JP2019059129A - 画像記録装置 - Google Patents

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【課題】移設を検知して印刷機能を制限する制限機能を備え、例えば画像記録装置が正規に移設された場合等には、機能制限の解除に係るユーザの作業負担を軽減することにより良好に使用できる画像記録装置を提供する。【解決手段】画像記録装置は、移動検知部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、移動検知部による移動の検知前に画像記録装置を使用した履歴の有るユーザを特定可能なユーザ使用履歴情報を記憶部に記憶させる記憶処理と、移動検知部により移動を検知したという第1条件が成立した場合に、画像記録装置が有する所定機能を制限する機能制限処理と、機能制限処理後に受信したジョブデータに含まれる該ジョブデータの送信元を特定するユーザ情報が、移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致するという第2条件が成立した場合に、少なくとも該ユーザ情報を有するユーザに対して、機能制限処理において制限した所定機能のうちの特定機能の制限を解除する解除処理と、を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像記録装置に関し、特に移設後における画像記録装置の利便性を向上させる技術に関する。
画像記録装置の一例として、特許文献1又は2に開示されるように、画像記録装置の移設を検知して、画像記録装置の印刷機能をロックすることにより、画像記録装置が転売や盗難等によって不正使用されるのを防止する技術が提案されている。
特開平8−194413号公報 特開2009−131984号公報
画像記録装置は、正規のユーザにより移設される場合もある。しかしながら、特許文献1又は2に開示される技術においては、画像記録装置が正規に移設されたにも関わらず、印刷機能が制限されて利便性が低下すると共に、機能制限を解除するための作業負担をユーザに強いるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、移設を検知して印刷機能を制限する制限機能を備え、例えば画像記録装置が正規に移設された場合等には、機能制限の解除に係るユーザの作業負担を軽減することにより良好に使用できる画像記録装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る画像記録装置は、画像記録装置の移動を検知する移動検知部と、記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記移動検知部による前記移動の検知前に前記画像記録装置を使用した履歴の有るユーザを特定可能なユーザ使用履歴情報を前記記憶部に記憶させる記憶処理と、前記移動検知部により前記移動を検知したという第1条件が成立した場合に、前記画像記録装置が有する所定機能を制限する機能制限処理と、前記機能制限処理後に前記画像記録装置が受信したジョブデータに含まれる該ジョブデータの送信元を特定するユーザ情報が、前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致するという第2条件が成立した場合に、少なくとも該ユーザ情報を有するユーザに対して、前記機能制限処理において制限した前記所定機能のうちの特定機能の制限を解除する解除処理と、を実行する。
このような構成によれば、第1及び第2条件が成立した場合、制御部が機能制限処理と解除処理とを実行することで、機能制限処理において制限された所定機能のうちの特定機能の制限が解除される。
従って、例えば、特定機能に印刷機能が含まれるように設定すれば、画像記録装置がユーザにより移設された後、移設前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報を有するユーザから、ジョブデータを画像記録装置に送信することで、画像記録装置の印刷機能を迅速且つ容易に利用できる。よって、画像記録装置が正規に移設された場合等において、機能制限の解除に係るユーザの作業負担を軽減することにより、画像記録装置を良好に使用できる。
本発明によれば、移設を検知して印刷機能を制限する制限機能を備え、例えば画像記録装置が正規に移設された場合等には、機能制限の解除に係るユーザの作業負担を軽減することにより良好に使用可能な画像記録装置を提供できる。
第1実施形態に係る複合機の外観図である。 図1の複合機の機能ブロック図である。 図1の複合機の記憶部に記憶された各テーブルを示す図である。 図1の複合機の動作を示すフローチャートである。 図4のフローチャートと連続するフローチャートである。 図5の使用履歴が無いユーザに対する操作処理についてのサブフローチャートである。 図5の個別のユーザに対するストレージ印刷解除処理についてのサブフローチャートである。 第1実施形態の解除画面を示す図である。 第2実施形態に係る複合機の使用履歴が無いユーザに対する操作処理についてのサブフローチャートである。 第3実施形態に係る複合機の使用履歴が無いユーザに対する操作処理についてのサブフローチャートである。 第3実施形態においてPC上で対象ユーザ等に印刷を許可するか否かを選択するためのUIである。 第3実施形態においてPC上で対象ユーザが制限の解除を希望する機能を選択するためのUIである。
以下、本発明の各実施形態について、図を参照しながら説明する。
[複合機の外観構成]
図1は、第1実施形態に係る複合機1の外観図である。複合機1は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置の一例であり、X方向を幅方向、Y方向を前後(奥行)方向、Z方向を上下方向とする直方体形状の外観を有する。複合機1は、プリンタユニット(記録部)2、スキャナーユニット3、操作キー4、表示部5、内部電源15、受電部17、及び制御ユニット6(図2参照)を備える。
このうちスキャナーユニット3は、画像を撮像素子により読み取って画像データを生成する。生成された画像データは、プリンタユニット2において、複合機1の内部に貯留され又は複合機1の外部から供給される記録シートに印刷される。
このようなスキャナーユニット3は、プリンタユニット2上に重ねて配置され、且つ、プリンタユニット2の後側部分に設けられた連結部2aによりプリンタユニット2と連結されている。従って、スキャナーユニット3はその前部を持ち上げると、連結部2aを支点としてプリンタユニット2に対して上方へ回動し、プリンタユニット2の内部が露出する。
また、スキャナーユニット3は原稿台7と蓋8とを有し、蓋8は原稿台7の上部を覆うように配置される。スキャナーユニット3は、原稿台7と蓋8との間に原稿シートが配置された状態で、原稿シートに記録された画像を読み取る。
