成部63と重なる位置に形成された交差方向流路CPのうち、第一端側D1の交差方向流路CPに流れる管外流体Foの圧損を増加させることができる。これにより、第二端側D2における管外流体Foの流量が増加する。
なお、この実施形態では開口形成部63により形成される開口が矩形の流路断面を有する場合を例示した。しかし、開口形成部63により形成される開口の流路断面形状は、矩形に限られない。
この実施形態における熱交換器100は、上述した構成を備えている。次に、この熱交換器100の動作について図1を参照しながら説明する。
まず、管内流体Fiは、ポンプ等により圧送されて入口ノズル16から入口室17Aに流入する。この際、入口ノズル16の吐出口形成部16Baよって、入口室17A内に流入した管内流体Fiは、第一鏡板部12や第一仕切壁50に接触した後に、複数の伝熱管30の入口端31から伝熱管30内部の管内流路に流入する。伝熱管30の内部に流入した管内流体Fiは、入口側管部33a、曲管部34、出口側管部33bを経て出口端32に至る。出口端32に至った管内流体Fiは、出口室17Bへ流出した後、管内側出口ノズル16bから外筒10の外部に流出する。
一方で、管外流体Foは、第一管台14aから、内筒40と外筒10との間に形成される筒内入口流路25を介して、第二管室15bに流入する。管外流体Foは、筒内入口流路25を介して第二管室15bに流入する際に、内筒40と管板20との間から、軸線Xに近づくように軸線Xと交差する方向に流れる。そして、この際、この内筒40に近い側から第二管室15bに流入する管外流体Foの流量は、第一流れ調整部材91により調整される。すなわち、管板20に近い側から第二管室15bに流入する管外流体Foが低下し過ぎないように、第一流れ調整部材91により第二管室15bの入口の交差方向流路CPにおける軸方向Dxの流量が調整される。第一流れ調整部材91の貫通流路P1は、第一流れ調整部材91が設置されていない管板20に近い側の交差方向流路CPよりも流路断面積が小さいので、第一流れ調整部材91がない場合と比較して、管板20に近い側の交差方向流路CPに、より多くの管外流体Foが流れる。
軸方向Dxで内筒40に近い側から第二管室15bに流入する管外流体Foは、第一流れ調整部材91の貫通流路P1を介して流入する。この貫通流路P1を介して流入した管外流体Foは、軸方向Dxで貫通流路P1の形成されている位置から管内流体Fiと熱交換を開始する。一方で、第一流れ調整部材91よりも管板20に近い側から第二管室15bに流入する管外流体Foは、管板20に近い位置から軸線Xに近づくように軸線Xと交差する方向に流れる。そして、この管板20に近い側から第二管室15bに流入する管外流体Foは、軸方向Dxで管板20に近い位置から管内流体Fiとの熱交換を開始する。
第二管室15bに流入した管外流体Foは、この内筒40の内部に形成された第二管室15bを第一端側D1から第二端側D2に向けて流れる。この際、管外流体Foは、内筒40と第二仕切壁60と複数の第一交差方向流路形成部材70aとで形成された蛇行した流路を流れる。すなわち、管外流体Foは、第二管室15bを蛇行しながら第一端側D1から第二端側D2へ流れる。管外流体Foは、第二管室15bを流れる過程で、複数の出口側管部33b内を流れる管内流体Fiと熱交換する。
第二管室15bを第二端側D2まで流れた管外流体Foは、第二仕切壁60の狭幅部61の最も第二端側D2に形成された開口形成部63の開口を通じて第一管室15aに流入する。この第一管室15aに流入した管外流体Foは、第一管室15aの内部を第二端側D2から第一端側D1に向けて流れる。言い換えれば、管外流体Foが流れる向きは、開口形成部63を境にして反転する。更に言い換えれば、開口形成部63が管外流体室18を流れる管外流体Foの折り返し部となっている。
ここで、この折り返し部である開口形成部63において、管外流体Foは、第二流れ調整部材92により、交差方向流路CPの軸方向Dxにおける流量が調整される。すなわち、開口形成部63に面する交差方向流路CPにおいて、第一端側D1を流れる管外流体Foは、第二流れ調整部材92の貫通流路P2を流れる。さらに、第二端側D2を流れる管外流体Foは、開口形成部63の開口を流れる。これにより、開口形成部63に面する交差方向流路CPにおいて、第二流れ調整部材92がない場合と比較して、第一端側D1を流れる管外流体Foの流量が低下して、第二端側D2を流れる管外流体Foの流量が増加する。
