JP2019064599A - パウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法 - Google Patents

パウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 底ガゼットシートを有しつつ底側から内容物を適切に充填可能なパウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法を提供すること。【解決手段】 前面シート11及び背面シート12と、底ガゼットシート13と、シール部309と、前面シート11、背面シート12及び底ガゼットシート13によって規定された収容部60と、を備えるパウチ容器用包材A1であって、前面シート11及び背面シート12の上端側が密閉されており、底ガゼットシート13は、前面シート11と対面する前面部131、背面シート12と対面する背面部132及び前面部131と背面部132とを繋ぐ折り返し部133を有し、背面シート12及び底ガゼットシート13の背面部132は、前面シート11及び底ガゼットシート13の前面部131よりも下方に延出し且つ収容部60に通じる底側開口部18を構成する延出部121,1321を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、パウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法に関する。
パウチ容器包装体は、たとえばスポーツドリンク等の飲料、アイスクリームやゼリー等の食品、あるいは医薬品等の内容物を包装するのに適した容器包装体として広く使用されている。特許文献1には、従来のパウチ容器包装体の製造方法の一例が開示されている。同文献に開示されたパウチ容器包装体の製造方法においては、前面シート及び背面シートを有するパウチ容器用包材が用いられる。このパウチ容器用包材は、前面シート及び背面シートの下端部同士が未接合とされており、開口している。この開口を上方に位置させた姿勢で、パウチ容器用包材に内容物が充填される。その後、前面シート及び背面シートの間に底ガゼットシートを挿入し、ヒートシール等の手法により前面シート及び背面シートと底ガゼットシートとを接合する。これにより、底ガゼットシートを有するパウチ容器に内容物が収容されたパウチ容器包装体が完成する。このような製造方法によれば、底側から内容物を充填するため、パウチ容器用包材の天側を、密閉状態とすることができる。また、このようなパウチ容器包装体は、底ガゼットシートと前面シート及び背面シートとの接合部の底端縁を載置部分として、自立可能である。
しかしながら、内容物を充填した後に、底ガゼットシートを挿入する工程においては、底ガゼットシートと前面シート及び背面シートとを位置決めする必要がある。また、内容物が、前面シートまたは背面シートの内面に付着することによるヒートシール等の接合不良が生じるおそれがある。一方、仮に、内容物の充填に先立って底ガゼットシートを前面シート及び背面シートに接合されたパウチ容器用包材を用いる場合は、底ガゼットシートと、前面シート及び背面シートのいずれかとの対向部分を未接合とし、内容物の充填口を形成する必要があるが、底ガゼットシートによって充填口の開口不良が生じ、内容物の充填が阻害されるおそれがある。
特開2015−227177号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、底ガゼットシートを有しつつ底側から内容物を適切に充填可能なパウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用包材は、前後方向に重なり合う前面シート及び背面シートと、前記前面シート及び前記背面シートの上下方向における下端寄りに位置し且つ前記前面シート及び前記背面シートに挟まれた底ガゼットシートと、前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートから選択された部分同士が接合されたシール部と、前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートによって規定された収容部と、を備えるパウチ容器用包材であって、前記前面シート及び前記背面シートの上端側が密閉されており、前記底ガゼットシートは、前記前面シートと対面する前面部、前記背面シートと対面する背面部及び前記前面部と前記背面部とを繋ぐ折り返し部を有し、前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部は、前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部よりも下方に延出し且つ前記収容部に通じる底側開口部を構成する延出部を有することを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シール部は、前記前面シート及び前記底ガゼットシートの幅方向両端部同士が接合された一対の前側サイドシール部と、前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部の幅方向両端部同士が接合された一対の後側サイドシール部と、を含み、前記前側サイドシール部と前記後側サイドシール部とは、前後方向視において互いに重なる切り欠き部をそれぞれ有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切り欠き部は、上下方向において前記折り返し部が位置する側である上側に位置する曲線部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記前面シート及び前記背面シートの上端端寄りに位置し且つ前記前面シート及び前記背面シートに挟まれた天ガゼットシートを備え、前記天ガゼットシートは、前記前面シートと対面する前面部、前記背面シートと対面する背面部及び前記前面部と前記背面部とを繋ぐ折り返し部を有し、前記背面シートの上端部及び前記天ガゼットシートの前記背面部の上端部の間、または前記前面シートの上端部及び前記天ガゼットシートの前記前面部の上端部の間に配置されたスパウトを備える。
