JP2019060775A - 光電スイッチおよび光電スイッチシステム - Google Patents

光電スイッチおよび光電スイッチシステム Download PDF

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健太郎 山崎
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健太郎 山崎
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Abstract

【課題】光電スイッチが他の光電スイッチと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチを提供すること。【解決手段】CPU100は発光素子91の発光タイミングを制御する。判定部131は光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されているかどうかを判定する。選択部132は光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されていない場合に第一モードを選択する。選択部132は光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されている場合に第一モードを選択しない。【選択図】図7

Description

本発明は、光電スイッチや光電スイッチシステムに関し、とりわけ、光電スイッチ間での干渉光の回避方法に関する。
工場において生産される製品(ワーク)はベルトコンベイヤーなどの搬送装置によって搬送され、光電スイッチによって所定の場所に到着したことを検知される。光電スイッチは、投光素子と受光素子を有し、投光素子からの光を受光素子が受光できたかどうかに応じてワークの有無を判定する。そのため、何らかの干渉光が受光素子により受光されてしまうと、光電スイッチはワークの有無の判定を誤ってしまう。特許文献1によれば、干渉光を周期的に検知し、干渉光と重ならないタイミングで投光素子を発光させる光電スイッチが提案されている。
ところで、工場によっては多数の光電スイッチが連結して使用されることがある。そのような工場での干渉光の光源は他の光電スイッチであることが多い。特許文献2によれば、光電スイッチは自己が親機に設定されているか、子機に設定されているかを判定し、親機に設定されている光電スイッチは自己の発光タイミングを知らせる同期信号を出力し、子機に設定されている光電スイッチは親機からの同期信号に基づいて自己の発光タイミングをずらすことが提案されている。
特開平6−169248号公報 特許第3478646号公報
特許文献1では、複数の光電スイッチの連結使用が想定されていない。つまり、複数の光電スイッチが自立的に発光タイミングをずらしてゆくため、光電スイッチごとのワークの検知に関する応答速度が一定とならない。特許文献2にかかる複数の光電スイッチが連結されずに分離されて使用される場合、各光電スイッチは同期信号を取得できないため、それぞれが勝手なタイミングで発光してしまう。そのため、分離された複数の光電スイッチ間では干渉光を回避することが困難となる。したがって、光電スイッチが他の光電スイッチと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチが市場から求められている。
そこで、本発明は、光電スイッチが他の光電スイッチと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチを提供することを目的とする。
本発明は、たとえば、
光を出力する発光素子と、
前記発光素子から出力された光をワークの通過領域に投光する投光ファイバと、
前記通過領域からの光を受光する受光ファイバと、
前記受光ファイバの一端側に設けられ、前記受光ファイバの他端側から入射して前記受光ファイバを伝搬してきた光を受光する受光素子と、
前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記ワークの有無を示す情報を出力する出力部と、
前記発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
を有する光電スイッチであって、
前記制御部は、
前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されているかどうかを判定する判定部と、
前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記発光素子の発光タイミングをずらす第一モードと、
前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されていない場合に前記第一モードを選択し、前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されている場合に前記第一モードを選択しない選択部と
を有することを特徴とする光電スイッチを提供する。
さらに本発明は、
光を出力する発光素子と、
前記発光素子から出力された光をワークの通過領域に投光する投光ファイバと、
前記通過領域からの光を受光する受光ファイバと、
前記受光ファイバの一端側に設けられ、前記受光ファイバの他端側から入射して前記受光ファイバを伝搬してきた光を受光する受光素子と、
前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記ワークの有無を示す情報を出力する出力部と、