第二流れ調整部材92の貫通流路P2を介して第一管室15aに流入した管外流体Foは、軸方向Dxで貫通流路P2の形成されている位置から管内流体Fiと熱交換を開始する。一方で、第二流れ調整部材92よりも第二端側D2から第一管室15aに流入した管外流体Foは、軸方向Dxで管支持板80に近い位置から管内流体Fiとの熱交換を開始する。
第一管室15aに流入した管外流体Foは、第二管室15bを流れるときと同様に、内筒40と第二仕切壁60と複数の第二交差方向流路形成部材70bとで形成された蛇行した流路を流れる。すなわち、管外流体Foは、第一管室15aを蛇行しながら第二端側D2から第一端側D1へ流れる。管外流体Foは、第一管室15aを流れる過程で、複数の入口側管部33a内を流れる管内流体Fiと熱交換する。そして、この入口側管部33a内の管内流体Fiと熱交換した管外流体Foは、内筒40の開口から外筒10の内面と内筒40の外面との間の筒内出口流路26に流入する。
この際、管外流体Foは、筒内入口流路25から第二管室15bに流入するときと同様に、第一流れ調整部材91によって、第一管室15aの出口の交差方向流路CPにおける軸方向Dxの流量が調整される。すなわち、管板20に近い側から筒内出口流路26に流出する管外流体Foが低下し過ぎないように、第一流れ調整部材91により第一管室15aの出口に形成された交差方向流路CPにおける軸方向Dxの流量が調整される。つまり、第一管室15aから筒内出口流路26へ流出する際に、第一流れ調整部材91によって、第一流れ調整部材91がない場合と比較して、管板20の近くまで管内流体Fiと熱交換しながら流れる管外流体Foの流量が増加されている。
筒内出口流路26に流入した管外流体Foは、第二管台14bから外筒10の外部に流出する。
上述した第一実施形態によれば、第一流れ調整部材91が、入口側管群33Gaの一部を覆うと共に出口側管群33Gbの一部を覆っている。さらに、第一流れ調整部材91は、内筒40と管板20との間に形成されている交差方向流路CPの軸方向Dxにおける一部にのみ配置されている。そのため、伝熱管30の配置等に起因して、交差方向流路CPを流れる管外流体Foの流量及び流速が、軸方向Dxで異なる場合であっても、この軸方向Dxにおける管外流体Foの流速や流量を、第一流れ調整部材91によって調整して均一化を図ることができる。
さらに、第二流れ調整部材92が、入口側管群33Gaの一部を覆うと共に出口側管群33Gbの一部を覆っている。さらに、第二流れ調整部材92は、第二仕切壁60の開口形成部63を介して第二管室15bと第一管室15aとに渡るように形成された交差方向流路CPの軸方向Dxにおける一部にのみ配置されている。そのため、伝熱管30の配置等に起因して、特に第二管室15bの交差方向流路CPから第一管室15aの交差方向流路CPに流入する管外流体Foの流量及び流速が、軸方向Dxで異なる場合であっても、この軸方向Dxにおける管外流体Foの流量及び流速を、第二流れ調整部材92によって調整して均一化を図ることができる。
したがって、管内流体Fiと管外流体Foとの間における熱交換効率を高めることができる。
さらに、第一実施形態では、流れ調整部材90として、内筒40を管板20側に延長するように配置された第一流れ調整部材91を備えている。そのため、内筒40内の第二管室15bに流入する管外流体Foや、内筒40内の第一管室15aから流出する管外流体Foの流れが、軸方向Dxにおいて内筒40に近い側に集中することを抑制できる。
さらに、第一実施形態では、流れ調整部材90として、第二仕切壁60を管板20から離間する方向に延長するように開口形成部63の開口に配置された第二流れ調整部材92を備えている。そのため、第二仕切壁60の開口を介して第二管室15bから第一管室15aへ管外流体Foが流入する際に、管外流体Foの流れが、管板20に近い側に集中することを抑制できる。
