JP2019059572A - 電磁シールド内の管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素で、保管対象物を正確に管理することができる電磁シールド内の管理システムを提供する。【解決手段】電磁シールド内の管理システム10は、内側空間Zを電磁シールドする開閉可能なシールド部Sと、内側空間Zに設けられ、内側空間Zの保管対象物Hに付けられたRFIDタグTからの電波を受信するアンテナ14と、シールド部Sが閉のときにアンテナ14で受信した信号に基づいて内側空間Zからの保管対象物Hの出入を管理する管理部16とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁シールド内に収容された保管対象物を管理する電磁シールド内の管理システムに関する。
例えば冷蔵庫のように、物品を収納して保管する種々の保管庫が提案されている(例えば特許文献1参照)。このような保管庫では、物品を出し入れする際に物品に関する情報を物品情報読み取り装置が読み取り、物品が入庫状態であるか出庫状態であるかのステータス情報が物品に対応付けされ、保管庫内での物品の保管状態を管理することが多い。
特許第3639408号公報
ところで、この種の保管庫の内部では、通常、物品を出し入れする際に物品に関する情報を物品情報読み取り装置が読み取っている。このため、出し入れする際に物品情報読み取り装置が読み取れなかったときに正確な物品管理ができないというおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、構成が簡素で保管対象物を正確に管理することができる電磁シールド内の管理システムを提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の電磁シールド内の管理システムは、内側空間を電磁シールドする開閉可能なシールド部と、前記内側空間内に設けられ、前記内側空間内の保管対象物に付けられたRFIDのタグからの電波を受信する受信部と、前記シールド部が閉のときに前記受信部で受信した信号に基づいて前記内側空間からの前記保管対象物の出入を管理する管理部とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の電磁シールド内の管理システムでは、電磁シールドされた内側空間内かに受信部が設けられているので、シールド部が閉のときに受信部で受信する信号は、内側空間内の保管対象物に付けられたRFIDのタグからの電波のみである。従って、RFIDタグTが付けられた保管対象物Hが電磁シールド内から出し入れされることを正確に管理することができる。
請求項2に記載の電磁シールド内の管理システムは、許可された者からのアクセスであると認識されると、前記シールド部を構成する開閉部を解錠するインターロックを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の電磁シールド内の管理システムでは、許可された者のみが開閉部を開にすることができる。
請求項3に記載の電磁シールド内の管理システムでは、前記管理部は前記シールド部の外側に配置され、前記受信部と前記管理部とは、前記シールド部を貫通する有線ケーブルで接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の電磁シールド内の管理システムでは、電磁シールドされる内側空間に配置された受信部と、電磁シールドの外側に配置された管理部との通信が可能になる。
請求項4に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記管理部に接続された外部通信ユニットを備え、前記管理部の情報が前記外部通信ユニットから外部へ送信可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の電磁シールド内の管理システムでは、内側空間の受信部の受信データを外部へ送信することが可能になる。
請求項5に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記管理部と通信可能でありアクセスを感知すると撮影を開始する監視カメラを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の電磁シールド内の管理システムでは、不審者がアクセスしたときの記録をとることが容易であり、安全管理上で更に好ましい。
請求項6に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記保管対象物を保管する保管庫を前記内側空間内に備えることを特徴とする。
請求項6に記載の電磁シールド内の管理システムでは、市販の保管庫を流用することが可能になる。
請求項7に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記受信部としてアンテナが前記内側空間内に配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の電磁シールド内の管理システムでは、内側空間内であれば保管庫の外側であっても任意の場所にアンテナを配置可能である。
請求項8に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記受信部としてアンテナが前記保管庫内に配置されたことを特徴とする。
請求項8に記載の電磁シールド内の管理システムでは、保管庫内の保管対象物のRFIDのタグからの電波を充分に受信し易くなる。
