JP2019060439A - 液圧駆動装置 - Google Patents

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安藤 隆史
Takashi Ando
隆史 安藤
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Abstract

【課題】 アクチュエータから作動油の排出を迅速に行うことができる油圧駆動装置の一例を開示する。【解決手段】 油圧駆動装置1は、油圧シリンダ3から作動油タンク10(低圧側)に作動油を排出するための流路を開閉する第3開閉弁9を備え、第3開閉弁9は、第3主弁体91Bを弁座91Aに対して離接変位することにより当該流路を開閉する。これにより、油圧シリンダ3の作動油の排出を、油圧シリンダ3への作動油の供給と油圧シリンダ3からの作動油の排出とを切換え、主弁部が、例えばスプール弁方式にて構成される切換弁で行う従来の油圧駆動装置に比べて、油圧シリンダ3からの作動油の排出の応答性が向上する。したがって、油圧駆動装置1では、油圧シリンダ3から作動油を迅速に作動油タンク10へ排出することができ得る。【選択図】図1

Description

本願は、作動液体の供給を受けて作動するアクチュエータ等を備える液圧駆動装置に関する。
例えば、特許文献1に記載の液圧駆動装置では、油圧シリンダ等のアクチュエータからの作動油の排出を、当該油圧シリンダへの作動油の供給と当該油圧シリンダからの作動油の排出とを切換える切換弁で行っている。
特開平4−302702号公報
油圧シリンダへの作動油の供給、及び当該油圧シリンダからの作動油の排出が、例えばスプール弁方式にて構成される1つの切換弁で行われる構成では、作動油の排出応答性が低下し、油圧シリンダから迅速に作動油を排出することが難しい。
本願は、上記点に鑑み、アクチュエータから作動油等の作動液体の排出を迅速に行うことができる液圧駆動装置の一例を開示する。
液圧駆動装置は、アクチュエータ(3)に作動液体を供給する第1ポンプ(11)と、アクチュエータ(3)に作動液体を供給する第2ポンプ(12)であって、第1ポンプ(11)に比べて吐出圧力が高く、かつ、当該第1ポンプ(11)より小さい流量の作動液体を供給するための第2ポンプ(12)と、アクチュエータ(3)と第1ポンプ(11)とを接続する流路を開閉するパイロット式の第1開閉弁(5)であって、弁座(51A)に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第1主弁体(51B)を有する第1主弁部(51)、及び当該第1主弁部(51)の第1作用室(51C)内の圧力を制御する第1パイロット弁部(52)を有する第1開閉弁(5)と、アクチュエータ(3)と第2ポンプ(12)とを接続する流路を開閉するパイロット式の第2開閉弁(7)であって、弁座(71A)に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第2主弁体(71B)を有する第2主弁部(71)、及び当該第2主弁部(71)の第2作用室(71C)内の圧力を制御する第2パイロット弁部(72)を有する第2開閉弁(7)と、アクチュエータ(3)から低圧側に作動液体を排出するための流路を開閉するパイロット式の第3開閉弁(9)であって、弁座(91A)に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第3主弁体(91B)を有する第3主弁部(91)、及び当該第3主弁部(91)の第3作用室(91C)内の圧力を制御する第3パイロット弁部(92)を有する第3開閉弁(9)とを備えることが望ましい。
これにより、当該液圧駆動装置では、アクチュエータ(3)に作動液体を供給するための第1開閉弁(5)及び第2開閉弁(7)に加え、アクチュエータから作動液体を排出するための第3開閉弁(9)が設けられた構成である。このため、当該液圧駆動装置では、第3開閉弁(9)を開くことにより作動液体を排出することができる。
そして、第1開閉弁(5)、第2開閉弁(7)及び第3開閉弁(9)それぞれの主弁部は、いわゆる「ポペット式」のバルブであるので、スプール式のバルブに比べて迅速に開閉作動する。したがって、当該液圧駆動装置では、アクチュエータ(3)から作動液体を迅速に排出することができるので、液圧駆動装置、つまりアクチュエータ(3)の応答性を向上させることができる。