前記発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
を有する光電スイッチであって、
前記制御部は、
前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記発光素子の発光タイミングをずらすモードと、
前記発光素子の発光タイミングをずらさないモードと、
いずれかのモードの指定を受け付ける受付部と、
前記受付部を通じて前記発光タイミングをずらすモードが指定されると前記発光タイミングをずらすモードを選択し、前記発光タイミングをずらさないモードが指定されると前記発光タイミングをずらさないモードを選択する選択部と
を有することを特徴とする光電スイッチを提供する。
本発明によれば、光電スイッチが他の光電スイッチと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチが提供される。
光電スイッチを示す斜視図 連結された複数の光電スイッチを示す斜視図 光電スイッチを示す爆発図 光電スイッチを示す斜視図 カバー部材、表示器およびシールド部材の位置関係を示す斜視図 透過型の光電スイッチを示す図 隣接して配置された光電スイッチのファイバヘッドを示す図 コントローラを説明する図 複数の光電スイッチ間での発光タイミングの調整を説明する図 複数の光電スイッチ間での発光タイミングの調整を説明する図 干渉光の回避方法を示すフローチャート 干渉光の回避方法を示すフローチャート
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は光電スイッチを示す斜視図である。光電スイッチ1は略長方形の筐体を有している。ここでz軸は長手方向に対応している。x軸は短手方向に対応している。y軸は高さ方向に対応している。筐体は概ね六つの外面を有している。六つの外面は上面、底面、前面、背面、左側面および右側面を含む。図1においては上面、前面、右側面が見えている。筐体は下ケース2と上ケース3とを有している。下ケース2と上ケース3とを嵌合することで、制御基板などが収容される内部空間が形成される。上ケース3の一部は上面を形成している。上面には表示器5、モードボタン7、アクティブレシーバボタン8、調整ボタン9、スライドスイッチ10、セットボタン11、表示灯24、クランプモジュール14などが設けられている。表示器5は、OLEDなどのドットマトリクス表示器であり、閾値や受光量などを表示する。表示器5は上ケース3の外面とカバー部材4とによって挟持されて固定されている。表示器5は、上面の中心よりも、前面側にオフセットされて設けられている。調整ボタン9は、閾値を上下させたり、メニューを操作したりするためのボタンである。メニューとは、表示器5に表示され、光電スイッチ1の動作を設定するための各種の設定項目を有するメニューである。モードボタン7は、投光量などに関連した動作モードを切り替えるためのボタンである。アクティブレシーバボタン8は、光電スイッチ1から外部へ受光ファイバを通じて光を投光するための特殊なボタンである。光電スイッチ1はアクティブレシーバボタン8の押し下げを検知すると、受光ファイバを投光ファイバとして兼用し、外部から入射してくる光を受光しつつ、外部に向かって光を投光する。この光は、ワークを検出するための光ではなく、ユーザの光軸調整をアシストするための光である。なお、アシスト光を出力する発光素子は、たとえば、受光素子の中央に配置されてもよい。この場合、受光素子の受光面は発光素子の発光面よりも大きい。スライドスイッチ10は、複数ある設定パラメータのセットを選択するためのスイッチである。セットボタン11は、閾値の自動設定を開始するためのボタンである。光電スイッチ1はセットボタン11が押されたことを検知すると、受光量に応じて閾値を決定する。表示灯24は、たとえば、ワークを検知すると点灯または消灯する。クランプモジュール14は、投光ファイバと受光ファイバをクランプして保持するモジュールである。筐体の前面には投光ファイバが挿入される筒状の穴12と受光ファイバが挿入される筒状の穴13が設けられている。筐体の背面には出力ケーブルが取り付けられる。ケーブルブッシュ15は出力ケーブルを保持するためのブッシュである。
筐体の右側面にはコネクタ16aと、連結部17a、17bが設けられている。図2(A)、図2(B)は、複数の光電スイッチ1がそれぞれコネクタ16aと、連結部17a、17bによって相互に連結され、DINレール18に固定されていることを示している。DINはドイツ規格協会の略称である。図2(A)では四つの光電スイッチ1が連結されており、図2(B)では七つの光電スイッチ1a〜1gが連結されている。各光電スイッチ1の投光ファイバ22の入射端が穴12に挿入され、受光ファイバ23の出射端が穴13に挿入されている。図2(A)においては、筐体の上面を覆う開閉可能な上カバー19も示されている。なお、図2(B)が示すように、上カバー19が透光性を有している場合、上カバー19の上面には穴が設けられていなくてもよい。これは、透光性を有している上カバー19であれば、上カバー19が閉じた状態であってもユーザは表示器5の表示内容を確認できるからである。上カバー19が透光性を有していない場合、図2(A)が示すように、上カバー19の上面には穴ないしは窓が設けられてもよい。上カバー19はダストカバーとして機能する。図2(A)、(B)が示すように複数の光電スイッチ1はそれぞれ横に連結可能であるため、連設型センサとも呼ばれる。