請求項9に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記保管庫内の状況を表示する表示部を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の電磁シールド内の管理システムでは、保管庫内の状況を保管庫外側から簡単に把握することができる。
請求項10に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記薬品保管庫として冷蔵庫、冷凍庫、インキュベータ、または、試験槽を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の電磁シールド内の管理システムでは、市販の冷蔵庫、冷凍庫、インキュベータ、または試験槽を流用することが可能である。
請求項11に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記内側空間を排気する排気ラインと、前記内側空間に給気する給気ラインとを備えることを特徴とする。
請求項11に記載の電磁シールド内の管理システムでは、内側空間を効果的に空冷することができる。
請求項12に記載の電磁シールド内の管理システムは、前記管理部と通信可能で前記保管対象物の重量を測定する重量計を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の電磁シールド内の管理システムでは、1つの保管対象物の一部を使用しても、その使用量を管理部16が算出することができる。
本発明によれば、構成が簡素で保管対象物を正確に管理することができる電磁シールド内の管理システムを提供できる。
第1実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。 第1実施形態で、電磁シールド内の管理システムの適用範囲を説明する模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る電磁シールド内の管理システムの変形例を示す模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る電磁シールド内の管理システムの変形例を示す模式的な斜視図である。 第3実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。 第4実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。 第5実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態を説明する。なお、以下の説明では、すでに説明したものと同一または類似の構成要素には同一または類似の符号を付し、その詳細な説明を適宜省略している。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。本実施形態に係る電磁シールド内の管理システム10は、内側空間Zを電磁シールドする開閉可能なシールド部Sと、内側空間Z内に配置され、内側空間Z内の保管対象物HであるボトルBa〜Bzにそれぞれ付けられたRFIDのタグ(以下、RFIDタグという)Ta〜Tzからの電波を受信するアンテナ14(受信部)と、シールド部Sが閉のときにアンテナ14で受信した信号に基づいて内側空間Zからの保管対象物Hの出入を管理する管理部16とを備える。
本実施形態では、内側空間Zに薬品保管庫18(保管庫)が配置されており、保管対象物Hとして1つ或いは複数のボトルBが薬品保管庫18に保管されている。このボトルBには薬品として液状薬品が収容されている。そして本実施形態では、この薬品保管庫18は、内部温度を制御して管理することができる箱型の保管庫であり、小型の冷蔵庫18x、冷凍庫18y、インキュベータ18zなどが例として挙げられる。
図1に示すように、この薬品保管庫18は、本体18aと、ドア(扉)18dとを備える。本体18aとドア18dは、金属製であり、例えばSUS(ステンレス鋼)により作られている。本体18aは、好ましくは箱型の収容体である。図1に示すように、本体18aは、上面18eと、下面18fと、左右の側面18g、18hと、背面18iとを有している。
本体18aは、内部に収容部20を有する。本体18aの前面側(ドア18d側)には、ボトルB等を収容部20内へ出し入れするための縦長の長方形の開口部が形成されている。図1と図2に示すように、例えば片開き式の長方形状のドア18dは、本体18aに対して、ヒンジ部を用いて、開閉可能に取り付けられている。本体18a内の収容部20は、ドア18dにより開口部を塞ぐことで、外部に対する密封性と断熱性を保持している。
なお、ドア18dは、本体18aの収容部20内が見えるように、透光性を有する例えば長方形状の観測窓を有していてもよい。この観測窓には、例えば透明なペアガラスがはめ込まれている。観測窓としてペアガラスを用いることで、普通の一枚板のガラスを用いる場合に比べて、ドア18dは、断熱性を確保でき、収容部20内の冷却状態を維持し易い。
アンテナ14は、本実施形態では小型薄板状であり、薬品保管庫内の例えば背面側、側面側、底側にそれぞれ配置されている。なお、アンテナ14の配置個数や配置位置は、薬品保管庫18の寸法やRFIDタグTからの受信電波の強度などに応じて適宜に変更可能である。また、薬品保管庫18のハウジングは電磁シールドされていないので、アンテナ14は、薬品保管庫18の外側であっても内側であっても電磁シールド内(すなわち内側空間内)の任意の位置に設置可能である。