本発明の第2の側面によって提供されるパウチ容器包装体の製造方法は、本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用包材の前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部を前後方向に離間させることにより、前記底側開口部を拡開する拡開工程と、前記底側開口部から前記収容部に内容物を充填する充填工程と、少なくとも一部が前後方向視において前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部に重なり且つ前記底側開口部を封鎖する後側底シール部を形成するシール工程と、少なくとも一部が前後方向視において前記後側底シール部と重なり且つ前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部が接合された前側底シール部と前記後側底シール部とを横断する切断線に沿って、前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートを切断する切断工程と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切断工程においては、前記一対の前側サイドシール部の前記切り欠き部及び前記一対の後側サイドシール部の前記切り欠き部を横切る前記切断線に沿って切断する。
本発明によれば、前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部には、前記延出部がそれぞれ形成されている。これらの延出部は、前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部から下方に延出している。このため、前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部に阻害されることなく、これらの延出部を保持することが可能であり、これらの延出部を容易に前後方向に離間させ、前記底側開口部を拡開することができる。したがって、前記底ガゼットシートを有しつつ底側から前記内容物を適切に充填することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示す背面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う要部拡大断面図である。 図1のV−V線に沿う要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す正面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す正面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法を示す正面図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図及び要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の製造方法によって製造されたパウチ容器包装体の一例を示す斜視図である。 図15のXVI−XVI線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第1変形例を示す要部正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第2変形例を示す要部正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第3変形例を示す要部正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第4変形例を示す要部正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
以下の説明において、上下方向の上側を「天」側、下側を「底」側と呼ぶ場合がある。また、上下方向、前後方向の語句は、構成を説明する便宜であり、パウチ容器用包材やパウチ容器包装体の姿勢が、常にその方向に拘束されるものではない。前後方向に位置する部材に「前面」または「背面」の語句を付するものがあるが、これは、説明の便宜であり、前後方向におけるそれぞれの位置が拘束されるものではない。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A1は、前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13、天ガゼットシート14、シール部30、収容部60及びスパウト70を備えている。パウチ容器用包材A1は、後述のパウチ容器包装体C1を製造するために用いられるものである。