図3は光電スイッチ1の爆発図である。上カバー19の後端側には装飾部材20が設けられてもよい。上カバー19の後端側には回動ピン19aが設けられている。回動ピン19aは、上ケース3の後端側に設けられた保持穴19bに嵌合する。これにより、上カバー19は回動可能に上ケース3に連結される。上カバー19が閉じられている状態でもユーザが表示器5に表示されている情報を確認できるようにするために、上カバー19は透明部材により形成されていてもよい。上ケース3の中央付近には、表示器5を支持するための背骨部材36が設けられている。背骨部材36の左右には四つのフリンジ47が設けられている。四つのフリンジ47は上ケース3から上方に突出した突出部であり、表示器5を短手方向(x方向)において位置決めしている。なお、四つのフリンジ47はカバー部材4の凹部と嵌合する。また、背骨部材36の左右には二つの爪部48が設けられている。爪部48はカバー部材の中央脚の内側に設けられた凹部と嵌合し、カバー部材4を上ケース3に固定する。凹部は溝であってもよいし、貫通孔であってもよい。背骨部材36を中心とする表示器搭載部の後端側には開口部25が設けられている。開口部25は信号ケーブルを上ケース3の外面から内面側に通過させるための貫通孔や切欠きである。信号ケーブルは、表示器5に電力を供給する電源線と制御信号を供給する制御線とを含む。信号ケーブルは制御基板30に接続される。ここで制御基板30は一枚の基板であってもよい。x軸方向において二枚の基板を設けると、光電スイッチ1のx軸方向の長さが長くなってしまう。そこで、本実施例では、x軸方向においては一枚の制御基板30だけが設けられている。制御基板30にはCPU(中央演算処理装置)などのコントローラ6が搭載されている。コントローラ6は閾値や受光量を表示器5に表示させる。制御基板30には、調整ボタン9、モードボタン7、アクティブレシーバボタン8、スライドスイッチ10およびセットボタン11に対応するスイッチが実装されている。これらのボタンはPOM(ポリアセタール)などの樹脂により形成されていてもよい。なお、上カバー19やカバー部材4、筐体は基本的にポリカーボネートにより形成されていてもよい。また、表示灯24の光拡散部材に光を供給するLED(発光ダイオード)も制御基板30に実装されている。制御基板30には、隣接した別の光電スイッチ1と通信したり、電力を受給したりするためのコネクタ16aが設けられている。制御基板30の前面側には素子ホルダ26が設けられ、発光素子モジュール32と受光素子モジュール33とが取り付けられる。素子ホルダ26には、穴12から挿入された投光ファイバ22用の穴と、穴13から挿入された受光ファイバ23用の穴とを有している。素子ホルダ26の前面側にクランプモジュール14が配置され、投光ファイバ22と受光ファイバ23を保持する。下ケース2の底面には、DINレール18に固定するための固定具28と、金属カバー29とが取り付けられる。金属カバー29は放熱と電磁シールドの役割を果たしてもよい。
図4(A)はカバー部材4が上ケース3に固定された状態の光電スイッチ1の斜視図である。図4(B)はカバー部材4が上ケース3に固定されていない状態の光電スイッチ1の斜視図である。ここでは、上ケース3に対して各種のボタンや表示器5が固定され、さらに、上ケース3に対して制御基板30も固定されている。表示器5と制御基板30と電気的に接続する信号ケーブル51は開口部25を通過して筐体内部に進入し、制御基板30のコネクタに接続される。制御基板30の左側面にはコネクタ16bが設けられている。光電スイッチ1のコネクタ16bは、雌型のコネクタであり、光電スイッチ1の左隣に位置している別の光電スイッチ1の雄型のコネクタ16aと嵌合して電気的に接続する。
なお、図4(A)などからわかるように、アクティブレシーバボタン8の高さは、モードボタン7や調整ボタン9の高さよりも低い。これはアクティブレシーバボタン8の誤操作を防ぐためである。また、アクティブレシーバボタン8の操作頻度は他のボタンの操作頻度よりも低いからである。
図5はカバー部材4を詳細に説明するための斜視図である。カバー部材4は二つの前脚42、二つの中央脚43、二つの後脚44を有している。カバー部材4の上面には窓部40が設けられている。ユーザは窓部40を通じて表示器5の表示面を見ることができる。窓部40は四つの枠により囲まれている。左枠41a、右枠41bは、前枠41dや後枠41cと比較して細い。これは、光電スイッチ1の短手方向における表示面積を確保するためである。後枠41cは、他の枠と比べて面積が大きい。これは、後枠41cが表示器5を制御するICなどを保護するためである。後枠41cには文字情報などが印刷されてもよい。また、後枠41cがある程度の面積を有しているため、ユーザが指で調整ボタン9を押したとしても、表示器5の表示情報が指で隠れにくい。つまり、後枠41は表示器5とボタンとの距離を十分に離すことができる。なお、前枠41での面積は小さいため、表示灯24と表示器5とを近接させることができる。これにより、ユーザによって注目される情報伝達機構を一か所に集約することができる。カバー部材4の右側面と左側面とには合計で四つの切欠き46が設けられている。四つの切欠き46は、上ケース3に設けられた四つのフリンジ47に嵌合し、カバー部材4を上ケース3に対して位置決めするとともに、固定する。二つの中央脚43の内面側にはそれぞれ凹部45が設けられている。凹部45は、上ケース3の右側面と左側面とにそれぞれ設けられた爪部48に嵌合する。表示器5の前面、底面、左側面、右側面を保護するために、シールド部材50が採用されてもよい。シールド部材50は、表示器5の前面を保護する前壁50d、表示器5の底面を保護する底部50a、表示器5の右側面を保護する右壁50b、表示器5の左側面を保護する左壁50cを有している。表示器5はシールド部材50に覆われた状態で、背骨部材36とカバー部材4とによって挟持される。シールド部材50はFPC(フレキシブルプリント回路基板)によって形成されていてもよい。
