JP2019059435A - 車両用発光装置 - Google Patents
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Abstract
Description
部において、前記磁性体の外周面に巻回された状態で固定されている、ことが好ましい。
同構成によれば、受電コイルの巻回部が磁性体に固定されているため、車両の走行に伴う振動によって磁性体と受電コイルとの位置関係が変更されない。これにより、給電部から受電部への給電効率の変動を抑制することができ、発光体を安定的に発光させることができる。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
図5及び図6に示すように、リテーナ10は、空調装置の送風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものであり、リテーナ本体11及び加飾パネル12を備えている。なお、リテーナ10は、固定部材に相当する。
図2及び図5に示すように、下流フィン群は、上下方向に離間した状態で配列された複数(2つ)の下流フィン18,19からなる。各下流フィン18,19は、吹出口16からの空調用空気A1の吹出し方向を上下に変更するために用いられている。各下流フィン18,19の主要部は、それぞれ通風路13内で左右方向及び空調用空気A1の流れ方向へ延びる板状体によって構成されている。
上流フィン群は、通風路13内の上記下流フィン群よりも上流側に配列された複数の上流フィンからなる。各上流フィンは、吹出口16からの空調用空気A1の吹出し方向を左右に変更するために用いられている。各上流フィンの主要部は、それぞれ通風路13内で上下方向及び上記流れ方向へ延びる板状体によって構成されている。複数の上流フィンの多くは、左右方向に略等間隔で互いに略平行に離間した状態で配列されている。
図4及び図6に示すように、シャットダンパ40は、リテーナ10内の上流フィン群よりも上流側で通風路13を開放及び閉鎖するためのものである。シャットダンパ40は、上下一対のダンパプレート41,46を備えている。各ダンパプレート41,46は、上記流れ方向よりも左右方向に細長い板状をなしている。各ダンパプレート41,46の周
囲には、同ダンパプレート41,46の他の箇所よりも薄くて、可撓性を有するシール部41a,46aが形成されている。
各ダンパプレート41,46は、開位置では、図5において実線で示すように、両横壁部15間の略中央部分で、それらの横壁部15に対し略平行となって、通風路13を大きく開放する。空調用空気A1は、ダンパプレート41の上側とダンパプレート46の下側とに分かれて流れる。両ダンパプレート41,46を通過した空調用空気A1は、上流フィン群、下流フィン群等に沿って流れた後、吹出口16から吹出す。
図1、図4〜図6に示すように、操作ノブ55は、下流フィン18,19、上流フィン28,29及びシャットダンパ40をそれぞれ作動させる際に乗員によって操作される部材であり、吹出口16に配置されている。操作ノブ55は、取付基部、ノブ本体64、レンズ74、キャップ76及び弾性部材71を備えている。
、上側の下流フィン18の筒状部25に対し、左右方向へスライド可能に装着されている(図5参照)。
レンズ保持部65は、上記流れ方向における下流端部が開放された略円筒状をなしている。レンズ保持部65の外周部は、下流側に向けて徐々に縮径している。レンズ保持部65は、上記流れ方向における中間部分に底部65aを有している。レンズ保持部65の周方向に互いに離間した複数箇所(2箇所)には、下流端面からそれぞれ上流側へ向けて延びる回り止め溝66が形成されている(図11(b)参照)。レンズ保持部65の外周部には、上流被係合部が形成されている。本実施形態では、上流被係合部は、図12に示すように、半円状の断面形状を有し、かつレンズ保持部65の全周にわたって形成された環状凹部67によって構成されている。レンズ保持部65の上流端面であって、周方向に互いに離間した複数箇所(2箇所)には、それぞれ上流側へ向けて突出するストッパ68が形成されている。各ストッパ68は、上記下流取付基部58の対応する回り止め溝62に係合されている。各ストッパ68は、回り止め溝62の周方向における両端部の間でのみ周方向に移動可能である。各ストッパ68が、回り止め溝62の周方向における端部に当接すると、ストッパ68がそれ以上同方向へ移動することを規制される。この規制を通じ、ノブ本体64の回転できる領域が規定されている。図3及び図11(a)に示すように、レンズ保持部65の外周面であって、周方向に互いに離間した複数箇所には、それぞれ上記流れ方向に延びる回り止め溝69が形成されている。図3及び図10に示すように、レンズ保持部65の内周部であって、下流端面から上流側へ離れた箇所には、係止段部70が全周にわたって形成されている。この係止段部70により、レンズ保持部65の内径は、同係止段部70よりも下流側では上流側よりも大きくなっている。