図1は、パウチ容器用包材A1を示す正面図である。図2は、パウチ容器用包材A1を示す背面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿う要部拡大断面図である。図5は、図1のV−V線に沿う要部拡大断面図である。これらの図においては、幅方向をx方向、前後方向をy方向、上下方向をz方向として示している。図1及び図2においては、理解の便宜上、シール部30にハッチングを付しており、以降の正面図、背面図及び斜視図においても同様である。
前面シート11及び背面シート12は、y方向に重なり合っている。前面シート11及び背面シート12の形状や大きさは特に限定されず、本実施形態においては、全体として略矩形状である。図示された例においては、前面シート11は、一対の凹部115を有しており、背面シート12は、一対の凹部125を有している。一対の凹部115及び一対の凹部125は、前面シート11及び背面シート12のz方向中央付近においてx方向内方に緩やかに凹んでいる。一対の凹部115及び一対の凹部125は、y方向視において互いに一致している。
底ガゼットシート13は、前面シート11及び背面シート12の下端寄りに位置しており、前面シート11及び背面シート12に挟まれている。底ガゼットシート13は、前面部131、背面部132及び折り返し部133を有する。前面部131は、前面シート11と対面する部分である。背面部132は、背面シート12と対面する部分である。折り返し部133は、前面部131及び背面部132の上端同士を繋いでいる。底ガゼットシート13は、折り返し部133において折られた状態で、前面シート11と背面シート12との間に配置されている。図示された例においては、前面部131の下端と前面シート11の下端とが、y方向視において略一致しており、背面部132の下端と背面シート12の下端とが、y方向視において略一致している。
天ガゼットシート14は、前面シート11及び背面シート12の上端寄りに位置しており、前面シート11及び背面シート12に挟まれている。天ガゼットシート14は、前面部141、背面部142及び折り返し部143を有する。前面部141は、前面シート11と対面する部分である。背面部142は、背面シート12と対面する部分である。折り返し部143は、前面部131及び背面部132の上端同士を繋いでいる。天ガゼットシート14は、折り返し部143において折られた状態で、前面シート11と背面シート12との間に配置されている。図示された例においては、前面部141の上端と前面シート11の上端とが、y方向視において略一致しており、背面部142の上端と背面シート12の上端とが、y方向視において略一致している。
背面シート12は、延出部121を有しており、底ガゼットシート13の背面部132は、延出部1321を有している。延出部121及び延出部1321は、背面シート12及び底ガゼットシート13の前面部131よりもz方向において下方に延出している。延出部121と延出部1321との未接合部分は、後述の収容部60に通じる底側開口部18を構成している。底側開口部18は、収容部60をz方向下方に開口させるものである。
また、図示された例においては、背面シート12及び天ガゼットシート14の背面部142は、前面シート11及び天ガゼットシート14の前面部141よりもz方向における上方に延出している。なお、前面シート11及び前面部141と背面シート12及び背面部142との位置関係は特に限定されない。前面シート11及び前面部141が、背面シート12及び背面部142よりもz方向における上方に延出していてもよいし、前面シート11、前面部141、背面部142及び背面シート12の上端縁が、z方向において互いに同じ位置に設けられていてもよい。
前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13及び天ガゼットシート14は、通常、樹脂フィルムから構成される。該樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性等、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、後述のシール部30は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シートにはヒートシール性も要求される。シートとしては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にバリア層を設けることが好適である。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、及びガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、共押出しラミネーション、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーション等により行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)等)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムが例示できる。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物等を蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
スパウト70は、パウチ容器用包材A1を用いて製造されたパウチ容器包装体において、収容部60に収容された内容物を注出するためのものである。図示された例においては、スパウト70は、背面シート12と天ガゼットシート14の背面部142との間に配置されている。なお、スパウト70の配置は、特に限定されず、例えば前面シート11と天ガゼットシート14の前面部141との間に配置されていてもよい。