図6は透過型の光電スイッチ1における投光ファイバ22と受光ファイバ23を示している。投光ファイバ22の一端は検出光をワークwの通過領域に対して出射する。投光ファイバ22の他端は穴12に挿入され、発光素子からの光が入射する。受光ファイバ23の一端は通過領域からの検出光が入射する。受光ファイバ23の他端は穴13に挿入され、受光素子へ光を出射する。通過領域にワークwが存在しない場合、投光ファイバ22の出射端から出射された光は受光ファイバ23の入射端に入射する。通過領域にワークwが存在する場合、投光ファイバ22の出射端から出射された光はワークwによって遮光されるため、光は受光ファイバ23の入射端に入射しない。コントローラ6は受光ファイバ23に光が入射していないかどうかに応じてワークwの有無を検知する。
なお、反射型の光電スイッチ1では、投光ファイバ22から出力された光がワークwで反射し、反射光が受光ファイバ23に入射する。通過領域にワークwが存在しない場合、投光ファイバ22の出射端から出射された光は受光ファイバ23の入射端に入射しない。通過領域にワークwが存在する場合、投光ファイバ22の出射端から出射された光はワークwによって反射し、反射光が受光ファイバ23の入射端に入射する。コントローラ6は、受光ファイバ23に光が入射しているかどうかに応じてワークwの有無を検知する。なお、リフレクタを使用する反射型の光電スイッチ1であっても本発明は適用可能である。
図7は複数の投光ファイバ22a〜22cと複数の受光ファイバ23a〜23cが隣接して配置されたワークの検知環境を示している。ここでは三つの光電スイッチ1a〜1cが連結されていることが想定されている。このような環境では、ある投光ファイバの出力した光が、他の投光ファイバにとって干渉光となってしまうことがある。干渉光は一点鎖線により示されている。投光ファイバ22aの出力した光が、投光ファイバ22aとペアをなす受光ファイバ23aだけでなく、隣接した受光ファイバ23bにも入射してしまう。同様に、投光ファイバ22bの出力した光が、投光ファイバ22bとペアをなす受光ファイバ23bだけでなく、隣接した受光ファイバ23a、23cにも入射してしまう。したがって、複数の投光ファイバ22a〜22cは相互に干渉しないようなタイミングで光を出力しなければならない。
●コントローラ
図8はコントローラ6を説明するブロック図である。CPU100はメモリ110の一部であるROMに記憶されている制御プログラムにしたがって各種の機能を実現する。メモリ110はRAMやROMを含む記憶装置である。メモリ110には、たとえば、調整ボタン9により設定された閾値Thが記憶されている。
発光素子モジュール32は、検出光を発光して投光ファイバ22に入射する発光素子91と、発光素子91を駆動する駆動電流を発光素子91に供給する駆動回路93とを有している。受光素子モジュール33は、受光ファイバ23から入射した光を受光し、受光量に応じ受光信号を出力する受光素子92と、受光信号を増幅する増幅回路94とを有している。
I/O回路95は、ワークwの検出結果を示す信号DETを外部機器(例:外部表示装置やPLCなど)に出力したり、外部機器から情報を入力したりする回路である。PLCはプログラマブルコントローラの略称である。なお、I/O回路95は、上流側(右側)に接続された他の光電スイッチ1から同期信号SY1を受信し、下流側(左側)に接続された他の光電スイッチ1へ同期信号SY2を送信する。同期信号SY1は、他の光電スイッチ1の発光タイミングを知らせる信号である。同期信号SY2は、自己の発光タイミングを他の光電スイッチ1に知らせる信号である。同期信号SY1はコネクタ16aから出力される。同期信号SY2はコネクタ16bから出力される。I/O回路95はシリアル通信回路を備えており、データ信号Sdaの送受信Sdaと、クロック信号Sclkの入出力とを行う。I/O回路95は操作部90を通じてユーザ操作に応じて信号を受け付ける。操作部90は、調整ボタン9やモードボタン7などを含む。
CPU100の検知部101は、受光素子92が受光した検出光の受光量をA/Dコンバータ107を通じて取得し、駆動IC54を通じて表示器5に受光量を表示する。検知部101は、検出光の受光量と閾値Thとを比較して比較結果をI/O回路95に出力する。なお、検知部101は、発光素子91の点灯タイミングと同期して受光量を検知する。これにより、検知部101は発光素子91の点灯タイミングとは異なるタイミングで受光素子92に入射する干渉光を無視することができる。通信部102は、I/O回路95を通じて他の光電スイッチ1と通信するユニットである。通信部102は、自己に他の光電スイッチ1が連結されているかどうかを検出するために、コネクタ16a、16bを通じて他の光電スイッチ1と通信を試行してもよい。