シールド部Sは、本実施形態ではラック状(ボックス状)であり、薬品保管庫18の周囲(上下左右前後)を全て電磁的に遮蔽して内側空間Zを覆っている。従って、薬品保管庫18内も電磁シールドしている。よって、薬品保管庫18の電磁シールドが冷蔵庫18xのように不十分であっても、内側空間Zは薬品保管庫18内も含めて電磁シールドされている。そして、シールド部Sは薬品保管庫18のドア18d側にシャッター24を開閉部として備えており、開閉のためにシャッター24を上下させる取っ手24hがシャッター下部に設けられている。シャッター24も電磁シールドする機能を備えており、シャッター24が閉じているときには内側空間Zが完全に電磁シールドされる。
このシールド部Sの外側に、上述した管理部16が設置されている。各アンテナ14と管理部16とはそれぞれ有線ケーブルKで電気接続されている。有線ケーブルKはシールド部Sを貫通しており、シールド部Sでは、有線ケーブルKの貫通部分に漏磁防止策が施され、貫通部分と有線ケーブルKとの隙間から内側空間Zに電磁波が入らない構成にされている。そして有線ケーブルKは防磁ケーブル(具体的には防磁用の金属製のメッシュが配置されている)であり、薬品保管庫内も含めた内側空間Zでは、シールド部Sの外側から有線ケーブルKを介して電磁波が混入することや漏出(漏磁)することが防止されている。
薬品保管庫18に電気接続され、電気的にグランドに接地されている電源ケーブル(図示せず)も同様に防磁ケーブルであり、薬品保管庫内も含めた内側空間Zでは、シールド部Sの外側から電源ケーブルを介して電磁波が混入することや漏出することが防止されている。そしてシールド部Sは、電源ケーブルが貫通している部分から漏磁しない構成にされている。
本実施形態では、薬品保管庫18の収容部20内に収容される各ボトルBa〜zには、各ボトルBに関する個別の情報を発信するためのRFIDタグTa〜zがそれぞれ貼り付けられている。RFIDタグTa〜zは、それぞれ、ボトルBa〜zの個別情報を記憶している。そして、収容部20内では、アンテナ14が、各RFIDタグTa〜zから送信されてくる各ボトルBa〜zの個別情報を無線通信により受信して、管理部16に伝達する。
従って、RFIDタグTa〜zがアンテナ14から無線で問い合わせを受けると、各RFIDタグTa〜zは、記憶しているボトル(すなわち貼り付けられているボトル)の個別情報、例えばボトルの製造番号(ロット番号)、ボトルの重量、ボトルの中に入っている薬品の種類等に関する情報等を発信し、アンテナ14の少なくとも1つが受信する。そしてアンテナ14は電磁シールドされた内側空間Z内に配置されているので、シールド部Sが閉のときにアンテナ14がRFIDタグから受信する電波は内側空間内のRFIDタグTから発信された電波のみ(本実施形態では薬品保管庫18以外にはRFIDタグは存在していないので、言い換えると薬品保管庫18内のRFIDタグTから発信された電波のみ)である。
その際、複数のアンテナ14が収容部20内の互いに異なる位置に配置されているので、各ボトルBが収容部20内のどの位置にあっても、各ボトルBのRFIDタグTa〜zからの個別情報を受信することを確実に行える。
そして、管理部16は、アンテナ14で受信したボトルBについての個別情報からボトルBの在荷情報を得ることができる。また、管理部16は、在荷情報からボトルBの監視情報を作成することができる。この監視情報は、管理部16から、外部通信ユニット17を通じて、例えば本体18aの外部の所定の情報ステーション(集中監視センターなど)に、無線または有線により送信することができる。
そして、シャッター24が閉められた状態では内側空間Zは完全に電磁シールドされている。従って、アンテナ14は、内側空間Zの外(すなわちシールド部Sの外)のRFIDタグから発信された信号を誤読することがない。
よって、電磁シールド内の管理システム10は、RFIDタグTが付けられた保管対象物Hが電磁シールド内から出し入れされることを正確に管理することができ、内側空間Z内のRFIDタグT(すなわち薬品保管庫18内のRFIDタグTa〜z)からの信号に基づき正確な在荷情報の取得や状態監視などを管理部16が容易に行える。また、持ち出された日時および返却された日時を管理部16が記録することで、薬品保管庫18に収容されていなかった日時と時間を把握でき、薬品の品質管理に利用することができる。
また、薬品保管庫18として冷蔵庫などの市販品を用いることが可能である。従って、電磁シールド内の管理システム10を、構成が簡素で安価にすることが可能である。この場合、アンテナ14を収容部内に設置するように工事を行うことが、アンテナ14の受信性を良くする上で好ましい。
この場合、例えば市販の小型の冷蔵庫を用い、家庭や薬局の薬の管理を行うことも可能である。すなわち、冷蔵庫内の薬品が収容された日時に基づいて、管理部16や外部通信ユニット17の送信先(情報ステーションなど)から使用期限を越えた薬品を交換すべきメッセージが出されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、薬品保管庫18内の保管対象物H(ボトルBa〜z)の持ち出した履歴を常にとることができる。
なお、本実施形態では、シールド部Sが形成する内側空間Z内に薬品保管庫18が位置する例で説明したが、薬品保管庫18以外のもの(一般の保管庫や試験槽など)を設置してその中に保管対象物Hを収容させてもよく、更には、内側空間Zに保管対象物Hを直接に収容させて管理部16で管理する形態にすることも可能である。