第1主弁体(51B)、第2主弁体(71B)及び第3主弁体(91B)は、弁座(51A、71A、91A)に対して離接変位することにより当該流路を開閉する構成であるので、主弁部が、例えばスプール弁方式にて構成された開閉弁に比べて、第1主弁部(51)、第2主弁部(71)及び第3主弁部(91)が閉じた際に発生する作動液体の漏れ量を小さくできる。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
実施形態に係る油圧駆動装置の油圧回路図である。 実施形態に係る油圧駆動装置(特に、第2開閉弁及び第3開閉弁)を示す図である。 実施形態に係る油圧駆動装置(特に、第2開閉弁及び第3開閉弁)を示す図(図2のA矢視図)である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.油圧駆動装置の概要
1.1 油圧駆動装置の概略構成
油圧駆動装置1は、図1に示すように、油圧シリンダ3の作動を制御する制御弁として、第1開閉弁5、第2開閉弁7及び第3開閉弁9等を少なくとも備える。油圧シリンダ3は、作動油の供給・排出に応じて伸縮するテレスコープ(テレスコピック)型のアクチェータである。
第1ポンプ11及び第2ポンプ12は油圧シリンダ3に作動油を供給するためのポンプである。第2ポンプ12は、第1ポンプ11に比べて吐出圧力が高く、かつ、当該第1ポンプ11より小さい流量の作動油を供給するためのポンプである。
つまり、第1ポンプ11は、第2ポンプ12に比べて吐出圧力が低く、かつ、当該第2ポンプ12より大きい流量の作動油を供給するためのポンプである。以下、第1ポンプ11を低圧大流量ポンプ11ともいう。第2ポンプ12を高圧小流量ポンプ12ともいう。
第1電動機13は低圧大流量ポンプ11を駆動する回転力を発生する。第2電動機14は高圧小流量ポンプ12を駆動する回転力を発生する。第1アキュムレータ15及び第2アキュムレータ16は蓄圧器である。
すなわち、第1アキュムレータ15は、低圧大流量ポンプ11が稼働している際に、当該低圧大流量ポンプ11の発生させた圧力を蓄える。当該第1アキュムレータ15は、低圧大流量ポンプ11の立ち上がり時等の吐出圧力が十分に上昇していないときに、蓄圧した圧力を放出して吐出圧力を補完する。
第2アキュムレータ16は、高圧低流量ポンプ12が稼働している際に、当該高圧小流量ポンプ12の発生させた圧力を蓄える。当該第2アキュムレータ16は、高圧小流量ポンプ12の立ち上がり時等の吐出圧力が十分に上昇していないときに、蓄圧した圧力を放出して吐出圧力を補完する。
1.2 油圧駆動装置の概略作動
第1開閉弁5は、油圧シリンダ3と低圧大流量ポンプ11とを接続する流路を開閉するパイロット式の開閉弁である。第2開閉弁7は、油圧シリンダ3と高圧小流量ポンプ12とを接続する流路を開閉するパイロット式の開閉弁である。
第3開閉弁9は、油圧シリンダ3から低圧側(本実施形態では、作動油タンク10)に作動油を排出するための流路を開閉するパイロット式の開閉弁である。低圧大流量ポンプ11及び高圧小流量ポンプ12は、作動油タンク10から作動油を吸引して吐出する。
なお、ストレーナ11Aは、低圧大流量ポンプ11により吸引される作動油を濾す濾過器である。ストレーナ12Aは、高圧小流量ポンプ12により吸引される作動油を濾す濾過器である。
低圧大流量ポンプ11から作動油が供給される場合には、第1開閉弁5が開かれ、かつ、第2開閉弁7及び第3開閉弁9が閉じた状態となる。この状態では、油圧シリンダ3は供給される油圧により伸張する。
高圧低流量ポンプ12から作動油が供給される場合には、第2開閉弁7が開かれ、かつ、第1開閉弁5及び第3開閉弁9が閉じた状態となる。この状態では、油圧シリンダ3は供給される油圧により伸張する。
第3開閉弁9が開かれ、かつ、第1開閉弁5及び第2開閉弁7が閉じられた状態では、油圧シリンダ3内の作動油が低圧側に排出される。このため、この状態では、油圧シリンダ3は縮小する。
2.第1開閉弁の構成(図1参照)
第1開閉弁5は、第1主弁部51及び第1パイロット弁部52等を有して構成されている。第1主弁部51は、いわゆる「ポペット式」のバルブである。すなわち、当該第1主弁部51は、弁座51Aの開口方向に対して直角方向に離接変位することにより、作動油の流路を開閉する第1主弁体51Bを有する。
