JP2019060584A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】風量を切り替えても切タイマーの設定解除を防止することを目的とする。【解決手段】所定時間の入力を受け付ける時間入力部8と、送風部における停止を含む動作モードを循環的に切り替える切替部10と、切り替えの入力を受け付ける切替受付部7と、切替部10による動作モードの切り替え時において切り替えられた動作モードが停止を含む場合であっても切タイマー設定部11で設定された時間を維持する制御部9と、切替部10による停止から当該停止とは異なる動作モードへ移行するまでの時間である経過時間を計測する計測部16と、を備えた空気清浄機において、制御部9は、計測部16が計測した経過時間が所定時間を超えた場合には切タイマー設定部11による送風部の停止を解除するものである。【選択図】図3

Description

本発明は、空気清浄機に関するものである。
従来、一つのスイッチで停止と複数の動作モードを順次移行させる空気清浄機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−41546号公報
このような従来の空気清浄機においては、一つのスイッチで動作モードを切り替える際に、運転の停止が含まれる場合がある。しかしながら、運転を所定の時間で停止する切タイマーの設定中に動作モードを切り替えた際であって、切り替えられた動作モードに運転の停止が含まれる場合、切タイマーの設定も解除されてしまうという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、動作モードを切り替える際の切タイマーの設定の解除を防止することができる空気清浄機を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る空気清浄機は、筐体と、前記筐体外の外気を前記筐体内に取り入れる吸込口と、前記筐体内に取り入れた前記外気を前記筐体外へ吹き出す吹出口と、前記吸込口から前記吹出口へ前記外気を導く送風部と、前記筐体内に取り入れた前記外気を清浄する清浄部と、所定時間後に前記送風部を停止させる切タイマー設定部と、前記所定時間の入力を受け付ける時間入力部と、前記送風部における停止を含む動作モードを循環的に切り替える切替部と、前記切り替えの入力を受け付ける切替受付部と、を備え、前記切替部による前記動作モードの切り替え時において切り替えられた動作モードが停止を含む場合であっても前記切タイマー設定部で設定された時間を維持する制御部と、を備えるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、動作モードを切り替える際の切タイマーの設定の解除を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気清浄機を示す斜視図。 空気清浄機の側断面構成図。 空気清浄機の制御動作を示す機能ブロック図。 空気清浄機の制御動作を示すフローチャート。 空気清浄機の制御動作の一例を示すタイミングチャート。 空気清浄機の制御動作の別例を示すタイミングチャート。
本発明に係る空気清浄機は、筐体と、前記筐体外の外気を前記筐体内に取り入れる吸込口と、前記筐体内に取り入れた前記外気を前記筐体外へ吹き出す吹出口と、前記吸込口から前記吹出口へ前記外気を導く送風部と、前記筐体内に取り入れた前記外気を清浄する清浄部と、所定時間後に前記送風部を停止させる切タイマー設定部と、前記所定時間の入力を受け付ける時間入力部と、前記送風部における停止を含む動作モードを循環的に切り替える切替部と、前記切り替えの入力を受け付ける切替受付部と、を備え、前記切替部による前記動作モードの切り替え時において切り替えられた動作モードが停止を含む場合であっても前記切タイマー設定部で設定された時間を維持する制御部と、を備えるものである。
この構成では、制御部は、動作モードの切り替えの途中に動作モードとして停止が含まれている場合、切タイマー設定部で設定された時間を維持する。これにより、動作モードを切り替える際に停止が含まれた場合であっても、切タイマーの設定が解除されてしまうという、使用者の意図せぬ動作停止を防止することができる。
また、前記切替部による停止から当該停止とは異なる動作モードへ移行するまでの時間である経過時間を計測する計測部を備え、前記制御部は、前記計測部が計測した前記経過時間が所定時間を超えた場合には前記切タイマー設定部による前記送風部の停止を解除するものである。
この構成では、計測部は切替部による停止から動作モードへ移行するまでの経過時間を計測する。そして制御部は、この経過時間が所定時間を超えた場合には切タイマー設定部による送風部の停止、つまりタイマー停止を解除する。これにより、例えば所定時間を十分長く設定することで、制御部は、使用者の切替部による切替が連続的なものか、または連続的では無いものなのかを判定できる。そして、例えば連続的ではない切替の場合には、制御部が切タイマーの設定を解除することができるため、使用者が新たに切タイマーの設定を解除する必要がない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。
(実施の形態1)
図1、2に示すように、本実施の形態に係る空気清浄機は、筺体1に吸込口2と、吹出口3を設け、吸込口2と、吹出口3とを連通する通風路4を有している。
