JP2019065674A - 車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】中継器を用いて車両のドアを解錠することを確実に防止することができる車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】車載装置2aでは、出力部41は、送信部20が、信号の送信を要求する要求信号を無線で送信してから、第1受信部21が特定の信号を受信するまでの受信期間に、第2受信部22が特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力する。更に、出力部41は、受信期間に第2受信部22が異常信号を受信した場合、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。【選択図】図2

Description

本発明は、車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラムに関する。
車両のドアを解錠する場合に、車載装置が無線端末と無線で通信する通信システムが普及している。車両外にいる無線端末の所持者は、車両のドアを解錠する場合、例えば、ドアノブに設けられている押ボタンを押す。これにより、車両のドアの解錠指示が受け付けられる。解錠指示が受け付けられた場合、車載装置は、応答信号の送信を要求する要求信号を無線端末に無線で送信する。無線端末は、車載装置が送信した要求信号を受信した場合、応答信号を車載装置に無線で送信する。無線端末が送信した応答信号を車載装置が受信した場合、車両のドアが解錠される。
車載装置及び無線端末間の距離が長い場合、通常、車載装置が無線端末に送信した要求信号は無線端末に到達しない。このため、無線端末の所持者が車載装置、即ち、車両から離れている場合においては、無線端末を所持していない第三者が、例えば、ドアノブの押ボタンを押しても、車両のドアが解錠されることはない。
しかしながら、第三者は、ドアを解錠するために、2つの中継器を車載装置及び無線端末間に配置する可能性がある。ここで、車載装置側の中継器は、車載装置が送信した要求信号を受信した場合、受信した要求信号に応じた中継信号を無線端末側の中継器に無線で送信する。無線端末側の中継器は、中継信号を受信した場合、受信した中継信号に基づいて、車載装置が送信した要求信号を再現し、再現した要求信号を無線端末に無線で送信する。
第三者がこれらの中継器を車載装置及び無線端末間に配置した場合においては、車載装置及び無線端末の距離が長いときであっても、無線端末は、車載装置が送信した要求信号と同様の要求信号を受信し、応答信号を車載装置に送信する可能性がある。無線端末が応答信号を送信した場合、車両のドアが解錠される可能性がある。
特許文献1には、中継器を用いて車両のドアを解錠することを防止する通信システムが開示されている。特許文献1に記載の通信システムでは、車載装置は、時間の経過と共に強度が低下する要求信号を送信する。特許文献1では、車載装置及び無線端末間に配置される中継器の受信感度が悪いため、無線端末に要求信号を送信する中継器は、強度が弱い部分について、車載装置が送信した要求信号を再現することはできないとされている。
無線端末は、要求信号を受信した場合、受信した要求信号について、車載装置が送信した要求信号と同様に、強度が時間の経過と共に低下しているか否かを判定する。無線端末は、車載装置が送信した要求信号と同様に、強度が時間の経過と共に低下していないと判定した場合、中継器が用いられているとして、応答信号を送信しない。このため、車両のドアの解錠がされることはない。
国際公開第2016/031524号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載の通信システムにおいて、受信感度がよい中継器が用いられた場合、車載装置が送信した要求信号が忠実に再現されるので、車両のドアが、無線端末を所持していない第三者によって解錠される可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中継器を用いて車両のドアを解錠することを確実に防止することができる車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る車載装置は、信号の送信を要求する要求信号を無線で送信する送信部と、信号を受信する第1受信部及び第2受信部と、前記送信部が前記要求信号を送信してから、前記第1受信部が特定の信号を受信するまでの受信期間に、前記第2受信部が該特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力する出力部とを備え、該出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
本発明の一態様に係る解錠方法は、信号の送信を要求する要求信号を無線で送信するステップと、前記要求信号を送信してから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力するステップと、前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力が停止している停止状態を維持するステップとを含む。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、信号の送信を要求する要求信号の無線での送信を指示するステップと、前記要求信号が送信されてから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データの出力を指示するステップとを実行させるために用いられ、前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を指示するステップは実行されない。