点灯制御部103は、発光素子91の点灯タイミングを制御したり、発光素子91の点灯指示となるパルス信号を生成して駆動回路93に供給したりする。なお、点灯制御部103は、少なくとも二つの干渉回避モードを有している。第一モードは、受光素子92が出力する受光信号に基づき発光素子91の発光タイミングをずらす干渉回避モードである。つまり、第一モードでは、干渉光が受光素子92に入射すると、発光素子91の発光タイミングと干渉光の入射タイミングとがずれるように、発光素子91の発光タイミングがずらされる。第二モードは、光電スイッチ1に連結された他の光電スイッチ1から当該他の光電スイッチ1の発光タイミングを取得し、取得された当該他の光電スイッチ1の発光タイミングと自己の発光素子91の発光タイミングとが重複しないように、自己の発光素子91の発光タイミングをずらす干渉光回避モードである。判定部131は、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されているかどうかを判定するユニットである。判定部131は、通信部102が他の光電スイッチ1と通信に成功すれば、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていると判定してもよい。判定部131は、通信部102が他の光電スイッチ1と通信に成功しなければ、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていないと判定してもよい。判定部131は、操作部90を通じて他の光電スイッチ1が連結されていることを指定されていれば、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていると判定してもよい。判定部131は、操作部90を通じて他の光電スイッチ1が連結されていることを指定されていなければ、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていないと判定してもよい。なお、操作部90を通じて入力された指定信号は受付部104によって受け付けられ、判定部131に渡されてもよい。判定部131は、論理ポート105の状態に応じて、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されているかどうかを判定してもよい。論理ポート105には、たとえば、ディップスイッチやなどのスイッチ106が接続されていてもよい。ユーザはディップスイッチをオン“1”/オフ“0”することで、他の光電スイッチ1の連結の有無を指定してもよい。なお、スイッチ106は、自己のコネクタ16bと他の光電スイッチ1のコネクタ16aとが連結するとオンとなり、自己のコネクタ16bと他の光電スイッチ1のコネクタ16aとが連結されていなければオフとなるとなるスイッチであってもよい。選択部132は、判定部131の判定結果に基づき干渉回避モードを選択する。選択部132は、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていなければ第一モードを選択し、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されていれば第二モードを選択する。
受付部104は、操作部90を通じて予め干渉回避モードの指定を受け付けていてもよい。受付部104は操作部90を通じて指定された干渉回避モードを示すモード情報をメモリ110に書き込む。選択部132はモード情報をメモリ110から読み出し、モード情報にしたがって干渉回避モードを選択する。受付部104が第一モードの指定を受け付けていれば、選択部132は第一モードを選択する。受付部104が第二モードの指定を受け付けていれば、選択部132は第二モードを選択する。なお、CPU100は、ユーザが干渉回避モードを指定するためのユーザインタフェースを表示器5に表示してもよい。
●第一モード(単体モード)
図9は二つの光電スイッチ1a、1bが連結されておらず、それぞれ独立しているときの発光タイミングを示している。ここで二つの光電スイッチ1a、1bは予め親機として設定されているか、または親機としてのみ動作し、子機としては動作できない光電スイッチであると仮定されている。親機としてそれぞれ動作している光電スイッチ1a、1bは同期信号SY1を取得しないため、干渉光を監視して干渉回避を行う第一モードを選択する。光電スイッチ1aの検知部101は干渉光検知機能を有しているものとする。検知部101は検知タイミングを示すタイミング信号Rvにしたがって受光素子92が干渉光を監視する。なお、点灯制御部103は、駆動回路93に出力するパルス信号PLSaを検知部101に出力し、検知部101はパルス信号PLSaに同期してタイミング信号Rvを生成する。一方、光電スイッチ1bの点灯制御部103は自己の発光タイミングに応じてパルス信号PLSbを生成して駆動回路93に出力する。ここで、一点鎖線の楕円により囲まれた部分で光電スイッチ1aの検知部101は、光電スイッチ1bの検出光を干渉光として検知する。検知部101は干渉光を検知したことを示す検知信号を点灯制御部103に出力する。点灯制御部103は、干渉光の検知信号を受信すると、自己の発光タイミングがΔだけずれるようにパルス信号PLSaを生成する。これにより、相互に連結されていない光電スイッチ1aと光電スイッチ1bとが干渉しにくくなる。
●第二モード(連結モード)
図10は三つの光電スイッチ1a、1b、1cが連結されているときのそれぞれの発光タイミングを示す同期信号SY2a、SY2b、SY2cを示している。ここでは光電スイッチ1aは親機として動作する光電スイッチである。光電スイッチ1b、1cは子機として動作する光電スイッチである。光電スイッチ1aは予め親機として設定されているか、または親機としてのみ動作し、子機としては動作できない光電スイッチである。光電スイッチ1b、1cは予め子機として設定されているか、または子機としてのみ動作し、親機としては動作できない光電スイッチである。第二モードでは親機として動作している光電スイッチ1aは第一モードを選択せずに、干渉回避を行わないモードで動作する。さらに、第二モードでは子機である光電スイッチ1bが親機である光電スイッチ1aから同期信号SY1を取得できる。また、子機である光電スイッチ1cは他の光電スイッチ1bから同期信号SY1を取得できる。