操作キー4と表示部5とは、複合機1の外側部分(ここでは前側部分)に配置されている。操作キー4は、ユーザによる操作入力を受け付ける。表示部5は、ユーザに情報を表示する。表示部5の一部は、所定のタイミングで操作キーとしても機能する。制御ユニット6は、操作キー4からの入力、或いは、図示しない通信インタフェースを介する外部入力に基づき、プリンタユニット2、スキャナーユニット3、及び表示部5を制御する。
プリンタユニット2は、タンク12から供給されるインクにより記録シートに画像を記録する。プリンタユニット2は、複合機1の筐体の一部を成すケース10を備えている。このケース10には、該ケース10内に設けられた内部空間13に通じる開口部分を開閉するカバー11が取り付けられている。ケース10の内部には、記録シートを貯留するトレイ14が配置されており、該トレイ14はケース10の前方へ引き出して記録シートを補充可能となっている。
内部空間13には、内部にインクが貯留されたタンク12が収容されている。タンク12は、カバー11が開けられることで外部に露出する。タンク12は、記録ヘッド36にインクを供給可能に、インク流路を介して記録ヘッド36に接続されている。
内部電源15は、ケース10の内部に設けられている。内部電源15は、複合機1の本体電源がOFF状態にあるときに、後述する制御ユニット6及び加速度センサ16を動作可能にする。内部電源15は、一例として二次電池である。受電部17は、ケース10から外部に露出するように設けられ、外部電源からの電力の供給を受ける。複合機1は、本体電源がON状態にあるときに、受電部17を介して複合機1の外部からの電力を複合機1内の各部へ供給する。内部電源15は、本体電源の状態に関係なく、受電部17を介して複合機1の外部からの電力が供給され、この電力により充電される。
[複合機の機能的構成]
図2は、図1の複合機1の機能ブロック図である。図2では、スキャナーユニット3に関する構成の図示は省略している。図2に示すように、複合機1は、上記した操作キー4、表示部5、及び制御ユニット6等の他、プリンタユニット2を構成する種々の要素を備えている。
具体的にプリンタユニット2は、加速度センサ16、モータドライバIC30,31、ヘッドドライバIC32、搬送モータ33、キャリッジモータ34、キャリッジ35、及び記録ヘッド36を更に有している。
加速度センサ16は、複合機1に作用する加速度を検知する。加速度センサ16の検出信号は、後述する制御ユニット6のCPU20に送信され、複合機1が移動したか否か(複合機1が移設されたか否か)が制御ユニット6にて検知される。即ち複合機1は、複合機1の移動を検知する移動検知部を備えており、この移動検知部が、加速度センサ16と制御ユニット6とにより構成されている。加速度センサ16の形式は、一例として振動式であるが、これに限定されない。
制御ユニット6は、一例としてCPU20、記憶部(ROM21、RAM22、及びEEPROM23、HDD24)、及びASIC25を有する。CPU20は、複合機1の制御部であり、記憶部、各ドライバIC30〜32、及び表示部5を制御する。
またCPU20は、ROM21に記憶された所定のプログラムを実行することにより、種々の機能を実行する。例えば、CPU20は、複合機1の本体電源がOFF状態のときに、加速度センサ16の検出値を監視すると共に、加速度センサ16が基準値以上の検出値を出力する時間を計測するタイマとしても機能する。またCPU20は、複合機1の本体電源がON状態のときに、加速度センサ16の検出値等に基づいて所定の処理を実行する。このようなCPU20は、制御ユニット6に1つのプロセッサとして実装されていてもよいし、互いに協働する複数のプロセッサとして実装されていてもよい。
記憶部は、所定情報を記憶する。具体的に、ROM21には、CPU20がスキャナーユニット3に原稿シートの画像の読取処理を実行させるための読取制御プログラムと、CPU20がプリンタユニット2に印刷処理を実行させるための印刷制御プログラムとが格納されている。
RAM22には、CPU20の演算結果が記憶される。EEPROM23には、ユーザが入力した各種の初期設定情報が格納されている。HDD24には、後述するテーブル40〜42が記憶される他、アドレス帳や電話・FAX番号を含む各種情報と、CPU20が加速度センサ16の検出値について所定の判定を実行するための基準値とが記憶される。なお、HDD24は記憶部の構成例に過ぎず、例えば、SSDでもよい。また、HDD24の記憶機能をRAM22に兼用させてもよい。
ASIC25には、モータドライバIC30,31と、ヘッドドライバIC32とが接続されている。CPU20は、ユーザから印刷ジョブを受け付けると、印刷制御プログラムに基づいて、印刷指令をASIC25へ出力する。ASIC25は、印刷指令に基づいて各ドライバIC30〜32を駆動する。
例えばCPU20は、モータドライバIC30により搬送モータ33を駆動させて記録シートを搬送する。またCPU20は、モータドライバIC31によりキャリッジモータ34を駆動させて、キャリッジ35を移動させる。
またCPU20は、ヘッドドライバIC32により、移動するキャリッジ35に取り付けられた記録ヘッド36からインクを吐出させ、搬送される記録シートに画像データを印刷する。これにより印刷処理が実行される。
図3は、図1の複合機の記憶部(ここではHDD24)に記憶された各テーブル40〜42を示す図である。記憶部には、ユーザ使用履歴テーブル40、移設ログテーブル41、及びストレージ印刷履歴テーブル42が記憶される。
ユーザ使用履歴テーブル40には、ユーザが複合機1に印刷ジョブを送信したときの印刷日時、印刷ジョブに含まれるユーザ名(ユーザID)、印刷の種類、及びドキュメントサイズが記憶されている。CPU20は、移動検知部による複合機1の移動の検知前に複合機1を使用した履歴の有るユーザを特定可能なユーザ使用履歴情報を記録部に記憶させる記憶処理を、ユーザ使用履歴テーブル40を用いて実行する。
移設ログテーブル41には、加速度センサ16が予め定められた基準値以上の検出値を出力したときの該検出値と、該検出値を検出した時刻のデータとが、複合機1の移設ログとして記憶される。この移設ログとして記憶される検出値は、一例として、加速度センサ16の検出値が連続して検出されたときの最大値と、加速度センサ16の検出値が閾値以上で連続して検出されたときの該検出値の平均値である。ストレージ印刷履歴テーブル42には、ストレージ印刷データ、該データの保存者名、データのパスワード(PW)の有無、及び該データのパスワードが記憶される。
[複合機の動作]
以下、本実施形態に係る複合機1の動作を説明する。複合機1では、CPU20は、受電部17を介して外部電源から電力を受けている場合には、加速度センサ16への電力の供給を遮断することにより移動検知部を検知不能状態とし、外部電源からの電力が遮断されて内部電源15から電力を受けている場合には、加速度センサ16へ電力を供給することにより移動検知部を検知可能状態とする。
なお一例として、複合機1では、CPU20は、受電部17を介して外部電源から電力を受けている場合においても、外部電源からの電力が遮断されて内部電源15から電力を受けている場合においても、加速度センサ16へ電力を供給している。CPU20は、受電部17を介して外部電源から電力を受けている場合は、加速度センサ16からの出力信号を受信せず、外部電源からの電力が遮断されて内部電源15から電力を受けている場合は、加速度センサ16からの出力信号を受信するように切替えることで、移動検知部を検知可能状態又は検知不可能状態に切替えるようにしてもよい。