なお、本発明を、このような特徴的な処理部を備える車載装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする解錠方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。また、本発明を、車載装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、車載装置を含む通信システムとして実現したりすることができる。
上記の態様によれば、中継器を用いて車両のドアを解錠することを確実に防止することができる。
実施形態1における通信システムの要部構成を示すブロック図である。 車載装置の要部構成を示すブロック図である。 第1受信部及び第2受信部が受信する信号の周波数帯域の説明図である。 解錠処理の手順を示すフローチャートである。 ドアの不正解錠の説明図である。 車載装置の作用の説明図である。 実施形態2における解錠処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3における解錠処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態4における解錠処理の手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列挙して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る車載装置は、信号の送信を要求する要求信号を無線で送信する送信部と、信号を受信する第1受信部及び第2受信部と、前記送信部が前記要求信号を送信してから、前記第1受信部が特定の信号を受信するまでの受信期間に、前記第2受信部が該特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力する出力部とを備え、該出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
(2)本発明の一態様に係る車載装置では、前記出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が一又は複数の前記異常信号を受信した場合にて、前記受信期間に前記第2受信部が受信した全ての異常信号の受信強度が所定強度未満であるとき、前記解錠指示データを出力し、前記出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が前記異常信号を受信した場合にて、該異常信号の受信強度が前記所定強度以上であるとき、前記停止状態を維持する。
(3)本発明の一態様に係る車載装置では、前記第2受信部が受信する信号の周波数帯域は、前記要求信号の周波数帯域と異なる。
(4)本発明の一態様に係る解錠方法は、信号の送信を要求する要求信号を無線で送信するステップと、前記要求信号を送信してから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力するステップと、前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力が停止している停止状態を維持するステップとを含む。
(5)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、信号の送信を要求する要求信号の無線での送信を指示するステップと、前記要求信号が送信されてから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データの出力を指示するステップとを実行させるために用いられ、前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を指示するステップは実行されない。
上記の一態様に係る車載装置、解錠方法及びコンピュータプログラムにあっては、中継器が用いられている場合、中継器は特定の信号と異なる異常信号を送信し、この異常信号が受信期間に受信される。異常信号が受信期間に受信された場合、解錠指示データは出力されず、車両のドアが解錠されることはない。結果、中継器を用いて車両のドアが解錠されることが確実に防止される。
上記の一態様に係る車載装置にあっては、受信期間に一又は複数の異常信号を受信した場合であっても、受信期間に受信した全ての異常信号の受信強度が所定強度未満であるとき、中継器によって要求信号は中継されていないとして、解錠指示データを出力する。受信期間に異常信号を受信した場合において、受信した異常信号の受信強度が所定強度以上であるとき、中継器によって要求信号が中継されているとして、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