「弁座51Aの開口方向」とは、弁座51Aにより縁取られた開口部、つまり第1主弁体51Bにより開閉される開口の中心軸線方向をいう。「開口の中心軸線方向」とは、開口の外縁により形成される図形の図心を通り、かつ、当該図形の法線と平行な方向をいう。
第1パイロット弁部52は、第1主弁部51の第1作用室51C内の圧力を制御するバルブである。具体的には、第1パイロット弁部52は、第1作用室51Cに高圧(低圧大流量ポンプ11の吐出圧)を供給する場合と第1作用室51Cを低圧側(作動油タンク10側)に連通させる場合とを切り替える。
なお、低圧大流量ポンプ11が停止し、吐出圧が油圧シリンダ3内の作動油圧力より低下したときは、高圧優先シャトル弁53により油圧シリンダ3内の圧力が第1作用室51Cに導入される。
したがって、第1作用室51Cに高圧が導入されている状態では、第1作用室51Cが第1主弁体51Bに作用させる力(以下、閉弁力)が、第1主弁体51Bを開弁させる力(以下、開弁力)より大きくなるため、第1主弁部51が閉じた状態となる。
第1作用室51Cが低圧側と連通している場合には、開弁力が閉弁力より大きくなるので、第1主弁部51が開いた状態となる。なお、開弁力は、第1主弁体51Bのうち第1作用室51Cと反対側に作用する圧力による力である。
なお、第1パイロット弁部52は、いわゆる「スプール式」の電磁バルブである。図1中、実線で示す流路は、油圧シリンダ3を稼働させるための作動油が流通する主流路である。破線で示す流路は、第1パイロット弁部52等のパイロット弁部用のパイロット流路である。
3.第2開閉弁の構成(図2参照)
第2開閉弁7は、第2主弁部71及び第2パイロット弁部72等を有して構成されている。第2主弁部71は、いわゆる「ポペット式」のバルブである。すなわち、当該第2主弁部71は、弁座71Aの開口方向に対して直角方向に離接変位することにより、作動油の流路を開閉する第2主弁体71Bを有する。「弁座71Aの開口方向」とは、第1開閉弁5における「弁座51Aの開口方向」と同様である。
第2パイロット弁部72は、第2主弁部71の第2作用室71C内の圧力を制御するバルブである。具体的には、第2パイロット弁部72は、第2作用室71Cに高圧(高圧低流量ポンプ12の吐出圧)を供給する場合と第2作用室71Cを低圧側(作動油タンク10側)に連通させる場合とを切り替える。なお、第2パイロット弁部72は、いわゆる「スプール式」の電磁バルブである。
したがって、第2作用室71Cに高圧が導入されている状態では、第2作用室71Cが第2主弁体71Bに作用させる力(以下、閉弁力)が、第2主弁体71Bを開弁させる力(以下、開弁力)より大きくなるため、第2主弁部71が閉じた状態となる。
第2作用室71Cが低圧側と連通している場合には、開弁力が閉弁力より大きくなるので、第2主弁部71が開いた状態となる。なお、開弁力は、第2主弁体71Bのうち第2作用室71Cと反対側に作用する圧力による力である。
4.第3開閉弁の構成(図3参照)
第3開閉弁9は、第3主弁部91及び第3パイロット弁部92等を有して構成されている。第3主弁部91は、いわゆる「ポペット式」のバルブである。すなわち、当該第3主弁部91は、弁座91Aの開口方向に対して直角方向に離接変位することにより、作動油の流路を開閉する第3主弁体91Bを有する。「弁座91Aの開口方向」とは、第1開閉弁5における「弁座51Aの開口方向」と同様である。
第3パイロット弁部92は、第3主弁部91の第3作用室91C内の圧力を制御するバルブである。具体的には、第3パイロット弁部92は、第3作用室91Cに高圧(油圧シリンダ3内圧力)を供給する場合と第3作用室91Cを低圧側(作動油タンク10側)に連通させる場合とを切り替える。なお、第3パイロット弁部92は、いわゆる「スプール式」の電磁バルブである。
したがって、第3作用室91Cに高圧が導入されている状態では、第3作用室91Cが第3主弁体91Bに作用させる力(以下、閉弁力)が、第3主弁体91Bを開弁させる力(以下、開弁力)より大きくなるため、第3主弁部91が閉じた状態となる。
第3作用室91Cが低圧側と連通している場合には、開弁力が閉弁力より大きくなるので、第3主弁部91が開いた状態となる。なお、開弁力は、第3主弁体91Bのうち第3作用室91Cと反対側に作用する圧力による力である。
5.その他の構成
図2及び図3に示すように、1つのハウジングブロック17に第2主弁体71B及び第3主弁体91Bが収納されている。つまり、第2作用室71C及び第3作用室91Cは、当該ハウジングブロック17内に設けられている。なお、本実施形態に係るハウジングブロック17は、六面体状のブロック体である。