シール部30は、前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13、天ガゼットシート14及びスパウト70から適宜選択された部分同士が接合されたものである。シール部30を形成する手法は限定されず、収容部60を密閉状態とし得る手法であればよく、本実施形態においてはヒートシールが用いられている。図示された例においては、シール部30は、一対のサイドシール部31、前側底シール部321、一対の前側サイドシール部341、一対の後側サイドシール部342、前側天シール部331、後側天シール部332、一対の前側サイドシール部351、一対の後側サイドシール部352、一対の前側斜行シール部361及び一対の後側斜行シール部362を含む。
一対のサイドシール部31は、前面シート11及び背面シート12のx方向両端部同士が接合された部分である。前側底シール部321は、前面シート11の下端部と底ガゼットシート13の前面部131の下端部とが接合された部分である。一対の前側サイドシール部341は、前面シート11のx方向両端部と底ガゼットシート13の前面部131のx方向両端部とが接合された部分である。一対の後側サイドシール部342は、背面シート12のx方向両端部と底ガゼットシート13の背面部132のx方向両端部とが接合された部分である。なお、図1、図2及び図4に示すように、図示された例においては、底ガゼットシート13の前面部131及び背面部132の双方に、一対の接合用切り欠き部138が形成されている。接合用切り欠き部138は、x方向両端部においてx方向内方に凹むように切り欠かれた部分である。前面部131及び背面部132の一対の接合用切り欠き部138は、y方向視において互いに一致している。前面部131及び背面部132に一対の接合用切り欠き部138が形成されることにより、接合用切り欠き部138を通じて前面シート11と背面シート12とが部分的に接合されている。すなわち、前側サイドシール部341と後側サイドシール部342とが、互いに部分的に固定されている。
前側天シール部331は、前面シート11の上端部と天ガゼットシート14の前面部141の上端部とが接合された部分である。後側天シール部332は、背面シート12の上端部と天ガゼットシート14の背面部142の上端部とが接合された部分である。また、後側天シール部332のx方向中央付近においては、背面シート12及び天ガゼットシート14の背面部142とスパウト70とが接合されている。なお、スパウト70が、前面シート11と天ガゼットシート14の前面部141との間に配置されている場合、前側天シール部331のx方向中央付近において、前面シート11及び天ガゼットシート14の前面部141とスパウト70とが接合される。一対の前側サイドシール部351は、前面シート11のx方向両端部と天ガゼットシート14の前面部141のx方向両端部とが接合された部分である。一対の後側サイドシール部352は、背面シート12のx方向両端部と天ガゼットシート14の背面部142のx方向両端部とが接合された部分である。一対の前側斜行シール部361は、前面シート11と天ガゼットシート14の前面部141とが部分的に接合されたものであり、前側天シール部331と前側サイドシール部351とに繋がるようにx方向及びz方向に対して傾いた形状である。一対の後側斜行シール部362は、背面シート12と天ガゼットシート14の背面部142とが部分的に接合されたものであり、後側天シール部332と後側サイドシール部352とに繋がるようにx方向及びz方向に対して傾いた形状である。なお、図1、図2及び図5に示すように、図示された例においては、天ガゼットシート14の前面部141及び背面部142の双方に、一対の接合用切り欠き部148が形成されている。接合用切り欠き部148は、x方向両端部においてx方向内方に凹むように切り欠かれた部分である。前面部141及び背面部142の一対の接合用切り欠き部148は、y方向視において互いに一致している。前面部141及び背面部142に一対の接合用切り欠き部148が形成されることにより、接合用切り欠き部148を通じて前面シート11と背面シート12とが部分的に接合されている。すなわち、前側サイドシール部351と後側サイドシール部352とが、互いに部分的に固定されている。
また、図示された例においては、一対の前側サイドシール部341に切り欠き部3411が形成されており、一対の後側サイドシール部342に切り欠き部3421が形成されている。一対の切り欠き部3411と一対の切り欠き部3421とは、y方向視において少なくとも一方の全体が他方に一致している。すなわち、図示された例においては、切り欠き部3421は、後側サイドシール部342の上端及び下端から離間した位置に設けられており、x方向内方に凹む凹部として構成されている。一方、切り欠き部3411は、前側サイドシール部341の下端付近に設けられており、斜め下方から斜め上方に凹んだ形状である。そして、切り欠き部3411の全体が、y方向視において切り欠き部3421に一致している。また、切り欠き部3421のz方向位置は、前側サイドシール部341の下端と重なっている。また、図示された例においては、切り欠き部3411及び切り欠き部3421は、それぞれ曲線によって構成されており、曲線部3412及び曲線部3422を有する。曲線部3412は、切り欠き部3411のz方向上側部分である折り返し部133が位置する側の部分であり、曲線からなる。曲線部3422は、切り欠き部3421のz方向上側部分である折り返し部133が位置する側の部分であり、曲線からなる。なお、切り欠き部3411及び切り欠き部3421の形状は限定されず、直線からなる部分を有する形状でもよいが、曲線部3412及び切り欠き部3411を有するものが好ましい。