上記の一態様に係る車載装置にあっては、周波数帯域が要求信号の周波数帯域と異なる異常信号を受信する。装置近傍に配置された中継器は、自身が送信した異常信号を受信しないように、周波数帯域が、受信した要求信号の周波数帯域とは異なる異常信号を無線で送信する。このため、異常信号の受信に係る周波数帯域から、要求信号の周波数帯域が除かれている。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る通信システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における通信システム1の要部構成を示すブロック図である。通信システム1は、車載装置2a及び無線端末3を備える。車載装置2a及び複数のドア2b,2b,・・・は車両200に搭載されている。車載装置2aは無線端末3と無線で通信する。
複数のドア2b,2b,・・・が解錠されている状態で、例えば、ドア2bのドアノブに設けられた押ボタンが押された場合、複数のドア2b,2b,・・・の施錠指示が受け付けられ、施錠指示が受け付けられたことを示す施錠受付データが車載装置2aに入力される。また、複数のドア2b,2b,・・・が施錠されている状態で、例えば、ドア2bのドアノブに設けられた押ボタンが押された場合、複数のドア2b,2b,・・・の解錠指示が受け付けられ、解錠指示が受け付けられたことを示す解錠受付データが車載装置2aに入力される。
車載装置2aは、施錠受付データ又は解錠受付データが入力された場合、応答信号の送信を要求するN(N:2以上の整数)個の要求信号を無線で順次送信する。車載装置2aは要求信号の送信元である。無線端末3は、要求信号を受信した場合、受信した要求信号の受信強度を示す応答信号を無線で送信する。無線端末3が送信した応答信号には、無線端末3の識別情報が含まれている。車載装置2aは、送信したN個の要求信号に対応するN個の応答信号を受信した場合、受信したN個の応答信号が示すN個の受信強度に基づいて、N個の応答信号の送信元、即ち、無線端末3の位置を算出する。
車載装置2aは、施錠受付データが入力された場合において、算出した位置が所定範囲内の位置であるとき、複数のドア2b,2b,・・・の施錠を指示する施錠指示データを車両200内の図示しない装置に出力する。これにより、複数のドア2b,2b,・・・は、図示しない複数のドアモータによって施錠される。所定範囲は、例えば、車両200の外側近傍の範囲である。
車載装置2aは、解錠受付データが入力された場合において、算出した位置が所定範囲内の位置であるとき、複数のドア2b,2b,・・・の解錠を指示する解錠指示データを車両200内の装置に出力する。これにより、複数のドア2b,2b,・・・は、図示しない複数のドアモータによって解錠される。
無線端末3は、例えば、電子キーである。この場合、車載装置2aが送信する要求信号の周波数帯域は、例えば、30kHz〜300kHzであり、無線端末3が送信する応答信号の周波数帯域は、例えば、30MHz〜300MHzである。
また、無線端末3はスマートフォンであってもよい。この場合、車載装置2aが行う要求信号の送信は、例えば、NFC(Near Field Communication)の通信規格に従って行われ、無線端末3が行う応答信号の送信は、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信規格に従って行われる。
図2は車載装置2aの要部構成を示すブロック図である。車載装置2aは、送信部20、第1受信部21、第2受信部22、強度検出部23、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)24、N個の送信アンテナT2,T2,・・・、第1受信アンテナR21及び第2受信アンテナR22を有する。マイコン24は、出力部40,41、入力部42,43,44,45、記憶部46及び制御部47を有する。
N個の送信アンテナT2,T2,・・・は送信部20に各別に接続されている。送信部20は、更に、マイコン24の出力部40に接続されている。第1受信アンテナR21は第1受信部21に接続されている。第1受信部21は、更に、マイコン24の入力部42に接続されている。第2受信アンテナR22は第2受信部22及び強度検出部23に接続されている。第2受信部22は、更に、マイコン24の入力部43に接続されている。強度検出部23は、更に、マイコン24の入力部44に接続されている。マイコン24内において、出力部40,41、入力部42,43,44,45、記憶部46及び制御部47はバス48に接続されている。
出力部40は、制御部47の指示に従って、応答信号の送信を要求する要求データを送信部20に出力する。送信部20は、要求データが入力された場合、N個の送信アンテナT2,T2,・・・夫々を介して、応答信号の送信を要求するN個の要求信号を無線で順次送信する。要求信号は、例えば、正弦波状の搬送波の振幅又は周波数を変調することによって生成される信号である。
前述したように、無線端末3は、要求信号を受信した場合、要求信号の受信強度を示す応答信号を無線で送信する。応答信号も、例えば、正弦波状の搬送波の振幅又は周波数を変調することによって生成される信号である。前述したように、無線端末3が送信する応答信号には、無線端末3の識別情報が含まれている。