本実施形態では、複合機1の本体電源がOFF状態である場合、複合機1の少なくとも加速度センサ16と制御ユニット6とは、内部電源15によって作動する。これにより複合機1は、本体電源がOFF状態であっても、複合機1が移動(移設)されたか否かを検出できる。
またCPU20は、移動検知部により移動を検知したという第1条件が成立した場合に、複合機1が有する所定機能を制限する機能制限処理を実行する。またCPU20は、機能制限処理後に複合機1が受信したジョブデータに含まれる該ジョブデータの送信元を特定するユーザ情報が、移動検知部による移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致するという第2条件が成立した場合に、少なくとも該ユーザ情報を有するユーザに対して、機能制限処理において制限した所定機能のうちの特定機能の制限を解除する解除処理を実行する。
図4は、図1の複合機の動作を示すフローチャートである。図5は、図4のフローチャートと連続するフローチャートである。図4に示すように、具体的には、複合機1が工場出荷状態(本体電源がOFF状態)である場合において、CPU20は、記憶部のユーザ使用履歴テーブル40に、ユーザ使用履歴情報が有るか否かを判定する(ステップS1:以下、単にS1と称する。他のステップも同様とする)。
CPU20は、S1において、ユーザ使用履歴情報が無いと判定した場合(S1:N)、複合機1の電源入力が有るか(受電部17を介して外部から電源が供給されているか)否かを判定する(S2)。
CPU20は、S2において、電源入力が無いと判定した場合(S2:N)、ステップをS1に戻す。CPU20は、S2において、電源入力が有ると判定した場合(S2:Y)、次に印刷ジョブが有るか否かを判定する(S3)。
CPU20は、S3において、印刷ジョブが無いと判定した場合(S3:N)、ステップをS1に戻す。CPU20は、S3において、印刷ジョブが有ると判定した場合(S3:Y)、該印刷ジョブについて印刷処理を実行し(S4)、該印刷ジョブを送信したユーザの情報をユーザ使用履歴テーブル40に記録して(S5)、ステップをS1に戻す。これにより、記録処理がなされる。S1〜S5のステップの流れは、工場出荷状態の複合機1をユーザが初めて使用する場合にCPU20が実行する処理に相当する。
一方でCPU20は、S1において、記憶部にユーザ使用履歴情報が有ると判定した場合(S1:Y)、加速度センサ16の検出を有効にする(S6)。次にCPU20は、加速度センサ16の検出値が、予め定められた基準値以上か否かを判定する(S7)。ここで基準値は、適宜設定可能であるが、例えば、複合機1の移設に伴って複合機1に作用すると想定される加速度の下限値に合わせて設定される。
CPU20は、S7において、加速度センサ16の検出値が基準値以上ではないと判定した場合(S7:N)、ステップをS7に戻す。CPU20は、S7において、加速度センサ16の検出値が基準値以上であると判定した場合(S7:Y)、該検出値の検出日時と、該検出値の平均値及び最大値を移設ログテーブル41に記録し(S8)、複合機1の印刷機能を制限する(S9)。これにより、機能制限処理がなされる。
機能制限処理により制限される所定機能は、後述する表1に示すように、一例として、各種印刷機能(USB印刷機能、LAN印刷機能、WLAN印刷機能、ストレージ印刷機能、コピー印刷機能)、USBスキャン機能(複合機1に直接接続したPC等にスキャンデータを送信する機能)、アドレス帳閲覧機能、UI操作機能、及び各種FAX機能である。以降では、S8で記録対象となる該検出値の検出完了後を移設後とも称し、該検出値の検出完了前を移設前とも称する。
次にCPU20は、電源入力が有るか否かを判定する(S10)。CPU20は、S10において、電源入力が有ると判定した場合(S10:Y)、ユーザに対して、複合機1が機能制限中であり、機能制限を解除するために所定のパスワードP1を入力するように、パスワード入力部と、入力完了後に押下するためのOKボタンと、メッセージとを表示部5に表示する。
次にCPU20は、図5に示すように、表示部5に表示したOKボタンが押下されたか否かを判定する(S12)。CPU20は、S12において、OKボタンが押下されたと判定した場合(S12:Y)、次に入力内容がパスワードP1と一致するか否かを判定する(S13)。
CPU20は、S13において、入力内容がパスワードP1と一致しないと判定した場合(S13:N)、ステップをS12に戻す。CPU20は、S13において、入力内容がパスワードP1と一致すると判定した場合(S13:Y)、次に、複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対する機能制限を解除する(S14)。これにより解除処理が実行される。本実施形態では、CPU20は、解除処理において、特定機能の制限をジョブデータの送信元であるユーザを含む複数のユーザに対して解除する。
次にCPU20は、所定の解除画面を表示する(S15)。ここで図8は、第1実施形態の解除画面を示す図である。該解除画面は、CPU20により表示部5に表示される。S15が実行されることで、複合機1は、印刷可能状態(移設前の状態)となる。
一方でCPU20は、S12において、OKボタンが押下されなかったと判定した場合(S12:N)、次に、印刷ジョブが有るか否かを判定する(S16)。詳細には、CPU20は、ユーザ使用履歴テーブル40を参照し、移動検知部による複合機1の移設の検知後においてユーザから印刷ジョブが送信された否かを判定する。CPU20は、S16において、印刷ジョブが無いと判定した場合(S16:N)、ステップをS12に戻す。
CPU20は、S16において、印刷ジョブが有ると判定した場合(S16:Y)、次に記憶部の移設ログテーブル41を参照して(S17)、移設後、所定期間経過したか否かを判定する(S18)。ここで、所定期間は適宜設定可能であるが、例えば、移設後数日以上数十日以内の範囲の期間に設定できる。
CPU20は、S18において、移設後に所定期間以上経過したと判定した場合(S18:Y)、ステップをS12に戻す。CPU20は、S18において、移設後に所定期間以上経過していないと判定した場合(S18:N)、次に、記憶部のユーザ使用履歴テーブル40を参照し(S19)、S16で判定した印刷ジョブを送信したユーザの使用履歴が、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されているか否かを判定する(S20)。詳細には、CPU20は、S16で判定した印刷ジョブに含まれるユーザ名(ユーザID)が、移動検知部による複合機1の移設の検知前においてユーザ使用履歴テーブル40に記憶されているか否かを判定する。