すなわち、図2に示すように、内側空間Zを電磁シールドする開閉可能なシールド部Sと、内側空間Zに配置され、内側空間Zの保管対象物H1〜H4(保管対象物が4つの場合で説明するが、特に4つに限定されない)にそれぞれ付けられたRFIDタグT1〜T4からの電波を受信する受信部A(例えばアンテナ部)と、受信部Aで受信した信号に基づいて内側空間Zからの保管対象物H1〜H4の出入を管理する管理部Mとを備えた電磁シールド内の管理システムGとしてもよい。これにより、RFIDタグT1〜T4がそれぞれ付けられた保管対象物H1〜H4(例えば製品や試薬)が電磁シールド内から出し入れされることを正確に管理することができる電磁シールド内の管理システムGとすることができる。更には、外部の所定の情報ステーションに送信する外部通信ユニットUが管理部Mに接続されていてもよい。
更に、電磁シールド内の管理システムGでは、後述のインターロックを設けることで許可された者以外はシールド部Sを開けられない構成にしてもよいし、後述のウエブカメラを設けることで、不審者も含めて誰がアクセスしたかを記録する構成にしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。図3は、第2実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。本実施形態に係る電磁シールド内の管理システム30は、第1実施形態に比べ、許可された者であると認識するとシャッター24を開くことを可能にするインターロック32を更に備える。
本実施形態では、具体的には、シールド部Sの上面にモニタ表示部34を備えており、使用者が画面にタッチして暗証番号を入力することでインターロック32によるシャッター24が解錠される(施錠が解除される)。そして、シャッター24が開かれて閉じたとき、および、シャッター24が解錠されても一定時間の間にシャッター24が開かれなかったときには、シャッター24が施錠される。
モニタ表示部34の脚部の根元34bには防磁構造が施され、シールド部Sの外側から根元34bを介して電磁波が内側空間Zに混入することや内側空間Zから漏出することが防止されている。
また、モニタ表示部34と管理部16とインターロック動作機構32mとは、電磁シールドの外側(内側空間Zの外側)で相互に無線通信することができるが、有線ケーブルで接続して通信することも可能である。
本実施形態により、許可された者以外がシャッター24を開けることを簡単に防止することができる。
なお、モニタ表示部34は、カラーの液晶表示部であってもよく、使用者が画面にタッチすることで、各種の情報の表示や、本体18aに対して指示する項目等を入力することが可能になっていてもよい。また、モニタ表示部34は、上面に対して、脚部により支持されており、モニタ表示部34の位置と姿勢は、脚部を用いて、自在に変更することができる構成であってもよい。また、モニタ表示部34は、薬品保管庫18内の状況(例えば保管状況や温度状況)を表示してもよい。
また、本実施形態では、インターロック32のロック解除(すなわちシャッター24の解錠)として暗証番号を入力する例で説明したが、図4に示すように、認証カード40をカードリーダ42に近づけることでロック解除する構成や、図5に示すように、指紋認証部46に指を近づけることでロック解除する構成にしてもよい。更には、カメラ48を備えて顔認証によりロック解除する構成にしてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。図6は、本実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。
本実施形態に係る電磁シールド内の管理システム50は、第2実施形態に比べ、ウエブカメラ52(監視カメラ)を更に備える。このウエブカメラ52は、モニタ表示部34へのアクセスを感知すると撮影を開始し、録画、或いは、撮影画像の管理部16への転送を行う。このように管理部16に転送された場合には、管理部16はこの撮影画像を外部通信ユニット17を通じて集中監視センターへ転送する。モニタ表示部34を利用して、集中監視センターとアクセス者とが互いに相手の顔を見ながら問い合わせることが可能であってもよい。
ウエブカメラ52と管理部16とは無線通信を行うが、有線ケーブルで接続して通信することも可能である。
本実施形態により、不審者がアクセスしたときの記録をとることが容易であり、安全管理上で更に好ましい。
なお、ウエブカメラ52で第2実施形態のように顔認証も行わせることも可能であり、これにより、暗証番号の入力作業を省くことが可能になる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を説明する。図7は、本実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。本実施形態に係る電磁シールド内の管理システム60は、第1実施形態に比べ、シールド部Sによって覆われた内側空間を排気する排気ラインELを備える。この排気ラインELは、シールド部Sの下側に隣接するガラリー62を備えるとともにシールド部Sの上側に隣接する排気ファン64を備えており、大気がガラリー62から内側空間を経由して排気ファン64から排出される。なお、シールド部Sによって覆われた内側空間に給気する給気ラインを更に備えてもよく、これにより、給排気を高速でかつ効率良く行うことができる。
これにより、シールド部Sによって覆われた内側空間で薬品保管庫等の発熱が生じても、内側空間Zの温度上昇を効果的に抑えることができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態を説明する。図8は、本実施形態に係る電磁シールド内の管理システムを示す模式的な斜視図である。