第1受信アンテナR21には、無線で送信された信号が入力される。第1受信部21は、第1受信アンテナR21に入力された信号を受信する。第1受信部21は、無線端末3が送信した応答信号、即ち、無線端末3の識別情報を含む応答信号を受信した場合、受信した応答信号が示す要求信号の受信強度と同じ受信強度を示す第1強度データをマイコン24の入力部42に出力する。入力部42は、第1強度データが入力された場合、入力された第1強度データが示す受信強度を制御部47に通知する。第1受信部21は、無線端末3が送信した応答信号とは異なる異常信号、例えば、無線端末3の識別情報を含まない応答信号を受信した場合、入力部42にデータを出力することなく、異常信号の受信に係る処理を終了する。無線端末3が送信した応答信号は特定の信号に相当する。
第2受信アンテナR22にも、無線で送信された信号が入力される。第2受信部22は、第2受信アンテナR22に入力された信号を受信する。第2受信部22は、信号を受信した場合、信号の受信を示す受信データを、マイコン24の入力部43に出力する。
図3は、第1受信部21及び第2受信部22が受信する信号の周波数帯域の説明図である。図3には、車載装置2aの送信部20が送信する要求信号のスペクトルの包絡線(メインローブ)が示されていると共に、無線端末3が送信する応答信号のスペクトルの包絡線(メインローブ)が示されている。図3では、横軸には周波数が示されており、縦軸には強度が示されている。図3に示すように、要求信号の周波数帯域は、応答信号の周波数帯域と異なっている。第1受信部21は応答信号を受信する必要がある。このため、第1受信部21が受信する信号の周波数帯域は、応答信号の周波数帯域を含んでいる。
第2受信部22が受信する信号の周波数帯域は、要求信号の周波数帯域とは異なっており、第1受信部が受信する信号の周波数帯域を含んでいる。従って、第2受信部22は、第1受信部21が受信する信号を同様に受信する。
図2に示す強度検出部23は、第2受信アンテナR22に信号が入力された場合、入力された信号の強度、即ち、第2受信部が受信する信号の受信強度を検出する。強度検出部23は、受信強度を検出した場合、検出した受信強度を示す第2強度データを入力部44に出力する。入力部44は、第2強度データが入力された場合、入力された第2強度データが示す受信強度を制御部47に通知する。
出力部41は、制御部47の指示に従って、施錠指示データ及び解錠指示データを車両200内の装置に出力する。出力部41が施錠指示データを出力した場合、複数のドア2b,2b,・・・は施錠される。出力部41が解錠指示データを出力した場合、複数のドア2b,2b,・・・は解錠される。
入力部45に、施錠受付データ及び解錠受付データが入力される。入力部45は、施錠受付データ又は解錠受付データが入力された場合、入力されたデータを制御部47に通知する。
記憶部46は不揮発性メモリである。記憶部46には、コンピュータプログラムP2が記憶されている。制御部47は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を有する。制御部47のCPUは、コンピュータプログラムP2を実行することによって、施錠処理及び解錠処理を実行する。施錠処理は、複数のドア2b,2b,・・・を施錠する処理である。解錠処理は、複数のドア2b,2b,・・・を解錠する処理である。コンピュータプログラムP2は、制御部47のCPUに、施錠処理及び解錠処理を実行させるために用いられる。
なお、コンピュータプログラムP2は、制御部47のCPUが読み取り可能に、記憶媒体A2に記憶されていてもよい。この場合、図示しない読み出し装置によって記憶媒体A2から読み出されたコンピュータプログラムP2が記憶部46に記憶される。記憶媒体A2は、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気ディスク、磁気光ディスク又は半導体メモリ等である。光ディスクは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、又は、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等である。磁気ディスクは、例えばハードディスクである。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部装置からコンピュータプログラムP2をダウンロードし、ダウンロードしたコンピュータプログラムP2を記憶部46に記憶してもよい。
制御部47は、施錠受付データが入力部45に入力された場合、施錠処理を実行する。施錠処理では、制御部47は、要求データの出力を出力部40に指示する。これにより、出力部40は、要求データを送信部20に出力し、送信部20は、送信アンテナT2,T2,・・・を介してN個の要求信号を無線で順次送信する。前述したように、無線端末3は、要求信号を無線で受信した場合、要求信号の強度を示す応答信号を無線で送信する。第1受信部21は、応答信号を受信した場合、第1強度データを入力部42に出力する。
制御部47は、入力部42に、N個の第1強度データが入力された場合、入力されたN個の第1強度データが示すN個の受信強度に基づいて、無線端末の位置を算出する。制御部47は、算出した位置が所定範囲内の位置である場合、出力部41に施錠指示データの出力を指示する。これにより、出力部41は、施錠指示データを出力し、複数のドア2b,2b,・・・が施錠される。制御部47は、算出した位置が所定範囲内の位置ではない場合、又は、出力部41に施錠指示データの出力を指示した後、施錠処理を終了する。