CPU20は、S20において、ユーザの使用履歴が移設前に記憶されていないと判定した場合(S20:N)、次に、後述する使用履歴が無いユーザに対する操作処理(S21)を実行し、その後、ステップをS14に進める。このようにCPU20は、移動検知部による移動の検知後の所定期間内に解除処理を実行し、所定期間の経過後には解除処理を実行しない。
通常、正規な移設であれば、移設後すぐに複合機1が使用されるが、移設後において長時間複合機1が使用されていないということは、複合機1の移設が正規なものではない可能性が高い。そのため、本実施形態では、移動検知部による移動の検知後の所定期間の経過後には解除処理を実行しないことで、不正な移設の場合に複合機1から機密情報が外部に漏洩するのを防いでいる。
CPU20は、S20において、ユーザの使用履歴が移設前に記憶されていると判定した場合(S20:Y)、次に、該ユーザに対する個別解除処理を実行する。具体的には、CPU20は、個別のユーザに対する印刷機能(ここではUSB印刷機能、LAN印刷機能、及びWLAN印刷機能)を解除し(S22)、個別のユーザに対するPC to FAX機能(PCからのFAX送信機能)を解除する(S23)。
次にCPU20は、S16において有ると判定した印刷ジョブの種類が、ストレージ印刷ジョブか否かを判定する(S24)。CPU20は、S24において、ストレージ印刷ジョブではないと判定した場合(S24:N)、該印刷ジョブについて印刷処理を実行し(S25)、ステップをS24に戻す。CPU20は、S24において、ストレージ印刷ジョブであると判定した場合(S24:Y)、後述する個別のユーザに対するストレージ印刷解除処理を実行し(S26)、ステップをS24に戻す。
以上のように、複合機1の移設後、パスワードP1が正しく入力された場合には、解除処理が実行され(S14)、複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対して複合機1の全機能が使用可能となる。また、複合機1の移設後、パスワードP1が正しく入力されない場合でも、移設前のユーザ使用履歴が有るユーザからの印刷ジョブを受信した場合には、一定条件下で、複合機1の全機能又は特定機能(ここでは印刷機能)が使用可能となる。
[使用履歴が無いユーザに対する操作処理]
図6は、図5の使用履歴が無いユーザに対する操作処理S21についてのサブフローチャートである。該処理は、移設前に使用履歴が無いユーザに対しても、複合機1の印刷機能を少なくとも一定範囲内で使用可能にするものである。
具体的にCPU20は、まずユーザに対してUSB印刷機能を解除し(S30)し、枚数カウント値Nを予め定められた初期値N1に初期化する(S31)。ここで、USB印刷機能とは、複合機1にUSB等により接続したPC等から直接送信された印刷データを印刷することを指す。初期値N1は適宜設定可能であり、例えば10とすることができる。
次にCPU20は、ユーザにパスワードP1を入力するようにメッセージを表示部5に表示する(S32)。またCPU20は、S32において、ユーザのPC画面上に、機能制限中である旨の警告と印刷可能枚数とを表示する。その後CPU20は、パスワードの入力が有ったか否かを判定する(S33)。CPU20は、S33において、パスワードの入力が無かったと判定した場合(S33:N)、ステップをS36に進める。
CPU20は、S33において、パスワードの入力が有ったと判定した場合(S33:Y)、次に、入力内容がパスワードP1と一致するか否かを判定する(S34)。CPU20は、S34において、入力内容がパスワードP1と一致すると判定した場合(S34:Y)、サブフローをメインフローへリターンさせる。これにより、解除処理がなされ(S14)、複合機1は移設前の状態となる(図5参照)。CPU20は、S34において、入力内容がパスワードP1と一致しないと判定した場合(S34:N)、パスワードが異なることを表示部5に表示する(S35)。
次にCPU20は、枚数カウント値Nが0に達したか否かを判定する(S36)。CPU20は、S36において、枚数カウント値Nが0に達していないと判定した場合(S36:N)、USB印刷を実行し(S39)、枚数カウント値Nをカウントダウンして(N=N−1)(S40)、ステップをS33へ戻す。CPU20は、S36において、枚数カウント値Nが0に達したと判定した場合(S36:Y)、ユーザにパスワードP1を入力するように表示部5にメッセージを表示し(S37)、USB印刷機能を制限(ここでは停止)して(S38)、ステップをS33に戻す。
このようにCPU20は、機能制限処理後、複合機1が受信したジョブデータに含まれるユーザ情報(一例として、ユーザID)が、移動検知部による移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致しないという条件(第5条件)が成立した場合に、特定枚数(ここでは10枚)のみの印刷を可能とするように、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷機能の制限(ここではUSB印刷機能の制限)を一部解除する。
よって、複合機1の移設が正規なものである場合等において、移設先で使用履歴が無いユーザがパスワードP1を正しく入力しないままで複合機1を使用しようとした場合でも、該ユーザを煩わせることなく、一定範囲で複合機1の印刷機能を利用できる。
これにより、例えば、移設先で緊急に印刷したい場合でも、一定範囲内で複合機1の印刷機能を利用できる。また本実施形態では、特定枚数(ここでは10枚)のみ印刷可能なように印刷可能枚数に制限を設けることや、ネットワーク経由での複合機1の印刷機能は制限を維持することで、複合機1の移設が不正なものである場合に複合機1からの機密情報の漏洩を防止できる。
[個別のユーザに対するストレージ印刷解除処理]
図7は、図5の個別のユーザに対するストレージ印刷解除処理についてのサブフローチャートである。該処理は、上記した個別解除処理の一つであって、複合機1の移設後に複合機1にストレージ印刷ジョブが送信された場合、ジョブデータにパスワードが付いているか否かに関わらず、ジョブデータに含まれる機密情報が外部に漏洩するのを防止しながら、ユーザを煩わせることなく該データを印刷可能にするものである。
具体的にCPU20は、まず記憶部に記憶されたストレージ印刷履歴テーブル42を参照する(S45)。次にCPU20は、ストレージ印刷履歴テーブル42を参照して、S24において判定したストレージ印刷ジョブについてのデータ(図5参照)が、パスワード付データか否かを判定する(S46)。CPU20は、S46において、該データが、パスワード付データであると判定した場合(即ち該パスワード付データが、パスワードとセキュアジョブに関するデータとを含むセキュアジョブデータであり、該ストレージ印刷ジョブが、セキュアジョブであると判定した場合)(S46:Y)、ユーザに該ストレージ印刷ジョブを実行するための所定のパスワードであるパスワードP2を入力するように、表示部5にメッセージを表示する(S47)。
次にCPU20は、パスワードの入力が有ったか否かを判定する(S48)。CPU20は、S48において、パスワードの入力が無かったと判定した場合(S48:N)、ステップをS47に戻す。