さらに、第一実施形態では、第一流れ調整部材91が第一貫通流路形成部91aを備え、第二流れ調整部材92が第二貫通流路形成部92aを備えている。そのため、複数の貫通流路P1,P2に管外流体Foが流れて、交差方向流路CPにおいて流れ調整部材90が配置されている箇所の管外流体Foの流量及び流速を調整することができる。
(第一実施形態の変形例)
図4は、この発明の第一実施形態の変形例における図2に相当する断面図である。
上述した第一実施形態においては、第一流れ調整部材91の第一貫通流路形成部91aが、軸線Xを中心とした周方向で均一に貫通流路P1を形成している場合について説明した。しかし、図4に示す貫通流路形成部191aのように、第二仕切壁60よりも第一管室15a側において、軸線Xを中心とした周方向で、筒内出口流路26に連通する第二管台14bから離間するほど、単位面積当たりの貫通流路P1の開口面積の割合が高くなるようにしてもよい。
また図4に破線で示すように、例えば、筒内入口流路25に連通する第一管台14aが第一流れ調整部材191の近くに配置され、筒内入口流路25に流れる管外流体Foの周方向の流速分布に影響を及ぼす場合には、第一管室15a側と同様に、第二仕切壁60よりも第二管室15b側の貫通流路形成部191aにおいて、第一管台14aから離間するほど、単位面積当たりの貫通流路の開口面積の割合を高くするようにしても良い。
この第一実施形態の変形例によれば、軸方向Dxで内筒40と管板20との間に形成された交差方向流路CPにおいて、第二管台14bや第一管台14aに対して最短距離となる位置における管外流体Foの流量が増大し過ぎたり流速が増加し過ぎたりすることを抑制できる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態における熱交換器を図面に基づき説明する。この第二実施形態の熱交換器は、上述した第一実施形態と、補助流路形成部材を備える点で異なる。そのため、第一実施形態の熱交換器と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図5は、この発明の第二実施形態における熱交換器の第一管室を示す第二管台14bの上方から見た断面図である。
図5に示すように、この第二実施形態の熱交換器100Bは、いわゆるNTIW(No Tube In Window)型式のシェルアンドチューブ型熱交換器であって、外筒10と、管板20と、伝熱管30と、第一仕切壁50と、第二仕切壁160と、第一交差方向流路形成部材170a(図示せず)と、第二交差方向流路形成部材170bと、管支持板80(図示せず)と、補助流路形成部材270と、補助流れ調整部材190と、を備えている。すなわち、この熱交換器100Bは、内筒40を備えていない。
第二仕切壁160は、外筒10の内部空間(管外流体室18)を第一管室15aと第二管室15b(図示せず)とに仕切っている。第二管室15b内には、伝熱管30の入口側管部33aが配置され、第一管室15a内には、伝熱管30の出口側管部33b(図示せず)が配置されている。この実施形態における第二仕切壁160は、軸線X上に位置し、水平方向に広がる平板状に形成されている。
第二交差方向流路形成部材170bは、第一管室15a内に配置され、第一管室15a内を流れる管外流体Foの流れる向きを変える。第二交差方向流路形成部材170bは、入口側管部33aが延びている軸方向Dxに対して交差する交差方向に広がる仮想面沿って設けられている。この第二実施形態で例示する第二交差方向流路形成部材170bは、軸線Xに対して垂直な方向に広がる仮想面(図示せず)に沿って設けられている。また、第二交差方向流路形成部材170bは、軸方向Dxに間隔をあけて複数設けられている。これら第二交差方向流路形成部材170bには、入口側管部33aが挿通される第一管孔71(図示せず)が形成されている。
軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材170bは、それぞれ軸方向Dxから見て互いにずれた位置に窓部72を有している。つまり、一つの第二交差方向流路形成部材170bの窓部72を通じて軸方向Dxに流れた管外流体Foは、この第二交差方向流路形成部材170bに軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材170bの窓部72以外の部分によって偏向されて、この軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材170bの窓部72まで、軸線Xに交差する方向に流れる。つまり、これら第二交差方向流路形成部材170bは、軸線Xに交差する方向すなわち、入口側管部33aに交差する方向に管外流体Foを流す交差方向流路CPを形成している。
第一交差方向流路形成部材170aは、第二管室15b内において、第一管室15a内の第二交差方向流路形成部材170bの配置と同様に配置され、これら第一交差方向流路形成部材170aにより第二管室15b内に出口側管部33bと交差する交差方向流路CPがそれぞれ形成されている。
なお、第二交差方向流路形成部材170bと管板20との間にも第二管台14bに向けて管外流体が流れる交差方向流路CPが形成されている。
ここで、この第二実施形態において、第一管室15aでは、軸方向Dxで隣り合う第二交差方向流路形成部材170bの窓部72が、互いに軸線Xに交差する方向で反対側、言い換えれば最も遠い位置に形成されている。そして、この第二実施形態における熱交換器100Bは、軸線Xに交差する方向において、これら窓部72が配置されている位置に伝熱管30が配置されていない。なお、第二管室15bにおける伝熱管30の配置も同様である。
補助流路形成部材270は、伝熱管30を支持している。この実施形態で例示する補助流路形成部材270は、入口側管部33aを支持している。この補助流路形成部材270は、第二交差方向流路形成部材170bから離間して配置されている。この実施形態で例示する補助流路形成部材270は、第二交差方向流路形成部材170bと管板20との間の交差方向流路CP内に設置されている。なお、補助流路形成部材270は、隣り合う第二交差方向流路形成部材170bの間の交差方向流路CPや、第二交差方向流路形成部材170bと管支持板80との間の交差方向流路CPに設けても良い。
補助流路形成部材270は、第二交差方向流路形成部材170bと平行な平板状に形成されている。この実施形態においては、一つの交差方向流路CP内に、同一形状の二つの補助流路形成部材270が軸方向Dxにそれぞれ間隔をあけて設けられている。これら補助流路形成部材270には、それぞれ管挿通孔(図示せず)が形成され、これら管挿通孔に入口側管部33aが挿通されている。この第二実施形態において、二つの補助流路形成部材270の間隔は、第二管台14bの直径よりも僅かに大きくなっている場合を例示している。また、補助流路形成部材270は、軸線Xと交差する方向で、第二交差方向流路形成部材170bの窓部72の位置と重ならないように形成されている。この実施形態における第二管台14bは、軸方向Dxにおいて隣り合う補助流路形成部材270の間に配置されている。
補助流れ調整部材190は、入口側管群33Gaの少なくとも一部を覆うように配置されるとともに、軸方向Dxで交差方向流路CPの一部にのみ配置されている。より具体的には、補助流れ調整部材190は、補助流路形成部材270の間を渡るように配置されている。補助流れ調整部材190は、二つの補助流路形成部材270のうち、軸線Xに交差する方向において、補助流路形成部材270の直前に配置された第二交差方向流路形成部材170bの窓部72に近い側にのみ配置されている。この実施形態における補助流れ調整部材190は、貫通流路P3を形成する補助貫通流路形成部190aを備えている。
第二実施形態の熱交換器100Bは、上述した構成を備えている。次に、上述した熱交換器100Bの補助流れ調整部材190の作用を説明する。
管外流体Foは、第一実施形態と同様に、第一管台14a(図示せず)を介して管外流体室18に流入し、第二管室15b及び第一管室15aで管内流体Fiと熱交換した後、第二管台14bから外部に流出する。