図4は解錠処理の手順を示すフローチャートである。制御部47は、解錠受付データが入力部45に入力された場合、解錠処理を実行する。まず、制御部47は、出力部40に要求データの出力を指示する(ステップS1)。これにより、出力部40は、要求データを送信部20に出力し、送信部20は、送信アンテナT2,T2,・・・を介してN個の要求信号を無線で送信する。従って、出力部40に要求データの出力を指示することは、送信部20に要求信号の送信を指示することに相当する。
前述したように、無線端末3は、要求信号を無線で受信した場合、要求信号の強度を示す応答信号を無線で送信する。第1受信部21は、応答信号を受信した場合、第1強度データを入力部42に出力する。
制御部47は、ステップS1を実行した後、第2受信部22が応答信号とは異なる異常信号を受信したか否かを判定する(ステップS2)。具体的には、第2受信部22から受信データが入力部43に入力された場合において、第1受信部21から第1強度データが入力部42に入力されていないとき、制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信したと判定する。第2受信部22から受信データが入力部43に入力されていない場合、又は、第2受信部22から受信データが入力部43に入力されると共に第1受信部21から入力部42に第1強度データが入力された場合、制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していないと判定する。
なお、周波数帯域のみが要求信号とは異なる信号は、異常信号である。
制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信したと判定した場合(S2:YES)、第2受信部22が受信した異常信号について、強度検出部23が検出した受信強度が基準強度以上であるか否かを判定する(ステップS3)。基準強度は、一定であり、予め設定されている。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していないと判定した場合(S2:NO)、又は、受信強度が基準強度未満であると判定した場合(S3:NO)、ステップS1が実行されてから、少なくとも1つの第1強度データが第1受信部21から入力部42に入力されたか否かを判定する(ステップS4)。
制御部47は、第1強度データが全く入力されていないと判定した場合(S4:NO)、ステップS2を実行し、受信強度が基準強度以上である異常信号が第2受信部22によって受信されるか、又は、第1強度データが入力されるまで待機する。
制御部47は、少なくとも1つの第1強度データが入力されたと判定した場合(S4:YES)、ステップS1が実行されてから、N個の第1強度データが入力部42に入力されたか否かを判定する(ステップS5)。制御部47は、N個の第1強度データが入力されていないと判定した場合(S5:NO)、ステップS5を再び実行し、N個の第1強度データが入力されるまで待機する。
制御部47は、N個の第1強度データが入力されたと判定した場合(S5:YES)、入力されたN個の第1強度データが示すN個の受信強度に基づいて、無線端末3の位置を算出し(ステップS6)、算出した位置が所定範囲内の位置であるか否かを判定する(ステップS7)。制御部47は、算出した位置が所定範囲内の位置であると判定した場合(S7:YES)、出力部41に解錠指示データの出力を指示する(ステップS8)。これにより、出力部41は、解錠指示データを出力し、複数のドア2b,2b,・・・は解錠される。
制御部47は、受信強度が基準強度以上であると判定した場合(S3:YES)、算出した位置が所定範囲内の位置ではないと判定した場合(S7:NO)、又は、ステップS8を実行した後、解錠処理を終了する。
前述したように、制御部47は、解錠受付データが入力部45に入力された場合に解錠処理を実行する。従って、ステップS3において、受信強度が基準強度以上であると制御部47によって判定された場合においては、解錠受付データが再び入力部45に入力されない限り、第1受信部21がN個の応答信号を受信しても、出力部41が解錠指示データを出力することはない。
図5はドア2bの不正解錠の説明図である。第三者が不正にドア2bを解錠する場合、図5に示すように、信号を中継する第1中継器5a及び第2中継器5b夫々を車載装置2a及び無線端末3の近傍に配置する。複数のドア2b,2b,・・・が施錠されている場合において、第三者がドア2bを解錠するとき、例えば、ドア2bのドアノブに設けられた押ボタンを押す。これにより、車載装置2aの入力部45に解錠受付データが入力され、制御部47は解錠処理を実行し、送信部20はN個の要求信号を順次送信する。
第1中継器5aは、車載装置2aの送信部20が無線で送信した要求信号を受信する。第1中継器5aは、要求信号を受信した場合、受信した要求信号に応じた中継信号を第2中継器5bに無線で送信する。中継信号は、例えば、周波数帯域のみが、受信した要求信号と異なる信号である。中継信号の周波数帯域は、要求信号の周波数帯域とは異なると考えられる。これは、中継信号の周波数帯域の一部又は全てが要求信号の周波数帯域と重なる場合、第1中継器5aは、自身が送信した中継信号を、要求信号として受信し、中継信号を繰り返し送信するためである。
第1中継器5aが送信した中継信号は、第2中継器5bによって受信される。第2中継器5bは、中継信号を受信した場合、受信した中継信号に基づいて、車載装置2aが送信した要求信号を再現し、再現した要求信号を無線端末3に無線で送信する。無線端末3は、第2中継器5bが送信した要求信号を受信する都度、要求信号の受信強度を示す応答信号を車載装置2aに無線で送信する。これにより、ドア2bが解錠されることを第三者は期待する。