図1及び図2における切断線CLは、後述のパウチ容器包装体の製造方法において、切断が想定された仮想線である。図示された例においては、切断線CLは、y方向視において、前側底シール部321及び後側底シール部322に重なっており、これらを横断している。また、切断線CLは、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421を横切っている。曲線部3412及び曲線部3422は、少なくとも切断線CLよりも上側(折り返し部133が位置する側)に設けられた部分を有する。
収容部60は、内容物を収容するものであり、図示された例においては、前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13、天ガゼットシート14に囲まれた空間であり、底側開口部18に繋がる部分を除き、シール部30によって密閉されている。
次に、パウチ容器用包材A1を用いたパウチ容器包装体の製造方法について、図6〜図16を参照しつつ、以下に説明する。
[拡開工程]
図6〜図8は、本実施形態の拡開工程を示している。これらの図においては、z方向が鉛直方向に一致している。まず、図6及び図7に示すように、スパウト70(天ガゼットシート14)が鉛直方向下方に位置し、底ガゼットシート13が鉛直方向上方に位置する姿勢で、パウチ容器用包材A1を保持する。パウチ容器用包材A1の保持は、例えば一対のクランプ81によってパウチ容器用包材A1の一対のサイドシール部31を挟持することにより行う。なお、一対のクランプ81によってパウチ容器用包材A1を保持する位置は特に限定されず、z方向において前側底シール部321を避けた天ガゼットシート14側であればよく、図示された例においては、底ガゼットシート13を避けた位置において保持されている。
次いで、背面シート12の延出部121と底ガゼットシート13の背面部132の延出部1321とを互いに離間させる。離間させる手法は特に限定されず、図示された例においては、一対の吸引カップ82が用いられている。吸引カップ82は、図示しないポンプ等の吸引源に接続されており、吸引によりシート等を保持するもので、いわゆる吸盤と呼ばれるものと同義である。図7に示すように、一対の吸引カップ82を延出部121と延出部1321とに当接させ、一対の吸引カップ82の吸引を発揮させる。次いで、図8に示すように、一対の吸引カップ82をy方向に互いに離間させる。これにより、延出部121及び延出部1321がy方向に互いに離間し、底側開口部18が拡開される。
[充填工程]
図9は、本実施形態の充填工程を示している。充填工程では、拡開工程によって拡開された底側開口部18を通じて収容部60へと内容物69を充填する。内容物69の充填手法は特に限定されず、図示された例においては、ノズル83が用いられている。拡開された底側開口部18の上方からノズル83を下方に進入させる。そして、ノズル83に接続された内容物69の供給源(図示略)から内容物69を収容部60へと充填する。これにより、収容部60に所定量の内容物69が充填される。なお、図示された例においては、図4を参照して説明した通り、底ガゼットシート13に設けられた一対の接合用切り欠き部138を通じて、前面シート11と背面シート12とが接合されている。このため、図6に示すように、一対のクランプ81によってパウチ容器用包材A1のうち底ガゼットシート13を避けた位置が保持されている場合であっても、図9において前面シート11及び前面部131が、図中斜め左下に垂れ下がることを防止することができる。仮に、前面シート11及び前面部131が、図中斜め左下に過度に垂れ下がっていると、ノズル83が前面シート11と前面部131との間に誤って挿入されてしまうおそれがある。図示された例においては、接合用切り欠き部138が設けられていることにより、このような事態を回避することができる。
[シール工程]
図10〜図12は、本実施形態のシール工程を示している。シール工程では、収容部60に通じる底側開口部18を封鎖し、収容部60を密閉する。図示された例においては、背面シート12と底ガゼットシート13の背面部132との一部ずつを一対のシールバー84を用いたヒートシールによって接合する。一対の吸引カップ82は、各々にヒータ等の加熱手段を備えており、パウチ容器用包材A1に当接することにより、当接部分を加熱しシーラント層等を接合する。
一対のシールバー84は、y方向視において前側底シール部321と重なる位置に配置されている。また、一対のシールバー84は、y方向視において一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421と重なる位置に配置されており、さらに図示された例においては、一対のシールバー84は、y方向視において一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421の全体を覆っている。これにより、図12に示すように、背面シート12の一部と底ガゼットシート13の背面部132の一部とがヒートシールによって接合された後側天シール部332が形成される。図示された例においては、後側天シール部332は、y方向視において前側天シール部331と略一致している。後側天シール部332が形成されることにより、底側開口部18が封鎖され、収容部60が密閉される。
[切断工程]