筺体1は、空気清浄機の内部と外部とを区切る外郭として機能し、主にプラスチック樹脂によって構成されている。
吸込口2は、筺体1の前面下部に設けられ、筺体1内に空気を取り入れる開口である。
吹出口3は、筺体1内に取り入れられた空気を吹き出す開口として、筺体1の上部に設けられている。
この筺体1の内部には、送風部5と、清浄部6が設けられている。
送風部5は、吸込口2から吹出口3に空気を導くための気流を発生させる。例えば、空気清浄機では、清浄部6による圧損が大きく、また風路が複雑であるため、送風部5として、十分な風圧を確保できるシロッコファンが好適である。
清浄部6は、例えば、一定の厚みを有する繊維やスポンジ状の素材からなり、内部に無数の孔を備えることで当該内部を空気が通過することができるフィルタである。そして清浄部6は、無数の孔に吸込口2から吸い込んだ空気を通過させることで、当該空気をろ過する。
また、筺体1の前面もしくは上面には、使用者による、送風部5に対する動作の切り替えの入力を受け付ける切替受付部7が設けられている。
また、筺体1の前面もしくは上面には、使用者による、送風部5に対する動作の停止時間の入力を受け付ける時間入力部8が設けられている。
筐体1の内部であって切替受付部7及び時間入力部8の近傍には、例えば使用者による切替受付部7及び時間入力部8への入力に基づいて、送風部5の動作を切り替える制御部9が設けられている。
制御部9は、マイクロコンピュータにて構成される。つまり、制御部9の内部には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び送風部5等の各駆動部に対応するドライバが内部バスを介して接続されている。CPUは、例えばRAMを作業領域として利用し、ROMに記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいてデータや命令を授受することにより各駆動部の動作を制御するが、詳しくは後述する。
続いて、図3を用いて制御部9による空気清浄機の制御について説明する。なお、図3は、実施の形態1に係る空気清浄機の制御動作を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、制御部9は、切替部10と切タイマー設定部11と計測部16と切タイマー解除部12、とを備える。
切替部10は、切替受付部7からの入力に基づいて、送風部5の停止を含む動作モードを循環的に切り替える。切替部10には、送風部5の動作ステップとして停止以外に任意モード13が記憶されている。任意モード13は、少なくとも2つ以上の風量を有しており、一例として、風量が小さい方から任意モード13aである『弱』、任意モード13bである『中』、任意モード13cである『強』など、使用者自らの意思で風量を決定できるように複数種類の風量が選択可能に設けられている。そして「循環的に切り替える」とは、使用者の切替受付部7に対する入力に対して、動作モードを例えば『弱』→『中』→『強』→『停止』→『弱』というように繰り返して切り替えることを意味する。
切タイマー設定部11は、時間入力部8からの入力に基づいて設定された所定時間14a経過後に送風部5を停止させる。ここで、所定時間14aは、一例として、『2時間』、『4時間』、『6時間』など、使用者自らの意思で送風部5の停止までの時間を決定できるように数種類の時間を設定してもよい。
計測部16は、送風部5の停止から当該停止とは異なる任意モード13へ移行するまでの時間である経過時間15を計測する。例えば、『強』から『停止』を介して『弱』までの動作モードの切り替えを2秒で行なった場合で、『停止』から『弱』までの切り替え時間が1秒であれば、計測部16の計測値は1秒となる。また、『強』から『停止』を介して『弱』までの動作モードの切り替えを10分1秒で行なった場合で、例えば『強』から『停止』までが1秒、『停止』から『弱』までが10分であれば、計測部16の計測値は10分となる。
切タイマー解除部12は、計測部16が計測した経過時間15が所定時間14bを超えた場合には切タイマー設定部11による送風部5の停止を解除する。ここで、所定時間14bは、一例として、5秒である。所定時間14bとは、使用者が動作モードを循環的に切り替える際の、連続的な切り替え時間(例えば1つの切り替えに1秒)よりも長い時間を設定する。そして、上記例で示すと、計測部16が測定した値、すなわち経過時間15が2秒であれば、所定時間14bの5秒以下と判断でき、すなわち使用者は、停止から弱までを連続して切り替えたと判断できる。この場合には、切タイマー設定部11は、送風部の停止を解除しない。つまり、停止を含んで循環的に動作モードを変更されたときには、これらは連続した切り替えと判断できるため、切タイマーの設定が解除されてしまうという、使用者の意図せぬ停止(切タイマーの解除)を防止することができる。
また、計測部16が測定した経過時間15が10分であれば、所定時間14bの5秒より大きい(超えた)と判断でき、すなわち使用者が停止から弱までを連続せずに切り替えたと判断できる。つまり、一端停止され、この状態で十分な時間が経過した後の動作であるため、使用者は切タイマーの設定は無いものとして動作させている可能性が高く、切タイマー解除部12は、あらかじめ切タイマーによる停止を解除するのである。