CPU20は、S48において、パスワードの入力が有ったと判定した場合(S48:Y)、入力内容がパスワードP2と一致するか否かを判定する(S49)。CPU20は、S49において、入力内容がパスワードP2と一致すると判定した場合(S49:Y)、ストレージ印刷機能の制限を解除して(S53)、印刷を実行し(S54)、サブフローをメインフローへリターンさせる。
CPU20は、S49において、入力内容がパスワードP2と一致しないと判定した場合(S49:N)、パスワードが異なるため、正しいパスワードを入力するように表示部5にメッセージを表示して(S50)、ステップをS49に戻す。
一方でCPU20は、S46において、S24において判定したストレージ印刷ジョブについてのデータがパスワード付データではないと判定した場合(S46:N)、該ストレージ印刷ジョブを送信したユーザが、移設前にストレージ印刷履歴テーブル42に記憶されたユーザと一致するか否かを判定する(S51)。
詳細には、CPU20は、S24において判定したストレージ印刷ジョブが、複合機1の移設前にストレージ印刷履歴テーブル42に記憶されているか否かをS51において判定する。つまりCPU20は、S24において判定したストレージ印刷ジョブが、移設前に複合機1にストレージした印刷データを印刷するためのジョブであるのか、移設後に複合機1にストレージした印刷データを印刷するためのジョブであるのかを判定する。そしてCPU20は、移設前に複合機1にストレージした印刷データを印刷するためのジョブであると判定すると、ストレージ印刷履歴テーブル42に基づいて、該ストレージ印刷ジョブを送信したユーザが、移設前にストレージ印刷履歴テーブル42に記憶されたユーザと一致するか否か、つまり、該ストレージ印刷ジョブを送信したユーザが、該ストレージ印刷の対象となる印刷データを移設前に複合機1にストレージしたユーザと一致するか否かを判定する。
CPU20は、S51において、該ストレージ印刷ジョブを送信したユーザが、移設前にストレージ印刷履歴テーブル42に記憶されたユーザと一致しないと判定した場合(S51:N)、パスワードP1を入力するように、表示部5にメッセージを表示して(S52)、ステップをS46に戻す。CPU20は、S51において、該ストレージ印刷ジョブを送信したユーザが、移設前にストレージ印刷履歴テーブル42に記憶されたユーザと一致すると判定した場合(S51:Y)、ステップをS53に進める。なお、CPU20は、該ストレージ印刷ジョブが、移設後に複合機1にストレージした印刷データを印刷するためのジョブである場合にも、ステップをS53に進める。
このように、記憶部にパスワードとセキュアジョブに関するデータとを含むセキュアジョブデータが記憶される場合、CPU20は、移動検知部による移動の検知の有無に関わらず、記憶部に記憶されたセキュアジョブデータに含まれるパスワードが正しく入力されたという条件(第7条件)が成立した場合に(S49)、セキュアジョブの実行を許可する(S53)。これにより複合機1は、移設に伴ってユーザを煩わせることなく、セキュアジョブを実行できる。
また、移設前に複合機1にストレージされた、パスワードを含まないストレージデータへの印刷指示がなされた場合には、CPU20は、印刷指示を送信したユーザと該ストレージデータを移設前に複合機1にストレージしたユーザとが一致するか判定し(S51)、一致すると判定した場合に、該ストレージデータの印刷を実行する(S54)。これにより、移設前に複合機1にストレージした印刷データが、移設後の不正なユーザによって印刷され、機密情報が外部に漏洩するのを防止することができる。
ここで表1は、一例として、上記した機能制限処理(S9)、個別のユーザに対する部分機能解除処理(S22〜S26)、使用履歴が無いユーザに対する操作処理(S21)、及び解除処理(S14)により、使用不可又は使用可能となる各機能の一覧を示す。
Figure 2019059129
以上説明したように、複合機1では、第1及び第2条件が成立した場合、CPU20が機能制限処理と解除処理とを実行し、機能制限処理において制限された所定機能のうちの特定機能の制限が解除される(S22,S23等)。
従って、例えば、特定機能に印刷機能が含まれるように設定すれば、複合機1がユーザにより移設された後、移設前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報を有するユーザから、ジョブデータを複合機1に送信することで、複合機1の印刷機能を迅速且つ容易に利用できる。よって、複合機1が正規に移設された場合等において、機能制限の解除に係るユーザの作業負担を軽減することにより、複合機1を良好に使用できる。
またCPU20は、解除処理において、特定機能の制限をジョブデータの送信元であるユーザを含む複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対して解除するので(S14)、複合機1が正規に移設された場合等において、複数のユーザに対して複合機1を一度に効率よく使用可能にできる。
またCPU20は、解除処理において、特定機能の制限をジョブデータの前記送信元であるユーザに対してのみ解除するので(S22,S23等)、機密情報の外部への漏洩を防止しながら、当該ユーザに対して複合機1を使用可能にすることもできる。
またCPU20は、移動検知部による移動の検知後の所定期間内に解除処理を実行し、所定期間の経過後には解除処理を実行しないので(S18)、移設が正規に移設された場合等、移設に係る期間がそれほど長くない場合には複合機1を良好に使用可能にできると共に、移設に掛かる期間が所定期間より長く掛かった場合には、複合機1の印刷機能を制限して、機密情報の漏洩を適切に防止できる。
また、記憶部にパスワードとセキュアジョブに関するデータとを含むセキュアジョブデータが記憶される場合、CPU20は、移動検知部による移動の検知の有無に関わらず、記憶部に記憶されたセキュアジョブデータに含まれるパスワードが正しく入力されたという条件(第7条件)が成立した場合に、セキュアジョブの実行を許可する(S49,S53)。このため、例えば、複合機1が移設されたことに伴ってセキュアジョブを実行する際にユーザに負担が及ぶのを防止できる。以下、第1実施形態の各変形例について説明する。
第1実施形態ではユーザ情報として、印刷ジョブと印刷履歴情報とに含まれるユーザ名(ユーザID)を使用したが、第1変形例では、ユーザ情報は、ジョブデータ中の印刷情報を含むものとする。ここで言う印刷情報は、例えば複合機1のユーザが所属する会社のロゴマークや定型文等である。 CPU20は、ジョブデータ中の該印刷情報をユーザ使用履歴テーブル40に記憶すると共に、S20において、送信された印刷ジョブ中の印刷情報が、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されているか否かを判定する。このような第1変形例によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第2変形例では、CPU20は、第2条件の成立時期が移動検知部による移動の検知後の一定期間内であることを第3条件とすると、第2条件に加えて少なくとも第3条件が成立する場合に解除処理を実行し、成立しない場合に解除処理を実行しない。