うに、下流部と上流部とで外径が異なる構成により、キャップ76は、下流端部の内周部に段差部78を、下流係合部として有している。
89に挿通されている。配線基板88の下流側の面には、発光部84や電子部品に電気的に接続された配線パターン(図示略)が形成されている。スルーホール89に挿通された一対の取付脚部87bは、この配線パターンに対し、はんだ付け等により電気的に接続されている。このようにして、受電部85は発光部84に対し、配線パターンを介して電気的に接続されている。
プレート46から下流側へ延びるアーム部49と、カム部材103とを備えている。
シャットダンパ40を閉位置から開位置へ切替える場合、及び、開位置から閉位置へ切替える場合には、図10及び図11(a),(b)に示すように、操作ノブ55におけるキャップ76を摘んで回転させる操作が行なわれる。キャップ76の回転に伴い、ノブ本体64がキャップ76及び発光ユニット83と一体となって、下流取付基部58及び上流取付基部56に対し回転させられる。また、各ストッパ68が回り止め溝62内を周方向に移動する。この回転は、図5及び図6に示すように、下流側のカルダンジョイントJ1、伝達シャフト101及び上流側のカルダンジョイントJ2を介してカム部材103に伝達される。カム部材103が回転し、それに伴い、アーム部44,49毎の摺動端部44a,49aがカム溝104と係合する位置が、それぞれ変化する。両係合位置の変化に伴い、各ダンパプレート41,46がダンパ軸42,47を支点として、それぞれ開位置と閉位置との間で、互いに反対方向へ傾動させられる。これらの傾動により、通風路13の開度が変化する。通風路13においてシャットダンパ40を通過する空調用空気A1の量を調整することができる。各ストッパ68が回り止め溝62の周方向における端まで移動すると、キャップ76のそれ以上の回転が規制される。
図5及び図6は、両下流フィン18,19が中立状態にあり、かつ全ての上流フィン28,29が中立状態にあるときの空調用レジスタを示している。このときには、両下流フィン18,19が、両横壁部15に対し略平行にされる。また、上流フィン28,29が両縦壁部14に対し略平行にされる。従って、シャットダンパ40を通過した空調用空気A1は、上流フィン28,29、縦壁部14等に沿って流れた後、下流フィン18,19、両横壁部15等に沿って流れて吹出口16から真っ直ぐ吹出す。
ところで、本実施形態の空調用レジスタでは、加飾パネル12の給電部91から操作ノブ55の受電部85に対して、直流共鳴方式によりワイヤレス給電されると、発光部84が発光する。発光部84から照射された光は、レンズ74を透過し、周囲を明るくする。
75がレンズ74の全周にわたって形成されている。そのため、上記気体の経路を長くする効果が、キャップ76及びレンズ74の全周にわたって得られる。その分、収容空間82の密封度が高くなり、操作ノブ55の外部の気体が、周方向のどの箇所からも、キャップ76とレンズ74との間から収容空間82に入り込みにくくなる。
・図1に示すように、リテーナ10に支持される下流フィン18は薄板状であり、この下流フィン18に設けられる操作ノブ55に有線で給電することは困難である。この点、本実施形態では、リテーナ10(加飾パネル12)の給電部91から操作ノブ55内の受電部85にワイヤレスで給電している。そのため、給電線や信号線を省略し、美観を向上させることができる。有線の場合とは異なり、断線の発生を抑制することができる。また、給電線及び信号線を、これらが断線しないように配線しなくてもすむ。さらに、給電の構造が操作ノブ55の作動の妨げになりにくく、その操作ノブ55を設計通りに作動させることができる。
が変わることで、照度が変わるため、発光部84を演出照明のように機能させることができる。
<キャップ76の係合に関する事項>
・上記実施形態とは逆に、キャップ76の上流係合部が凹部によって構成され、ノブ本体64の上流被係合部が突部によって構成されてもよい。
流壁面113は、内中間壁面112に対し上流側に隣接しており、上流側ほど上記中心軸線から遠ざかるように傾斜し、レンズ保持部65の外周面に繋がっている。