光電スイッチ1bは光電スイッチ1aの発光タイミングを知らせる同期信号SY1に基づき干渉回避を行う。光電スイッチ1cは光電スイッチ1bの発光タイミングを知らせる同期信号SY1に基づき干渉回避を行う。ここでは、光電スイッチ1aの左に光電スイッチ1bが連結されており、光電スイッチ1bの左に光電スイッチ1cが連結されているものとする。光電スイッチ1aはコネクタ16bを通じて同期信号SY2aを出力し、光電スイッチ1bはコネクタ16aを通じて同期信号SY2aを同期信号SY1bとして受信する。光電スイッチ1bは同期信号SY1bに対して自己の発光タイミングをΔだけ遅延させ、コネクタ16bを通じて同期信号SY2bを出力する。光電スイッチ1cはコネクタ16aを通じて同期信号SY2bを同期信号SY1cとして受信する。光電スイッチ1cは同期信号SY1cに対して自己の発光タイミングをΔだけ遅延させる。ここでは、同期信号と発光素子91を駆動するパルス信号とが一致しているものと仮定されているが、両者は同期していればよく、両者の周期は異なっていてもよい。
●フローチャート
図11は光電スイッチ1aの干渉光の回避方法を示すフローチャートである。
・S1でCPU100の判定部131は親機である光電スイッチ1aに子機である他の光電スイッチ1bが連結されているかどうかを判定する。たとえば、判定部131は、通信部102を通じて他の光電スイッチ1bとの通信を試行し、通信に成功したか失敗したかに応じて他の光電スイッチ1bとの連結の有無を判定してもよい。なお、他の連結判定方法はすでに説明された通りである。光電スイッチ1aに他の光電スイッチ1bが連結されていれば、CPU100はS2に進む。光電スイッチ1aに他の光電スイッチ1bが連結されていなければ、CPU100はS3に進む。
・S2でCPU100の選択部132は第二モードを選択し、S4に進む。第二モードは光電スイッチ1aが干渉光の監視に基づく干渉回避を実行しないモードである。子機である光電スイッチ1b、1cは自己の上流側に位置する光電スイッチ1a、1bが出力する同期信号に基づいて自己の発光タイミングを決定することで、光電スイッチ1a〜1c間の干渉回避を実行する。なお、光電スイッチ1aは任意に自己の発光タイミングを決定できる。
・S3でCPU100の選択部132は第一モードを選択し、S4に進む。第一モードは光電スイッチ1aが単独で動作しており、干渉光の監視に基づく干渉回避を実行するモードである。
・S4でCPU100の点灯制御部103は、選択部132により選択された干渉回避モードにしたがって発光素子91を点灯制御する。
図12は光電スイッチ1aについての他の干渉光の回避方法を示すフローチャートである。なお、図12において図11と共通するステップには同一の参照符号が付与されている。
・S11でCPU100の選択部132はメモリ110からモード情報を取得する。
・S12でCPU100の選択部132はモード情報に基づき、干渉回避モードを選択する。たとえば、選択部132は、モード情報に基づき第二モードが指定されているかどうかを判定してもよい。第二モードが指定されていればCPU100はS2に進む。一方で、第一モードが指定されていればCPU100はS3に進む。S2ないしS4は図11に関連して説明した通りである。このように図12によれば、光電スイッチ1aは子機が連結されているかどうかとは無関係に、干渉光の監視に基づく干渉回避を実行するモードと、干渉光の監視に基づく干渉回避を実行しないモードとのいずれかを指定される。
<まとめ>
図1などを用いて説明したように光電スイッチ1は略直方体形状の筐体を有している。つまり、筐体は細長い。表示器5は筐体の外面であって第一面に取り付けられる表示部の一例である。従来は表示器が光電スイッチの筐体内部に収容されていたため、筐体の外面から表示器までに距離があり、表示情報が見にくかった。本実施例では、表示器5は筐体の外面に取り付けられているため、光電スイッチ1の外縁から表示器5までの距離が短くなり、表示器5の表示情報が見やすくなる。発光素子モジュール32と穴12などは第一面の隣に位置する第二面の近くに設けられる投光部の一例である。受光素子モジュール33と穴13は第一面の隣に位置する第二面の近くに設けられる受光部の一例である。調整ボタン9などは第一面または表示部上に設けられ、ユーザ操作を受け付ける受付部の一例である。コントローラ6は受付部を通じて調整された閾値と、受光部により受光された光の量を示す信号値とを表示部に表示させる表示制御部の一例である。制御基板30は記筐体の内部に収容され、表示制御部が実装また接続される制御基板(第一基板)の一例である。信号ケーブル51は制御基板30と表示器5とを接続する信号ケーブルの一例である。表示器5は、信号ケーブル51と接続される接続部を有している。表示器5の接続部は、筐体の長手方向において、表示領域と信号ケーブル51との間に配置されていてもよい。表示器5は、二つの短辺と二つの長辺とを有し、二つの短辺のうち一方の短辺の側に信号ケーブル51が接続されていてもよい。これにより、光電スイッチ1における表示器5に関して十分な表示面積を確保可能な信号ケーブル51の接続構造が提供される。シールド部材50は表示器5の側面の少なくとも一部に設けられたシールド部材の一例である。カバー部材4は、表示器5の側面との間でシールド部材50を挟み込み、少なくとも表示器5の側面の少なくとも一部をカバーするカバー部材の一例である。このようにシールド部材50も表示器5を衝撃から保護する役割を有している。