即ち、複合機1が正規に移設された場合等においては、CPU20は比較的迅速にS20を実行できると考えられるため、第2変形例では、CPU20は、移設後、一定時間内にS20を実行した場合において、ユーザの使用履歴が移設前に記憶されていると判定した場合(S20:Y)にS22を実行し、ユーザの使用履歴が移設前に記憶されていないと判定した場合(S20:N)にS21を実行する。
第2変形例によれば、複合機1が正規に移設された場合等においては、移設先で複合機1をユーザに良好に使用可能にできる一方、複合機1が不正に移設された場合等には、複合機1の印刷機能を制限して、機密情報の漏洩を適切に防止できる。
第3変形例では、CPU20は、第2条件が成立した場合(S20)、例えばS22,S23を実行する代わりに、移動検知部による移動の検知後にジョブデータを送信したユーザに対して、当該ユーザを含む複数のユーザに対して特定機能の制限を解除するか否かを選択させるための解除許可処理を実行する。この解除許可処理は、例えば、移動検知部による移動の検知後にジョブデータを送信したユーザのPC画面に所定の選択画面を表示し、該ユーザに選択画面から選択事項の入力を促すことで実行できる。
またCPU20は、解除許可処理において、複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対して特定機能の制限の解除を許可する旨が選択されたという条件(第4条件)が成立した場合に、解除処理において、特定機能の制限を複数のユーザに対して解除する。
第3変形例によれば、移設後にユーザがパスワードP1を入力しない場合でも(S12,S13)、第2条件が成立する場合には、CPU20が、一定条件下で複数のユーザに対して特定機能の制限を解除することで、移設後の複合機1を一度に効率よく使用可能にすることができる。
第4変形例では、CPU20は、機能制限処理(S9)後、複合機1が受信したジョブデータに含まれるユーザ情報が、移動検知部による移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致しないという条件(第5条件)が成立した場合(S20:N)に、制限時間内のみの印刷を可能とするように、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷機能の制限を一部解除する。
具体的には、S31の内容を、所定のタイマ値Tを初期化(T=T1、T1は適宜設定可能な数値であり、例えば300秒とする)する内容に変更し、S36の内容を、タイマ値Tが0か否かを判定する内容に変更し、S40の内容を、タイマ値Tをカウントダウン(T=T−1)する内容に変更することで、第4変形例が実現される。タイマ値Tをカウントするためのタイマは、例えば、CPU20のカウント機能により実現できる。
第4変形例によれば、移設後にユーザがパスワードP1を入力せず(S12,S13)、ユーザが移設前の使用履歴のあるユーザと一致しない場合でも、制限時間内において複合機1の印刷機能を使用可能にできる一方、複合機1の印刷機能を制限して、機密情報の漏洩を適切に防止できる。
第5変形例では、CPU20は、解除処理において第2条件の成立により特定機能の制限が解除されたユーザが所定人数に達した場合に、該所定人数より多い複数のユーザに対して解除処理を実行する。
具体的にCPU20は、S20とS22との間において、解除処理において第2条件の成立により特定機能の制限が解除されたユーザが前記所定人数に達したか否かを判定する。この判定において、CPU20は、ユーザが前記所定人数に達したと判定した場合、次に、S22,S23の代りに、前記所定人数より多い複数のユーザ(ここでは全ユーザ)に対して解除処理を実行する。
第5変形例によれば、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されたユーザの人数が前記所定人数に達した場合、複合機1の移設が正規である可能性が高いことに基づいて、複数のユーザに対する機能制限を一度に解除できる。よって、移設先において、複数のユーザに対して複合機1を良好に使用可能にできる。以下、その他の実施形態等について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係る複合機の使用履歴が無いユーザに対する操作処理についてのサブフローチャートである。図9に示すように、第2実施形態では、CPU20は、移設前の使用履歴の有るユーザに対して、対象ユーザに対する機能制限がなされていることを通知する(S55)。
具体的にCPU20は、S55において、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されたユーザに、対象ユーザに対する機能制限がなされており、複数のユーザに対する機能制限を解除するか否かを選択するようにメッセージを送信する。なお、移設前の使用履歴があるユーザが複数人存在する場合、CPU20は、S55において、当該複数人のユーザの中から選出した1人のユーザのみに通知を送付すればよい。
次にCPU20は、S55においてメッセージを受信したユーザから、機能制限の解除が選択されたか否かを判定する(S56)。CPU20は、S56において、機能制限の解除が選択されなかったと判定した場合(S56:N)、個別のユーザに対する機能制限状態を維持する。
CPU20は、S56において、機能制限の解除が選択されたと判定した場合(S56:Y)、複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対する機能制限を解除し(S57)、解除画面を表示部5に表示する(S58)。これにより複合機は、印刷可能状態(移設前の状態)となる。
第2実施形態によれば、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されたユーザの確認を通して、複数のユーザに対する機能制限を一度に解除でき、移設先において、複数のユーザに対して複合機1を良好に使用可能にできる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態に係る複合機の使用履歴が無いユーザに対する操作処理についてのサブフローチャートである。第3実施形態のCPU20は、機能制限処理後、複合機が受信したジョブデータに含まれるユーザ情報が、移動検知部による移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致しないという条件(第5条件)が成立した場合に、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷を許可するか否かを、移動検知部による移動の検知前に記憶部に記憶されたユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報を有するユーザに選択させる印刷許可処理を更に実行し、印刷許可処理において印刷の許可が選択されたという条件(第6条件)が成立した場合に、ジョブデータを送信したユーザに対して少なくとも印刷機能の制限を解除する。