・給電部91が加飾パネル12の複数箇所に設けられてもよい。
・発光部84は、ヘッドライトに連動して点灯させられてもよい。すなわち、ヘッドライトが点灯するとき、車載用バッテリ93から給電部91に電力が供給されるようにしてもよい。
・給電側の共振回路及び受電側の共振回路が、図13とは異なる構成を有するものに変更されてもよい。例えば、ループコイル87,92と並列にコンデンサが設けられ、蓄電部として機能させられてもよい。
<吹出し調整部に関する事項>
・シャットダンパ40が単一のダンパプレートによって構成されてもよい。
・下流フィン18,19として、主要部がそれぞれ通風路13内で上下方向及び空調用空気A1の流れ方向へ延びる板状体によって構成されたものが用いられてもよい。また、上流フィン28,29として、主要部がそれぞれ通風路13内で左右方向及び空調用空気A1の流れ方向へ延びる板状体によって構成されたものが用いられてもよい。
<その他の事項>
・下流側のカルダンジョイントJ1は、ノブ本体64及び伝達シャフト101を、それらの軸線の交差する角度が自由に変化し得るように連結するものであればよい。従って、カルダンジョイントJ1として、上記ユニバーサルジョイントとは異なるタイプのジョイント、例えば、ボールジョイントが用いられてもよい。
・上記空調用レジスタは、操作ノブ55の操作に応じて吹出し調整部を作動させて、吹出口16から吹出す空調用空気A1の状態を調整することができるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
・上記実施形態において、折り曲げ部87cが省略されてもよい。
なお、上記実施形態において、ループコイル87は、フェライトコア86側から配線基板88側へ向かうにしたがい一対の取付脚部87b同士の離間距離が短くなるように折り曲げられる折り曲げ部87cが採用された。これは、巻回部87aの直径に対して、配線基板88に設けられるスルーホール89同士の間の距離が短いためである。例えば、巻回部87aの直径に対して、配線基板88に設けられるスルーホール89同士の間の距離が長い場合、ループコイル87は、フェライトコア86側から配線基板88側へ向かうにしたがい一対の取付脚部87b同士の離間距離が長くなるように折り曲げられる折り曲げ部が採用されることになる。このように、折り曲げ部87cは、弾性変形可能であれば、その折り曲げ方向は問われない。
Claims (5)
- 車室内に設けられる車両用発光装置であって、
車室内に固定される固定部材と、
前記固定部材に対して相対変位可能に設けられる操作部材と、
前記固定部材に設けられ、前記操作部材が含まれるように磁界を形成する給電コイルを含む給電部と、
前記操作部材の内部に設けられ、前記給電コイルにより形成された磁界により給電される受電コイルを含む受電部と、
前記操作部材に設けられ、前記受電部において受電される電力により発光する発光部と、を備え、
前記受電コイルの一部を構成する巻回部の内側には、磁性体が設けられている、
車両用発光装置。 - 前記磁性体は、円柱状をなしており、
前記受電コイルは、前記巻回部において、前記磁性体の外周面に巻回された状態で固定されている、
請求項1に記載の車両用発光装置。 - 前記操作部材の内部には、前記受電コイルの前記巻回部の軸線方向において前記巻回部と隣り合って基板が固定されており、
前記受電コイルは、前記巻回部から延びて前記基板に固定された一対の取付脚部を有するとともに、前記基板を介して前記発光部と電気的に接続されており、
前記一対の取付脚部における前記基板と前記磁性体との間には、折り曲げ部が設けられている、
請求項2に記載の車両用発光装置。 - 前記操作部材の内部には、前記基板と対向する対向壁が設けられており、
前記基板と前記対向壁との間には、前記磁性体及び前記受電コイルの巻回部が設けられており、
前記対向壁には、前記磁性体の端面に当接する弾性部材が設けられている、
請求項3に記載の車両用発光装置。 - 前記固定部材は、空調用レジスタのリテーナであり、
前記リテーナには、空調用空気の吹出し方向を変更するフィンが傾動可能に支持されており、
前記操作部材は、前記フィンに設けられた操作ノブであり、
前記給電部は、前記リテーナに設けられており、
前記受電部は、前記操作ノブの内部に設けられており、
前記発光部は、前記操作ノブの端部に設けられている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用発光装置。
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