図6が示すように、投光ファイバ22は発光素子91ら出力された光(検出光)をワークwの通過領域に投光するファイバモジュールである。受光ファイバ23は通過領域からの光を受光するファイバモジュールである。受光素子92は受光ファイバ23の一端側に設けられ、受光ファイバ23の他端側から入射して受光ファイバ23を伝搬してきた光を受光する。コントローラ6や表示灯24、I/O回路95は、受光素子92が出力する受光信号に基づきワークwの有無を示す情報を出力する出力部の一例である。
CPU100(点灯制御部103)は発光素子91の発光タイミングを制御する制御部の一例である。親機として機能する光電スイッチ1a(第1の光電スイッチ)の判定部131は自己に対して他の光電スイッチ1b(子機)が連結されているかどうかを判定する。選択部132は親機に対して子機が連結されていない場合に、他の親機との間で干渉する可能性があるため、第一モードを選択する。親機の選択部132は自己に対して子機が連結されている場合に第一モードを選択しない。たとえば、親機の選択部132は自己に対して子機が連結されている場合に親機の発光タイミングをずらさない第二モードを選択してもよい。つまり、親機は自由に発光タイミングを決定してもよい。これにより、光電スイッチ1aが他の光電スイッチ1bと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチ1aが提供される。
親機や子機として動作する光電スイッチ1は予め固定されていてもよいし、切り替え可能であってもよい。後者の場合、光電スイッチ1b、1cは、自己に親機が接続されていない場合に、自己を親機に設定してもよい。また、光電スイッチ1b、1cは、自己に親機が接続されている場合に、自己を子機に設定する。子機として機能する光電スイッチ1b、1c(第2の光電スイッチ)の選択部132は上流側の光電スイッチ1a、1bから出力される同期信号に基づき自己の発光タイミングを決定する。このように、光電スイッチ1aが他の光電スイッチ1bと連結されているのか、連結されていないのかに応じて、干渉光の回避方法を変えることができる光電スイッチ1aが提供される。
光電スイッチ1は、他の光電スイッチ1と電気的に接続するコネクタ16a、16bをさらに有していてもよい。判定部131はコネクタ16a、16bを通じて取得された信号に基づき光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されているかどうかを判定するように構成されていてもよい。判定部131はコネクタ16aに他の光電スイッチ1が連結されていれば、自機を子機に設定してもよい。また、判定部131は、コネクタ16aに他の光電スイッチ1が連結されていなければ、自機を親機に設定してもよい。
CPU100は論理ポート105を有していてもよい。判定部131は論理ポート105がハイレベルに設定されているか、ローレベルに設定されているかに基づき、光電スイッチ1に対して他の光電スイッチ1が連結されているかどうかを判定するように構成されていてもよい。
CPU100は、第一モードと第二モードとのいずれかの指定を受け付ける受付部104と、受付部104を通じて第一モードが指定されると第一モードを選択し、第二モードが指定されると第二モードを選択する選択部132とを有していてもよい。第一モードと第二モードとのいずれかの指定を受け付ける受付部はユーザによって操作される操作部90であってもよい。受付部は点灯制御部103の論理ポート105であってもよい。選択部132は論理ポート105がハイレベルに設定されていれば第一モードを選択し、ローレベルに設定されていれば第二モードを選択するように構成されていてもよい。なお、親機の受付部は、発光タイミングをずらすモードと、発光タイミングをずらさないモード(第二モード)とのいずれかの指定を受け付けてもよい。選択部132は、受付部を通じて発光タイミングをずらすモードが指定されると発光タイミングをずらすモードを選択し、発光タイミングをずらさないモードが指定されると発光タイミングをずらさないモードを選択する。
それぞれ連結されてない複数の光電スイッチ1a、1bが光電スイッチシステムを形成していてもよい。この場合、複数の光電スイッチ1a、1bはそれぞれ独立して親機として動作しているため、第一モードを選択する。一方で、それぞれ連結された複数の光電スイッチ1a、1b、1cが光電スイッチシステムを形成していてもよい。この場合は、複数の光電スイッチ1aは親機として動作し、光電スイッチ1b、1cが子機として動作する。親機は、発光タイミングをずらさないモードを選択する。子機は親機(または上流側の子機)の発光タイミングを示す信号に応じて自己の発光タイミングを決定することで、親機の発光タイミングと子機の発光タイミングとが重複しないようになる。
点灯制御部103は、発光素子91の発光タイミングを遅延させることで発光素子91の発光タイミングをずらすことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の光電スイッチ1。

Claims (9)

  1. 光を出力する発光素子と、
    前記発光素子から出力された光をワークの通過領域に投光する投光ファイバと、
    前記通過領域からの光を受光する受光ファイバと、
    前記受光ファイバの一端側に設けられ、前記受光ファイバの他端側から入射して前記受光ファイバを伝搬してきた光を受光する受光素子と、
    前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記ワークの有無を示す情報を出力する出力部と、
    前記発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