第2パイロット弁部72は、図2に示すように、ハウジングブロック17の外壁面のうち第2主弁体71Bと対向する位置に配置されている。つまり、第2パイロット弁部72は、第2主弁体71Bに対して、当該第2主弁体71Bの変位方向と平行な方向にずれている。
「第2主弁体71Bの変位方向と平行な方向」は、第2主弁体71Bの中心軸線と一致する。なお、本実施形態では、第2パイロット弁部72は、スペーサ72Aを介してハウジングブロック17の外壁面に固定されている。
第3パイロット弁部92は、図3に示すように、ハウジングブロック17の外壁面のうち第3主弁体91Bと対向する位置に配置されている。つまり、第3パイロット弁部32は、第3主弁体79Bに対して、当該第3主弁体91Bの変位方向と平行な方向にずれている。
「第3主弁体91Bの変位方向と平行な方向」は、第3主弁体91Bの中心軸線と一致する。なお、本実施形態では、第3パイロット弁部92は、スペーサ92Aを介してハウジングブロック17の外壁面に固定されている。
そして、ハウジングブロック17の外壁面のうち第2パイロット弁部72が配置された面17Aとハウジングブロック17の外壁面のうち第3パイロット弁部92が配置された面17Bとは、互いに交差している。
なお、本実施形態に係るハウジングブロック17は六面体状であるので、第2パイロット弁部72が配置された面17Aと第3パイロット弁部92が配置された面17Bとは、互いに直交した面である。
図1中、第1ポートP1は、ハウジングブロック17と油圧シリンダ3とを繋ぐ流出口である。第1ポートP1は、第1開閉弁5の流出口および第2開閉弁7の流出口と油圧シリンダ3とを繋ぐ流出口である。
第2ポートP2は、ハウジングブロック17と高圧小流量ポンプ12とを繋ぐ流入口である。第2ポートP2は、第2開閉弁7の流入口と高圧小流量ポンプ12とを繋ぐ流入口である。
排出ポートR1、R2は、作動油タンク10とハウジングブロック17とを繋ぐ流出口である。排出ポートR1は、第3開閉弁9の流出口と作動油タンク10とを繋ぐ流出口である。排出ポートR2は、第2開閉弁7の第2パイロット弁部72および第3開閉弁9の第3パイロット弁部92と作動油タンク10とを繋ぐ流出口である。
圧力センサPHは、図2及び図3に示すように、ハウジングブロック17に装着されている。圧力センサPHは、第2開閉弁7と油圧シリンダ3とを繋ぐ流路の圧力を検出する。
6.本実施形態に係る油圧駆動装置の特徴
本実施形態に係る油圧駆動装置1では、油圧シリンダ3に作動油を供給するための第1開閉弁5及び第2開閉弁7に加え、油圧シリンダ3から作動油を排出するための第3開閉弁9が設けられた構成である。このため、当該油圧駆動装置1では、第3開閉弁9を開くことにより作動油を排出することができる。
そして、第1開閉弁5、第2開閉弁7及び第3開閉弁9それぞれの主弁部は、いわゆる「ポペット式」のバルブであるので、スプール式のバルブに比べて迅速に開閉作動する。したがって、当該油圧駆動装置1では、油圧シリンダ3から作動油を迅速に排出することができるので、油圧駆動装置1、つまり油圧シリンダ3の応答性を向上させることができる。
第1主弁体51B、第2主弁体71B及び第3主弁体91Bは、弁座51A、71A、91Aに対して離接変位することにより流路を開閉する構成であるので、それら主弁部が、例えばスプール弁方式にて構成された開閉弁に比べて、第1主弁部51、第2主弁部71及び第3主弁部91が閉じた際に発生する作動油の漏れ量を小さくできる。
ハウジングブロック17に第2主弁体71B及び第3主弁体91Bが収納され、かつ、当該ハウジングブロック17に第2作用室71C及び第3作用室91Cが設けられている。
そして、第2パイロット弁部72は、ハウジングブロック17の外壁面のうち第2主弁体71Bと対向する位置に配置されている。第3パイロット弁部92は、ハウジングブロック17の外壁面のうち第3主弁体91Bと対向する位置に配置されている。
これにより、第2開閉弁7及び第3開閉弁9が1つのハウジングブロック17に纏められた構成となるので、第2開閉弁7及び第3開閉弁9が異なるハウジングに設けられた構成に比べて、第2開閉弁7及び第3開閉弁9が小型になり得る。