図13及び図14は、本実施形態の切断工程を示している。切断工程では、内容物69が充填され、収容部60が密閉されたパウチ容器用包材A1の余剰部分を取り除くべく、パウチ容器用包材A1を切断する。図示された例においては、切断線CLに沿って前面シート11、背面シート12及び底ガゼットシート13(一対の前側サイドシール部341、一対の後側サイドシール部342、前側底シール部321及び後側底シール部322)を図14に示す一対のカッタ85によって切断する。パウチ容器用包材A1を切断する手法は特に限定されず、カッタ85は、一例である。この切断により、前面シート11、背面シート12及び底ガゼットシート13(一対の前側サイドシール部341、一対の後側サイドシール部342、前側底シール部321及び後側底シール部322)の一部ずつが取り除かれ、パウチ容器B1が得られる。この切断工程により、パウチ容器B1の前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13の前面部131及び背面部132には、底端縁119、底端縁129、底端縁1319及び底端縁1329が形成される。本実施形態においては、前面シート11及び前面部131の接合部分である前側底シール部321と、背面シート12及び背面部132の接合部分である後側底シール部322とが、一対のカッタ85によって一括して切断される。このため、前側底シール部321及び後側底シール部322の切断箇所である底端縁119、底端縁1319、底端縁1329及び底端縁129が、y方向視において互いに一致する。パウチ容器B1とパウチ容器B1に収容された内容物69とは、パウチ容器包装体C1を構成している。
図15及び図16は、パウチ容器用包材A1を用いて製造されたパウチ容器包装体C1を示している。パウチ容器B1は、パウチ容器用包材A1と同様に、前面シート11、背面シート12、底ガゼットシート13及び天ガゼットシート14と、シール部30、収容部60、スパウト70と、を備えている。
パウチ容器B1は、パウチ容器用包材A1と異なり、背面シート12は延出部121を有しておらず、底ガゼットシート13の背面部132は、延出部1321を有していない。また、パウチ容器用包材A1が、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421を横切る切断線CLに沿って切断されたことにより、パウチ容器B1の一対の前側サイドシール部341及び一対の後側サイドシール部342には、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421の折り返し部133が位置する側の部分であった一対の曲線部3412及び一対の曲線部3422が残存している。
図15及び図16に示すように、パウチ容器包装体C1は、底ガゼットシート13を鉛直方向下側に位置させ、スパウト70を鉛直方向上側に位置させた姿勢とすると、内容物69の重量によって、底ガゼットシート13が平坦な状態に広げられる。一方、一対の接合用切り欠き部138を通じて前面シート11と背面シート12とが接合されていることにより、前側底シール部321及び後側底シール部322がz方向に起立した状態となる。この前側底シール部321及び後側底シール部322を載置箇所とすることにより、パウチ容器包装体C1は、自立可能である。なお、前側底シール部321の底端縁は、底端縁119及び底端縁1319からなり、後側底シール部322の底端縁は、底端縁129及び底端縁1329からなる。これらの底端縁119、底端縁1319、底端縁129及び底端縁1329は、上述した切断工程によって形成されたことにより、y方向視において互いに一致している。パウチ容器包装体C1から内容物69を注出するには、スパウト70の蓋を除去することによりパウチ容器B1を開封し、スパウト70から内容物69を注出する。
次に、パウチ容器用包材A1及びパウチ容器包装体C1の製造方法の作用について説明する。
本実施形態によれば、図3及び図6〜図8に示すように、背面シート12及び底ガゼットシート13の背面部132には、延出部121及び延出部1321が形成されている。延出部121及び延出部1321は、前面シート11及び底ガゼットシート13の前面部131からz方向に延出している。このため、前面シート11及び底ガゼットシート13の前面部131に阻害されることなく、延出部121及び延出部1321を保持することが可能であり、延出部121及び延出部1321を容易にy方向に離間させ、底側開口部18を拡開することができる。したがって、図9に示すように、底ガゼットシート13を有しつつ底側から内容物69を適切に充填することができる。
また、図1及び図2に示すように、パウチ容器用包材A1は、一対の前側サイドシール部341及び一対の後側サイドシール部342に一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421が形成されている。一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421は、z方向上側部分(折り返し部133が位置する側の部分)に曲線部3412及び曲線部3422を有する。そして、図12〜図14に示す切断工程において、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421を横切る切断線CLに沿ってパウチ容器用包材A1を切断する。これにより、図15に示すように、パウチ容器包装体C1を構成するパウチ容器B1の一対の前側サイドシール部341及び一対の後側サイドシール部342に、曲線部3412及び曲線部3422が残存する。したがって、パウチ容器包装体C1(パウチ容器B1)の下方角部を曲線によって構成することが可能であり、使用者に痛感を与えにくいといった利点がある。