上記構成における、空気清浄機の制御動作を図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図中のSはステップを意味する。
まず、使用者は、切替受付部7への入力によって風量の切り替えを行う。具体的には、例えば使用者が切替受付部7のボタンを押すごとに、切替部10は、運転モードの設定を弱、中、強、停止、と繰り返す。
切替部10が運転モードの設定を切り替えると、制御部9は、送風部5を構成するモーターの回転数を制御することで、風量を切り替える。そして、切替部10が、運転の停止すなわち送風部5を停止に切り替えると、計測部16は、経過時間15のカウントを開始する(S101Yes→S102)。
続いて、切替部10が、停止とは異なる他の運転モード、つまりここでは運転モードを弱に切り替えた場合、計測部16は、停止から運転モード(弱)に変わるまでの経過時間を記憶する(S103Yes→S104)。
切タイマー解除部12は、経過時間15が所定時間14b以下の場合には、使用者による切替受付部7への入力によって切替部10が送風部5の停止から任意モード13に切り替えても切タイマー設定部11の状態を維持する。つまり、切タイマーの設定をそのまま継続する(S105Yes→S106)。
以後、計測部16による停止の判定に戻る(S106→S101)。
一方、切タイマー解除部12は、経過時間15が所定時間14bを超えた場合には、切タイマー設定部11で設定されている切タイマー設定を解除する(S105No→S107)。
上記フローチャートで説明した空気清浄機の制御動作の一例を図5および図6のタイミングチャートに示す。
図5は、切タイマーの設定をそのまま継続する場合である。切替受付部7への入力に基づいて、送風部5は、任意モード13a(弱)、任意モード13b(中)、任意モード13c(強)、停止と順に切り替える。切替部10による動作モードが停止になると、計測部16が経過時間15の計測を開始する。そして、切替部10が、停止とは異なる他の運転モード、つまりここでは運転モードを弱に切り替えた際に、計測部16は、経過時間15の計測を停止する。そして切タイマー解除部12は、経過時間15が所定時間14b以下であれば、切タイマー設定部11で設定した切タイマーを継続する。
図6は、切タイマーの設定を解除する場合である。送風部5は、図5と同様に任意モード13a(弱)、任意モード13b(中)、任意モード13c(強)、停止と順に切り替える。切替部10による動作モードが停止になると、計測部16が経過時間15の計測を開始する。そして、切替部10が、停止とは異なる他の運転モード、つまりここでは運転モードを弱に切り替えた際に、計測部16は、経過時間15の計測を停止する。そして切タイマー解除部12は、経過時間15が所定時間14bを超えていれば、切タイマー設定部11で設定した切タイマーを解除する。
以上に示したように、本実施の形態に係る空気清浄機は、経過時間15とあらかじめ決めた所定時間14bとを比較する。
これにより、例えば、切タイマー設定中であって任意モード13cで空気清浄機を運転中に、使用者自らの意思で送風部5の停止を経由して任意モード13aに切り替える場合や、切タイマー設定中であって任意モード13cで空気清浄機を運転中に、使用者の誤った操作で停止を選択しまった場合であっても、経過時間15が所定時間14b以下であれば、空気清浄機は切タイマー設定の解除が防止され、切タイマー設定に基づく運転の停止を行なうことができる。
これに対して、例えば、切タイマー設定中に任意モード13cで空気清浄機を運転中に、使用者自らの意思で送風部5を停止させてから改めて空気清浄機を運転させる場合、経過時間15が所定時間14bを超えていれば、空気清浄機は切タイマー設定が解除されて使用者自らの意思通りに運転を行なうことができる。
本発明にかかる空気清浄機は、家庭用や事務所用の加湿機能付空気清浄機や空気調和機、エアコン等にも適用できる。
1 筺体
2 吸込口
3 吹出口
4 通風路
5 送風部
6 清浄部
7 切替受付部
8 時間入力部
9 制御部
10 切替部
11 切タイマー設定部
12 切タイマー解除部
15 経過時間
16 計測部

Claims (2)

  1. 筐体と、
    前記筐体外の外気を前記筐体内に取り入れる吸込口と、
    前記筐体内に取り入れた前記外気を前記筐体外へ吹き出す吹出口と、
    前記吸込口から前記吹出口へ前記外気を導く送風部と、
    前記筐体内に取り入れた前記外気を清浄する清浄部と、
    所定時間後に前記送風部を停止させる切タイマー設定部と、
    前記所定時間の入力を受け付ける時間入力部と、
    前記送風部における停止を含む動作モードを循環的に切り替える切替部と、
    前記切り替えの入力を受け付ける切替受付部と、を備え、
    前記切替部による前記動作モードの切り替え時において切り替えられた動作モードが停止を含む場合であっても前記切タイマー設定部で設定された時間を維持する制御部と、を備えた空気清浄機。
  2. 前記切替部による停止から当該停止とは異なる動作モードへ移行するまでの時間である経過時間を計測する計測部を備え、
    前記制御部は、
    前記計測部が計測した前記経過時間が所定時間を超えた場合には前記切タイマー設定部による前記送風部の停止を解除する、請求項1に記載の空気清浄機。
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