またCPU20は、第6条件が成立した場合に、印刷許可処理において、印刷を許可されたユーザに対して制限の解除を希望する機能を更に選択させ、選択された機能及び印刷機能の制限を、印刷を許可されたユーザに対して解除する。
図10に示すように、具体的にCPU20は、ユーザ使用履歴テーブル40を参照し(S60)、一例として、移設前に記憶された使用履歴の有る全ユーザのPCとパケットを送信する(S61)。次にCPU20は、パケットを送信したいずれかのPCから返信が有ったか否かを判定する(S62)。なお、パケットの送信は通信の一例であり、CPU20と各PCとの通信方法はこれに限定されない。
CPU20は、S62において、PCから返信が無かったと判定した場合(S62:N)、ステップをS60に戻す。CPU20は、S62において、PCから返信が有ったと判定した場合(S62:Y)、返信のあったPCのユーザ中から選出した移設前に記憶された使用履歴の有る一人のユーザに対し、対象ユーザに印刷を許可するか否かを選択させる(S63)。具体的にCPU20は、S63で選択を求めたユーザに対し、対象ユーザに印刷を許可するか否かを選択させるメッセージを送信する。
次にCPU20は、対象ユーザに対して許可が選択されたか否かを判定する(S64)。CPU20は、S64において、対象ユーザに対して許可が選択されたと判定した場合(S64:Y)、次に、S63で選択を求めたユーザに対し、複数のユーザ(一例として全ユーザ)に対する機能制限を解除するか否かの回答を求める。これにより、印刷許可処理が実行される。
ここで図11は、第3実施形態においてPC上で対象ユーザに印刷を許可するか否かを選択するためのUIである。CPU20は、印刷認可処理において、図11に示すメッセージを、S63で選択を求めたユーザのPC画面に表示させる。
次にCPU20は、S63で選択を求めたユーザの回答に基づいて、複数のユーザに対する機能制限を解除するか否かを判定する(S65)。CPU20は、S65において、複数のユーザに対する機能制限を解除すると判定した場合(S65:Y)、次に、複数のユーザに対するUSB印刷機能、LAN印刷機能、及びWLAN印刷機能を解除し(S66)、個別のPC to FAX機能を解除する(S67)。これにより複合機1は、複数のユーザに対する個別機能制限解除状態となる。
一方でCPU20は、S65において、複数のユーザに対する機能制限を解除しない(すなわち、対象ユーザのみに対する機能制限を解除する)と判定した場合(S65:N)、次に、S63で選択を求めたユーザに対し、対象ユーザにどの機能を個別に解除するかを選択させる(S68)。
ここで図12は、第3実施形態においてPC上で対象ユーザが制限の解除を希望する機能を選択するためのUIである。CPU20は、S68において、図12に示すメッセージを、S63で選択を求めたユーザのPC画面に表示させる。図12中、「USB」はUSB印刷機能、「LAN」はLAN印刷機能、「ワイヤレス」はWLAN印刷機能をそれぞれ示す。
次にCPU20は、S68において、USB印刷機能が選択されたか否かを判定する(S69)。CPU20は、S69において、USB印刷機能が選択されなかったと判定した場合(S69:N)、ステップをS71に進める。CPU20は、S69において、USB印刷機能が選択されたと判定した場合(S69:Y)、次に、対象ユーザに対してUSB印刷機能の制限を解除し(S70)、ステップをS71に進める。
次にCPU20は、LAN印刷機能が選択されたか否かを判定する(S71)。CPU20は、S71において、LAN印刷機能が選択されなかったと判定した場合(S71:N)、ステップをS73に進める。CPU20は、S71において、LAN印刷機能が選択されたと判定した場合(S71:Y)、次に、対象ユーザに対してLAN印刷機能の制限を解除し(S72)、ステップをS73に進める。
次にCPU20は、WLAN印刷機能が選択されたか否かを判定する(S73)。CPU20は、S73において、WLAN印刷機能が選択されなかったと判定した場合(S73:N)、複合機1を個別のユーザに対する機能制限状態とする。CPU20は、S73において、WLAN印刷機能が選択されたと判定した場合(S73:Y)、次に、対象ユーザに対してWLAN印刷機能の制限を解除する(S74)。これにより複合機1は、個別のユーザに対して、個別機能制限状態又は該制限の解除状態となる。
このような第3実施形態によれば、移設前にユーザ使用履歴テーブル40に記憶されたユーザの確認を通して、複数のユーザに対する機能制限を一度に解除でき、又は、対象ユーザに対する機能制限を解除できるので、移設先において複合機1を良好に使用可能にできる。
また、印刷許可処理において、印刷を許可された対象ユーザに対して制限の解除を希望する機能を更に選択させ、選択された機能及び印刷機能の制限を、対象ユーザに対して解除することで、対象ユーザに対する移設後の複合機1の利便性を高めることができる。以下、第3実施形態の変形例について説明する。
この変形例では、S61において、移設前の複合機1の管理者のPCに通信(一例としてパケット送信)を実行し、S62において、該PCから返信が有ったと判定した場合(S62:Y)、S63において、管理者に対し、対象ユーザに印刷を許可するか否かを選択させる。また、S68において、管理者に対し、対象ユーザにどの機能を個別に解除するかを選択させる。
この変形例においても、第3実施形態と同様の効果を期待できる。また、移設前の複合機1の管理者の判断が処理に反映されるため、複合機1の機密情報の漏洩を良好に防止できる。
本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本発明の構成及び方法を変更、追加、又は削除できる。本発明の画像記録装置は、複数の機能を有するものに限定されず、例えば、印刷機能を有するものであってもよい。
加速度センサ16は、例えば重力加速度に基づいて複合機1の傾斜を検出する構成を有していてもよい。この場合の基準値は、複合機1の予め定められた角度の値に設定できる。
また移動検知部は、加速度センサ16とCPU20との組み合わせにより実現される構成に限定されず、例えば、GPSセンサとCPU20との組み合わせにより実現される構成でもよい。この場合の基準値は、複合機1の元の設置場所から所定範囲内の位置情報を示すGPSセンサの検出値に設定できる。
また移動検知部は、複合機のネットワークの接続状態の変化を検出することで移動を検知してもよい。ネットワークとしては、例えば、DNSサーバやゲートウェイ等や、電話回線が挙げられる。ネットワークの接続状態の変化としては、例えば、ネットワークの切断が挙げられる。この場合の基準値は、例えば、所定のネットワーク切断時間に設定できる。
本発明の画像記録装置は、複合機に限定されず、画像を記録する機能を有する各種装置に適用できる。
1 複合機(画像記録装置)
15 内部電源