また、図14及び図16に示すように、前側底シール部321の底端縁を構成する底端縁119及び底端縁1319と、後側底シール部322の底端縁を構成する底端縁129及び底端縁1329とが、y方向視において互いに一致している。これにより、パウチ容器包装体C1を任意の載置面に自立させる際に、底端縁119、底端縁1319、底端縁1329及び底端縁129のすべてが、載置面に接する状態となりやすい。これは、パウチ容器包装体C1をより安定して自立させるのに好ましい。本実施形態とは異なり、特許文献1に開示された構成のように、内容物を充填した後に前面シート及び背面シートに底ガゼットシートを接合し、本実施形態のような切断工程を経ない場合、前面シート、背面シート及び底ガゼットシートの底端縁を、互いに一致させることは困難である。これらの底端縁が互いにずれていると、パウチ容器包装体を載置面に自立させる際に、いずれかの底端縁が載置面に十分に当接しない状態となり、パウチ容器包装体の自立が不安定となることが懸念される。本実施形態によれば、パウチ容器包装体C1をより安定して自立させることができる。
パウチ容器用包材A1が天ガゼットシート14を有することにより、パウチ容器B1の収容部60の容積を拡大することが可能である。スパウト70は、内容物69を注出する際に、内容物69の一部のみを抽出し、それ以外の内容物69を収容部60に残存させた状態で収容部60を再び密閉可能であるという利点がある。
図17〜図20は、本発明の変形例を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
<第1実施形態 第1変形例>
図17は、パウチ容器用包材A1の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器用包材A11は、一対の前側サイドシール部341及び一対の後側サイドシール部342に、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421が形成されていない点が、上述したパウチ容器用包材A1と異なっている。
本変形例によっても、底ガゼットシート13を有しつつ底側から内容物69を適切に充填することができる。また、上述した通り、パウチ容器包装体C1をより取り扱いやすくする観点からは、一対の前側サイドシール部341及び一対の後側サイドシール部342に、一対の切り欠き部3411及び一対の切り欠き部3421が形成されていることが好ましいが、内容物69を適切に充填するという観点からは、本変形例のような構成であってもよい。
<第1実施形態 第2変形例>
図18は、パウチ容器用包材A1の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器用包材A12は、パウチ容器用包材A1における前側底シール部321が設けられていない点が上述したパウチ容器用包材A1,A11と異なる。パウチ容器用包材A12を用いたパウチ容器包装体の製造方法においても、図6〜図8に示した拡開工程及び図9に示した充填工程を同様に行うことができる。また、シール工程においては、例えば図10〜図12に示したシール工程と同様の構成を行うことにより、パウチ容器用包材A1における前側底シール部321と後側底シール部322とを一括して形成することができる。
<第1実施形態 第3変形例>
図19は、パウチ容器用包材A1の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器用包材A13は、天ガゼットシート14を備えていない点が、パウチ容器用包材A1と異なっている。本変形例においては、シール部30が天シール部33を含んでいる。天シール部33は、前面シート11と背面シート12との上端部同士が接合されたものである。また、天シール部33のx方向中央部分は、前面シート11及び背面シート12とこれらに挟まれたスパウト70とが、接合されている。
このような変形例によっても、底ガゼットシート13を有しつつ底側から内容物69を適切に充填することができる。また、天ガゼットシート14を有する構成は、収容部60の容積拡大に有利であるが、収容すべき内容物69の体積やパウチ容器包装体の仕様態様等によっては、天ガゼットシート14を有さないパウチ容器用包材A13によってパウチ容器包装体を形成してもよい。
<第1実施形態 第4変形例>
図20は、パウチ容器用包材A1の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器用包材A14は、パウチ容器用包材A1等におけるスパウト70を有していない。本変形例においては、シール部30が、天シール部33及び注出シール部37を含んでいる。また、前面シート11が注出部117を有している。注出部117は、前面シート11の図中左上角部付近に2つの凹部が形成されることにより、周辺部分から相対的に突出した部分である。なお、背面シート12は、注出部117とy方向視において一致する同様の注出部を有している。天シール部33は、前面シート11及び背面シート12の上端部(x方向に沿った直線帯状部分)同士が接合された部位である。注出シール部37は、前面シート11の注出部117と背面シート12の上述した注出部との周縁部同士が接合されたものである。
このような変形例によっても、底ガゼットシート13を有しつつ底側から内容物69を適切に充填することができる。また、パウチ容器用包材A14を用いて製造したパウチ容器包装体から内容物69を注出するには、図示された切断線CL2に沿って前面シート11及び背面シート12を切断する。これにより、前面シート11(注出部117)及び背面シート12(上述の注出部)との切断箇所によって開口部が形成される。この開口部から収容部60に収容された内容物69を注出することができる。