本実施形態に係る電磁シールド内の管理システム70は、第1実施形態に比べ、シールド部S内に重量計72を備える。重量計72は、例えば、電子天秤や上皿秤である。
重量計72は、管理部16に有線ケーブルJによって接続されており、測定結果が管理部16に送信される。この有線ケーブルJはシールド部Sを貫通している。そして、有線ケーブルKと同様、シールド部Sでは、有線ケーブルJの貫通部分に漏磁防止策が施されて貫通部分と有線ケーブルJとの隙間から内側空間Zに電磁波が入らない構成にされているとともに、有線ケーブルJは防磁ケーブルにされシールド部Sの外側から有線ケーブルJを介して電磁波が内側空間Zに混入することや内側空間Zから漏出することが防止されている。
本実施形態では、保管対象物であるボトルB(Ba〜z)を使用者がシールド部Sから取り出して使用した後、薬品保管庫18に戻す際に重量計72に載せて重量測定させることを使用者に義務付けている。
これにより、使用した薬品量を管理部16が算出することができる。このことは、規定重量以上の劇薬を持ち出すことを禁止する上で有効であり、危険物保管庫の外部監視として利用できる。
なお、取り出したボトルBを薬品保管庫18に戻す際、重量計72で重量測定がなされていない場合には、薬品保管庫18に入れようとするとアラームなどの警告が出される構成にしてもよく、これにより重量測定漏れが防止されている。
また、重量計72をシールド部Sの外に隣接させて予め配置しておき重量測定をさせることや、重量計72を薬品保管庫18内に収容しておき、重量測定時には内側空間Zから外に持ち出して重量測定し測定後に薬品保管庫18内に戻させることを規定してもよい。
以上、いくつかの実施形態を例に挙げて説明したが、これらの実施形態は本発明の技術的思想を具体化するための例示であって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記実施形態に特定するものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
10 電磁シールド内の管理システム
14 アンテナ
16 管理部
17 外部通信ユニット
18 薬品保管庫(保管庫)
18x 冷蔵庫
18y 低温恒温槽
18z インキュベータ
24 シャッター
30 電磁シールド内の管理システム
32 インターロック
34 モニタ表示部
50 電磁シールド内の管理システム
52 監視カメラ
60 電磁シールド内の管理システム
70 電磁シールド内の管理システム
72 重量計
A 受信部
EL 排気ライン
G 電磁シールド内の管理システム
H 保管対象物
H1〜H4 保管対象物
K 有線ケーブル
J 有線ケーブル
M 管理部
S シールド部
T RFIDタグ
Ta〜Tz RFIDタグ
U 外部通信ユニット
Z 内側空間

Claims (12)

  1. 内側空間を電磁シールドする開閉可能なシールド部と、
    前記内側空間内に配置され、前記内側空間内の保管対象物に付けられたRFIDのタグからの電波を受信する受信部と、
    前記シールド部が閉のときに前記受信部で受信した信号に基づいて前記内側空間からの前記保管対象物の出入を管理する管理部と
    を備えることを特徴とする電磁シールド内の管理システム。
  2. 許可された者からのアクセスであると認識されると、前記シールド部を構成する開閉部を解錠するインターロックを備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁シールド内の管理システム。
  3. 前記管理部は前記シールド部の外側に配置され、
    前記受信部と前記管理部とは、前記シールド部を貫通する有線ケーブルで接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁シールド内の管理システム。
  4. 前記管理部に接続された外部通信ユニットを備え、前記管理部の情報が前記外部通信ユニットから外部へ送信可能であることを特徴とする請求項3に記載の電磁シールド内の管理システム。
  5. 前記管理部と通信可能でありアクセスを感知すると撮影を開始する監視カメラを備えることを特徴とする請求項3または4の何れか1項に記載の電磁シールド内の管理システム。
  6. 前記保管対象物を保管する保管庫を前記内側空間内に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電磁シールド内の管理システム。
  7. 前記受信部としてアンテナが前記内側空間内に配置されたことを特徴とする請求項6に記載の電磁シールド内の管理システム。
  8. 前記受信部としてアンテナが前記保管庫内に配置されたことを特徴とする請求項7に記載の電磁シールド内の管理システム。
  9. 前記保管庫内の状況を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の電磁シールド内の管理システム。
  10. 前記保管庫として冷蔵庫、冷凍庫、インキュベータ、または、試験槽を備えることを特徴とする請求項9に記載の電磁シールド内の管理システム。
  11. 前記内側空間を排気する排気ラインと、前記内側空間に給気する給気ラインとを備えることを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の電磁シールド内の管理システム。
  12. 前記管理部と通信可能で前記保管対象物の重量を測定する重量計を備えることを特徴とする請求項6〜11の何れか1項に記載の電磁シールド内の管理システム。
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