17 受電部
20 CPU(制御部)
22 RAM(記憶部)
24 HDD(記憶部)

Claims (14)

  1. 画像記録装置の移動を検知する移動検知部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記移動検知部による前記移動の検知前に前記画像記録装置を使用した履歴の有るユーザを特定可能なユーザ使用履歴情報を前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記移動検知部により前記移動を検知したという第1条件が成立した場合に、前記画像記録装置が有する所定機能を制限する機能制限処理と、
    前記機能制限処理後に前記画像記録装置が受信したジョブデータに含まれる該ジョブデータの送信元を特定するユーザ情報が、前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれるユーザ情報と一致するという第2条件が成立した場合に、少なくとも該ユーザ情報を有するユーザに対して、前記機能制限処理において制限した前記所定機能のうちの特定機能の制限を解除する解除処理と、を実行する、画像記録装置。
  2. 前記制御部は、前記解除処理において、前記特定機能の制限を前記ジョブデータの送信元であるユーザを含む複数のユーザに対して解除する、請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御部は、前記解除処理において、前記特定機能の制限を前記ジョブデータの送信元であるユーザに対してのみ解除する、請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御部は、前記移動検知部による前記移動の検知後の所定期間内に前記解除処理を実行し、前記所定期間の経過後には前記解除処理を実行しない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御部は、前記第2条件の成立時期が前記移動検知部による前記移動の検知後の一定期間内であることを第3条件とすると、前記第2条件に加えて少なくとも前記第3条件が成立する場合に前記解除処理を実行し、成立しない場合に前記解除処理を実行しない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記ユーザ情報は、前記ジョブデータ中の印刷情報を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  7. 前記制御部は、前記解除処理において前記第2条件の成立により前記特定機能の制限が解除されたユーザが所定人数に達した場合に、前記所定人数より多い複数のユーザに対して前記解除処理を実行する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第2条件が成立した場合に、前記移動の検知後に前記ジョブデータを送信したユーザに対して、当該ユーザを含む複数のユーザに対して前記特定機能の制限を解除するか否かを選択させるための解除許可処理を更に実行し、
    前記解除許可処理において、前記複数のユーザに対して前記特定機能の制限の解除を許可する旨が選択されたという第4条件が成立した場合に、前記解除処理において、前記特定機能の制限を前記複数のユーザに対して解除する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記制御部は、前記機能制限処理後、前記画像記録装置が受信した前記ジョブデータに含まれる前記ユーザ情報が、前記移動検知部による前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれる前記ユーザ情報と一致しないという第5条件が成立した場合に、特定枚数のみの印刷を可能とするように、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷機能の制限を一部解除する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  10. 前記制御部は、前記機能制限処理後、前記画像記録装置が受信した前記ジョブデータに含まれる前記ユーザ情報が、前記移動検知部による前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれる前記ユーザ情報と一致しないという第5条件が成立した場合に、制限時間内のみの印刷を可能とするように、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷機能の制限を一部解除する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  11. 前記制御部は、
    前記機能制限処理後、前記画像記録装置が受信した前記ジョブデータに含まれる前記ユーザ情報が、前記移動検知部による前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれる前記ユーザ情報と一致しないという第5条件が成立した場合に、該ジョブデータを送信したユーザに対して印刷を許可するか否かを、前記移動検知部による前記移動の検知前に前記記憶部に記憶された前記ユーザ使用履歴情報に含まれる前記ユーザ情報を有するユーザに選択させる印刷許可処理を更に実行し、
    前記印刷許可処理において前記印刷の許可が選択されたという第6条件が成立した場合に、前記ジョブデータを送信したユーザに対して少なくとも印刷機能の制限を解除する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  12. 前記制御部は、前記第6条件が成立した場合に、前記印刷許可処理において、前記印刷を許可されたユーザに対して制限の解除を希望する機能を更に選択させ、選択された前記機能及び印刷機能の制限を、前記印刷を許可されたユーザに対して解除する、請求項11に記載の画像記録装置。
  13. 前記記憶部には、パスワードとセキュアジョブに関するデータとを含むセキュアジョブデータが記憶され、
    前記制御部は、前記移動検知部による前記移動の検知の有無に関わらず、前記記憶部に記憶された前記セキュアジョブデータに含まれるパスワードが正しく入力されたという第7条件が成立した場合に、前記セキュアジョブの実行を許可する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  14. 外部電源から電力の供給を受けるための受電部と、内部電源とを更に備え、
    前記制御部は、前記受電部を介して外部電源から電力を受けている場合には、前記移動検知部を検知不能状態とし、前記外部電源からの電力が遮断されて前記内部電源から電力を受けている場合には、前記移動検知部を検知可能状態とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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