ここで、管外流体Foは、補助流れ調整部材190が無い場合、最も下流側に配置された第二交差方向流路形成部材170bの窓部72から第二管台14bに向かって最短ルートを流れようとする。つまり、管外流体Foの流れは、二つの補助流路形成部材270の間の流路に集中してしまう。しかし、この第二実施形態では、補助流れ調整部材190が上記最短ルートに配置されることとなるため、二つの補助流路形成部材270間への管外流体Foの流入が抑制される。これにより第二交差方向流路形成部材170bと補助流路形成部材270との間に流れる管外流体Foや、第二交差方向流路形成部材170bと管板20と間に流れる管外流体Foの流量が増加する。
上述した第二実施形態によれば、NTIW型の熱交換器100Bに設けられた補助流路形成部材270の窓部72に近い側に、軸方向Dxで隣り合う補助流路形成部材270間を渡るように補助流れ調整部材190が設けられている。そのため、窓部72に近い側から伝熱管30に向けて流入する管外流体Foのうち、補助流路形成部材270の間に流入する管外流体Foの流れを補助流れ調整部材190により抑制することができる。これにより、管外流体Foが補助流路形成部材270間に集中して流入することを抑制して、管外流体Foと管内流体Fiとの熱交換を促進することができる。
さらに、第二実施形態では、外筒10の延在方向である軸方向Dxで第二管台14bと重なる位置、言い換えれば第二管台14bの直近に補助流路形成部材270が配置されている。このような補助流路形成部材270に対して、補助流れ調整部材190を設けているため、特に第二管台14bの直近に配置されている補助流路形成部材270間に窓部72から管外流体Foが集中して流入することを抑制できる。
なお、この第二実施形態の第二管台14bは、軸方向Dxにおける二つの補助流路形成部材270の間の位置に配置される場合を説明した。しかし、第二管台14bは、軸方向Dxにおける二つの補助流路形成部材270の間の流路と少なくとも一部が重なるように配置されていればよい。
また、補助流路形成部材270を管板20と第二交差方向流路形成部材170bとの間に二つ配置する場合について説明したが、二つに限られない。例えば、管板20と第二交差方向流路形成部材170bとの間に、三つ以上の補助流路形成部材270を配置するようにしても良い。
(その他変形例)
この発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
図6は、この発明の第一実施形態における第一貫通流路形成部、第二貫通流路形成部、及び、補助貫通流路形成部の第一変形例を示す平面図である。図7は、この発明の第一実施形態における第一貫通流路形成部、第二貫通流路形成部、及び、補助貫通流路形成部の第二変形例を示す平面図である。
上述した第一実施形態においては、第一貫通流路形成部91aがパンチングメタル(多孔板)によって構成される場合を一例に説明した。しかし、パンチングメタルで形成された第一貫通流路形成部に限られず、例えば、図6に示す金網で形成された第一貫通流路形成部191bや、図7に示すスチールウールで形成された第一貫通流路形成部192cであってもよい。
同様に、第一実施形態においては、パンチングメタル(多孔板)によって形成された第二貫通流路形成部92aを一例に説明した。しかし、第二貫通流路形成部92aも、例えば、図6に示す金網で形成された第二貫通流路形成部291bや、図7に示すスチールウールで形成された第二貫通流路形成部292cであってもよい。
さらに、パンチングメタルによって形成された補助貫通流路形成部190aに限られず、例えば、図6に示す金網によって形成された補助貫通流路形成部391bや、図7に示すスチールウールによって形成された補助貫通流路形成部392cであっても良い。
このように第一貫通流路形成部、第二貫通流路形成部、及び補助貫通流路形成部を、多孔板、金網及びスチールウールの少なくとも一つにより形成することで、貫通流路P1,P2,P3の流路面積を増減して、管外流体Foの流量や流速を容易に調整することができる。
第一実施形態において、流れ調整部材90に貫通流路P1,P2が形成される場合について説明したが、貫通流路P1,P2を備えていなくても良い。また、第一流れ調整部材91が軸線Xを中心とした周方向の全周に設けられている場合について説明したが、軸線Xを中心とした周方向の一部にのみ設けられていてもよい。また、第一流れ調整部材91を、例えば、第二管台14bに近い側にのみ設けるようにしても良い。