車載装置2a及び無線端末3間に第1中継器5aが配置されている場合、車載装置2aでは、第1受信部21が応答信号を受信する前に、第2受信部22が、第1中継器5aから中継信号を受信する。中継信号は、無線端末3が送信した応答信号とは異なるので、異常信号である。第1中継器5aは、車両200、即ち、車載装置2aの近傍に配置されるので、車載装置2aの第2受信部22が第1中継器5aから受信する応答信号の受信強度は基準強度以上である。
中継信号の周波数帯域は、要求信号の周波数帯域とは異なると考えられるので、第2受信部22が受信する信号の周波数帯域、即ち、異常信号の受信に係る周波数帯域から、要求信号の周波数帯域が除かれている。
図6は車載装置2aの作用の説明図である。まず、第1中継器5a及び第2中継器5bが車載装置2a及び無線端末3間に配置されていない場合における車載装置2aの作用を説明する。車載装置2aでは、入力部45に解錠受付データが入力された場合、制御部47は解錠処理を開始し、送信部20はN個の要求信号を無線で送信する。無線端末3は、要求信号を受信する都度、要求信号の受信強度を示す応答信号を無線で送信する。
車載装置2aでは、送信部20がN個の要求信号を送信してから、受信強度が基準強度以上である異常信号を第2受信部22が受信することはなく、第1受信部21が最初の応答信号を受信する。その後、第1受信部21はN個の応答信号を受信する。制御部47は、第1受信部21が受信したN個の応答信号が示すN個の受信強度に基づいて、無線端末3の位置を算出する。制御部47が算出した位置が所定範囲内の位置である場合、出力部41に解錠指示データの出力を指示する。出力部41は解錠指示データを出力し、複数のドア2b,2b,・・・が解錠される。その後、制御部47は解錠処理を終了する。
次に、第1中継器5a及び第2中継器5bが車載装置2a及び無線端末3間に配置されている場合における車載装置2aの作用を説明する。車載装置2aでは、前述したように、入力部45に解錠受付データが入力された場合、制御部47は解錠処理を開始し、送信部20はN個の要求信号を無線で順次送信する。第1中継器5aは、送信部20が送信した要求信号を受信する都度、中継信号を無線で送信する。第2受信部22は、第1受信部21が最初の応答信号を受信する前に、受信強度が基準強度以上である異常信号(中継信号)を受信し、制御部47は解錠処理を終了する。
第1中継器5aが送信した中継信号は第2中継器5bによって受信される。第2中継器5bは、中継信号を受信する都度、要求信号を無線で送信する。無線端末3は、要求信号を受信する都度、応答信号を送信する。車載装置2aの第1受信部21は、無線端末3が送信した応答信号を受信する。しかしながら、解錠処理は既に終了しており、解錠受付データが入力部45に入力されるまで解錠処理は開始されないので、第1受信部21が受信したN個の応答信号が示すN個の受信強度に無関係に、出力部41は、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。従って、複数のドア2b,2b,・・・が解錠されることはない。
以上のように、車載装置2aの制御部47は、送信部20が要求信号を送信してから、無線端末3が送信した応答信号を、第1受信部21が受信するまでの受信期間に、第2受信部22が異常信号を受信しなかった場合、出力部41に解錠指示データの出力を指示する。これにより、出力部41は解錠指示データを出力する。また、制御部47は、受信期間に第2受信部22が一又は複数の異常信号を受信した場合において、受信期間に第2受信部22が受信した全ての異常信号の受信強度が基準強度未満であるとき、出力部41に解錠指示データの出力を指示する。これにより、出力部41は解錠指示データを出力する。制御部47は、受信期間に第2受信部22が異常信号を受信した場合において、受信した異常信号の受信強度が基準強度以上であるとき、出力部41に解錠指示データの出力を指示しない。このため、出力部41は停止状態を維持する。
従って、第1中継器5aが要求信号を中継している場合、受信強度が基準強度以上である応答信号を、第2受信部22が受信するので、車両200の複数のドア2b,2b,・・・が解錠されることはない。結果、第1中継器5a及び第2中継器5bを用いて、複数のドア2b,2b,・・・が解錠されることが確実に防止される。
受信期間に第2受信部22が一又は複数の異常信号を受信した場合であっても、受信期間に第2受信部22が受信した全ての異常信号の受信強度が基準強度未満であるとき、第1中継器5aによって要求信号が中継されていないとして、出力部41は解錠指示データを出力し、複数のドア2b,2b,・・・が解錠される。第2受信部22が受信期間に異常信号を受信した場合において、第2受信部22が受信した異常信号の受信強度が基準強度以上であるとき、第1中継器5aによって要求信号が中継されているとして、出力部41は、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
(実施形態2)
図7は、実施形態2における解錠処理の手順を示すフローチャートである。