本発明に係るパウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るパウチ容器用包材及びパウチ容器包装体の製造方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A11,A12,A13,A14:パウチ容器用包材
B1 :パウチ容器
C1 :パウチ容器包装体
11 :前面シート
12 :背面シート
13 :底ガゼットシート
14 :天ガゼットシート
18 :底側開口部
30 :シール部
31 :サイドシール部
33 :天シール部
37 :注出シール部
115 :凹部
117 :注出部
121 :延出部
125 :凹部
131 :前面部
132 :背面部
133 :折り返し部
138 :接合用切り欠き部
119,129,1319,1329:底端縁
141 :前面部
142 :背面部
143 :折り返し部
148 :接合用切り欠き部
321 :前側底シール部
322 :後側底シール部
331 :前側天シール部
332 :後側天シール部
341 :前側サイドシール部
342 :後側サイドシール部
351 :前側サイドシール部
352 :後側サイドシール部
361 :前側斜行シール部
362 :後側斜行シール部
1321 :延出部
3411,3421:切り欠き部
3412,3422:曲線部
60 :収容部
69 :内容物
70 :スパウト
81 :クランプ
82 :吸引カップ
83 :ノズル
84 :シールバー
85 :カッタ
CL,CL2:切断線

Claims (6)

  1. 前後方向に重なり合う前面シート及び背面シートと、
    前記前面シート及び前記背面シートの上下方向における下端寄りに位置し且つ前記前面シート及び前記背面シートに挟まれた底ガゼットシートと、
    前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートから選択された部分同士が接合されたシール部と、
    前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートによって規定された収容部と、を備えるパウチ容器用包材であって、
    前記前面シート及び前記背面シートの上端側が密閉されており、
    前記底ガゼットシートは、前記前面シートと対面する前面部、前記背面シートと対面する背面部及び前記前面部と前記背面部とを繋ぐ折り返し部を有し、
    前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部は、前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部よりも下方に延出し且つ前記収容部に通じる底側開口部を構成する延出部を有することを特徴とする、パウチ容器用包材。
  2. 前記シール部は、
    前記前面シート及び前記底ガゼットシートの幅方向両端部同士が接合された一対の前側サイドシール部と、
    前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部の幅方向両端部同士が接合された一対の後側サイドシール部と、を含み、
    前記前側サイドシール部と前記後側サイドシール部とは、前後方向視において互いに重なる切り欠き部をそれぞれ有する、請求項1に記載のパウチ容器用包材。
  3. 前記切り欠き部は、上下方向において前記折り返し部が位置する側である上側に位置する曲線部を有する、請求項2に記載のパウチ容器用包材。
  4. 前記前面シート及び前記背面シートの上端端寄りに位置し且つ前記前面シート及び前記背面シートに挟まれた天ガゼットシートを備え、
    前記天ガゼットシートは、前記前面シートと対面する前面部、前記背面シートと対面する背面部及び前記前面部と前記背面部とを繋ぐ折り返し部を有し、
    前記背面シートの上端部及び前記天ガゼットシートの前記背面部の上端部の間、または前記前面シートの上端部及び前記天ガゼットシートの前記前面部の上端部の間に配置されたスパウトを備える、請求項1ないし3のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の前記パウチ容器用包材の前記背面シート及び前記底ガゼットシートの前記背面部を前後方向に離間させることにより、前記底側開口部を拡開する拡開工程と、
    前記底側開口部から前記収容部に内容物を充填する充填工程と、
    少なくとも一部が前後方向視において前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部に重なり且つ前記底側開口部を封鎖する後側底シール部を形成するシール工程と、
    少なくとも一部が前後方向視において前記後側底シール部と重なり且つ前記前面シート及び前記底ガゼットシートの前記前面部が接合された前側底シール部と前記後側底シール部とを横断する切断線に沿って、前記前面シート、前記背面シート及び前記底ガゼットシートを切断する切断工程と、
    を備えることを特徴とする、パウチ容器包装体の製造方法。
  6. 前記切断工程においては、前記一対の前側サイドシール部の前記切り欠き部及び前記一対の後側サイドシール部の前記切り欠き部を横切る前記切断線に沿って切断する、請求項2または3を引用する請求項5に記載のパウチ容器包装体の製造方法。
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