さらに、軸方向Dxで第一交差方向流路形成部材70a及び第二交差方向流路形成部材70bの一スパン分の領域に流れ調整部材90を配置する場合について説明したが、一スパンよりも小さい領域や大きい領域に配置するようにしても良い。
また、流れ調整部材90は、交差方向流路CPにおいてその軸方向Dxの一部に設けられていればよく、上述した位置以外に配置しても良い。例えば、図1に破線で示す流れ調整部材90Bのように、第一管室15a及び第二管室15bの中間部において、隣り合う第一交差方向流路形成部材70aの窓部74の縁部から軸方向Dxに延びるように配置しても良い。
さらに、この発明を伝熱管30がU字状に形成される熱交換器に適用する場合について説明したが、伝熱管は、U字状の熱交換器に限られるものではない。
また、上述した実施形態においては、第一流れ調整部材91と第二流れ調整部材92とを両方備える熱交換器100を一例にして説明したが、第一流れ調整部材91と第二流れ調整部材92との何れか一方のみを備えていても良い。
さらに、各実施形態及び変形例においては、第二仕切壁60を一枚の平板で形成する場合を例示した。しかし、第二仕切壁60は、僅かに間隔をあけて配置された複数枚の平板から構成される多重構造としても良い。このように第二仕切壁60を形成することで、第二仕切壁60の断熱性を向上できる。
さらに、上述した各実施形態では、管外流体Foを加熱する場合について説明したが、この発明の熱交換器は、管外流体Foを冷却する場合にも適用できる。この場合、高温の管外流体Foを第二管台14bから外筒10内に流入させ、第一管台14aから外筒10外へ流出させる。また、冷媒となる管内流体Fiは、出口端32から入口端31へ流せばよい。
さらに、上述した第一実施形態においては、入口ノズル16が、湾曲した吐出口形成部16Baを備える場合について説明したが、吐出口形成部16Baは、省略するようにしても良い。
また、上述した実施形態の熱交換器100,100Bは、ガスタービンの燃料ガスの温度を上げるための熱交換器として用いる場合について説明したが、ガスタービンの燃料ガス以外を管外流体として用いるものにも適用できる。
10 外筒
10a 第一端
10b 第二端
10c 内周面
11 胴部
12 第一鏡板部
12a 内側面
13 第二鏡板部
14a 第一管台
14b 第二管台
15a 第一管室
15b 第二管室
16 入口ノズル
16a 管内側入口ノズル
16Aa ノズル本体
16b 管内側出口ノズル
16Ba 吐出口形成部
17 管内流体室
17A 入口室
17B 出口室
18 管外流体室
19 曲管室
20 管板
21 管孔
25 筒内入口流路
26 筒内出口流路
30 伝熱管
31 入口端
32 出口端
33 直管部
33a 入口側管部
33b 出口側管部
33Ga 入口側管群
33Gb 出口側管群
34 曲管部
34a 最大曲管部
40 内筒
41 胴部
41a 外周面
42 鏡板部
43 空間仕切部材
50 第一仕切壁
60 第二仕切壁
61 狭幅部
62 広幅部
63 開口形成部
70a 第一交差方向流路形成部材
70b 第二交差方向流路形成部材
71 第一管孔
72 窓部
73 第二管孔
74 窓部
80 管支持板
81 管孔
90 調整部材
90B 調整部材
91 調整部材
91a 第一貫通流路形成部
92 調整部材
92a 第二貫通流路形成部
100,100B 熱交換器
160 第二仕切壁
170a 第一交差方向流路形成部材
170b 第二交差方向流路形成部材
190 調整部材
190a 補助貫通流路形成部
191 調整部材
191a 貫通流路形成部
191b,192c 第一貫通流路形成部
291b,292c 第二貫通流路形成部
270 補助流路形成部材
391b,392c 補助貫通流路形成部
CP 交差方向流路
D1 第一端側
D2 第二端側
Dx 軸方向
Fi 管内流体
Fo 管外流体
P1 貫通流路
P2 貫通流路
P3 貫通流路
S1 空間
X 軸線