以下では、実施形態2について、実施形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施形態1と共通しているため、実施形態1と共通する構成部には実施形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施形態2における通信システム1を実施形態1における通信システム1と比較した場合、車載装置2aの制御部47が実行する解錠処理が異なる。実施形態2における解錠処理のステップS21,S22,S23〜S27夫々は、実施形態1における解錠処理のステップS1,S2,S4〜S8と同様である。このため、ステップS21〜S27の詳細な説明を省略する。
実施形態2における解錠処理では、実施形態1における解除処理のステップS3に対応するステップが省略されている。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していないと判定した場合(S22:NO)、ステップS23を実行する。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していると判定した場合(S22:YES)、解錠処理を終了する。
従って、実施形態2における車載装置2aの出力部41は、送信部20が要求信号を送信してから、無線端末3が送信した応答信号を、第1受信部21が受信するまでの受信期間に、第2受信部22が異常信号を受信した場合、受信した異常信号の受信強度に無関係に、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
実施形態2における通信システム1でも、第1中継器5aが中継信号を送信した場合、出力部41は停止状態を維持するので、第1中継器5a及び第2中継器5bを用いて、複数のドア2b,2b,・・・が解錠されることが確実に防止される。
実施形態2における解錠処理では、制御部47は、第2受信部22が受信した異常信号の受信強度が基準強度以上であるか否かを判定する必要はない。このため、車載装置2aは、強度検出部23及び入力部44を有する必要はない。
(実施形態3)
以下では、実施形態3について、実施形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施形態1と共通しているため、実施形態1と共通する構成部には実施形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施形態3における無線端末3が送信する応答信号は、要求信号の受信を示す信号であればよく、要求信号の受信強度を示す信号である必要はない。従って、第1受信部21は、無線端末3が送信した応答信号を受信した場合、第1強度データではなく、応答信号の受信を示す応答データを入力部42に出力する。
図8は、実施形態3における解錠処理の手順を示すフローチャートである。実施形態3における解錠処理のステップS31〜S33,S35夫々は、実施形態1における解錠処理のステップS1〜S3,S8と同様である。このため、ステップS31〜S33,S35の詳細な説明を省略する。
実施形態3における解錠処理では、無線端末3の位置の算出が省略されている。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していないと判定した場合(S32:NO)、又は、受信強度が基準強度未満であると判定した場合(S33:NO)、ステップS31が実行されてから、少なくとも1つの応答データが入力部42に入力されたか否かを判定する(ステップS34)。応答データが入力部42に入力されることは、第1受信部21が応答信号を受信したことに相当し、応答データが入力部42に入力されていないことは、第1受信部21が応答信号を受信していないことに相当する。
制御部47は、応答データが入力部42に全く入力されていないと判定した場合(S34:NO)、ステップS32を実行し、受信強度が基準強度以上である異常信号が第2受信部22によって受信されるか、又は、応答データが入力されるまで待機する。制御部47は、少なくとも1つの応答データが入力されたと判定した場合(S34:YES)、ステップS35が実行される。これにより、出力部41は解錠指示データを出力し、複数のドア2b,2b,・・・が解錠される。
実施形態3における施錠処理でも、無線端末3の位置の算出が省略されている。実施形態3における施錠処理では、制御部47は、要求データの出力を出力部40に指示した後、入力部42に応答データが入力されたか否かを判定する。制御部47は、入力部42に応答データが入力されたと判定した場合、出力部41に施錠指示データの出力を指示する。制御部47は、入力部42に応答データが入力されていないと判定した場合、又は、出力部41に施錠指示データの出力を指示した後、施錠処理を終了する。
実施形態3においては、送信部20が送信するN個の要求信号の伝播距離は短い。このため、無線端末3が要求信号を受信したことは、無線端末3が所定範囲、例えば、車両200の外側近傍の範囲内に位置することを意味する。従って、第1受信部21が応答信号を受信した場合、無線端末3の位置を算出することなく、出力部41は解錠指示データを出力する。
実施形態3における車載装置2aは、実施形態1における車載装置2aが奏する効果を同様に奏する。
(実施形態4)
図9は、実施形態4における解錠処理の手順を示すフローチャートである。