    を有する光電スイッチであって、
    前記制御部は、
    前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されているかどうかを判定する判定部と、
    前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記発光素子の発光タイミングをずらす第一モードと、
    前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されていない場合に前記第一モードを選択し、前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されている場合に前記第一モードを選択しない選択部と
    を有することを特徴とする光電スイッチ。
  2. 前記制御部は、前記光電スイッチに連結された他の光電スイッチへ前記光電スイッチの発光タイミングを出力し、前記発光素子の発光タイミングと前記他の光電スイッチの発光タイミングとが重複しないように、前記他の光電スイッチの発光タイミングをずらすための信号を出力する第二モードをさらに有し、
    前記選択部は、前記光電スイッチに対して前記他の光電スイッチが連結されている場合に、前記第二モードを選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光電スイッチ。
  3. 他の光電スイッチと電気的に接続するコネクタをさらに有し、
    前記判定部は前記コネクタを通じて取得された信号に基づき前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されているかどうかを判定するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光電スイッチ。
  4. 前記制御部は論理ポートを有し、
    前記判定部は前記論理ポートがハイレベルに設定されているか、ローレベルに設定されているかに基づき、前記光電スイッチに対して他の光電スイッチが連結されているかどうかを判定するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光電スイッチ。
  5. 光を出力する発光素子と、
    前記発光素子から出力された光をワークの通過領域に投光する投光ファイバと、
    前記通過領域からの光を受光する受光ファイバと、
    前記受光ファイバの一端側に設けられ、前記受光ファイバの他端側から入射して前記受光ファイバを伝搬してきた光を受光する受光素子と、
    前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記ワークの有無を示す情報を出力する出力部と、
    前記発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
    を有する光電スイッチであって、
    前記制御部は、
    前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記発光素子の発光タイミングをずらすモードと、
    前記発光素子の発光タイミングをずらさないモードと、
    いずれかのモードの指定を受け付ける受付部と、
    前記受付部を通じて前記発光タイミングをずらすモードが指定されると前記発光タイミングをずらすモードを選択し、前記発光タイミングをずらさないモードが指定されると前記発光タイミングをずらさないモードを選択する選択部と
    を有することを特徴とする光電スイッチ。
  6. 前記受付部はユーザによって操作される操作部であることを特徴とする請求項5に記載の光電スイッチ。
  7. 前記受付部は前記制御部の論理ポートであることを特徴とする請求項5に記載の光電スイッチ。
  8. 前記制御部は、前記発光素子の発光タイミングを遅延させることで前記発光素子の発光タイミングをずらすことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の光電スイッチ。
  9. 第1の光電スイッチと第2の光電スイッチとを有する光電スイッチシステムであって、
    前記第1の光電スイッチと前記第2の光電スイッチはそれぞれ、
    光を出力する発光素子と、
    前記発光素子から出力された光をワークの通過領域に投光する投光ファイバと、
    前記通過領域からの光を受光する受光ファイバと、
    前記受光ファイバの一端側に設けられ、前記受光ファイバの他端側から入射して前記受光ファイバを伝搬してきた光を受光する受光素子と、
    前記受光素子が出力する受光信号に基づき前記ワークの有無を示す情報を出力する出力部と、
    前記発光素子の発光タイミングを制御する制御部と、
    を有し、
    前記第1の光電スイッチの前記制御部は、
    前記第1の光電スイッチに対して前記第2の光電スイッチが連結されているかどうかを判定する判定部と、
    前記第1の光電スイッチの受光素子が出力する受光信号に基づき前記第1の光電スイッチの前記発光素子の発光タイミングをずらすモードと、
    前記第1の光電スイッチに対して前記第2の光電スイッチが連結されていない場合に前記モードを選択し、前記第1の光電スイッチに対して前記第2の光電スイッチが連結されている場合に前記モードを選択しない選択部と
    を有することを特徴とする連設型の光電スイッチシステム。
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