Claims (9)

  1. 両端が閉じた筒状をなす外筒と、
    前記外筒の内部を、前記外筒の延在方向で管内流体室と管外流体室とに仕切る管板と、
    前記管外流体室に配置され、前記外筒の延在方向に延び、少なくとも一つの端が前記管板に固定されていると共に、前記管板に固定されている前記端が前記管内流体室に臨んでいる複数の伝熱管と、
    前記管外流体室内に配置され、前記管外流体室内の流体の流れ方向が前記外筒の延在方向に対して交差する交差方向になる交差方向流路を形成する交差方向流路形成部材と、
    複数の前記伝熱管の集まりである伝熱管群の少なくとも一部を覆うように配置された流れ調整部材と、
    を有し、
    前記流れ調整部材は、前記外筒の延在方向で前記交差方向流路内の一部にのみ配置されている熱交換器。
  2. 前記管外流体室を、前記複数の伝熱管の入口端から延びる入口側管部の集まりである入口側管群が存在する第一管室と、前記複数の伝熱管の出口端から延びる出口側管部の集まりである出口側管群が存在する第二管室と、に仕切るとともに、前記第一管室から前記第二管室へ貫通する開口が前記管板から離間した位置に形成された仕切壁と、
    前記管外流体室内に配置され、複数の前記伝熱管及び前記仕切壁を覆い、前記管板側が開口する一方で、前記管板とは反対側が閉じている内筒と、
    を備え、
    前記流れ調整部材は、前記内筒を前記管板側に延長するように配置された第一流れ調整部材を備える請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第一流れ調整部材は、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する第一貫通流路形成部を備える請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記第一貫通流路形成部は、前記外筒に設けられた管台から離間するほど、前記第一流れ調整部材の単位面積当たりの前記貫通流路の開口面積の割合が高くなるように形成されている請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記管外流体室を、前記複数の伝熱管における入口端から延びる入口側管部の集まりである入口側管群が存在する第一管室と、前記複数の伝熱管における出口端から延びる出口側管部の集まりである出口側管群が存在する第二管室と、に仕切るとともに、前記第一管室から前記第二管室へ貫通する開口が前記管板から離間した位置に形成された仕切壁を備え、
    前記流れ調整部材は、前記仕切壁の開口に配置されるとともに、前記仕切壁を前記管板から離間する方向に延長するように配置された第二流れ調整部材を備えている請求項1から3の何れか一項に記載の熱交換器。
  6. 前記第二流れ調整部材は、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する第二貫通流路形成部を備えている請求項5に記載の熱交換器。
  7. 前記交差方向流路形成部材に形成された窓部と前記交差方向で同じ位置に前記伝熱管が配置されていないNTIW(No Tube In Window)型の熱交換器であって、
    前記交差方向流路内に配置されると共に、前記交差方向に延在して、前記外筒の延在方向に間隔をあけて配置され、前記伝熱管が貫通する複数の補助流路形成部材を備え、
    前記流れ調整部材は、前記交差方向で前記補助流路形成部材の直前に配置された前記窓部に近い側に配置されるとともに、隣り合う前記補助流路形成部材の間を渡るように配置された補助流れ調整部材を備える請求項1に記載の熱交換器。
  8. 前記外筒に設けられた管台は、
    少なくともその一部が、前記外筒の延在方向で、前記補助流路形成部材の間に配置されている請求項7に記載の熱交換器。
  9. 前記補助流れ調整部材は、前記交差方向に貫通する複数の貫通流路を形成する補助貫通流路形成部を備えている請求項7又は8に記載の熱交換器。
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