以下では、実施形態4について、実施形態3と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施形態3と共通しているため、実施形態3と共通する構成部には実施形態3と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施形態4における通信システム1を実施形態3における通信システム1と比較した場合、車載装置2aの制御部47が実行する解錠処理が異なる。実施形態4における解錠処理のステップS41,S42,S43,S44夫々は、実施形態3における解錠処理のステップS31,S32,S34,S35と同様である。このため、ステップS41〜S44の詳細な説明を省略する。
実施形態4における解錠処理では、実施形態3における解除処理のステップS33に対応するステップが省略されている。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していないと判定した場合(S42:NO)、ステップS43を実行する。制御部47は、第2受信部22が異常信号を受信していると判定した場合(S42:YES)、解錠処理を終了する。
従って、実施形態4における車載装置2aの出力部41は、送信部20が要求信号を送信してから、無線端末3が送信した応答信号を、第1受信部21が受信するまでの受信期間に、第2受信部22が異常信号を受信した場合、受信した異常信号の受信強度に無関係に、解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する。
実施形態4における通信システム1でも、第1中継器5aが中継信号を送信した場合、出力部41は停止状態を維持するので、第1中継器5a及び第2中継器5bを用いて、複数のドア2b,2b,・・・が解錠されることが確実に防止される。
実施形態4における解錠処理では、制御部47は、第2受信部22が受信した異常信号の受信強度が基準強度以上であるか否かを判定する必要はない。このため、車載装置2aは、強度検出部23及び入力部44を有する必要はない。
なお、実施形態1〜4において、送信アンテナT2の数は、2以上に限定されず、1であってもよい。実施形態1,3において、送信アンテナT2の数が1であっても、無線端末3の位置を算出することは可能である。送信アンテナの数が1である場合、解錠処理において、N個の第1強度データが入力されたか否かの判定は不要である。
また、第2受信部22が受信する信号の周波数帯域は、要求信号の周波数帯域を含んでいてもよい。更に、車両200に搭載されるドア2bの数は、2以上に限定されず、1であってもよい。
開示された実施形態1〜4はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム
2a 車載装置
2b ドア
20 送信部
21 第1受信部
22 第2受信部
23 強度検出部
24 マイコン
40,41 出力部
42,43,44,45 入力部
46 記憶部
47 制御部
48 バス
A2 記憶媒体
P2 コンピュータプログラム
R21 第1受信アンテナ
R22 第2受信アンテナ
T2 送信アンテナ
200 車両

Claims (5)

  1. 信号の送信を要求する要求信号を無線で送信する送信部と、
    信号を受信する第1受信部及び第2受信部と、
    前記送信部が前記要求信号を送信してから、前記第1受信部が特定の信号を受信するまでの受信期間に、前記第2受信部が該特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力する出力部と
    を備え、
    該出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を停止している停止状態を維持する
    車載装置。
  2. 前記出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が一又は複数の前記異常信号を受信した場合にて、前記受信期間に前記第2受信部が受信した全ての異常信号の受信強度が所定強度未満であるとき、前記解錠指示データを出力し、
    前記出力部は、前記受信期間に前記第2受信部が前記異常信号を受信した場合にて、該異常信号の受信強度が前記所定強度以上であるとき、前記停止状態を維持する
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記第2受信部が受信する信号の周波数帯域は、前記要求信号の周波数帯域と異なる
    請求項1又は請求項2に記載の車載装置。
  4. 信号の送信を要求する要求信号を無線で送信するステップと、
    前記要求信号を送信してから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データを出力するステップと、
    前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力が停止している停止状態を維持するステップと
    を含む解錠方法。
  5. コンピュータに、
    信号の送信を要求する要求信号の無線での送信を指示するステップと、
    前記要求信号が送信されてから、該要求信号の送信元が特定の信号を受信するまでの受信期間に、該送信元が前記特定の信号と異なる異常信号を受信しなかった場合、車両のドアの解錠を指示する解錠指示データの出力を指示するステップと
    を実行させるために用いられ、
    前記受信期間に前記送信元が前記異常信号を受信した場合、前記解錠指示データの出力を指示するステップは実行されない
    コンピュータプログラム。
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