第2パイロット弁部72が配置された面17Aと第3パイロット弁部92が配置された面17Bとは、互いに交差した面である。これにより、第2パイロット弁部72及び第3パイロット弁部92が同一面に配設され構成に比べて、ハウジングブロック17が小型になり得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、1つのハウジングブロック17に第2主弁体71B及び第3主弁体91Bが収納され、かつ、当該ハウジングブロック17に第2作用室71C及び第3作用室91Cが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、第2パイロット弁部72は、ハウジングブロック17の外壁面のうち第2主弁体71Bと対向する位置に配置され、かつ、第3パイロット弁部92は、ハウジングブロック17の外壁面のうち第3主弁体91Bと対向する位置に配置されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、第2パイロット弁部72が配置された面17Aと第3パイロット弁部92が配置された面17Bとは、互いに交差した面であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第2パイロット弁部72及び第3パイロット弁部92が同一面に配設され構成であってもよい。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 油圧駆動装置 3… 油圧シリンダ 5… 第1開閉弁
7… 第2開閉弁 9… 第3開閉弁 10… 作動油タンク
11… 第1ポンプ(低圧大流量ポンプ) 12… 第2ポンプ(高圧小流量ポンプ)
13… 第1電動機 14… 第2電動機 17… ハウジングブロック
51… 第1主弁部 51A… 弁座 51B… 第1主弁体
51C… 第1作用室 52… 第1パイロット弁部 71… 第2主弁部
71A… 弁座 71B… 第2主弁体 71C… 第2作用室
72… 第2パイロット弁部 91… 第3主弁部 91A… 弁座
91B… 第3主弁体 91C… 第3作用室 92… 第3パイロット弁部

Claims (3)

  1. 作動液体の供給を受けて作動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータに作動液体を供給する第1ポンプと、
    前記アクチュエータに作動液体を供給する第2ポンプであって、前記第1ポンプに比べて吐出圧力が高く、かつ、当該第1ポンプより小さい流量の作動液体を供給するための第2ポンプと、
    前記アクチュエータと前記第1ポンプとを接続する流路を開閉するパイロット式の第1開閉弁であって、弁座に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第1主弁体を有する第1主弁部、及び当該第1主弁部の第1作用室内の圧力を制御する第1パイロット弁部を有する第1開閉弁と、
    前記アクチュエータと前記第2ポンプとを接続する流路を開閉するパイロット式の第2開閉弁であって、弁座に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第2主弁体を有する第2主弁部、及び当該第2主弁部の第2作用室内の圧力を制御する第2パイロット弁部を有する第2開閉弁と、
    前記アクチュエータから低圧側に作動液体を排出するための流路を開閉するパイロット式の第3開閉弁であって、弁座に対して離接変位することにより当該流路を開閉する第3主弁体を有する第3主弁部、及び当該第3主弁部の第3作用室内の圧力を制御する第3パイロット弁部を有する第3開閉弁と
    を備える液圧駆動装置。
  2. 前記第2主弁体及び前記第3主弁体を収納するとともに、前記第2作用室及び前記第3作用室が設けられたハウジングブロックを備え、
    前記第2パイロット弁部は、前記ハウジングブロックの外壁面のうち前記第2主弁体と対向する位置に配置され、
    さらに、前記第3パイロット弁部は、前記ハウジングブロックの外壁面のうち前記第3主弁体と対向する位置に配置されている請求項1に記載の液圧駆動装置。
  3. 前記ハウジングブロックの外壁面のうち前記第2パイロット弁部が配置された面と前記ハウジングブロックの外壁面のうち前記第3パイロット弁部が配置された面とは、互いに交差した面である請求項2に記載の液圧駆動装置。
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